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[16733] 卑猥な操り人形[オリジナル]
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/07/08 16:16
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オリジナル物。

超常の力を得た少年が調子に乗ってあれこれとエロい事をします。

羞恥、陵辱、乱交、百合、etc
作者の趣味全開でお送りします。

犯罪にあたる行為も含まれますので真似されませんよう。


需要があるかわかりませんが(多分無いですが)更新履歴を書きました。
お知らせする事がある場合もここに書く予定です。

更新履歴
2010/02/22 紹介文投稿、第1・2話投稿
2010/02/23 第3話投稿、タイトル変更
2010/02/25 第4話投稿
2010/02/27 第5・6話投稿
2010/03/01 第7話投稿
2010/03/03 第8話投稿
2010/03/04 第9話投稿
2010/03/07 第10・11話投稿
2010/03/10 第12話投稿
2010/03/13 第13・14・15話投稿
2010/03/16 第16・17話投稿
2010/03/16 第18話投稿、第16・17話一部修正
2010/03/18 第19話投稿
2010/03/19 第20・21話投稿
2010/03/27 第22話投稿
2010/03/31 第23話投稿
2010/04/03 第24話投稿
2010/04/06 第25話投稿
2010/04/09 第26話投稿
2010/04/12 第26話の誤字修正
2010/04/13 第27・28話投稿、第24~27話の話数ズレ修正
2010/04/18 第29話投稿
2010/04/23 第30話投稿
2010/04/23 第30.5話(お知らせ&人物紹介)投稿、更新一時休止
2010/05/22 第31話投稿、TOP更新
2010/06/05 第32・33話投稿、TOP更新
2010/06/20 第34話投稿
2010/07/08 TOP更新

・お知らせ 2010/07/08

忙しいとか以前に創作意欲自体が減退気味な今日この頃。
大雑把な設定やシチュは浮かぶけど細かく詰めていく気力が沸かない。

そんな訳で再び長期休載に入ります。既に入ってる気もします。
ごめんなさい。

このままフェードアウトはしたくない………



[16733] 1:自己紹介と能力紹介
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/02/22 23:57
やあ、始めまして。
僕は久々津操一(くぐつ そういち)。

偽名なんだけどそう呼んでくれ。本名なんて大した意味は無いしね。

私立高校の2年生。
身長は普通。少し痩せ気味。
成績は上の中。運動やや苦手。
顔はブサイクじゃない(と思う)けど地味。

趣味は人形造りと人形遊び。

いい年して人形なんてお子様だとか思うかもしれないけど普通の人形じゃない。
勿論マニアな店で売ってる美少女フィギュアとかでもない。

僕が造るのは本物そっくりな肉人形。
モデルの人間と瓜二つ。サイズも触感も寸分違わぬコピー人形。

毛穴の一つ一つから内臓も全て本物と同じ。
女の子の人形を造れば勿論あんな事やこんな事もできる。
そして自由に操る事もできる。飛んだり跳ねたり、歌ったり踊ったり。自由自在だ。
それだけならただの高性能なダッチワイフでしかないけど、他にも凄い機能があったりする。

僕がどうやってこの能力を手に入れたのかは………機会があれば話すとして、
今はこの能力をどう使うかについて、実演を交えて話そうか。

丁度今、目の前に新しく造った人形がいる。
モデルはクラスメイトの天野由香里(あまの ゆかり)さん。
中肉中背。成績は中の中。スタイルそこそこ。黒髪のセミロング。テニス部。

とくにこれと言った特徴の無い普通の女の子。顔はそれなりに可愛い。
履歴書なんかの見本にある「山田花子さん」みたいな感じか。
説明に使うには丁度いい。本人には気の毒だけど。

造ったばかりで服も着せてないので素っ裸だ。
まずは体をまさぐってみる。
スベスベの肌。柔らかい胸。薄い陰毛。イイ感じだ。
アソコをパックリ開いてみると綺麗なピンク。膜もある。アタリだな。

操って動かしてみる。
四つん這いにさせて尻を高く上げてみたり、M字開脚させてみたり。眼福眼福。

さて、ただ動かして眺めるだけじゃつまらない。ここで新しい機能を紹介しよう。

それは「モデル本人とのリンク」
本物の意識を人形と共有させる。

リンクさせた状態で人形に触れば本人にも感触があるし、人形の見聞きした事は本人も知覚できる。
つまりリンクさせてアレコレすればただの人形には不可能な本物の反応が帰ってくる。

本人からしてみれば本物の体と人形とで二次元中継みたいになるのでちょっと混乱する。
すぐ慣れるけどね。脳みそ二つ使ってるから別々に動かす事も簡単だし。

さあ、早速リンクさせてみようか。とりあえず下着と学校の制服を着せて………と。

言い忘れたけど、ここは家の地下室ね。
小さめの一軒家に一人暮らし。この能力でイロイロやって設けたから家くらいは安い。
両親には株で儲けてるって言ってあるし仕送りもして………ってそんな事はどうでもいいか。
重要なのは自由に遊べて多少大きな音や声を出しても近所にバレない空間があるって事。おk?

前置きが長くなった。焦らすのはこれくらいにしてリンク開始!

「………ん? あれ? ここどこ? 今は授業中で………でも………あれ?」

うん、パニくってる。
学校で授業中の体はそのままでもう一つ意識出来る体が増えたのだから当然だ。

その授業中の教室では急に挙動不審になった天野さんが先生に注意されていた。
あ、ちなみに僕も授業を受けてます。人形がね。自分の人形だって造れるからとても便利。

「落ち着いて。慣れない内はできるだけ動かない方が良い」

下手に動かして本体が変な目で見られても可哀相だし。
これからもっと可哀想な事するんだけど。

「あれ? 久々津君? どうなってるの?」

体を別々に動かす事にはもう慣れたみたいだ。教室にいる本体は普通に授業を受けている。

僕は状況を簡単に説明した。
ここにいるのが人形、教室にいるのが本体。それらがリンクしている事。

バラしていいのかって? バレたからって何もできやしないよ。
誰かに言っても信じてもらえないだろう。

パニックのままじゃ楽しみにくいしね。

「えー………と」

状況の把握に手間取ってるらしい。まあいいや。把握できなくてもヤることは同じだ。

「じゃあ早速服を脱いでもらおうか」

「えっ? きゃあ!! 何!?」

本人の意志と関係なしに服を脱ぎだす人形。
リンクさせた状態でも僕が動きを操る事ができる。部分的な操作も可能。
臨場感を出すために表情や言葉は本人に任せて体だけ操るのが基本かな。

淡々と脱ぐんじゃなくてストリップみたいに扇情的に見せつけるような脱ぎ方をさせる。
ブラウスを放り投げてシャツを胸の上までたくし上げブラを丸出しに。
スカートを持ち上げてパンツを見せ付けるようにする。

「いやぁ………見ないで。やめて………」
「自分で脱いでるじゃん」

着けてる下着は僕が用意した物なんだけど、それでもやっぱり恥ずかしいか。
教室の彼女は自分の体をぎゅっと抱きしめて身を強ばらせている。
顔を赤くしてそわそわしている彼女を斜め後ろの席から眺める僕。
何もできなくてもどかしいんだろう。そんな状況を眺めるのも人形遊びの醍醐味だ。

スカートも脱いで下着姿になった天野さん。
いよいよその下着にも手をかける。

「やだぁ、やめてぇ………」

そんな泣きそうな声で頼まれるとますます興奮しちゃうじゃないか。
パンツを少しだけずり下げ、ブラの肩紐だけ下ろして半脱ぎ状態に。う~ん、実にソソる。
ナイスバディな子もイイけどこういう標準体型の普通の子ってのもまたイイんだ。

キーン、コーン………

と、その時学校でチャイムが鳴り、授業が終わった。
まぁこっちには関係無いけどね。

「久々津君! ちょっとこっち来て!」

お、意外な展開。
学校の天野さんが僕の人形の手を引いて廊下をダッシュ。
注目浴びてるよ? 変な噂立っちゃうかもよ?
まいったなぁ。僕には恋人がいるのに。

ああ、恋人っていうのも勿論普通の仲じゃないんだけど、その話は後々しよう。

手を引かれてやって来たのは図書室前。
まだ昼休みでもないのでここに来る生徒は殆どいない。

「ねぇ! 久々津くんがやってるんでしょ? やめて!」

お、こっちの天野さんは強気だな。
当然やめる気は無いけど普通に返事してもつまらん。とぼけてみよう。

「へ? 何のこと?」
「何って、私の人形で、服脱がせて………」

それだけ聞くと変態さんの趣味だな。いや実際変態さんか。レベルが違うけど。

「わけのわからない事言わないでよ。そんな人形どこにあるのさ」
「どこって………どこだろう。地下室みたいな………」

ふぅ、と大げさに溜息をついて見せ、相手してられないという感じで立ち去る。
天野さんも迷っているようだ。
自分の体が二つあるという有り得ない状況だから今までの常識は通用しない。
地下室の「僕」と学校にいる「僕」が同一人物なのかも確証が持てないのかもしれない。

「待ってってば!」

教室に戻ろうとしたら引きとめられた。
しかも騒いでいたせいで数人の生徒と先生がやってきてしまった。面倒だな。

「どうしたの?」

先生に聞かれて天野さんが訴える。

「あの、私ストリップみたいな真似させられて………」
「ええっ!?」

あーあ、言っちゃった。
それを言って立場がマズくなるのは僕じゃない。天野さん自身なのに。

「本当なの?」
「嘘に決まってるでしょ。そんな事いつさせたのさ」
「え………今………?」
「………服着てるじゃん。寝ぼけてんの?」

その場に居た全員が天野さんを白けた目で見ていた。
教室から連れ出したのも彼女。僕がへんな真似をした様子は欠片も無いのだからどうにも言い訳できない。

「そうじゃなくて………えーっと………」

どうやって説明したものか迷っているようだ。

一応僕は成績も上位で素行の良い生徒で通っている。
問題を起こすとは思われてないし、荷物を漁っても身体検査をしても何も出てこない。
勿論ここにいる僕が人形だなんてバレる事は有り得ない。

しかしこれ以上騒ぎが大きくなるのも面倒だ。仕方ない。

天野さん人形のリンクを解除した。

「………あれ?」

脱がされて見られる感覚が消えていつも通りの学校だけが残る。

「天野さん、どういう事なのかちゃんと言いなさい」
「………え………と」

今は何もされていない。説明できる事も何も無い。

「あー………私の勘違いです。多分………?」

やれやれ、と誰かが溜息をつき、授業開始のチャイムが鳴った。

「ああ、もうこんな時間。皆、教室戻りなさい!」

その場はそれで解散になり、皆も教室に戻った。
天野さんも首を傾げつつ席に着き、授業が始まる。
年配の先生による退屈な日本史の授業。退屈な割に集中していない生徒にはきっちり注意する。
はっきり言って苦行だ。普通に受けるだけなら。


………さて、第2ラウンドだ。リンク再開。

「え? あ! いやああああ!」

地下室では既にブラジャーが外され小振りな胸が顔を出している。
残すはパンツだけだ。

教室の天野さんがキッと僕の方を睨んできた。
何か用? という顔で受け流していると「前を見なさい」と注意された。

残ったパンツに手をかける。

「やめて! お願いだから!」

ちょっと遊ぶか。

「じゃあトイレ行ったらやめてあげる」
「………でも、今は授業中で」
「手ぇ挙げて先生に許可貰いなよ。無断で行くのは駄目。保健室とか嘘吐くのも駄目ね」
「ううう………」

高校生にもなってこれは恥ずかしい。
でもやらない訳には行かない。

抑揚の無い声で先生が話している以外、教室は静まり返っている。
そんな中で天野さんは手を挙げた。

クラス中の注目が集まる。

「どうしました?」
「あ………あの………トイレに行かせて下さい………」

消え入りそうな声でそう言った。クスクス笑いが聴こえる。

「授業が終わるまで待ちなさい」
「あ、あの! 我慢できません!」

切羽詰って大声で言う。隣のクラスまで聴こえたかもしれない。
教室の笑い声も大きくなった。

「………早く行ってきなさい」

聞くが早いか席を立って教室から出て行った。
どっと笑い声が溢れる。

「静かにしなさい」の一言でまた退屈な授業が再開された。

それから少しして

「トイレに着いたわよ。約束でしょ。もうやめて………」

着いたか。流石に本体の情報までは共有できないから信じる他ないな。
実際のところ本当にトイレに行ったかどうかは大した問題じゃないし。

「おーけー。10分くらいしたら教室に戻っていいよ」
「なっ………そんなに………」
「それより早く戻ったらまた再開するから」

という訳で10分間待機。
ストリップは中断して、とりあえず大きなタオルを羽織らせてあげよう。
これだけ時間をかけて戻ればクラスメイトはイロイロと想像するんだろうな。

地下室の時計で10分が経過。
その間天野さんは身を震わせてべそをかいていた。

「それじゃあ終了だ。教室に戻りな」

そう言ってリンクを解除した。

しばらくして天野さんが教室に戻ってきた。
またクスクス笑いが漏れる中、顔を赤くして席に着いた。


さあ、第3ラウンドだ。ちゃっちゃと行こう。リンク再開!

「そんな………約束したのに………」

天野さんはM字開脚状態で床に座っている。もうパンツは脱がされた状態で。
………が、代わりに薄い布が腰にかけられている。
大き目のハンカチ程度のサイズなので少し動けば簡単にめくれて見えてしまうだろう。

もっとも、見ようと思えばそんな物はいつでもいくらでも見ることができる。
というかさっき見た。ただ見るだけじゃ面白くないんだ。

今までは声と顔だけ自由にさせていたが、今度は手も自由にする。
腰から下は動かせないので立つことはできない。
無理に体制を変えようとすると布が落ちるだろう。

「じゃあその状態でオナニーしてみて」
「………………」

あんまりな要求に絶句してしまった。

「できないなら布取って無理矢理やらせるけど」
「やる! やります! だから酷い事しないで!」

泣きながらおマ○コに手を添えた。
布が取れないように左手で抑えながら右手で軽くなぞっている。
かなり軽いタッチでとてもオナニーと呼べる物ではない。

なんでわかるのか? 答は簡単。人形の感覚は僕自身も共有できるから。
これができないと歩かせるだけでもバランス取れなくて大変だしね。
そんな訳でちゃんと気合を入れてオナニーしているかどうかは丸わかり。
どこが感じるかとか、イッたかどうかも丸わかりだ。

「そんなんじゃいつまで経ってもイケないだろ。ちゃんとやりなよ」
「うぅ………」
「できないなら………」

ビクッとして手の動きが早くなる。
体を勝手に動かされるのが余程嫌なのか。それとも単に早くこの状況を終らせたいのか。

軽く指を突っ込んでかき回すように動かしている。
処女膜を傷つけないように浅い位置だけ。それでも段々と昂ぶってくるのを感じる。

「はぁ、はぁ、はぁ………」
「いつもそうやってオナニーしてるの?」
「そんな事………っ!」

「そんな事してない」か「そんな事言えない」か。
言えないの方だな。慣れてないとここまで出来ない。

「ほれ、もう少し。イッたら終わりにしてあげるよ」
「………本当でしょうね」

さっき騙されたばかりで警戒している。疑ったところで何も出来ないけどね。

疑いつつもラストスパートに入ったみたいだ。
手の動きが更に早くなりクチュクチュといやらしい音が地下室に響く。

「あっ、あっ、あっ………もう駄目ぇ………」

いいね。絶頂前のこの感じ。ゾクゾクしてくる。

「ふああああっ、イクッ、イッちゃうぅ!」

今だ!
絶頂するという瞬間、左手を動かして布を取り払いおマ○コを丸見えにする。

「あっ、えぇっ!? いやあああああぁっ!!」

咄嗟に右手で隠そうとするがそれも許さない。
指をおマ○コに深く挿し込んで強く刺激した。

「んああああああああぁっ!!!」

大事な部分をむき出しにして絶頂し、ビクンビクンと体を揺らしている姿はとてもエロチックだ。
男では決して味わえない女の体のオルガズムを、僕も存分に味わった。

しばらく余韻に浸っていると教室の方で授業終了のチャイムが鳴った。

本番までやってもいいけど………また今度にしようか。

「じゃあ約束どおり終了だ。悪い夢と思って忘れちゃいな。余計なことはしない方が身のためだよ」
「はい………」
「それと、学校にはちゃんと来ること。ずる休みは禁止だから」
「はい………」

さっきの休み時間の事もある。今から不登校にでもなられたら僕が面倒になりそうだ。
それに折角人形を造ったのだから家にいないで学校に来てもらった方が楽しみやすい。

「それじゃ今度こそ本当に終了っと」

そう言ってリンクを解除した。

パチンと手を鳴らすとボンという音がして人形が消える。
一度造った人形なら少しの手間でまた出せる。普段は消しておくんだ。

以前はマネキンみたいに家の中に裸のまま置いてあったんだけど、段々と邪魔になってきた。
常に裸見てるとイザという時に反応しなくなっちゃいそうだしね。
こういうのはメリハリが大事。

号令が終わると天野さんはフラフラと教室を出て行った。
オナニーと絶頂は人形の体だが本体も興奮はする。下着でも濡らしてしまったのだろう。

今日はこれにて終了。また今度楽しませてもらおう。





さて、これで僕の能力と趣味は大体わかったかな?

これからも僕の素晴らしい性生活を楽しんでいただけたら幸いだ。

ではまたお会いましょう。



[16733] 2:委員長の災難
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/02/22 23:58
こんにちは。久々津です。

今日は人形の造り方を勉強してみましょう。
まず材料を用意します。

材料
・モデルとなる対象人物の髪の毛

以上です。

次に調理(?)方法。
地面に書いた魔法陣(何で書いてもOK)の中に髪の毛を置きます。
そしてモデルの人物をイメージしつつ、えいや~っと念を込めます。
どんどん込めます。ひたすら込めます。ぎっちり込めます。

10分ほど込めたら出来上がり。魔法陣の中に人形が現れます。

ちなみに念の込め過ぎは健康を害する恐れがありますので、制作は一日一体程度にしてください。

と、まあ造り方はこんな感じ。

一度念を込めた髪の毛は人形を消した後も残り、二度目以降は魔法陣無しで軽く念じるだけで人形にできる。

ちなみに出せる人形は他人のであれば一人につき一体。
同じ人の人形を何人も出したりはできません。
自分の人形だけは三体まで出せます。
違う人のであれば何体でもオーケー。ただし同時に操るのはちょっと疲れる。

ではみなさん、たのしい人形ライフを。


無理? そんな事言われてもね。

………………………

無駄話はさておき、本題に移るとしようか。

今回もまた、目の前には女の子の人形がある。

後ろ手に縄で縛ってベッドに寝かされているクラスメイト。宮崎恵美(みやざき めぐみ)さん。
成績優秀。スタイル良し。ポニーテールの可愛い女の子。風紀委員でクラス委員長。。
規律に煩い、というか規律に縛られている感じさえする典型的な委員長気質。
その性格の固さが災いして(僕にとっては幸いして)彼氏は無し。

既に本人とはリンク中。恥ずかしそうに身を捩っている。

「どれだけ馬鹿にすれば気が済むのよ! いい加減にして!」
「君が絡んでくるのが悪いんじゃないか。自業自得でしょ」
「冗談言わないで! 他の女の子にも似たような事してるクセに!」

こんな状況でも強気だ。
彼女を辱めるのはこれが始めてじゃない。

事の起こりは去年の三学期。
僕はこの能力でカンニングをして、入学以来トップの成績を維持していた。
人形を使えば試験中に参考書や辞書を見る事も、電卓やパソコンを使うのも自由なので簡単だった。

しかし、上手い話には必ず穴がある。成績トップというのは良くも悪くも何かと目立つ。
やっかみ、僻み、妬み。頭の悪い連中に絡まれることもあった。
本当に頭の良い奴なら上手いことやってくんだろうけど、生憎僕はそうじゃない。人付き合いも苦手だ。
色々と鬱陶しくなって、三学期の中間試験で少し手を抜いて成績を下げた。

それがこの目ざとい委員長様には気に食わなかったようだ。

「どうして真面目にやらないの? 急に成績落ちるなんて普通じゃないわよ」

トップではなくとも上位はキープしていたのだから問題ないと思ったが、
それでも不自然だったらしい。手を抜いていると気付かれてしまった。

それ以来、事ある毎にに絡まれてウンザリした僕は仕返しとばかりに人形を造って遊ぶことにした。

最初は訴えてやるとか言っていたが、証拠なんて出る筈も無い。
結局、為す術も無く辱めを受けることになった。馬鹿だね。

「離しなさいよ! こんな馬鹿な真似やめなさい!」
「そんな怖い顔してると皆に怪しまれるよ」

今、学校では昼休み中。
皆が教室で雑談したり弁当を広げたりでまったりムード。
宮崎さんも友達と話しているのだが、少し表情が固くヒクついている。

「うるさい! さっさと縄を解いて!」
「うるさいのはそっちだよ」

お話は終わりとばかりに服を脱いだ。
そそり立った肉棒を正面から宮崎さんの秘所にあてがう。

「いやっ! もうやめてってば!」
「やだ」

前戯も無しに無理矢理突っ込む。濡れていないのでギチギチして結構痛い。
しばらく押し進むと先端にコツっと手ごたえがあった。

「もうやめてぇ………」

無視して更に腰を押し出す。ブツっというお馴染みの手ごたえがした。

「これで処女喪失は10回目くらいかな?」

今まで何度も犯しているのだが、人形を一旦消してもう一度出せば、人形の状態は本体と同じになる。
消さないまま状態のリセットもできる。
つまり人形を何度犯したところで本体が処女なら人形も処女になるのだ。

何度か破瓜の痛みも共有したのだが、結構キツいので最近は破る瞬間だけ感覚をシャットダウンしている。

「ううぅ………痛い………絶対許さないんだから………」

この台詞ももうお馴染みだな。
さあ楽しませてもらおう。

「いやぁっ、あっ、あぁん!」

何度も犯したこの体。しかも感覚は僕とも共有できる。
できるだけ痛みが少なく、なおかつ感じるポイントを探るのは簡単だ。

すぐに感じ始めて膣内の滑りが良くなってくる。

「ああっ、ダメぇ! お願いだからもうやめてっ!」

何度お願いされてもやめる気なんて無いよ。
破瓜の痛みは残るものの弱点を丁寧に攻められて思いっきり感じている。いいね淫乱処女。

「うう………許さない………いつか絶対証拠を掴んで訴えてやる………」

この台詞も何度目かねえ。どうせ不可能なのに。

あ、いい事考えた。今まではただ犯すだけだったけど………

「証拠が欲しい?」
「え?」
「こういう事やってる証拠が欲しいんでしょ?」
「何を企んでるの?………ひゃん!?」

質問には答えずにズボっと肉棒を引き抜く。

「ちょっと待ってて」


そう言い残して道具を取りに上の階へ向かった。


ソレを持って地下室に戻ると宮崎さんはなんとか縄を外そうと身を捩っている。
途中で中断されたせいで体が物足りなくなってるようにも見える。

「ごめんごめん、すぐ再開するから」
「再開するな! 今度は何する気よ!」
「証拠が欲しいんでしょ?」

そう言ってビデオカメラを構える。

「いやっ! 撮らないで!」
「でも証拠になるよ?」
「………………後悔するわよ」

反抗的ないい目だね。ゾクゾクする。

カメラを構えながらでは難しいので天野さんの人形を出して撮影させることにした。
ちなみに本人とリンクさせてないので学校に居る天野さんは気付いてない。

「天野さんまで………」
「彼女も結構いい体してるけど、宮崎さんの方が魅力的だよ」
「嬉しくないっ!」

元気が良くて結構だね。ご褒美に縄を解いてあげよう。

「………なんのつもり? レイプじゃなくて和姦だとでも言い張るの?」
「あたり」
「縛られてなくても抵抗して―――」

言いかけた彼女を操って言葉を止める。
代わりに口に出すのは別の言葉。

「ねえ………早くツッコんでよぉ………」

言わせてから体の操作を解除して彼女に戻す。

「っっ! 何よ今の!」
「その人形は僕が操れるんだよ。今まで宮崎さんにやった事は無かったけど」
「そんな―――」

何か言いかけたのを無視して再び操る。

「それじゃあ楽しい撮影会のスタートだ」


●REC

「ねえ、早く入れて………私もう我慢できない」

そう言って体を寄せる宮崎さん。

「駄目だよ………やっぱりこんなの良くないよ………」

それを拒む僕。勿論演技だ。

「いいじゃない。気持ちイイことしたいでしょ?」
「でも………」
「据え膳食わぬは男の恥よ?」

首筋に抱きついて唇を合わせた。
舌を絡め合いぐちゅぐちゅと音を立てて唾液の交換をする。
頭がクラクラするような熱いディープキス。
たっぷり1分ほど続けただろうか。ここで体の操作を解除する。

「―――――!!! 何て事を言わせるのよ!!」

殴られそうになったので首から下の動きだけ封じる。

「もうやめなさい! こんな酷いことしてタダで済むと思って―――」

操作を再開。

「もう駄目………焦らさないで!」

僕を押し倒して馬乗りになり、秘所に肉棒を導く。
そしてそのままズンと腰を落とした。

「ああんっ! 深いくて気持ちイイ~、最高!」

操作を解除。

「イヤぁっ、やだやだやだ、こんなのあんまりよぉっ!」

そして再開。

「はぁんっ、あっ、あっ、もっと突いてぇっ」

激しく腰を上下させながら哀願される。
そう言われちゃ仕方が無いよね。という訳で下から思いっきり腰を突き上げた。

「ああっ! 凄いっ! たまんないっ!」

自分の胸を揉みながら腰を上下させて喘ぐ宮崎さん。どう見てもヤリマン淫乱女だ。

「宮崎さんっ、もう僕限界だよっ」
「いいよっ、中でっ、出してっ、妊娠させてぇっ!」

ここで解除。ただし体だけはそのまま上下運動を続ける。

「いやあああああっ、駄目っ、中出しなんて駄目ぇぇっ!」


叫びを聞いた所で操作を再開。

「出して出してぇっ! 私の膣にザーメンたっぷり出してぇっ!!」
「くっ、出るっ!」
「イクっ! もうイッちゃう!」

僕がイクと言わせているんだが嘘ではない。
一気にラストスパートをかけて二人同時に絶頂した。

ドクドクドクッ!

「ああああぁぁっ! 出てるっ! ザーメンいっぱい出てるぅ~っ!」

恋人同士のようにしっかり抱き合ってしばらく余韻に浸る。

快感の波が収まった辺りで言葉の操作を解除した。

「ああ………こんなのって………酷い………」
「中出しなら今までだって何度もしたじゃない」
「そんなの………関係ないわよ………」

人形の体にどれだけ射精したところで妊娠はしない。
いや、もしかしたら妊娠するかもしれない。
すぐ消してしまうのでわからないが暫く出しておけば腹が膨らんでくるのだろうか。試す気も無いけどね。

ぐずぐずとベソをかく宮崎さん。もう抵抗する気力も無いみたいだ。
でも大人しくなられてもつまらないな。次に遊ぶ時までに復活して欲しいところだ。

「証拠のビデオはどうする? 家に送ってあげようか?」
「………このぉっ!」

唯一動かせる首から上だけで肩に噛み付く………寸前で自由を奪う。
そのままペロペロと体を舐めさせ、最後にチュッと軽いキスをした。

「冗談だよ。それじゃ、ごちそうさま」

そう言ってリンクを解除し、人形も消す。


教室では宮崎さんの姿は無い。犯している途中でお腹が痛いと行って出て行った。
どこかで泣いているか。それとも怒りで震えているのか。

ビデオには操作を解除した時の様子も含めた一部始終が収められている。
あとで編集して宮崎さんに見せてあげよう。
淫乱に痴態を晒す部分だけを抜き出したディレクターズカット版を。



[16733] 3:フタゴノフタゴ
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/02/24 00:38
みなさん。はじめまして。

私の名前は沢村葵(さわむら あおい)です。
この春に私立高校に入学した一年生。

突然ですが、ドッペルゲンガーというものをご存知でしょうか。



自己像幻視。もう一人の自分。
自分のドッペルゲンガーを見ると死期が近いとか、本人の知らない所で悪事を働くとか。

まあそういう都市伝説の一つ。

子供の頃「ドッペルゲンガーごっこ」でよく遊んだ。

私には茜(あかね)ちゃんという双子の妹がいて、親でさえ間違える事があるくらいにそっくりで、
よく入れ替わってイタズラとかやっていた。

何をするにも茜ちゃんと一緒。
いつも二人で遊んで二人で叱られて。私達は二人で一つだった。

勿論最近はそんなイタズラはしてなくて、妹ともども至って真面目な学生生活を送ってる。

一応私が姉だけど、二人ともそんな事は気にしていない。
茜ちゃんも私の事は「お姉ちゃん」なんて呼ばずに名前で呼んでいる。



さて、そんな私たちですが、今ちょっと困った事になっている。
目の前にいるのは私と同じ顔の茜ちゃんと思われる女の子。そして………更に同じ顔の女の子が二人。

正直どれが茜ちゃんなのかわからない。それくらい似ている三人。
下校の途中、気がつくといつの間にか四人になっていて………。

これがドッペルゲンガー? 私と茜ちゃんのドッペルゲンガーで計四人?

死期が近いの? 罵倒の言葉を浴びせると助かるとか聞いたことあるけど………

問題は誰が本物で誰が偽者なのかわからないという事。
皆揃って学校指定の制服で靴も同じなので服装での区別もつかない。

「とりあえず自分の名前を言おう。私は葵」
「私も葵」
「私は茜」
「同じく茜」

二人ずつ。という事は少なくとも「葵」と名乗ったこの人は偽者なはず………

「じゃあ、あなたが偽者ね?」

告発しようとしたら逆にされた。
慌てて言い返す。

「ええっ!? あなたが偽者でしょう?」
「違うわよ。私は本物だもん」

茜(達)も困惑。そりゃそうだ。
ただ言い合っていても水掛け論にしかならないみたい。

でも悔しかった。自分の分身とも言える茜ちゃんを見分けられないなんて………

「ここで揉めてると目立っちゃうし、家に帰ろうよ」

茜ちゃん(本物なの?)が言った。

「そうしよう」
「じゃあ話は一旦帰ってからね」

残る二人も同意しました。確かにその方が良さそう。
満場一致で急いで家に帰り、お母さんの目を盗んで私の部屋に集合。

「どうやって本物かどうか確かめるの?」
「ドッペルゲンガーって体に痣があるって聞いたことがあるよ」

茜ちゃん(………かな? 帰る途中でわからなくなっちゃった)が言った。
私はそんな説は初めて聞いたけど。そもそもここにいる偽者は本当にドッペルゲンガーなの?

「とりあえず調べてみる?」
「そうしようか」

ここで拒むのも逆に怪しいかもしれない。
赤の他人の偽者であっても女の子ですし、恥ずかしがる必要もないかも。

するすると制服を脱ぐ私達。下着は全員違う物だった。
流石に姉妹で下着までは揃えてないし、茜がどんな下着を着けてるのかも知らない。

「どう?」
「パっと見では無いみたいだけど」
「もっとちゃんと探そうよ」
「そうそう」

脇の下や足の裏、髪に隠れた首筋までチェック。やっぱり何もない。
それにしてもこの偽者さん、気味が悪いくらいに私そっくりで指紋も小さな黒子の位置も全く同じ。
やっぱりただの偽者というわけじゃなさそう。本当にドッペルゲンガーなんだ………。

「無いね~」
「本当に痣なんてあるの?」
「あなたが言ったんじゃなかったっけ?」
「え? あなたでしょ?」

ああもう、誰が誰で何を言ったのやら!
他に調べる物は………

「そうだ、鞄とかは? 本物と偽者で違いがあるかも」

部屋の隅に置かれた鞄は………二つ。あれ?

「なんで二つ?」
「家に入った時二人手ぶらだったんじゃ?」
「気付かなかった」
「私は鞄持ってたよ」
「私だって持ってたわよ」

ああ、駄目だ。また水掛け論だ。
制服は四着あるけど、どれが誰の着ていたものか既にわからない。

「下着の下も調べようよ」

誰かが言った。そうするしかないか………流石にちょっと恥ずかしいけど。

なんでこんな事になったんだろう。
そんな事を考えながらブラジャーのホックを外した。


………

………………

………………………


さあ、お楽しみはこれからだ。

双子の人形を造って色々と遊び方を考えた結果、思いついたのがこの作戦。
ドッペルゲンガーに痣があるなんて適当に考えた嘘だが効果てきめん。

途中で鞄を捨てたのは正解だったな。中身まで全く同じ物を用意するなんて無理だし。
生徒手帳も難しいけど制服は脱いですぐごちゃごちゃに混ぜたから判別不能。
下着までお揃いではないのは調査済だし(彼女らのクラスメイトの人形で調べた)
残る手段はありもしない痣を探すだけ。

………まあ冷静に考えれば他にも手段はありそうだけどね。
両親の血液型だとか昨日の夕飯だとか訊かれたら答えられない。

その場合は無理矢理襲おうかともと思ったが、幸いなことに上手く全身チェックの流れになった。
軽い混乱状態の双子よりも、二身同体な人形たちの方が会話の流れをコントロールできるというものか。

変装ではなくオカルト現象だと信じてくれたのも大きい。
体の隅々まで全く同じだから当然ではあるが。

ともあれ、これで楽しい楽しい全裸全身チェックだ。
勿論チェックだけで終わらせるつもりは無いよ………


………

………………

………………………

四人で裸になる。

「これじゃ何にも区別つかないね………呼び合うのも難しいよ」
「ちょっと提案なんだけどさ」

出された提案はこう。
葵二人と茜二人がそれぞれがジャンケンをする。
勝った方がA、負けた方がB。

決まったら体にマジックで「葵A」「茜A」「葵B」「茜B」と書く。

「これでとりあえずの区別はできるね、葵Bさん」

くっ。私が本物なのにB………

そしてチェック開始。
まずはAの人同士、Bの人同士で。

私は茜Bと体を調べ合う。
胸の谷間やお尻の割れ目まで念入りにチェック。
やっぱり恥ずかしい………

「ひゃうん!?」

急に胸を揉まれた。

「ちょっと、変な風に触らないでよ!」
「え? 触ってないよ?」

確かに茜Bの手は私に触れていない。じゃあこの感覚は何?
Aペアの方を見ると茜Aが葵Aの胸を触っていた。

「やっ………なんであなたの感触がこっちに………?」
「ああん! こっちもだ………」
「どうなってるの?」
「触るのやめてよ!」
「駄目だよちゃんと調べなきゃ!」

言い合いから揉み合いになって全員でベッドに倒れ込んだ。
ドサクサに紛れてまた胸を揉まれる。
………いや、揉んでる?

揉まれている感触はあるのだが揉んでいる感触も自分の手。
胸だけでなくお尻も触られている。

目の前に私の大事な部分が丸出しになっている。葵Aのじゃなくて私自身のだ。

同時に茜(A?B?水性マジックで書いた文字はもう消えてしまった)の胸も見える。

視界が二つ? もう何がなんだかわからない。

私の手が私のおマ○コをなぞっている。

体が勝手に動いているのか、自分で動かしているのかもわからない。

「でも………気持ちいいね」

誰かが言った。

うん。気持ちいい………

よくわからないけど体が二つになってるみたい。
自分自身と見つめ合う。私って可愛い、なんて言ったらナルシストかな?

隣では茜ちゃん同士が体をまさぐり合っていた。
私と同じ顔の女の子。やっぱり可愛い。
小さな頃から二人一緒だったけど、最近は一緒にお風呂に入ることも無くなったから、こうして裸を見るのも久しぶり。

「茜ちゃん………私達も混ぜて………」
「うん………来て。葵ちゃん………」

四人で体を絡め合い、全身を愛撫し合った。

「ああ………」
「ひゃあんっ」
「あっ、そこイイ………」
「もっと舐めてぇ」

私が私の胸を揉みしだく。
茜ちゃんが私のおマ○コを舐める。
私が茜ちゃんとキスをする。
茜ちゃんが茜ちゃんのおマ○コを指でかき回す。

「もっと………」
「うん………」

体位を変えて、私と茜ちゃんのおマ○コを擦りつけ合う。
もう一人の私と茜ちゃんはお互いのおマ○コを舐めあうシックスナインの体制。
私と茜ちゃんがディープキス。
もう一人の私と茜ちゃんはアソコを舐め合う………

「あっ、あああっ………」
「イクぅ」
「気持ちイイよぉ~」
「もうイッちゃうっ」

段々何も考えられなくなっていく。

「「「「あああああぁぁぁーーーー!!!!」」」」

四人で声を合わせて絶頂し、気絶するように眠ってしまった。


………………………


気がつくと私達は二人だけになっていた。

「茜ちゃん………?」
「うん。葵ちゃんだよね?」
「うん」

ニッコリと笑いあう。元通りだ。

裸で抱き合っていたのに気づいてちょっと恥ずかしくなる。

茜ちゃん。私と同じ顔の女の子。自分で言うとナルシストっぽいけど、可愛い顔。
抱き合った体はスベスベでとても気持ちいい。ちょっとイケない趣味に走ってしまいそうだ。

「葵ちゃん………」
「ん………」

キスされた。
茜ちゃんも変な気分になっているらしい。

たまにこうして肌を合わせるのも良いかもしれない。
私達は二人で一つなんだから。


それにしても、あれは一体なんだったんだろう。夢だったのかな?

でも体に残る余韻と部屋の済に脱ぎ散らかされた四着の制服が、あれが現実だった事を証明している。

「なんだったんだろうね?」
「さあ?」

なんでもいいか。こうやって素敵な発見ができたのだから。

お互いの体温を感じながら、私達はまた眠りについた。







あとがき

実験的に女の子視点で書いてみました。
ちょっと分かりにくい描写や強引な展開が………

まだ書き始めたばかりなので筆が速いです。
できるだけ失速しないようにしたいところ。



[16733] 4:見えない愛撫
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/02/26 00:02

「よいしょっ………っと」

昼休み。女子が資料の束を運んでいる。

彼女は千堂朱里(せんどう あかり)さん。
僕とは違うクラス、2-Aのクラス委員。成績優秀。
うちのクラスの宮崎さんとは真逆のタイプで大人しいおっとりしたタイプ。
スラっと背が高くて、細身の割に胸はそこそこある。

資料が重いのか階段で四苦八苦。
僕はそれを下から眺めていた。

しかし彼女はロングスカート。パンチラは期待できない。
いつでも裸を見ることができる僕だが、それでもパンチラは貴重だ。

人形にパンチラさせるには自分で下着を用意して穿かせなきゃならない訳で。
その上ポーズやシチュエーションも自分で考えてやらせる事になる訳で。
そしてそんな物に有難味は全く無い訳で。

そんな事を考えていたら、

「大変そうだねぇ。手伝おっか?」
「はい。お願いします」

男子が声をかけて資料運びを手伝おうとしていた。
あいつは事あるごとに女子にモーションかけてる軟派な奴だ。面白くないな。

という訳で家の地下室。
千堂さんの人形をポンと出して、視覚や聴覚等は繋がずに触覚だけをリンク。

そして尻をむにっと触る。

「きゃあっ!?」

慌てて振り向く千堂さん。
僕は結構離れた位置にいるので触るのは無理。他に人影も無い。
つまり犯人は隣にいる男だ。

「……………やっぱり一人でやるので結構です」
「ええっ!? なんで?」

哀れな男を無視して千堂さんは行ってしまった。
僕も素早く後を追う。

さて、お次は胸でも行ってみようか。

むにゅ。

「ひゃあああ!?」

資料の束がバサバサっと落ちる。
丁度いい。声をかけてみよう。

「どうしたの? 手伝おうか?」
「あ、久々津さん。すいません」

去年は成績上位を争った仲。何度か話をしたこともある(髪もその時に手に入れた)
彼女もまさか僕がセクハラ紛いの事をするとは思っていないだろう。

むにゅむにゅむにゅ。

「ひっ!?」
「どうしたの?」
「………いえ、なんでも」

僕の両手は資料で塞がっているから触ることはできない。
そもそも刺激されているのは彼女自身の体ではなく人形の方なのだが、
彼女にそんな事がわかる筈もない。体が二つある事も言われなければ気づかないだろう。
首を傾げつつ、資料を持って歩き出した。

「視聴覚室までお願いします」
「わかった」

運んでいる間、また資料を落とさないよう、弱めのタッチにして愛撫を続ける。

さわさわ………
つんつん………
ぷにぷに………

「んっ………ふぅ………んぅう………」
「大丈夫? 具合悪そうだよ?」
「いえ………大丈夫です………」

視聴覚室に到着。

「真っ暗だね」
「はい。電気を点けて資料は一番前の机に………」
「じゃあ僕が点けるよ」

電源のある方へ移動。そして全身を激しくまさぐる。

「きゃああ!! 何するんですか!?」
「何が?」

パチっと電気を点けた。
僕は離れた位置に立っている。
しかも手は塞がっていて、電気のスイッチも頭で押したところ。
変な真似などできる筈が無い。

「あ………あれ?」
「さっきから何か変だよ?」
「あはは………今日は調子が悪いみたいですね………」

顔を赤くして誤魔化すように笑った。

資料を机に置いて、お仕事は完了。

「保健室行って休んだら?」
「いえ、もう大丈夫ですから………」

話している途中に股間の割れ目をそっとなぞった。

「っ!?」

そのまま指を往復させる。

「んっ………あああ」
「やっぱり変だよ。無理しない方が良いよ」
「そ、そうですね。ちょっと保健室で休ませて貰……ああん!!?」

指をズボっと突っ込んだ。

「あっ……何? どうなって………ああ……」

ぐちゅぐちゅと中をかき回す。

「や………やあぁ………久々津さん、助けて………」

訳もわからず刺激されて、その場にへたり込んでしまった。

「わかった。保健室まで運ぶよ」

ひょいっと体を持ち上げてお姫様抱っこ。
細身なので僕でも持ち上げられる。ロングスカートだから他の男にパンチラサービスする心配も無い。

「あ、あの………これは恥ずかしいです………」
「いいからいいから。じゃあ行くよ」

その間に地下室ではクリームタイプの媚薬をおマ○コにたっぷりと塗りこんでおく。

「んん………体が熱い………はあぁ………」

運んでいる間も胸やお尻やおマ○コに愛撫を続ける。

「ああぁ………私の体どうなってるの? ………ああんっ!」

昼休みで廊下には生徒が何人もいる。
その中をお姫様抱っこで通る僕ら。嫌でも目立つ。

「あうう………」

千堂さんは恥ずかしさと妙な感覚で顔を真赤にしてうずくまっていた。

さて、保健室に到着。

「先生いないね。ベッドで寝てる?」
「そうします………ふぅ………」

そっとベッドに寝かせて布団を掛けてあげる。

「わざわざすいません。ご迷惑をおかけして」
「気にしなくて良いよ。お大事に」

そう言って千堂さんの頬にかるくキスをした。

「っ!?」

そして千堂人形のおマ○コを激しくかき回す。

「―――――っぁぁああ!!」

ビクンと人形の体が跳ねた。
本体も顔を真赤にして硬直している。

「ごめん。嫌だった?」
「い………いえ、突然だったのでビックリしただけ………です」
「そう。良かった。それじゃあごゆっくり」

………

………………

………………………

本当にびっくりした。

大人しい久々津さんがあんな事をするのにも驚いたけど、
その瞬間体中が痺れるような快感が走ったのはなんだったのだろう。

「私、やっぱり何だか変だわ………」

体の火照りや妙な感覚はもう消えたけど、胸がドキドキしているのは収まらない。

キスされた瞬間に感じた快感の余韻もまだ残っているような気がした。



[16733] 5:僕の恋人 その1
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/02/28 00:45

くちゅ………くちゅ………
じゅるるる………

舌を絡め合い、唾液の交換。痺れるようなディープキス。

こんにちは。久々津です。
今は地下室ではなく家の二階にある寝室にいます。

相手は我が恋人。人形じゃなくて生身の人間。本人そのもの。

ただ今、火曜日の昼14時。平日の真昼間ですが、自室で淫行にふけっています。ああ幸せ。
僕も彼女も授業にはちゃんと出席してる。勿論人形がね。

学校ではたまに話をする程度のただのクラスメイトだけど、その裏ではこうやって濃密なお付き合いをしているのだ。

今回はそんな彼女について話すとしよう。
彼女との出会いはこの学校に入学したての頃。去年の春に遡る。

………………………

中学三年の二学期にひょんな切欠で人形の能力を手に入れた僕。
いろいろと試したかったが家では両親の目があるので難しく、
県内ではそこそこの難関校に合格することを条件に一人暮らしを許して貰った。

人形を使ったカンニング技で急激に成績をアップし、入試も楽勝。
元々素行も良かったので楽々合格することができた。
そして入学と同時に安いアパートで念願の一人暮らしを初める。

環境は手に入れた。力はある。あとは楽しめる現物だ。
超常の力を手に入れた平凡かつ年頃の男の子。考えることは一つだ。そうだよな?
というわけで入学してからは素材となる女の子の髪の毛を入手しようと画策していたのだが………

出会って間もないクラスメイトに「髪の毛2,3本頂戴」などと言ったらフェチ疑惑で学園生活終了である。

かと言ってその辺に落ちている髪を拾うのは論外。
中には女の子の物もあるだろうが、念を込める時に対象人物をイメージしないと上手く行かないのだ。
誰の物かわからない髪の毛では駄目なのである。

力があるのに使えない。そんな悶々とした日々を送る。そんなある日。

その日、始業ギリギリに登校した僕(人形)は鞄を肩に担いで教室に飛び込んだ。
教室に入ると同時にチャイムが鳴る。幸い先生はまだ来ていない。
ほっと一息ついて自分の席に向かおうとすると、後ろから誰かに激突された。

「あいたっ! そんな所に突っ立ってると危ないでしょうに」
「ごめんごめん」

ぶつかってきたのは蒼山美影(あおやま みかげ)さん。
綺麗な黒いロングヘアで足もスラっと長くスタイル良し。
「可愛い」というより「美人」とか「綺麗」とかいう言葉の似合う大人の雰囲気を醸し出す人だ。
利発なタイプで男女問わず人気があり友達も多い。

お近づきになりたいという野郎は何人もいるようだが、本人にその気は無いらしい。
どこぞの財閥のお嬢様らしいが高飛車とか高慢ではなく、単に誰とも付き合う気が無いとのこと。

「あいたた!? 髪が………」

ぶつかった時に肩に担いだ鞄の金具に髪が引っかかったみたいだ。
ぷちぷち、と軽い音がして頭が離れる。

「ほら、さっさと席に着け」

いつの間にか先生が来ていた。慌てて言葉を交わす事も無く席に着く。
出席を取る間、こっそり鞄を確認した。
金具に挟まったくて黒く長い綺麗な髪が数本。

これは運命だね。うん。間違いない。

もう心が浮き立ってしまい学校が終わるまでずっとソワソワしていた。
これから始まるであろうパラダイスを想像するとどうにも興奮してしまい、
家にいた本体は自家発電しっぱなしだった。

終業のチャイムが鳴り号令が終わると全力で家までダッシュ。

予め書いておいた魔法陣に髪の毛を置き儀式を開始。
自分以外の人形を造るのはこれが初。上手くできるか少し不安だったけど………

念を込めること10分。
ぶわっ

魔法陣から風が吹き上がり、蒼山さんの美しい裸体が横たわっていた。

改めて見ると本当に綺麗だ………

儀式の前はエロい事ばかり考えていた。どんな風にしてやろうかと股間を硬くしていた。
しかしその美しさの前に邪な心は消し飛び、しばらく見とれていた。

しかし、まぁそこはお年頃の健康的な男子。
数分もすると消し飛んだ筈の邪な心が蘇り股ぐらのマグナムが硬度を取り戻す。

よし、犯ろう………!

そう決意して人形をベッドに寝かせ、自分も裸になる。
これで非モテ童貞生活ともオサラバだ! いざ勝負!

………と思ったのだが、ふとした考えが頭を過ぎった。

「本物とヤりたい………」

普通に考えて不可能だ。本物の彼女はただのクラスメイト。
クラスどころか学校中の人気者で、入学数カ月にして告白&撃沈した男は数知れず。

僕の取り柄はというと学年トップの成績か。
しかしサッカー部キャプテンの文武両道な先輩や金髪碧眼のイケメンハーフ君ですら撃沈したという。
カンニングで成り上がった成績以外に何も無い男が相手になるだろうか。

「無理だろうな………」

なんだか意気消沈してしまった僕は人形の隣に突っ伏してそのまま眠ってしまった。

目が覚めたのは深夜。日付も変わっている。
隣には蒼山さんが裸のまま横になっていた。
放っておいても自発呼吸はしているようで胸が上下していて体も暖かい。

「本物みたいだな………」

本当に本物だったらどんなに良いか。
そう思いながらその綺麗な体をぎゅっと抱きしめた。
しっとりしたスベスベの肌。適度な大きさの胸の膨らみ。抱きしめるだけでとても気持ちいい。

眠るような顔を正面から見つめる。
睫毛が長く整った顔立ち。なんだかドキドキしてきた。

「ちょっと動かしてみよう」

人形を操って動かそうとする。

「………あれ?」

他人の人形を操るのは初めてでなんだか上手くいかない。
ピクピクと痙攣するように動くだけで思うような動作はしてくれなかった。

「んー………」

なんとかコツを掴もうと四苦八苦する内に、パチリと目を開いた。

「よし、次は起き上がらせて………」

人形がむくりと起き上がる。上手くいった。

「じゃあ次は僕に抱きついてもらおう」
「へ?」

ん?
しゃべらせたつもりは無い。そして抱きつかない。なんか変だ。

「あれ? 久々津君? ………ってアタシなんで裸!?」

毛布をガバっとかぶり、辺りを見回す蒼山さん。完全に本人のリアクションだ。

どうやら試行錯誤する内に間違えて本人とリンクさせてしまったみたいだ。

「大丈夫、何もしてないから! 何もしないから!」

とりあえず落ち着かせようとして言ったのだが。

「説得力無いわよ………」

そう言えば僕も裸のまま。しかも股間のナニはそそり立っている。

「うー………変なもの見せないでよ………それにここどこなの?」
「えっと、僕の家だけど」

って何馬鹿正直に答えてるんだ僕は!

なんとか誤魔化したらリンクを切ってあとは学校で訊かれても知らんぷりしよう。
………そういえば彼女の本体は大丈夫だろうか。体の二元中継は慣れない内に動かさない方が良いのだけれど。

「なんで久々津君の家に? 私いつも通りベッドに入って………」

ああ、そうか。本体はもう寝てるんだ。それなら意識は人形にしか無い。

………それに好都合かもしれない。今何をやっても夢と思ってくれそうだ。

蒼山さんを抱きたい。人形ではなく本物の蒼山さんを。
でも目の前にいる彼女は本物同然じゃないか。違いなんて無いんだ。

あるとすれば………僕の思い通りに動くと言う事。
そして何をしようとそれは誰にもバレる事は無いということだ。

ドス黒いものが湧き出して来て抑制が効かなくなる。

本能のままに飛びかかって毛布を剥ぎ取った。

「きゃああ!? 何するのよ!」
「黙れ」

ぐっ、っと喉を詰まらせて蒼山さんが口を閉じる。
さっきは上手く操れなかったが人間追い詰められればやるものだ。

「よし、足を開け」

口に出して明確に動きをイメージする。

蒼山さんはガバっとM字開脚の姿勢になり、顔を真っ赤に染めた。

「………お?」

妙な物を発見した。
いや、正確には何も発見しなかった。

蒼山さんの下腹部、いままでハッキリとは見ていなかったのだが、
高校生にもなれば少しくらいは生えているはずの毛が全く無い。

「パイパンなのか。こりゃあ意外だな」

何の遮蔽物もなく丸見えになっているソコに顔を寄せてクンクンと臭いを嗅ぐ。
いい香り、とは言えないだろうが、官能的で頭がクラクラする匂いだ。

指で溝をなぞる。
ぐにぐにぐに………
蒼山さんは身動き一つせずにじっとしている。

「うーん………」

全く無反応というのも面白くない。
かと言って大声を出されてもいろいろ大変だ。

考えた末に顔と喉だけ開放する。肺はそのまま操る。
息をコントロールできなければ大声は出せないだろう。

「ちょっ………とぉ………やめて………何………するの………」

呼吸に合わせて途切れ途切れで、弱弱しく抗議する。

「どうなっ………てる………のよぉ? ………いやあ………ぁぁぁ………」

その間も秘所への愛撫は止めない。
しばらくすると違う感触に変わった。
ヌル………

濡れている。
自分の愛撫で女性を濡れさせていることにとても興奮した。

グチュグチュグチュ………

「うう………ああぁ………駄目………やめて………」

確実に感じている。暗い悦びで叫びたくなる気分だった。

「そういえば………」

今まで使う機会が無かった能力も使わせてもらおう。

蒼山さんの人形の感覚を僕に共有できるようにする。

グチュ!

「ひぁん!」
「おおっ!?」

女性の体で感じる快楽。病みつきになりそうだ。

グチュッグチュッグチュッグチュッ

「うぁ、あっ、あっ、ああぁ………」
「おお………凄いなこれは………」

愛撫のコツを掴んですぐにでもイカせられそうだったが、そこで一旦ストップする。

「はぁ、はぁ、はぁ………?」

蒼山さんは肩で呼吸しながら『なんで途中でやめるの?』と目で問いかけてきた。
声に出さなくても共有された下半身のもどかしさでわかる。

もちろん続きはする。
まどろっこしい手での愛撫じゃなく本番と行こうじゃないか。

細かく操るのが面倒になったので、タオルで手足を縛り猿轡をして仰向けに寝かせる。

「んーっ! んーっ!」

何をされるか察した彼女は必死に抵抗する」

「大人しくしろよ」

キッと睨みつけ、肺の動きを操り息を止める。
苦しそうにもがく蒼山さん。しばらくして開放した。

「ムダな抵抗するとどうなっても知らないよ?」

脅しはそれだけで十分だった。
すっかり大人しくなった彼女に覆いかぶさり、潤んだ秘所に肉棒を差し込む。

「んんんっ!」
「おお………」

先端を入れただけでものすごい快感が襲ってくる。思わず射精しそうになるのをぐっと耐えた。
そして蒼山さんの体もまた感じていた。
自分の肉棒が入ってくるのを感じるのは変な感覚だったが、悪くない。
他の男のだったら嫌悪感を抱くだろうが自分のだしな。見るのも触るのもしょっちゅうだ。

しばらく突き進むと壁に当たった。

「んんーーーーっ!!

