うずまきナルト彼は、この世に生を受けた時から 自分の両親、本来愛情を与えてくれる父、母がいなかったのだ。それに加え 周囲の大人達からは「化けぎつね」と呼ばれ一度家の扉を開ければ 暴言・罵倒のお祭り状態だった。ナルトは1人孤独でいた、家の扉を塞いで閉じこもっていた。周りのすべてが嫌だったのだ、自分に暴言ばかりはく大人ともそれを真似する子供も。自分に優しく接してくる人は火影と一楽の店主とその娘ぐらいだった、はっきり言うとナルトはそこしか本来の自分でいられたんだ。だが、はっきり言うと里の目をこのまま浴びたままで入る気は全くない、ナルトは決心した。「この里から出て行って・・外の世界でビックになってやるってばよ!!!」ここからが、ナルトとのちの仲間のドタバタ逃走劇の幕開けだ。
一度目的を決めてしまえば、ナルトの気持ちは揺るがない。里を抜ける方法と抜けてからの事はだいたい考えながら、アカデミーに通う。(う〜ん、まずは里を出た後の生活面だな。今は里にいるから大丈夫だけど。里からでたら一文無しだもんな俺)「う〜〜〜ん、まいったってばよ」「ほう、授業も聞かずに何がまいったんだ ナルト 」「あ、・・イ・・ルカ先生」ナルトはきずく、今は授業の真っ只中。目の前には 恐ろしい程のイルカの笑顔。「廊下にたってろォォォッッ!!!!」・・・・・・・「うぅ〜、なんか色んなところが痛いってばよ」ナルトは全ての状態が終わるまで、廊下に立たされた。いつもなら一教科終わったら、戻されるのだが。イルカが教室から出た時に腹いせに お色気の術を発動させ、生徒の前で鼻血を噴射させてしまったナルトは、頭にデカイたんこぶをつけたまま、廊下で一人バケツを持たされ立たされた。
その夜 9:30ナルト(結局何も思いつかなかったってばよ・・・、うーん俺ってば一体どうすればいいかわかんねーっ!!。・・・生活費ってたって、どうすれば・・。働くとか?・・何処で?とにかくカップ麺だけじゃいつか底を尽くわけだし・・。)ナルト「だあぁーー!!わかんねぇー!!」頭を抱え、髪を掻き毟りながら叫んでも何も浮かばず、生活費の事は一旦置いて、ナルトは里を抜け出す為の脱走経路を探す事にした。直ぐに考えが切り替わるのがナルトの長所と言える。ナルトは本棚からアカデミーの教材を漁り、大きい地図を引っ張り出した。ナルト「やっぱり、やっぱり!目的地がないと駄目だよなぁ!うー!俺ってばなんかワクワクしてきたってばよ!」ナルト「うーん、やっぱり一番近い。この砂だらけの所がいいかな?あ、でもなんか暑苦しそうで嫌だってばよ。てかっ!俺ってば、何処が国で何があるとかわかんないってばよ!あぁー!!アカデミーの授業ちゃんと聞いとけばよかったてばよー!」