このレス自体無視していいです。(^^;
＜＜＜映画製作編終了記念すぺしゃる(何の？)＞＞＞
映画はそこでエンディングをむかえる。エンディングテーマはセイレーンとジェームス伝次郎のデュエット曲だ(私のイメージ:『劇場版 聖闘士星矢 真紅の少年伝説』の主題歌『YOU ARE MY REASON TO BE』)。 この映画は続編として作られてはいるが、前作の娯楽活劇と違って人間ドラマ(人外もいるが)と言っていい。本編の余韻を考えるとこの手の作品では殆ど行われないが、元広監督の提案で撮影現場の様子やNG集をエンディングに入れることにした。
「この映画が訴えている事について、多くの視聴者が理解してくれると思う。しかし、『お話の中での事』という考えは拭えないんじゃないだろうか？ 実際に俺達が撮影現場で3ヶ月間やってきた共同作業は、まさにそれを現実にして見せたものだろう。撮影風景を入れることは、本編のイメージを損なうどころか『夢物語』を『目指す先』に引き寄せる第一歩になると俺は思っている」
元広監督のこの言葉を聞き、編集スタッフ達で反対する者は誰一人いなかった。
----[シーン36 カット4 テイク1(NG)]----
苅田「君の心は君が思っている以上に繊細なようだからね。好意に値するよ」
横山「コ、コウイ？ (汗)」
苅田「好きってことさ」
ちょっと頬を赤らめつつも「あっはっは！」と大声で笑う神父と静まり返る現場。
----[演技指導]----
なにやら真剣な顔で向き合うジルと微笑屋長介。
ジル「おい〜っす。苅田神父」
微笑屋「違う違う！ 『ぅお゛いっす！』」
ジル「をい〜っす！」
微笑屋「ぅお゛ぉいっす！！」
ジル「うおいっす〜(泣)」
----[シーン89 カット22 テイク1(NG)]----
青嶋「……ママ」
虹の光の中、青嶋の前には女性の姿が現れた。
雪之丞「……スマンが、この配役はどうにかならんか？」
監督「カットカット！ 伊達君、やっぱりダメかね？」
雪之丞「当然だろうが！ ママを何だと思ってやがる」(なりきってます)
監督「そうか。申し訳ありませんが待機していてもらえますか、石神さん」
美しいママでないとダメのようだ。
これ以外にも、美智恵さんが家を空けがちなので一緒にについて来たひのめちゃんがケイ・ジル・ブラドー島の子供と遊んでいる様子、夜中に人外も含めた撮影スタッフが集まって百物語をしている様子なども流された。そして最後に、クランクアップ時にスタッフ全員で撮影した記念写真が映る。監督以下撮影班も、出演者の人間も人間以外も、全員が満足げな笑みを浮かべている。だが、誰がどう見ても、これ以上なく完璧な心霊写真だ。(^^;

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