必死に首を振って拒絶を示される。これが処女膜か………
当然ながらこんな中途半端な所で止める気はない。

自分で動くのと同時に彼女の体を操り、お互いに腰を突き出した。

ブツッ

「ンンーーーーッッッ!!」

「痛っったぁ………」

感覚を共有しているために破瓜の痛みも伝わってきた。かなり痛い。
まあ記念すべき初体験だ。相手の痛みも味わえるなんて最高だろう。
肉棒の方はもの凄い快感で震えていたが、痛みのお陰で射精は耐えることができた。

「んんん………」

涙を流してぐったりしている。彼女は快感は感じずに痛みだけだろう。
力を抜くと良いと聞いたので体を操ってそうしてやる。
たしかに少し痛みが和らいだようだ。

しかし流石に動くのは無理そうだ。しばらくじっとしていよう。

上に乗っかっているのも苦しいので即位の体制になって体をぎゅっと抱きしめる。

「ん………」

蒼山さんはすっかり大人しくなっている。
もう抵抗する気力もないだろう。抵抗されたらまた操れば良い。
そう思って縛っていたタオルをほどき、猿轡をはずした。

「ああ………酷い………男なんかに………」

男なんか?

「もしかして女の子が好きなの?」
「………………」

無言のままこくんと頷いた。
レズだったのか。道理でどんな男が言い寄っても受け付けなかった訳だ。

「まあ悪い夢だ。忘れちゃいな」
「夢って………」
「そう、これは夢」

痛みも引いてきたので体制を正常位に戻し、ゆっくりと腰を動かす。

「んあぁっ!」

肉棒で膣の中を探り、痛みの少なく快感の多い場所を探す。

「ひぁぁぁっ、ああっ、なんでそんなっ、丁寧にぃっ!?」

的確に弱い部分を攻められて驚いているようだ。
慣れてきたので動きを速める。

「あああっ、駄目っ、お願いだからっ、止まってぇっ!」

抗議の声は耳に入らない。
自分の体と彼女の体、二つの体で感じる快感で頭が蕩けそうだ。

「ひっ、あっ、あっ、あっ、駄目っ、もう駄目っ、イクっ、イッちゃう、からぁっ!」

イキそうなのはわかってる。僕も限界だった。
一気にラストスパートをかける。

「ふああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「くぅっ………出すよ!」

絶頂の直前にそう叫んだ。

「ええぇぇっ!? 駄目ぇっ! 中出しなんて!」

必死に逃れようとするが許さない。また体を操って体をきつく抱きしめ合った。

「ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーっ!!!」

ドクン、ドクン、ドクン………

今までの人生で一番出てるんじゃないかというくらいの射精。
容赦なく膣内に白濁液をぶちまける。

最高の感覚を味わいながら汗ばんだ抱いて、そのまま二人で眠った。

………………………

翌朝、目が覚めると蒼山さんの人形は無くなっていた。
本体はどうにもなっていないのだから。夢だと思ってくれるだろう。

爽やかな土曜日の朝。体を動かしたお陰でぐっすり眠れた。

蒼山さんはどうしているだろうか。クラスメイトに犯される夢を見たなんて誰にも言える筈もなし。
もしかしたらこれが切欠で僕を気にするようになるかも。

………などと思っていたのだが。

「お目覚めかしら?」

声のする方を見ると私服に身を包んだ蒼山さんがそこにいる。
あれ? どうなってるんだ?


つづく



[16733] 6:僕の恋人 その2
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/02/28 00:47

「私は30分くらい前に目が覚めたんだけど、どうなってるのこれ? 体が二つあるみたい。変な感じ」

眉間に皺を寄せて詰問される。

ヤバイ。そういえば人形は消そうと思わないと消えないんだった。
そして本体の方も起きてしまったんだろう。

とりあえずリンクを解除して、今度会う時までに言い訳を考えておこう。

「あ、片方消えた」

目の前にいる蒼山さんは相変わらず動いてしゃべっている。

「お嬢様、突然動かなくなりましたが大丈夫ですか!?」

スーツをビシッと着こなしたショートカットの女性が部屋に入ってきた。誰?
その腕にはぐったりとした蒼山さんの人形が抱かれている。
ということは、こっちは本体か!

「さあ、全部説明して貰うわよ………」

どうしよう。とりあえず逃げるか?

そう思って立ち上がった瞬間、部屋がひっくり返った。
違う、ひっくり返ったのは僕か!?

ボフっとベッドに落ちる。

「妙な考えは起こさぬ事です」

スーツの女性に投げられたみたいだ。逃げるのは無理。どうしよう。

「言わないなら昨日の事について、相応の手段を取るけど?」

させてたまるか! ピっと念じて人形を消す。

「わっ!?」
「!」

ふふふ、驚いたか。これで僕が何かをやったと言う証拠は何処にもない。何もできないだろう。

「証拠が無くても私刑(リンチ)で痛い目見て貰うけどね」

蒼山さんがそう言うとスーツの女性が懐から鉄製の警棒みないなのを取り出した………

あー………絶体絶命じゃん。俺オワタ?

「さっさと喋った方が身の為です」

警棒をヒュッっと構える。

言います言います全部言います。痛いのやめて。マゾじゃないんで………


………………………


結局僕は能力の事と、それを使って蒼山さんの人形を犯した事を全て白状した。

「ふ~ん………」

蒼山さんは興味深そうに聞いている。

「その能力って私にも使えない?」
「………多分無理」

能力を手に入れた時の話(長いので割愛するぜ)をすると「じゃあ無理か」と残念そうに言った。

「この男はいかが致しましょうか」

スーツの女性………狭山友里(さやま ゆり)さんという蒼山さんの専属ボディーガードが問う。

「とりあえずリンチは無し。あと、この事は他言無用よ」
「はい。しかし許してもよろしいので?」

あんな事したもんなぁ。普通は許さないと思うけど………

「良いわよ許しても。本体は処女のままみたいだし。但し条件付きでね」

条件ってなんでしょうか………

「私に協力しなさい」


………………………


蒼山さんの話を要約すると、

実家はお金持ちだが家は堅苦しくて好きじゃない。
一人暮らしをしようにも許してもらえない。
当然、好みの女の子を連れ込む事もできない(そういえばレズなんだっけ)。
そこで僕が人形を造り、それを実家に住ませておけば本体は自由に遊べる。

人形は僕が操らず彼女自身の操作に任せること。
また場合によっては彼女が指定した人物の人形を造り、それを指示通りに操作すること。
それさえ守れば能力を使った活動を手助けさえしてくれるという。

「親の仕事でお偉いさんの知り合いも多いんだけど、髪の毛手に入れるくらいはできるわ。そういう人達の人形があれば便利でしょ?」

結構シタタカな人だな。ますます惚れちゃいそうだ。

「私はいかが致しましょうか?」

狭山さんが尋ねる。

「あなたも人形を造ってもらって本体は私と一緒にここに住みなさい」
「「は?」」

僕と狭山さんがハモった。

「ここに………ですか?」
「すぐにでも自由になりたいの。別宅は使用人にバレるから使えないし。当面はここに住むしかないでしょ?」
「しかしお嬢様、このようなケダモノと同衾など何が起こるか………」
「その為にあなたが居るんじゃない。久々津君、今度変な真似したら腕の二、三本は貰うわよ」

腕は二本しかないです………しかし了承する他無さそうだ。しかし、

「ウチのアパート一人暮らし専用なんだけど」
「オーナーに幾らか掴ませれば大丈夫よ。お金稼いだら引っ越すし」

嗚呼、金持ちとは恐ろしい。
まあいいか。結構オイシイ話かもしれないし?

「そういう訳だから、これから宜しく。私達の事は名前で呼びなさい」
「えっと、美影と友里………だよね?」

バシッ!

平手打ちが入った。

「美影さん。と友里さん。ね?」
「………はい」


………………………

その後、部屋の間取りを確認し(風呂が狭いだの天井が低いだの言われた)
各人の縄張りを決め(ワンルームの部屋は女性二人が独占。僕は玄関)
当座の着替えと日用品を持ち込み(当座の物が僕の一年分より多い)
家事の担当を決める(これは友里さんが殆ど受け持ってくれた)

しかしこうして見ると蒼山さん………美影さんは学校に居る時とかなりギャップがある。
いつもは凛として威厳のある佇まいなのだが、今は結構やんちゃな年相応の女の子といった感じだ。

「教師も親父の言いなりだもん。告げ口されたらお説教だし。気が抜けなくて嫌んなっちゃう」
とは本人の談。

昼頃。有り合わせの材料で友里さんが作った朝食兼昼食を済ませる。

「じゃあそろそろ帰らなきゃ。あんまり外出時間が長いと怪しまれるし」
「そう? じゃあまた」
「………何言ってんの。人形を帰らせるのよ」
「そうでした」

さっきの髪の毛を使い美影さんの人形をボフンと出し(裸だったのでひと騒ぎあった)
友里さんの髪の毛を使って儀式を行う。

「変な儀式………」

やかましい。

儀式は無事に終了して友里さんの人形が完成(裸だったのでry)

その人形は美影さんの実家の蒼山邸へ帰っていった。

「はーっ! 凄い開放感! スケジュールも無視して何しても良いのよ! 最高!」
思いっきり伸びをして肩をパキパキ鳴らしている。

喜んでもらえて何よりだ………

………………………

大量のダンボールが積まれた六畳間はとても狭かったが、それでも実家より良いらしい。
三人でテレビを見たりお茶したりゲームをしたり。
うん、なかなか良いじゃないかこの生活。

そして夜。

「やっぱり本体もお風呂入らないと駄目だよね」
「むしろ本体が入らないと。人形は一旦消して出せば汚れも本体基準に戻るけどさ」
「しょうがないか、広いお風呂は人形で楽しんで、こっちは体洗うだけにしよう」

そう言って一番風呂に向かう美影さん(風呂は当然、美影→友里→僕の順)
覗いたら殺すとばかりに友里さんが見張っているのだが、生憎と覗きなんて必要無い。

実家にいる二人の人形と感覚リーンク!

………………………

本体の美影さんも風呂に入っていた。
広い湯船でのんびりゆったり。

………体が見えない。

考えてみれば風呂で自分の体なんてまじまじ見ないよなあ。
操って視線を下に向けるのは簡単だが、そんな事をしたら何を言われるかわからない。

というか、この感覚リンクは二人には話ていない内緒の能力なのだ。
バレて警戒されても面白くない。

思ったより楽しめないな~。
がっくりしつつも今度は友里さんの人形とリンク。

………これはっ!?

美影さんが入っているのと同じくらいの広い浴場。
しかし入っているのは一人では無かった。

恐らく屋敷の使用人なのであろう女性たちが見えているだけで7、8人。
背後に感じる気配なども合わせれば20人くらいいそうだ。
まあ年配の婆さんとかもいるし、自分で視線を動かせないのが難点だが、これは目の保養になる。


「何をニヤついているのです?」

家にいる友里さんに睨まれた。
「覗いてます」とは言えないので適当に誤魔化した。まあバレはしないだろう。

そして就寝。

ベッドを(というか部屋ごと)女性二人が占領しているので玄関先に毛布を敷いて寝る僕。家主なのに………
まあいいか。最近暖かくなってきたから風邪をひくこともないだろう。
女性には優しくせねば。レイプしといて言う台詞じゃないが。

「………お?」

ちょっと気が向いて二人の人形と感覚をリンクさせてみると、なんだが妙な事になっている。

………

………………

………………………


今日もお父様の説教やらお母様の小言やらを聞かされてうんざり。
それでもいつもより気分がいい。

久々津操一。クラスメイトに犯されるという悪夢を見た。と思ったらまさかの現実。
いっそ社会的に抹殺してやろうかとも考えたが、これが思わぬ収穫。

堅苦しい家にいながらもくつろぐ事ができる。テレビを見ながらお菓子を食べるなんて生まれて初めての経験だった。
彼の人形造りの能力は使える。私が家の重圧から開放されるだけじゃなく、あらゆる意味で。
あの能力で得られる物を考えたら、人形が一度犯されたくらいは大目に見れると言うもの。

「ま、それはともかくとして、今はお楽しみタイムね」

口煩い両親も寝室に入ってくる事は滅多にない。
変な物を持っていないか、母専属付きの使用人が調べているみたいだがそれも昼間、私が学校に居る時。

夜間に私の寝室にいるのは友里を始めとする私の専属の使用人が五名だけだ。
つまり夜の間であれば部屋で何をしていてもまずバレない。

「さ、麻美、いらっしゃい………」

最近入ったばかりの若い使用人。まだ二十歳前。
頑張ってはいるのだが新人故に手際が悪い。掃除を時間内に終えられなかったと叱られていた。

「お仕置きが必要ね………」

クチュ、と秘裂に指を添わせる。

「もう濡れてるじゃないの」

彼女に「お仕置き」をするのはこれで3度目。
それほどしょちゅうミスをしている訳じゃない。仕事のミスなんて私にはどうでもいい。
これは単なる前口上で、彼女もそれをわかっている。

クチュクチュクチュ………
「はぁぁん………。お嬢様ぁ~」
「ここでは名前で呼びなさいと教えたはずよ?」
「ああっ、申し訳ありません、美影さまぁ………」
「あなた達もお仕置きを手伝って頂戴」
ベッドの脇で待機していた使用人達に言う。

全員が服を脱ぎ裸になる。

「私がおマ○コを攻めるから、知子は右の胸、鈴江は左の胸、美紀はお尻を攻めてあげて。友里はキスしてあげなさい」

「ひゃああぁぁん! ああっ! そんなぁ~………」
5人がかりで執拗に攻め立てる。

「はああああぁぁん!!」

ビクンと体が跳ねる。良いイキっぷりだ。
しかしこれは前座でしかない。

「ごめんなさい、やり過ぎてしまったわね。私にも罰が必要だわ」
「はい。主であるからこそ、示しをつけねばなりません」

友里が合いの手を入れる。予定調和の決まり文句だが、気分を出すため。これも前口上。

「それじゃあ私にもお仕置きをして頂戴………」

5人の女性に胸を、お尻を、耳を、足を、首筋を、おマ○コをぐちゃぐちゃに攻め立てられる。
遠慮はしないようにと事前に告げてある。全身を弄ばれる至福の一時。

「あああ………」

友里を始めとして使用人達はこのテの事は実に熟達している。
仕事でミスをした麻美もベッドの上ではテクニシャン。

私が素質のありそうな人を選び、さらに仕込んだのだから当然だ。
束縛の厳しい両親に唯一押し通したのが専属の使用人を自分で選ぶこと。

………まあ、知子は母に内通しているのを知っている。恐らく私の趣味もバレている。
男に走るよりはマシと考えたのか、この夜のお遊びは黙認されているようだ。

そんな事、今はどうでもいいか………

「イマイチ反省の色が見られませんね。もっと厳しくしましょう」

目隠しをされ、手足を縛られる。

「あんっ!」

誰かの指が乳首を摘む。

「はああぁぁぁ………」

誰かが耳をしゃぶっている。

「くうぅぅん!」

誰かの舌が膣に侵入してきた。

視界を奪われて全身を嬲られる。
だんだんと攻め方がエスカレートしてきた。

胸をぐちゃぐちゃに揉みしだかれ、
耳や首筋をいくつもの舌が這いずり回り、、
グチュグチュとおマ○コをかき回され、
足の指までベロベロと舐められて、

「んんあぁぁっ! もうダメっ!!」

ぶしゃあぁっ!

絶頂と同時に潮を吹いてしまった。ちょっと恥ずかしい。

ようやくタオルをほどかれ、目隠しも外される。

「もう、皆酷いわよ………お仕置きが必要ね」

広いベッドの上を五人でくんずほぐれつ。
もみくちゃになって愛撫し合う。

「ああん! もっとぉ………」
「はぁぁ………」
「またイっちゃいそうです………!」

私を重点的に攻めつつも、自慰をしたりお互いに攻め合ったり。
みんなで一緒に気持ちよくなる。

「ああああぁぁぁぁぁ!!」
「ひゃうううん!!」
「イクぅぅぅーーー!!」

それぞれが嬌声を上げてベッドに沈み込んだ。


本体の私は狭くて固いベッドで友里と二人、のんびりと寝ているのに。
なかなか面白い感覚だ。

しかし、なんとなく。
そう、本当になんとなく、体の奥の方がもどかしいような、物足りないような感じがした。

昨日はもっと気持ち良かったような………

「美影様、どうかしましたか?」
「ううん。なんでもない。寝ましょ」

何を考えているんだか。
野良犬に噛まれたような事を何時までも覚えている意味なんて無いのに。

………

………………

………………………


これは思わぬ収穫!
まさかあの美影さんがこんな事をしていようとは。

自分の体では参加出来ないし、人形を動かすこともできないが、これはこれで中々オツな物だ。
これからもこっそり楽しませて貰うとしよう。


まだつづく。



[16733] 7:僕の恋人 その3
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/03/01 23:33

妙な同棲生活が始まって三ヶ月。


小難しい事は良く分からないけど………

美影さんの指示でどこかの偉い人の人形を造り、
それを操作して○○だとか××だとか良く分からない話をしたり聞いたり。

いや、本当はわかってるよ? これでも一般的な常識や倫理は理解してる(守るかどうかは別問題)
犯罪ギリギリ(アウト)な事をやっているのはわかってるんだ。
しかし面白いように通帳の額が増えて行くのだからやめられない。
汚職をやる政治家がいなくならないのが骨身にしみて理解できてしまった。

美影さんも株がどうのドルとユーロがなんだのと一日中パソコンをいじくり回していた。

その過程で感覚のリンクについてもバレてしまったのだが(リンクしないと細かい操作不可能だしね)
実家でのお仕置きプレイは相変わらず続いている。邪魔しなければいいとの事だ。心が広い。

そして

「久々津君、引っ越すわよ」

共有の資金もいつの間にやら相当な額が貯まっていたらしく、狭いアパートとオサラバの時が来た。
とは言っても僕の人形はこれまで通り、このアパートから通学を続けるけど。

既に物件は見つけてきたという事で早速荷物をまとめる。
ここは本体ではなく人形が生活するのだから必要最低限の物だけ残しておけばいい。

新居の名義はどこかの知らない人。
戸籍の値段がどうとか富士の樹海がなんだとか変な話は聞かなかった事にしよう。

友里さんの運転する貸しトラックの荷台に乗って、着いたのは郊外の一軒家。
一般的な3階建ての家だった。馬鹿みたいな豪邸じゃなくて良かった。

「そんな所じゃ実家みたいで息が詰まるわ」

普通の家に住みたかったらしい。お嬢様っぽい悩みだね。
普通とはいっても3人で住むには少し広いくらい。二世帯住宅かな。

アパートでは玄関に追いやられていたけど、新居では一部屋あてがわれた。
二人もそれぞれ部屋を持っているのに、それとは別に寝室が相部屋でもう一つ。今更だけど差別じゃね?
なんと地下室まである。これで自由に遊びまくれる………のだが。

「うーん………」

実はちょっと不満があったりする。

アパート住まいの時、美影さんが中等部の女の子を何度か連れ込んできた。
その度に僕は家を追い出されて漫画喫茶で一夜を明かすことに。
家にいるのは人形ではなく本体だから中の様子は知ることができない。

というか、だ。

美人二人と同棲しているのにあんな事やこんな事が発生しないのだ。

夜のエロチックな展開どころか、
着替を覗いちゃってイヤ~ンとか、風呂場で出くわしてキャーッとか、
そういう展開も全く無かった。

四苦八苦して学校の女の子達の髪はいくらか手に入れた。
しかし二人はほぼ一日中家にいるのでそれを楽しむ暇もなかなか無い。

美影さんの実家で行われている「お仕置きプレイ」を感覚共有で味わうことはできたものの、
僕自身の溢れんばかりのリビドーは行き場を無くして溜まりに溜まっている。

今日からは自分の部屋があるので発散するだけなら可能なわけだが。
今までだって風呂なら一人になれたし、人形でソープみたいな真似はできなかった訳じゃない。

しかし………

「やっぱり、まずはあの二人を僕の物にしないとね………!」

初体験は美影さんの人形だった。しかし本体もヤりたい。
そしてヤるならやっぱり美影さんの本体だ。

僕はこの能力を得た時、それを自分の欲のために使うと、つまらない倫理は捨てると誓った。
優れた能力を持つ者が相応の利益を得るのは当然の事だ。

それなのにこの一ヶ月、家では女性二人に気を使って紳士的に過していた。
不覚にもそんな生活も心地良いと思ってしまった。

だがしかし。初心忘るべからず。今こそ当初の理念に立ち戻って鬼になる時だ。
あの二人に自分たちが搾取される側の人間だと理解させてやらねばなるまい。

………とは言ったもののどうしよう。

美影さんは運動神経抜群。友里さんは格闘技の有段者。

ハッキリ言って正面からじゃ勝ち目なし。
人形なら操れるけどあの二人は本体だ。

人形の方をこの家に近づけるのは色々と危ない。美影さんの両親にバレる恐れがある。
そして人形は一人につき一つしか出せない。実家にいる限り彼女らの人形は使えないという事だ。

資産家である両親の介入は面倒なことになりそう。
僕も折角の家と同棲生活を失いたくはないので無駄な危険は冒さない(女は犯すけど)
二人の人形を使うことは計画から外すべきだろう。

さあどうする僕?

あれこれ考えて妙案を閃いた。早速今晩にでも実行だ………

………

………………

………………………

「ねえ友里」
「なんでしょう」
「友里は男の人と付き合った事ある?」
「いいえ。機会もありませんでしたね。ご存知でしょう?」

そうだった。愚問か。

友里は私が小学校に入った頃、蒼山家に雇われた。
父の取引相手である親が事業に失敗し借金で夜逃げ。身寄りも無くうちに引き取られたのだ。
堅物な父は堅物なりに倫理は守る人で、友里を虐待するような事は無かった。

私の5才年上の使用人。まだ学校に通う年齢。
父は養育費を出して学校に通わせる代わりに、私のお目付け役を友里にあてがった。

立場の違いはあれど、他の使用人達より年が近いこともあってすぐに仲良くなった。

中学に入学したての頃、習い事の一つであるテニスの練習を終えて一緒にお風呂に入った時。
その引き締まった体に見とれてしまったのが私がソッチの道に行く切欠になったのだが、これは本人にも内緒。

「なぜそのような事を?」
「ん、なんとなく」

親友のように仲が良いはいえ雇い主と使用人。
友里は常に敬語で話すし、私が命じればなんでもしてくれる。
体を重ねる事も拒まれた事は無い(最初は恥ずかしがって真っ赤になっていたが)

しかし、もしかしたら友里は普通に男の子と恋愛がしたいんじゃないか。そう思う時がある。

それに私も………

あの晩。彼に犯された夜。

自分の体が人形だなんて自覚は無く、ただただ怖かった。おぞましかった。
やっぱり男なんて嫌だ。汚い。そう思った。

しかし、あの時ほど体が昂った事も、深い絶頂を味わった事もないのも事実。、

あれ以来、どんなに綺麗な女性に攻められても、どんなに可愛い娘と肌を合わせても、
なんとなく物足りなさを感じてしまう。

三ヶ月、一緒に暮らしたが、それほど嫌悪感は湧かなかった。
友里が牽制してくれる事もあって、襲われるような事も全く無かった。

調子に乗れば暴走するが、普段は大人しく紳士的で優しい人。少なくとも父よりは好感が持てる。
力を得ると変わってしまう人、というのの典型なんだろう。
上手く手綱を握ってやりたい。お互いの為にも。まあ大半は自分の為だけど。

もし友里がいない時に襲われたらどなるだろう。

私は彼を拒むだろうか。

考えても答えは出なかった。


コツ、コツ………

その時、控えめにドアをノックする音がした。

「あら?」
「久々津でしょう。私が出ます」

友里がドアを開くとそこにいたのは奏芽(かなめ)ちゃんだった。
私が以前に何度か連れ込んだ中等部の子である。

「なんで奏芽ちゃんがここに? しかもなんで裸?」

奏芽ちゃんは何も着ていない。口を歪ませてニィっと笑った。違う! コイツは………!

気づいた時には遅かった。

部屋になだれ込んでくる。女の子の波。
私が連れ込んだ事のある女の子。クラスメイトの女の子。10人余り。その全員が裸。
いいな~この光景………とか悦ってる場合じゃない!

あっという間に友里ともども、女の子たちに押さえつけられてしまった。

そして主犯の男が部屋に入ってくる。

「どう? 必殺・女体地獄!」

答えが出た。

やっぱり私はコイツを拒む。

………

………………

………………………

考えた結果出した答え。
それは「数の暴力」だ。

今までに作った人形を総動員して(若い女の子に限定したが)動きを封じる。
いくら友里さんでも数人がかりで押さえつければ身動きも取れまい。

どうしてもっと早くこの方法に気付かなかったんだ。愚かな僕め。

とはいえ10人以上の人形を同時に操るのは結構疲れる。
こればっかりはリンクさせて本人に任せる事もできないし。早めに事を済ませよう。

まずは手早く服を脱がせる。

「お嬢様に手を………ちょっ、こらぁっ!」

友里さんは10人の女の子達で押さえつけて愛撫。
彼女もレズッ気があるみたいだから本望だろう。
その間にまずは美影さんを………

「ちょっとでも信用した私が馬鹿だった………」
「そう言わない。一ヶ月も一緒にいれば我慢もできなくなるさ」
「どうせ他の女の子にもこういう事してるんでしょ」
「してない。美影さんがいいんだ(手始めは)」
「えっ………?」
「誰よりも(最初に)美影さんを抱きたい」
「そう………」

美影さんは赤くなってくたっと力を抜いた。なんだ?

「どうせ抵抗しても無駄っぽいしね………できるだけ優しくして」
「………わかった」

もっと無茶苦茶に抵抗されると思っていたから意外だな。
人形とはいえ以前に一度犯していたのが効いたのかな?

その以前の経験と毎晩行われるお仕置きプレイで、感じるポイント完全に把握してる。

「んんっ………やっぱり妙に上手いわね………本当に他の子にはやってないの?」
「やってないって」

感覚のリンクができないから不安だったけど上手く行ってるね。

脚をがばっと開いてクンニしてやる。

「ああああ………」

料理で出てきたら美味しいとは言えない味。というかゲテモノ系の臭い。
でもこれが女の子の出したえっちぃ蜜だと知っていればとても美味しく感じる。不思議だ。

ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ………

「もぉっ………そんな所舐めないでよ………汚いよ………」

自分はいっつも舐めたり舐められたりしてるくせに。
口ごたえしたお仕置きだ。舌を突っ込んでやる。

「ひゃううぅぅ!?」

そのままグニュグニュとおマ○コの中をかき回す。

「ああっ、ダメッ、感じすぎちゃう………!」

お仕置きプレイの時より感度良くない? シチュの違いで新鮮味があるのかな?

まあいいや。これだけ濡らしておけば十分。メインディッシュと行こうじゃないか。

「はああああーーーーっ!」

その時、友里さんが雄叫びを上げて押さえつけていた女の子達を跳ね飛ばした。これはヤヴァイ!?

「それ以上はさせません………」

7人がかりとは言っても女の子の細腕。格闘技有段者を押さえつけるのは難しいのか。

「それなら奥の手だ♪」

新たに部屋に入ってきたのは僕自身の人形。アパートに居るのとは別(自分の人形なら3体までOK)
運動とかは得意じゃないけど一応男だ。力はそれなりにある。

女の子の人形で牽制しつつ僕の人形で後から羽交い絞めに。

「くっ! 離せこのっ! …………ひゃああああ!?」

突然慌て始めた。どうした?

「当たってる当たってる! やだぁーもぅ!」

ああ………それか。

僕の人形はさっき出したばかりで服を着せてない。つまり裸。
そして部屋の外で待機させている間、僕は美影さんの愛撫をしてギンギンに。
それは人形にも伝染していて、そり立ったナニが友里さんのお尻に当たっていると。

「離してよぉー! もう! いやぁぁ………」

凄い慌てっぷりだ。さては男の経験無いな?
しかしあんまり騒がれると近所迷惑だな。引越し早々ご近所で浮くのはちょっと嫌だ。

「友里、静かになさい。落ち着いて」

意外な事に美影さんがたしなめてくれた。

「あなたもこっちにいらっしゃい………」
「「え?」」

更に意外な発言に二人してビックリ。
そういえば前にもこうしてハモったな。予想外の言動が多いんだこの嬢様は。

「私がこれから処女喪失するんだもの。あなたも一緒に………ね?」

いや「ね?」ってあなた。主人が犯されるのに付き合って一緒に犯されろと?
それは犯す側が言いそうな理屈じゃない? いずれ友里さんも頂く予定ではあったけどさ。

「………はい。お嬢様がそう言われるのであれば」

………この人も物分りいいな。

しかし良いのか? 大丈夫か僕よ。
前は人形だった。本体には傷一つ付かないし膜もそのまま。
しかし今はホンモノだ。処女喪失したら元には戻らないし、中出しすれば妊娠の可能性もある。
それを二人同時に? 本当に大丈夫?

急にオイシイ展開になりすぎて逆に不安になってしまった。

急遽脳内会議を行う。

悪魔「何を言ってんだよ。目の前にイイ女がいるんだ。ヤらなきゃ男じゃねえぞ!?」
天使「本人たちが受け入れているのです。今更何もしないのは逆に失礼というものでしょう」

………オーケー、満場一致だ。ヤってやろう。

さて、どっちからいただこうか?
美味しい物は後に残すか、いやしかし、最初はやはり美影さんがいいか………

「二人同時にお願いしていい?」

美影さんに言われた。犯されるのに妙にアグレッシブだなこの人。
しかし二人同時って………ああ、人形か。

両方本体で味わおうと思ったけどまあいいか。

僕自身はそのまま美影さんを組み伏せ、僕の人形で友里さんの服を剥ぎ取る。

「あああ………ほ、本当にやるんでしょうか………?」

友里さんはぷるぷる震えて狼狽えている。普段のキリっとした姿が嘘のよう。正に生娘といった感じだね。

「大丈夫よ。始めはちょっと痛いけどね」

前に犯したのは人形だからアタナは今回も痛いですよ。

なんて思いつつ二人の体を並べ、二つの肉棒を二つのおマ○コにロックオン。

「はぁ、はぁ、はぁ………」

友里さんは不安そうだ。すぐ楽にしてあげよう。
先端をずずずっと中に潜り込ませた。

「はああ………」
「ああ、あああああ………」

気持ちよさそうな美影さんと更に不安気な友里さん。

女の子達の人形で愛撫はしていたのでうっすらと濡れている。
それほど挿入には梃摺らないで済みそうだね。

一息入れてから一気に腰を突き入れた。


「あああぁっ!!!」
「くううぅっ!!!」

膜を破る感触が二つ。叫び声が二つ。
二人同時に処女喪失させて征服感に酔いしれる。

「友里、大丈夫………?」

自分だって痛いだろうに。優しい人だなぁ。

「こ………この程度の痛みなら、たいした事はありませんね………」

格闘技で生傷はしょっちゅうか。良く見ると体にもいくつか傷あとがある。

とりあえず二人の痛みが引くまでは待機だな。

二人の膣内はぎゅうぎゅうと締め付けてきて非常に気持がいい。
しかもその感覚が同時に襲ってくるのだからたまらない。油断するとすぐに達してしまいそうだ。

「お嬢様………二人一緒に大人になりましたね」
「ふふ、そうね………でも、ここはベッドの上よ?」
「失礼しました。美影様………」

そう言えばプレイの時は名前で呼ぶようにしてたな。

二人はきゅっと手を握り合ってお互いを見つめている。
………なんだか二人の世界だ。のけ者にされているみたいで少し悲しい。

自分の存在を主張するようにグンと腰を動かした。

「ひゃあ!?」
「ちょっとぉ、まだ痛い………」
「え? ああ、ごめん」

自分の感覚だけだとこの辺がわからないな。
特に完全に初めての友里さんはどこが感じるポイントなのかもわかりにくい。
お仕置きプレイの時に舌や指を入れたりはしていたけど。

「とりあえず力抜きなよ」
「………うん」
「はい………」

二人とも素直に力を抜いてリラックス。締め付けも少し緩くなった。
一度疑似体験した美影さん。痛みに慣れている友里さん。これは上手く行きそうだ。

二人の表情に余裕が出てきたのを見計らって、腰を前後させて抽送を開始する。

「「ああああぁっ!」」

声をハモらせて喘ぐ二人。極上のユニゾンだ。

「あっ、あっ、あっ…………ひゃああん!」
「はあぁっ! んんん…………」

同時に突き入れたり、タイミングをずらしてみたり。
楽器を演奏するように二人の体をかき鳴らした。

「はぁっ、ああ、もうイキそう………」
「ああ、お嬢様、私ももう………」

二人が絶頂に近いことを告げる。僕ももう限界だ。

そうだ。折角なんだから………

出しっぱなしだった女の子達の人形を全員ベッドの上へ。

二人の胸やお尻を愛撫させ、僕自身にも抱きつかせて胸を擦りつける。
即席ハーレムのできあがり。

「あああっ、凄い! 最高!」

美影さんは大喜びだ。
同時に操るのはちょっと大変だけど、その分気持ちよさは格別の物がある。

さあ、ラストスパート!

二つの体の動きを合わせて加速し、一気に快感へと駆け上がる。

「ああっ! あっ! あっ! あっ!」
「ああっ! あっ! あっ! あっ!」

綺麗な喘ぎ声のステレオを聞きながら、二人の膣内に思いっきり射精した。

ドクンドクンドクン………

「ああっ!? 出てるっ! 中で出てるぅーーーっ!」
「ああああ! イクううぅっ!」

三人一緒に絶頂。凄まじい快感だった。

………………………

しばらくして余韻の冷めた頃、美影さんにきゅっと頬を抓られた。

「もう、こっちは本体なのよ? 中出しなんかして妊娠したらどうするの?」

やばっ。それを忘れてた。

「まあ、どうせ一生一緒にいるんだから問題ないけどね………」
「一生………?」
「当たり前じゃない。今更逃がさないわよ。逃げたら親の力を使ってでも捕まえてやるから」
「私達を捨てると言うなら相応の覚悟をしてくださいね」

友里さんまで。
二人を自分の物にするつもりが自分が二人の物にされてしまったのかもしれない。

「………まあいいか」

ヤる事は一緒だ。

「これからもよろしくね。操一くん」

………

………………

………………………

これが、僕と美影さんの最初の話。

以来、事あるごとに体を重ね、人形を使ってハーレムを楽しんでいる。
危険日には中出しは避けるか、僕の方が人形を使うようにしていた。
人形での中出しなら人形を消せば出した精子も消えるしね。

美影さんとは頻繁にセックスしているけど友里さんはたまに3Pに参加するだけ。

「私はお嬢様の行為に参加しているだけで、あなたに抱かれているわけではありません」
というのが本人の言い分。結果的に同じだからいいけどさ。

他の女の子に意識をリンクさせて擬似強姦をやったときは、顔を真赤にして泣きながら怒られた。

無視して続けていたら諦めたみたいだ。というか今ではたまに見物したり参加したりしている。
元々違法な事に慣れっこなので抵抗は少ないのかもしれない。
可愛い女の子を好き勝手できるというのも捨てがたいのかも。

素材集めも手伝ってくれるようになった。女の子同士なら髪の毛の入手も僕よりは簡単。
ターゲットの情報も集めやすくなり、遊びの幅も広がった。

学校での関係は相変わらずただのクラスメイトだが、家では濃密な恋人。
それが僕らの関係だ。




過去編終了。

予想より長くなったけど、次回から元に戻ります。



[16733] 8:ライブ・ドール
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/03/03 23:37

時間は戻って2年の1学期、7月。

もうすぐ夏休みという暑い日。

「みんなーーー!! 来てくれてアリガトーーー!!」

ワーッと歓声が上がる。新人アイドルの野外ライブ会場。
その片隅で僕と美影さんはニンマリと笑い合った。

勿論二人ともこのアイドルのファンではない。

事の起こりは数日前――――――

………

………………

………………………

「遅れましたーーっと!」

3時間目の終り頃、堂々と遅刻して入ってきたのは野々宮遥(ののみや はるか)。
髪をキンキラに染めネイルアートだらけの手を振る彼女は、学生兼売り出し中アイドル。
野々宮遥という名前も芸名らしく本名は数名の教師しか知らない。クラスメイトもハルカと呼んでいる。

「ライブの打ち合わせが長引いちゃいましてぇー」
「あ、そういえばもうすぐだねー。新曲発表だっけ? どんなの?」
「んー、聴いてからのお楽しみかな?」
「衣装はどんな?」
「それも見てのお楽しみ―――」
「ほら、授業中よ。後にしなさい」

美影さんが注意すると「いーっ」っとやって席についた。

現役アイドルという事で学校でも結構な人気のハルカ。
2年生の人気では美影さんといい勝負じゃなかろうか。
しかし知名度という点で1,3年にも人気があるハルカが一歩リード。

「私は人気取ろうとしてませんから」と美影さん。

それは事実なのだが二人の仲は悪い。
厳格な親に育てられた美影さんと自由奔放なハルカ。反りが合わないのも無理も無い。

「人気があるのは結構だけれど学校のモラルを乱さないでほしいわ。過度な装飾も校則違反でしょう」
「堅っ苦しいお嬢様の古臭い考えを今が旬のアイドルに押し付けないでね!」
「親にスポンサー降りるように言ってあげましょうか?」
「あーら、そんな事されたら「クラスメイトに脅迫された」ってブログで公表しちゃうよ~? 名前付きで」

こんなやり取りもちらほら。
去年は二人は違うクラスだった。その為対立することもごく稀だったのだが、今年はなんと同じクラスに。
教師共は何を考えてるんだろうと誰もが思った。
そして実際、二人の喧嘩はエスカレートし、それぞれのファンによる派閥みたいな物までできている。

そんなある日、休み時間にまた二人が衝突。切欠が何だったのかも不明。
ともかくいつもの様に教師が来て仲介、一旦は収まった。しかし、

「お前らもう少し仲良くしろよ」
とそれだけの注意だったのだが。

「カビが生えたような古い家のお嬢様となんか仲良くしたら腐っちゃうからイヤですー」
「大勢に媚売って生きてる軽薄で恥知らずな人と親しくはなれません」

ぶちん

そんな音がした………気がする。

数秒間の睨み合い。
そして取っ組み合いの喧嘩。

野次馬が大勢集まって大騒ぎに。
どちらが先に手を出したのかもはっきりせず、両者痛み分けに終わった。

………と、その場にいた大半の人は思っただろう。

その日の放課後、美影さんはキンキラに染まった髪の毛を数本、僕に渡して言った。

「やるわよ」

断れる雰囲気ではなかった………面白そうだし断る理由もないけどさ。

………

………………

………………………

そして今、彼女はステージの上に居る。
言うまでもなくあれは人形。

本体はというとスポンサー(の人形)からの差し入れであるドリンクの睡眠薬で眠らせてある。

彼女の着るものは衣装から下着までコーディネーターの指示で、
ライブ前に用意されるため同じものを用意するのも簡単だった。

彼女が眠るのを確認したら衣装を着せた人形にリンク。
衣装はヘソ出しのシャツとスカート。チアガールみたいだ。

本人はちょっとうとうとした程度の気分だろう。自分が眠らされている事にも気付かずステージに上がった。

「じゃあ早速行ってみよー!」

軽快な音楽が鳴り響き、一曲目が始まる。ファンも既にノリノリだ。
ちなみに口パク無しの生ライブである。

「幼稚で低俗で悪趣味な歌ね」

会場の片隅で美影さんが呟いた。
他のファンに聞かれたらどうなるかわかったもんじゃないけど、幸い誰もがステージに注目している。

「じゃあ、早速やる?」
「そうね。やっちゃって」

事前に考えたいくつかの作戦。ハルカを徹底的に貶める作戦だ。

「~♪~~♪、~♪♪~~~♪………×△※○#&♪!!!!」

順調に歌っていた彼女が突然音程を狂わせた。

「×&×#×△#♪!! △×△※○#&♪!!!!」

まるでジャイ○ンリサイタル。雑音でしかない。

ハルカはそのままの酷い歌声で一曲歌いきった。
美影さんはお腹を抱えて笑っている。

「………………???」

ファンは困惑していたが、ステージ上のハルカも困惑しているだろう。
いつも通り完璧に歌うつもりが口や喉が勝手に酷い声を出すのだから。
しかし「口が勝手に歌いました」などと言えるはずも無い。

「ちょ………ちょーっと調子狂っちゃったかなぁ?」

「ちょっとじゃないわよねぇ?」

顔をヒクつかせて美影さんが言った。
心底楽しそう。女って怖いわぁ………

「気を取り直して2曲目行くよー!」

2曲目は普通に歌い終わった。ハルカも観客もノリを取り戻し、そして3曲目。

「♪! ♪♪♪! ♪♪! ♪~………ゲフン! ゲフン!」

歌の途中で突然咳き込むハルカ。
キーンとハウリングが起こって観客が悶える(僕達はあらかじめ耳を塞いでいた)

「ご、ごめんごめん! ♪! ♪♪♪! ♪♪! ♪~………ゲフン! ゲフン! ぶえっくし!!」

気を取り直して歌うも再び咳き込み、トドメに下品なくしゃみ。
観客もドン引きしている。

「あ、あははは………」
笑って誤魔化すしかないハルカ。

「あははははっ」
笑いっぱなしの美影さん。

しかしこんなのは前座のお遊びでしかない。
熱狂的なファンではないにしろ、ハルカに対してそれほど恨みがあるわけでもない。
同じ学校のよしみでCDも買ったし(美影さんに発見されて叩き割られた)

要するに僕はこんなイタズラでは大して楽めないのだ。

「今日はちょこっと調子悪いみたい。ごめんね! お詫びに取っておきのサービスするから!」

という訳で、ここからが真のショータイム。

近くにいたスタッフがなにやら話していた。「サービスって?」「さぁ?」とかそんな内容。
知らなくて当然だ。ハルカだって知らないだろう。

新曲発表を兼ねたライブなので他の曲はハッキリ言って前座でしかない。
醜態も新曲の印象を良くする演出か? という雰囲気も流れていたが、ここで突然サービス宣言。
事前に告知された新曲発表だけじゃないと聞いてファンが沸き立った。


「それじゃあ皆さんお待ちかねの新曲発表の前に………ハルカ、脱ぎます!」

一瞬の静寂、そして大歓声。

操作を解除してみるとハルカが慌てふためいているのがわかる。

スタッフ達が右往左往していた。
「予定に無いぞ? 大丈夫か?」「事務所は何て言ってる?」「責任者に話は―――」
大変だな。どのみち今ライブを中止したら暴動が起きそうな雰囲気だ。

ステージ上のハルカは完全に固まってしまった。僕が動かさなきゃどうにもなるまい。

「それじゃあ、まずは………」

スカートをペロっと捲り上げてパンツを見せる。
それだけで大歓声。アイドルがステージ上で穿くパンツなんて見せパンに決まっている。
それでも踊っている最中のパンチラと「たくし上げ」では有り難味が違うんだろう。

しかし、この程度で終わるはずも無い。
次はシャツを横からぐいっと持ち上げ、水色のプラジャーが丸見えになった。

カメラのフラッシュが次々に瞬く。

さあ、どんどん行こう。気分がノってきた。

スカートの止め具を外してパサッと下に落とす。
上はシャツを着ているが丈が短い。下着は丸見えだ。

おおーっと観客が沸き立つが、同時に「やり過ぎじゃね?」という空気も漂ってきた。
構うもんか。更にいくぜ!

一旦スカートを穿きなおして、今度はシャツを脱ぐ。
パンツが隠れ、代わりにブラが丸見えになった。

そしてその状態から………

パンツを膝までずり下げた。
観客が前の方に殺到し、スタッフがなんとか止めている。怪我人が出そうだ。

「みんなー! 楽しんでるー!?」

オォーーッ!! と怒号のような歓声。
じゃあここで操作を解除してあげよう。

「―――――――――ッ!!!」

慌ててパンツを穿き直すハルカ。会場が溜息に包まれた。
ともあれこれでサービスタイムは終了で新曲披露になるだろう。と、思ったら大間違い。

続いてシャツを着直そうとしていたハルカを再び操り、ブラを外す。
ただし大事な部分は手で隠す。いわゆる手ブラ状態。

『おおおっ!?』
終わると思われたサービスの続行に再び大歓声。
しかし「そこまでやっていいの?」と戸惑う奴も結構いる。

一旦後を向いてスカートを脱ぐ。
正面の観客達からは可愛いパンツとお尻が丸見え。
横の方からは乳首も見えるかもしれない。

そしてしゃがんでお尻をフリフリ。

だんだんと歓声よりもどよめきの方が多くなってくる。明らかにやり過ぎだ。

そして脱いだ衣装を一纏めにして胸に抱きかかえ、正面を向く。

胸は抱えた衣装で隠れている。

右手で衣装を抱え、左手でスタンドからマイクを取って叫んだ。

「ファンの皆にプレゼントー!」

右手で纏めた衣装を観客に向かって放り投げる。

両手を使っているので胸を隠すものは何も無い。
大半のファンが衣装に群がり、残りは食い入るように半裸のハルカを見つめていた。
思わぬ大サービスにさっきまでの戸惑いも消し飛んでいる。

さて、操作解除。ただし足だけは動かないようにしておこう。

「―――!! な、な、なななな、なんなのよこれぇ!」

絶叫するハルカ。マイクを落としてしまいノイズが響いたが誰も気にしていない。

逃げ出そうとするも足が動かない。
体を隠す為の衣装は客席に放り投げてしまった。
後を向くことすらできず、両手で胸を隠すのが精一杯で涙ぐんでいる。

「なんなの? なんで勝手に………」

流石にもう駄目だと判断したらしいスタッフがステージ上に制止にかかった。

「あー、もう終わりね。ま、十分でしょ」

美影さんは満足そうに言った。
………オイオイ、僕を侮らないで欲しいね。まだ続くよ。

再び操作を行いマイクを拾う。
そして止めに入ろうとしたスタッフに向かって言い放つ。

「待って! それ以上近付くとパンツも脱いじゃうよ!」

会場が静まり返った。スタッフ達も立ち往生。
近付いて止めるべきか? しかしそれで本当に全裸にでもなられたら誰が責任を負うのか?
数人のスタッフが「お前が行けよ」みたいな牽制をし合っている。

「ファンの皆は来ちゃ駄目だよ。そしたら終わりにするからね!」

ドサクサに紛れてステージ上に上がろうとしていた奴はそれで引っ込んだ。
というか他のファンに引っ込まされた。

「みんなー! ハルカのおマ○コ見たいー!?」

一瞬躊躇うような間があったが、今までで一番の歓声が上がった。

「じゃースタッフの皆さんは下がっててくださいね?」

ステージ上で戸惑っていたスタッフ達はファンに引きずり降ろされた。アイドルおたく恐るべし。
そして、スダンドにマイクを置き口だけ自由にしてあげる、大声は出ないように調整して
まあ何を言っているかは誰にも聞こえないだろう。これは僕だけが楽しめる特権だ。

後を向いてぷりっぷりっとお尻を振りながら少しずつパンツを脱いでいく。
「やだ………やだ………なんで勝手に動くの?」

するするっと膝まで下ろす。形のいいお尻が丸出しになった。
歓声は止んで、皆が固唾を飲んで成り行きを見守っている。

手で大事な部分を隠しながら正面を向く。
突き刺さるような視線を全身に感じた。

「あああ………やだぁ………止まって。私の体………止まってよぉ………」

その場に座り込んで体育座りのような体制に。
そして両手を後に着き、足を開いて腰を持ち上げた。

「いやああああああぁぁっ!!!」

おマ○コどころかお尻の穴まで丸見え。大歓声とカメラのフラッシュ。
アイドルのライブにしては明らかにおかしいのだが皆そんな事はどうでもよくなっている。

更に、体制を保ちながら右手の人差し指と中指を秘裂に添える。

「何? まさか………駄目………やめて………駄目えぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

くぱぁっと御開帳。

割れんばかりの大歓声。アイドル冥利に尽きるだろう。
「あ………あああ………なんか来る………やああああっ!!」

ビクンと体が跳ね、ゾクっとする快感が伝わってきた。
見られてイッてしまったらしい。変な趣味に目覚めなきゃいいけど。

そのままの体制で今度はオナニーでもしてやろうかと思ったのだが、

「………? あれ? なにこれ………? どうなって………」

なんか様子が変だ。

「楽屋? でも私ステージに………っ!」

あ、眠らせた本体が起きちゃったかな? そう気づいてリンクを解除すると、
同時に本体のハルカがスタッフ数人を引き連れてステージ上に飛び出てきた。

「そいつ偽者よーーーっ!!」

『えええええぇ!?』

観客のどよめきを横目にスタッフ達がステージ上で全裸になっている人形を捕まえにかかる。
とっさに逃げてステージ袖の物陰に隠れ、素早く人形を消した。
全裸だったので見つかるものは髪の毛だけ。しかもその髪もハルカ本人の物だ。これでもう何もわからないだろう。

「ちょっとやり過ぎたかな?」
「何言ってるの。グッジョブよ!」

美影さんはとても上機嫌で、その夜はベッドでとてもハッスルした。


………

………………

………………………

その日の事は結構なニュースになった。
アイドルのそっくりさんがステージでストリップなんて、そうそうあるネタじゃないしね。
本人ではなく偽者のやったこと、という事でハルカ本人の評判は下がること無く、むしろ話題になったとも言える。

「まあ、また虐める機会が出来たと思えばいいか」
と美影さんは笑っていた。髪の毛は回収したから手段はいくらでもある。

一応は偽者という事になったが、ハルカ自身は自分が脱いで見られた感覚をはっきりと覚えている。
その話題になると恥ずかしそうに顔を赤くしていた。

「ふん、ハルカはあんな貧相な体じゃないけどね。安い体じゃないから脱がないし~」

などと言って強がっている。
自分の体に何が起きたのかは理解出来ていないだろうけど、
露出狂アイドルの汚名を着るのは避けられて一安心というところか。

それでも撮影された「そっくりさん」の痴態はネット中にバラ撒かれている。
彼女はそれを見て何を思うんだろう。

(喧嘩はほどほどにしなよ)

心の中で囁いた………無理だろうけど。



[16733] 9:お節介の末路
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/03/05 00:55

「ふぅ………」
「はぁ、はぁ………」

地下室で汗だくになっている二人。

片方は僕。

もう片方は同じ学校で隣のクラスの施川真希(しかわ まき)
空手部の主力で次期主将候補。浅黒く日焼けした褐色美人。一人称は「俺」。
勝気な性格だが人当たりは良くて友達も多い。苗字より名前で呼ばれる方が好きみたいで僕もそうしてる。

そんな格闘少女と地下室でハッスルしているわけだが、別にエロい事をしている訳じゃない。

「うりゃあああ!!」

真希の回し蹴りが顎にクリーンヒット。
ぶっ倒れた僕に対して更に顔面を何度も踏みつけ。

怖い女だ。完全に殺しに来てる。
まあ人形だし痛みもシャットダウンしてるから文字通り痛くも痒くもないんだけどね。

さて、なんでこんな事になっているかと言うと、さっきちょっとしたハプニングがあったのだ。

………

………………

………………………

今日は日曜で休日。
まあそんなの関係無しに真昼間から出かけるなんてよくある事なんだけど、
ともあれ僕はコンビニにでも行こうかとブラブラ外出していた。

真希に声をかけられたのはその時。

「よぉ、久々津じゃん。なんでこんな所に?」

彼女とは別のクラスだが、1年の時は同じクラスで少し会話もしていた。特別親しいという程でも無いが。

「………ちょっと買い物に」
「こんな所まで?」

ここは学校からかなり遠い。通学の必要が無いから静かな郊外を選んだわけだが、確かに僕がここにいるのは変だ。

「いいじゃない。人のプライベートに首突っ込まないでよ」
「それもそうか。あ、ちなみに俺は爺ちゃんチに遊びに来てた」

聞いてないから。

はっきり言って今彼女と接するメリットは少ない。
人形じゃないから好き勝手できないし。それほど仲良くもないから髪の毛取るのも大変そうだし。

「じゃーなー」

そう言って去っていった。やれやれ。

コンビニで雑誌とお菓子を適当に買って家路に着く。
そして玄関の家を開けた時。

「あれ? 久々津?」

………またお前か。最悪のタイミングで話しかけられた。

「ここお前の家じゃないよな? 表札違うし。何やってんだ?」

どうしよう。無視するか? 怪しまれるな。

「………別荘」
「あん? こんな所に別荘? なんで?」
「………えーと」

親戚の家に来てるとでも言えばよかったなぁ。あしらい方を間違えてしまった。
上手い言い訳が思い付かずに悩んでいると。

「………なあ、お前変な事やってるんじゃないよな?」

ギクぅ! なんだこんな感の良さは!

「この中で変なクスリやってるとか、物騒な連中に関わっちまったとか………じゃないよな?」

………なんだ、そういう意味か。

「違うよ。心配はいらないから」
「本当か? お前弱っちいから心配だ。一応確認させて貰うぞ」
「は?」

静止するのも無視して上がりこみやがった! なんて非常識な奴!
幸い美影さんと友里さんは揃ってショッピング中だが………

「見たとこ普通の家だな。他にはだれか居ないのか?」

なんとかせねば。美影さんと同棲なんてバレたら色々ヤバい。校則的にも能力の事にしても。
しかもこの性格である。今は追い出せたとしてもまた来る恐れがある。

仕方ない………無闇に首を突っ込んだお前が悪いんだぞ。

「実はさ………地下室に………」
「地下室?」

なんとなく物騒なイメージの単語に真希が怪しむ。
食いついたな。

「地下室がどうしたんだ?」
「………やっぱり言えない」
「地下室ってどこだ?」
「………………………こっち」

十分に溜めてから躊躇いつつ案内。放っておけない性格が災いしたね。

「ここか」

階段を降りた先には鉄製の扉(元は木製だったがプレイ用に付け替えた)
物々しい雰囲気を醸し出している。

ギィ………と扉を開く。中は真っ暗だ。

「なんも見えねえな。電気は無いのか?」

電源は部屋の外だが、まだ点ける気は無い。
懐から予め念を込めた髪を取り出して真希を部屋の中に蹴り飛ばす。
髪も放り込んで人形を出し、扉を閉めて鍵をかける。これでよし。

「なにすんだ! 開けろ久々津!」

ガンガンと扉を殴りつける真希。痛くないのかな?

「僕はここだよ」

僕人形が答える。

「あれ? お前も閉じ込められたのか。じゃあさっき蹴ったのは………?」

戸惑ってる暇は無いよ………本体を犯すのは美影さんと友里さん以来かな?
存分に嬲って弱みを握り、口を封じるとしよう。

地下室は真っ暗で殆ど何も見えない。ぼんやりと人影が把握できる程度だが………

「おりゃっ!」
「!? せいっ!!」

ドスッ!

