エピローグの３話を読ませていただきました。
何とゆーか、凄いものを読んでしまったな、という気分です。
士郎達、セイバー、アーチャーのそれぞれのエピソードは、ハッピーエンド、とまでは行かなくても、皆の希望を感じさせてくれました。

セイバーのエピソードでは、彼女は狙い通りに望んだ英霊を呼び出せたようですね。親の（たぶん）うっかり癖は引き継がずに済んだようでよかったよかった？
おめでとう、君は母親でさえ成し遂げられなかった、遠○家の遺伝的呪いの克服に成功した（笑）
セイバーにとっても、ある意味願いは叶えられましたね。
セイバーの記憶に登場した、白いコートを着た女性ですが、どうもサイマテに名前だけ登場した、凛が時計塔に在籍していた頃のライバルだった彼女かな？（全ての謎はそーまさんの胸の裡……）

アーチャーのエピソードは、とにかく胸を打ちました。ゲーム本編の剣ルートのエンドも美しいものでしたが、士郎の意志は美しすぎて、非人間的な印象さえ受けました。それがこのエピソードで、全ての虚飾を削ぎ落とした果てに初めて自分自身の願いを望み、ようやく彼女の元にたどり着きます。エピソードのタイトルもまた内容にぴたりとあった、この長編の締めくくりにふさわしい、美しいエピソードだったと思います。いやー、ええもん読ませていただきました。

プロットの独創性、それでいて破綻の生じない綿密な設定、登場人物の緻密な描写、読者を飽きさせないスピーディーな話の展開、どれをとっても他に類を見ないほどハイレベルな作品だったと思います。ここまでくるともはや、面白いという言葉すら追いつきません。時間を忘れて読みふけってしまい、何度寝不足で仕事に出かけたことか（笑）。

この作品は何でも、そーまさんのＰＣのお蔵入りになってしまうところだった、とか。いや、よくぞ投稿して下さった（笑）。
最後にもう一度だけ、素晴らしい作品を提供していただき、本当にホントにありがとうございました！

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