今回は、いよいよ最大の山場を迎えているようですね。

最大のインパクトは、何と言ってもアーチャーvsセイバー！吼えるアーチャーが熱い！！格好いい！！！
凛ルートでの士郎役を、今回はアーチャーが果たしたんですね（いや、み〜んな士郎なんだけどさ（笑））。この作品が、一種のアンチテーゼというのも、納得です。その後のランサー戦が、完全に喰われています。せっかく最後まで勝ち残ったというのに、やっぱり微妙に不幸だ槍兄貴（笑）。

その後、士郎と言峰の闘いがあるかと思ったら、結構あっさりと桜を取り戻していますが、本編の設定に準拠すれば自ずとああなりますか。まあ、セイバーの策がこんな形でも活きたということで。
言峰の辛辣極まる追求に対し、士郎は返す言葉が無いようですが、ま、しゃーないか。自己の矛盾、理想と現実の矛盾に対しどう立ち向かうか、脳みそが灼き切れるほど考え抜いた後でないと、反論は無理ですね。ただでさえ士郎は、考える前に走り出すタイプですから。士郎がこの先も理想を追求して生きるためには、この言峰の弾劾は受けなくてはならないものだったのでしょう。さしもの頑固者の士郎も、外道マーボーにここまで好き放題言われて反論できなかったとあっては、深く反省せざるを得ないでしょうし（笑）。（これで真剣に考え込まないようなら、やはり英霊への道まっしぐら、かも）

その後の、桜を救う場面で、手段はやや強引かなーとは思いますが、最後の台詞が全てを昇華してます。

――――私は人間。蟲じゃない。

ここで、再びこの台詞が出てきますか！上手すぎっスよそーまさん。
あまりにも鮮やかな伏線と、決め台詞の爽快さの前には、これ以外の救済方法が野暮に思えてしまいます。

今回も、とても面白かったです。
ランサー、アーチャーのその後も含めて、この後の話も楽しみにしています。

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