はう………この暗闇の中で正確に鳩尾を………

「あ? 今の久々津か? いきなりかかってくるなよ」

しかも反射で攻撃したのか。こりゃ骨が折れそうだ。
痛覚をシャットダウンしてもう一度。

「おいっ! なにやってんだ! この!」

何度襲いかかっても撃墜される。しかしいつかはスタミナも切れるはず。

「………なあ、お前もしかして裸か?」

段々と目が慣れてきたか。
出したばかりの人形なので当然服は着ていない。

もういいや、電気点けよう。
「眩しい……ってやっぱ裸かよ! という事は俺をここに誘い込んだのも………『そーゆー事』が目的か?」

真希の目がメラメラと燃えている………ような気がする。
無駄に正義感の強い奴なんだ。一年の時に電車で痴漢の腕をへし折ったという噂がある。

「てめぇ、人の親切心を踏みにじりやがって!」
「余計な心配大きなお世話って言葉知らない? 首突っ込んだ真希が悪いんだよ」。
「この野郎ぉ!」

………

………………

………………………

そして今に至る。

「はぁ、はぁ、はぁ………」

格闘開始から30分程。流石にスタミナも切れてきた………と思うんだが。

「せぃっ!」

ドゴッ!

まだまだ元気だな。キリがない。
全身ボコボコになった人形の状態をリセット。

「なんで怪我が治るんだよ………ゾンビかてめぇ」

気味悪がりつつも構えを崩さず強気の姿勢。
しかし精神的な疲れか、動きは単調になってきている。これはチャンス。

飛びかかって髪の毛を掴む。

「いてっ、このぉ!」

殴り飛ばされる僕人形。

「はっ! 髪の毛引っ張るなんて女々しい男だなぁ!」

男々しい女だな本当に。ともあれ素材は手に入れた。

部屋の中央付近で構えている真希を無視して扉に近づき、
小道具を出し入れするために扉につけた小窓から、外にいた本体で髪を受け取る。

「………何だ? 何する気だよ。外にいるのは誰だ?」
「さあね」

あとは儀式を行って………

それから2時間程が経過。地下では相変わらず不毛な格闘を続けていた(なんでスタミナが切れない?)

「あれ? なんだこれ?」

造った人形にリンクさせて二次元中継。

ここで軽いネタばらしだ。
地下室にいる僕が人形であること。
髪を使って真希の人形を作ったこと。

「だから何だ? 俺の人形と戦うのか?」
「そんな事して何になるのさ。それよりそんな格好で恥ずかしくない?」


出した人形はメイド服を着せて、学校のそばの公園に移動しておいた。
子供連れの母親なんかがジロジロ見ている。

「うわぁ!? なんだこのチャラチャラした服! 俺には似合あわねぇだろ!」

結構似合ってると思うけど。

「くそぉっ!」

真希人形はその場から走り去り、自分の家へ。
家族の目を盗んで自室に戻り、部屋着に着替える。

「ふぅ………こんな事して何になるんだ。俺をここから出せ!」
「やだよ。しばらくここに居な。学校には人形が通えば良いし」
「………??」

こっちの考えには気付いていないみたいだ。
明日存分に楽しませてもらおう。

………

………………

………………………

真希にこの隠れ家を知られた事は美影さんに文句を言われたが、もう対処してあると伝えて納得して貰った。

実際、外に居るのは人形だから誰かに喋ろうとしたら操って止めればいい。危険は無いと思う。
真希は鉄の扉を壊そうとしてたけど、流石にそんな漫画みたいな真似は無理だった。

「おーい。俺はいつまでここに居りゃいいんだ?」
「いいじゃない。ずっとここに居なよ。学校には行けるんだから」
「へっ! こんな所に居たら体が鈍っちまうよ」

地下室で差し入れのコンビニ弁当を食べながらブツブツ言っている。
そろそろ遊ばせて貰おうかな。

学校では現在昼休み。僕も真希も普通に過ごしている。
真希は学食で食事を済ませるとトイレに向かった。

ジョロロロロ………

「すっきりした?」
「は?」
「今トイレ入ってるじゃない。スッキリしたか聞いてんの」
「なっ! お前どっから覗いてんだ!?」
「覗いてないよ。僕は人形と感覚を共有できるの。真希の人形が何してるか丸わかり」
「ちょっ………じゃあ風呂とか着替えとか………」
「全部知ってる。トイレで紙切れて慌ててたのも、風呂で毛の手入れしてたのも」
「うぁあああ………」

顔を覆って恥ずかしがっている。ざまあみろ。

「ついでにこんな事もできるよ」

真希の人形を操ってトイレの個室の鍵を開けた。
用を足した後、まだパンツとスカートを上げていない。

「えっ!? 待て待て待て! 頼むからやめろ!」
「『やめろ』?」
「や………やめて下さい」

鍵を閉める。しかし操作はやめない。

「おい………体を動かせないから元に戻せ………戻して下さい」
「人に物を頼むなら誠意を見せないと」
「………どうやって」
「真希ってさあ、処女なの?」
「はぁ!?」
「答えないなら―――」
「わあああ!? 処女だ処女! 男の経験なんてねーよ!」

うんうん、初物好きな僕にはご褒美だな。

「じゃあ、まず服脱いで」
「くっ………………!」
「早くしないと………」

真希人形が制服のベストを脱いだ。

「わかった! わかったから!」

おどおどしながら服を脱ぐ真希。
操って脱がせるのもいいけど自分で脱がせるのもいいね。

着ていたシャツとハーフパンツを脱いで下着姿になる。

「これで………いいだろ」
「え? まだ着てるじゃない」

下着も脱がさないとね。

「うう………なんでお前の前で裸になんか………」
「じゃあ学校の皆の前で裸になる?」

真希人形が今度はシャツも脱ぎ捨てる。
ちなみに下はまだ穿いてないから、身に付けているのはスポーツブラとソックス、そして上履きだけ。

「気にしない気にしない。昨日風呂の鏡の前でポーズ取ってたのも見てたんだから。今更恥ずかしがらなくても」
「うああああ! 言うなよもう!」

ポーズと言っても空手の構えだけど、それでも恥ずかしい物は恥ずかしい。
観念したように下着も脱ぎ捨てた。

「隠さないで。手は後ろで組んで足を少し開くようにして立って」

言われた通りにする真希。昨日も見たけどやっぱり綺麗な体だ。
引き締まった体は友里さんといい勝負かな?
ランニングシャツの形に付いた日焼け後が眩しい。

「なあ………もう勘弁してくれよ」
「真希って処女なんだよね?」
「そうだよ………なあ、勘弁してくれってば」
「それ僕に頂戴」
「………………え?」
「処女だよ処女。僕に捧げておくれ」
「なっ………そんな事」

顔も体も真っ赤になった。男勝りな割にウブなんだな。

「ばっ、馬鹿野郎! そんな事できるわけ―――」
「いいの? 逆らって」

真希人形がブラも脱ぎ捨てた。もうソックスと靴以外は何も身に付けていない。

「――――――ッ!! へっ! 良く考えたら脱がされてるのは人形じゃねえか!
 なんで本物の俺が偽者の為にそんなマネしなくちゃならねえんだっての! あーあ、脱ぎ損だよマッタク!」
「いいの? それで」
「いいんだよ。所詮人形だろ」
「どうやってそれを証明する?」
「あ………………?」
「このまま裸で校舎内を走りまわってみようか。学校の皆は人形だなんて思わないだろうけど」
「ま、待て………」
「それとも学校中の男子に片っ端からキスでもしてみる?」

気持ち悪いからやらないけどね。やるなら女子だ。

「ここで僕に処女を捧げるなら、今まで通りの学校生活が送れるよ?」
「ううう………」
「どうするの?」

「………………」

「オーイ」

「………………」

「もしもし? 真希さん聞いてます?」

「………………うぇ~ん。ぐずっ」

泣き出してしまった。オイオイ、キャラ崩壊してるよ?
まあ普段とのギャップがあって萌えるけどさ。

「ひでぇよ~、俺まだキスもしたこと無いのに………」
「していいよ。ほら」

そういって口を突き出す。

「お前となんかしたくねぇよぉ~。ちゃんと好きになった相手に………」
「しろよ」
「………………ぐすん」

ビクビクしながら顔を近づけ、唇が触れる程度の軽いキス。

そんなんじゃ駄目だろ。
ぐいっと頭を抱きよせて思いっきり口をつける。驚いて半開きになった口にそのまま舌を入れ込んだ。

「んんーーーっ!!

ガリッ!

痛ったぁ………舌を噛まれた。感触を味わうために感覚のリンクはしてあっtからかなり痛い。
ぴっと状態をリセットして舌の怪我を消し、真希を睨みつける。

「痛いなぁ。そういう態度取るなら………」
「ご、ごめん! ビックリしてつい! 許して! お願いだから許してくれ!」

もう男勝りな強い格闘少女ではなく、弱みを握られて震えるか弱い女の子でしかない。

「じゃあ改めてもう一回」
「はい………」

ゆっくり顔を近づけて再びキス。
口は固く閉じているが舌でつんつんとノックすると軽く開いた。
すかさず舌を差し込んで口の中を舐め回す。

くちゅ、ぐちゅ、じゅるるる………
「んんん………んむぅ………」

思う存分に口内を蹂躙して唾をすする。
代わりに僕の唾を流しこんでやる。

「んんんっ!?」
「飲め」

真希人形に言わせて命令。口が塞がっていても伝えられて便利だな。

ごくん。と喉が鳴った。

「ぷはぁっ! うう………はぁ………」

瞳がうるうるしている。うーん可愛い。食べちゃいたいね。つーか食べる。

キーン、コーン、カーン………

学校では昼休み終了の予鈴が鳴ってしまった。

「なあ………教室に戻らないと………」
「ん、どうでもいいじゃん授業なんて」
「でも………」
「逆らうの?」

僕人形は教室で授業を続けるが真希人形は裸のままトイレで待機。

「じゃあそろそろ本番と行こうか」
「………………」
「このままの格好で教室行こうか?」
「………わかりました」

手早く服を脱いで地下室に置かれたベッドの上で仰向けになる。
真希は恥ずかしそうにチラチラと股間のモノを見ながら戸惑っていた。

「ほら、早くしなよ」
「えと………どうやって?」
「やり方知らないの?」
「………はい」

高度なご奉仕は期待してないからやり方って程のモンでもないけどね。

「僕を跨いで棒を穴に突っ込めばいいだけだよ。簡単でしょ?」
「棒を穴に………」

何の事を言ってるのかくらいはわかるだろう。
僕の腰を跨ぐ体制にはなったものの、ビクビクしたまま一向にその先に進まない。

「やる気あるの?」
「あ、ある! でも心の準備が………」

その心の準備とやらを待っていたらどれだけかかるかわかりゃしない。
もう少し追い詰めてやろう。

真希人形の脱いだ服を一纏めにしてシャツで包んで縛る。これでよし。

「な………何をする気だ?」

既に授業開始のチャイムも鳴ってトイレには誰も居ない。
当分は誰も来ないだろう………運が悪くなければ。

ガチャリと鍵を開けて個室から出る。

「えっ! オイ、やめてくれ!」

そして、窓から服を投げ捨てた。

「ああああっ! 何てことするんだよ!」
「さっさとやらないからだよ。ほら、拾いに行けば?」

真希人形の操作を解いて動かせるようにしてやった。

「ああ………誰もいませんように………」

2階のトイレから裸のまま廊下を走って中庭まで。
授業中だから人は居ないと思うけどね。多分。
後姿を見られただけでも特徴的な小麦色の肌でバレてしまうだろう。授業もサボってるし。

昇降口まできて周りを何度も見回す。

「お願いだから誰も出てこないでくれよ………」

一気に中庭までダッシュ。

「全裸で野外露出なんて大胆だねえ」
「うるせぇ! 誰のせいでこんな事を!」

言ってからハっとなった。もう遅いよ。

「反抗的だなぁ………」

再び操作を再開。落ちた服の一歩手前で真希人形の動きがピタリと止まった。

「うああああ! ごめん! ごめんなさい!」
「許して欲しいなら早くしなよ」

くいくいと腰を振って催促する。

「ああ………でも………」
「早くしないと誰かに見られるかもよ?」

中庭に素っ裸で突っ立っている真希人形。教室からは死角になっているから見えないはず。
でも廊下の窓からなら見える。何かの理由で出てこられたら危ない。中庭を誰かが通る可能性も0じゃない。
そしてこんな所を見られたら人生終了だろう。

「ううぅ………うわぁぁぁん!」

ボロボロと涙を流しながら恐る恐る肉棒を摘んで自分の秘裂にそえる。

「はぁ、はぁ、はぁ………あああああああっ!」

先っぽを少し入れてから腰を落とした。
ほとんど濡れていない状態なので抵抗が凄いが、一気に膜を破って根元まで挿し込まれる。

「ああ………こんなの………最悪だぁ………」

ベソをかきながら痛みに耐えている真希。
膣の中は破瓜の血で辛うじてすこし潤っている程度でかなりキツい。
これはこれで「犯している」っていう気分が出るからいいけどね。

「ほら、早く動いて気持ちよくしてくれ」
「痛いんだよぉ………少し待ってくれよ………」
「じゃあ待つけど、終わるまでそのままだよ?」

真希人形は相変わらず中庭で固まっている。
もたもたしていれば授業も終わるし、痛みが引くまで待っている余裕なんてない。

「うあああああ………」

泣きながら腰を振る真希。屈辱と恥辱と苦痛の三重苦で顔を歪ませている。
肉体的な快感よりもそれを見ていているとゾクゾクするね。

痛がりながらも腰を振って徐々に感じてきたのか、膣の中も少しずつ滑りが良くなってきた。
今回は何もせずマグロ状態の僕も、だんだんと快感が高まってくる。

「ああぁ………なんか大きくなってきた………」
「ん。気持ちいいしね。そろそろ出そうだ」
「………? 出るって何が?」
「精子に決まってるじゃん」
「精子………ええっ!?」

事態を把握して慌てる真希。

「ダメだ! そんな事したら妊娠しちまうよおっ!」
「でも出さなきゃ終わらないよ!?」
「そんな!」

キーン、コーン、カーン………

「!!」
「ほら、授業も終わったし、早くしないとマズいんじゃないの?」
「ああああああっ!!」

切羽詰ってがむしゃらに腰を振りまくる真希。膣内が擦れて快感の波が襲ってくる。

「早くっ! 早く出してくれっ!」
「もうちょい………」
「早くううううぅ~!!!」

言われなくてももう限界だ。

「じゃあこのまま中出しするよ。妊娠しちゃったらごめんね」
「あああっ!! いい! いいから早く!!」

ドピュ! ドクン、ドクン、ドクン………

「ああああああ!! 中に………ああ………」

射精と同時に人形の操作も解除したのだが、放心してしまって動けないようだ。
仕方ない。こっちで退避させておこう。脅しのネタは維持した方がいいしね。

………

………………

………………………

「もう帰らせろよぉ………ここから出してくれよ………」

その夜、真希はまだ隠れ家にいた。昼間からずっと犯りっぱなし。
スタミナが切れたのか心が折れたのか、ロクな抵抗もしなくなった。
こっちは人形だからスタミナも精力も本当に無尽蔵。

「ここにいた方がいいと思うけど? 本体が妊娠しても人形の方は関係ないからここにいれば隠せるよ」
「そんなぁ………」

本当の事を言えば、真希は本体だけど犯した僕は人形だから、人形を消せば出した精子も消える。
妊娠の心配なんて全く無いんだけどね。

「逃げたらまた露出ね。それとも援助交際でもさせようか?」
「………………………」

折角本体の方を捕まえたんだから、もう少し楽しませてもらうとしよう。
じっくりと色々仕込んでやるかな。



[16733] 10:涙の告白 前編
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/03/07 20:48
退屈な終業式が終わって、今日から夏休み。

まあ僕にとっては夏休み自体が退屈なんだけど。
学校が無いと遊びのネタが減るんだよね。

教室は通知表の内容とか夏休みの計画とかでわいわい騒いでいる。
僕は友達に軽く挨拶すると、早々に荷物を纏めて教室を出た(友達いないわけじゃないんだぞ)

帰ったらどうしようか。
美影さんとしっぽりやるか、まだ軟禁中の真希にしようか、他の女の子か。
乱交もいいかもな………勿論男は僕一人。

「あのう………久々津さん」

妄想を膨らませながら下駄箱で靴を変えていると声をかけられた。

千堂さん。A組のクラス委員。
以前ちょこっと遊んでやった女の子だ。
実はそれ以降も、顔を合わせる度に同じようなイタズラをしている。

「少しお聞きしたい事がありまして………」
「? うん。わかった」

立ち話もなんだし、他の生徒の目もあるので屋上に移動。

めっきり暑くなってきた夏の日。しかもこれから夏休みだというのにこんな所に来る奴はまずいない。

今回は何やら真面目な話みたいだ。
イタズラ無しにしてまずは耳を傾けておこう。

塔屋の日陰になっている場所に座って話すことにした。

「すいません。夏休みで会えなくなる前に、どうしても確認しておきたい事が」
「確認したいことって何?」
「私………少し前に友達に誘われてライブに行ったんです」
「ライブ?」
「あまり興味は無かったんですけど、同じ学校だし、一度くらい見ておくのもいいかと思って………」

ハルカのライブか。

ちょっと待った。なんでそれを僕に言う?
まさかアレが僕の仕業だとバレたのか!? なんで!?

「ま、まあライブは偽者だったそうで、あんな事になって。まあそれは良いんです。それよりも………」

あれ? その事じゃないのか。じゃあ何だ?

「久々津さん、あの時ライブ会場にいましたよね? 蒼山さんと一緒に」
「えっ………」

なんだ、そっちか。

「騒がしくて何を話しているのかはわからなかったけれど………親しげに話してましたよね?」
「うん。まあ………」
「偶然会ったという風でもありませんでした。蒼山さんはああいうのに興味があるとも思えませんし」
「いやー、美影さんは以外とああいうの好きみたいだよ? 一人で行くのが恥ずかしいからって適当に誘われただけで」
「有り得ません。彼女はハルカさんと仲が悪いですから」

そうだった。誤魔化し失敗。

「それに今『美影さん』って呼びましたよね。 名前で」

………失敗どころか大失敗。
学校ではただのクラスメイトで通すつもりだったのになぁ………。

真希の時といい、僕は結構アドイブに弱いのかもしれない。

「お二人はどういう仲なんですか?」
「えー………っと」
「答えて下さい」

じっと僕を見つめる千堂さんは目がウルウルしている。
これはひょっとして、そういうことか?

「私………変なんです」
「変って?」
「貴方と話していると、体が熱くなって………胸がドキドキして………」

そりゃ僕のイタズラのせいだ。
それを恋心と勘違いしちゃったのか。ある種の吊り橋効果的な物かな?

「教えて下さい。恋人同士なんですか?」

美影さんもそうやって落とせば面倒が少なかったかもしれないなぁ。
いや、しかしそれじゃ金儲けの手段は手に入らないし、あの家にも住めなかった。
実家でのお仕置きプレイや友里さんという嬉しいオマケもある。
彼女の事はあれでベストだったと言って良いだろう。結果論だけど。

「あの………………」

物思いにふけって千堂さんの事を忘れていた。
目が潤んで今にも泣き出しそう。うーん、可愛い。

さてどうしようか。
美影さんとは学校ではただのクラスメイト。
プライベートでは美影さんとネンゴロにしつつ『学校用の愛人』を作るというのも背徳的で面白いかも知れない。

その恋心が偽りの物とも知らずに慕う彼女………小説が一本書けそうだ。

「今はどう?」
「え?」
「今も体が熱い? 胸はドキドキしてる?」

今は人形も出していないし愛撫もしていない。

「はい。今もドキドキしています」

ありゃ、もう刷り込まれてるな。

しかし頬を赤らめてもじもじしている千堂さんはとても可愛かった。
なんかこう欲情するのとは別の、じんわりした温かい気持ちが湧いてくる。

「確かめてください………」

千堂さんはすっと僕の手を取って自分の胸に触れさせた。
………思わぬラブコメ展開。こっちまでドキドキしてしまう。

「鼓動が速くなっているのがわかりますか?」
「う、うん………」

胸なんか散々触ったのに。しかもナマ乳で。
胸どころかあんな所やこんな所も思いっきりいじり倒したのに。

なんで服越しに軽く触れるだけでこんなにドキドキしてるんだろう。

「久々津さん………」

彼女の顔が近づいてくる。
これはもしかして………

ちゅっ………

唇が触れる程度の軽いキス。
それだけでも頭が真っ白になりそうだった。

思わずその体をぎゅっと抱きしめた。
千堂さんは一瞬ビクッと体を強ばらせたが、力を抜いて首に腕を回してくる。

しばらくそのまま二人で唇の感触を確かめ合う。

………なんだか幸せだ。
普通の恋人っていうのはこういう感じなんだろうか。

いきなり人形を使ってレイプして、お互いのメリットの為に一緒にいるような相手じゃなくて、
心から惹かれて、一緒に居るだけでドキドキして、軽く触れるだけでも幸せな気分になれる相手。

そんな恋人がいれば人形遊びなんてもう………

今は彼女の想いは作られた偽物かもしれない。
それなら、今からでも本当の想いを育てて行けば………




『人形遊ビヲヤメル?』

頭の中で声がした。

『僕トノ約束ヲ破ルノ?』

僕がこの能力を得た時に聞こえた声。
それ以来は一度も聞くことは無かったけど。

『君ハ能力ヲ自分ノ欲ノタメニ使ウト約束シタヨネ。ダカラ僕ハ君ニ能力ヲアゲタ』
『欲ヲ捨テテ能力ヲ使ワナイナラ、ソノ能力ハ返シテ貰ウ』

そう。僕は「彼」とそんな約束をした。
しかし、それももう………

『ソンナ女一人デ満足出来ルノ?』
『ソノ女ガ、ブヨブヨノオバサンニナッテモ、シワシワのババァニナッテモ、ソイツダケヲ愛スルノ?』
『アノ美影トイウ女ハ上出来ダヨ。自分ノ欲ニ忠実ダシ君ノ役ニ立ツ。文句はナイ』
『デモソノ女ハ駄目。大人シスギルシ欲モ薄イ』
『ソシテ何ヨリ、ソンナ女ノタメニ、君ガ欲ト能力ヲ捨テヨウトシテル』
『能力ガアレバ、イツデモドノ女デモ自由ニ抱ケルノニ、ソレヲ捨テルノ?』
『女ダケジャナイヨ。金モ地位モ名誉モ思イノママニデキル可能性ガアルノニ。ソレヲ捨テルノ?』

沸々と、黒いものが胸の内側に沸き起こってくる。

『一時ノ気ノ迷イデ、無限ニアル可能性全テヲ無駄ニスルノ?』
『絶対ニ後悔スルヨ。スグニ普通ノ幸セナンテ満足デキナクナル。君ハ欲深イカラ』

(でも、彼女は僕に惹かれてしまっている。これから先ずっと拒絶し続けるのか?)

『犯ッチャイナヨ。得意ジャナイカ』

(好かれてる相手を襲って意味がるのか?)

『馬鹿ダネ、人形ヲ使エバイイ。ソレガ君の本領ダヨ』

(………………)

『女ヲ犯スッテノハ、単ニ抱ク事ジャナイ。心ヲ汚ス事ダヨ』

(心を…………)

『シチュエーションハ任セルヨ。楽シク犯リナ』
『撲ヲガッカリサセナイデクレヨ』

それっきり声は聞こえなくなった。




「久々津さん?」

黙り込んでしまった僕を千堂さんが心配そうに見ている。

「あ、あの、怒ってますか? 急にこんな事して………」
「怒ってないよ。むしろ嬉しかった」
「あ………良かった」
「僕と一緒にいると体が熱くなるのはなんでだと思う?」
「そ、それは………つまり………貴方の事が………」
「わかりやすく説明してあげるよ」
「え?」

地下室で人形を出して本人とリンク。
今回は触覚だけでなく、全身の感覚を。ただし行動は自由にさせない。

「え? 何これ? どうなって………」
「静かに」

人形の動きだけを操って即効性の媚薬を飲ませる。

「何なの? ここはどこ? でも私は屋上に………」
「少し黙ってなよ」

1分もしない内に薬の効果が現れる。

「あっ………体が………どうなって」

人形の自由を奪ったまま、強引に愛撫を始める。

「ひゃああ!? やめて………そんな………」
「これが僕の能力。わかるでしょ? 今まで味わった感覚と同じ」
「今までの………? 今までもこんな………」
「そう。千堂さんと合った時はいつもこうやってイタズラしてたんだ」

「………………」

「それで体が熱くなったりドキドキしたりしてたんだよ」
「そんな………」
「だから、君が僕のことを好きだなんてただの勘違いだ。幻想だよ」
「そんな………違う! 私はちゃんと貴方の事を………!」

「本当に? これでもまだそんな事が言える?」

人形のおマ○コに指を入れてぐちゅぐちゅとかき回す。
媚薬の効果もあってかなり濡れているし反応も良い。

「やっ! やめてぇ! あああぁぁ!」

「あんまり騒がない方が良いよ。誰かに見られたら変人だと思われる」
「貴方がそんな事するから………」
「そんな風に見えるかな?」

屋上に居る僕らは普通に座って話しているだけ。
千堂さんが一人で騒いで悶えているのを見て、僕のせいだと思う奴はいないだろう。
能力の事を知っていれば話は別だけど。

「あああ………駄目………ダメ………やめて………」

プルプルと体が震えて声が小さくなる。絶頂が近いらしい。

「あああ………もうダメぇっ!」

あと少しで絶頂という時、指を引きぬいて愛撫を止める。

「…………あ?」

「止めて欲しかったんでしょ?」

「あ………はい。でも………」

体の疼きは収まらない。絶頂の寸前で止められた上に人形は身動ぎ一つ取れない。

「あ……の……なんとかして下さい」
「どうしようかな」
「あああ………だめぇ………頭がおかしくなりそう………」

「じゃあさ、オナニーしてみてくれる?」
「え?」

「オナニー。自慰だよ自慰。わかるでしょ? 子供じゃないんだからさ」
「そんな! そんな事できません! それに体も動かせないのに」
「何言ってんの? ここでやるんだよ」
「ここでって………」

真昼の学校の屋上で自慰をする。
屋上のフェンスからは下校している生徒たちも何人か見える。

「ダメ………そんな事絶対にできない………!」

「そう。それじゃそのまま悶えてると良いよ」

立ち上がって埃を払う。もう帰ろう。

「僕としては千堂さんの事を犯すなんて何時でもできるし、他の女の子だって何回も犯してるし」
「………っ!」

「ところで、最後に一つ聞いておくけど」
「………なんですか?」
「僕の事好き?」

「………………嫌い………です」
「そっか」

何が可笑しいのか自分でもわからなかったけれど、笑いながらその場を離れた。

千堂人形は割れ目からダラダラと愛液を垂れ流している。
媚薬の効果が消えるまではこのままにしておこう。

………………………

「どうかしたの?」

人形を放置して地下室から自室に戻る途中、美影さんに声をかけられた。

「何が?」
「なんか楽しそうな顔してるから。新しいオモチャでも手に入った?」
「………なんでもないよ。地下室にある人形は触らないでね。放置プレイ中だから」
「ふ~ん。わかった」

その夜、また人形に媚薬を飲ませて、宮崎さんや真希や他の女子を犯すのを見せつけてやった。
一晩中、体を疼かされても愛撫すら受けずに、強制的にそれを見せられた千堂さんは一体何を思うだろうね。

そのうち千堂さん本人も犯してやろう。
どうやって犯そうかな。どんな表情するかな。今から楽しみだ。










あとがき

今回ちょっとアレな内容が混じっていますが、
今後の方針は基本的にいままでと変わりませんので………



[16733] 11:涙の告白 後編
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/03/07 20:52

ガチャン

「はぁ…はぁ…」

トイレに飛び込んで誰もいないのを確認。個室に入って鍵を閉めた。

勇気を出してなんとか話ができたのに。
どうしてこんな事になってしまったんだろう?

媚薬を飲まされ辱められた上に、彼は私を放置して行ってしまった。

「もう………だめ………」

体の疼きがどうにもならない。
こんな所でそんな事をするなんて、本当はとても恥ずかしいけれど………

「でも……我慢するなんて無理……」

スカートとパンツを下げ、ついでにブラウスの前を開けてブラも外した。


「ああ……」

自慰をするのは生まれて初めて。それが学校のトイレでなんて………

誰かにバレてしまったらどうしよう。そう思いつつ割れ目に指を這わせる。

「ん………?」

軽い快感はあるものの疼きは全く治まらない。むしろどんどん酷くなっている。

「はぁ………なんで………」

もう少し強く、早く指を動かす。

くちゅ………

「んんっ…………?」

痺れるような快感。それでも疼きは治まらない。

「ああ………これじゃあ駄目なの………?」

媚薬を飲んだのは人形の体。本体がいくら感じたところで人形の疼きは治まらない。

「そんなの………どうしたら………んん………」

快楽を求めて指が動く。
確実に体に快感を与えているのに、もう一つの体が満足してくれない。

「ああ………だめぇ………頭が変になりそう………」

声を押し殺して自慰を続ける。
どうせ疼きは収まらない。それなら自慰も止めなくては、と思っても指が止まらない。

「あ、あ、あ………あああ、イっちゃう! 学校で、学校でイっちゃう………!」

ビクン! と快感が体を突き抜けて行った。それなのに………

「あああ………まだ熱い………」

もう一つの体は満足してくれない。
地下室で一人放置され、何の刺激も受けられずに立ち尽くしている。

「誰か………助けて………」

その後もトイレで自慰を続け、3回程達したが、それで疼きが収まる事は無かった。
1時間ほどしてようやく媚薬の効果が切れ、人形自体の感覚も消えた。
学校に残っている生徒が殆どいなくなった頃にヘトヘトになって家に帰った。

………

………………

………………………

(あ…………)

夜になって寝ようとした時、また悪夢が始まった。

何の前触れも無く体が二つに増えた感覚。
また人形を出したみたいだ。

「はい、もう一杯」

差し出されたのは昼間に飲まされたのと同じ瓶。媚薬だ。

(やだ、飲みたくない。飲みたくない!)

どれだけ拒もうとしても、何を訴えてもどうにもならない。
人形の体は勝手に動き、瓶の中の甘ったるい薬を飲み干してしまう。

(あああ…………)

疼く体を捩ることすらできない。ただ耐える事しかできない。

(せめて………せめて………)

せめて彼が愛撫の一つでもしてくれれば。
もう羞恥心など捨てて懇願したかった。しかし口すら動かすことはできない。

(見てるだけ……なの?)

彼はニヤニヤと裸の人形を見ている。
見られている間にどんどん体が疼いている。それでも指一本触れてこない。

(触って………少しでいいから触ってぇ………)

書類運びを手伝ってくれた日。あの日も人形を愛撫していたらしい。
気持ちよかった。その後も彼に合う度に感じさせられていた。

彼に会うと体が熱くなる。気持ち良い気分になる。
私はそれを恋心だと思った。いつの間にか彼に惹かれていたのだと。

それが間違いだと気付かされ、辱めを受けて絶望した。それでも………

あの快感をもう一度味わいたい。


(はやく………触って。感じさせて………)

しかし

「真希、入っておいで」

(!?)

呼ばれて地下室に入ってきたのは、同じクラスで空手部の施川真希さんだ。

「今度は何を………千堂? なんでここに?」

貴方こそどうして………と訊こうとしても声も出せなかった。

「まさか千堂にも非道い事を………」
「彼女はまだ犯してないよ。なんなら確認してみたら?」

確かに犯されてはいない。でもある意味犯されるより非道い仕打ちではないかと思う。

「さて真希、千堂さんはまだ処女だけど………」

(?)

「自分が犯されるのと、千堂さんが犯されるの、どっちがいい?」

(!)

「そ、そんなの選べるわけねぇだろ!」
「じゃあ千堂さんにしよう。真希はそこで見てなよ」
「な………待てよおい」
「ちなみに感覚はリンクしてあるから、本人にも伝わってるよ」

犯される。人形だけど。それでも快感は伝わってくるはず。
いや、むしろ人形だからこそ犯して欲しい。もうこの疼きには耐えられない。
彼の手が私の人形に触れる直前。

「わかった! 俺だ! 俺を犯せ!」
「いいの?」
「………いいよ。どうせもう何度もヤられてるし。千堂まで巻き込む事無いだろ」

違う、止めて欲しくなんて無い!
犯して欲しい! すぐにでも快感が欲しい!

なんとかしてそれを伝えたかった。でも伝える方法が無い。

彼と真希さんが服を脱いだ。
彼の股間のモノお腹につきそうなくらいは反り返っている。
目を逸らす事もできずに凝視させられる。

「じゃあ四つん這いになって。入れるよ」
「おい、千堂はあのままかよ」
「気にしない気にしない」

ああ………体が熱い。私に入れて欲しい。
この疼きを止めてくれるなら処女なんてあげるのに。

真希さんも嫌々犯されているのだろうというのはわかっていた。
それでも羨ましくて仕方が無かった。

「ああっ、もっと、ゆっくり………」

彼が真希さんに腰を打ちつけている。
パン、パン、パン、と乾いた音が地下室に響く。
真希さんは嫌がっていても感じているみたいだ。顔がとろけている。

「何回ヤッても真希の中は気持ちイイよね」
「そんなの知るかよ…………ああっ!」

何回も?
何回もこんな事をしているの? 私には指一本触れてくれないのに?

自室にいた私の本体は、パジャマを脱ぎ捨てて全裸になり自慰をしている。
それでも昼間と同じ。本体がどれだけ感じても人形の体は疼いたまま。

「そろそろ出るよ」
「あああっ! 俺ももうイキそう!」

二人の体が同時に痙攣した。イったみたいだ。
気持ちよさそう………

「あああ………また中に………」

ずるっと、真希さんの体からソレが引き抜かれた。
白い体液がドロドロと溢れ出てくる。

「それじゃあ真希、もう出てっていいよ」
「ヤるだけヤってさようならかよ……」
「もっと欲しいの?」
「欲しくねえよ! 千堂には手を出すなよ! わかったな!」
「わかったわかった」

手を出して欲しい。私の体も同じように犯して欲しい。
そんな願いはどうやっても届かない。

「じゃあ次行こう」

(!?)

ボン、と音がして女の子が現れた。あれはB組のクラス委員の宮崎さん?

「やっ………今度は何をする気よ!?」
「ただ犯すだけだよ。いつもと同じ」

いつも? 彼女もいつも犯されてるの?

そんな私の疑問をよそに、行為が始められる。

………………………

それから。

知っている子や知らない子が何人も犯された。
教師も、生徒も。先輩も、後輩も。

ほとんどの子はただの人形みたいにぐったりしていた。
人形みたい、ではない。人形そのものだ。本人と意志が繋がってない。ただの人形。

そんなのを犯すなら私を犯せばいいのに………
ただひたすらに続く行為を、疼く体で延々と見続けた。

そして

「美影さん、存分に見せつけてあげよう」
「うふふ、面白い趣向ね。本人のリアクションが見られないのが残念だわ」

蒼山さんだ。以前ハルカさんのライブに二人で来ていた。
もしかしたら彼女もまた被害者かと思っていたのに。

恋人同士のようにキスをして、恋人同士のように体を絡めあう。
見たくなかった。それでも目を逸らすことも閉じることもできない。

薬の効果が切れる頃になると次の薬を飲まされ、私の体は疼きっぱなしだった。
普通は同じ薬を何度も飲んでいると、体が薬に慣れて効果が薄まるのだけれど、一向にその気配は無かった。
彼が『人形の状態をリセット』とか言っていた気がする。意味はよくわからなかった。

家にいた本体で何度も自慰をして、何度もイった。それでも一度も満足できなかった。
気が狂いそうになりながら、涙を流して自慰を続けた。

夜が明ける頃、ようやく悪夢が終わった。
人形が消され、体の疼きも消える。


同時に猛烈な虚脱感が襲ってきた。

「………………」

体の疼きのせいで犯される事を望んでしまった。抱かれたいと思ってしまった。

「そうよね……冷静に考えれば、あんな人に……あんな、女の子を食い物にしてるような人に……」

そんな人に抱かれたいなんて思ってしまったのは媚薬のせい。そうに決まっている。

「抱かれたいなんて思う訳ない…………よね……?」

疑問に答えてくれる人はいない。

もう外は大分明るくなっている。
こんな状態で授業を受けられるのかと思って、夏休みに入った事を思い出した。

彼や、蒼山さんや、彼に犯されていた女の子達と顔を合わせずに済む事に感謝しながら、
私は夜まで死んだように眠った。



[16733] 12:遊び人遊び
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/03/11 00:05

学校は夏休み中。
しかしあまり嬉しくない。

この能力のおかげで登校中も遊んでいられるし、休みに入っても暇な時間が増えるだけだ。
家には美影さんも友里さんもいるし、ちょっと前に捕まえた真希もまだ軟禁中。

いつも通り人形遊びだってできるから毎日が退屈という訳じゃないけど………
やっぱりもう少しメリハリが欲しいね。何か面白い事はないものか。

安アパートにいる僕の人形は登校もしなくなって時間が有り余っているわけで、
もうセリフの一つ一つまで覚えたような漫画をまた読み返していた。

ピロリロリン

携帯が鳴る。メール?
開いてみると担任からの連絡網メールだ(ウチの学校の連絡網はメールで一括送信になっている)

送信者:担任 大泉
件名:連絡網
本文:明後日の登校日ですが、登校時間が以前通達した11:00から2時間遅い13:00に変更になります。

つまらん情報だな。確か夏休み中の進路相談室の利用についてだったか。休みに入る前にやって欲しいもんだ。
何か遊べる要素があればいいんだけど………

どうせ暇だし、万一の可能性に掛けてみるとしよう。失敗してもリスクは無いに等しい。

………

………………

………………………

そして二日後。

僕は変更前の時間、11時前に学校に来た。
そして教室には担任を含めたクラス全員の人形を待機させている。
美影さんは能力の都合上、人形は用意できなかったけどまあいいや。一人くらいなら気付かれないだろう。

さて、誰か来ないかな………メールを見てない哀れな生贄は。男は来なくていいぞ。

待つこと10分。

「来た!」

今日登校があるのは僕のクラスだけ。
そしてノコノコとやってきた彼女も僕のクラスだが………でもハズレかな。

彼女は相川智恵(あいかわ ともえ)
いかにも今時な感じの女子高生で彼氏もいる。というか月替わりくらいのペースで彼氏が変わってる。
妊娠して中絶したという噂も聞くし(本当だったら退学だろうが)正直遊び人はあんまり好みじゃない。

まあいいか。こっちも軽く遊んでやるだけだし。

教室から相川の人形だけを消す。制服もどけておこう。

そして相川が教室に入ってきた。

「オハヨございまーす。あ、もう昼?」

能天気な奴。頭の悪そうな喋り方だ。一応は難関校なのになんでこんなのがいるんだろう。

ともあれ作戦を開始しよう。先生(人形)で話し始める。
担任の大泉先生は50半ばの貫禄のある教師で生徒や保護者、他の教師達からも信頼が厚い。
最も今は文字通り僕の操り人形なんだが。

「よし、席に着け。授業を始めるぞ」
「アレ? 授業やるんですか?」

当然の疑問だろうな。休み中の投稿日に授業なんて聞いたことが無い。

「保健体育の授業だ。全員服を脱いで裸になれ」
「…………は?」

相川一人がボーゼンとする。これも当然の反応。

「ヤだー。ギャグですか? ジョークですか? セクハラですよ!?」

ケラケラ笑う相川を他所に、他のクラスメイトは服を脱ぎ出す。

「あれ? え? マジ? なにやってんの?」

あっという間に全員が全裸になる。
なかなか壮観だ。野郎が混じってるのが難点だけど。

「ほら相川さんも脱がないと」
「この授業ちゃんと受けないと夏休み中ずっと補習らしいよ」

「………えええぇぇ!?」

どう考えても異常な状況。しかし脱がないわけには行かない。
自分以外の全員が脱いでいるので脱がない方が異常に思える。集団心理という奴だ。
怖ず怖ずと脱ぎだす相川。皆が(人形だけど)それを注視していた。

「あの………あんまり見られるとハズいんですけど」
「モタモタしてるからだ。遅刻した上にまだ迷惑をかけるか」
「わかりましたよもう………」

そして相川も全裸に。恥ずかしそうにモジモジしている。遊び人のくせにね。
軽く日焼けした肌は健康的でスタイルもまあまあ。男ウケする体なのは確かだ。

「さて、何の授業をするかは休み前に伝えたな? 相川、言ってみろ」
「え? えと、すいません………」

勿論そんな事は聞かされていない。

「全く、仕方ない奴だな。天野、代わりに言ってみろ」
「はい。最近校内の風紀が乱れがちで、不純な異性交遊も多いので、それを改める為の授業です」
「よろしい」

相川は何か言いたそうだったが大人しくしている。これ以上波風を立てて注目されたくないんだろう。

「そう、最近の風紀の乱れは目に余るものがある。中絶した生徒もいるという噂だ」

相川がビクっとなった。こりゃ噂は本当か?

「そこで今回の授業で性行為と妊娠についてきっちり学んで貰う。相川。前に出ろ」
「ええっ!? なんでアタシが?」
「遅刻の上に脱衣でもたついて、おまけに授業内容まで忘れてたな? その罰だ」
「………はい」

ビクビクしながら前に出る相川。

「床に尻をついて座れ。皆の方を向いてな」
「………………」

言われ通りにペタンと座る。体育座りの格好だ。

「じゃあ足を開け」
「ええっ!? ムリムリ! 流石にそれは無理ですって!」
「授業の一環だ。やらしい目で見る奴なんかいないから大丈夫だ。裸なのは皆一緒だろ」
「ムリな物はムリですよぉ! 股開くのは一人じゃないですか! そんな恥ずかしい真似できません!」
「わがままな奴だ。宮崎、天野、それと野々宮、お前らも一緒にやってやれ」
「「「はい」」」

呼ばれた3人が揃って前へ出てM字開脚。
相川はそれを見て唖然としていた。

「ほれ、アイドルの野々宮までやってるんだ。出来ないとは言わせんぞ」
「………………」
「ほら、男子を見てみろ。誰も股間を隠してないし勃起もしてないだろ」

全員ただの操り人形だから勃起させないくらい簡単だ。僕の人形も動きを制御して抑えている。
反論の材料を封じられてゆっくり足を開く相川。よし、良い調子だ。

「それじゃ次はおマ○コを開いて中の方まで見えるようにしろ」
「ぇ………」

相川以外の三人がくぱぁっとおマ○コを開く。
先生がジロリと睨みつけると相川も慌てておマ○コを開いた。

「女子は自分の体だから見慣れてるな。男子は前の方に来てよく観察しておけ」

女子が後ろに下がり男子たちがぐっと顔を近づけてジロジロと舐めるように見る。

「………やっぱり恥ずかしい」
「文句を言うな。宮崎達はちゃんと見せてるぞ」

この状況で平然としている方がおかしいのだが何も言い返せまい。
しかし………相川の奥の方を確認するとやはり処女膜は無い。この中古品め(←処女厨)
それでも辱めて遊ぶ分には十分だけどね。

「それじゃ相川はそこで自慰をしてみろ。他の三人は見学に回って良いぞ」
「ええ!? なんで!?」
「本当は自慰は他の奴にやらせるつもりだったが、ワガママを言った罰でこれはお前一人にやって貰う」
「そんな………」
「文句があるなら次の見本もお前にやらせるぞ」

「次」というのが何なのか。具体的にわからなくてもエスカレートしていく内容を考えれば悪い予想しかできない。
ここで自慰をしなければ何をやらされるのか、不安で頭がいっぱいだろう。

「わ、わかりました。やります」

項垂れて秘裂に指を合わせ、ゆっくりと動かす相川。
クラスの全員がそれを凝視している。

「はあ………はあ………やだよもぅ………」
「イクまで終わらないからな」

先生の宣言にビクっとして指の動きが早まった。

「はぁ、はぁ、はぁ………見られてるのにぃ………」

「うううぅんん………見られて感じちゃうなんて………」

「ダメぇ………こんなの………ああ………」

こんな状況でも感じるものは感じる。
水っぽい音と喘ぎ声が静かな教室に響いていた。

「ダメ………もう、イキそう………」

「ああ、イク………イキますっ………!」

「イクっ………イクイクぅっ………あああああぁ!!」

ぷしゃあっ!
潮を吹いてイってしまった。力が抜けて股間を隠そうともせずにがっくりと倒れる。

「それじゃあ次はセックスだが………」

ぼうっとした顔で相川が先生の話を聞いている。

「折角だ。これも相川にやって貰おう」
「………ええ!? 約束が違います!」
「もう濡れてるから愛撫の手間が省けるしな。不純な交際の事はこれで免責にしてやろう」
「でもっ! でもそんなの………」

「よし、正直に答えろ。このクラスでお前と付き合ってたのは誰だ?」

「え?」

「誰だ? 言え。セックスした事のある相手だ」
「………片山君………と森崎君です」
「二人か。二人だけか? 本当に?」
「はいっ、このクラスにはこの二人だけです!」

「このクラスには」ねぇ………他のクラスや学校には何人いるやら。

「じゃあ、片山と森崎以外の男子、相川とセックスしてみろ」
「そんな!」
「いちいち反抗するな。片山と森崎は相川を抑えつけろ」

その二人を操って相川の体を押さえつける。
机をどかして教室の真ん中にスペースを作り、そこに彼女を寝かせた。

「誰でも良いぞ。ヤってみろ」
「ヤだぁ! こんなの嫌! 男は好きだけど無理矢理ヤられるなんて絶対に嫌!」

泣き叫ぶ相川を無視して男子の一人を操って無理矢理に挿入する。

「ああああっ! やめて! せめてゴムつけてよぉ!」
「言っただろう。性行為と妊娠についての授業だ。よって避妊は無し」

それを聞いて相川が青ざめる。

「そんなぁ! ヒドすぎですよ! 学校でヤる事じゃ無いです!」
「学校以外なら良いと思ってるのか?」
「うぐ………」
「反論できないようだな。よし、動け」

挿入した男子でピストン運動を開始。
折角だから感覚も僕とリンクさせる。まあヤリマンだろうと突っ込めば気持ちイイもんだ。

「ああっ! ダメっ、激しいってばぁ!」
「時間が無いから早めに終わらせろよ」

そしてピストン運動を更に速める。

「んあっ、あああっ! やめてぇ!」

ドクン!

「え!? いやあ!! 中でっ! 中で出てるぅ!!」
「避妊は無しと言っただろう。まあ外出しは避妊とは言えないがな。これは覚えておけよ」
「ふえぇぇぇん………また妊娠しちゃう………」

「また」か。中絶の噂もやはり本当だったらしい。今更関係ないけどね。

「よし次だ。ちゃっちゃとヤれ」

挿入していた男子をどけて他の男子で再び挿入。

「ああっ! 待って! まだやるのぉ!?」
「当たり前だ。最低でも10人はヤって貰うぞ」
「いやあああああ!」

それから3人の男子で連続の中出し。

「もうだめえ………子宮がザーメンでタプタプ言ってる………」
「じゃあ次の奴は攻めるところを変えてやれ。穴はあと二つある」

一人がおマ○コではなく尻穴に突っ込んだ。

「ひぃっ! やだぁ! そんな所入れたこと無いのに!」
「尻なら妊娠の心配が無いだろ?」
「これだけ中出しして今更何をっ!」
「いちいち反抗的な奴だ。どれ、先生も参加しよう」

ずるっとズボンとパンツを同時に脱ぎ、勃起したそれを強引に口に突っ込んだ。

「むぐぅ! んんん!!」

尻と口の同時攻め。
他の男子も手で胸やおマ○コをいじり回す。
同時に、片手で股間のモノをしごいて射精の準備。

「んんんん!!! むうううう!!」

何度か体がビクビクと跳ねている。小刻みに達しているらしい。
僕は相川からは見えない位置でそれを見ながら、他の女子の人形を犯して楽しんでいた(こちらは当然処女)

「そら出すぞ。全部飲め。零したら補習で毎日やるぞ」
「んんんん!!」

ドピュピュ!

命令されなくとも、喉元に直接注がれては吐き出す事もできない。
強制的に飲み込まされて激しく咳き込む。
周りの男子達も同時に射精してザーメンを体に降りかけていった。

「うぶっ! んんんんーーーーっ!!」

そして大きく体が跳ねる。また達したのか。

「ふう。これで少しは静かになるかな。他の奴もどんどんヤれ」
「いやぁぁぁ………………」

それから一時間以上に渡って輪姦は続いた。

………

………………

………………………

「おい相川、起きろ」
「ん………んん?」

相川が目を覚ました。大泉先生が顔を覗き込んでいる。

「ひぃっ!」
「………オイオイ、そんなに怖がるなよ、傷つくぞ」

あはははは、と軽い笑いが教室内に響いた。

「こんな所で寝るなよ。早く来てたのは偉いが。まさかメール見ないで11時に来たんじゃあるまいな?」
「あ………あれ? 私さっきまで………」
「うん? どうした?」
「いえ! なんでもないです!」

人形を消してしまえば精液等の痕跡も消える。
残るのは相川が零した愛液くらいで、それもすぐに拭きとれる程度。消臭剤も撒いた。
人形が使った服は纏めてとなりのクラスに放り込んである(あとで回収しよう)
相川に服を着せてしまえばほとんど全てが元通り。気を失ったのはラッキーだった。

一クラス分の人数を同時に出して操るのは結構大変だったけど、それに見合う分は楽しめたね。
ヤリマンでも物は使いようという事か。

「それじゃあ始めるぞ。相川、何をやるかは知ってるな?」
「え? えーと、保健体育の授業ですか?」

どっと笑いが起きた。

「阿呆、夏休み中の進路相談室についてだ」

話は滞りなく終わって皆が下校して行き、相川は一人、首を捻っていた。

………

………………

………………………

なんだか変な夢を見た。
保健体育の授業とか言って全裸にされて皆に犯される夢。

なんとなく体に違和感はあるけど皆普通にしてたし。
そもそもあんな授業アリエナイしね。夢なのは間違いない。
体がダルイのは変な体制で寝てたせいかな?

