感想と言うより要望なのですが、せっかくの東方なので、真っ当な決闘より頭脳労働や術比べに重きを置き、原作のような奇怪な局面を多くして欲しい、と思ったり思わなかったり。

例えば、　

・動けない上に存在バレバレだが領土に踏み込む事が死を意味する西行妖の籠城戦にどう対処するか
・マスターからの供給を絶つしかない絶対不死の藤原妹紅とどう闘うか
・リグル・ナイトバグが桜のサーヴァントになったためマキリの爺さんが一瞬で下僕にされて刻印虫なども完全に逆支配されている
・アサシンが伊吹萃香なのでマスターもサーヴァントも全員が常時存在を察知しているが誰にも位置を特定できない
・バゼットのサーヴァントが霊夢やレミリアなどの令呪をものともしない連中なので言峰が令呪を奪っても意味がない
・聖杯を汚染しているのはアンリマユではなく妹様である（レーヴァテインで大火災発生、黒桜ではなく赤桜か金桜か虹色桜になる）
・なにげにセイバーはアルトリアで他の連中の奇怪っぷりに呆然とする
・妖怪系のサーヴァントには機密保持という発想がないので冬木市が大混乱に陥る

などといった所でしょうか。　

　いくつかFateの前提を崩壊させるような事も書いてますが、まぁ、気にしないで下さい。
　ただ、おそらくFateと東方のクロスオーバーには多大な努力が要求されます。どのみち原作プロットの見直しは必要でしょう。Fate系の人物と東方系の人物では根本的に思想も能力も行動パターンも違う事はよく考慮しておくべきです。
　例えば幻想郷は人喰いが公然化するほど異端に寛容な文化ですが、社会に変革を要求する『正義』の存在は受け入れません。それはつまり、東方系のキャラにとって『正義の味方』は存在する事自体が人喰いなど比較にならない悪である、という事でもあります。

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