「蟲使い」とはその名の通り虫モンスターのテイムに特化した者のことだ。
ALO初期に1人だけ得ることができる「紺碧の蟲笛」はテイム補助アイテムの中でも虫系のモンスターのテイムの成功率を引き上げるアイテムであった。
このアイテムはALOで最初に公式が発表した一つだけしか存在しないアイテムであり、「唯一の道具」ということで驚きを産んだ。
しかし、それ以上に驚かれたことは、その条件が発表された時点で既にクリアされていたことだ。
「紺 碧の蟲笛」の取得条件は、なんと100体もの虫系のモンスターをテイムしなければならないというものであり、
それはゲームが始まってからすべてをテイム に、それも虫系だけをテイムしていなければ無理だと思われる数だった。
(実はテイムしたモンスターは雌雄が揃っているときに大変低い確率で子を産む。産まれたモンスターは親をテイムしたプレイヤーにテイムされていることになる。)
ALOでは獣や竜のように知能の高いモンスターのテイムは比較的困難であったが、一度テイムすれば大変心強い仲間になる。
虫や植物系のモンスターのテイムは比較的容易ではあるが、テイム後も意思の疎通ができなく、
さらには獣や竜系のモンスターより弱いのでほとんどのプレイヤーは数匹テイムした時点で効率の悪さに諦めていた。