しかしなんだろうねコレは。なんであんな夢を見ちゃったんだろう?
欲求不満かな? そういえば最近ご無沙汰かも。
でもまた妊娠しちゃったらヤバイしな~、しばらく自重しようと思ってるけど………

まあいいや。帰ろう。

「お疲れ~」

帰り際、下駄箱のところで久々津君が挨拶してきた。

あんまり話したこともないのに。珍しいこともあるもんだね。








あとがき

次回からちょっと長めの話をやる予定。
あとがきと言うより予告だなコレ;



[16733] 13:脱衣サバイバル その1 ゲームスタート
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/03/13 00:05
相変わらずの夏休みで時間が有り余り中。

能力を得る前はゲーム三昧だった。今もアパートにいる僕はゲーム漬け。
折角なので人形をもう一体使って宿題も早々に手をつけている。

他にやる事はもう人形遊びくらいしか無いのだが、やはり新しい要素が無いと飽きてしまう。

そんなわけで暇つぶしに筋トレなんかしてみたり。
人形で筋トレしても本体に反映されないので、これは本体がやるしかない。

「んー………」

筋トレを続けつつ、3体目の人形で美影さん達の情事を眺める。

ベッドの上で絡み合っているのは3人。

パーフェクトボディの美少女、僕の恋人の美影さん。
そのボディーガードで、スレンダーなモデル体型の友里さん。
休み前に捕まえてそのまま軟禁してある褐色空手少女の真希。

美女に囲まれての生活は最高だ。それは間違いない。しかし、

「うーん………」
「さっきから何を唸ってるの? 参加したいの?」
「いや、今はいい」
「ふーん。ならいいけど気が散るから黙っててよね」

ただ一緒に暮らしてエロい事をするだけでは普通の軟派なリア充と変りない。
折角の能力があるのだからもっと有効活用せねば。

「久々津………これ以上酷い事はするな………ひぁん!?」
「あなたは黙ってなさいな。逆らうのは賢くない選択よ?」

真希は捉えてからずっと僕と美影さんの慰み者になっている。
たまに友里さんと格闘の手合わせなんかもしているみたいだけど。

真希としてはすぐにでも逃げたいんだろうけど、僕が人形で何をするかわからない。
しかも逃げたところで家にはもう一人の自分がいるから行き場が無い。
結果としてここで言いなりになるしか選択肢がないのだ。

まあ真希の事はともかく。

美影さんの協力もあってクラスメイトは全員素材を取得済み。
他のクラスや学年でもかなりの数が揃っている。教師や用務員も何人か。

時間が余って退屈だけど、時間が余っているからこそ出来る事だってある筈だ。

旅行でも行こうか。でもこの時期はどこも混むしな~。
いざとなれば平日でも行けるんだし、わざわざこの時期に行くのもな……
どうせ行くなら美少女を引き連れて行きたい所だけど、それが人形ばかりではむなしい気がする。

夏休みという時間を有効に使うべく、作戦を練る僕だった。

………

………………

………………………

そして1週間後。学校でゲームをする事に決定した。

今日は休み中の部活動無いから校内はとても静かだ。
警備システムは切らせて貰った。警備員は薬で眠らせ人形に見張らせてある。
今日一日この学校は完全な無人。貸切で自由に使える。

さらに金と能力を駆使し、美影さんにも協力して貰って学校周辺を立ち入り禁止に。
少し騒いだくらいでは誰にも嗅ぎつけられることは無い。

場所はいつもの2ーB教室。参加人数は5人。早速紹介しよう。

エントリーナンバー1番
褐色の空手少女。施川真希。
ご存知の通り、休み前に捕まえた奴だ。

エントリーナンバー2番
ザ・普通少女。天野由香里さん。
以前説明ように使わせて貰った子だね。

エントリーナンバー3番
我がクラスのツンツン委員長様。宮崎恵美さん。
処女喪失10回以上。ある意味貴重な体験をしている。

エントリーナンバー4番
A組のクラス委員。千堂朱里さん。
大人しく成績優秀な女の子。以前は僕の事を気にしていたみたいだけど、
その幻想は粉々に砕かれた。もしかしたら一番可哀想なのは彼女かもしれない。

エントリーナンバー5番
この子は初登場。1年生のロリ系少女。逸見奈沙(いつみ なずな)ちゃん。
低身長でツルペタの幼児体型の元気な子。テニス部所属。
そういうのが好きな奴にはタマラナイだろうね。

ちなみに千堂さんはクラス委員繋がりで宮崎さんと知り合い。真希と同じクラス。
奈沙ちゃんはテニス部で天野さんの後輩。

以上5人の参加者。ちなみに人形ではなく全員が本体。
知らない人同士もいたのでそれぞれ自己紹介させておいた。

ゲームマスターである僕(こっちは人形)を含めて6人が教室にいる。

「で? 何の用かしら?」

早速宮崎さんが噛み付いてくる。

今回のゲームについて、詳細はまだ教えていない。
真希と同じように人形を使って脅しをかけ、集まるように指示しただけ。

「ちょっとゲームでもやろうかと思って」
「そんなの私達が付き合うメリットが無いわよ」
「ま、強制はしないけど、クリアしたらご褒美もあるよ?」

「ご褒美って何?」

質問してきたのは奈沙ちゃん。

「クリアした人には今後手を出さない。人形も使わない」
「本当?」
「本当。約束する」
「どうだか………」

信じられる訳がないとう表情の宮崎さん。無理もないけどね。

「さっきも言ったけど参加は強制じゃないし、不参加でもペナルティは無いよ。今まで通り遊ばせてもらうけど」
「ペナルティと同じような物じゃないの」
「そうかもね。でも参加するメリットはあるでしょ?」

「………参加するわ」
「俺も参加」
「参加します」
「私もです」
「私も!」

「はい全員参加っと。それじゃルールを説明しましょう」

僕と美影さんで考えた脱衣ゲーム。ルールは以下の通り。

・学校の敷地内のどこかに5人の人形がいて、ランダムにゆっくりと動き回る。
・本人及び人形は学校指定の制服を身に付けてゲームスタート。
・識別のため、本体は赤、人形は青の腕章を付ける。
・ベスト、ブラウス、スカート、シャツ、ブラジャー、パンツの計6枚。ソックスと靴、及び腕章はカウントしない。
・人形は5分毎に1枚脱ぐ(脱いだ服は各所に設置された脱衣カゴへ入れる)。
・脱ぐものが無くなると人形は学校の敷地から出て外へ。あとは適当に歩き回る。
・人形が敷地外にいる間は感覚をリンクさせる。ただし行動は自由にできない。
・自分が着ている服を自分の人形に着せても良い。
・他人の人形から服を奪って自分で着ても良い。ただし最後の一枚は奪ってはいけない。
・敷地内には数カ所のボーナスパネルが伏せてあり、書かれた指示をクリアすると、
 1:自分が服を着る(6種類全て)
 2:自分の人形に服を着せる(〃)ただし人形が敷地内に残っている時のみ有効。
 3:自分の人形と感覚をリンクさせる(ゲーム終了まで有効。ただし5分毎の脱衣と全裸時の行動は強制)
 4:自分の人形が敷地外に出ている場合、校門まで呼び戻して10分待機させる。
 の3つの効果から1つを選び、その場で使用できる。
・ただし、指示をクリアできなかった場合はペナルティとして自分と人形が一枚ずつ服を脱ぐ。
・人形と本体のどちらか片方が全裸で何も脱げない場合、もう片方が2枚脱ぐ。
・一度めくられたパネルには使用済みのシールが貼られ、以降使用できない。
・制限時間は3時間。その時点で人形が服を1枚でも着ていればクリア。
・クリアできなかった場合は罰ゲーム。

・禁止事項
 ・自分、人形問わず、腕章を外す。
 ・同じものを2枚以上(シャツを2枚等)着る。
 ・人形に同じものを2枚以上着せる
 ・着ない服を持ち歩く。
 ・他人の人形に服を着せる。
 ・他人の本体から服を奪う。
 ・指定の服以外の物で体を隠す(物陰に隠れるのは○)。
 ・脱いで脱衣カゴへ入れられた服を使用する。
 ・自分、他人問わず、人形に対して拘束・監禁・連れ回し・その他で行動を妨害する。
 ・学校の敷地内から出る。
 ・ゲーム参加者以外と連絡を取る(携帯は事前に没収)
 ・ゲームマスター及び、各所に置かれた監視用の人形に逆らうか危害を加える。
・禁止事項を破った場合即アウト。人形は直ちに全裸で敷地外へ出て行き罰ゲーム決定。
・ただし、ボーナスパネルの指示に従うのに絶対に必要な場合は、特例として許される。

「以上です!」

「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」

「憶え切れなかった? あちこちに監視用の人形がいるから、わからない事は聞いてくれたらいいよ」

「呆れてんのよ!」
「よくこんな馬鹿な遊びを」
「暇なの?」
「変態だ~」
「お前もう少し別の事に頭使ったらどうなんだ?」

「リタイアとゲームマスターへの反抗は即失格だよ」

全員黙った。
変態で結構。男ってのは誰でも溢れるリビドーで動く物なんだよ(多分)

「何か質問は?」

「ボーナスパネルって何枚あるの?」
「全部で30枚くらい。指示の内容も色々」

「パネルの指示のクリア判定はどうすれば?」
「監視用の人形で見て僕が判断する」

「罰ゲームってなんでしょうか?」
「受けてからのおたのしみ。そんなに酷いのじゃあないけど」

「人形が全裸になったら即アウト?」
「2時間経過した時点で何か着てればセーフ」

「人形が全裸の状態で5分が経過したら?」
「なんも無しだから大丈夫」

「皆と服のサイズが合わないと思う」
「とりあえず引っ掛けてあれば着てる扱いだし、監視人形に言えばサイズ合うのと交換してあげる」

「人形が全部脱いで外に出ちゃったら………その後どうなるんだ?」
「僕の気分次第。凄いコトやってもいいよ」

「それだけで十分罰ゲームだと思うんだけど」
「それはそれ。これはこれ」

ハァ………と5人が溜息をついた。

「他に質問が無いなら、ゲームスタートするよ!」

全員に腕章と時間確認の時計を渡す。

そして別室にいた人形がチャイムを鳴らした。
楽しい脱衣サバイバルの始まりだ。

ちなみに美影さんは冷房の効いたPCルーム(パネルは無し)で待機中。
僕は人形からの中継でリアルタイム観戦できるが美影さんはそうも行かないのだ。
監視用の人形達にビデオ撮影をさせて、その内のいくつかはPCに中継されるのでそれで楽しんで貰う。
流石に全てのビデオを繋ぐのは無理なので、それはあとで編集するとしよう。

 ゲームスタート・カウントダウン開始

「ま、まず自分の人形を探すのがいいのかな? それともパネルの位置を把握?」
「パネルだな。自分の服を全部使っても1時間分しかない。パネルを使わないとクリアは無理だ」
「脱がしっこ無しで協力しよう!」
「じゃあまずはパネルの位置を確認 そのあと自分の人形をマークしましょう」
「探す場所の分担を決めて10分後にここでおち合いましょう」

テキパキと作戦を立てて各自が行動を開始。
確かにパネル効果を最大限に活用すれば、4回使用で制限時間ギリギリ。5回なら余裕でクリアできる。
でもそんなに上手く行くと思ってるのかね。

あっという間に10分が経過。
皆が教室に戻ってきた。

「体育館に1枚、プールに1枚、渡り廊下にも1枚あった!」
「音楽室と図書室に1枚ずつ。それから―――」
「学校の見取り図をコピーしてきました。ここに書きこみましょう」
「おおっ、あったまいいー!」
「ナイス判断ね!」

全員で書き込んで、職員室で更にそれを人数分コピー。いい連携だ。

「23カ所か。まだありそうだけど十分ね」
「それじゃあ自分の人形をさがそう!」
「奈沙ちゃんの人形は理科実験室前にいたよ」
「裏庭で宮崎さんの人形を見ました」
「俺は自分の人形見つけたから大丈夫だ」

報告を終えてまた散らばって行った。
時間は15分経過。既ベストとブラウス、そしてスカートが脱がれている。

真希が自分の人形に遭遇して服を着せた。
宮崎さん、天野さん、奈沙ちゃんは人形をマークしつつ、服は自分で着ている。
千堂さんはまだ人形を探している途中だ。

さて………ゲームが動くのは各自がパネルを使い始めてかな。

ここまででも分かる通り、今回のゲームには結構な金と手間がかかってる。
存分に楽しませて貰わなきゃね。

つづく


ルールや状況がわかりにくい!
とか
誰のセリフだかわからねえ!
とかあるかもしれませんが、ノリで楽しんでください。



[16733] 14:脱衣サバイバル その2 脱いで見られて脱がされて
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/03/13 00:12

経過時間 30分
宮崎・3階教室前

「………やっぱり脱がないと駄目よね」

わかってはいたけど、自分から裸にならなきゃいけないなんて屈辱もいいところ。
しかも学校で! こんな馬鹿なゲームに参加させられて………!

「でも逆らったら………」

散々犯され辱められても、普通の生活は続いている。
悔しいけれど何の証拠も残らないあの能力のお陰で。

でも時間切れで外を歩かされでもしたら………もう家族に合わせる顔も無い。生きていけない。

「やるしかないのね………」

意を決して服を脱ぎ、人形に着せていった。

■□■□■□

経過時間 30分
真希・渡り廊下

「失敗したな………」

3枚脱いだ時点で着せてしまったのが間違いだった。
今人形が着ているのは上下の下着とシャツ。自分で着ているのも上下の下着とシャツだ。
重ね着は禁止なのでこれでは服が補充できない。

「まあいいや。あと3枚脱いだらパネルだ」

薄着のまま人形と並んで校舎内をのんびりウォーキング。妙な気分だった。

■□■□■□

経過時間 31分
奈沙・1階保健室前の廊下

「パネルはっけーん………あ!」

恥ずかしいのを我慢して服を全部人形に着せて、近くのパネルへ。
しかしパネルをめくろうとした時、全裸でふらふらと昇降口の方へ向かう千堂人形をみつけてしまった。

「どうしよう。まだ見つけてないんだ!」

窓の外を見ると必死に走り回っている千堂先輩がいる。

「千堂先パーイ!! こっちこっち!」
「奈沙ちゃん! ありがとう!」

昇降口で待ち伏せてなんとか服を着せる千堂先輩。よかった。
でも裸になって恥ずかしそう………

私も早くパネルの指示クリアして服を着よう。

■□■□■□

経過時間 31分
天野・部室棟

「んしょっと………」

自分の服を人形に着せて一安心。
幸いパネルも目の前にある。

「………これも人形なんだよね?」

パネルの横には監視用の人形。名前も知らない男子が無表情でこちらを見ている。
裸なのでとても恥ずかしい。人形じゃなかったらどうしよう。
いや、人形だとしても久々津君には見られてる訳で………

「み………見てる?」
「見てるよ。パネル使うんでしょ?」
「あ、うん」

クイズ番組で使うフリップより少し小さいくらいのパネルが伏せてある。
めくってそれを読んだ。

「え………」

『監視人形の前でイクまで全裸オナニー。制限時間15分。大事な部分が見えるようにすること。
 ここで脱いだ服は終了後に着て良い』

「またオナニー………」

前にもこんな事をやらされた。
しかも今回は操られるのではなく自分でやらなくちゃいけない。

パスしようか? しかしそれでは折角着せた人形の服を二枚も失う。
他の指示が簡単とも限らないし、無闇にパネルを消費すると皆に迷惑がかかる。

「やらないの?」
「や………やります………」

いつの間にか監視人形はビデオカメラを構えていた。

「いやぁ…………」

嘆いたってどうにもならないのはわかっていても、嘆かずにはいられなかった。

全裸オナニーと言わても最初から全裸だ。要はオナニーするだけ。
ただしイクまで。しかもそれをビデオで撮影されるなんて………

「うう………はぁ………」

とにかくやらないと。15分以内にイカないと大変な事になる。

「はぁ………んん………」

四つん這いになってカメラに尻を向けて、秘裂をなぞる。
最初は緊張して何も感じられなかったが、徐々に気分がノってくる。
見られている状況も興奮剤になった。

「ああっ! イキそう!」

ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ………
卑猥な音が部室棟に響いていた。

「はああああんっ!!」

ビクン! と体が跳ねて絶頂に達した。
荒い呼吸をする顔をビデオカメラが覗き込む。

「はい、クリアです。報酬は何を?」
「私が服を………着ます」

人形が制服と下着のセットを差し出した。
10分経ってるけど、これであと20分は安心だよね………

■□■□■□

経過時間 32分
宮崎・3-C教室

『他の参加者(本体・人形問わず)から服を取る。その服は脱衣カゴへ入れ使用不能に。制限時間10分』

「久々津………とことん性格が悪いわね」

クリアできなければ服を2枚ロス。
クリアするには誰かの服を1枚ロス。しかし6枚の服を着られる。
奪った方がリスクは少ないし、他にもこんな指示があるなら協力しあって従った方が良いに決まってる。

誰だって自分の服は減らしたくない。
明らかにチームワークの分断が目的なんだろう。

「………話せば分かって貰えるはず!」

まずは誰かの服を取って6枚着よう。
そのあと、自分の人形から1枚取って貰えば良い筈だ。

「あんまり動かないでね!」

無駄と知りつつ人形にそう言うと、他のメンバーを探しに走り出した。

■□■□■□

経過時間 37分
千堂・2-B教室

「………………」
「………………」

奈沙ちゃんに助けられたあと、1階のトイレにあったパネルをめくり、
人形を置いてスタート地点でもあるこの場所に戻ってきた。

『久々津にフェラをしてイカせる(2ーB教室にいます)。制限時間15分』

やらなくては………やらなくてはいけないのに………できない。
頭ではこんな人に奉仕するなんて冗談じゃないと拒絶している。
心では何かドキドキするような期待感がある。
そして、どちらも「こんなゲームで奉仕を強要されるのは嫌だ」という結論は変わらない。

「もうめくってから5分経ってるよ?」
「………………」

パネルをめくると同時に、監視人形がタイマーを渡してくれた。
そのタイマーは残り9分程になっている。

フェラという行為は知っている。男性器への口での愛撫だ。

久々津さんのソレは既に露出され、見事にそそり立っている。
これを口に含んで愛撫するなんて………私の心と体をもてあそんだこの人に………

こうして全裸で立っているだけでも火が出そうなくらい恥ずかしいのに。

「ま、困るのは千堂さんだから構わないけどね」

やらなくては………他の指示が優しいものとは限らない。
どこかで覚悟を決めなくてはいけない。

決意が鈍らないうちにと目をつぶって一気にソレを頬張る。

「うぷっ!」

勢い良く入れ過ぎて喉を突いてしまった。

(こんなのって………酷い!)

もしも、1学期の終わりのあの日。
私の気持ちが勘違いと知らされず、彼の本性も知らないままであったなら、
こんな行為でも心を込めてできたのだろうか。

そんな事を考えながら恐る恐る舌で舐めまわす。

「歯が当たって痛い」
「んん………」

早く終わらせないと、と思う反面、ずっと続けていたいような気もしてくる。

いろいろな考えが頭を巡っているけれど、とにかく今は上手くやらなければいけない。
心を込めてやろう。嘘でもいい。形だけでも。

(この人は私の恋人………書類を運ぶのを手伝ってくれた、優しい人………)

(私の………好きな人………)

自分に暗示をかけるように心の中でそう繰り返してフェラを続ける。

じゅぶ、じゅぶ、じゅるるる………

「下手だなぁ」
「………………」

冷たい一言で現実に引き戻されてしまう。涙が出そうになった。
時々ビクビクと跳ねていても、イク気配は中々無い。

「10分経過~」
「んんーーー!」

このままじゃ駄目だ。こんなに悲しい思いまでしたのに………

「なんなら手伝おうか?」
「?」

手伝う? どうやって?
こちらの疑問を汲み取ったのか、さらに言う。

「こっちも腰使ってあげようか?」
「んん!」

このままじゃ駄目だと思った私はコクンと頷いた。

「んんんんぅ!!!」

そして久々津君が激しく腰を振り立てる。

「んぶっ んん、むぅぅ!!!」

じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽっ………

何度も喉を突かれて、嘔吐感を必死に抑えて耐え続ける。

「あとっ、1分っ、だなっ!」

腰を振りながら言われた。もう時間がない。

少しでも早くイカせようと、喉を突かれながら舌を絡めて愛撫する。

「もうちょいっ、もうイクぞっ」

クチの中でソレが膨張しているのがわかる。あと少し。
あと少しで彼をイカせられる………その事がとても嬉しいような気がした。

ピピピピピピ………

「んんんっ!?」

タイマーが鳴った。その音でまた現実に引き戻される。
絶望的な気分の私に追い打ちをかけるように、口の中に白濁液を注がれる。

ドクン、ドクン、ドクン!

「んんんーーーー!!」

引き離そうにも頭を抑えられて動けない。
口の奥に吐き出されたそれは有無を言わさず喉を通って胃に流れ込む。

「ぶはっ! げほっ! げほっ」
「時間切れ。失格」
「ううぅ………うあぁぁぁん」

いつの間にか側に来ていた私の人形がスルスルと服を脱ぐ。
時間経過の分も合わせて5枚が脱がれ、もうパンツしか穿いていない。

嘆いている暇なんて無い。早く次のパネルを探さないと………

■□■□■□

経過時間 36分
奈沙・保健室前

「あっ、宮崎先輩、良かったー!」

出された指示で他の参加者を探していた所へ、丁度宮崎先輩が来てくれた。
もしかしたら似たような指示が出たのかもしれない。

「奈沙ちゃん! 服一枚頂戴!」
「服?」
「ああ、裸なんだ。なら人形からでもいいから!」

宮崎先輩にパネルを見せられた。服を一枚………そういう事か。

「お願い! あとで私の人形から1枚取っていっていいから!」
「わかりました。そこ代わり先輩も私に協力してください!」
「わかったわ。何をすればいいの? 時間が無いから早く―――」

ガバっと飛びついてぶちゅう~~~っとキスをした。

『参加者の誰か(本体限定)にディープキス。制限時間10分』

舌を入れてベチャベチャと舐めまわし、唾を流しこんで飲ませる。

これでクリアっと。
簡単な指示で良かった。女の子同士だからノーカンだし!

監視人形から6枚服を貰って着ると、その内1枚を呆然としている宮崎先輩に渡し、どこかへ行ってしまった人形を探した。

■□■□■□

経過時間 48分
真希・中庭

全裸になった人形に3枚着せたて自分が全裸に。
この位置なら外からは見えないだろうけど、外にいるのはかなり落ち着かない。

しかもここは以前、久々津の策略にハマって露出させられた場所。
そしてそれを脅迫材料に………

嫌な思い出を振り払うように首を振って、近くにあったパネルをめくった。

『全裸で校庭2週(200mコース)ダッシュ。制限時間5分。ここで脱いだ服は終了後に着て良い』

「ちくしょおおおおぉーー!!!」

メチャクチャ恥ずかしいけれと迷ってる暇は無い。
早く終わらせる為に全力疾走した。

「ふぅ………」
「クリアです。報酬は?」
「服くれ」

素早いクリア。理想的な流れだ。
さて、自分の人形は………?

下駄箱の辺りに自分の人形がいた。千堂も一緒に。
そして千堂は人形から服を脱がしている。

「何やってんだよぉー!」
「ひぃっ! ごめんなさい!」

着せたばかりのシャツとブラジャーを持っていかれ、しかも5分が経過してまた全裸になる人形。
仕方無しに今手に入れたばかりの服を全部脱いで人形に着せた。

「まったく………」

多分、指示がクリアできなかったんだろう。裸のままだったし、切羽詰っていたに違いない。
だからって黙って持って行くなよ。もう少し遅れてたらアウトじゃないか。

ブツブツと文句をいいながら別のパネルへと向かった。

■□■□■□

経過時間 50分
久々津・2-B教室

各所にいる監視人形で経過を見守る僕。
まだ大半は順調だけど、輪が乱れてきた。

これから泥仕合になるぞ………楽しみ楽しみ。

つづく


途中経過

経過時間 50分
着衣数(本体/人形)
真希 (0/6)
宮崎 (6/2)
天野 (6/2)
千堂 (0/2)
奈沙 (5/2)

経過はできるだけ細かくチェックしておりますが、
服の残り枚数等にミスがありましたら見て見ぬ振りを……w



[16733] 15:脱衣サバイバル その3 乱れる輪
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/03/13 00:16

経過時間 50分
奈沙・理科室

人形がシャツを脱いで下着姿になった。

「あ、ここにもパネル」

まだ余裕はあるけれど………

「感覚をリンクさせておけば何かと役に立つよね!」

見失う心配も無いし、誰かの助けになるかもしれない。私が皆の役に立とう!
天野先輩以外は知り合ったばかりだけど、同じ境遇の人同士で助けあわなきゃ!

ペロっとパネルをめくった。

『強制3分ペッティング』

「ぺってぃんぐ? 何ですかそれ?」

隣にいた監視人形に尋ねた。

「体をあちこち触るえっちぃ事。愛撫って言えばわかる?」
「はうぅ………」

それは恥ずかしい。でもやらなきゃ!

「やるならそこに横になって」

理科室の机の上に寝かされる。
そして隣の部屋から久々津先輩が出てきた。

「あれ? 教室にいたんじゃあ!?」
「人形だよ」
「ああ、そうか………」

服を全て剥ぎ取られ、手と足を縄で机に固定される。

「やあああんっ! やめてぇ!」
「今更何言ってんの。心配いらないよ。今脱がせた服は終わったら着ていいから」
「そうじゃなくてぇ!」

二本の手が体を這いずり回る。
真っ平らな胸、細い腕や太もも、毛の生えていないツルツルの秘裂。
全身をくまなく愛撫されて強引に昂らされる。

「ああっ、やぁっ、なんか変な感じがして………」

抗議しても体を捩っても、愛撫の手は止まらない。

「ああんっ、やあああっ! 変になっちゃうぅ!」

両方の乳首がクリクリっと捻られた。
次にクリトリスをむき出しにされて同じように捻られる。

「きゃああああん!!」

膝がガクガク震えて頭が真っ白になった………

3分が経過して開放される。
服を着たあと、人形とのリンクを頼んだ。

「よし、見える! 動かせる!」

人形は保健室の方にいた。
これからは自分で動かせるし、場所もわかるから見失う事は無い。

「恥ずかしかったけど………結構簡単にクリアできそう!」

■□■□■□

経過時間 51分
千堂・保健室

真希さんには悪いことをした。
服は着ていたからすぐにアウトにはならないだろうけど、あとで謝らなくては。

私も今度は指示をクリアして服を6枚着ている。なんとか首の皮が繋がった………でも………

「はぁぁぁ………あぁ………」

体の疼きが止まらない。
あとどれだけ耐えればいいんだろう。

『媚薬1瓶を一気飲み』

迷わず飲み干した。クリアするだけなら簡単な指示。

「あうぅ………」

媚薬を飲まされるのはこれで何度目だろう?
こんな調子で最後まで耐えられるだろうか………

■□■□■□

経過時間 52分
真希・女子更衣室

人形にはフル装備させたから余裕はあるけど、自分が裸と言うのも落ち着かない。
さっきみたいな不測の事態を考えれば早めに着ておいた方が良さそうだ。

というわけでパネルをめくったのだが、

『自分の人形とレズ行為10分 人形の動作は久々津持ち』

「なんだよコレ」
「やるの? やらないの?」
「やるよ。やりますよ………」

ご丁寧にマットが何枚か敷いてある。

「時間内にそこから出たらアウトね」

それが私の人形がそさくさと服を脱いで全裸になった。

「終わったら時間分を引いて服は着せるからご心配なく。それじゃスタート」

「レズかぁ………まあいつものアレだよな………」

軟禁されてからは、いつも蒼山に遊ばれている。
あの清楚なお嬢様が久々津なんかとつるんで悪さしていたのにも驚きだったが、レズだというのにも驚いた。
いや、久々津とも関係を持ってるみたいだし、レズじゃなくてバイかな?

「じゃあこっちから攻めてア・ゲ・ル」

人形がもの凄い猫撫で声で誘惑してくる。

「気持ち悪ィ事言わせんなよ!」

人形はいきなり股間に顔をうずめておマ○コに舌を這わせてきた。
いわゆるクンニの体制。

「ひゃああ!? ああっ! いきなりそんな………ふあっ!」

「あああっ! やめっ、ちょっと、あああぁ!」
「一人でヨガってないで私も気持ち良くさせてよ~」
「だから気持ち悪い言い方すんなっての」

攻められっぱなしよりは攻める方が楽かもしれない。

自分がやられたのと同じようにおマ○コに舌を這わせてベロベロと舐め回す。

(これって自分の舐めてるんだよな………)

レズとかそういう問題ではなく、物凄く変態的な事をやってる気がする。

「ペロ…ペロ………ンンン!?」

人形が動いてお互いにおマ○コを舐め合うシックスナインの体制になった。

でもまあ………一方的に攻められるよりは気が紛れ………!?)

急に快感が倍化した。人形と感覚がリンクしてる?

「おいっ、ちょっと、何すんだよ!」
「サービスだよ。ちゃんとやらないと失格にするぞ」

(………まあいいや、もうすぐ終わる)

舐められて感じ、舐めて感じる。
自分の攻めがダイレクトに自分に返ってきて病み付きになりそうだ。
実はこのテの愛撫は蒼山美影に散々仕込まれていて結構自信がある。

(んんん………気持ちイイ………舌が止まらない………)

ピピピピピ………

「はい10分経過。クリアね」

(駄目………もうちょっとだけ………まだ余裕はあるし………)

「………まあ気が済むまでやっていいけどさ。人形も自分で動かしていいぞ」

ぺちゃ、ぺちゃ、ぴちゃ………

(ああああぁ、もうイキそうだ!)

二つの舌で二つのおマ○コを刺激してどんどん昂ってくる。

(んっ、んっ、んんんんっ! もう駄目だ!)

「「あああああああんっ!!」」

ぷしゃあっ!

同時に潮を吹いて絶頂に達した。いつもの2倍の快感にしばらく浸る。

「もう20分も経ってるぞ」
「うえっ!?」

慌てて起き上がったが、これで自分はフル着衣。人形は2枚着ている。

「まあ、まだ余裕はあるか……」

ゲームは1時間と少しが経過。このままクリアできればいいけど………

■□■□■□

経過時間 1時間
天野・渡り廊下

『自分以外の誰かの人形から服を1枚取る。取った服は着ても良い。
 パネルの指示だとバレた場合は失格。制限時間20分』

………どうしよう。

順調に時間が経過して、人形が二度目全裸に。着ていた服を全て人形に着せパネルをめくった。
そしてこの指示。

「クリアできないと2枚無くなって………でも誰かのを取るなんて………」

バレたら失格と言う事はパネルを見せて交渉もできない。黙って強奪するしかない。
しばらく迷うっていると、奈沙ちゃんがやって来た。

「天野先輩! 調子はどうですか?」
「あ、奈沙ちゃん。あれ? 腕章が………」

青い腕章を付けているという事は人形?

「えへへー、リンクさせて貰いました! その後のも簡単な指示で、本体も服全部着てるんですよ!」

随分と調子が良いらしい。人形もベスト以外の5枚を着ている。つまり………

「服を頂戴。1枚でいいから」
「え? もしかしてパネルの指示ですか?」

頷きそうになって慌てて首を横に振る。バレてはいけない。

「違うわ。でももう限界だから………」
「えー? でも先輩の人形はまだ服着てますよ?」
「え?」

確かに、人形にはさっき服を着せたけど、ここにはいないから誤魔化せると思ったのに………

「あっちの方に私の本体と先輩の人形がいます」
「ああ、そういう事………」

でもこれじゃクリアできない。無理矢理にでも奪うしか無いか?

「パネルめくったんですよね? 指示はなんだったんですか?」
「あ! 駄目!」

制止する前に奈沙は使用済みシールを貼って伏せられたパネルを見てしまった。

「あ………」
「はい失格~~」
「ああああぁ!」

これで人形の服は4枚に。

「ご、ごめんなさい!」
「もう! 罰としてその服寄越しなさい!」
「そんなに難しい指示ばっかりじゃないから、もう一回めくればいいじゃないですか」
「それは奈沙ちゃんの運が良いだけ!」
「でも………あ………」

奈沙人形が5分経過で1枚脱いだ。あと4枚。

「もう、時間が無いから早く!」
「わかりました………一枚だけなら」

シャツを渡された。無いよりはマシか。

「それじゃあ私はこれで。本当にごめんなさい………」

奈沙人形は行ってしまった。
私はシャツ一枚で下半身は全裸。ある意味裸より恥ずかしい。
しかもシャツもサイズが小さくて体に合わない。

「着ないで持ち歩くのは禁止だからね」
「わかってる。サイズ合うのと取り替えて。シャツ以外と取り替えるのはナシ?」
「ナシ」

人形ももう3枚しか着ていないはず。早く服を補充しないと………

■□■□■□

経過時間 1時間7分
宮崎・視聴覚室

「61…62…はぁ…はぁ…久々津…いつか…コロス…」

人形に服を着せた後、めくったパネルに書かれた指示は
『下半身裸になり台の上でスクワット100回。制限時間5分』

全裸なのだから下半身裸と言われてもそのままだ。
ちょっとキツいけど5分で100回程度ならできない事は無いと思う。

問題は………

「自分の…なんか…見たく…無いっ!」

用意された台というのが小さいものが二つ。
足少し開いて片方ずつ二つの台に乗せる形になるのだが、その台の間にビデオカメラが上向きで設置されている。
しかもそれが視聴覚室の大スクリーンに大写しになっている。

「悪趣味…にも…程が…ある…でしょ…80!」

あと20回。そろそろキツい。でも頑張らなきゃ………

■□■□■□

経過時間 1時間8分
天野・視聴覚室前

「………………やらなきゃ」

『誰かのパネル指示クリアを妨害する。制限時間20分』

これ以上ペナルティは受けられない。

中では宮崎さんがスクワットを続けている。
こっちには気付いていない。

「89…90! …あと10! …92…93…」

ドン!

「きゃあ!?」

ガタタッ!

台が倒れて宮崎さんが転んだ。

顔も見ずに視聴覚室から飛び出す。

1分程して。

「クリアです。宮崎さんは見事に失敗しました」
「………………」

ちょうど人形がシャツを脱いだ所だったので、着ていたシャツを人形に渡しクリア報酬として私が6枚着る。
これでしばらくは大丈夫………

■□■□■□

同刻
宮崎・視聴覚室

「ちょっと、何? あいたたた………」

急に蹴り飛ばされた。あの後ろ姿は天野さんだ。
褐色の真希、長身の千堂さん、幼児体型の奈沙ちゃん。
みんな特徴的ですぐにわかる。消去法だけど天野さんに違いない。

「………人形が勝手な事するなんてのはナシよね?」
「ナシ。久々津も人形たちも、ルール外の妨害行為はしないよ。それはそうと………」

ピピピピピピ…………

時間切れの合図が鳴った。

「………はぁ」

多分………多分だけれど、パネルの指示に妨害というのがあったのだろう。
でなきゃあんな事する筈が無い。

「それにしたってさぁ………」

蹴り倒されて体中が痛い。スクワットのせいで足もクタクタになっている。

「もう少し穏便にやって欲しかったわ………」

ペナルティで人形の服が2枚減る。
急がなきゃ………

■□■□■□

経過時間 1時間10分
久々津・2ーB教室

宮崎さんピーンチ!
足もガクガクだろうし次の指示次第じゃ危ないね。

順調にチームワークも乱れてきた。

まだまだ先は長いよ~。

つづく


途中経過

経過時間 1時間10分
着衣数(本体/人形)
真希 (6/2)
宮崎 (0/2)
天野 (6/3)
千堂 (0/4)
奈沙 (6/2)



[16733] 16:脱衣サバイバル その4 一致団結
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/03/16 00:17
経過時間 1時間11分
千堂・1階廊下

「そろそろ……服……補充しなきゃ……」

しばらくすれば慣れるかと思ったが、時間が経っても体は昂ぶる一方。
何度飲まされてもこの感覚には慣れない。

10分程前に人形に服を着せてから、全裸で疼く体を抱えて校舎内を歩き回っている。
何度か耐えきれずに股間に指を這わせてイってしまった。

「パネル……確かここに……」

空き教室で使われていないパネルを発見。
めくって指示を読んだ。

『10分間ローター責め。イカなければクリア』

「な………あああ………」

絶対に無理だ。10分どころか1分も耐えられない。
ペナルティは受けたくないが………

「パスします………」

人形が2枚脱ぐ。残り2枚。自分も全裸なので着せる服もない。

「次………急がなきゃ………」

フラフラとした足取りで別のパネルへ向かった。

■□■□■□

経過時間 1時間12分
宮崎・職員室前

「はぁ……はぁ……」

なんとか服を調達できた。
人形はあと2枚。自分は6枚。しばらくは大丈夫なはず。

「駄目………もう歩けない………」

先程出された指示は
『おマ○コにローターを挿入する。ただし30分以内に外した場合は人形と本体が着ている服を全て没収』

外さないだけなら大丈夫………と思い決行。
おマ○コにローターを入れて、細いベルトで太ももにケースが取り付けられている。

先程のスクワットで膝が笑っている、そこに間断無く刺激を与えられて、とてもまともに歩けない。
しかし人形はどんどん歩いて行ってしまう。

「待って………歩くの速くなってない?」

実際の所は、人形は今まで通りフラフラとゆっくり歩いているのだが、体感で速く思える。

「休みたいなぁ………」

見失う訳にも行かないのでなんとか気合で付いていった。

■□■□■□

経過時間 1時間16分
千堂・社会科資料室

人形が更に1枚脱いでもう後が無い。
ひとまず人形を放置してパネルを使うことにした。

『ハケ水車攻め10分』

「これは………イってもいいんですか?」
「いいよ。受けるなら終わるまで拘束だけど」
「なら………やります」

受けさえすればクリアできる内容で良かった。

改造された椅子に足を大きく開いた体制で座らされ、手と足と同体を固定。
何本ものハケが付いた水車が股間に添えられる。

「撮影してるからイイ表情でお願いね」
「ううう………」

今更どうにもならない。イカずに耐えられる筈もない。
でもクリアは確定だから大丈夫。10分間の我慢………

「ではスタート」

ウインウインと水車が回る。
取り付けられたハケが媚薬で敏感になった割れ目を撫でていく。

「ああああっ!」

10秒と経たずに達してしまった。

「あああっ! やあああああぁぁぁ!!!」

休むこと無く刺激されて何度も絶頂まで突き上げられる。
こんなのを10分も!?

「あああ! 無理! 絶対無理! 壊れちゃうぅぅ!!」

そんな叫びを尻目に水車は無機質に回り続けた。

………………

「はぁ、はぁ、んんんっ! ああぁ………」

何度もイカされて呼吸すら苦しくなってきた。
横に置かれたタイマーを見ると5分が経過した所。まだ半分でしかない。

「………5分?」

何か大切な事を忘れている気がする。とても大切な事。
しかし連続して沸き起こる絶頂で頭が回らない。

更に3分程が経過した頃、

「あああっ! もう駄目……………え? やああああ!?」

視界が二つに増えた。
人形の視界。校門から外に出た所。
5分が経過して全裸になった人形が外に出てしまったのだ。

「やだぁ!! 駄目! 戻して!」

監視役の人形はニヤニヤ笑ってカメラを構えたまま。
人形はどんどん歩いて市街地へ向かっている。

「駄目ぇ! 見られちゃう! 見られちゃうからぁ!!」

泣き叫んで暴れても拘束は解けず、水車は止まらず、人形も止まらない。

「お願い! なんでもする! なんでもするから! それだけはやめてぇ!」
「ルールに反する行動は取りません」

「やだあああ!! 誰かに見られたら外に出れなくなっちゃう!!」

人形はどんどん進んでいく。
いっそのこと目を閉じたかったが、それもできない。

「いやあああああ!!」

何度も絶頂しながら必死に叫ぶ。喉が枯れそうだった。

ピピピピピピ………

「クリアです」
「人形! 人形に服着せて!」
「敷地外に出てるから無効」
「じゃあ戻して! 学校まで戻して! 早く!」
「はいはい。校門まで戻って10分待機ね」

人形が来た道を戻り始める。
モタモタしている暇は無い。10分以内に服を調達して人形に着せないと………!

拘束が解けても膝がガクガクしてまともに立てない。
あれだけイカされたのに体の疼きもまだ残っている。
それでも這いつくばって別のパネルへと向かった。

■□■□■□

経過時間 1時間26分
奈沙・1-C教室

パシャ! パシャ!

「はああぁぁぁ………」

シャッター音とフラッシュを浴びる度に変な気分になる。

『ヌードモデル 写真50枚。言われた通りのポーズを取ること』

これもやりさえすればクリアは難しくない指示。

「次、四つん這いになってこっちにお尻向けて」
「はぁい………」

パシャ! パシャ!

「なんだか変………触られるのとは違う感じで………」

「じゃあこっち向いて足広げて座って、手でおマ○コ思いっきり広げて」
「ふあぁい」

トロンとした目つきになって言われた通りのポーズを取った。
全く毛の生えていないツルツルの割れ目を目一杯広げる。

パシャ! パシャ! パシャ! パシャ!

「ふあぁぁぁ………あぁ………あっ」

ぴくんっ、と小さく体が跳ねた。

「はい終了。クリアだよ」
「………なんか………気持ちよかった………」

クリアの報酬で服を貰ったが、なんとなく着たくないような気がした。

■□■□■□

経過時間 1時間26分
天野・2ーB教室

『久々津にパイズリ。10分以内にイカせること』

「いやぁぁ………」

ズリュ、ズリュ……

さほど大きくはない胸で必死にしごく。
幸いすぐに終わりそうではあるが。

「運が良かったね」
「本当に良かったらこんな事してないわよ」

観戦中、暇だった久々津は適当に何人かの女子の人形を出して遊んでいた。
パネルがめくられた時に中止したものの、丁度良い所で止めたので射精寸前だった。

「これって、奈沙ちゃんが引いたらどうするつもりだったの?」
「ナイチチでもそれなりに楽しめるんだよ」
「ふぅん………」
「それよりも、もう出すよ!」
「え? ひゃあああ!?」

ドピュドピュ!

顔や髪に思いっきり白濁液を振りかけられる。

「やだぁもう………」
「はいクリア。報酬は自分に服?」
「うん………」

以外と簡単にクリアすることはできたものの、髪に付いた精液と臭いはなかなか取れなかった。

今日は散々な目に合って感覚が麻痺しているが、
以前人形でストリップをさせられたのとは比較にならない仕打ちを受けている。

(なんだかまともな感覚が麻痺してるな………)

■□■□■□

経過時間 1時間29分
宮崎&真希・正面玄関

「ははは………悪いな………」
「いえ………こっちも助かったし………」

二人はそれぞれ人形に服を着せ、パネルをめくった。

真希は『20分以内に、他の参加者一人をどんな手を使っても良いのでイカせる』
宮崎は『20分以内に、他の参加者一人にどんな手を使っても良いのでイカせてもらう』
というある意味幸運な指示を引いた。

対象を探して遭遇し、利害の一致で即座に行為に及んだ。

………

「ローターは取っちゃ駄目よ。ペナルティ受けるから」
「わかった。すぐイカせてやるよ」

蒼山美影に仕込まれ、ついさっきも発揮することになったテクニックと
割れ目に挿入されたローターを使って、容赦なく強引な愛撫で攻め立てた。

「ああっ! ちょっ! なんでそんなに上手いのよ!?」

そしてわずか3分程で絶頂。お互いに指示をクリアした。

………

「真希ってレズなの?」
「いや、そういう訳じゃねぇんだけど」
「随分と手馴れてたじゃない」
「うーん、どう説明したもんかな………ありゃ?」

校門の外から千堂人形が歩いてきた。

「全裸で………っていうことは!?」
「あいつ服が無いんだ!」
「どうしよう!? 私達が着せちゃいけないんだよね?」
「まず人形から千堂の本体に………あっ! 千堂!」

昇降口からヨロヨロと千堂が出てくる。服は着ていない。

「千堂! 俺の人形から服を取れ! 早く!」

近くにいた真希人形からシャツとスカートを取って身につける。
すぐに自分の人形の所へ向かってその二つを着せた。

「とりあえずセーフだけれど、急がないと危ないわね」

「うん…………うえぇぇぇん」
「おい泣くなよ。誰かに見られたのか?」
「違うの。私さっき勝手に取って行ったのに………」
「ああ、気にすんな。協力しようって言ったろ」
「ありがとう………本当にありがとう………!」

「ほら、泣いてないでパネル探すわよ。人形も見失っちゃう」
「そうだな………あ、天野だ。おーい!」

天野も人形に付いて昇降口から出てきたところだった。

「あ………宮崎さん。あの、さっきは………」
「さっきの事ならいいから。この辺にパネル無い? 千堂さんが危ないの」
「それなら私の人形はまだ服多いから、何枚か取っておくと良いよ」

■□■□■□

経過時間 1時間30分
久々津・2ーB教室

千堂さん惜しかったな~。もう少しで閉鎖区域から出て人のいる所に行けたのに。
警察とか来ちゃったら流石にゲーム中止だからまあいいか?

しかし偶然のイタズラと連帯感か、チームワークが戻ってしまったみたいだ。
千堂さん以外は服も多くて順調だし。

ちなみに人形を動かす方向はサイコロ使って決めてます。
イジワルもサポートもなしの完全ランダムだよ。

それにしても、奈沙ちゃんはクジ運良いな。簡単なのばっかりだ。

………そろそろ小細工するかな。

監視人形を総動員して、参加者に気付かれないように未使用のボーナスパネルを交換。
これからはより難易度が高くえげつない指示ばかりになる。

奈沙ちゃんのクジ運でも当たりは引けない。そんな物は無いからね。

「時間はあと半分。逃げ切れるかな?」

つづく

途中経過

経過時間 1時間30分
着衣数(本体/人形)
真希 (6/2)
宮崎 (6/4)
天野 (6/3)
千堂 (0/3)
奈沙 (6/4)



[16733] 17:脱衣サバイバル その5 奮闘する少女達
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/03/16 00:19
経過時間 1時間32分
宮崎&真希&千堂・1階廊下

「えっと、確かあっちにパネルがあったはず」
「よし、行こう」

近くのパネルを目指して急ぐ。
千堂は媚薬の効果もあって足取りも覚束ない、それでも耐えて走った。

「肩貸してやる。急ぐぞ」
「うん。ありがとう………」

1ーA教室

『ペニバンを付けて自分の人形とセックス。どちらかがイクまで。結合して腰を振る以外の愛撫は禁止』

「なっ………」
「うわぁ………」
「酷い!」
「でも………やります。やらなきゃ………」

「無理すんな。俺が代わりにやって服は渡すよ。俺はもう膜も無いし………」

「パネルはめくった人のみ有効です。交代は不可」

真希の提案は監視人形に却下された。

「大丈夫。人形の方なら本体に影響はしないんでしょ?」
「………わかったわ。頑張って。私達は他に行くから」

真希と天野から貰った服は2枚づつ。
時間経過で1枚減り、人形は3枚の服を着ている。10分ちょっとで済ませないと危ない。
しかし幸いなことに媚薬の効果も残っている。多分すぐにイケるはず。

ペニバンは内側には突起の無いタイプ。軽く擦れる程度。
身に付けて突起を人形の割れ目にあてがう。

「んっ………」

リンクされているので挿入される間隔も伝わってくる。

「自分で自分を処女喪失させるなんて………」

覚悟はしていてもやはり怖い。本体に影響はしないと言われてもそれでも………

「怖いけど………やらなきゃ………!」

さっき裸で外を歩かされた恥ずかしさ。
あんなのを二度と味わいたくない。絶対に。

「これは悪い夢………耐えれば全部元通りになるから………今は耐えていれば………」

少しずつ腰を進める。
ズブズブと突起が割れ目に挿入される。

「あ、あ、あああぁぁ………」

初めて味わう感覚に戸惑う。しばらく進んで突起が何かに当たった。

「これが………」

決心が鈍らない内にと一気に貫いた。

「ああっ!!」

ブチっという感覚。破る方と破られる方を同時に味わう。

「人形は痛いけどこっちは大丈夫。これなら………」

痛みが引くのも待たずに腰を振った。

「うぐぅぅ………」

人形の体はかなり痛い。しかし、

「あああぁぁん!!」

本体の方はすぐに絶頂に達した。

「クリアです」
「はぁ、はぁ………服、頂戴ね」

まだまだ頑張れる。こんな馬鹿げたゲームには屈しない………

■□■□■□

経過時間 1時間42分
宮崎&真希&天野・体育倉庫

真希人形が全裸になり、服を全部着せて真希がパネルをめくった。

『自分以外の誰か二人に媚薬をのませ、それぞれ5回イクまで愛撫。制限時間10分』

「オイオイ………こりゃパスかな」
「駄目だよ! 協力し合うんでしょ?」
「無駄にパネル消費しないでね」
「わかったよ………頼む」

「あ、その前に」

宮崎が監視人形に訪ねる。

「コレってもう取って良いのよね?」
「ああ、30分経ったからいいよ」

おマ○コに入れられたローターをポンっと取り出した。

「ふぅ。それじゃ飲みましょうか」

二人がぐいっと薬を飲む。

「じゃ、じゃあやるぞ。我慢しないで早めにイっちまえよ?」
「ああ………わかってるわ。すぐイキそう」
「思ったより強力だねこれ………」

右手で宮崎の、左手で天野の割れ目をなぞり、それぞれを愛撫。

「ああああ………」
「くぅぅぅん………やっぱり上手ね………」

「あっ! 駄目! もうイクぅっ!」
「私も! 私もイッちゃう!」

ビクンと二人の体が跳ねた。

「はぁ………あと4回ね」
「早くしてよ………疼いちゃって我慢できない………」
「あ、ああ………わかった」

体制を変えて横になり、天野の体を後ろから抱きしめるようにして胸と割れ目を愛撫。
宮崎は真希の顔に跨ってクンニをされている。

「お前……ぴちゃ……クンニ好きなのか? ………くちゅ」
「だって上手なんだもん………んあぁっ! もっと激しくやって………」
「はうう………確かに上手だね………」
「そうかな………」
「そうよ………はあぁぁぁ!」
「あ、ずるい。一人でイって………私も早く………」
「わかったわかった」

手の動きを早めて体をまさぐる。

「ああっ! あああぁぁぁん!」

「ほら、次よ。早く………」
「今度は私にクンニして………?」
「う………うん」

宮崎と天野はだんだんと積極的になって真希がタジタジしている。

………

「あと1回ね………」
「もっとしたいな………」

「盛り上がってる所で悪いんだけど5分経ったよ?」

監視人形が告げた。

「ん? 制限時間は10分だろ?」
「でもほら、天野さんの人形はもう裸だよ」
「………………ああっ!」
「そうだった! 真希、早く!」

「お、おう!」

………

「ふあああぁぁ! 感じすぎちゃう!」
「壊れそう! 真希の愛撫上手すぎよぉ!」

「んむむむむ!」

天野は股間を真希の顔に擦りつけるようにして腰を振り、
宮崎は両手での愛撫で身をくねらせている。

「ああっ! 気持ちイイ! 早くイカせて!」
「もっとイジって! もっともっとぉ!」

「「あああぁぁーーー!!」」

二人同時の絶頂。

「はいクリア」
「ぷはっ! おい、急いで行け! 服はあるな!?」
「うん! 大丈夫………」

絶頂の余韻でフラフラしながら必死に走っていった。

「クリア報酬は?」
「服だ」
「私の人形もそろそろ裸ね。探さないと」

■□■□■□

経過時間 1時間45分
千堂・駐輪場

「ふぅ………この近くにパネルは………」

全裸になった人形に服を着せてパネルを探す。
これ以上皆に負担はかけられない。

「手早くクリアして皆を助けなきゃ!」

相変わらず媚薬で体は疼くし、体力的にもヘトヘトだけど、それでも頑張ろう。

「パネル………あった!」

『誰か一人の本体に媚薬を飲ませ、服を1枚取って脱衣カゴへ。パネルの指示だとバレたら失格。制限時間10分』

「こんなの………でも………」

ペナルティを受けても、また皆がフォローしてくれるかもしれない。
でも今まで何度助けられたか。迷惑をかけたか。

「クリアした方がかける負担は少ないよね………?」

媚薬の瓶とタイマーを持って他の参加者を探しに走る。

■□■□■□

経過時間 1時間50分
奈沙・3年昇降口

「よーし、服着せてパネルに挑戦!」

人形とリンクしているため、勝手に動かれる事が無い。
見つけたパネルの前で待機して全裸になったらすぐに服を着せてパネルをめくる作戦だ。

「今度も簡単なのだといいな~」

「奈沙ちゃん、待って!」

駐輪場の方から千堂が走ってくる。

「どうしたの? もしかして………あっ!」

さっき天野にやってしまった失敗を思い出す。
パネルの指示だとバレたらアウト。今回もそうかもしれない。

「こ、これ飲んで。あと服一枚頂戴」
「これ何?」
「媚薬………」
「?………わかった」

ビヤクってなんだろう? まあ多分大丈夫だと思う。
グイっと飲んで服を1枚渡した。残りの服も自分の人形に着せる。

「ありがとう………大丈夫?」
「だいじょーぶ! 心配いらないよ!」

元気よく返事をしてパネルをめくった。

『媚薬を飲んで10分間電マ攻撃』

「やった! またクリア確定の奴だ!」(←ふりがな振つきなので意味がわからなくても読める)
「そんな!? 今媚薬飲んだばっかりなのに!?」
「自分で飲ませといて何言ってんの。奈沙ちゃん、やる?」
「やる!」
「止めておいた方がいいんじゃ………いや、でもペナルティがあるし………」
「大丈夫だって!」

差し出された媚薬をさらに一気飲み。

「じゃあそこに座って」

椅子に座って手足を固定される。

「んっ………なんか体が熱い………」
「媚薬の効果出てきたね」
「ねえ、ビヤクって何?」
「知らないで飲んだの!?」
「えっちぃ気分になる薬だよ」
「ふぇ………?」

顔が紅潮して目がとろけている。

「大人でも1本飲めば十分な効果だから、2本も飲んだら大変だろうね。体小さいし」
「ん………うんん………」

もじもじと体を捩って熱い吐息を漏らす。もう疼きが限界なんだろう。

「それじゃスタート」

ヴヴヴヴヴ…………

「ひやああああああ!!!」

電気あん摩を股間に当てた瞬間に達した。
その後も容赦なく攻め続ける。

「ああああっ!! らめっ! やあああっ!! ああああぁぁぁーーーー!!」

「あ、あのっ! もう少し手加減してあげて!」
「ダメ」

ヴヴヴヴヴ…………

「ひぎいぃぃぃぃぃ!! やらああぁぁ!! んああああぁぁ!!」

休む暇も泣く連続で絶頂させられ、息をつくこともできない。
手足をバタつかせて暴れても拘束されてはどうしようもなかった。

「駄目ぇ! もうやめてえぇ!!」

リンクして自由に動ける人形の方が攻め手をやめさせようとした。

「反抗はルール違反。ペナルティどころか即失格だよ?」
「あうぅ………」

人形も為す術を無くしてその場にへたり込んだ。

「いやああああぁぁぁ!!!」

本体の方は休む間もなく絶頂し続けている。

■□■□■□

経過時間 1時間50分
天野・体育館

「くうううぅ………あぁっ!」

また達してしまった。それでも休まず急いで、かつ慎重に進む。

『おマ○コにローター、アヌスにバイブを挿入して平均台20mを2分以内に渡る。落ちたらアウト』

20m、4つ並べられた平均台のうち、もう半分の位置まで来た。
時間は50秒ほどが経過。

「大丈夫………このペースなら大丈夫………」

急いで、しかし焦らずに進む。

挿入されたローターとバイブは媚薬で火照った体を容赦なく攻め続ける。

「う、う、ううう………ああっ!」

これで4度目の絶頂。
平均台の下は零れた愛液でびちょびちょに濡れている。

「落ち着いて………落ち着いて行けば大丈夫だから………ああっ!」

唱えるように繰り返して自分を鼓舞する。そして………

「はいクリア。お見事!」
「ふぅ……ふふふ………服を貰うわ」

気合でクリアした。

■□■□■□

経過時間 1時間50分
宮崎・シャワールーム

「そろそろパネルが少なくなってきたわね………」

少し探しただけでは未使用のパネルが見つからなくなってきた。
もう無駄打ちする余裕はない。確実にクリアしていかないと。

『手錠を嵌めてウナギ風呂10分間 イったらアウト』

「………………」

シャワールームには小型のユニットバスが設置されている。
その中に20匹ほどのウナギが泳いでいた。

「バカじゃないの? どっから調達したのよコレ」
「バカで結構。やるの? やらないの?」
「やるわよ!」

ガチャリと手錠が嵌められた。
鎖の無い二つの輪がぴったりとくっついたタイプの手錠で、手首の自由はほとんど効かない。

軽く深呼吸してからざぶんと冷たい水の中に飛び込んだ。
途端にウナギ達が体にまとわりついてくる。

「――――――――ッ!!!」
「ほいスタート」

体をつつかれ、ぬるりとした感触が肌を撫でる度に頭の中に火花が散る。

体を丸めて可能な限りガード。しかし手錠のせいで敏感な部分全てに手が回らない。
前の穴に入り込もうとしたウナギを咄嗟に引き離して、そこだけは死守する。

(ウナギで処女喪失なんて冗談じゃないわ!)

人形で何度も犯されたとはいえ本体はまだ処女。それだけは守らなくては。
膜まで破りはしないかもしれないが、そんな所に入り込まれるだけでも耐え難い屈辱だ。

何匹ものウナギが隙間から入り込もうとバタバタしている。

「――――!! ――――っ!!」
「イってる?」
「イッ――――ってない!! イッてないわよ!!」

本当は何度もイっている。
さっき飲んだ媚薬のせいで体中が火照ってる。
その上、バスタブの水は何やら妙な薬が入っているらしく、なんだか甘いニオイがする。
浸かっていると体がどんどん敏感になってくる。これでイクなというのが無理な話だった。

(バレなきゃいいのよ! 人形だったらバレるけど本体なら!!)

ウナギは休まずに体中をつつき、穴に入り込もうとする。

体を丸めて前方のガードを固めるというのは、逆に言えば後方は疎かになるということ。
一匹のウナギがアヌスに入ろうと体をねじり込む。

「――――――――ッ!!」

意識が飛びかけた。バスタブの底面に尻をつけて防ごうとしても、余計な刺激が増すだけで逆効果。

(暴れないで! せめてもう少し大人しくして!!)

無茶な懇願を心の中で繰り返す。
ウナギは容赦なく体をバタバタと動かし、肛門から奥の方まで入り込もうとする。

(我慢よ我慢! 我慢我慢我慢がまんがまんガマンガマンガマン…………)

もう何度イったかわからない。
下唇を噛みしめて目を閉じ、息を止めて平静を装う。

10分が途方も無く長く感じた。


ピピピピピ………

「………10分経過。クリア」
「っ! はああぁぁぁーーー!!」

すぐに風呂から飛び出て深呼吸。なんとか耐え切った。
お尻に入り込んだウナギをズボっと引きずり出す。

「はあぅっ!」

軽くイってしまった。

「クリア後なんだからセーフよね?」
「セーフだよ。報酬は服?」

(本当はイってたんだろうけど、根性を買うかな………)

■□■□■□

経過時間 2時間1分
奈沙&千堂・3年昇降口

「あ………あ………んっ………う………」

5分程経過した時点で奈沙は気を失ってしまった。
ぐったりとして口からはヨダレが垂れている。

意識が無くとも感じているのか断続的にビクっと体を震わせ、人形の方もその感覚を共有してもそもそと体をよじる。

「あああ………早く終わってぇ………」

そして10分が経過した。

「はぁ………服頂戴。着せるから」
「はいよ。感覚リンクさせておいて正解だったね」

人形が服を受け取って本体に着せた。
本体はまだ気を失ったままだ。
千堂がそれを心配そうに見ている。

「保健室にでも寝かせて休んだ方がいいわ」
「うん………」

■□■□■□

経過時間 2時間2分
久々津・2ーB教室

皆しぶといな~!

