アルネラバの誇る自走船が、まるで翼でもあるかのように凪いだ海面の上を滑るように渡っていく。
青い海面に描かれる白い軌跡は、一瞬だけ光を帯びて水に消えた。
この光は魔力によるもので、『アルネラバの船は光の道を行く』と吟遊詩人が歌うのはその光景からきている。
「自走船ってのはすごいんですね。ほとんどゆれません……こうやって潮風を浴びてるんじゃなきゃ、海の上だなんて信じられませんよ」
一行が乗ったのは比較的小型の『真紅の竜姫』号という名の船だった。
船は小型なほど揺れるはずなのだが、ルドクの言葉どおりほとんど揺れなど感じなかった。
彼ら以外にも十数人の乗客がいて、中には優雅にもティパーティを開いているグループなどもある。
「じそうせんは、ほんのすこしだがまりょくでういている。そのせいでみずのていこうがすくないからゆれにくいのだ」
「浮いているんですか?」
アルフィナとイリが驚きに目を軽く見開く。
「そうだ。みなとにはいったら、うごいているほかのふねをみてみるといい。よくわかる」
「はい」
(はい)
二人は良く似た表情でうなづく。まったく異なる環境に在りながらも、どこか箱入りなところがこの二人はよく似ていた。
船に乗るのは初めて、かつ、それが自走船であることも手伝って、興味深々らしい。今も、きょろきょろとよく似た仕草で周囲を見回していて、シェスティリエにはとても微笑ましい。
「ふたりでなら、みてまわってきてよいぞ」
苦笑気味に告げる。
イリとアルフィナは互いに顔を見合わせ、そしてうなづきあった。
「じゃあ、二人でみてきます」
(探検してきます)
アルフィナは元々好奇心が強い性質で物怖じをしない一面がある。
それにつられてか、自分の希望というものをあまり外に出すことのないイリまで一緒になっていろいろと積極的だ。
また、アルフィナはイリを気遣うことによって、いろいろと考えて行動するようになっているようだった。
二人で一緒に過ごすことは、どちらにとっても良い影響を与えているようで、シェスティリエは見ていて嬉しく思う。
「じゃあ、僕も保護者として、行って来ますね」
ルドクがちょっと照れたように笑って告げる。
「ん」
「おう」
二人の保護者と口にはするものの、ルドクとて自走船には興味深々なのだろう。
追ってゆく足取りがとても軽やかで、シェスティリエは更に笑みを重ねた。
イシュラはそれを見ているだけで満足した満ち足りた気持ちになった。
「あー、姫さん、まだ眠いんじゃねーの?」
「ん。まだ、すこしねむいな」
「寝るか?」
「……いや、おきていよう。なにかあるとこまる」
シェスティリエは、眠たげな表情で小さくあくびをかみころした。
「何かって、まだ?」
「いや、あれだけてっていてきにやったんだ。それはないだろう」
「まあ、そうだろうな」
「だいじょうぶだ。じょうきゃくのなかに、へんなにんげんはまじっていない」
周囲の人々は、彼らと同じく巡礼の人間がほとんどだ。船を下りればそこが目的地であるせいか、皆の表情は一様に明るい。
「姫さんの魔法は、そんなことまでわかるんで?」
「そういうのではない。ちかくに、さついをはなつにんげんがいたら、おまえだってわかるだろう?それとおなじだ」
「あー、そういうことなら、俺にもわかりますね」
「つよいいしや、かんじょうというのは、わかりやすいものだ」
そもそも私達はそういうモノに敏感なのだ、とシェスティリエは言う。
「そういうもんなんですか」
(『私達』ね……)
シェスティリエが自分と同一ないし、それに等しいと思っている相手にイシュラは興味があったが、あえて問うことはなかった。
自身が嫉妬のようなものを抱いていることに気づいていたせいもあったし、自身の過去……前世を語ることについて、シェスティリエはとても慎重だったからだ。
「めったなことはないだろうが、イリとアルフィナがしんぱいだからな」
「ルドクがついてってますよ」
「わかってはいるのだがな」
彼らの姿の消えた先に視線を向ける。
「甘いっすね」
「あれらはまだこどもだし、まだまだせけんしらずだから」
「……………」
「なんだ?」
「いえ」
(見た目、一番ガキんちょな姫さんの口から聞くとすっげー笑えるんだけどな)
だが、多少は学習能力がつきつつあるイシュラは、口に出さないように、そして決して笑わないように、小さな咳払いをしてごまかした。
