こんにちは、Yuです。
42話拝読させていただきました。

今回のBETAが執った陽動作戦で、憂慮すべき事態の発生が想定されつつありますね。

H20が、H21の残党が有する戦術的概念を取り上げ、それの実施を独自に行ったこと。
つまりこれは、各反応炉が直接あ号標的から下された作戦草案・戦術概念に限らず、他のハイヴ個体郡からもたらされたものでも実行に移すという事実の表れだと推測できます。

また同時に、あ号標的との通信が途絶している状況においても新たな行動を個体群にプログラミングすることの表れでもあります。
それがどのような意図・プロセスに基づいて行われているのかは定かではありませんが、もし仮に、あ号標的との修正案のやり取りが無くとも、その結果如何で独自に作戦行動を執っていくという思考回路を反応炉が有しているのならば。

要約すれば。
各ハイヴ間には、オリジナルハイヴとの繋がりを「縦」とするのに大した「横」の繋がりによる、情報伝播がある。
同時に、反応炉にはそれによってもたらされた作戦を独自に実施・試行する習性があり、前者からそれが広く他のハイヴにも行き渡る可能性がある。
後者の憶測が正しいのであれば、前者の事実と合致してある一つの事実が浮上します。

BETAの”成長”は止まってなどいない。

ただオリジナルハイヴという司令塔・中継の要を失くし遠回りをするようになっただけで、各ハイヴが受け持っていた作戦草案の数だけ、その行動規範は今後とも更なる広がりをみせる可能性がある。

ですが、H11作戦においては斉御司少佐が佐渡島・横浜でBETAがみせた砲撃の振動にあわせての奇襲と同様と思わしきものに遭遇していますから、既に全ハイヴにその奇襲も合わせた陽動作戦の概要が流布されているただけって可能性も否めないんですよね（笑）

ですが、仮にこの仮定が正しければ今後ハイヴを攻略する際はBETAを一匹残らず根絶やしにしていかないと、残党が次のハイヴに自身のハイヴ草案を伝え、また次の〜ってな具合に広まっていく。
最悪、最後に残ったハイヴが全ハイヴの草案を有しており、その行動の多様さ・攻撃パターンの変更など、オリジナルハイヴを叩いたときよりも攻略が困難に……なんて事態にもなりかねません。
未来は、更なる困難を内包しているのでしょうか。

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