難易度上げたのにガンガンクリアしてるよ。
おまけにチームワークも崩れない。
もっと追いつめられて服の奪い合いとか予想してたのに。

でも、真希以外は媚薬でトロトロ、体力もヘトヘトだ。
そろそろ限界が来るだろう。

あと1時間、どこまで頑張れるかな?

つづく

途中経過

経過時間 2時間2分
着衣数(本体/人形)
真希 (6/2)
宮崎 (6/4)
天野 (6/3)
千堂 (6/3)
奈沙 (6/3)



[16733] 18:脱衣サバイバル その6 ゲーム終盤
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/03/16 00:24

経過時間 2時間5分
宮崎・2階廊下

「まだ少し余裕があるわね」

自分はフルで服を来て、人形はあと3枚。

「でもここからが正念場だろうし………」

時間が半分を過ぎたあたりから指示の難易度が上がった気がする。
多分気のせいではなく久々津が小細工したんだろう。

「かと言って証拠も無いか」

順調に指示をクリアできれば、あと2回で3時間を逃げきることができる。
久々津が約束を守るかどうかはわからないけれど………

「とにかく今はやるしかないわね」

決心を固めて人形のあとを歩いていく。

■□■□■□

経過時間 2時間11分
真希・2階女子トイレ

「ったく。引いたのが俺で良かったよ」

『久々津の人形とセックス。射精するまで』

「やる?」
「やるよ。ペナルティ受けてる場合じゃないんだ」

これをクリアすればあと1回で時間分の服が確保できる。
既に何度も犯された体。あと一回くらい我慢してやる。それで自由になれるなら。

「ほれ、さっさとやるぞ」
「せっかちさんだなぁ真希は」

久々津は洋式トイレに裸で座っている。
その上に跨って肉棒を割れ目に当てがい、腰を落とす。

「んん………ふぅ………」
「抵抗も無しにすんなり入ったね。もうすっかり馴染んでる」
「………うるさい」
「それにもう濡れてたしね。期待してた?」
「うるさいっての! お前のフザケたゲームのせいだよ! 散々酷いことさせやがって」

文句を言いながらガンガンと腰を振る。

「早くっイっちまえ! さっさと出せ!」
「そんなに中出しして欲しいの?」
「じゃなきゃ終わんないだろ!」

「妊娠しちゃうかもよ?」
「人形なら妊娠しないんだろ………」
「人形なら………ね?」

「え………? 人形だよな? お前人形なんだよな?」

「………………」

じゅぶっ、じゅぶっ、じゅぶ………

無言で腰を突き上げ、卑猥な音が響く。

「おいっ! まさか本体じゃないよな? 大丈夫だよな? …………っぁぁあああ!」
「真希がイってもクリアにはならないよ」

「ああぁん! なあ、答えてくれよ、今日は危ないんだ、人形じゃないなら………」

じゅぶじゅぶじゅぶっ

「ひああああ! ああぁ………ちょっと待って………」
「やめるなら失格だけど?」
「そんな………いや、そもそもお前が人形じゃなかったら、指示をクリアした事にならないんじゃないか?」

パネルの指示は『人形とセックス』だ。本体だから無効、というのも有り得る。

「ああ、とりあえず『今ここにいる僕』が射精したらクリアって事でいいよ」
「どういう意味だよっ! 本当に本体なんじゃ…………あああぁ!!」
「さっきから一人で何回もイッてずるいな。そろそろ僕もイクよ」
「待って! 待ってくれ! 頼むから待ってえぇ!!」

ドピュピュ!

「うぁあああああぁーーー!!」

中に出されてまたイってしまった。

「はいクリア。それと一応言っておくけど、僕は人形だから大丈夫」

ナイフを取り出して手をスっと切って見せた。次の瞬間には元に戻る。

「信じられないなら自分でどこか刺してみる?」
「いや、いい………そうか。人形か。良かった………」

慌てさせて楽しんでただけみたいだ。
さあ、もうひと踏ん張り。

トイレを出たところで千堂と遭遇した。

「真希さん! 大丈夫!?」
「あれ、千堂?」
「近くにいたんだけど、大きな悲鳴が聞こえたからちょっと心配になって………」
「ははは、大丈夫だよ。行こう。お前の人形見失っちまうだろ」
「はい………」

………

「それで、今度は何をされたんです?」
「ん? まぁ、『本番』だな。いわゆる」
「そんな! 本体で行為をしたら妊娠………」
「いやいや、久々津の方が人形だからさ、中に出されても消せるんだ。今までもそうだった」
「そうですか………すいません。嫌なことを思い出させてしまって」
「気にすんなよ。今更だ」

(…………? という事は………)

千堂は何かひっかかる物を感じた。

■□■□■□

経過時間 2時間15分
奈沙・保健室

「ふぅ………」

本体は相変わらず目を覚まさない。
もの凄い刺激だったから無理も無い。
いっその事人形の方も気絶しておきたい程だった。リンクした事を後悔もした。

「でもリンクしたお陰で安心なんだけどね」

人形が全裸になったら本体から脱がせて着ればいい。
リンクしていなかったら何も出来ないままになる所だった。

「あ」

5分経過したらしい。人形が動かされて最後の一枚を脱ぐ。

(じゃあ服を………あれ? え? ちょっと………)

人形は全裸になるとそのまま保健室から出て行く。

(あああ!! 忘れてた!)

人形が全裸になったらリンクしていても動きは制御される。服を着ている暇なんて無い。

(待って! 待って! 止まってよぉ!)

眠る本体を置いてフラフラと校門の方へ向かう。

(誰かぁぁあああ!)

心の中で叫びながら、何もできずに進んでいった。

■□■□■□

経過時間 2時間18分
天野・屋上

「あった………パネル」

もうパネルはほとんど使われて枚数が少ない。
クリアまでに足りるのか心配だ。

「それよりも今は目の前の事をやらなきゃ」

『バイブ20本を膣で運ぶ。制限時間10分 手の使用禁止』

「え? どういう事?」

膝くらいの高さの台にバイブが並んでいる。説明書きも添えてあった。
・腰を落としてバイブを膣に挿入
・そのまま20m離れた台に行って置いてくる。
・手は頭の後ろで組んだまま使用しないこと。

「挿入って………私まだ処女なのに………」
「少し入れるくらいなら大丈夫だよ。パスする?」
「やる! やります!」
「それじゃあ手は頭の後ろで組んで。はいスタート」

上向きに置かれたバイブの上に腰を落としていく。
かなり怖い。間違って突き破ってしまわないだろうか。

ズル………

「んん………」

なんとか挿入出来た。そのまま離れた台に向かうため、腰を持ち上げる。

ヴヴヴヴヴヴ………

「ひゃああああ!?」
「そのバイブ、台から離れると振動するようになってるから」
「そんなああぁ………」

嘆きと喘ぎが同時に口から零れた。しかしモタモタしている暇は無い。

「ん………はぁ………ぅあっ!」

軽く達してしまう。まだ媚薬の効果も抜けきっていない。

歩いている間も振動は止まらない。何度もイってその度に愛液が撒かれる。

なんとかもう一つの台の所に辿り着いた。

「んっ! ふっ! ああぁ………」

腰を前後に振って何度か達し、ようやく抜け落ちた。
かかった時間は30秒程。このペースでは危ない。すぐに次を運ばなくては。

次を挿入して歩き出す。またバイブが振動してイってしまった。

「はぁ……はぁ……」

学校の屋上でこんな事を………
周辺は閉鎖してあると聞いたが、遠くから誰かに見られないか気が気ではない。

「ああっ!」

気が緩んだせいでバイブが膣から抜けて落ちてしまった。

「手は組んだまま使っちゃダメ。口で立たせてからもう一回挿入ね」
「ううう………」

時間が無いのに。
手も着けずに地面に這いつくばって口で咥え、上向きに置き直す。

「んんん………」

台に置かれていない上に振動していて挿入するのが難しい。
軽く割れ目に触れただけでイキそうになる。

「うう………ふあっ!?」

腰を落としすぎて少し深い位置まで挿入されてしまった。
軽い痛みを覚えて膜が破られていないか心配になる。
こんな馬鹿なゲームで処女喪失なんてしたくない。

「………大丈夫だよね」

血は出ていないし痛みもすぐに引いた。
気を取り直して台に向かう。

「んっ! んっ! はぁ、はぁ………んっ! もう!」

深く挿入されたバイブはなかなか抜けてくれない。
何度も腰を振って落とそうとするが、自分がイクばかりだ。

「いい動きだね。ソソるよ」

またカメラで撮影されている。
余りの情けなさに泣きたくなってきた。

「んあああっ!」

思いっきり腰を振りたくってようやく抜ける。

2本目を運び終わった時点で2分が経過。これではとても間に合わない。

(どうしよう………)

■□■□■□

経過時間 2時間18分
真希&奈沙・保健室

「奈沙! おいっ起きろ! 早く!」

眠っている奈沙をガクガク揺さぶって起こす。
さっき千堂に奈沙が眠っていることを聞き、そのあとフラフラと外に向かう人形を見た。
状況を把握して急いで奈沙を起しに来たのだ。

「ん………あああ! どうしよう! もう校門から外に出ちゃった!」
「パネル探して人形を戻せ! 服はあるんだから急げば大丈夫だ!」
「うん………あぅぅ。まだ体がジンジンする」
「ええい、俺が背負ってやる。とにかく急ぐぞ!」

奈沙を背負ってパネルを探す。

「ゆ、ゆっくり走って下さい~、揺れるだけで………はぁん」
「そんな余裕無いだろ!」
「はうぅ………ところで真希先輩は大丈夫なんですか?」
「俺は俺と人形の着てる分で最後まで行ける。今は自分の事を考えろ」
「はい!」

■□■□■□

同刻
久々津・2-B教室。

奈沙ちゃん大ピンチ!
つまらないミスをしたもんだ。

天野さんも危ないね。
体力も限界に近いから。

さて、パネルも残り少なくなってきた。
残り枚数を考えると全員がクリアするのは無理かな?

真希は堅いだろうけど他は誰が生き残れるかねぇ。

つづく


途中経過

経過時間 2時間20分
着衣数(本体/人形)
真希 (6/4)
宮崎 (0/6)
天野 (0/5)
千堂 (0/5)
奈沙 (6/0)




※16話と17話にて
脱衣サバイバル偏は登場キャラが多いため
製作段階では括弧の前に名前を入れていたのですが、
投稿前にやっぱり消しておこうと思い削除。
しかしそれが一部残っていたようで……編集して削除しておきました。



[16733] 19:脱衣サバイバル その7 脱落者と……
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/03/18 23:55

経過時間 2時間20分
天野・屋上

真夏の太陽が照りつける下、全裸で膣をつかってバイブを運ぶという異常な行為。
それでも今更やめる訳にも行かない。

しかしこのペースではクリアは絶望的。と思っていたら、

「しょうがないからお尻も使っていいよ」
「………………」

礼を言う気になどとてもなれなかったが、それならクリアできるかもしれない。

「んん………あぅっ! うう………」

軽く達しながら3本目を膣に挿入。

「くうぅぅぅ………はあぁっ!」

バイブの振動に弄ばれながら4本目をお尻に挿入。

急いで台に向かって腰を振って落とす。

このペースならギリギリで間に合う………

………

その後、6往復して合計14本を運び終えた。
残り時間は1分と50秒ほど。

「あぁ………あああぁ………」

炎天下を裸で歩き回り、何度もイカされて頭が朦朧としている。

「あぁ………あともう少し………」

ずるっ

お尻に挿入したバイブが落ちてしまった。

「急がないと………うぅっ!」

嫌な臭いがする。
お尻に突っ込んでいたものを口で咥えるなんて………

「ううぅ………」

悔しさと恥ずかしさで涙が出てきた。

「んむ………」

なんとか咥えてバイブを立たせ、中腰になってもう一度挿入しようとする。

「んあっ!」

滑ってまた倒れてしまう。もう一度立たせて今度は上手く挿入できた。

「んんんっ!」

台のところで腰を振って落とす。
残りは4つ。時間は1分を切った。

「急がなきゃ………」

頭がくらくらする。真っ直ぐ歩いているつもりなのに体が傾く。
立っていられなくなり、その場に倒れ込んだ。

「んん……………」


ピピピピピ…………


■□■□■□

経過時間 2時間21分
宮崎・3階空き教室前

「覚えておいて良かった」

少し前に見かけた未使用パネルを思い出して、人形に服を着せたあと即座に走ってきた。

『全裸で教室に入り、中にいる人形を1人教室の外に出す。制限時間無制限。自分1人で教室から出たらアウト』

「?」

後半の理不尽さを考えると妙に簡単な指示のような………いや、油断は禁物。
きっと人を馬鹿にしたような汚い罠に違いない。

パネルの横には首輪が一つ置かれていた。
『首輪をつけた人形は動きません』

逆に言えば首輪をつけないと動いて抵抗をされるということか。
首輪を持ってガラっとドアを開け、中に入る。

「ひっ!?」

中には机や椅子など、普通の教室にある物が一切無い。
代わりに裸の女の子が10人ほど立っていた。よく知っているクラスメイトもいる。

「全部人形よね………マネキンみたいで不気味………」

気を取り直して中に入ると、

「うわっ!?」

床にはシートが敷かれ、ローションが撒かれている。滑ってしまい立つのも難しい。

「本ッッッ当に悪趣味ね!」

ずるずると少しずつ進んで、手前にいた人形に首輪を着けようとする。

つるん、と滑って転んだ。

「あいたたた………結構難しい………ってうわぁ!?」

教室にいた人形たちが一斉に動き出した。

「あっ! ちょっと! やめ………」

人形たちに抱きつかれ、体を擦りつけられる。

ぬるぬるぬる………

「やめてって………ひゃあん、ちょ………やぁぁ………」

手足を絡め合い、秘部を擦り合って濃厚な11Pローションプレイ。

(なんか気持ちイイ………ってこれは媚薬のせい? ………だよね?)

人形の一人がぶちゅっとキスをしてきた。

(あ………この人形トモちゃんだ。よく見ると可愛いな………)

順番に、あるいは同時に、ペロペロと割れ目を舐められ、胸を揉まれ、キスをされ、全身を擦り付けられ………

(駄目だ………気持ち良くて動けない………)

制限時間は無制限。

この部屋に入ってからどれほどの時間が経ったのだろう?

■□■□■□

経過時間 2時間22分
真希&奈沙・美術室

「あったー!」
「ああ、急げよ! 早くしないと………」

人形はもう大分校門から離れた。閉鎖区域から出るのも時間の問題。

「ほれ急げ急げ!!」

『三点攻めローターを装着して箸で豆を20個別の皿に移す 制限時間5分』

「やります!」

どんな指示だろうとやらないわけには行かない。

「ほい、ローター装着」

監視人形が乳首と割れ目にそれぞれローターをペタリと付ける。

「あうぅぅぅ………」

大量の媚薬を飲んだ体はそれだけで軽くイキそうになった。

「スタート」

ブルブルブル………

「あああっ! やああぁぁぁ……」

ビクビクと体が跳ねる。とても繊細な作業をできる状態ではない。

「頑張れ! なんとか我慢しろ!」
「そんなの………無理………ああ………」

そして、

「おい、あれ見てみろよ」
「おおっ、露出狂か? あんな小さい子が………」

「あ…………」

「やだー……どういう躾けられ方してんのかしら」
「毛も生えてないよ。ツルっツル」
「写メ撮っておこうぜ」

「や…………やだ………見られてる………やああああ!!」

人形の体は自分では全く動かせず、手で隠すこともできない。
ただ突き刺さるような視線だけを感じさせられる。

「だめっ! 見ちゃダメえええ!! んああああ!!」

ぷしゃあああ……

見られている刺激とローターの刺激に耐えられず、潮を吹いて倒れた。

「ああっ………見られてる、全部見られて………気持ちいいいいぃぃーーー!!」

「おい、しっかりしろ! 奈沙!」

「はぁぁぁ………見られてるよぅ………凄い感じちゃう………」
「お前が感じてるのは媚薬とローターのせいだろ! 見られてるからじゃない! 早く………」

ピピピピピピ………

「はい時間切れ。服2枚脱いで」

「はいぃ………」

ベストとスカートを脱ぎ、ついでにブラウスもシャツも下着も脱いで全裸になった。

「おい! 奈沙!」

「はあぁぁ………気持ちいぃよぉ………………」

おマ○コに指を突っ込んでぐちゅぐちゅとかき回した。
媚薬で火照った体がビリビリと反応する。

「うわー、あの子びっちょびちょに濡れてるよ」
「真性の露出狂だな。眼福眼福」
「あんなに可愛い子がねぇ………世も末だ」

「ふああぁぁ…………もうたまんない………もっと見てぇ………」

■□■□■□

経過時間 2時間28分
久々津・2-B教室

こりゃ、奈沙ちゃんは完全にリタイアかな。
小さい子がヨガり狂って自慰をしているというのもなかなかソソる。
勿論撮影も忘れない。永久保存版だ。

ガラガラガラ………

ドアを開けて千堂さんが入ってきた。

「ありゃ、千堂さん。ここにはパネルは無いよ。早く探さないと危ないんじゃない?」
「………………」
「どうしたの? そんな物持っちゃって」

千堂さんが持っているのは大きめの金槌。用務員室にあったやつだ。

「なんか殺気立ってるねぇ」
「………………うああああああ!!!」

ガンッ!


つづく



[16733] 20:脱衣サバイバル その8 恋人のように?
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/03/19 23:26

脳天に強烈な一撃。

危うく意識が飛びそうになった………って更に連撃が!

「このっ!! このっ!! 死んじゃえ!! お前なんか! お前なんかぁああ!!」

ガスッ! ガスッ! バキッ! ゴスッ!

「はぁ………はぁ………はぁ………はははははは………」

ガランと金槌を放る。

「あ、あああ、貴方が悪いのよ。こんな風に女の子を弄んで。何人も犯して。
 死んで当然なのよ。私は、本気で貴方の事………なのに………だから………」

「『だから私は悪くない』って?」
「え!?」
「結構痛かったよ千堂さん」

痛覚を遮断しておけば良かった。

「なっ………まだ生きて!」
「無駄だって」

頭から流れていた血が一瞬で消える。傷も全て塞がった。

「え………? だって、人形はトイレに………だから貴方は本体なんじゃ………」

「言ってなかったっけ? 僕自身の人形は全部で3体まで出せるの。本体はここにはいないよ」

「あ…………あ…………」
「ゲームマスターに危害を加えるのは禁止事項って言ったよね? それじゃあ失格に―――」
「ああああ!! ごめんなさい! ごめんなさい! 許して下さい!」
「ダメ。完全に殺る気だったでしょ。情状酌量の余地は無し」
「お願いします! 何でも! 何でもしますからぁ!!」

「なんでもって何?」
「………………私を抱いてもいいです」
「『抱いてもいい』?」
「………抱いて………ください」
「まぁ、そこまで言うなら抱いてあげてもいいよ?」
「うぅ…………」

「じゃあ早速」
「待って………一つだけお願いが」
「………虫が良いね。立場わかってる?」
「ごめんなさい。でも………」
「いいよ。とりあえず言ってごらん」
「せめて、優しく抱いて下さい………恋人みたいに………」
「………わかった。じゃあ保健室行こうか。ベッドもあるし」

………………

ベッドに寝ころんだ千堂さんは恥ずかしそうにモジモジしている。
服は脱がせるまでもなく、もう着ていない。紅潮した体が実に色っぽい。

目を潤ませて上目遣いで見つめてくる彼女は、まるで親に内緒で初めての外泊をした女の子のよう。

(以前はこれに危うく躓くところだったけどね)

同じ轍は何度も踏まない。
あくまでもゲームの一部として彼女を犯そう。

………まあ、優しく抱くというリクエストは受けてもいいだろう。
それくらいのサービスなら許される範囲だ。

「ん………」

まずは軽いキス。
そっと唇を合わせると、終業式の日の事を思い出した。

(あの時はなんかドキドキしたよなぁ……)

というか今も結構ドキドキしている。
散々遊んでおいて今更何をウブな反応してるんだ僕は。

自分の事を笑いながら、そのまま頬や首筋、肩、胸と全身にキスしていく。

「はぁ………んんぅ………」

千堂さんは一つキスをされる度に切なそうな溜息を漏らしている。

割れ目に指を這わせてみた。

「ああんっ」

もう媚薬の効果も抜けているはずなのに股はぐっしょりと濡れていた。

「期待してるの?」
「はい………」

からかったつもりなのに本気で返されてしまった。
調子が狂うな………まあ「恋人みたいに」という設定だからそれでいいのか。

「じゃあ、入れるよ」
「………はい」

千堂さんが少し怖がりながら足を開く。
僕も服を脱いでその上に覆い被さり、割れ目に肉棒をあてがう。

「………………」
「………………」

しばらくお互いに無言。妙な気分だ。
今も他の4人は学校のあちこちで恥辱のゲームを続けて、その様子はリアルタイムで伝わってきているのに。
千堂さんを抱こうとしているこの体は、それを雑踏の背景のように受け流して目の前の女性に釘付けになっている。

変な気分に呑まれそうになって怖くなった。
誤魔化すようにぐっと一気に腰を突き出す。

「ああああっ!」

ブツッという手応えがした。

そういえば千堂さんを抱くのはこれが初めてか。人形すら抱いた事は無かったな………

「痛い………けど………嬉しい………」

涙を滲ませながら笑って言った。
嬉しい、か。美影さんの処女を奪った時もそんな事は言われなかったな。強姦だから当然だけど。

「ん………動いていいですよ」
「無理しないで。しばらくじっとしてなよ」
「………………はい」

なんだか気をつかってしまう。恋人なんだから当たり前だけど。
………そういう設定だからね。

千堂さんの中はぎゅうぎゅう締め付けてきて痛いくらいだった。
でも千堂さんはもっと痛いだろう。できるだけ動かずに顔を近づけてキスをした。

「んん………」

くちゅ……

軽く口を開けて舌を絡めあう。

「はぁ………もう大丈夫です。動いて下さい……」
「……わかった」

ガンガンと突きまくりたい衝動に駆られたが、激しくならないようゆっくりと腰を動かした。

「んん………ああ………」

千堂さんは体の強張りも消えてとろけるような顔をしている。
痛みはほとんど無いようなので少しずつ動きを速くしていく。

「ああっ、気持ちいいです………ああんっ!」

自分で彼女を感じさせているのがとても嬉しいような気分になる。
膣の中を探るように腰を動かし、弱い場所を見つけて丁寧に刺激する。

「あああぁっ、こんなに気持ちイイなんてぇ………」

初めてなのにとても喜んでくれている。こっちまで嬉しくなってきた。

体勢を変えてお互いに向かい合うように座る。対面座位の状態に。
抱き合ってキスをしながら腰を振る。千堂さんの吐息が胸や首に当たってくすぐったい。

「はぁ、はぁ、はぁ………こんな事を言っても、貴方は信じないかもしれませんけど………」
「?」
「………好きです。どんなに酷い事をされても、ずっと好きです………」

胸が締め付けられるような気分だった。

「僕も千堂さんが好きだよ」

………これは「そういう設定」だから言っただけ。本心からじゃない。
なのに口に出すのは妙に緊張してしまう。

「はあああぁぁぁ………幸せぇ………」

力いっぱい抱きしめ合って、ラストスパートに入る。

「ああっ! 久々津さん! 久々津さぁん!」

何度も僕の名前を呼ぶ千堂さん。

「好き! 大好きです! どんな事をされても! 本当に大好きですっ!」

激しく動いてぐちゅぐちゅと卑猥な音が響く。
もう限界だなと思った。

射精ではなく僕の精神が。

彼女は僕の心に入り込んで来てしまう。

単純な魅力なら美影さんの方が数段上なのに。
大人しく控えめな彼女が自由で奔放とした美影さんよりも僕の心を染めてしまう。
あるいは染められた心を綺麗にしてくれるのかもしれない。

(どっちにしろ余計なお世話だ!)

悪い予感はあった。
だから切り札は用意しておいた。それを使おう。

「あああっ! もうイキそう…………ああっ!?」

千堂さんの人形を本体とリンクさせる。
その人形は………学校を出て街中にいた。

「やああああっ! なんで!? どうしてこんなぁ!?」
「抱いてくれって言ったから抱いてあげただけでしょ。ペナルティを許したわけじゃない」

裸で道路に座り込んでいる人形の周りには既に人だかりができている。
男も何人もいた。ニヤニヤしながら目をギラつかせて凝視している。

「やめてぇ! お願いだからやめてよおぉぉ!!」
「そんな事より続きをしよう。恋人同士のセックスの続き」

ガンガンと腰を振り、それに合わせて人形にオナニーをさせる。

「やああああ!! 見られてる! オナニー見られてるぅ!」

千堂さんの顔は涙でぐちゃぐちゃだった。

「ほら、もうイクよ。中に出すよ!」
「そんな………ああ、でも……そんな………」

もう言葉も出ないようだ。トドメを刺して終わらせよう。

人形を操って大声で叫ばせる。

「もっと見て! 誰か私を犯してぇ!」

ビクン

人形がイった。同時に僕も、千堂さんの本体も絶頂に達した。

「ああああああああぁぁぁ!!!」

ビクビクと痙攣する千堂さんはとても卑猥だった。
人形はリンクを解除してその場を離れて消す。
何人かの男が追ってきたみたいだけど消してしまえば見つかるはずも無い。

「ああ……ひっく………んんん………」
「さて………と」

射精の余韻に浸りつつ、千堂さんの頭を撫でながら訊いてみる。

「僕のこと好き?」
「………はい」

あれ?

「うふふふ………気持ちよかった………久々津さんは最高です………」

そう言いながらまた腰を振り始める。

「もっとしてください………何回でも、気絶するくらい抱いてください………」

僕の上に馬乗りになってグイグイと腰を振ってくる。
目はとろんとして焦点が合っていない。夢の中にいるみたいだ。

………激しくやりすぎて壊れてしまったかもしれない。

(だとしたら面倒だな………)

そんな事を考えた。胸は痛まなかった。
ただ、これで千堂さんが完全に僕の物になったと思うと、とても充実した気分になった。





『危ナカッタネェ』

(………またお前か)

『ソウ邪見ニスルナッテ。傷ツクジャナイカ』

(何の用だよ。千堂さんならもう大丈夫だ。もう惑わされることも無いさ)

『ドウカナ、女ヲ侮ラナイ方ガイイヨ』

(大丈夫だって。もう完全に僕の奴隷だ。何の心配もない。僕も欲は捨てない)

『………忠告ハシタヨ』

声が消えた。




何だって言うんだ。
千堂さんは完全に堕ちた。こんな彼女に僕の心がどうこうされるとは思えない。

「久々津さん……もっと動いてぇ……」
「わかったわかった」

とりあえずもう一回抱いてあげよう。
千堂さんの動きに合わせて腰を突き上げるように振った。

つづく



[16733] 21:脱衣サバイバル その9 ゲームオーバー
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/03/19 23:30

千堂さんの事でちょっとゴタゴタしたけれど、その間もゲームは続いている。

他の4人の状況はというと………

■□■□■□

経過時間 2時間30
奈沙&真希・美術室

「やああぁん、離してよお~」
「もうやめろって!」

奈沙ちゃんは真希に羽交い絞めにされて無理矢理自慰を止められた。
ついでに街頭露出していた人形も消しておく。これ以上騒ぎになったら面倒だ。

「あううぅぅ、どうしてやめちゃうのぉ……」

「奈沙ちゃんはクリアする気ある?」
「そんなのもうどうでもいい。もっと気持ち良くなりたい………」
「じゃあリタイアでいい?」
「うん」

「………くそっ!」

もう真希にはどうしようもない。奈沙ちゃんのリタイアは決定した。

「真希、離してあげて。もうゲーム参加者じゃないから接触は禁止だ」
「………………」
「まあ、そうやって羽交い絞めにしてる所も結構絵になるんだけどさ。ペナルティ受けたい?」
「わかったよ………」

奈沙ちゃんを離して美術室から出て行った。
せめて他のメンバーのサポートにでも回ろうという所か。

「はううぅぅ………」

開放されて自慰を再開する奈沙ちゃん。媚薬2本は想像以上に効いているみたいだ。
正気に戻ったら撮ったビデオでも見せてあげようかな。

■□■□■□

経過時間 2時間30
天野・屋上

「ん………」
「目ぇ覚めた? 水飲みなよ」

ペットボトルを手渡されて一気に飲む。

「ぷは………ああ! 時間は!?」
「とっくに過ぎてるよ。パネルの指示はノンクリア」
「そんな………時間は………」

時計で時間を確認すると2時間30分が経過したところ。
ペナルティと時間経過を考えると、人形はあと1枚しか着ていない。

「早くしないと……!」

まだフラフラする体を奮い立たせてパネルを探しに行く。

■□■□■□

経過時間 2時間30
宮崎・3階空き教室前

「どうしろってのよぉ………」

快感に翻弄されながら、人形運びという名のローションプレイは続く。

なんとか人形の1人に首輪をつける事ができたのに、運ぶのが上手く行かない。

腕を掴んで引っ張ってもぬるんと抜けてしまう。
羽交い絞めにするようにして後ろから抱き上げ、引き摺っていくしかないのだが………

「ああああぁん!」

必ず他の9人が邪魔をする。
しかも胸や、お尻や、敏感な部分を刺激するようにして。

そして目的の人形から引き離され、組み伏せられ、抱きつかれて………

「やめてってば………ふあああぁ!」

媚薬で火照った体にぬるぬるとした体を擦り付けられてとても気持ちイイ。

「そんな場合じゃないのにぃ………」

こうなると制限時間無制限というのも罠だとわかる。
時間切れで終わらないからギブアップしない限りいつまでも人形とじゃれ合うハメになる仕組みだ。

「なんとかしなきゃ………」

悪意を感じる指示は沢山あったが、なんだかんだ言いつつルールは守っている。
クリア不可という指示も無かった。この指示だって何か打開策はある筈。
人形も纏わり付いたりじゃれたりという程度で、それほど本気で止めに来ている感じはしない。
そもそも1対9で本気で止められたら無理に決まっている。


………………

「ん………」

そして考えついた打開策。

首輪を付けた人形にしっかりと抱きついて、人形を上にして床に寝そべる。
これで自分の体を可能な限りガード。
あとは寝転んだまま少しずつドアの方へ向かう。

(トモちゃんの体柔らかくて気持ちイイな………)

首輪を着けたのは良く知っている仲の良いクラスメイト。

(別に狙って着けた訳じゃないよ? ただ近くにいたし……小柄で運びやすそうだったから……)

誰にでもない言い訳を心のなかで唱えながら少しずつ進む。
人形が纏わり付いて来たら引き離す事よりも引き戻されない事を重視して体を動かす。

「あと少し………」

手を伸ばしてドアの縁を掴んだ。敷居があるのでこのまま体を引き摺って出ることはできない。
体を起こして人形と一緒にドアの外へ倒れこもうとする。

「よし!」

にゅるん

倒れこむ寸前に人形の腕が他の人形に掴まれて、抱き抱えていたのがすっぽ抜けてしまった。

「ああっ!」

そのまま1人でドアの外へ倒れる。

「はい、1人で出たからアウト」
「そんな………これだけ時間かけたのに!」
「そんなの関係ないよ」
「ぐぐぐ…………!」

歯ぎしりして睨んでもペナルティは取り消されない。
人形の服はあと1枚。もう猶予は無い。

「あんた絶対ロクな死に方しないわよ」
「そうかもね」

■□■□■□

経過時間 2時間35
天野・真希・2年昇降口

「ありがとう、首の皮一枚で助かったわ」
「いいから急げ。俺もこれ以上はあげられない」
「うん」

天野が真希人形からブラを貰って人形に着ける。
そして5分毎の脱衣。真希人形は全裸、天野人形はパンツ一枚。
真希は人形に6毎の服を着せた。残りの脱衣は5回だからこれで最後まで残る。

「頑張れよ……俺もできるだけ協力する」

残りのパネルは少ない。
場所だけでも探しておこうと真希も走り出した。

■□■□■□

経過時間 2時間36
宮崎・1階廊下

「無い………パネルが………」

さんざん走り回っているのに未使用のパネルが見つからない。
そもそもあと何枚残っているのだろう? もう1枚も無いなんて事は………

もう人形は最後の一枚を脱いだだろう。
学校を出る前に人形に着せてしまえれば時間切れまで持つ。
出てしまったら校門まで戻してもう一度指示をクリアして服を着せなくてはいけない。

「あった!!」

図書室の奥の方、棚の陰になって見えにくい場所にパネルを発見した。
『誰かの人形から服を2枚奪って脱衣カゴへ』

猛ダッシュで他の人形を探す。
このタイミングで2枚も奪うのは相当な被害になるけど………
2階廊下の窓から、真希人形が中庭を歩いているのを発見した。
服は全部着ている………!

(大丈夫、2枚奪ってもまだ4枚。時間はあるから大丈夫)

自分にそう言い聞かせた。パネルが残っていない可能性は無視している。

中庭に出たとき、視界が二つに増えた。
人形が校門から出てしまった。

(ああもう! またパネル探さないと……)

真希人形を捕まえ、ベストとブラウスを剥ぎ取ってカゴの中へ。

「はいクリア」
「人形を校門まで戻して!」
「はいよ」

これで10分稼げる……その間にもう一回クリアしないと……

一瞬、真希人形からあと何枚か奪ってしまおうかと考えた。

「………ダメダメ! これ以上は負担かけられない!」

別のパネルを探さなきゃ。

■□■□■□

しかし、

ピンポンパンポン

校内放送でアナウンス。
「えー、ゲーム参加の皆さんにお知らせがあります……」

経過時間 2時間40

天野人形の最後の一枚が脱がれた。

「ああ………」

あとは校外に出るだけ。ただそれを見送る事しかできない。


経過時間 2時間48

宮崎人形の10分の待機時間が過ぎた。

「………………」

人形はまた動いて外へ出て行く。


経過時間 2時間55

残り5分の所で真希人形が全裸になった。

「駄目だったか………」
「ごめんなさい……」
「気にするなよ。指示だったなら仕方ないさ」
「でも……どうせ駄目なら諦めておけば、真希だけでもクリアできたのに」
「………仕方ないさ」

パネルはもう無い。彼女たちにできる事も無い。
それをアナウンスして、呆然と立ち尽くしたり、泣いて悔しがったり、リアクションは様々だった。

今は宮崎さんの人形が街中を歩いている。

「うう………もし知り合いにでも見られたら……」

本日3人目の露出少女。
普通なら立ち入り禁止になっているこの学校が怪しまれそうだが……
そこは工作活動でフォローしている。

「真希はギリギリセーフかな?」

残り時間はほんの数分。
真希人形が街中まで行く時間は無いだろう。

キーン、コーン、カーン……

ゲーム終了のチャイムが鳴った。

裸で街中を歩いていた宮崎さんの人形は物陰に隠れてから消した。
奈沙ちゃんと千堂さんの人形は既に消してある。
終了5分前で全裸になった真希人形は街中に行く前に消える。

そして天野さんは………

■□■□■□

「ん………」
「ふあぁぁ……」

保健室のベッドにて、人形は美影さんに、本体は僕に、ダブル奉仕中。
ベッドを二つ使ってちょっと変わった4Pだ。

「これだけ頑張って全員失格なんて可哀想ね。存分に労ってあげる」

奉仕とは言っても美影さんには攻められてる感じ。
まあ「好きにしていい」という約束だから別にいいか。

天野さんは、人形が全裸になってどうしようも無くなった時、僕の所に来て頼み込んだ。
要は千堂さんと同じ。抱いていいから露出は勘弁してくれという物。
宮崎さんも誘ったらしいけど彼女は拒否した。僕に犯されるより不特定多数に見られる方を選んだみたいだ。

「んん………」

ちゅぱちゅぱとフェラを続ける天野さん。
機嫌を損ねたら大変だとでも思っているのか、熱がこもってていい感じ。

「それじゃあそろそろ本番行こうか」
「………はい………やっぱりやらなきゃ駄目?」
「そういう約束だもんね」

僕が犯すのは人形の方。一回犯しても本体は処女のまま。本物の喪失はまたの機会に。
言うまでもなく人形を犯すなんて何時でもできる。
それじゃあペナルティの代わりにならないので「本体の処女も予約済み」という事で話をつけた。
拒否したり他の男に抱かれたりしたら今日の分の露出が再開されることになる。

そんなわけで天野さんに四つん這いの犬のポーズをさせ、バックから挿入。

「うあああぁ!!」

ブツっと膜を破って中に突き進む。

締め付けは強いが十分に濡れているので抵抗は少なかった。
手始めにということで短調なピストン運動。

「んぁっ! 痛い! まだ動かないでぇ……」
「好きにしていいんでしょ?」
「でもぉ………ああ………」

最初は痛がっていた天野さんも徐々に慣れてくる。
本体は美影さんに濃厚な攻めを受けてるから気分的には気持ちイイ方が勝ってるしね。

「やぁ……ダメ、イッちゃう……」
「あれ? 処女のくせに犯されて先にイッちゃうの?」
「だって……だってぇ……」

だって何だろうね。
媚薬はもう抜けているだろうし、美影さんの攻めでイクのは本体の方。
人形の体は犯されて感じて、もうイキそうになっている。それは間違いない。

「ほら、ラストスパートだ」
「あっ! やあああ! ダメ! イクぅ!」

「んあああああぁぁぁーーーー!!」

ドクドクッ!

天野さんがイったのと同時に中に射精してやる。

「ああ……いやぁ……中で………」
「妊娠はしないから大丈夫だよ」

肉棒を引き抜いたあと、人形の状態をリセットして膜を元に戻してやった。

「や………なんかお腹の中がタプタプして………」
「ああ、膜は戻ったけど僕の精液はそのままだから。中に閉じ込められちゃったかな?」
「そんなぁぁ………」

指を入れてなんとか外に掻き出そうしている。まるで刺激が足りなくてオナってるみたいだね。
掻き出すには自分で処女膜破らないと難しいんじゃないかな。

■□■□■□

天野さんを抱いたあと、全員を校門前に集合させた。
僕は人形たちをフル動員して校内の後片付け。
同時にPCルームもフル稼働してビデオの編集も進めておく。
複数を同時に操るのも慣れてきたけど結構大変だ。

ちなみに露出少女が3人も現れた事に付いても事後処理を忘れない。

木の葉を隠すには森の中。
学校から離れた場所で、学校とは関係のない人の人形を使い、同時多発的に露出を行った。

年齢も性別もバラバラ。誰一人警察に捕まる事もなく関連性も不明。真夏の珍事として話題になった。
身元の割れてしまった不幸な奴もいたが、そいつには完璧なアリバイがあって別人と見なされた。
少し前、新人アイドル野外ライブでの「そっくりさんストリップ事件」との関係も噂されたが、
そちらもやはり関連性は不明のまま。真相は誰にも知られず噂だけが広がり、都市伝説化していった。

まあ、それはまた別のお話。


事後処理に追われる僕に代わって、閉会の挨拶は美影さんから。

「えー、皆さん、3時間お疲れ様でした。残念ながら全員がクリアならずという結果でしたが」

「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」

全員が黙って聞いている。

泣き出しそうなのを我慢している天野さん。
悔しそうに歯噛みしている宮崎さん。
諦観モードなのか以外と穏やかな顔の真希。
相変わらず虚ろな目で笑っている千堂さん。
ぼうっとした表情でフラフラしながら立っている奈沙ちゃん。

美影さんは更に続ける。

「皆さんには罰ゲームを受けて貰います。準備期間があるので1週間ほどお待ちください」

「罰ゲームってなんなの?」

宮崎さんが質問。

「準備ができたら連絡するけど、そんなに酷いのじゃないから安心して。今日に比べたら全然楽よ」

「あの………」

今度は天野さんが質問。

「それって、今日はギブアップして罰ゲームだけ受けた方が楽だったっていう事?」
「自由参加だからギブアップも何も無いでしょ」

がくんと天野さんが項垂れた。

「そうだった………」
「終わった事や決まった事を愚痴っても意味なんて無いわ」
「………………」

「とにかく罰ゲームは決定事項。ゲームに参加した時点で拒否権はありません」
「………………」

「内容は後日連絡します。体は休めておいた方がいいかもね。今日はこれにて終了!」


こうして、それぞれに消えない思い出やらトラウマやらを残して、脱衣サバイバルゲームは終了した。


脱衣サバイバル偏 終了










思いつくままに書いていたら想像以上に長くなりました(汗)
4.5話くらいの予定だったんだけどな………



[16733] 22:ゲームの後 その1 奈沙
Name: DA◆18252e51 ID:e6747e0b
Date: 2010/03/27 02:40
脱衣ゲームの翌日。

学校でのゲームは楽しかったけれど少し調子に乗りすぎたかもしれない。
事後処理やらなんやらが大変だった。

これからはもっと穏便に、かつレベルを下げずに楽しみたい。
この「できるだけ騒ぎにならず、かつハイレベルなプレイ」というは以前からの課題だったとも言える。

そんな事を考えつつ、商店街で買い物中。
本体は家で涼みつつ、感覚をシャットダウンして暑さを感じない人形で外出。自堕落の極みだね。

「あ、久々津先輩だ」

買うものを買って帰ろうとした時、奈沙ちゃんに遭遇した。
水色の可愛いワンピースを着て夏を満喫中といった感じ。
ゲームがトラウマになってないかと思ったけど元気そうだ。

「買い物ですか?」
「まあね。奈沙ちゃんは買い物?」
「えへへ………私はちょっと………」

歯切れが悪くモジモジしている。まさかデートじゃあるまいな?

「何? 言ってみなよ」
「うーん………こっち来てください」

手を引かれて人の少ない路地裏へ。

「これ見て下さい……」

そういって奈沙ちゃんはワンピースの裾をめくり、パンツを見せ……あれ?
パンツは見えなかった。穿いてない。つまりノーパン。ツルツルのアソコが丸見え。

「その格好で歩いてたの?」
「うん……」

顔を赤らめて頷いた。

そういえばゲームで強制露出をした時に凄い夢中になってたなぁ。
目覚めてはイケない快感に目覚めてしまったらしい。

道理でこんな所に居るはずだ。この商店街は学校や奈沙ちゃんの家からずいぶん遠い。
知り合いに合わない為に遠出したのか。

それならちょっと付き合ってあげようかな。
幸い、僕の家であればここからそう遠くない。

「これから予定ある? 良かったらちょっとお茶でもしようか」
「はい。なんだかデートみたいですね!」

あんな目に逢ったのに警戒心や危機感は感じれあれない。
自分から露出やっているあたり、被害を受けたとも思ってないのかな。

喫茶店でまったりとおしゃべりをしつつ、家から別の人形に奈沙ちゃんの髪を持たせて出動。
商店街にいる僕の人形に届けさせた。ついでに買い物の荷物は持って帰らせた。

「なんですかそれ?」
「人形の材料」
「人形………」

これから何をするのか、何をされるのか想像しているらしい。顔がどんどん赤くなってくる。

「じゃあ場所を変えようか」
「はい………」

そしてやって来たのは商店街から少し離れた小さな公園。

トイレの個室に二人で入る。

「こっち男子トイレですよぅ……」
「女の子が男子トイレ入るくらいなら大丈夫。逆だと警察呼ばれるだろうけど」

さっき届けられた髪を使って奈沙人形を出して感覚をリンク。

「それじゃあ、そのワンピースを人形の方に着せて」
「やん、恥ずかしい」

手を頬に当ててくねくねする奈沙ちゃん。
恥ずかしいのは本当だろうけど、嫌がるよりも楽しんでいるのは間違いない。

「でも人形も裸だよ。どっちかが裸なのは同じでしょ」
「はぁ~い」

本体が裸になって人形が服を着る。

「それじゃあデートの続きをしようか」
「えっ!? 裸でですか!?」
「いや、人形の方」
「なんだ………」

ほっとしたような、がっかりしたような、微妙な表情。
奈沙ちゃんの本体を残して僕と人形で外へ。

「あれ? 本体はどうしたらいいんでしょう?」
「しばらくそこで待ってなよ」
「ええ!?」

裸のまま男子トイレに置き去り。結構なスリルだろう。

万一の時のために、隣の個室にボディーガード用の人形を待機させておく。
普段から持ち歩いているマッチョ男の髪。美影さんの家のガードマンの物だ。
人形は裸だけど個室に籠っていれば通報されることもないだろう。

「どんな風に露出して遊んでたの?」
「えっと………ちょっとだけスカートめくったり……」

チラ見せ程度かな。自分でやるのはそれくらいが限界か。

「じゃあ色々やってみようか」

………………

という訳で再び商店街へ行き、地下鉄の通気口で待機。

ここは下を電車が通るときに風が吹き出すパンチラスポットだ。
この事を知ってる地元の女性はスカートではここを歩かない。
逆にスカートの女性がここに居るとき、知っている奴はなんとなく意識している。

そんな場所にワンピースの少女が一人。周りの男共の何人かは確実にナニかを期待してる事だろう。
もうすぐ期待以上の物が見られるけどね。

ゴーッっという音がして地下鉄が通る。
そして吹き出す風。舞い上がるスカート。

「やんっ」

奈沙ちゃんはワンピースの前を抑えたが後ろはそのまま。可愛いお尻が丸見えになった。
後ろ側に居る通行人が目を丸くしている。

さて、もっとサービスしよう。

人形を操って前を抑えていた手を外す。

「えっ!? やあんっ!」

前もめくれ上がってツルツルマ○コが丸見え。

走っていた自転車が余所見してガードレールに激突した。

電車が通り過ぎて風も止む。
騒ぎが大きくならないうちに僕たちはその場から逃げ出した。



「酷いですよぅ。恥ずかしかったです」
「でも良かったでしょ?」
「………はい」

もう完全に見られる快感が体に刷り込まれている。仕込み甲斐があるね。

「じゃあ次はさ………」

………………

電車に乗って移動。
と言っても目的地があるわけじゃなく、電車に乗るのが目的。

乗客はまばら。座席の8割くらいが埋まっていて立っている人は数人。

僕らは扉の前に陣取った。

「吊り革に手は届く?」
「届きますよ………っと」

少し背伸びしてやっと届くくらい。

「じゃあ両手で吊り革持って。軽いゲームしよう」
「どんなゲームですか?」
「次の駅に止まった時、吊り革から手を離さなかったら奈沙ちゃんの勝ち」
「そんなの簡単なんじゃあ……」
「どうかな?」

さっきコンビニに寄って洗濯ばさみを買ってきた。
奈沙ちゃんのワンピースの前をべろんと捲り上げ、胸元に洗濯ばさみで固定。
後ろからならわからないが、前から見たら丸見えだ。

「あうぅ………」
「これで手を離さないでいられるかな?」

電車内の乗客は気付いていない。
扉の窓は奈沙ちゃんの腰よりも高い位置にあるから、窓に顔を近づけて覗きでもしないかぎりは外からもわからないだろう。
しかし扉が開いて前に誰かが来れば………

「はぁ……はぁ……」

奈沙ちゃんは見られる事を想像して興奮しているのか、息が荒くなって顔が紅潮している。

電車が減速して駅に到着。
扉の前には数人の乗客が並んで待っている。

「ああぁ………」

ガタンと音がして扉が開いた。

「あううぅ………!」

学生くらいの男が目を丸くして固まり、
子連れの主婦が子供の目を隠して別の号車に向かった。
中年の男がニヤニヤして舐めるように視線を這わせ、
OL風の女性が軽蔑するように睨みつける。

「あぁ……ん……もうだめ……」

確実に快感は感じているものの、恥ずかしさに耐えられなくなったらしい。
奈沙ちゃんは吊り革から手を離してワンピースの前を抑えようとする。
………が、それができない。

手だけ操って吊り革をしっかりと握り締めさせる。
吊り革から手が離せなければ前を隠すこともできない。

「はうぅ……恥ずかしい……」

くねくねと体をよじらせる奈沙ちゃんは男を誘っているようだった。
全身が紅潮して、無毛の割れ目からはトロトロと汁が溢れている。

さて、そろそろ危ないかな。人が増えると面倒だ。

手を自由にすると、奈沙ちゃんはバッと前を隠して電車から降りてしまった。
僕も慌てて降りると直後に扉が閉まった。

奈沙ちゃんが走っていってしまったので、後を追って駅の構外へ。

「はぁ……はぁ……」
「どうして逃げちゃったの?」
「あ、あんなに近くで見られると………ちょっと怖いです……」
「ゲームの時も近かったしもっと沢山の人に見られたじゃない。オナニーまでしたし」
「そうですけど……あれは私はどうしようもなかったし……」

文句を言いつつも目はうっとりしていた。

手を離したので奈沙ちゃんの負けなのだが、罰ゲームとかは特に考えてない。
一駅しか乗ってないから歩いて戻れる距離だ。次へ行こう。

………………

次の舞台はポルノ映画館。

奈沙ちゃんは見た目的に入れてもらえない可能性があったので、人形を消して髪を持ち込みトイレでまた出した。
本当は僕も年齢的にアウトなんだけど、そんなに童顔じゃないし堂々としていれば結構バレないものだ。年齢確認もされなかった。

中に入ると客の入りは1割くらいでほとんど空席。
僕たちは後ろの隅の方に座った。

「じゃあ裸になって」
「はうぅ………」

恥ずかしがりつつ言われた通りにする奈沙ちゃん。
上映中の館内は暗くてまだ誰も気付いていない。
僕はベルトとズボンの金具を外して肉棒だけ取り出す。

「じゃあ僕の膝の上に座りな」
「ええっ!?」
「一人分しかチケット買ってないから席も一つにしないと。あと上映中は静かにね」
「でも……私そういうのは初めてで……」

そういえばゲームの時もずっと受け手で、僕に愛撫とかはしなかったな。肉棒見るのも初めてか?

「いいから言われた通りにしなさい」
「あぅあぅ……」

裸のままオロオロしている奈沙ちゃん。ええい、まどろっこしい。
体を操って膝の上にすとんと座らせる。膝と言うより腰と言った方が正しいかも知れない。
太ももで僕の肉棒を挟むようにした。

「ひゃああん………」
「あんまり騒ぐと他の人に気付かれるよ」

両手で薄べったい胸を揉みながら(揉むほども無いけど)腰をゆさゆさと動かす。
スベスベの腿とツルツルのアソコで擦られてとても気持ちイイ。

「やあぁ……あああん……」

始めはビクビクしていた奈沙ちゃんも気分が乗ってきたようだ。
割れ目やクリトリスをいじってやるとビクビクと体が反応する。

「ふあぁぁ……久々津先輩、すごく上手です……」
「感覚リンクできるからね。奈沙ちゃんがどれだけ感じてるか丸わかり」

割れ目に軽く指を突っ込んでクチュクチュとかき回してやる。

「ふあぁっ! ああっ! ひゃああん!」

ビクンッ!

体が大きく跳ね、リンクしたお陰で快感が伝わってくる。

「気持ちよかったでしょ」
「はいぃ……」

少し大きな声が出たが、幸い誰にも気付かれてなかった。続行しよう。

「じゃあ本番行こうか」
「ふぇっ!? そんな……それは……」
「人形だから大丈夫だよ。膜も元に戻せるし出来るだけ痛くないようにできる」
「でもぉ……」
「まあ、嫌って言ってもやるんだけどね」

有無を言わさず体を操って腰を浮かせ、肉棒を添えて腰を落とす。
前戯で潤っているのでそれほど抵抗は強くなかった。

「ああっ! や、あ、ああああ………」
「騒ぐとバレちゃうよ?」

操れば黙らせるのは簡単だけど、それじゃあイマイチ面白くないからそのまま。

「ああ、入ってくるぅ……先輩のが……」
「じゃあ一気に行こう」

足の力を抜いて浮かせた腰を一気に落とした。

「ああっ!」

ブツン、という感覚と熱い感覚。
体の小さい奈沙ちゃんの中はとても狭い。奈沙ちゃんの体が感じている異物感も凄かった。

「しばらく動かないでいようね」
「は、はいぃ……」

抵抗を諦めたのか、単に痛いから動きたくないのか、奈沙ちゃんは大人しかった。
痛みが和らぐまでしばらくそのまま待機。

『ダメぇ~、そんなに激しくされたら私壊れちゃう……』
『でも気持ちイイだろ? ほら気持ちイイって言ってみろよ』

映画の方も濡れ場に突入。こっちもそろそろ行こうか。

「動くよ」
「ひゃあん!?」

手で愛撫を続けながら腰を上下させて突き上げる。
できるだけ痛くない部分を刺激して感じて貰おう。

「ふあっ! やああっ! 凄いですぅっ!」
「あ~あ、大声だすから………」
「えっ!?」

数人の客が僕らに気付いた。

「ほら、見られてるよ」
「あうぅ……やぁん、恥ずかしい……」

奈沙ちゃんのおマ○コがきゅうきゅうと締まる。見られて興奮してるみたいだ。
気付いたのは数人の観客だけで、係員に止められることもなかった。

「じゃあ見られながらたっぷり感じちゃいなよ」

奈沙ちゃんが体を隠そうとした手をがっちり掴んで、丸出見え状態のまま下からグングンと突き上げる。

「ひあっ! ああん! 凄いぃ、見られて、見られて感じてる……!」

破瓜の痛みをかき消すくらいに感じて悶える奈沙ちゃん。
客達は映画そっちのけでその痴態を凝視している。

「ああぁ、気持ちイイぃ! 見られてると凄い気持ちイイよぉ!」

膣がきゅうっと締まって絞り出されるような感覚。
僕も限界だったので遠慮なしに中出しした。

ドクンっ!

「ひゃあああああぁーーーっ!!」

ぷしゃあっ!