船内をぐるりと一周しても、それほど大きくないこの『真紅の竜姫号』を見て回るのには10分もあれば用が足りる。
イシュラが用意したチケットは二等船室のものだったので、二等船室とそれに付随する食堂や洗面室などの施設を見て周り、機関室や操舵室を遠目で眺め、甲板に出ることにした。
「……この下は何があるんですか?」
途中立ち止まったアルフィナが、細く急な階段を見下ろす。
「ああ……貨物室と三等船室があります」
「船底に?」
「ええ。三等船室の乗客は、船が目的地につくまでの間、部屋から外に出ることができないんですよ」
「息苦しくないですか?」
「すごく狭いですし、息苦しいですよ。……冗談ですが、このまま棺桶になるんじゃないかって言ったりする人もいましたね」
ルドクにはそれほど多くはないが、旅の経験がある。
主人や差配の人と商用の旅をしたこともあれば、幼い頃に父親の商用の旅に同行したこともあった。
自走船に乗ることこそはじめてだったが、船には乗ったことがあるのだ。
「ルドクさんは、船に乗ったことがあるんですね」
「ええ。……だから、僕らにまで二等のチケットを買ってくれるとは思いませんでした」
「どういうことですか?」
「従者にまで二等のチケットを買う主は、あんまりいませんよ。わかりませんか?」
ルドクは、甲板をぐるりと見回す。
巡礼船であるからそれほど華美ではないものの、甲板にいる人々は皆、服装が整っている。あからさまではないが、明らかに富裕層に属する人々ばかりだ。
(お金持ちばっかだね)
「ええ」
自身が貴族の娘であるアルフィナはまったくわからないかもしれないが、イリやルドクにはわかる。
彼らはさっと値踏みするようにイリとルドクを見て、アルフィナを見ると得心したように視線をはずす。おそらくは、アルフィナの従者だと思い、それではじめて彼らがここにいることを納得しているのだ。
「アルフィナさんは、ついこの間まで伯爵家のお姫様でしたからわからないと思いますが、船の二等船室というのは、かなり船賃が高いんですよ。巡礼船ならば尚更です」
「なぜですか?」
「三等の運賃というのは、どんな船も安いです。それは、法律上、貨物と同じ扱いだからなんです。
だから、限られたスペースにぎっちり積み込まれる。……それに比べて、二等は、部屋の広さに対する定員が決まっています。かなりゆったりと空間がとられているんです」
「天井は少し低かったですけど、普通の家の部屋にいるみたいでした」
「ええ。だから、船賃は三等とは比べ物になりません。……例えば、この船の二等の一人分の船代は、僕が都の穀物問屋で働いていたときの1カ月分の賃金とほとんど変わらないんです」
「はい」
うなづいたものの、アルフィナにはピンとこなかった。
ルドクの賃金がどのくらいのものかというのがわからない上に、そもそも、貨幣の価値というものがアルフィナにはよくわからない。
「イシュラさんは、シェス様の体調を案じて二等船室のチケットを手配しました。僕は、てっきり二等に乗るのはイシュラさんとシェス様だけだと思ってました」
見回す周囲に、従者や召使らしい人々の姿は無い。
だが、イシュラは当たり前のように彼らのチケットに金を払った。
そして、シェスティリエはそのことに疑問すら持っている様子がなかった。
アルフィナと違い、シェスティリエは知らないわけではない。いろいろなことを充分飲み込んだ上での待遇だったから嬉しかった。
すいません、といったルドクに、イシュラはいつもの人を食ったような笑みを浮かべて言ったのだ。
『遠慮なんてすんな。おまえも姫さんの従者だろ』と。
それがどんなに嬉しい言葉だったかなんて、イシュラはきっと知らない。ルドクだって言うつもりもない。
「巡礼船では、三等船室は無料なんですよ」
たぶん、この気持ちはアルフィナにはわからないだろうと思い、ルドクは話を変える。
「え?」
「三等船室の船賃は、一等と二等に乗る人の船賃に上乗せされています。……一等と二等に乗った人の喜捨を受けて、三等の人々は船に乗ることができたっていうことなんです」
「そういう決まりなんですか?」
「まあ、そうですね。……きっと元は優しい気持ちからでたことなんだと思いますけど」
(優しい気持ち?)