奈沙ちゃんはイクと同時に潮を吹いてしまった。
まあ人形を消せば消えるし問題ないか………

「気持ちよかった?」
「はいぃ………」

そさくさと服を来て劇場から出ようとしたら、係員が寄ってきた。

「お客様、ちょっと………」

やばい。逃げよう。
奈沙ちゃんの手を引いてトイレに逃げ込む。
係員がドンドンとドアを叩いていた。
窓には格子がはまっていて人が通り抜けられる幅は無い。

「どうするんですか? これじゃ逃げられないです」
「大丈夫だよ」

まず奈沙ちゃん人形を消して、その髪を窓から外へ。ついでに服や財布等の持ち物も外に出す。
そして髪を人形に戻したら、両手を窓から差し込んで僕のシャツを広げて持っておく。
今度は僕人形を髪に戻す。髪が広げたシャツの上に落ちるように調整。
あとはその髪を窓から外に出して人形に戻し、服を着て二人で逃げる。

上映中の劇場は暗かった。顔を覚えられたという事もないと思う。
痕跡も残らないし、しらばっくれてしまえば証拠は何もない。
念のため安アパートにいる僕の人形で大家さんに挨拶しておこうか。これでアリバイもバッチリ。

「ね? 大丈夫だったでしょ」
「はいっ! あ………」
「ん? あ………」

ほっと一息ついたところで、公園のトイレに置いてきた奈沙ちゃんの本体の異変に気付いた。

………

………………

………………………

「あうぅ~~」
「男子トイレでそんなカッコして可愛い声出しちゃってさぁ~。誘ってんの? 誘ってんだろ?」

映画館でのプレイの時、本体の方でも声が出てしまったらしく、外にいた奴に気づかれた。
いかにも不良っぽいチャラい男がドアの上からのぞき込んでいる。
奈沙ちゃんの本体は素っ裸。人形じゃないから消せないし、犯されでもしたら元に戻せない。

まあ、こういう時のためにもう一体待機させたんだけどね。
幸い相手は一人。どうにでもなる。

「なあ、出てこいよ。遊ぼうぜ。それとも俺が入ろうか?」
「おい」
「ああん? なんだよ今良いところ………うえっ!?」

隣の個室から出てきたのは筋骨隆々のイカツイ全裸男。あまり遭遇したくない場面だ。

「なっ………なんだてめぇ……」
「遊びたいなら俺と遊ぶか?」
「は…………?」

怯んだ不良を個室に引きずり込む。

「うわっ!? オイ離せ! 何する気だよ!」
「楽しいコトだ」

自分でやっておいてナンだけど、すっげぇ気持ち悪いなコレは。
視覚とか平衡感覚とか、操るのに必要最低限なものだけ残して、他の感覚は全てシャットダウン。

では良い夢を。




アッー………


………

………………

………………………

その後公園に奈沙ちゃんの本体を迎えに行き、ワゴンのアイスを買って一息入れた。
隣の個室からすすり泣くような声が聞こえてたけど気にしない。

「色々あったけど楽しかったです」
「そう。喜んでもらえて何よりだね」
「最初は恥ずかしくて嫌だったけど、恥ずかしいのは気持ちイイんだって教えてくれたんですね!」
「んー………うん」

自分が楽しむのがメインだからそれは想定外なんだけど。まあいいか。

日も傾いてきたので駅で奈沙ちゃんと別れた。

さて、帰ったら準備の続きかな。







あとがき

罰ゲームの内容が固まらない……
ネタは考えてあるんだけど、どうも上手くまとまらないです。



[16733] 23:ゲームの後 その2 千堂
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/03/31 00:23

ゲームの2日後、千堂さんからメールが来た。

なんでも、美影さんも交えて3人で話がしたいらしい。

ゲーム中に襲われた事を思い出したけど人形なら平気だろう。
外の景色で家の場所を特定されないよう、地下室に座布団とお茶菓子を運んで人形を出して話すことにした。

「私達の愛の巣へようこそ。それで、お話って何かしら?」

ニヤニヤと余裕の表情の美影さん。
今まで千堂さんがどんな事をしたのか知って、恋人という立場で完全に上から目線の話し方。
僕を巡っての牽制………というよりは虐めて楽しんでるだけなんだろうな。多分。

「私も久々津さんと一緒に、ここに住みたいです」
「え?」
「本体でも人形でも構いません。家にはもう片方がいれば大丈夫ですし」

要するに美影さんと同じ状態にしたいということか。

「あーらら、あらあらあら、何て図々しいんでしょう、この泥棒猫ちゃんは」
「………………」
「わかってるんでしょう? 私達は恋人同士、そしてあなたは只の愛玩人形。身の程をわきまえなさいな」

美影さんはノリノリだ。心底楽しそう。
恋人同士とハッキリ言ってくれるのは嬉しいんだけど、女の汚い部分が見えるのがちょっと嫌だったり……
今更幻想なんて抱いちゃいないけど、もう少し取り繕って貰えないかなぁ。

「打算で付き合っているようにしか見えませんけど」
「そんな事をあなたに判断される筋合いは無いわ」
「それに愛玩人形でも構いません」
「………はい?」
「動かない人形のままでもいいです。ここに居させてください」
「一途だなぁ、千堂は」

横で見ていた真希が口を挟んだ。
惜しくもクリアならずだった真希はそのままウチに軟禁中。

「どういう事情でホレたのか知らないけどさ、久々津もいっそ千堂と普通の恋人になって、もう酷い事はやめたらどうだ?」
「私が普通の恋人じゃないみたいに言わないでくれる?」
「だってお前レズじゃん。なんで男と付き合ってんだよ」
「いいじゃない女も男も好きで。両方楽しめてお得なのよ」

僕以外の男は楽しまなくていいけどね………というか。

「真希も最近レズっ気が出てきてない?」
「んなっ……! 出てない。そんな事ありえない」
「嘘おっしゃい。夕べだって1時間で5回も撃墜されたくせに」
「それはお前があんな――――」
「あのう、話を元に戻して良いでしょうか?」

どうやって5回撃墜したのか気になったけどとりあえずこっちの話が先か。

「いいわよ。置いてあげても」
「あれ? いいの?」
「ただし人形の方でね。また金槌でも振り回されたら面倒だし」
「ええ、構いませんよ」
「それともう一つ、この家の人形は私達二人の共有財産だから。操一くんの物なら同時に私の物よ」
「………わかりました」
「操一くんもいいかしら?」
「反対する理由も無いし、いいんじゃない?」
「じゃあ決まりね。存分に可愛がってあげる」

美影さんはとても上機嫌だった。
遊ぶのはいつでも出来るのにわざわざ同棲させる理由はなんだろう?
やっぱりその方が楽しめるからかな。真希を置いてるのもそれが理由だし。

「家の場所バラされたらマズイからずっと地下室でいいかしら?」

確かに本体が何かしようとしても止められないし察知もできないけど………

「そんな事しませんよ」
「うん。大丈夫だと思う」
「そう? まあいざとなったらほとぼりが冷めるまで実家にいればいいか。部屋は真希と相部屋でいいわよね」
「俺は構わねえよ」
「操一さんと相部屋は駄目ですか?」
「駄目。ていうか何さり気なく名前で呼んでるのよ」

「………………」

こういう時、僕はどう発言するべきなんだろうか。何を言っても地雷な気がする。
ラブコメ漫画とかの優柔不断な主人公の気持ちが少しわかった。

………

………………

………………………

その夜。

「千堂さんは地下室にいらっしゃい。友里と二人がかりで可愛がってあげるから」
「僕も参加していい?」
「駄目よ。他の子と遊んでて」
「え~…………」
「甘やかすと調子に乗るから。主従関係をきっちり体に叩き込まなきゃね」

まあこの展開は予想はしてた。千堂さんが完全に屈服するまで僕に抱かせる気は無さそう。
美女3人を相手にできないのは残念だけど、その代わりに千堂人形と感覚をリンクして美影さんの攻めを味わうとしよう。

「あ、でも見物するだけならいいわよ。見ないのが条件だけど」
「どういう事?」

………………………

地下室。

美影さんが人形を攻める時はキツい媚薬を使うのが恒例になっている。
体への負担が多少大きくても人形なら後遺症も無く、使い続けて効果が薄まる事も無い。

「ああ………あぅ………」
「どうしたの? もう限界?」

愛撫を初めて3分程、もう割れ目からは洪水のように汁があふれ出ている。
両手は手錠をかけて天井に繋がれ、足は大きく広げた状態でベッドに固定されて身動きは取れない。
友里さんが後ろから抱きすくめて胸を揉み、美影さんの指がくちゅくちゅとおマ○コをかき回す。
しかしイク直前で愛撫を止めてしまう。

「ああぁ………そんな………」

「イキたいなら言いなさい。頼まれれば嫌とは言わないわよ」
「イキたいです………もうイカせて………」
「そんな頼み方じゃ駄目」
「うぅ………イカせて下さい………お願いします」
「よくできました」

グチュッ

「ひあああぁぁーーーー!!」

ぷちゅうっっと潮を吹いてぐったりと力が抜ける。
しかしすぐに愛撫が再開され、媚薬の効果であっという間に体は昂ってくる。

「操一くん、千堂さん凄くいいイキっぷりよ」
「ふ~ん、そう」

僕はというと、千堂さん達に背を向けた状態で天野さんの人形を抱いていた。
愛撫中も絶頂の時もチラ見すらしていない。
千堂さんは顔すら向けない僕の背中を見て悲しそうに声を漏らしている。

「あぁ………せめて見るくらいは………」
「だーめ。操一くんはあなたがイクところなんて興味ないのよ」

あるけどね。だからこそ真希ではなく天野さんの人形を出した。
向かい合うようにして抱いて、人形の目でじっくりと見物。更に千堂人形に感覚リンクして体で味わってる。

でも僕自身は後ろを向いたまま、千堂さんの痴態は気にも止めずに他の女の子を抱いている。

愛撫で頭が回らないのか、本当は見ているというカラクリには気付いていないようだ。

ちなみに真希は僕の寝室で人形を使って抱いている。
天野さんの人形は本人とリンクだけさせて動きは僕が操っているから、この状態をバラす奴はいない。

「ほらほら、あと何回イキたい? 言ってごらんなさい」
「え? えっと………………1回」
「あら、1回でいいの? 愛撫は一晩中続けるわよ。ずーっと焦らされてたいの?」
「ええ………? じゃ、じゃあ、10回………」
「あらぁ、10回も! 操一くん聞いた? 淫乱な子よねぇ~!」
「そーだねぇ」
「あうぅ………………」

今にも泣き出しそうな千堂さん。
リンクした体からも胸がキュンキュン締め付けられているのが伝わってくる。
嗜虐と被虐を同時に味わってゾクゾクしてきた。

「それじゃあお望み通り、10連続アクメ行ってみましょうか」
「あああぁぁーーーーー!!!」

………………………

「ぁ………はぁ………もう駄目………ぇ」
「10回って言ったのはあなたでしょう? まだ8回目よ」
「ぁうぅ…………ん…………」

息も絶え絶えでもう限界に近いようだった。

「ほら、ヨダレが垂れてますよ」

友里さんが千堂さんの顔をくいっと横に向けて垂れたヨダレを舐めとる。
そしてそのままディープなキス。

「ん………くちゅ………」
「あむ………んん…………んぅ………」

千堂さんは殆どされるがままで、自分からは動かず受けるだけになっている。
操って友里さんの口にむしゃぶりつきたい所だけど、感覚のリンクは気付かせない方がいいかな。

「ほ~ら、あと2回よ。さっさとイっちゃいなさい」
「んんーーっ!!」

割れ目に舌を当ててベロベロと舐め回す。
そしてぷっくりと膨らんだ豆にちゅぅぅ~っと吸い付いた。

「んーーーーーっ!!!
「ほらほら、あと2回なんだからさっさと終わりなさいよ~」

本当はさっきから何回かイっている。しかし口を塞がれて何も言えず、それはカウントされない。

「んんっ! んむー! んーーーっ!!
「どうしたの~? イったならイったって言いなさい?」

10回目はとっくに過ぎて延々と攻めは続いた。

………………………

「ふああぁぁーーーーっ!」
「これで10回っと」

ようやくキスから解放されて2回の絶頂。しかしこれで終わる筈もない。

「操一くん、人形の状態をリセットしてあげて」
「はいはい」

ぴっ、と念じて千堂さんの体が元に戻る。体力も完全回復。

「じゃあもう一回媚薬飲んで頂戴」
「い、嫌………」

自由を奪われたまま顔を背ける千堂さん。

「操一くん、飲ませて」
「りょーかい」

操ってぐいっと一気飲み。

「それじゃあ続けましょうか。もう10回もイったんだからイカせなくていいわよね?」
「あああぁ……………」

………………………

その後。

焦らしプレイと連続アクメを交互に行い、気絶してもリセットして起こされ、延々と攻めが続いた。

2時間ほど経って。

「そろそろ終わりましょうか」
「ああぁ…………」

美影さんは焦らしプレイの真っ最中にそういって切り上げた。

「美影さんと友里さんは攻めてばっかりで全然気持ち良くなってないんじゃないの?」
「ええ。だからもう体が火照っちゃって………なんとかしてくれる?」

そして天野さんの人形は消し、千堂さんを放置して3P開始。

「んああああっ! 気持ちイイわぁーー!!」

見せつけるのがメインなんだろうけど溜まっていたのは本当のようで、凄く激しかった。

「ああああぁぁーーー!!」
「ん、出るっ!」

両方共本体なので中出しは禁止。
達する直前に肉棒を抜いて美影さんの体にぶっかけた。

「はふぅ………我慢した分いつもより良かったわ」
「では次は私ですね」

続いて友里さんに挿入。

「ああ………凄い………」

そういえば友里さんを抱くのも久しぶりかもしれない。
普段はあんまり相手してくれないのだから、今回は余程焦れていたのか。

「ふあああぁぁーー!!」
友里さんにも中出しできないので顔にぶっかけ。

「ん………変な匂い……」

しばらく余韻に浸ったあと、

「もう寝ましょう。寝不足は肌に悪いですから」
「そうね。眠くて仕方ないわ。ほらほら、操一くんも行きましょ」

千堂さんを放置したまま地下室を後にする。
一緒に暮らすという事で人形は消さない。しかし縄や手錠も外さないままだ。

虚ろな目をしてたけど大丈夫かな?

「ふふ……うふふふふ………」

寝室についた時、感覚をリンクしたままの千堂さんが笑っているのを感じた。
おかしくなっちゃったか……?

「操一さん、聞いてます……?」

え?

「私が焦らされてる時も、イカされてる時も、リンクして私の体で感じてましたよね………」

気付いてたのか。

「お見通しですよ………えっちぃのが大好きな操一さんが、本当に無視できるわけ無いですから」

図星だなぁ。
返事をしようかどうか迷っていると、

「操一さんと一緒に何回もイっちゃった………うふふ………」

笑いながらカクンと眠ってしまった。

………………美影さんといい、千堂さんといい。
女の子ってちょっと怖いな~……なんて思った。



[16733] 24:ゲームの後 その3 宮崎&天野
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/04/15 21:58
無事に罰ゲームの用意が整って、メールで全員に通知。
真希は家にいるから直接伝え、これで準備完了。
ちょっと遠出になるからそれぞれ家族に連絡する必要があるだろう。出発は3日後。



ピロリロリン

メールが来た。誰からだ?

開いてみるとメールは2通。宮崎さんと天野さんから。

どちらも内容は
『不参加を表明します。これ以上言いなりにはなりません』
というものだった。

宮崎さんが反抗的なのはいつもの事だけど天野さんもか。
簡単に堕ちない所は結構だね。やり甲斐がある。

同時に送られたんだから二人で相談したんだろうな。とりあえず直接話そう。

人形を出し、遊ぶわけじゃないから服を着せてやる。
そして地下室で本体とリンクさせた。

「今更何されたって怖くないわ。もう命令なんてきかないから」
「わ、私も………もう嫌……」

宮崎さんは公然露出までやって開き直ったか。もう脅しには屈さない覚悟らしい。
天野さんはどういう風の吹き回しだろう。処女を捧げてまで抵抗したのに。

「あれだけ騒ぎになったんだもの。変な事したらニセモノだって主張すれば済むわ」

確かにハルカのライブといいゲームの時といい『本人と別のそっくりな人が露出を行う』という噂は結構広がっている。

一昔前ならただの噂として消えたかもしれないけど、最近は誰でもカメラ付き携帯を持ってる時代。
証拠写真はネット上のあちこちに貼られている。

これじゃあ露出を脅しの道具には使えないかもしれない。調子に乗りすぎたか。


「昨日、千堂さんを虐めてるの見てたから………あんなの………酷過ぎる………」

折角だから見せてやろうとリンクさせたのが裏目に出た。
あれはどっちかというと美影さんがやった事なんだけど、酷いのは変わらないか。

結局は喜んでたと言っても信じないだろうな………僕も喜ぶと思わなかった。

「露出よりもっと酷い事させようか? 売春とか」
「そんな事するくらいなら………私達死んでやるわよ」
「…………うん」

ヤバイ。
天野さんはちょっとビビリ気味だから本気じゃなさそうだけど、宮崎さんは目がマジだ。

しかしここで怯んではいけない。強気で攻めなければ。

「別に死にたいなら死んでもいいよ。人形で遊ぶのには変わらないし」
「えっ………」
「むしろ本体がいると反抗する可能性があるしね。人形だけならどうにでもできるし、その方がいいかも」
「死んでも………人形は残るの?」
「そうだよ」

これはハッタリ。実際に本体が死んだ場合人形がどうなるのかはわからない。
そんな状況になった事は無いし、実験するのも怖い。

人形の状態は本体基準であることを考えれば、多分人形も死んだ状態になるんじゃないだろうか、
もしかしたら出す事自体ができなくなるかもしれない。なんにしても確証は無い。

「それでもいいなら自殺でもなんでも好きにしたら?」
「そんな………そんな………」
「ああ…………」

いい表情だな。でもあまり追い詰め過ぎない方がいいかも。

学校の友達くらいならいいけど、家族や親戚とか僕の知らない人に助けを求められると面倒だ、
敵を追い詰める時は完全に包囲せず逃げ道を残しておくのが基本………と何かで読んだことがある。
逃げ道を失った敵が暴走するのは危険なのだ。

「まあ、一生このままって訳でもないし、しばらくは我慢したら?」
「………どういう事?」
「言ってなかったっけ。人形が使えるのは最初に人形にしてから3年間。
 宮崎さんの場合は再来年の2月までで天野さんは6月くらいかな?」

「そんな話初めて聞くけど………本当でしょうね」
「本当だよ。僕自身の人形は例外だけど」

これも嘘。時間の経過で人形が使えなくなることは無い……と思う。

「どっちにしろ学校が同じじゃないと遊びづらいし、卒業したら二人とも解放してあげるよ」

これは半分くらい本当。人形とは言っても体は本体が基準だから年を取る。
状態をリセットしないとしても、人形も物を食べて呼吸している以上は徐々に老化していくんだろう。
一生言いなりにできるとしても、中年や老人が相手じゃ楽しめない。
卒業したらというのは嘘でも30才くらいになったらもういいだろう。

………その時に僕が熟女趣味に目覚めていなければ。

「まあ2人が言う事聞かないなら、その分他の子を参加させるのもアリだしね」
「………………」

自殺しても逃げられない上、逃げようとすると新たに他の人が巻き込まれる。
耐えていれば普通の生活は続けられるし、時間が来れば開放される。

これだけの条件が揃っていてまだ反抗するという事は無いだろう。

「………単純に言いなりになるのがイヤなんだけど」
「結果は同じなんだから諦めなよ」
「イヤったらイヤ!」

ワガママだな。

「じゃあメリットもあるように2人もここで暮らす? 真希も千堂さんも居るよ」
「メリットってどんなよ?」

「人形使えばカンニングで成績アップも簡単」
「そんな汚い手は使いたくない」

「外出するのは人形だけにしておけば事件事故に巻き込まれても安心」
「アンタに遊ばれてる方が被害大きいわ」

「学校行きながらテレビ見たり昼寝したり」
「それは……面白そうではあるけど」

「甘いものとか好きなだけ食べても全然太らない」
「う………いいかも」
「天野さん、そんなので釣られないの!」
「でもでも、食べ放題しながらダイエットできるよ?」
「うーん…………」

こんなので揺らぐのか。女の子ってよくわかんないな……

「でもデメリットの方が大きいのに………」
「受け入れればデメリットとメリットが両方あるけど、拒否した場合はデメリットだけ。どっちがいいと思う?」
「………考えておくわ」
「私も………」

今すぐ決断はできない。でも暴走さえしなければ手綱は取れるからそれでいい。

「とりあえず罰ゲームには行ってあげる。人形消して」
「わかった。同棲したくなったらいつでも言ってね」
「同棲はヤダ………」
「別に受け入れた訳じゃないんだからね!」

…………………ツンデレ?



ともあれ、これでしばらく大丈夫だろうと安心して人形を消す。

あ、どうせならエロいことしておけば良かったかな。

まあいいか。折角妥協してくれたのに機嫌を損ねるのも馬鹿らしい。

たまにはこういう事もある。
楽しむのはまた今度でいいね。









あとがき

只今更新ペースガタ落ち中………ごめんなさい。
暇を見てちょくちょく書き進めていますが、
本業の方が一段落するまで休みがちになるかも。



[16733] 25:ゲームの後 その4 真希
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/04/15 21:59
罰ゲームの準備が終わり、次の日。

美影さんや友里さんと準備の最終確認をして、一段落ついたところで休憩になった。

「千堂さんと真希の所行って遊んでこようかな」
「休憩で体力使ってどうすんのよ」
「人形なら体力関係ないし」
「では休憩は無しでチェックを進めてください」
「精神的には疲れるからヤだ」

そんな事を言い合いつつ、美影さん友里さんも一緒に2人の寝室へ。

ギィ、と扉を開けると

「ん……」
「ああん………」

2人はベッドの上で絡み合っていた。
しまった。千堂人形と感覚リンクしておけば良かった………

2人共僕らが来たことには気付いていないみたいだ。

「何やってんの?」
「きゃ!?」
「うわっ!?」

慌てて同時に飛び起きる。

「何やってたのさ?」

訊くまでもないんだけど。

「いや……ちょっと、な」

美影さんが近づいてジロリと2人を睨んだ。

「あら~、あなた達もレズだったのねぇ」
「わ、私は違います! 真希さんが誘ってきたから………」
「誘われたらヤっちゃうんだ?」
「あうっ」
「やっぱり真希レズっ気出てるじゃない」
「うぐっ」

「2人共、寂しいなら言えばいいのに。エロい子に育ってくれて嬉しいわ」

美影さんはうんうんと頷いて服を脱ぎだした。
結局自分もやるのか。体力使っていいの?

「友里もどう?」
「ではご一緒しましょう」

それじゃあ僕も参加しない手は無いな。………と、そうだ。

「真希、人形借りるよ」
「へ?」

真希の家に居た人形がさっと服を脱ぎ、適当に畳んで机の上に。
そのあとボンと人形を消し、こっちの家に置いてあった予備の髪で人形を出す。


一応、能力の補足説明をしておこう。

人形を出すのも消すのも、僕を中心とした半径2,3mくらいの範囲で可能。
人形とリンクすればそこを中心として効果を発揮できるから、消すのはどこからでも可。
出す場合は僕本体か、誰かの人形が近くにいないと駄目。
素材の髪は念さえ込めてあれば数セット用意することもできる。

というわけだ。


「勝手に人形動かすなよぉ………」
「気にしない気にしない」

急にいなくなったら家族が心配するかもしれないけど、言い訳は自分で考えて貰おう。

これで真希が人形と本体で2人。あとは千堂さん、そして美影さんと友里さんで女の子は計5人。僕を入れると6人。
人数は偶数の方が余る人がいなくて良いだろう。

美影さんも文句は無いようなので僕は千堂さんと組む。
真希本体は美影さんと、人形の方は友里さんとそれぞれ組んだ。

まあこんなのは最初だけ。その内ごっちゃごちゃに絡み合うようになるだろう。

「ああ………操一さぁん………」

真希とレズっていたせいか十分に濡れていたのでずぶっと挿入。
遠慮なしにずんずん突くと、その度にビクビクと体が喜んでいる。

「ああ………」

真希も散々開発されていて反抗する様子も無い。むしろ積極的に快楽を貪っている。

気持ちよさも最高だけど眺めも良いなぁ。

「ほら、自分だけヨガってないで口を動かしなさい」
「んんん………」

仰向けで口の上に乗られ何も言えない真希。
表情は見えないけど嫌がってはいないみたいだ。

ビチャ、ビチャ、グチュ、グチュ………

水っぽい卑猥な音と荒い吐息。

人形の方も友里さんの攻めでトロトロになっていた。

自分の体で男の快楽を味わい、千堂さんと真希の人形で女の快楽も味わう。

真希も体が2つで快感も2倍。そろそろ限界が近そうだ。

「操一さん、余所見ばっかりしてないでこっち見て下さい………」

千堂さんが自己主張するように腰を振ってくる。
妊娠の心配はいらないから1回出しちゃおう。

ドクンッドクンッ!

「あああんっ!」

ぶち撒けると同時にビクンと跳ねた。いいイキっぷりだ。

「あああぁーー!!」
「ひゃあああん!」

美影さん達も一段落ついたみたいだ。組み合わせを変えよう。

「また操一さんとがいいです………」
「駄目。アンタは私とよ」

千堂さんは美影さんに押し倒された。

「じゃあ久々津は俺とだな………」

真希が擦り寄ってきた。

「やけに積極的じゃない?」
「え? だって、そうしないと俺が自分同士になっちまうし………」

「………まあ、そうだけどさ」
「あ、友里がまた真希とになっちゃうのか」
「私なら構いませんよ。引き締まった体は好きですから」
「………私の体は引き締まってない?」
「い、いえ! そういう意味では……!」

そんなこんなで第二ラウンド開始。

「ねぇ真希」
「ん?」

軽い愛撫をしながら話しかけてみる。

「解放して欲しい?」
「解放?」
「そう。人形じゃなくて本体で家に帰りたくない?」
「ん……まぁ……そうだな。帰れるなら帰っても……」

歯切れが悪い。これはもう堕ちたと見ていいかな?

「どうなの? 帰りたいの?」
「まあ、なんだ。人形の方で普通の生活はできるし、今更エロい事されるくらい大した事じゃないし……」
「………………」
「帰ったってどうせまた妙な真似するんだろ。それなら無理に帰る意味も無い……と思うんだが」

僕が真希を抱くのは2日に1回くらい。
僕意外に美影さんにも遊ばれているし、友里さんとレズっている事もある。さっきは千堂さんとも。

そんな状況でも家で家族と過ごせるし、買い物や遊びに出かけることができる。
割りきってしまえばこれほど楽な生活もないだろう。
ゲームオーバーになっても取り乱さなかったのはそのせいか。

「犯されるのは嫌?」
「嫌だよ………嫌に決まってるだろ」

口ではそう言っていても体は嫌がっている様子は無い。むしろ自分から求めているように見える。
宮崎さんみたいに反抗的なのもいいけど、受け入れてくれるのも結構だ。
操らないでハーレム化できるのは大歓迎。

しかし、本人が自分からそれを認めないと上下関係がハッキリしない。

「これ以上軟禁しとくのも可哀想だから帰っていいよ」
「え?」
「ほら、服なら最初に真希が着てきたのがあるし、人形もここに居るんだし。本体で帰りな」
「いいの……か?」
「うん。まあ罰ゲームだけは参加してもらうけど」
「ん……ああ……でも………なんで?」
「ほら、ずっと監禁状態だったし。そろそろ可哀想になってきてさ」
「ふぅん。まぁ、帰らせて貰えるなら帰っても………」

モジモジとはっきりしない態度。竹を割ったような性格の真希らしくないね。

「じゃあこれが最後のセックスかな」
「あ……ああ………そうだな……………」

どことなく寂しげな表情。
まるで別れ話を突きつけられたみたいだね。実際のところ状況はそれに近い。

………まあ別れる気なんて皆無なわけだが。

「それじゃあこうやって………」

僕は真希人形にバックから挿入。
たっぷりとサービスしてあげよう。自分が気持ち良くなるよりも真希を感じさせるのを優先で動いてやる。
もう何度も抱いた体だ。弱点は手に取るようにわかっている。

「ああっ………」

さっき美影さんに攻められた快感がまだ残ってて、感じやすくなっているようだった。
これならイカせるのも簡単だろうけど……

そろそろ絶頂という所で腰の動きをピタっと止める。

「あ………なんで……」
「もう止める?」
「えっ?」
「もう犯されるの嫌でしょ?」
「そうだけど……最後に一回って」
「そんなに嫌ならもう終わりにしてあげようかな~って」

焦らすようにゆっくリと腰を動かし、手でお尻を軽く撫で回す。

「あうう……おい……」
「どうするの? 嫌ならもう止めるけど」
「やめるって……こんな中途半端な……」

快感を与えすぎないよう、かつ興奮が冷めないように、ゆっくりとした愛撫。
……というか僕が焦れてきた。早いところ認めちゃって欲しいんだが。

「ほらぁ、どうすんのさ。ここで止めるか、これからも僕に遊ばれるか」
「お前……それ言わせたいだけだろ……」
「うん、言わせたい」
「そんなの………言ってたまるか……」
「そう? それじゃあこれからは毎日焦らしプレイだよ」
「んなっ!? 解放してくれるんじゃねーのかよ!?」
「本体はね。人形はこれからも遊びに使わせて貰う」
「そんな………あぁ………」

ああ焦れったい。

真希の手が股間に伸びる。自分で触って疼きを止めるつもりだろうけどそうは行かない。
後ろから両手をガッチリ掴んでガード。体重をかけて押さえつける。

それでも無理矢理腰を振ろうとするので一旦肉棒を引き抜いた。

「ああ………そんなぁ………」
「だから認めちゃいなって。毎日媚薬飲ませて放置されたい? イカない程度にゆる~く刺激して」
「……………………」
「抱かれたいって認めなよ。そうすれば毎日最高に気持ち良くしてあげるから」

意図に気付いたのか、美影さんが寄ってきて絡みつくように真希に愛撫し始めた。千堂さんも一緒に参加。
そして友里さんは僕に目配せした後、激しく真希人形を愛撫した。

「くあぁっ! やっ、あああぁっ!!!」

人形がイク直前で真希とのリンクを切る。

「あうぅ…………」

人形がビクンと跳ねたが真希自身は全く絶頂を感じていない。

「はぁ、はぁ、はぁ…………あぅ………」
「焦らされるのって辛いですよねぇ………」

切なそうに体をよじらせる真希を千堂さんが心配そうに見ていた。

「ここに居れば女の子とも遊び放題だよ」
「ああ………でも………でも………」
「気持ち良くなりたいでしょ?」

美影さんの手が体を這いずりまわる。絶妙な力加減で絶対にイカない程度の、軽く触れるだけの愛撫。
僕も肉棒で割れ目の周りを軽くなぞる。挿入はしない。

「『イきたい』って言えたらイカせてあげるよ。これからも犯して欲しいって意味で受け取るけど」
「な……あぁ………」
「ほ~ら、どうする?」

また感覚をリンクさせ、友里さんが激しい愛撫を再開。

「ああぁっ、あぁぁぁーーー!!」

そしてイク直前でリンクを遮断。また人形だけがビクビクっと跳ねた。

「うぅ……………」

「このままずっと焦らされてていいの?」
「イキたいでしょ? 最後までやりたいでしょ?」
「気持ち良くなりたくないの?」

弱々しい愛撫を続けながら美影さんが耳元で囁く。

「……………たい」
「なに? 聞こえないよ」
「イキたい! もうイカせてぇ!」
「よくできました」

僕も焦らされて限界に近かった。これで思う存分楽しめる。
ずぼっと挿入してそれまでの鬱憤を晴らすようにガンガンと腰を打ち付けた。

「ああっ! 気持ちイイ!! 気持ちイイぃぃ!!」

激しいセックスで、我慢することもなくあっというまに達してしまった。

ドピュピュ!

「ふあああぁああああああぁぁぁーーー!!!」

体を仰け反らせて膣がぎゅうぅっと締まる。焦らされた分凄い絶頂だった。

「はああぁぁ…………」
「それじゃ、これからも宜しくね」
「ああ………」

返事をしたのか、溜息をついただけか判らなかったけど、とにかく堕ちたのは間違いない。
汗だくで余韻に浸り、ぼうっとしている真希はとってもエロチックだった。
繋がったまま後ろから抱き締めてお互いの体温を感じていた。

「………ところで真希」
「んー………?」
「僕も真希も本体だけどいいの?」
「…………………………うあああぁ!?」

正気に戻って離れようとする真希。しっかり抱きしめて離さない僕。
美影さんと友里さんも前から抑えつける。真希人形も使わせて貰おう。ついでに千堂さんも。
5人がかりで抑えられたら離れるなんて無理な話。

「離せよぉ!! 妊娠しちゃったらどうするんだよぉ!」
「もう真希は一生僕の物だから心配ないよ」
「子供ができても責任持って育ててあげるわよ」

美影さんも乗り気だった。

「そんな………でも………」
「そうと決まればもう一回………」

抑えつけたまま腰を振って行為を再開。
さっき出した精液がぐちゅぐちゅと卑猥な音をたてる。

「たっぷり犯してあげるよ」
「あああぁ…………」

「いいなあ………私も妊娠させて欲しいです」

千堂さんが後ろから抱きついてきた。

「まあ、そのうちね」
「約束ですよ?」
「わかったわかった。とりあえず今は真希だ」

グイグイと腰を振って再び中出し。

「あと2、3回は中に出そうか?」
「あぁ…………ほんとに妊娠しちまうぅ………」

嘆くような声を出しつつ、真希の顔はなんとなく嬉しそうに見えた。



[16733] 26:みんなで旅行
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/04/15 21:59
寄せては返す波。白い砂浜。青い空。

さて、今僕らがいる場所は海。美影さんの実家が所有している別荘。

「友達と旅行に行きたい」ということで使わせて貰った。
厳格な家でも夏休み中の旅行くらいは大目に見てくれるらしい。

メンツは9人。

まず美影さんに友里さん。
罰ゲームの5人。真希、宮崎さん、千堂さん、天野さん、奈沙ちゃん。
更に美影さんが連れてきた中等部の女の子、高梨奏芽(たかなし かなめ)ちゃん。
そして同じクラスで宮崎さんの友達、通称トモちゃんで計9名。

もちろんトモちゃんはダミーで実際は僕が参加する。
女だらけの旅行で男が混じっていると知れたら反対されるだろうと言う事で数合わせに使った。
友達同士の旅行という事で蒼山家の使用人は友里さんだけ。

別荘はとてつもなく豪華、という程ではないけど結構広く部屋もは人数分ある。
砂浜から水平線の向こうに微かに見える島も蒼山家の所有。

やはり本物の金持ちは凄い。僕や美影さんも荒稼ぎしたけれどまだケタ違いだ。

その島にも別荘があるが他は廃墟だらけで今は無人。
あとで使わせて貰うけどね。

「別荘に荷物置いたら早速泳ごうか」
「賛成!」
「みんな元気だなぁ………僕は休みたいんだけど」
「じゃあビーチで荷物番しててよ」

ひとまず別荘に行き着替などの大きな荷物を置いて、真夏の日差しの下海水浴を開始。

スケジュールは3泊4日。
2日目の夜に罰ゲームがあるが、それ以外は普通に遊ぶ予定。

今日の所はとりあえず楽しんで貰おう。
出発直後、宮崎さんは「絶対に碌でも無い罠があるに決まってる」と警戒心をムキ出しにしていたが、
いつまでもピリピリしていても仕方ないと思ったのか、今では普通に遊んでいる。

僕も含めて全員が本体。髪も持ってきたから人形も使える。

「先輩も泳ごうよ~」
「久々津さんこっちこっち!」

誘ってきたのは奈沙ちゃんと奏芽ちゃん。
奈沙ちゃんの方が年上なのだが奏芽ちゃんの方がいくらか発育がいい。というか奈沙ちゃんが幼児体型すぎる。

奏芽ちゃんは人見知りしないタイプみたいですぐに懐いてきた。
美影さんの恋人ということで警戒もしていないみたいだけど………
男1人女8人で旅行、と言うのはどう思ってるんだろう。というか美影さんは何と言って連れてきたんだろう。

「荷物は私が見てますので」

番を友里さんが代わってくれたので、僕は少女(幼女?)2人に釣られて海に入る事にした。

………………………

海で泳いだり潜ったり。
海の家で焼きそば食べたりかき氷食べたり。
ビーチバレーで揺れたり揺れなかったり。

おもいっきり夏を満喫。ああ幸せ。



日が暮れると別荘に戻り皆でくつろぎタイム。

「本当に何もしないつもりなの?」

と宮崎さん。
一日中遊んで流石に疲れたのか、旅先の開放感からか、いつものピリピリした空気は無くなっている。

「メインは明日だってば。心配するだけ損だよ」
「そうだけどさ………アンタも本体なの?」
「さあ? どうだろうね」

ゲーム中の千堂さんみたいな事もある。僕が本体だというのは美影さんと友里さんしか知らない。

『疲れたりお腹が空いたりするなら本体かもしれない』
『でも、もしかしたらそれは演技かもしれない』
『疲れが溜まっても人形の状態をリセットしていないだけかもしれない』

答えは出せないだろう。答えが出なければ手も出せない。
そもそも美影さんや友里さんは僕の味方。他にはそんな大それた事をする子もいないだろうしね。

千堂さんはアレだ。ヤンデレ? ちょっと違うか。
とりあえず、全てを受け入れるような精神になっちゃったのでもう大丈夫だと思う。



夕食は庭でバーベキュー。
漁港が近くにあるので新鮮な魚介をお腹一杯に。

「………ちょっと食べ過ぎたかな?」
「太っちゃうかも………」
「人形で食べれば良かったかな?」
「それだと満腹にならないな~」
「ところで、人形を消した時やリセットした時ってお腹の食べ物はどうなってるんでしょう?」
「食べたらその体の一部扱いだから消えるよ」
「飲み込んでる途中でリセットした場合は?」
「さあ………?」
「中出しした精子は消えるんだよね?」
「例えばだけど、普通の人が人形の肉を食べて、それが吸収された頃に消したらどうなる?」
「変な事言わないでよ気持ち悪い」
「質量保存の法則とかどうなってるの?」
「それ言ったら人形を出したり消したりの時点でおかしいよね?」
「?」
「?」
「?」

…………細かいことは気にしない事にした。


その夜。

明日も早いので10時には就寝。
昼間におもいっきり遊んだおかげで皆ぐっすりと眠っているようだ。

さてどうしようか………
明日は罰ゲームもあるから寝かせてあげたいし、人形で遊ぶだけにしようかな。


………

………………

………………………


「宮崎さん……起きて………」
「ん………?」

呼ばれて目を覚ますと天野さんが覗きこんでいた。

「どうしたの?」
「人形が………犯されてて………」
「………またあの男は馬鹿な真似を……場所はあいつの部屋?」
「うん」
「ちょっと待ってなさい」

天野さんを置いて久々津の部屋へ。
行楽気分で浮かれてたけどやっぱり最低の男だ。油断してはいけない。

部屋につくと勢い良くドアを開ける。

「こら! 何やってんのよ………って」
「ん?」

部屋には天野さんだけでなく全員が揃っていた。私の人形もいる。

「あれ? ゆっくり寝かせておこうと思ってリンクはしてないんだけどな」
「じゃあそれ一人遊び? 虚しくないの?」
「別に」
「って言うか天野さんが犯されてて眠れないとか言ってたんだけど」
「リンクしてないからそんな筈無いんだけど」

ベッドに寝転んでいる天野さんの人形はピクリとも動かない。
どういう事だろう? やはりコイツが嘘をついている可能性が高いと思うけれど。
動かないのも操って動きを封じればどうにでもなるし………でも追求したって口を割るとも思えない。

「とりあえず戻るわ」
「そう。おやすみ」

見えない所で自分の人形が遊ばれているのは怖気が走る。
かと言ってリンクされても嫌だし………

そんな事を考えながら部屋に戻った。

「人形で遊んでたけどリンクはしてないって言ってたわよ?」
「うん。それ嘘」
「…………はい?」
「1人で寝てたら寂しくなっちゃって。一緒に寝ようかと思って来たんだけど」
「それなら始めからそう言いなさいよ……」
「恥ずかしかったんだもん………」

やれやれ、ホームシックにでもなったのかな?
一緒に寝るくらい素直に言えばいいのに。

「じゃあ寝ましょ。明日に響くわよ。罰ゲームもあるんだし」
「そういえば何をやるんだろうね?」
「さあ? どうせ趣味の悪い趣向なんでしょうけどね」
「一緒に頑張ろうね」

ちゅっ

「……………………………!!?」
「うふふ」
「何……すんのよ?」

突然の事で頭が回らない。

「ねえ知ってる? 千堂さんは久々津くんのこと好きなんだよ」
「……そうみたいね。何がいいのか理解出来ないけど。しかも久々津って蒼山さんとデキてるんでしょ?」

話の意図がよくわからない。

「あと、真希さんと奈沙ちゃんも犯されるの受け入れちゃったみたい」
「…………そうね。意志が弱いのよ」

あれだけ非道い目に合えば無理もないのかもしれないけど。

「だからね、もう味方は宮崎さんだけなの」
「そっか………確かにそうね」

ほかの皆も敵に回ったわけじゃないけど、もう抵抗する時に協力はしてくれないだろう。

「だからもっと親睦を深めておこうよ……」

そういって首に腕を絡めてきた。
そのまま2人でベッドの上に倒れこむ。

「ちょ、親睦を深めるのはいいけど、そういうのはちょっと………」
「だって私、男の人って苦手なんだもん。それなのにあんな事されて………」
「え………あなた、もしかして………」

うるうると目を滲ませてまた唇を近づけてくる。
そんな顔されたら拒めないじゃないの…………

「ん……………」

軽く唇を重ねる。
濃厚なキスでは無いけれど、長い時間じっくりと感触を確かめ合う。

1分以上経ってから顔を離すと天野さんは顔を真っ赤にしていた。

「ねえ。パジャマ脱がない?」
「う………そこまでするの?」
「いつも酷いことされてるから、たまにはこういうのもいいでしょ?」
「うーん……確かにいつものよりは良いんだけど、ねえ………」
「………………」
「そりゃあゲームの時は指示のせいでアレコレやったけど、私は基本的にノーマルな訳で………」

「そっか……………宮崎さんはまだ処女だもんね。体は大事にしなきゃね………」

胸がズキっとした。

天野さんはあの日、晒し者になるのを拒んで処女を散らされてしまった。
それを選んだのは天野さん自身でも、心の傷は深いだろう。

「…………わかった」
「え?」
「今晩だけ、レズにでも恋人にでもなってあげる」
「………いいの?」
「いいわよ。こんなの大した事じゃないわ」

そうだ。今更この程度なんだと言うのか。
しかも無理矢理汚されるのではなく私の事を信頼してくれているのに。

そうと決まればもう怖いものなんて無い。ささっとパジャマを脱いで全裸になった。

「ほら、天野さんも」
「………脱がせて」

う………これは照れ臭い。でもやってあげよう。

特に色気があるわけでもない水色のパジャマのボタンを一つ一つ外して行く。
するっと脱がせると飾り気の無い白いブラジャーが目に眩しい。
フロントホックの留め具を外して胸を露出させる。

「あ、あんまり見ないで………小さいから恥ずかしいの」
「そんなに小さくないと思うわよ?」

大きくはないけど小さくも無い平均的な胸だ。
まあ、自分で言うのもアレだけど、私よりは小さい。

「ほら、腰浮かせて」
「うん………………」

ズボンとパンツを一緒にずり下げる。
これで2人とも生まれたままの姿になった。

「………私の体、変じゃない?」
「ええ、綺麗よ。大丈夫」

本当に恋人同士みたいなやり取りだなぁと思いつつ、これからどうするか考える。
レズの経験なんてゲームの時に無理矢理やらされただけ。
その時も真希や人形に攻められていただけで、自分でどうすればいいのかイマイチわからない。

「じゃあ、こうしようか」

天野さんの言うとおりに体を絡ませ、お互いの割れ目を擦りつけあう体勢に。

「これ『貝合わせ』って言うんだよ」
「そ、そうなんだ………」

女性器を貝に見立ててるのか。平安貴族の遊びとは関係ないよね?

「動くね…………」
「んっ…………」

すりすりと擦れて切ない気分になってくる。

天野さんの体は柔らかくて抱き心地が良い。男に抱かれるのとは大違い。
完全に繋がってるわけじゃないから体の自由も多いし、何より痛くないがいい。

(…………って、いやいやいや)

あくまでも私はノーマル。レズじゃない。
女同士よりも男の人に………でも久々津は嫌だけど、

「どうしたの? なんか百面相してるよ」
「えっ!? いや、なんでもない」
「エッチの最中に考え事なんてひどいな~………」

強く抱きしめられて思いっきりキスをされた。

「んん…………」

その間も腰をぐりぐり動かされて、膨らんだ豆がコリコリと刺激される。

「んんっ………んあああぁぁーーー!!」


私1人でイってしまった。

「ふふ、どうだった?」
「う………うん。気持ちよかった………」

本当の事を言うと奥の方がちょっと物足りなかったり。
………なんか毒されてるなぁ。

「私もイカせて?」
「……………わかった」

とりあえず指で割れ目をなぞってみる。

「ど、どう………?」
「うん………気持ちいいよ」

慣れてないから不安だったけど感じてくれているらしい。

天野さんも私の割れ目に指を当てて刺激し始めた。

「ああ………………」
「はぁん………………」

外では虫が鳴いていて、遠くからは波の音が聴こえる。
都会のような無機質な音は一つも無い。

そんな静かな部屋に水っぽい音が響く。

くちゅ、くちゅ……

「んん……もっと」
「うん。天野さんももっとして……」

ずぶずぶと指を奥まで突っ込んでかき回す。
天野さんも軽く指を入れ、処女膜を傷つけないようにゆっくり愛撫してくれた。

「んんん…………気持ちイイ……」
「もっと強くしてぇ……」

ぐちゅぐちゅとお互いに愛撫を続けながら何度もキスをした。
だんだんと頭の中が白くなってくる。

「ああ……イク……もう……」
「ふああ…………」

私が天野さんのマメをきゅっと捻るのと同時に、天野さんも私のマメをぐいっと刺激した。

「ひゃあああああん!」
「あああああぁぁぁーーー!!」

強い快感で同時に達する。

しばらく抱き合って余韻に浸る。
柔らかい体が火照って2人とも汗だくだったけれど、それも心地良かった。

数分か、数十分か、しばらくして

「もう一回しようか………」
「うん………」

私の方から提案していた。
レズじゃないのにな…………まあいいか…………

………

………………

………………………

翌朝目が覚めると、天野さんはいなくなっていた。

あれから3時間くらい行為を続けていた。
短時間でもぐっすり眠れたおかげか疲れはほとんど無い。

「あ、宮崎さんおはよう」
「おはよう………昨日の夜は凄かったね。クセになっちゃったらどうしよう?」
「昨日の夜?」

きょとんとする天野さん。

「え? 昨日天野さんが私の部屋に………」
「何の話?」

………………嫌な予感がする。


朝食は旅館で出てきそうな純和風だった。
友里さんと千堂さんが作ったらしい。

白いご飯に焼き魚、しじみの味噌汁と漬物。そして焼き海苔。

ずずーっと味噌汁を啜り、久々津が何気なく言った。

「ところで宮崎さん、貝合わせって知ってる?」
「やっぱり昨日のはあんたの………………」
「何の事? 貝合わせってうのはハマグリの貝殻を使った平安時代の―――」
「やかましい!」

やっぱりそうか。考えてみれば簡単なトリックだ。
こいつの部屋で寝ていたのが本体なんだろう。
ピクリとも動かなかったのは熟睡していたからに違いない。

もしかしたら私の方も人形だったのかも。
疲れも無いし寝不足でもないのはそのせいか。

「はあ…………」
「溜息ついてると幸せが逃げるよ」
「誰のせいで不幸になってるのよ………」
「でも気持ち良かったでしょ?」
「…………………」

否定はできないけど…………。

「宮崎さん、どうしたの?」
「うっ…………なんでもない」

天野さんに顔を覗き込まれて思わず赤面してしまった。

「はあ…………」

微妙な気分で朝食を平らげながら、また小さく溜息をついた。





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[16733] 27:罰ゲーム 前編 メリーゴーラウンド
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/04/15 21:59
夜が明けて旅行は二日目。

船に乗って無人島へ出航。
今は無人島だが、数年前までは人がいたらしい。

高度経済成長期に観光地化する予定で色々な施設が建てられたものの、その後バブルが崩壊。
交通の便が悪かったこともあり、客足も伸びずに資本は軒並み撤退。
建ててから全く使われなかった施設、建設中のまま放り出された施設が多数ある。

建物自体は比較的新しいのでそれほど風化は進んでいない。
それでも生活感の無いゴーストタウンというのは気味が悪いものだ。

「こんな薄気味悪い所に泊まるの?」
「それも一興でしょ」

別荘だけは定期的に手入れされているので泊まる事も可能。
風力発電で電気も使える。

「これなら大丈夫だな」
「別荘もボロボロだったらどうしようかと思いました………」

快適な別荘に一安心の真希その他。
荷物を置いてから再び廃墟の町へと繰り出した。

着いた先は遊園地。
特に目玉になるような施設も無い、ありふれた小さな遊園地だった。
海の綺麗な田舎にこんな物は需要が無いだろうに。
いかにも『バブル期に調子に乗って金を使いました』という感が漂っている。

「罰ゲームを始めます」

これが本日の、というかこの旅行のメインイベント。

「遊べるの?」
「少しはね」

ここも電気が通っているので稼働させることは可能。
しかし数年間放置された機械は安全が保証出来ない。危険なのは動かさない方がいいだろう。

「それじゃあ5人には2つのアトラクションで遊んでもらうから」

「………どうせ普通のじゃなくて碌でも無いルールがあるんでしょ?」
「まあね」

普通に遊ぶんじゃ罰ゲームにならないじゃないか。

「アトラクション参加は全裸でね。靴は履いてていいけど」
「何よその変態ルール」
「そんなの今更だって。拒否するならこの島から出さないよ」
「うぐ…………」

抵抗するつもりならノコノコと島まで来たのが間違い。
泳いで戻るのも不可能じゃないかもしれないけど危険だろうね。この辺は潮の流れも速い。

では始めるとしましょう。まずは1つ目。メリーゴーラウンド。

「乗ればいいの?」
「いくつか印つけてある馬がいるからそれに乗って」
「うわ…………」

印付きの馬の鞍には、男性器の形をしたバイブが上向きに取り付けられている。

「合計2回乗って貰うから、本体と人形で乗るなら1回で終了。片方だけで乗るなら2回ね」
「そんな………」

本体がまだ処女な天野さん、宮崎さん、奈沙ちゃんは人形だけで、真希と千堂さんは両方で乗ることにした。

「あれ? 天野さんって『まだ』なんだっけ?」

宮崎さんが首を捻る。

「? そうだよ?」
「じゃあ昨日のあの発言はやっぱり引っ掛けか………」
「昨日のって何?」
「なんでもない。こっちの話」

それぞれが馬に乗りバイブを挿入。

「あぅ………自分でこんな………」
「痛いぃ…………」

「んっ……」
「はあぁ…………」

処女3人が痛みで顔を歪め、開発された2人は軽く感じているようだ。

「じゃあ私達も乗りましょうか」
「はい」

美影さんと友里さん、奏芽ちゃん、そして僕は、それぞれ本体と人形で開いている馬や馬車に乗り込む。
当然ながらバイブなんて着けない。

女の子達の乗る馬には小型のCCDカメラが取り付けられ、メリーゴーラウンドの外柵にも定点カメラが。
更には他の人形にもビデオカメラを持たせて撮影準備は万全。
表情や裸体はバッチリ撮影しておいて。僕らも揺られつつ痴態を眺めようという趣向だ。

「それじゃあ動かすよ」

ゴウン………
低い駆動音のあと、軽快な音楽と共にメリーゴーラウンドが回りだす。

「あうう………」

馬が上下する度に顔をしかめている宮崎さんを、前を行く馬に後ろ向きに乗って眺める。

「乗り心地はどう?」
「最悪よ………ああ………」

前の方に視線をやると奈沙ちゃんも同じように苦しんでいた。
少し前のめりに乗っているので、お尻の可愛い穴が丸見えになっている。

「あぐ………うぅ……これってどれくらいで終わるんですかぁ……?」
「1回10分くらい」
「ちょ………長くない?」
「そんなもんでしょ」

実は設定をいじくって時間を伸ばしているわけだけども。

「ああ………あぅ………はぁ………」
「やっ………んん………んぅ………」
「くぅ………うん………あぅ………」

一定のリズムを刻んで音楽と共に喘ぎ声や呻き声が聴こえてくる。
凝視するのもいいけど眼を閉じていても楽しめそうだ。

5分程が経過した。

「あああ………ふああ………」
「くうぅ…………」

千堂さんや真希は何度か軽くイって、馬をびちょびちょに濡らしている。
雨天時でも使える施設だから壊れはしないだろうけど、ちょっと心配になる。

「はぁ………」
「んんんっ………」

奈沙ちゃんと天野さんも段々と感じ始めているようだ。

「っ……………」

宮崎さんは俯いて黙り込んでいるけど………

「感覚リンクすれば感じてるのもバレバレだよ」
「うる………さい………うぅ………」

声が出そうになるのを必死に我慢している。
まあそんな表情もそれはそれでイイから問題ない。

そして、もうすぐ10分経過しようという時、

ガコン!

放置された設備を素人がメンテナンスしただけではやはり不備があったのか、鈍い音を立てて大きく振動した。

「ひゃあああぁあ!?」
「ふああああぁぁ!!」

あちこちから嬌声が上がる。
単調な上下を繰り返していた所に不意打ちを食らっては声を抑えるどころではない。

「ちょ………なんなのよこのポンコツ…………」

宮崎さんが文句を言っていた。

「はあぁ………気持ちよかった………」

千堂さんは恍惚としていた。本体も人形も同時にイったようだ。

他の3人も痛がったり感じたり、これは嬉しいハプニングだね。

そしてようやく10分経過。音楽が鳴り止み回転が止まる。

「じゃあ千堂さんと真希は降りて。他の3人はこのまま2回目ね」
「あのう………」
「どうしたの千堂さん?」
「私もこのまま乗っていていいですか?」

おお、積極的。勿論何の問題もない。
宮崎さんと天野さんが微妙な表情で千堂さんを見ていた。
奈沙ちゃんは快感と痛みでそれどころではないらしく、ぐったりしている。

「真希はどうする?」
「えっ? いや俺は別に……………」
「いいの?」
「ま、まあ、こういうの乗る機会もあんまり無いし、人形だけ…………」

素直に本体も乗ればいいのに。

結局、真希の本体だけを降ろして、再びメリーゴーラウンドが回りだした。

しかし、

ゴウン、ゴガガガガ…………

「あっ、ひゃっ、ちょっとぉ………!」
「あうううう…………」

もう限界が近いのか、がくがくと振動を続ける回転木馬。
当然女の子達はその振動をモロに受ける訳で………いかん、僕も酔ってきた。

見れば美影さんと奏芽ちゃんも途中で馬車を降りていた。僕も降りよう。

「ちょっとぉ! ズルイわよそんなのっ………あああん!」
「やああああぁ…………」

宮崎さんや天野さんが騒いでいたがこれは罰ゲーム。
罰を受ける者が途中で投げ出すことはできないのだ。
友里さんは揺れる馬に平然と乗ったまま皆を眺めている。凄いなこの人。

「あうっ、ああんっ、コレ凄いぃ………!」

そんな中、千堂さんはこの状況を二つの体で満喫していた。
真希も平静を装っているけどかなり感じている。こっちも凄い。

「あうぅ………あああ………駄目ぇ…………」

奈沙ちゃんは息も絶え絶え、馬にしがみついているのが精一杯な様子。

「ああ……駄目だ。やっぱり降りる………」

真希がギブアップ。まあノルマはクリアしてるからいいか。

ゴガガガガ………

「くうううぅっ!」
「はああぁ…………」

その後もランダムに振動を続ける回転木馬。女の子達はもう何回イったやら。


そして、

ガコン!

「「ああああああぁぁぁーーーっ!?」」

10分が経過し回転が止まる直前に一際大きな振動が起こり、全員が絶頂に達する。
人のいない遊園地に嬌声の大合唱が響いた。

………………………

「お疲れ様」

「はあ…………」
「あうう…………」

真希は比較的元気だけど、他の4人がへとへとになっている。
次のアトラクションは少し休んでからにしてあげよう


つづく



[16733] 28:罰ゲーム 後編 ジェットコースター
Name: DA◆18252e51 ID:e6747e0b
Date: 2010/04/15 22:00
メリーゴーラウンドが終了して少し休んだ後、

「それじゃ二つ目行こうか」

次のアトラクションに移動。ちなみに5人の女の子達は人形を消し、本体は裸のまま。

モジモジと体を隠しながら恥ずかしそうに歩く宮崎さん。

「なんか裸で歩くの慣れてきちゃったな………」

同じくモジモジしていた天野さんの言葉で真希がハっとなる。
いつの間にか抵抗がなくなり、体も隠さずにいた自分に驚いているみたいだ。

「でも開放的で気持ちイイですよぉ~」
「ええ、悪くないわね」

逆に楽しんでいるくらいの奈沙ちゃんに千堂さん。順調に堕ちてるね。



そして次のアトラクションに到着。

「次はここ。ジェットコースターです」

「ちょっとまった!」

真希が大声で叫んだ。

「メリーゴーラウンドでさえアレだぞ? 危ないだろ!」
「大丈夫。乗るわけじゃないし」
「あん?」

という訳で軽い説明。

・女の子達はジェットコースターのコースを人形で歩いて一周。
・進み方は途中に但し書きがあるのでそれを参考に。
以上。

「良かった………私絶叫マシンって苦手で………」
「私も~」
「でも裸で一周よ? 普通に乗った方がマシじゃない」

天野さんと奈沙ちゃんがほっと胸を撫で下ろし、宮崎さんがツッコミを入れていた。

「はいはい、それじゃスタートするよ」


このアトラクションは一応安全のために人形で行う。
それぞれの人形に靴を履かせ、滑り止めのイボがついた軍手も着ける。ただし服は着せない。

「全裸に靴と軍手のカワイイ子が5人。この非日常的な光景がたまんないわね」

美影さんも機嫌がいい。
人形に服を着せてカメラを持たせ、5人の後から付いて行くつもりである。

僕は美影さんや5人の感覚をリンクして見られるし、
当然のように各所に仕掛けてあるカメラで友里さんや奏芽ちゃんも見物できる。
美影さんが戻ってきたら彼女が撮影したビデオも見られるだろう。

5人の本体は僕たちとは別の場所で待機。
カメラの位置は悟らせない方が自然な画が撮れるだろうからね。

6人がわらわらと乗り場へ向かい、放置された列車を無視してレールの上へ。
真希、宮崎、天野、千堂、奈沙、美影の順に縦一列になって卑猥な行進が始まった。


「なんかこんな映画無かったっけ?」
「線路の上を歩くやつなら知ってる」

そんな事を話しながら最初の上り坂に到着。但し書きがレールに貼り付けられている。

『頂上まで。右手足は赤く塗った部分に、左手足は青く塗った部分にしか触れてはいけない』

目の前の黒いレールは、右側に赤いペンキが、左に青いペンキが細く塗られている。
中央部分には何も塗られていない。これを登ろうとすると手足を左右に思いっきり開くことになる。

「はぁ…………」

真希が溜息をつきつつ左右に手足を掛けて登っていく。
下から見ると、前も後ろも余す所無く大公開。隠しようもなく全て丸見えだった。

実を言うと、ここで違反した時にどうするかは考えてないんだけど………まあ大丈夫だろう。
もし違反されたらその時に考えればいい。

「………あまり見ないようにしましょう。感覚リンクであいつにも見せる事になるから」
「はい」
「私は見られても構いませんよ?」
「私もぉ~」

少しでも抵抗しようとする宮崎天野組に対して、見られる事に抵抗のない千堂奈沙組。

「もう少し恥らいなさいよ!」
「千堂さん達先に行ってくれる?」
「その場合は私がバッチリ撮らせて貰うわよ」

美影さんがビシっとカメラを構える。
結局そのままの順番で登る事になった。

「ん………しょっと」
「ふぅ…………」

全裸でジェットコースターのレールを登っていく5人。
感覚リンクで近くから見るのもイイし、遠くから見ても異様な感じが実にイイ。

「やぁん………ビデオで撮られてる………はふぅ………」

奈沙ちゃんは疲れながらも嬉しそうにしていた。

そして3分ほどかけて頂上へ。
少し遅れてきた宮崎さん達を真希が待っていた。

「あれ? 真希どうしたの?」
「これ」

但し書きの張り紙。
『ルールはさっきと同じ。今度は美影さんを先に行かせること』

レールにはさっきと同じように赤青のペンキが塗られている。

「じゃあお先に~」

美影さんが先に降りてカメラを構える。

「やれやれ………」


その後に真希が続くのだが…………。
ペンキの塗り方はさっきまでと同じ、右が赤で左が青。
これでは普通の梯子を降りるようには進めない。
降りる場合は滑り台を降りるように仰向けになるか、頭を下にして某蜘蛛男のような体勢になるか。

「うーん………」

下には美影さんのカメラが。
真希は迷ったあげく、頭を下にして降りることにした。

「えー、つまんない」
「ルールは守ってるからな」
「ま、後ろの4人を撮らせて貰おうかな」

真希以外の4人は力が無いのでその方法で降りるのは無理と判断した。
仰向けになる体勢でゆっくリと降りて行く。

高い位置からは島の風景がよく見える。

「ここって本当に無人島なのよね? 誰かいたら洒落にならないわよ」
「この中の3人はもう公衆の面前で露出やったじゃないの。大丈夫よ」
「それは大丈夫な理由にならないんだけど………」

不自然な体勢のせいで上りより時間がかかり、5分以上経ってようやく下に着いた。

レールしばらく真っ直ぐ進み、そのあと大きく右へカーブしている。
ここにも但し書き。
『右に体を向けてカニ歩きで進む』

カーブしたレールは大きく傾いているので、右の縁に乗って左の縁を手で掴んで進む。

「ここは大した事無いわね」
「………いや、あれ見ろ」

レールの右側、女の子達が体を向けている方にカメラが数台設置されている。

「くっ…………」

足場が不安定で両手を離すことはできい。
片手は使えるけどそれでは体全部は隠せないし、隠したままでは前に進めない。

「………うーん」

そんな女の子達の様子を人形の目で直接、
あるいは係員詰所に設置したモニターでカメラ越しに見ている訳だが、

「恥ずかしがってるのは宮崎さんと天野さんだけだな………」

千堂さんは言わずもがな。奈沙ちゃんは見られる快感に目覚めてるし、真希ももう開き直っている。

「………まあいいか」

これだけ遊んで恥らいを持ち続けろというのも無理な話だし、元々堕とすつもりでやってる訳だし。
あと2人残っているだけでも上等だ。夏休みが終わったらまた新しい逸材を探せばいいし………

カニ歩きを続ける一行。
宮崎さんと天野さんは恥ずかしさからか、腰が引けて体がくの字になっている。
当然、その程度で大切な部分が隠れる筈も無い。

そして少女達の後ろ側。
下から舐めるように撮影しているカメラが、くの字に曲がった2人のお尻の穴をくっきりと撮している事には気付いていない。

最初のカーブを過ぎたあとも、幾つかのカーブや上り下りを通って、コースは後半へ。

「ここは………どうやって進の?」

レールは大きく反り返って一回転。宙返りするコースだ。

『レールの裏側は使用禁止』

「逆さまになっても上に乗っちゃ駄目ってこと?」
「ぶら下がって進むのね………」

今回はペンキが塗られている所も無いので、普通に梯子を登るように進む。

「大股開きもイイけど、お尻がぷりぷり揺れてるのもイイわね~」

後ろでカメラを構えつつ美影さんが言った。
いちいちツッコむのも不毛と学んだのか、宮崎さんもリアクションを返さない。
順によじよじと登っていく。

レールの角度が90度を超え、更に反り返った辺りで足は着けなくなる。
雲梯を渡るようにして少しずつ進んで行く。

「…………何やってるんだろうね私達」

天野さんが呟いた。

「言わないでよ……………」

宮崎さんがゲンナリとして返す。

真希と千堂さんは余裕の表情。奈沙ちゃんは高さで怯えていた。

「あうう………高い………怖い………もうダメぇ……」
「離しちゃ駄目よ!」
「人形だから平気じゃない?」
「そのために人形なんだろうけど………」

万が一落ちた場合、下に着く前に消して貰えるのか?
もしかしたら自分が潰れる瞬間を味わうハメになるかも知れない。
そう考えると、死ぬ心配は無いとしてもやはり怖い。

「久々津くん、そろそろ疲れたみたいだからリセットしてあげて」

美影さんが言った。
美影さんはぶら下がらず、裏側を歩いているので他の5人よりはマシな状態。
先端にカメラを取り付けた棒を使って撮影していた。

「おっけい」

落ちたとしても死ぬことは無いけど興冷めするし、これくらいはサービスしたって問題ないね。

「あ、疲れが消えた」
「状態リセットですかね」
「ねぇねぇ、見て」

宙返りの中間地点、一番上に来た辺りで美影さんが皆に呼びかける。
横を見るとそこは海。太陽の光を反射してキラキラと輝いている。

「わぁ………」
「綺麗………」
「こんな状況じゃなければもっと感動出来たのにね………」

宮崎さんは一人で軽く鬱っていた。
全裸でぶら下がっている少女が5人。それを撮影している少女が1人。
確かにこの状況で感動するのは難しいかも知れない。

「向こう岸も見えるわね」
「あそこが昨日遊んだ砂浜よ」
「………と言う事は向こうからもここが見えるんじゃない?」
「……………早く行こう」

先頭を行く真希を急かして宮崎さんと天野さんがぐいぐい進む。
千堂さんと奈沙ちゃんはしばらく名残惜しそうに海を見てから後に続いた。

まあ向こう岸からじゃ望遠鏡や双眼鏡でも使わなきゃ見えないと思うけど。

宙返りを終えたあと、また幾つかのカーブと大きな登りを通り過ぎて最後の下りに辿り着く。

『おまかせ』

「? なにこれ?」

具体的には何も書かれていない。
角度は急だが今までの下りと同じで足がかりはあるので降りることはできるが。


「おい、どういう意味だ? …………あああっ!?」

真希が美影さんに質問しようとすると、突然坂の下に向かってダイブした。
「うああああああああぁっ!!!」
地面に激突する前にボンと人形が消える。


「ねえ『おまかせ』ってまさか………」

宮崎さんが青ざめて後ずさりするが、すぐに体の自由を失ってジャンプ。
「きゃああああああああっ!!!」
絶叫しながら落下。そして激突前に消える。


「あわわわ…………」

ガタガタ震えていた天野さんも続けて飛び降りる。
「ひいいいいいいいいいっ!!!」
悲鳴が無人島にエコーする。


「あのう………やっぱり私も……………?」

引き攣った笑いを浮かべる千堂さんも容赦なく。
「いやああああああああっ!!!」
そして最後に奈沙ちゃんが残る。


「ヤダヤダヤダヤダヤダヤダ…………」

泣きながらレールにしがみつくものの、操られては抵抗はできない。
「ーーーーーーーーーーっ!!!」
声も出さずに落下した。


………

………………

………………………


「どうだった?」

「…………疲れた」
「もう帰りたい…………」

本体は待合室で待っていただけなのに全員ぐったりしている。
宮崎さんですら反抗的な態度が消えていた。ちょっと薬が効きすぎたかもしれない。

「まあこれで罰ゲームは終了だから。今日はゆっくり休んで、明日また思いっきり遊んで、いい思い出にしよう」
「そうそう。過ぎた事は気にしない。何事も前向きにね」

「写真できましたよ」

僕と美影さんが話していると、友里さんが大きなサイズの写真を5枚持ってきた。

ジェットコースターによくある最後の落下ポイントで撮影される写真。
専用のカメラで撮影されたお陰でブレも無い。

引き攣った顔、泣いてる顔、きつく目を閉じた顔等。
5人の少女が全裸で落下する様子がバッチリと写っている。

普通は列車の動きに連動して自動で撮影されるけど今回は手動。
しかし数日前から何度も練習したおかげでベストショットが撮れた。

「じゃあコレ記念にどうぞ」

5人は揃ってその場にへたり込んだ。


罰ゲーム、これにて終了。






なんか24話から話数がズレてましたので修正しました。
本文は変更していません。



[16733] 29:真夜中の闖入者
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/04/18 22:50

罰ゲームは滞りなく終わり、精神的に疲れ果てた少女達は夕食後すぐにぐっすりと眠っている。

残る3人の女性陣は一つのベッドの上で百合展開に突入しているのだが、
奏芽ちゃんを男に触れさせたくないという美影さんの希望で除け者にされてしまった。

人形で遊んでやろうかとも思ったけど、なんとなくその気にならず外を散歩中。

別荘から少し離れると、外灯も消えた薄気味悪いゴーストタウンが広がっている。
遊園地の方も今は電源を落としているので真っ暗。幸い晴れているので月明かりで足元は見える。

普段もなんとなく外出する事はあるけど、その時は本屋やコンビニに行くことが殆ど。
当然ながらこんな所にそんな物は一つも無く、アテもなくブラブラするだけだった。

「――――――」

ふと、誰かの話し声が聞こえた気がした。岩場になっている海岸の方?
とりあえず向かってみる。逃走中の犯罪者とかじゃないよな?

「やぁん、こんな所でぇ………」
「その為にこんな所に来たんじゃないか」

ゴツゴツした岩場にはジェットスキーが1台とカップルが一組。
人のいない場所にイチャつきにきたらしい。

「やだよう、なんか怖いもん」
「今更何いってんだよ。ここまで来て我慢できるかっての」

いかにも遊んでる風の日焼けした金髪のチャラい男と、夏休み限定の遊び初心者風の女。
軽い気持ちでナンパされてここまで乗せられちゃったんだろう。そしてこの後乗られる、と。
一夏のアヤマチって奴かな。まあ女も自業自得だろうし勝手にしてくれ。折角だから見物でもしようかな。

「やだぁ、怖い。初めてなんだからもっと………」
「いいじゃん、夏の夜の海だよ? ロマンチックじゃん」

ガッつき過ぎじゃないのか名も知らぬ男よ。
どうせ逃げ道無しと見て追い詰めにかかってるんだろうけど。
それにしても初めてねぇ、本当かよ。本当なら………。

ジェットスキーには小さな女物のハンドバッグと男物のサマージャケット。
カップルは話に夢中で気づいていない。そっと近づいてバッグとジャケットを取る。

バッグの中身は化粧品に手鏡に財布に………あった、髪の毛用のブラシ。
ひっかかっている薄茶色の長い髪は間違いなく彼女の物。数本抜き取ってバッグを元に戻す。
ジャケットも襟の部分に金髪がくっついている。これもいただいて元に戻す。

ついでにジェットスキーの鍵をこっそり取っておく。あとで返すけど念のため。

護身用に持っていた適当な人形に見張らせて少し離れる。
落ちていた木の棒で地面に魔法陣を描き、えいやーっと念を込める。


………………………


その間、

「もう覚悟決めなって!」
「いやあっ!」

ガサッ!

岩場近くの茂みでわざと音を立てる。そこから先へは進ませない。

「! ………何? 誰かいる?」
「いや、ここは今は無人島のはず………動物だろ?」

ガサガサ………

「ねえ、帰ろうよぅ………」
「バカ言うなよ。ここまで来て………」


………………………


さて、押し問答している内に儀式終了。
名前も知らない男女の人形ができあがる。女は改めて見ると結構スタイルいいね。
男の方はハッキリ言ってどうでもいいので感想は省略。


………………………


そして岩場では、

ガサガサッ、ガサガサガサ………

「ねえ、なんかここ嫌………」
「そうだな、気が散るし場所変えよう」
「えぇー、帰ろうよぅ」
「無人島に来る機会なんてそうそう無いんだよ、ジェットスキーのレンタルだって高かったのに……」

何がなんでもここで決めるつもりらしい男。
放っておいたら押し倒されるのも時間の問題だね。これは好都合。

二人は海岸から離れて廃墟の街へ。

「その辺の建物に入ってヤろうか?」
「嫌よ。気味悪いもん」

ガタン

「「!!?」」

「今の音、何?」
「さあ………この中だな」

音がしたのは小さな雑貨店のような建物。

「入ってみようか」
「えぇー………?」

怖がりつつ肝試し気分で中に入る2人。もっと怖がらせてやる。

ガチャン

外から扉の鍵を閉める。

「えっ!?」
「なんかヤベぇ、扉割って逃げよう!」

扉はガラスなので石か何かで簡単に割れるだろう。しかしそうは行かない。

ガラスの扉の前にぬっと、ボロ布を纏った男が現れる。

「うわああ!」
「きゃああ!」

女はその場で腰を抜かして転び、男は女を放って店の奥に逃げた。薄情な奴。

男はそのまま裏口から逃走。
少し遅れて逃げ出した女は、店の奥で待ち構えていた別の人形が倉庫に引っ張り込む。

さて、ここからが本番。


………………………


岩場では、

「あれ? 鍵が無い………やべー、レンタルなのに……」
「私の事置いて逃げるなんて非道い~」
「あ、ゆーちゃん無事だった?」
「無事だった~じゃないわよ。逃げてる間に水着が引っかかって脱げちゃったしぃ………」

ゆーちゃんと呼ばれた女は裸にボロボロの布を纏っているだけだった。

「おお、それソソる! いやでも今は逃げるのが先か? でも鍵が………」
「鍵なら私が持ってるよ」

ちゃらちゃらと鍵を見せつける。

「ゆーちゃんナイス!」
「どうするの? この鍵使って逃げるの? それとも続けるの?」
「続けるって何を………」
「そんなの決まってるでしょ?」

ボロ布をチラチラとめくって挑発する。


………………………


一方、雑貨店の倉庫では、

「静かにしろ。俺だ」
「あ、あー君?」

ゆーちゃんはあー君と呼ばれた男に羽交い絞めにされている……と思っている。
倉庫は真っ暗で何も見えない。

「とりあえずここに隠れてよう」
「先に逃げるなんて非道いよぅ…………」
「ごめんごめん。それはそうとさぁ…………」



………………………


岩場から近くの建物に移動した2人。

「本当にいいんだな?」
「何度も言わせないで………」
「へへっ、じゃあ遠慮なく………」


………………………


「本当にするの?」
「何度も言わせんなよ………」

真っ暗な中でゆーちゃんの水着を脱がせ、体をまさぐってやる。

もちろん本当にまさぐっているのは僕。あー君の人形が横で声を出しているだけである。
そしてあー君の本体と一緒にいるのがゆーちゃんの人形。そっちは勝手にヤっておくれ。


………………………


ぐにぐに

「………………」

さわさわ

「………………」

もみもみ

「………………」

「え………と、気持ち良くない?」
「全然」

感覚は遮断しているから実際に何も感じてないし、体が勝手に反応してもリセットして元に戻している。
いつまでたっても少しも濡れないし乳首が立つ事も無い。

「あー君って下手なの?」
「そんな筈は………………不感症じゃないよな?」
「何それ喧嘩売ってる?」
「ゴメンゴメン! 今のナシ!」

あー君は男のプライドがヤバい事になっていた。


………………………


そしてゆーちゃんは女の貞操がヤバい事に。

「ひゃああん………だめえそんな所………なんでこんな所でするの?」
「暗いと感覚が鋭くなって気持ちイイんだよ」

無理矢理抑えつけて愛撫を続ける。こっちはもう濡れ濡れでビンビンだった。

「そろそろ入れてやるよ」
「あああ…………」

もう覚悟を決めたのか、ほとんど抵抗しなかった。
目が慣れてきて僕の顔を見られたら面倒なので、壁に手をつかせてバックから挿入する。

「ああああっ!」

ブツリという感触がして奥まで挿入が完了。

「痛みが引くまで動かない方がいいな」
「うん…………」

しばらく待ってピストン運動を開始。

「ああ………うっ………」
「痛かったら言ってね」
「痛い………けど大丈夫」

我慢できる程度の痛みなのかな。
感覚をリンクできないから細かい所まで気を使えない。まあなんとかなるだろう。

後ろからグングン突きつつ手を伸ばして胸を揉みしだいてやる。

「ひゃあああん!」

結構ボリュームがあっていい胸だなぁ。遊び人なんかには勿体無い。

ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ………

程よく感じてくれているようで音が水っぽくなってきた。そろそろラストスパート。


「やああっ! 激しすぎっ! だめええぇぇ!」
「激しい方が気持ちいいだろ!?」
「あああっ! ダメ、飛んじゃうぅっ!」
「ほら、イっちゃえ! 我慢しなくていいから!」
「あああああぁぁぁーーー!」


ドピュッ!

射精の瞬間にずぼっと肉棒を引きぬいて背中にぶっかけてやる。

流石に中出しは勘弁してあげた方が良いだろうしね。

「はぁ、はぁ、はぁ、はふぅ~………」

体力が尽きたのか、ゆーちゃんはずるずると誇りっぽい床に倒れ込んでしまった。

「しょうがない運んでやるよ」

あー君の人形を使ってジェットスキーの場所まで運んでやろう。

「やぁん、お姫様抱っこ………」
「どうだった? 初体験は」
「ん………気持ちよかったかも………」


………………………


「ヘタクソ」
「………………」
「早漏」
「………………」
「そんな程度でナンパしないでよ」
「………………」
「先に海岸に戻ってるからしばらくそこで反省してて。10分経たない内に来たら1人で乗って帰っちゃうからね」
「………………ハイ」


………………………


それから10分後、海岸。

「お、おい…………ゆー……ちゃん?」
「ん…………あれ? あーくん……私寝ちゃってた?」
「さっきは…………ゴメンナサイ。本当に」
「ん…………いいよ。私も気持ちよかったし」
「え? 気持ちよかったの?」
「うん。言わなかったっけ?」
「言……………ハハハ、まあいいいや……良かった…………」
「? どうしたの?」
「なんでもない。そろそろ帰ろうか」
「うん」

2人がジェットスキーに乗りこんだ。
鍵は刺さっているのですぐにでも動かせる。

「もうナンパするのは止めにするよ」
「ホント? 嬉しいわ」
「うん、まあ、軽くトラウマに………………」
「トラウマ?」
「いやいや、まあいいじゃん。ゆーちゃん一筋って事で」
「ふふふ、約束だよ?」

2人を乗せたジェットスキーが島から離れて行く。
このあと二人がどうなるかは知らないけど、まあお幸せに。

さてと、僕も帰って寝るかな。



[16733] 30:喪失と帰還と続行
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/04/24 00:18

夜は明けて、旅行も今日で最終日。

女の子達も体力はそれほど消耗していないし、一晩寝て精神的な疲れもとれた。
今は無人島の砂浜で元気に遊んでいる。

「誰もいない砂浜も良いんだけど、海の家が無いのが難点よね」

美影さんや奏芽ちゃんもまったり気分。

「で、あの5人の具合はどんな感じ?」
「危ないのは宮崎さんくらいかな。天野さんは一人じゃ抵抗しないだろうから」
「じゃあ今日中に決めちゃってね」
「勿論。もう準備はしてあるよ」


そして昼過ぎ。

「体力残ってる内に帰り支度しておいた方がいいわよ。疲れてからだと億劫だから」

昼食後に荷物を纏め、再び海に繰り出した。

さて、そろそろかな………


「あ、あれ?」

島にあるどこかの廃墟の中。
宮崎さんは毛布を敷いた床の上に縄で縛られていた。
麻縄ではないく布を使った物なのでそれほど痛くないし痕も残らないだろう。

動けない宮崎さんがきょろきょろと周りを見回す。

「やあ」
「あ、また人形で………」

砂浜で遊んでいる体と廃墟にいる体の二元中継状態。

「なんでわざわざ縛るの?」
「最初はこうやってたし。初心に戻ろうかと思って」
「ふん、今更何されたって………やあぁっ!」

服は最初から着ていない。
身動きの取れない宮崎さんにぐいぐいと愛撫して、あっという間に高ぶらせてやる。

「最初の頃と比べて随分感じやすくなったよね」
「なってない!」

キッと睨みつける宮崎さん。さて、いつまで気丈でいられるやら。

「ほら、強がっててももう濡れてきた」
「………………」

「写真でも撮ってあげようか」
「………………」

「そろそろ挿れちゃおうかな」
「………………」

「………抵抗しないの?」
「したって無駄でしょ。操られたらどうにもならないもの。勝手にすれば?」

開き直っちゃった。

「後悔しても知らないよ………」

十分に潤んだ割れ目に肉棒をあてがって一気に貫く。
ブツンという馴染みの感触がして血が出てきた。

「痛い?」
「………もう慣れたわ」
「素っ気ないな」

勝手知ったるこの体。弱点を攻めるのもお手の物。

「やぁ………んん………」

しかめっ面してノーリアクションを貫いている宮崎さんだが間違いなく感じている。
さて、ここらでちょっと操ってやろう。


………………


一方、砂浜で遊んでいる宮崎さんその他。

「どうしたの? なんだか顔色悪いよ」
「ん………なんでもない。大丈夫よ」
「そう? ならいいけど」
「ちょっとムラムラしてきただけ」
「…………え?」

………………


「…………え? 今、私何言ったの?」
「ムラムラしてきたとかなんとか」
「何で………口が勝手に……ちょっと待って、ここにいる私って人形なのよね?」
「じゃあ、ちょっとだけ動かしてみようか」

砂浜にいる宮崎さんを勝手にぐりぐり動かし、水着も脱がせてみる。
周りにいた天野さんや他の皆はそれが人形だと気付いたみたいだ。

「え………? じゃあ本体って………」
「こっちにいる宮崎さんが本体だよ。寝てる間に運んで置いた。薬嗅がせて起きるタイミングもずらしてね」

「………………いやああぁぁぁぁ!!」

ようやく状況を理解し、縛り付けた縄をギチギチ鳴らして暴れる宮崎さん。

「やだっ! 抜いて! 早く抜いてぇっ!」
「今更抜いたって手遅れだよ」

本体で処女喪失。これでもう二度と元には戻せない。
今まで何度も犯したけど、それでも結構感慨深い物がある。

「うう………酷い………こんなの最悪よ………」
「でも今更膜なんて残しておいてどうするの? 恋人できたら処女で通すつもりだった? これだけ犯されたくせに?」
「うるさいっ! よくも………よくも………!」

体をくねらせて、なんとか逃げようとする宮崎さん。
しかしどうやっても縄は外れないし逃げられない。むしろその腰の動きが気持ちイイ。

「くうぅ………もう、さっさと終わらせて………」
「どうしようかな。どっちかがイったら終わりにしようか」
「どっちか? 片方?」
「二人ともイクまでヤりたいならそうするけど?」
「………わかった。片方イったら終わりだからね。約束は守りなさいよ」

この期に及んで約束なんて、とも思うけど守ってあげようかな。騙してばかりというのも効果的じゃない。
まあ、実はあからさまな嘘をついた事はそんなに多くないけどね。

「じゃあ頑張って動いてね」

腰の動きをピタリと止める。

「う………これじゃあ終わらないじゃない………」
「自分で動けばいいじゃない。腰くらいは動かせるでしょ」
「…………………もうっ!」

自棄になったのがグイグイと激しく腰を振ってくれる。
そして動く度に悩ましげに表情を歪ませる。感じているのを必死に抑えているんだろう。
このままでも楽しいけど、もうちょっと虐めてやろう。

「処女喪失したばっかりなのに激しいね。そんなにイキたいの?」
「ぐっ…………痛みもあるからイかないわよ。アンタがイけばいいんでしょ」
「その割にはしっかり感じてるみたいだけど」
「そんな事無い! もう、さっさと出しなさいよ!」
「中出ししていいの?」
「勝手にしなさい!」

確かに、宮崎さんは自分よりも僕が感じ易いように動いてくれている。
本人は早く終わらせたいだけだろうけど、図らずも上物の娼婦みたいなご奉仕になっているわけだ。

レイプも中出しもいつもの事。
しかし今回はいつもと決定的に違う点がある。

「本体に中出ししちゃっていいの?」
「嫌よ。でもイカされるのも嫌。アンタが人形なら妊娠しないんでしょ。だったら妥協してやるわ」
「そう。ところで、実は僕の方も本体なんだよね」
「……………え?」

宮崎さんの動きが固まる。
そのまま動かないのでこっちがガンガンと腰を振ってあげることにした。

「え? 嘘!? や、やだあああぁぁぁぁぁ!!!」

ようやく我に返ってバタバタ暴れるが縄は解けない。

「あああ………嘘よね? 嘘なんでしょ? だって妊娠しちゃったらアンタも困るじゃない!」
「どうかな。そうでもないと思うけど」

こっちは既に限界間近の発射寸前。
宮崎さんは自分が感じないように痛みを増長するような動き方をしていたし、イクまで結構かかるだろう。

「さぁて、どっちが先にイクかな? 僕はそろそろ限界だけど」
「ま、待って、もう少し我慢して!」

する訳がない。

「イキたくないんでしょ?」
「嫌! イクから、私がイクから待って! お願いだから私に先にイカせて!」

混乱しているのか結構凄い事を叫んでいる。
前にも操って痴女みたいな事を言わせたけど今回は本人の意志による本音だ。

ちなみに記念すべき本体処女喪失なので隠しカメラでバッチリ撮影中。
あとで皆で鑑賞するとしよう。

「イキたいの?」
「イキたい! だからもう少し我慢して!」
「本当にイキたい?」
「本当! 本当だから! だからイカせてぇ!」

気丈な宮崎さんが涙目になっているのは結構レアだ。
よっぽど妊娠するのが嫌らしい。当たり前か。

「ごめん、やっぱりもう限界だ」
「そんな! 待っ―――――――」

ドピュッ!

「やっ、ああっ、いやあああああぁあぁぁーーーーー!!!」

またバタバタと暴れる宮崎さん。
その刺激でさらに搾り出すように射精を続ける。

ドクン、ドクン……

「う、あ、やああぁぁ…………」

宮崎さんは体の力が抜けて放心状態だ。




さてと。

大事な部分が繋がったまま、小道具を入れておいた袋からギャグボールを取り出す。
SMで使うボール型の猿轡みたいな奴だ。

ぐったりして動かない宮崎さんに手早くそれを装着。
口に加えられたボールには穴が空いていて、息はできるが喋ることはできない。

「さて、もうちょっと頑張ろうか」
「ふー!? ふぅー!!?」

言葉になっていないが『片方がイったら終わりの約束だ』と目が言っている。

「そのつもりだったけど、宮崎さんがどうしてもイキたいって言うからサービスしてあげる」
「ふぅぅーーー!!」

ぶんぶん首を横に振って拒否しているが無視。

口が閉じられず舌もまともに動かせないのでヨダレが垂れている。
その見た目は正直言って情けない。本人も自覚しているだろう。流石は本物のSM道具だ。

涙とヨダレを垂れ流しにして喘ぐ宮崎さんを眺めつつ、激しいピストン運動。
さっき出したばかりなのにもう限界に近い。

「ほら、もう一回出すよ」
「ふぅーーぅぅ!!」

ドピュピュッ!

相変わらず暴れているが結果は変わらず。
抵抗どころか発言もできない少女の膣内に容赦なく吐き出してやる。

「ふぅ」
「ぅぅ……ふぅ………」

2連続で出してちょっと疲れたけど、これで終わる筈も無い。
という訳ですぐに第3ラウンド開始。

「まだ宮崎さんがイってないからね」
「ふうーぅぅ!!」

もうどうでもいいから早く終わってくれ、とでも言いたいのか、宮崎さんも積極的に動いている。
お互いに気持ち良くなる為にガンガンと体を貪り合う。まるで恋人同士のセックスみたいに。

片方は縄やギャグボールを着けられて泣いてるからそんな訳はないんだけど。

また限界が近づいてきたが、2回出したばかりじゃ流石に不利。
どうやら宮崎さんの方が先にイキそうだ。

「ふっ、ふっ、ふっ………ふううぅーーーー!!」

ビクンと体が跳ねると同時に膣がきゅうっと締まった。
それを存分に味わうべく、ガンガンと腰を打ち付ける。

「ふううぅっ!?」

イったんだからもう止めろと目が言っているが、気づかないフリをして続ける。
そして3度目の射精。

ドピュピュッ!

「ふぅぅーーー!!」
「ふぅ。あ、宮崎さんもイった?」

凄い勢いでがっくんがっくん首を縦に振る宮崎さん。

「それじゃあ終わろうか」

正直僕ももう限界だ。

肉棒を引き抜くと白濁液がごぼごぼと溢れでてきた。
ギャグボールを外し、代わりにバイブを取り出して栓をしてやる。

「折角出したんだから、しっかりと孕んで貰おうかな」
「やだぁ………抜いてぇ………妊娠しちゃう……」
「あれだけ中に出したらもう確定じゃないかな? 今日って安全な日?」
「安全……じゃないわよ………あぁ………やだぁ……」

危険日じゃあもう確定だな。生まれるとしたら来年の初夏あたりかな?

ぐずぐずと泣いてい宮崎さんを置いてひとまず退散する。

「しばらくしたら縄も解いてあげる。しばらく休んでなよ」
「……………うぅ」

バイブを突っ込まれたアソコからは白濁液が零れている。
縛られたまま涙目で体を捩らせている姿はとても扇情的だった。


………

………………

………………………


1時間程経ってから宮崎さんを解放し、さらに数時間後の夕方。


もう帰る時間という事で皆が船に乗り込むのだが………

「冗談じゃないわよ!」

宮崎さんが絶叫。さっきあんな事があったばかりなのに相変わらず元気だ。

「ちゃんと帰れるんだから良いじゃない」
「良くない! これじゃ閉じ込められてるのと同じよ!」

船に乗っているのは僕と美影さん、友里さん、奏芽ちゃん。そして5人の人形。
人形は服を着ているし、荷物もちゃんと積み込んである。

5人の本体は海水と砂をシャワーで落としている間に、服も水着も回収されて全裸で置き去りにされてしまった。
替えの服は別荘にあるけど戻る暇はないし、戻らなくてももう手遅れ。
船は海岸から少し離れた所にいるから乗り込むのは無理だろう。


元々、罰ゲームは口実にしてこの島に連れてくるのが本来の目的。逃がす気は毛頭無い。
食べ物や生活用品等、必要な物は定期的に届けてやればいい。

「ずっとここで暮らせって言うんじゃないでしょうね」
「そのうち解放するつもりだけど、しばらくはね」

少なくとも反抗的でいる内は間違っても逃がさないつもりだ。


戸惑う女の子達を置いて船が出航。

と言っても戸惑っているのは宮崎さんと天野さんの2人だけのようだ。
旅行前から軟禁状態だった真希は楽観的。
自分から同棲を求めた千堂さんには望むところだろうし、奈沙ちゃんも新生活を楽しみにしているみたいだ。


船の中で人形達をリンクすると、宮崎さんはまだ恨み言を吐いている。

「大人しくしてると思ったら大間違いよ。絶対逃げ出してやるから」
「泳いで渡るのも危ないし無理だよ思うよ。それに人形で何されてもいいの?」
「そんなの偽物だって言えば………」
「どうやって?」
「くっ………………」

人形を操られたら本当の事を言う事もできない。
もし隙を突いて言えたとしても、信じてくれる人がいるかどうかは怪しい。

「それに妊娠しちゃったら島に居た方が良いんじゃない?」
「うぐ………」
「えっ!? 宮崎さん………?」

天野さんが驚いていた。まあ種付けしたのはついさっきだから知らないか。

「久々津さんも島に残ればいいのに………」

千堂さんが言った。

「たまには人形と本体で交代するよ。どっちなのかは言わないけどね」

これも反乱を防ぐため。
宮崎さん辺りはゲームの時の千堂さんみたいに捨て身の襲撃仕掛ける可能性が捨てきれない。
本体か人形か、判断がつかなければそんな博打にも出ないだろう。

「私達も一旦帰るけど、また遊びに来るから」

美影さんは作戦が上手く行って上機嫌。

「この島って今はウチの実家が所有してるけど、上手く説得して手放させるから。
 そしたら改めて私達の物にして、心置きなく住めるようにするわ。どうせ手付かずで良い利用法も無いから大丈夫よ」
「建物も大半は使用できない状態ですし、資金さえ貯まればすぐにでも買い取れるでしょう」

友里さんが続ける。

その資金が一番大変なんだけどね……郊外の家一軒とはワケが違う。
交通の便は悪くて開発に向かないとはいえ結構広い。安くても億は超えそう。

「今のままでも人なんか来ないわ。もう使わないって言えば別荘の手入れも来ないだろうから」


こうして楽しい旅行は終了。
そして楽しい無人島ハーレム生活がスタート。

ゆくゆくはもっと人を増やそう。勿論選りすぐった可愛い女の子を。
まずは他の女の子も探しつつ、島を買うためにお金も増やして………

「皆さんにはちょっと可哀想ですけど、また遊びに来たいですね~」

奏芽ちゃんがクスクスと笑っている。この子も近い内に遊んであげたい。

やる事は沢山ある。
正に体が幾つあっても足りないね。



[16733] 30.5:閑話・お知らせ&登場人物紹介
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/04/24 00:31
申し訳ありませんが、話も一区切りついたところで更新を一時中断します。
書きたいネタもあるのでまだ続けますが、仕事がエラい事になってるので少しだけ休ませて頂きます。

6月くらいには再開できると思います……会社潰れて失業してなければ。
勿論それよりも速く再開できるようであればそうします。

再開の目処が立たない場合はその報告をします。
どちらにしてもしばらくお待ちください。

感想の返信もしたい所だけど………ごめんなさい。




要望もあったので現状での登場人物を紹介。

レギュラーキャラから再登場が怪しいキャラまで。



・久々津操一(くぐつ そういち)
主人公。都内の某市立高校に通う男子生徒。2年生。
とある切欠で人形を造り操る能力を得る。
それ以来能力を駆使してエロい事三昧の日々。処女厨。


・蒼山美影(あおやま みかげ)
財閥の一人娘。家では大人しくしているが実態はサバサバした明るい性格。
久々津に一度(人形が)レイプされるものの、その能力の魅力も合って意気投合。
恋人になって同居中。真性レズだが久々津に抱かれる事は容認している。


・狭山友里(さやま ゆり)
蒼山家で美影の専属ボディーガードで夜のお供も兼ねる。美影と一緒に同居中。
細身だが格闘経験もある逞しい女性。後述の使用人達を除けば現在登場しているヒロイン中最年長。


・天野由香里(あまの ゆかり)
久々津と美影のクラスメイト。中肉中背。成績は中の中。スタイルそこそこという平均的な普通少女。テニス部所属。
人形でストリップをさせられた後、脱衣サバイバルゲームに参加。
罰ゲームとして無人島に連れていかれてそのまま軟禁状態に。
現状には不満があるものの何もできない状態。ちなみに本体は未だに処女。


・宮崎恵美(みやざき めぐみ)
クラスメイトで風紀委員兼クラス委員長。
突然成績の落ちた久々津に絡んだ結果、逆恨みで遊び道具にされる。
人形で何度も処女を奪われるが、気が強く未だに抵抗している。
天野と同じく脱衣サバイバル→罰ゲームの流れで無人島に軟禁中。本体の処女も散らされた。


・千堂朱里(せんどう あかり)
久々津達と違うクラス。A組のクラス委員(久々津達はB組)。
スラリとした長身。成績優秀でおっとりしたタイプ。丁寧語で話す。
人形を使った悪ふざけの愛撫が刷り込まれ、久々津に好意を抱いてしまう。
その後、何度酷い目に遭わされても好意は変わらず。むしろ喜ぶようになった。
彼女も同じくゲーム後に無人島に軟禁されるが、彼女としては望む所だったりする。


・施川真希(しかわ まき)
千堂と同じA組。浅く日焼けした褐色の空手少女で、次期空手部主将候補。男口調の俺っ娘。
お節介な性格が災いして久々津の慰み者に。そしてゲームから無人島へ。
最初は嘆いていたものの、今では諦め半分で割り切っている様子。レズにも目覚めつつある。


・逸見奈沙(いつみ なずな)
久々津達の一つ下で1年生だが、見た目はそれより下のロリ少女。天野と同じくテニス部所属。
脱衣ゲームで露出の快感に目覚め、抱かれる時も特に抵抗しなかった。
他の4人と同じく無人島に軟禁中。その状況に関してもあまり深刻に考えていない。
人形が抱かれたのみで本体は処女。


・高梨奏芽(たかなし かなめ)
美影のレズ友達で中等部の女の子。
他の少女達に対する酷い仕打ちも美影と一緒になってノホホンと楽しんでいる。
美影が許さないため久々津が彼女を抱くチャンスは未だに無い。


・野々宮遥(ののみや はるか)
クラスメイトで髪を派手な金に染めた売り出し中アイドル。美影と仲が悪い。
美影との喧嘩の末にライブで人形がストリップをさせられるハメに。
世間的には偽物のやった事と認識され、本人も何が起きたのか正確には把握していない。
ちなみに野々宮遥という名前は芸名で、本名はごく一部の教師だけが知っている。


・相川智恵(あいかわ ともえ)
クラスメイト。今風な遊び人で週替わりくらいのペースで恋人が変わる。
妊娠と中絶の経験があるが、学校には上手く隠し通して退学は免れた。
ルーズな性格なせいで久々津の罠に嵌る。しかし本人はその事は夢だと思っている。


・沢村葵&沢村茜
1年生の双子。仲が良く自分達でも違いがわからないくらい似ている。
ある日自分たちのドッペルゲンガーと出会い、2×2のレズプレイを経験。それ以来姉妹レズにハマる。
当然ながらドッペルゲンガーの正体は久々津の人形。本人達は真相を知らず久々津との面識もない。
ちなみに奈沙とは違うクラス。


・大泉
久々津達の担任で50代半ばの男性。
生徒や保護者、他の教師からの信頼が厚く、貫禄のある理想的な教師。


・あー君
チャラチャラした遊び人の男。本名不明。
ゆーちゃん(後述)と無人島にしけ込みに来るも、久々津の策略に嵌る。
しかし真相には気付かないまま。その方が彼にとっても幸せだろう。
その時のトラウマもあってナンパをやめる決意をする。が、やはり遊び人なので決意が続くかどうかは疑問。


・ゆーちゃん
あー君にナンパされ無人島に連れて来られてしまった女の子。本名不明。男遊び初心者。
ドサクサ紛れに暗闇の中で久々津に処女を奪われるが、本人はあー君が相手だと信じている。


・トモちゃん
クラスメイトで宮崎の友達。本名不明。
相川智恵ではない(念のため)。


・麻美、知子、鈴江、美紀
蒼山家で働く美影専属の使用人達。夜のお供も兼ねる。
麻美は新人で一番若く手際が悪い。知子は美影母に内通して日々の行動を報告しているらしい。


・謎の声
久々津に能力を与えた謎の存在。
時偶、頭の中で声を出して久々津に助言したりからかったり。
彼が何者なのか、その目的は何か、どんな経緯で久々津と出会ったのか、人形造りの能力とは何なのか、全てが謎。
そもそも作者がその辺の設定をちゃんと考えているのかが謎。
「謎の存在」とか言ってるこっちが恥ずかしいのだけは確かである。



[16733] 31:レベルアップ
Name: DA◆18252e51 ID:84acdf5e
Date: 2010/05/22 16:29

8月下旬。夏休みも終盤に差し掛かったある日の午後、いつもの家。

真希と千堂さんは島に置いてきたのでもう家にはいない。
代わりに奏芽ちゃんが同居するようになった。

美影さんに隠れて人形で遊んだ事はあるけど未だに本体を抱くチャンスは無い。
人形は奏芽ちゃんの家で普段の生活を送っているのでそれで遊ぶこともできない。
いっそ無理矢理襲っちゃおうか………

居間でくつろぎながらそんな事を考えていたら、頭の中から声が聞こえた。

『人形遊ビハ順調ミタイダネ』

こいつか。
久しぶり………って程でもないかな。ゲームの時以来だ。

『アノ島が将来、君ノ王国ニナルッテワケダ』
「………まあ、そうなるかな」

「? 操一君、誰と話してるの?」

美影さんが怪訝そうな顔をする。なんでもないよと答えておいた。
声は出さないでおこう。

『ソンナ君ニプレゼントガアル。受ケトッテオクレ』

声と同時にそのプレゼントの内容が頭に流れ込んでくる。

『ソレデモット楽シメルダロウ?』

(………なんで今まで使わせなかった?)

『コノチカラモ、今マデノ人形遊ビモ、チカラノ源ハ「欲」ダカラネ。欲ガ強クナイト使エナインダ』

(ふ~ん………)

状況は理想に近づいているのに欲は増す一方という事か。我ながらつくづく欲深い。

『マ、今夜ニデモ試シテミナヨ』

それだけ言って声は消える。
今夜と言わず今すぐにでも試してみるかな………

「美影さん、ちょっと」
「何?」

僕の自室に移動。
現在、美影さんの人形は実家で普通に生活している。僕は普段は干渉しない約束。

「何するの?」
「大丈夫。えーと、じゃあハルカでいいかな……」

以前使って回収しておいたハルカの髪を使い、人形を出す。

「な~に? サンドバッグにでもして遊ぶの?」
「違うから。ちょっと待ってて」

ぐっと念じて新しい力を行使する。

「あれ? 何これ?」

ハルカ人形が驚きの声をあげる。動かしているのは美影さん。

「「どうなってるの?」」

美影さん本体とハルカ人形が質問をハモらせる。

「どう説明すればいいかな………要は本人以外の人形とリンクできるようになったって事」

これが新しく手に入れた力。
人形にした事がある人なら、別人の人形とでもリンクできる。
これがあれば美影さんが他の女の子を操る事もできる。遊びの幅も広がるだろう。

更に人形を出せる上限も増えた。
今までは同一人物の人形は1体しか出せなかったのが2体出せるようになり、僕自身の人形は3体から7体まで可能に。
そんなに沢山出しても使い道があるかどうか怪しいが、それは追々考えればいい。

「なんで急に………まあいいか。これは面白そう! 操一君の人形ともリンクできるの?」
「できるんじゃないかな?」

予備の髪を取り出して人形を出し、さっきと同じく美影さんとリンクさせる。

「わー、凄い! 声低いしアレも生えてる。面白いわぁ」

自分の体をペタペタ触って股間をまさぐっている。そして女口調。正直言って気色悪い。
あんまり人の体で好き勝手しないで欲しい。僕に言えた台詞じゃないけどさ。

「で、試してみる?」
「もちろん!」

迷わず美影さんと僕がベッドイン。但し僕は本体ではなく人形。
動きは僕が制御して感覚だけリンクしてある。

「うふふ………凄く楽しみ。ちょっと違和感があるけど」

僕の人形の股間は既に臨戦体勢。
女には無い物が生えていて脈打っていたらそりゃ違和感があるだろう。
僕も最初に美影さんの体とリンクした時は結構違和感があった。

「じゃあ入れるよ」

肉棒を美影さんの割れ目にあてがい、既に潤んでいたそこにずぶずぶと挿入する。

「ふぁ………ああ………」

美影さんの中は相変わらず暖かくて気持ちイイ。

「ああ………私の体って最高ね………」

ナルシストっぽい台詞を言いながら初めての感覚に浸る美影さん。

「じゃあ動くよ」

ずず……と軽く引きぬいてみる。

「あうう…………」

そして再び突き入れる。

「んふぅ……」

楽しんでくれているみたいだ。ここらで激しくピストン運動を開始。

「ちょ、ちょっと待っ………」

いい反応だ。僕が普段味わっている快感を存分に感じてもらおう。

「はああぁぁぁ………凄くイイわ………」

美影さんはいつもよりも積極的に、僕が感じやすいように動いてくれている。
その方が快感が倍増しになるのだから当然か。

「そろそろ出すよ………」

「ああ、何か来る………あああ………」

女の体では味わいようの無い射精の快感。相手は美影さんの最高の体だ。じっくり感じておくれ。

ドピュピュ!

「ひゃああああああ!?」

白黒させて未知の感覚に翻弄されながらも、目はうっとりとしていた。

「いいわねこれ………出した後の気怠い気分も悪くないわ……」

しばらく余韻に浸ったあと、

「ねえ、操一君、私が人形動かしていい?」
「ん? いいよ」

自分で感じやすいように動かしたいのかと思ったら、

「奏芽ちゃん呼んできて。友里も」

………そういう事か。
自分で愛撫できないのは残念だけどそこは妥協しよう。

奏芽ちゃんと友里さんを部屋に呼び、僕本体はやる事が無いのでそのまま退場。
感覚だけリンクして楽しませてもらうとしよう。

新しい能力の事とこれからする事を美影さんが説明すると、奏芽ちゃんは期待で目を輝かせいた。

「じゃあ抱いていいのね?」
「はい。気持ち良ければなんでもいいです」

なんというビッチ発言。しっかり捕まえとかないと危ないかもしれない。

「私が思いっきり気持ち良くしてあげるから、他の人と遊んじゃダメよ?」
「はーい」

美影さんの言葉に素直に頷く。
まあ人形を使った快感はここでしか味わえないし。多分大丈夫だろう。

リクエストに従い、僕人形の動きは美影さんが制御。
感覚は友里さんと奏芽ちゃんにもリンクさせた。

寝転んだ僕人形の上に奏芽ちゃんが跨り、お腹の辺りに美影さんが奏芽ちゃんと向かい合うように座る。
友里さんは奏芽ちゃんを後ろから抱き抱えるように足の上に座った。
太ましい子はいないので3人乗ってもそれほど重くない。

………しかし、これでは処女喪失の瞬間の表情が見えない。

痛がらせて喜ぶだけのSじゃないけど、あの表情は結構感慨深くて好きなんだよな………

ちょっと悪だくみを考えて一旦部屋に戻った。

「どうしたの?」
「ちょっと別の人形で遊んでようかと思って」

戸棚から予備の髪を取り出して再び退場。

「じゃあ邪魔はしないから。ごゆっくり」

こっちは任せておくとしよう。
自分は何もしなくても快感だけ流れ込んできてくれる。便利な能力だ。

自室は占拠されているので地下室に移動。
そこのベッドの上で2体目の奏芽ちゃん人形を出す。
この能力も美影さんには話したし、そこから奏芽ちゃんにも伝わっている。

「あれ?」
「しー」

口に指を当てて「静かに」のジェスチャー。
美影さんと一緒に居る本体は操れないから黙らせることができない。口を滑らされたらバレてしまう。
幸い何か面白そうな気配を察したのか、奏芽ちゃんは黙っていてくれた。

「そういえば、他の人の人形も何体か出せるようになったって言ってましたね」
「2体までね。という訳でこっちの奏芽ちゃんは僕と遊ぼうか」

ベッドの上に裸の男と女。どんな遊びかなんて言う迄もない。

「うーん、美影姉さんにバレたら嫌がるかも………」
「あっちはあっちで楽しんでるし、言わなきゃバレる事は無いよ」
「………じゃあこうしましょう。美影姉さん達よりも楽しませてくれたら黙っててあげます」

やはり気持ち良ければ何でもいいのか、兎に角自分が楽しめる方向に持っていこうとしている。
僕としても断る理由はない。自信はあるし仮にバレても多少怒られる程度だろう。
何より、この機を逃したら自分で奏芽ちゃんの膜を破るチャンスは2度と無い。

その勝負、受けて立とう。


美影さん達のいる部屋の中。
奏芽ちゃんは友里さんに後ろから抱きかかえられ、美影さんには胸を揉まれつつキスの嵐を受けている………らしい。よく見えない

けど。

しばらく愛撫をしたあと、友里さんが体を持ち上げてゆっくり降ろし、美影さんが手を添えて肉棒の位置を調整。
手取り足取り、奏芽ちゃんはされるがままに受け入れている。

そして地下室。
こっちは単純に仰向けに寝かせて僕が覆いかぶさる。ごく普通の体位。

2つの体で同時に初体験。奏芽ちゃんの顔に不安の色はなく、期待で溢れている。

そして同時に挿入。
友里さんが体を降ろすのとタイミングを合わせて腰を突き出してズブズブと挿し込む。
同時にブツっという感触。

「あ゛ー! 痛い痛い!」

痛みも体2つ分だしなぁ。しかし僕は人形の痛みも感じるから上手く和らげられる。
美影さんや友里さんはどうしようもないだろう。レズ仲間も処女だから道具で喪失させた経験も無さそうだ。

この勝負は間違いなく僕が有利。

と、思っていたのだが。

痛みも引いた頃、体を重ねてゆっくりと抽送を始めたのだが、

「肌がガサガサしてる………」

そんな事は無い………と思うのだが。
確かに女性である美影さんや友里さんのスベスベ肌とは比較にならないけど、
これでも毎日風呂には入ってるし食生活も友里さんのお陰で健康的なもの。
同年代の男と比べたら肌ツヤは良い方だと思う。

「これが男の体ってものだよ」
「んー………匂いはいいかも。男臭い感じ」

うんうん、いくらレズでも女の体は男を求めるようにできている。
遺伝子に刻まれている物をそう簡単に否定はできない。これからそれをじっくりと教えてやろう。


優しく愛撫をしつつ抽送を続ける。まだ幼い奏芽ちゃんの中はとても狭い(奈沙ちゃん程じゃないけど)。

「男の味はどう?」
「思ってたより気持ちイイ………けど………」
「けど?」
「私の中も気持ちイイ………」

どうやら僕人形が感じている快感の方が強いらしい。処女喪失したばかりだし当たり前か。

「それは『楽しませる』判定の基準にはならないよね? 僕の体だし」
「えー? どうしようかなぁ……?」

小悪魔的な笑みを浮かべる奏芽ちゃん。それがアリじゃあ僕が不利過ぎるじゃないか。
こうなったらテクニックで黙らせるしかあるまい。

美影さん達は胸を揉んだりキスしたり、普通のレズプレイがメインで挿入された肉棒はオマケ扱いに近い。
本当のセックスの快感を教えてやらねば。

痛む場所を避け、探るように肉棒を動かして弱点を見つけ出し、そこを重点的に攻める。

「ああっ、やぁん、凄い………っ!」

本格的に喘ぎ出した。これでもう僕のペース。

美影さん達もヒートアップして攻めが激しくなっている。
腰の動きは奏芽ちゃん自信に任せて上半身を重点的に攻めているため、こちらも痛みは少ないようだ。

「やああっ、どっちも気持ちイイ! くううぅぅーーーっ!」

身を捩らせて感じている姿は確実に淫乱な素質がある事がわかる。
まあ初体験で体2つ分、僕の体も入れたら3つ分味わっているのだから無理もないかもしれない。

「もうイクっ! どっちもイっちゃう!」

両方の体で限界に近いらしい。思ったより接戦か。
キュウキュウと締め付けるおマ○コに思わず射精しそうになるがぐっと堪え、弱点を攻め続ける。

「ほら、イったら中にいっぱい出してあげるよ。妊娠はしないから安心して」
「あああぁぁぁっ! 欲しいっ! 出して、もっと気持ちよくさせて!」

しかし耐える僕とは別に、美影さんが動かす僕人形が射精してしまう。

ドピュッ!

「ひゃあああああああん!!」

暴発すると同時に奏芽ちゃんが体を仰け反らせた。
きゅううっと締まるおマ○コの中に出し続けるのはとても気持ち良かった。

そして、

「ひゃあああん!! こっちもイクぅぅぅ!!」

ビクン、と体を震わせた奏芽ちゃん人形に、今度は遠慮なく中出しした。
快感で頭が白くなる。体位が少し違うだけで気持ちよさも変わるなぁ………





その後、

「勝手に抱いちゃ駄目って言ったでしょうが」

僕は美影さんに叱られていた。
奏芽ちゃん曰く「イキナリ中に出されたのが凄い気持ちよかったから」との事。
我慢して攻め続けたのが裏目だったようだ。

「まあいいわ。バージンは貰ったし。これからも楽しませて貰うから」

美影さんはそれほど怒っていないようだ。怒る意味も無いしね。
これからも楽しませる事に異論は無い。むしろ望むところ。

「とりあえず今回の罰として、夏休みが終わるまで人形1体はずっと私が使うからね」

拒否しようと思えばできるような罰。でも好きにして貰おう。


2体出せるようになったお陰で美影さん達の人形も遊びに参加できる。
夏休みが終わるまで、複数人プレイやら自分とのレズやら、存分に楽しんでいた。

一応罰なので僕本体は除け者にされたが、感覚リンクで十分に楽しませて貰った。

「明日から新学期か………」

毎年、夏休みの終わりというのは憂鬱だったけど、今はそんな事は全くない。
学校があろうと無かろうといつも通り遊べる。あたらしい面子も品定めできる。

「楽しみだな………」

どんな女の子を巻き込んでどんな遊びをするか、悶々と考えてその日はなかなか寝付けなかった。



[16733] 32:いじめられっ娘の強制レズ
Name: DA◆18252e51 ID:e6747e0b
Date: 2010/06/05 01:44

9月。新学期。

まだ残暑が続く蒸し暑い道を、感覚を遮断して涼しい気分でテクテク歩いて学校へ。
学校に着くと、まだ夏休み気分が抜けない人ばかりでいかにも気怠そうな空気。


蒸し暑い体育館で校長の長い話に続いて、同じく蒸し暑い教室で担任のクドい話。
悪質なコンボで新学期早々に生徒のやる気を削ぎ落とす教師陣は正に外道と言わざるを得ない。

その代わり今日は午前中のみで部活も無い。
生徒が次々に下校していく中、何か面白いネタは無いかと校内をウロウロと探索。

生活指導室の前に来た時、中から話し声が聞こえたので少しだけ開けて中を覗いてみる。

「何かあったらいつでも相談してくれていいからね」
「はい………」

中にいたのは教師と生徒が一人ずつ。

教師の方は知っている女教師だったが生徒の方は知らない顔だった。
この学校の生徒は(女子だけ)一通りチェックした筈なのだが。

長いけど碌な手入れはされていないボサボサの黒髪。地味な眼鏡。顔も化粧っ気は全く無い。
ドアの隙間からでは制服に着いたクラス章が見えないが、生活指導員でもない先生が話しているから彼女が受け持つ3年か?

話を聞くと、1学期はイジメが原因で不登校だったらしい。
言われてみればいかにもイジめられるタイプのオーラが出ている気がする。
苗字は彩里さんと言うらしい。すかさず全校生徒名簿で下の名前も調べる(家に置いてある)
彩里結衣(あやさと ゆい)先輩。やはり3年生でクラスはA組だ。

話が終わりそうだったのでドアから離れて偶然通りかかった風を装う。

ガラガラ………

「おっ…………」
「「?」」

危ない。思わず声が出そうになった。2人が怪訝そうな顔でこっちを見る。
正面から見ても地味な顔。クラス章はやはり3年A組。
しかしそんな物はどうでもいい。もっと目を惹く物があった。

(でかい………)

正にたわわに実ったという表現がピッタリの超巨乳。「ぽよん」とか「たゆん」とか聞こえてきそう。
あまり凝視するのも良くないのでポーカーフェイスでその場を通り過ぎる。

もしかしたらアレもイジメの原因かもしれない。良くも悪くも目立ち過ぎる。
体全体で見るとアンバランスなのだが単体での破壊力が凄い。ぜひとも揉みたい。
まずは彼女をターゲットにして動くとしよう。

どのクラスもホームルームが終わっていて、もう校内に生徒は見当たらない。

彩里先輩が帰る前に髪だけでもゲットしておこうと、殆ど使われていない倉庫へ急いで向かう。

過去の文化祭で使われた大道具や小道具、新型が入ってお役御免になった旧式のパソコンなんかが雑多に置いてある。
その中に紛れたダンボールが一つ。中身は各種の制服や体操着その他の服、遊びに使う薬や小道具。そして予備の髪が数人分。
突発的に使うときの為にある程度だけ用意してある物だ。

同性の方が警戒されないだろうと、やや年配の女性教師を出して服を着せる。
本人に出くわしませんように。

3年の昇降口に行って彩里先輩を発見。

「彩里さん」
「あ、はい……………」

面識が無いのか、あるけど名前が思い出せないのか、少し戸惑っている彩里先輩。
まあ細かいシチュエーションはどうでもいい。

「何かあってもめげずに登校しなさいね。それと、身嗜みを整えるのも人付き合いの基本ですよ」

適当な事を言いつつ手櫛でボサボサの髪を梳いてやる。これで髪の毛ゲット。
あとは別の人形で尾行して家の場所でも調べておこう。

さて、どうやって遊んでやろうか。




そして翌日。
今日から通常の授業が始まる訳だが、今はそんな事はどうでもいい。

取得済みの髪を使い、家からいじめっ子2人の人形達を出動。
人通りの少ない道で登校中の彩里先輩に声をかける。

「おはよー」
「ひっ………お、おはよう………」

声をかけただけでこの怖がりよう。余程トラウマになってるんだろう。
しかも学校から離れた場所で突然現れたら警戒せざるを得ない。

「学校サボってどっか遊びに行かない?」
「えっ?」
「一学期は色々あったけどさぁ、水に流して仲良くやろうよ。今日は景気付けにパーっと遊ぼう」
「で、でも学校が………」
「1学期はずっと休んでたじゃん。今更1日くらい大差無いって」
「私、今日はあんまりお金持ってきてないし………」
「今までのお詫びだから今日はいくらでも奢ってあげるよ」

言い訳を封じて強引に学校とは別方向へ引っ張って行く。
制服のままでは目立つので駅のトイレで私服に着替させ、鞄と制服は一緒に駅のロッカーに預け、そのまま電車に乗って繁華街に繰り出した。

電車に乗っている間、彩里先輩はずっとビクビクしていた。
まあ無理もない。嫌な予感しかしないだろう。

繁華街へ着いた後はしばらく普通に遊んだ。カラオケにボーリング、ショッピング等々。
美容院に連れて行ってメイクアップしたら別人のように綺麗になり、鏡を見て少し恥ずかしそうに笑っていた。
少しずつ緊張もほぐれてきたらしい。

そんなこんなで夕方まで遊び通し、なんとか打ち解けてきた所でここからが本番。

「じゃあ次行こうか」

警戒心の無くなった彩里先輩を連れて、着いたのはラブホテル。
何の建物か認識した瞬間、顔がさあっと青褪めた。

「………私今日は帰――――――!」

逃げようとした彩里先輩を2人掛かりで抑えて中へ。別の人形を使って既に部屋は取ってある。

強引に部屋まで連れてきて扉を閉めると、さっきまでの楽しそうな表情は消えて半泣きになっていた。

「大丈夫だよ。私達以外には誰も来ないから」
「じゃ、じゃあ何を………」
「こういう所って邪魔が入らないで騒ぐには丁度いいんだよね~」

そんな理由でラブホの部屋を使う奴もあんまりいないだろうけど。

「まあ腹を割って話そうよ」
「う………うん………」

腹を割ると言うか服を脱ぐんだけどね。
2人が手早くシャツやスカートを脱ぎ捨て、彩里先輩を脱がしにかかる。

「えっ!? やだ、ちょっと………!?」
「ほらほら、そんな暑苦しい格好してないでさ」
「歩き回って汗かいたでしょ? 女の子しかいないから大丈夫よ」

戸惑う彩里先輩を羽交い絞めにして服を剥ぎ取り、あっという間に下着姿に。

飾り気の無いグレーの下着だが、やはり大きな胸が目を惹く。
女同士でも恥ずかしいのか、他の男が出てきたり写真やビデオを撮られたりすると思ったのか、彩里先輩はモジモジしながら涙目になっている。

「改めて見るとやっぱり大きいよね~」
「それじゃあ早速味見してみようか」

ブラジャーをグイッと持ち上げると胸がぽよんとこぼれ出てきた。

「おぉ~」
「やだぁ………やめて………」

泣きながら力無く抗議しているが無視。後ろから両手でむにゅっと鷲掴みにして揉みしだく。

「やわらかい………」

手に吸い付くようなしっとり感とマシュマロのようなふわふわ感。これは良い。
人形の方ならいつでも揉めたけど、あえて我慢していたおかげで感動もひとしおだ。

むにゅむにゅ、ぐにゃぐにゃ、もみもみ………

手の中で自在に形を変える胸。

「いいねいいね。夢中になっちゃうよコレ」
「前は嫌いだって言ってたのにぃ………」

弱々しく抵抗しながら彩里先輩が言った。

イジメていた側の先輩達はそれほど大きくは無い。一人は並程度でもう一人は貧乳ペッタンコ。
やっぱりこの胸もイジメの原因だったんだろうな………

しかしそんな彼女らの事情はどうでもいい。今はこの特大の果実を楽しもう。
一人がパンツを脱いで下半身裸になり、彩里先輩を押し倒して顔の上に跨る。

「舐めて」

彩里先輩は信じられないといった表情で驚いていたが結局従った。押しに弱いな。

「ん………んん………」

こんな経験は絶対に無いであろう稚拙な舌使い。愛撫には程遠いレベルだった。
まあ期待はしてなかったけどね。

しかしこれじゃあちょっと物足りない。危険だけどもう少し過激に攻めてみよう。
視界をほぼ塞がれた彩里先輩からは見えない場所で僕の人形を出す。
クンニされていない方と気付かれないように交代し、胸を揉み、割れ目を舐め、お尻の穴をいじくりまわす。
彩里先輩は戸惑うように体を震わせている。まさか男に愛撫されているとは思うまい。

ちょっと悪ノリして、お腹に跨って肉棒を胸で挟み込んでみた。

柔らかい感触に包まれて最高の気分。そのまま腰を動かしながら胸を揉んでパイズリさせる。

「んんぅ………?」

流石に違和感を感じたらしい。
でも視界は塞がって身動きも禄に取れないから、何をしているのかは確認できない。

僕だけ気持ち良くなっても不公平だから愛撫の手を強めてあげよう。

さらにもう一体の人形を出し、舌をおマ○コの中にねじ込んでぐちゅぐちゅかき回してやった。

「んん……うぅ……っ!!」

イヤイヤするように腰をくねくねと動かして逃げようとするが、両手でがっちり抑えつけて続行。
ピンク色の綺麗なおマ○コは毛も薄くなめ心地がいい。

割れ目の上にある豆がぷっくり膨らんでいたので指で摘んでみる。

「んんーーっ!?」

ビクッとして同時に少し潮を吹いた。軽くイってしまったようだ。こっちもそろそろ本格的に行こう。
腰を激しく動かしてパイズリの速度を速め、開いていた脚を閉じさせて腿に肉棒を挟んで素股の体勢。

「んんんっ!?」

ここまでやれば、いくらなんでも異変に気付く。
バタバタ動いて抵抗するが、顔の上に馬乗りされて両手を抑えられてはどうにもならない。

さっきまで紅潮していた彩里先輩の顔が青褪める。

クンニさせられているのが1人。両手をそれぞれ抑えているのが1人。
では腹に跨って胸を愛撫しているのは誰か? 脚を抑えつけて擦りつけられているモノは何か?

必死の抵抗をする彩里先輩はもうクンニどころではないので、顔に跨っていた先輩は体重をかけて押さえつけるのに専念することにした。

「やだぁっ! 離して! 誰がいるの!?」

口が自由になって言葉で抗議を始めた。それを無視してラストスパート。

ズリュ、ズリュ、
グチュ、グチュ、

胸と股を使って二本の肉棒を扱きあげる。
彩里先輩は涙や涎で顔がぐちょぐちょになっていて、せっかく美容院でメイクアップしてもらったのが台なしだった。

このまま処女喪失させるのも面白そうだけど、今日はぶっかけるだけにしておこう。

ドピュピュッ

「やあぁっ! 何? なんなのぉ………?」

2本の肉棒が同時に射精した。
大体の想像はついてるんだろうけど認めたくないのか、目を閉じてブルブル震えている。
その隙にカメラで撮影。白濁液に塗れた胸やおマ○コを大写しで。

シャッター音に気付いた彩里先輩がまた暴れ出したので、ここらで僕人形を消して解放してやる。
がばっと起き上がって体をぺたぺたと確認し、ベッドの下を覗き込んだりと調べているがどこにも異常は無い。
ぶっかけた精子も人形と一緒に消えた。

「どうかしたの?」
「い、今………誰がいたの………?」
「私たちしか居ないよ? ねぇ?」

白々しくとぼける。
納得の行かない様子で風呂場やクローゼットの中まで覗いているが、やはり誰もいない。
というか、もしそれで男が見つかったらどうするつもりなんだろうか?

「それよりホラ、記念撮影」
「やだぁ、撮らないで!」
「じゃあ彩里さんが撮って。はいカメラ」

カメラを渡し、全裸でポーズ。

「え………? 私が撮るの? 撮っていいの?」
「そうよ。早く撮って」

戸惑いつつもパシャパシャと2人を撮影していく。

「じゃあ次は彩里さんね」
「えっ!? 私は………」
「一人だけ撮らないなんてノリ悪いよ~」

本当はさっきも撮ったけど。

1人が羽交い絞めにしてもう1人が撮影。
前の穴も後ろの穴も、余す所無くフィルムに収めていく。

「ああ………やめてぇ………」
「いいじゃないの。別にバラ撒くわけじゃないんだから」

最後に、3人で脚を大きく広げて大事な部分が丸見えのアングルでタイマーセットを使って撮影。
彩里先輩は最後まで嫌がっていたので両脇から強引に開かせた。

「写真できたら焼き増ししてあげるから」
「あうぅ…………」

白濁液塗れの写真だけは隠しておくけどね。


こうして学校サボリの不良娘達の一日が終わった。
結局最後まで逆らえないままこんな写真まで撮られちゃうなんてね。
自分でやっておいてナンだけど、こんな調子じゃあいつまで経ってもイジメは終わらない。

まあ、それに関してはその豊満な胸に免じてサービスしておくとしよう。



[16733] 33:いじめっ娘の全裸ミッション
Name: DA◆18252e51 ID:e6747e0b
Date: 2010/06/05 02:03
「おはよう!」
「おは………よう………?」

夏休み明けの登校二日目。
イジメで不登校になっていた生徒が登校した。

「おはよう。1学期はほとんど来なかったけどよろしくね」
「う、うん。よろしく………」

ハキハキとクラスメイトに挨拶する。とてもイジメられるような生徒には見えないだろう。
薄く化粧しているのもあるが、態度や物腰が以前とは全く違うはずだ。

今この体、彩里結衣の体を操っているのはこの私、蒼山美影。
新しい能力とやらのお陰で私もこうして人形遊びができる。

「なんか彩里さんイメージ変わった?」
「イジメで不登校だったってホントなの?」
「可愛いじゃん。誰だよイジめた奴」

クラスメイト達がヒソヒソと話している。
まあ、私にとってはクラスメイトじゃなくて先輩だし、名前がわかる人も半分もいない。
不登校してる間にド忘れしました、で済ませよう。

本物の彩里先輩は人形達に拉致されて繁華街へ向かっていた。
勿論そちらの状況もリアルタイムで伝わってくる。

教室を見渡して、目当ての人物を発見した。朝のホームルームまではまだ時間がある。

「おはよう」
「………なんか用?」

ピリっとした空気が教室内に漂う。無理もない。
イジメの事実はこのクラスの大半が知っている事。
その被害者が大きな態度で加害者に話しかけたら不穏な気配になるのは当然か。

「1学期のお礼がしたくて」
「………ふぅん。何をしてくれるっていうの?」

加害者2人組の片割れ、時坂優子(ときさか ゆうこ)。
顔はまあまあ。運動そこそこ。成績は上位だけどプライドはそれ以上に高い。痩せ型で貧乳。
イジメの理由はやっぱり胸かな? コンプレックスも強そう。
性格のキツそうなしかめっ面。笑えばそこそこ可愛いと思うけどね。年上に「可愛い」とかナシかな?

今は服の下にパッドを着けて底上げしているみたい。昨日人形で確認したら正にまな板だった。
奏芽ちゃんや奈沙ちゃんは見た目ロリだからペッタンコでも似合うけど、時坂先輩は背も伸びて顔も大人びてきているからより惨め。
小さくても需要はあるんだろうけど、イジメなんてやっちゃう辺りが胸と比例した器の小ささを露呈している。

「何へらへら笑ってんのよ」

おっと、小馬鹿にした態度が顔に出ていたらしい。

「とりあえず屋上にでも行きましょう。ここじゃ人目もあるから」
「何、人前じゃ困る事? 用があるならここで言いなさいよ」

あくまで上から目線で強気な物言い。これからその気力を砕いてあげましょう。

自分の(自分のじゃないけど)胸を見せつけるように腕できゅっと持ち上げ、馬鹿にした口調で言ってやる。

「オススメの豊胸術があるから教えてあげようかと思って」

クラスの誰かがプッと吹き出した。
時坂先輩がギリッと歯ぎしりして睨みつける。

「こんな所でそんな話、自分が貧乳ですって宣言してるみたいで恥ずかしいでしょう? 宣言しなくても見ればわかるけどさ」
「………屋上ね。いいわ。行きましょうよ」

簡単に挑発に乗った。時坂先輩の相方はまだ学校に来ていないので2人連れ立って屋上へ。

しかし、そろそろ朝のホームルームが始まる時間。
と言う訳で屋上に向かって1分もしない内に教室に戻り、そのまま黙って席に着いた。
クラスメイトが怪訝そうに見ている。

同一人物の人形は2体まで出せる。戻った2人は空き教室で待機させておいた2体目。
あっちは遊ばせておいてこっちの人形で授業を受けておこう。
さっきの事について訊かれたら適当にはぐらかせばいい。

………

………………

………………………

そして屋上。
こんな時間に屋上に人が居る筈もなく2人きり。

「ナメた真似してくれるじゃん。ぴーぴー泣いて引き篭ってた癖にさぁ」

時坂先輩はブチ切れ寸前。今にも飛び掛ってきそう。
このあと確実にブチ切れるんだろうな。飛び掛ってくる余裕は無いと思うけど。

まあまあとなだめつつ、朝の内に塔屋の横に用意しておいたブツを持ち上げる。

「ナニよそれ。なんか臭いんだけど」

臭くて当たり前。用意したブツはオシッコがなみなみと入ったバケツだ。
残暑の気温で温まったソレは鼻が曲がりそうな悪臭を放っている。

「それじゃあ頑張ってね」
「はぁ? 何を頑張れって………ちょ、待っ――――!」

バシャ!!

オシッコ塗れで呆然と立ち尽くす時坂先輩。油断したわね。これで最初の仕込みは終了。

「な、な…………」
「はい着替え」

怒りでぶるぶる震える時坂先輩に、予備の制服が入った袋を放り投げて退散する。

「待てっ! 待てってば!」

叫ぶ時坂先輩を無視して階段を駆け下りる。
授業中で廊下に人はいない。あの格好のまま教室には戻れないだろうからアイツは必ず着替える筈。

様子を伺っていると時坂先輩はやはり着替えを持って塔屋に入ってきた。
ブツブツ言いながら服を脱ぎ、濡れていない部分で体を拭っている。
拭いたくらいじゃ匂いまでは取れないだろうけど、ひとまず着替えるつもりみたいね。

掛けられたオシッコは下着まで染みていて、着替え一式の中には下着も入ってる。

下着まで着替えるかどうか、しばらく迷って階段下を覗き込む。そこには誰もいない。
私が覗いているのは屋上の扉の外から。塔屋の影に隠れさせておいた別の人形を使ってる。
屋上には誰もいないという先入観のせいでできた死角。いつでも消せるように服は着ていない。
そして、ここの扉は鍵が無いと施錠できない。

時坂先輩が手早く下着を脱いで全裸になり、替えの下着を手に取った瞬間、扉を開けて飛び込む。

「きゃあ!?」

可愛らしい悲鳴をあげて飛び退く時坂先輩。
着替えている最中に突然全裸の女の子が現れたらそりゃあ驚くだろうな。

驚きで固まっている隙に、手に持ったパンツをひったくり、脱いだ服も替えの服も袋もまとめて階段下に放り投げる。

「あっ! ちょっと!」

すかさず階段下に戻した彩里先輩の人形で回収。そのまま撤退。

「ちょ、待っ、ええぇ!? ちょっとアンタ! なんてコトす………あれ!?」

気がついた時にはさっきの女の子の姿は無い。屋上に出てみても人影は無い。
もっとも、周囲の建物から見えてしまうので、扉から顔を出して軽く見回す程度だったけど。

「………なんなのよ、もぉーーー!!」

何がなんだかわからないまま、体を隠す物も何もない状態で放置される時坂先輩。いい気味。
狼狽える様子を影からこっそり観察させて貰いましょう。

………

………………

………………………

もう何がなんだかわからない。

新学期になって急に態度がでかくなった彩里に屋上に呼び出されたと思ったら、
いきなりバケツ一杯の小便をぶっ掛けられて、着替えようとしたら変な女の子に服を全部掻っ攫われた。
着替えを渡したのも罠か。少し考えればわかる事なのに警戒しなかった私が馬鹿だった。

さっきの女の子はどこかに消えて、素っ裸で取り残されて服どころか布切れ一枚無い。体は小便臭いまま。
………あれ? 臭くない。さっきまであんなに臭かったのに、なんでだろう? 鼻が麻痺した訳じゃなさそうだし?

まあいいや。今はそれよりも服だ。こんな姿を見られたら今度は私がイジメられる番。地獄の学園生活になってしまう。
あの女の子は屋上にいるんだろうか。でも彼女も裸だったから服を奪うのは無理。

屋上に出て誰かに見られるのも怖い。あの子は怖くないのかな? 露出狂なのかも。
なんで彩里にあんな知り合いがいるんだろう。ヒキコモリのクセに。

そっと階段下を覗いても誰もいない。既に1限目が始まっているので、授業中で静かなものだった。
モタモタしていると授業が終わって誰かが来るかもしれないし、彩里が人を連れて来る可能性も高い。
どこのまま待っていても状況は悪化するだけだと思う。多少の危険は覚悟して行動しなくちゃ。

制服は彩里が持っていった。体操着は教室の机にかかったまま。どうするべきか………
踊り場の3階からは見えない位置で裸のままうろうろして考える。
焦れば焦るほど考えがまとまらない。いっそ放課後までどこかに隠れようか………

と、その時校庭から掛け声が聞こえた。どこかのクラスが体育の授業をしているみたいだ。

………背に腹は代えられない。

体育の授業中ということは脱いだ制服が教室にあるはず。悪いけど借りちゃおう。
下着は無理だけどとりあえず何か着ておきたい。

問題は体育の授業をしているのがどのクラスだかわからない事。片っ端から調べていくしかない。

階段を降りて3年の廊下をできるだけ足音をたてないようにそろそろと歩き、全4クラスの教室を端からチェック。
もし誰かがトイレにでも行こうと外に出てきたら………想像すると体がゾワゾワした。

私や彩里のA組は体育じゃないし、体育は2クラス合同だからB組も違う。
廊下の途中まできて足が止まった。C組の後ろの扉が開いている。
席が後ろの方の生徒からは見えるかもしれない。

どうしようか迷っていて気がついた。教室で授業をやってるなら用は無いんだった。
C組が駄目ならD組も同じ。さっさと立ち去って2階にある2年生の教室へ行こう。

キーン、コーン、カーン………

「ひゃあっ!?」

チャイムが鳴った!? いつの間にか随分時間が経ってる!

号令やガタガタと椅子を鳴らす音が聴こえる。2階に行っても2年生だって授業が終わる時間だ。
ガラガラっとドアが開く直前、トイレに逃げ込んだ。

個室に入って鍵を掛け、ふぅと溜息をつく。休み時間中はここでやり過ごすしかない。

「…………あ、そうだ」

気休めにしかならないけどトイレットペーパーを巻いて体を隠そう。素っ裸よりマシだ。
…………と思ったらホルダーに紙が無い。予備も置いて無い。

(ちゃんと補充しとけよぉーー!!)

心の中で絶叫。
他の個室ならあるかもしれないけど、今は出て行く勇気はない。

しばらく待っているとトイレに数人の生徒が入ってきた。

「―――でさぁ、結局駄目でやんの」
「馬鹿じゃねえのお前」

(あれ………? しまった、ここ男子トイレだ!)

慌てていて間違えたらしい。
女子は個室しか無いから目立たないけど、男子は学校で大をする人は少ないと聞いた事がある。
もしかしてかなりマズい状況なんじゃないだろうか?
男子トイレの個室に裸の女子が入ってるなんてバレたら大騒ぎだ。

(気付かれませんように気付かれませんように………)

神サマでも仏サマでも御先祖サマでもいいから必死に祈る。

「おい、誰かクソしてんぞ」

ビクッと心臓が跳ねた。

「おーい、誰だ? 腹壊したか?」

半笑いの声でゴンゴンとノックされる。

「学校でクソするなんて度胸あるなぁ」
「なんか臭くねえ?」

(私は臭くない! このトイレが元から臭いのよ!)

抗議したかったが声は出せない。お願いだから早くどこか行って!

「どれ、ウンコ野郎の顔を確認しておこう」

隣の個室でガタガタと何かしている。上から覗こうとしてる!?

(やめてやめてやめてやめて……………)

隠れる場所も体を隠す物も無い。扉の外にも誰かいるみたいだし、廊下に逃げても更に大勢の生徒がいる。
絶望的な状況で涙が出てきた。

キーン、コーン、カーン………

「やべっ」
「おーいウンコ野郎、クソ出したらちゃんと授業出ろよ!」

口々に汚い言葉を吐いて退散していった。

(助かったぁ~)

少しまってからそっと外の様子を伺い、誰もいないのを確認して外へ。
他の個室や用具入れも覗いたが紙はどこにも無かった。男子は本当に個室使わないのかな?

廊下にも人がいないのを見て素早く女子トイレに移動。

ひとまず個室に入って鍵をかけ、そこにあったトイレットペーパー2ロール分を体に巻き付ける。
体を大きく動かしたら破けそうな心許無さだけど、応急処置ということで。

ほかの個室にある紙も使おうかと思ったらトイレに誰か入ってきた。

(授業中になにやってんのよもう………)

しかしゴソゴソと何かしているだけで用を足す様子もなく水も流さない。
何か変だ。嫌な予感がする。

ジャーと水道の音がしたあと、隣の個室でガタガタと何かしている。
逃げた方がいいだろうか………いや、でも………

「はろー」

上から彩里が覗き込んでいる。やっぱりお前か!

「あんたよくも………今捕まえて―――」

バシャ!!

個室のドアを開けようとした瞬間、上からバケツで水を浴びせられる。
今度は小便ではなくただの水。臭くも汚くもないが体に巻いた紙が溶けて落ちた。

「こ………んのぉ…………」

すぐに扉を開け、逃げようとした彩里を追って後先考えずにトイレから飛び出した。

「えっ!?」
「きゃあっ!?」

Uターンしてトイレに戻る。

………知らない顔の男子生徒がいた。誰? 見られた?

顔がカーっと熱くなる。こんな姿を………

もう彩里は逃げてしまっただろう。少し落ち着かないと。
2限目の授業が終わるまでは時間がある。焦らなければ大丈夫………

体を隠すのは無理なほどボロボロになったトイレットペーパーの残りカスを落とし、
トイレに何か使えるものは無いか探してみる。他の個室に紙は無い。彩里が全部回収したらしい。

用具入れを覗いてみると掃除道具がある。
雑巾は使いにくいし、汚くてあまり使いたくない。仕方なくチリ取りを一つ持って体を隠す。余りにも頼りない装備だ。

いつまでもトイレに篭っているわけにもいかない。
放課後まで隠れていようかと思ったが彩里がこのまま放っておくとも思えない。

コソコソとトイレの外を確認し誰もいないのを確認して出る。さっきの男子生徒もいなかった。

チリ取り一つで前を隠し、もう片方の腕で胸を隠して、お尻は丸出しで移動。
我ながら変態としか思えない格好でトラウマになるのは確実だ。

校庭に人が居いから、この時間はどのクラスも体育は無いらしい。
ただの教室移動じゃ着替えは手に入らないし………考えながらこそこそ移動する。

そうだ。空き教室のカーテンを使おう。体を隠すには十分な大きさだ。

「あ!」

空き教室に入ると机の上になにか布のような物が置いてある。
広げてみるとそれは服だった。ラッキー!
窓の外から見える危険を冒してまでカーテンを剥ぎ取る必要もなくなった。

「でもコレ何の服だろう?」

茶色や灰色の布地を黒い糸で雑に縫い合わせただけの服。昔話に出てくる農民のような………演劇か何かの衣装かな?
なんでこんな所に一着だけ置いてあるのかわからないけど、この際なんでもいいか。ちょっと借りておくとしよう。

罠の可能性を考えてチェックしても、ボロいだけでおかしな点はなかった。
ボロとは言ってもツギハギが多いだけで生地はしっかりしているし、隠す所もちゃんと隠れる。

濡れた体と髪はカーテンで拭き、ボロ服を着る。下着がなくて肌触りが悪いがサイズは問題無かった。
ずっと裸だったのでこんな服でも随分落ち着く。

「さて次は………」

制服を取り返したいけど、彩里がどこにいるかわからないし隠されていたら面倒。
購買で新しく買うにしても財布は制服のポケットに入れたまま。ついでに携帯も。勝手に使われてなきゃいいけど。

教師に言えば対応してくれるだろうけど、イジメた相手に逆襲されて教師に泣きつくなんて私のプライドが許さない。
自力でこの場を切り抜けて、後でタップリとお返ししてやる。

まずはどうしようか。

「はぁい。気分はどう?」

唐突に声を掛けられた。
空き教室の入り口に彩里が立っている。

ヘラヘラ笑っている彩里を見て急激に殺意が湧いてきた。
手には何も持っていない。制服はどこかに隠したんだろう。

「じゃあその制服ひん剥いて頂いてやる!」

飛びかかろうとしたらさっと避けて逃げ出した。全力で後を追う。
大声で怒鳴りたかったがまだ授業中。気付かれないよう歯を食いしばって無言で追う。足音まで気を配る余裕は無かった。

「んっ………はぁ………もぉ!」

下着を着けずに走っているせいであちこち擦れる。
なんだか変な気分になってきた。

しばらく校内で追いかけっこしていると彩里は部室棟の空室に逃げ込んだ。これで追いつめた! 覚悟しろ! 。

「あれ………?」

後を追って中に入るとそこに彩里の姿はない。荷物すら無い狭い部屋に隠れる場所は無く、窓も鍵がかかっている。
床には制服が一着、雑に置かれていた。他には何もない。

「………………」

男子しか使わない部室棟に女子の制服。間違いなく彩里が用意した物だろう。
調べてみたら私が着ていた制服だ。かけられた小便の匂いはせずシミもない。どうやったんだか。

下着は無かったがとりあえず着替えようか………と思ったがさっきの事もある。迂闊な行動はできない。
とりあえずコレ持って別の安全な場所に移動しよう。

「何をやってるの?」

後ろから声を掛けられた。

担任の先生、それに全員ではないけどクラスメイトもいる。
男子も女子も大勢いるのに、いつも一緒の相方はいなかった。薄情な奴。

「授業サボってこんな所で何してるの?」
「何って………皆こそ何でここに………?」
「あなたが変な格好で校内を走り回ってるって言うから様子を見に来たのよ」

ジトっと睨まれる。クラスメイト達は面白そうにそれを眺めていた………その中に彩里の姿もある。

「あっ! 彩里! 私そいつにハメられて―――」
「何言ってるの。彩里さんはずっと授業に出てたわよ」

はぁ? なんで? 双子の姉妹でもいるの?

「ヘタな言い訳しないでちゃんと理由を言いなさい」
「で、でも…………」

どう説明すればいいのかわからない。本当の事を言っても信じてもらえない。

「さあ、正直に言いなさい」

いつの間にかクラスメイト達は私を取り囲むようにして周りに立っていた。まるで異端審問だ。
その中に意地の悪い笑みを浮かべた彩里もいる。怒りで頭が沸騰しそうだった。

「抵抗しても無駄よ。両手を頭の後ろで組んで、脚を開いて立ちなさい」

強盗かテロリストじゃないんだから………と思いつつ言われた通りにした。

ぱさっ

妙な感じがしたけれど、頭が混乱していて何が起こったのか直ぐには分からなかった。

先生が溜息をつきながら言う。

「随分と刺激的な格好ね?」
「?」

確かに変な格好だけど刺激的では………と思って下を向くと、なぜか服がはだけて床に落ちていた。
下着は着けていない。私はクラスメイトに囲まれた状態で全裸で立っている。

「………………――――――――っ!!?」

悲鳴もあげられず、床に落ちていたさっきの制服を拾い、クラスメイトを押しのけて外に出た。
脇目もふらずに部室棟の裏に走って周り、急いで制服を着る。

「見られた………見られちゃった………クラスの皆に…………」

こんなのあんまりだ。なんで私がこんな仕打ちを………

そりゃあ彩里さんには色々と酷い事をした。
靴や筆箱を隠したり、教科書やノートを破いて捨てたり、髪や制服をハサミで切ったり、バケツで水をかけたり………

でもそれは彩里が悪い。
あんな大きな胸があるのに自分には魅力が無いみたいな顔して、化粧もロクにしないで、そのくせ男子からは注目されて。
私なんてどんなに気合入れてお化粧しても大して変わらないし、制服じゃお洒落できないし、
顔がコワイとか性格がキツイとか言われて相手にもされないのに………

グズグズ泣きながら制服を着ていると、その彩里が現れた。

「これ返すね。時坂さんの下着と、財布と携帯も。私たちは教室に戻るから」

ビニール袋をポイと投げ渡し、そのまま帰っていった。

財布の中身はそのまま。携帯も特に異常は見当たらない。

服を全部着て部室棟の前に来ると、彩里の言う通り先生もクラスメイトもいなくなっていた。

教室の前まで来たが中に入る勇気が無かった。あんな姿見られたのにどんな顔すればいいのか………

キーン、コーン、カーン………

2限目の終わりのチャイムが鳴る。
どうしようか迷っている内に扉が空いてクラスメイト達が出てきた。

「あ、優子。大丈夫?」

いつも一緒につるんでいる相方が話し掛けてきた。
大丈夫なワケ無いじゃない。でもコイツさっき居なかったのか………

他のクラスメイト達は私には目もくれずに横を素通りして行く。
男子達の話題に耳を傾けても、私の名前は全く出ず、出るのは様変わりした彩里の事ばかり。
裸を見ておいて淡白すぎない? 私ってそんなに魅力が無いの?

「次の授業は理科室だよ」

彩里がポンと肩を叩いて言った。もう喧嘩を売る気にもならない。
もうどうでもいいや。さっさと教科書とか持って移動しよう。

「本当に大丈夫? 調子悪いならまだ寝てたら?」
「え?」
「さっき貧血だとか言って保健室に行ったじゃない………あ、もしかして仮病かしら?」

笑いながらぐりぐりと肘で突かれた。
さっき? 貧血で保健室? 私は朝から屋上にいたのに…………

「アンタ、なんで朝いなかったの?」
「なんだか今朝はナンパやら勧誘やらがやたらと多くてね。お陰で遅刻しちゃったわ」

………それも彩里が仕込んだのかな。アイツにそんな人脈があるとも思えないんだけど。

「ほら、早く教科書もって来なさい。彩里も待ってるわよ」
「なんでアイツが私のこと待ってるのよ」
「仲直りしたんでしょ?」
「…………それ誰が言ったの?」
「優子が。さっきだって仲良さそうにしてたじゃない」

もう何がなんだか。

教科書を持って廊下に戻ると、彩里がこちらを見てニヤニヤ笑っていた。
彼女は私の知らない何かを知ってる。それだけは解った。
でもこれ以上、面倒事を起こしたくない。私は溜息をつき、3人で理科室に向かった。

………

………………

………………………


はー楽しかった!

スリル満点。こっちまでハラハラドキドキしちゃった。
男子トイレでは焦ったわ。あそこで見つかってたら色々諦めて貰うしかなかったわね。

さて、軽いタネ明かし。と言っても簡単なタネね。

体にかけたオシッコの臭いが消えたのは人形のオシッコだから。人形を消して尿も消えただけ。

部室棟から消えた彩里先輩は言うまでもなく人形。
予め時坂先輩の制服に着替させて、人形を消してその制服だけ残した。ちなみにノーパンノーブラでした。

急に脱げたボロ服は、布地を人形の髪を使って縫い合わせた物。人形を消すと髪も消えて一気に解ける仕組み。
どこに行っても罠に掛かるように、あの空き教室意外にも同じものを数カ所に用意してました。

担任の先生やクラスメイト達は全員人形。ついでにトイレの外にいた男子も。
普通に授業を受けて2限目の途中に貧血で保健室に行ったとしか思われてないから、皆は特に関心ありません。
授業中に生徒がゾロゾロ出てきておかしいと思わなかったのかな? そんな余裕無いか。

いじめっ子の片割れの足止めはやっぱり人形で。

一応補足すると、人形を操るのは私がやってたけど出したり消したりは操一くん任せ。

これにてお仕置きは完了。
彩里先輩が元の地味子に戻ってもイジメなんてしないでしょうね。

多分だけど。



[16733] 34:NTR&M
Name: DA◆18252e51 ID:e6747e0b
Date: 2010/06/20 15:16

二学期が始まって数日。

それぞれ別の場所とシチュエーションで「仲直り」の事実を作った彩里先輩と時坂先輩だけど、
二人の認識にはズレがある上に、お互いに酷い目に遭わされたと思っている。
当然ながら本当の仲直りなんかできていない。

彩里先輩はまた酷い目に遭わないかとビクビクしながら登校している。
「身嗜みはちゃんとするように」と指示したので髪型はセットして化粧もしているようだ。
しかし態度は全然違う。数日前のハキハキした態度が別人のように(別人だけど)縮こまっていた。

時坂先輩は「触らぬ神に祟りなし」の態度で彩里先輩に極力近づかないようにしている。
数日前の事は悪い夢という事にして忘れておきたいみたいだった。

三年生には人形で通っている奴がいないので監視ができない。
放っておいてもいいけど、状況によっては新しい遊びのネタになるかもしれない。
仕方なく別の学校の男子生徒を出してこの学校の制服を着せて潜り込ませ、休み時間中だけ様子を見ていたのだが………

「さて、話してもらいましょうか」

ヘマをしてあっさり捕まった。
3-Cのクラス章を付けて3-Aを覗いていたのだが、挙動不審で軽く目立ってしまい詰問され、
C組の生徒を呼ばれて「こんな奴ウチのクラスにいない」と言われて屋上に連れ出された。

連れ出したのは成田絵美理(なりた えみり)先輩。
時坂先輩と一緒に彩里先輩をイジメていた片割れ。胸は並。
彩里先輩を嫌っていたというより、学校生活に退屈して悪ノリしただけという噂。
顔つきも口調も優しげなのだがなんとなく威圧感がある。笑いながらキレそうなタイプ

「優子と彩里の様子見てたわよね? あの子達最近様子が変なの。あなた何か知ってるんでしょ?」

昼休みの屋上。まだ残暑が厳しく日差しが強いせいか、他に生徒はいない。
教師を呼ばずに独断で尋問するのはその二人について個人的に聞きたいからみたいだ。

「言いなさい。二人に何をしたの? 大人しく話せば許してあげる」

さっさと逃げて人形を消せば制服とシャツが残るだけで追求不可能になるんだが………
それじゃあつまらないな。折角だから遊ばせて貰おう。

「俺が命令したんですよ。仲直りしろって」
「はい? なんであの二人があなたの命令を聞くのかしら?」
「こういう事したら簡単に従いましたよ」

家の地下室で成田先輩の人形を出して感覚だけリンク。そしてその頬をバシっと叩いた。

「痛っ!? な………何? 今のは………」
「もう一回」

今度は脇腹のあたりをぎゅっと抓る。

「痛たたた………! や、やめなさい………」
「どうしようかな~」

狼狽えてるのを見るのは楽しいけど………痛めつけてばかりというのは好みじゃないな。
人形だから直せるものの、女の子の柔肌に傷をつけるのはあまり気分が良くない。

という訳で趣向を変えて人形に愛撫してみる。

「ひゃああ!? 何なのよぉ………!? なんか変な………」

痛みも快感も、実際に成田先輩自身の体が感じているわけじゃないから違和感はある。
だからと言って耐えられる訳でもないし、事態は何も変わらないけど。

飴と鞭で攻めてみよう。スタンガンの出力を低目に設定して攻撃。
この程度ならそれ程痛くないし体に痕も残らない。

「きゃう!?」

そして胸を優しく揉みしだく。

「あううぅぅ………」

攻め方を交互に変えて刺激する。
屋上にいる成田先輩は傍目には一人で騒いでいるようにしか見えない。

「もう、止めなさいってば………!」
「じゃあ、スカートめくってパンツ見せてくれたら止めてあげますよ」
「そ………そんな真似するわけが」
「じゃあ止めない」

割れ目をくちゅくちゅなぞってから耳に電撃。
胸にスタンガンを当ててから首筋を一舐め。

「あうっ! ふあぁ……… いたっ! やあんっ!」
「ほーら、早くしないと、ずっとこのままですよ?」
「止めないと教師に突き出してやるから………!」
「そんな事されても止めませんけどね。信じて貰うのも無理だと思いますよ」
「くうう………頭が変になりそう………」

しばらく攻めても一向に折れる気配がない。それどころか痛みと快感に耐えながら掴みかかって来た。
しかし不規則に刺激を受けながらじゃ上手く動けないから、逃げるのは簡単だし、
捕まって殴られたとしても痛くも痒くも無いんだけど。

「ううぅ~………!」

怒っているような泣いているような顔で睨まれる。

「早く降参した方がいいと思いますよ」
「くっ………絶対許さない………」

キョロキョロと周りを見回してからバッとスカートをめくり上げた。
薄い水色のパンツが一瞬だけ見えてすぐに隠れる。

「もっと見せてくださいよ」
「五月蝿い! 約束通りさっさと止めなさい!」

確かにそういう約束だったけどあれだけじゃなあ。

「じゃあ片方だけ。痛いのと気持ちイイの、どっちを止めますか?」
「両方止めなさいよ!」
「ダメ。どっちか片方。選ばないなら両方続けます」
「……………っ!」

しばらく逡巡したあと、

「………痛いのだけ続けて」

まあそうだろうな。気持ちイイのを続けて欲しいとは言いにくいだろうし。しかし、だ。

「どっちを止めて欲しいか聞いてるんですけど?」
「同じ事じゃない!」
「ダメ。どっちを止めますか?」

受けている刺激が「気持ちイイ」と認めさせてやりたい。

「………ビリビリしない方」
「だからソレはどっち?」
「――――ッ! 気持ちイイ方よ! 気持ちイイ方を止めて!」
「気持ちよかったんですか?」
「そうよ! 悪い!? さっさと止めなさいよ!」

よくできました。愛撫を止めてスタンガンの攻撃だけ続けることにする。

「くぅ……! こっちも止めなさいよ………卑怯者!」
「じゃあ今度はパンツも脱いでおマ○コ見せてください」

ギリギリと歯軋りして睨まれた。憎しみで人が殺せるなら僕は死んでるかもしれない。
まあそんな事が可能ならとっくの昔に宮崎さん辺りに殺されてるけどね。

「ふん、この程度の痛みで根を上げたりしないわ………」
「気持ちイイの再開しようか?」

こっちとしても痛め付けるよりヨガらせる方が楽しいし。

「………それでも嫌よ。そんな屈辱的な事絶対に嫌」

強情な人だ。軽い攻めくらいじゃ折れそうにない。
仕方ないのでスタンガンの出力アップ。

「あひぃ!」

一発だけ撃って様子を見る。

「…………? 何? 終わり? それなら……ひあっ!」

気が緩んだ所でもう一発。

拷問をする時、連続で痛みを与えるよりも、目隠しをさせて不規則に攻めた方が効果があるらしい。
次の痛みが1秒後に来るのか10分後に来るのか、警戒するだけで恐怖で神経をすり減らしてしまう。

「あうっ! ………………ひぃ!」

時折跳びかかってくる成田先輩を軽く躱しつつランダムな攻めを続ける。
10分程やっていたら攻撃を諦めて屋上から逃げ出した。離れればなんとかなるとでも思ったらしい。

わざわざ追いかける必要はない。屋上で待ったまま人形への攻撃だけ続ける。
昼休みが終わるチャイムが鳴る頃、成田先輩がヨロヨロと戻ってきた。
見えない上に防ぎようの無い痛みでとうとう心が折れたようだ。

「も、もう止めて………」
「じゃあおマ○コ見せて」

座ったままパンツを下ろし、片方の足から抜いてスカートをめくり上げる。

「ううう………」

少し濃い目の茂みがクッキリと見える。
まあそれ自体は人形の方でも見られる。それよりも羞恥に耐える表情がソソる。

「じゃあ次、くぱっと広げて中の方まで見せてください」
「そんなぁ………もう十分でしょう?」

さっきまでの強気な姿勢が鳴りを潜めた弱々しい抗議。
無言のままスタンガンでバチっとやったら涙目で言う通りにした。

「…………ああ」

恐怖と羞恥でブルブル震えて大事な部分を見せている。
残念なのは既に経験済らしく膜が無いという所か。処女ならもっと恥ずかしがってくれただろうに。

しかし、それならそれで別の楽しみもあるという物。

「折角なんでヤらせて貰っていいですか?」
「ええっ!?」

他の男の人形に抱かせて処女喪失させるのは勿体無いが、元から中古品なら別に構わない。
この人形の主が童貞かどうかも大した問題じゃない。リンクする訳じゃないし男の操なんてどうでもいい。

「そ………それだけは許し……ひああっ! わかったから止めてぇ!」

言いかけたところで一発。それですぐに折れた。痛めつける攻めも結構楽しいかも知れない。

「せめて場所は変えさせて………」
「それは勿論」

屋上に来る奴は殆どいないが絶対とは言い切れないし、周りの建物からも見える。
途中で見つかっても白けるからその方が懸命だ。

人の殆ど来ない位置にある女子トイレに移動した。
ただでさえ奥まった場所な上、既に午後の授業は始まっているから生徒が来ることはまず無い。
この学校は授業をサボる生徒も少ないから見回りの教師が来ることも稀。

個室に入って鍵を閉め便座に座る。今日は着衣エッチにしてみよう。
自分(人形)のズボンとパンツを膝まで下ろし、成田先輩はスカートをまくってパンツを横にずらす。

濃い目の毛が生えたそこは意外にも少し潤んでいた。
これから犯されるのを想像して濡れたのか? それともまさかスタンガン攻めで?
どっちにしてもMの素質はありそうだ。前戯が必要ななさそうなのも楽でいい。

「うう………ごめんね………」

謝った相手は恋人かな。寝取り気分が味わえるから、たまには非処女もいいかもしれない。
割れ目を肉棒の上に持ってきたあと、中々動こうとしないので再びスタンガンでバチっとやった。
その瞬間割れ目からドロっと汁が溢れた。やっぱりMの素質がありそうだ。

スタンガンの出力を弱めて連続で攻めてやるとヒィヒィ言いながら身を捩らせていた。

「あふっ! や、やめて、ああっ!」

嫌がりつつも割れ目からはトロトロと蜜が溢れる。
いつまでもやっていたらキリが無いので、少し名残惜しいが攻めをやめて挿入を促す。
今にも泣き出しそうな顔でゆっくりと腰を落とし始めた。

「ああ………やだぁ………」

ぬるん、と大した抵抗もなく肉棒が飲み込まれる。
処女の膣内ほどキツくはないが柔らかい感触が心地良かった。

「んん…………ああ………」

成田先輩は本体なので感覚をリンクできないが、表情を見る限りでは間違いなく感じている。
遠慮なく攻めても大丈夫だろう。

「あっ、あっ、だめぇっ!」

下から腰をグングン突き上げてやると面白いように感じる。
体がフラフラと安定しないのか肩にしがみついてきた。
折角なので制服の前を持ち上げて小振りな胸を剥き出しにし、ちゅううっと乳首に吸い付いてやる。

「ひゃあああぁぁ!? 吸っちゃだめえ!」

そうは言いつつも腰をくねらせてアソコはきゅんきゅん締め付けていて、体の方は間違いなく喜んでる。
レイプされて喜ぶのはM気質のせいか、単にヤリマンなのか。まあ楽しめればなんでもいい。

「はぁっ、あうぅ、だめぇっ」

イイ感じで射精感も高まってきたのでラストスパートに入ろうかと思ったが、ちょっと思いついた。
人形の方に出力軽めのスタンガンをあててみる。

「きゃうん!?」

放電した瞬間、膣がきゅっと締まる。これはイイ。

「もう一回行くよ」
「ええっ!? ちょ、ちょっと、止め………ああっ!」

刺激する度にきゅっと締まってとても気持ちイイ。
今回は心を崩すのが目的じゃないから放電する前に宣言しておく。

「やめてよぉ………ああっ!」
「こうするとアソコがきゅんきゅん締まって気持ちイイんだよ」
「私は気持ち良くない………ひゃあっ!」

締まる時に蜜も溢れてるから感じてるとは思うんだが。
まあ折角だから味わわせてあげよう。という事で男子人形の感覚を成田先輩にリンクする。

「ふぇっ!? 何? なんか変………」

そしてバチッと刺激。

「ひゃうう!?」

きゅっと締まって思わず暴発しそうになった。もう少し耐えよう。

「な、何今の………凄く……」

気持ちよかった、という言葉をぐっと飲み込んで戸惑っている。
好評なようなのでこのまま続けよう。

バチッ、バチッ

「きゃん! ふあぁ! ああっ!」

嬌声をあげる成田先輩の目がとろんとしてきた。僕もそろそろ限界に近い。今度こそラストスパートにしよう。

激しく腰を突き上げながら、それに合わせてスタンガンで刺激する。

「あふぅっ! ダメっ! 気持ちイイ! 痛いし変なのに気持ちイイのぉ!」

強制的に未知の快感を叩き込まれてヨガり狂っている。自分から積極的に腰を使って快楽を貪っていた。

「そろそろ出すよ!」
「ふえっ!? ダメ! 中はだめぇ! けい君にも出された事無いの!」

けい君というのは彼氏の事だろうか?
ヤっている最中に別の男を話題に出すなんて失礼だな。

「じゃあ初中出しだ。おめでとう!」
「だめえええぇ! 妊娠しちゃう!」

もうイキそうな成田先輩にトドメとばかりにスタンガンで一発。
膣がきゅううっとキツく締まり、それがこっちのトドメにもなって思いっきり射精した。

ドピュ!

「ひゃうううう!!」

遠慮なしにドクドクと注ぎ込む。

「はあああぁぁぁ…………だめぇ………中はだめぇ………」

駄目駄目と言いながらも体力が尽きたのか動こうとしない。単に快感に浸っているだけかも知れない。
成田先輩のポケットから携帯を取って見てみると、5限目が終わるまでにはまだ時間がある。

「もう一回やろうか」
「ああ…………」

もはや抵抗する素振りも無かった。
抵抗されてもヤることは同じ。まだ萎えない肉棒をグングンと突き立てる。
精液が溢れてぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てた。

「あああ………」

弱く呻き声をあげるだけの成田先輩。奥の方を突いて刺激しても胸を揉んでもあまり反応しない。
気絶しているわけではなさそうだ。何か物言いたげな目でこちらを見ている。

軽くスタンガンで刺激してみた。

「きゃああん!」

うっとりした嬌声と共に膣がきゅっと締まる。

「これ気持ちイイ?」
「…………うん」

もう病み付きになってしまったらしい。
これから先、けい君とやらとHしても満足できないかもしれない。
眠っていた性癖を開花させた征服感でますます高ぶってくる。

連続でスタンガンの刺激を与えつつグングンと突き上げ、二度目の射精。

「あああああぁぁっ!」

今度も中出し。成田先輩は逃げようともせずに精液を膣で受け止めた。

少しの間余韻に浸っていると、

「んううぅ………ねえ、もう一回………」

成田先輩の方から言い出して少し驚いた。やっぱりただのMではなくヤリマンなのかもしれない。
まあ断る理由は無いな。

………

………………

………………………

その後、休み時間を挟んで6限目の終わりまで続けて、成田先輩はトイレの中で失神してしまった。
人形の状態をリセットして精液を消し、身嗜みだけ整えておく。

男子の服は窓から投げ落として別の人形で回収し、いつでも消せる状態で見張らせた。
放課後になって先輩が目を覚ますと人形を消す。あとは勝手に帰るなりするだろう。


結局、人形を使った三年生達の観察はやめる事にした。別の人形を使っても良かったが、また誰かにバレても面倒だ。
その代わり成田先輩にメッセージを残してある。

『投稿した日は一日に一回、彩里結衣と時坂優子の様子を観察して指定のメールアドレスに報告すること。従わないと写真をバラ撒く』

写真は失神している間に先輩の携帯を使って撮影した。
待ち受け画面にしておいたからすぐにわかるだろう。
メールアドレスはフリー取得した捨てアドだから、そこからこちらの素性がバレる心配も無い。

こうして人形とは別の忠実な手駒が手に入った。
とは言え先輩達の様子にほとんど変化はなかったのだけど。


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