「ええ。……信者にとって、聖地巡礼は生涯をかけた夢の一つです。それが、お金がないからと妨げられるのはどうか、と考えた人がいたんですよ」
結構初期の頃のえらい聖職者の人だったんですが。
「だから、一人一人が自分のできる限りのことをし合えば良い、と。
彼の考えが、聖教の『奉仕』という基本理念の基となりました。
この場合は、船賃はある人が出せばいい。ということです。
そして、それが女神への奉仕へとつながる……出した人も、出してもらった人も、ある意味、どちらも得するというか、お互い気持ちが良いといううまい方法です。
僕は、ティシリア聖教のそういう『奉仕』というのはとても素晴らしいものだと思うんですよね。一方的な関係ではなく両方向にベクトルが向き合ってる」
本当によくできている良い循環なんです、と、ルドクは心底感心した風なつぶやきをもらす。
(ねえ、ルドクさん、あれは誰?)
イリが指差したのは、船首に掲げられたヘッドフィギュアだ。
鎧を纏い、剣を手にした美しい戦乙女がそこにいる。
「『真紅の竜姫』号という名前ですからね、きっと火竜ザーリンガムでしょう」
(竜なのに、人間の姿なの?)
「竜は人の姿になれるらしいですよ。いろいろな伝説や、物語ではよく人の姿をした竜のエピソードが出てきますし」
(ふーん)
何かを考えていたらしいアルフィナが、意を決したように顔をあげ、ルドクを見上げた。
「ルドクさん」
「はい?」
「……ティシリア神聖皇国というのは、どういう国なんでしょう?」
サァッと少し強い風が二人の間を通り過ぎた。
「どういう国、というと?」
アルフィナの問いにルドクは首を傾げる。
ルドクは確かに聖教の信徒であるが、アルフィナもまた同じ様に信徒であるはずだ。
聖書にも慣れ親しんでいるだろうし、何よりも外交を専門とする貴族の家に生まれているとも聞いた。ルドクなどよりよほど詳しいように思えた。
「ティシリア聖教の総本山であるということは承知しています。皇国で一番えらいのが教皇様で、その下に枢機卿が12人いらっしゃって、12ある塔をそれぞれ管理されているということも。でも、よく考えると、ほかの事は全然知らないんです、私」
「僕が知っているのは、教会で聞いたことの他は学校で勉強したことだけですよ?それに私見が混じりますから……」
「ルドクさんから見た皇国のことで良いです。……よろしければ教えてください」
ルドクは目を伏せ、自分の記憶を辿る。
「神聖皇国について知るには、ティシリア聖教という宗教を知らねばならないと思うんですが、アルフィナさんは信徒ですし、イリはそもそも御子ですから……だいたいはご存知だと思うので簡単にまとめますね」
御子であるイリは教会で育っている。なので、一部についてはもちろんルドクよりも詳しい。
だが、同時に、自己防衛の為に自分の殻に閉じこもることが常だったイリには、たくさん知らないことがあった。
アルフィナも同じだ。
屋敷の奥深くで大切に護られていた身でありながら、自分の不幸を嘆き、知ろうともしなかったことがたくさんあった。
「はい」
(うん)
二人はまじめな顔でうなづく。
「ティシリア聖教は古代よりあった女神信仰が母体となっています。すべての母たる女神ティシリアを敬い、その教えを守り、世界を安寧に導くというのが聖教の第一教義です」
「第一教義?」
(第一ってことは、第二もあるの?)
リは心がけてか、口を大きく動かして話すようになった。
そうすると、ルドクやアルフィナもイリの言いたいことがだいぶわかる。
「第二教義というのは、聖教の聖職者だけに明かされるものなので、僕らは知りません。アルフィナさんや、イリはこれから学ぶことになるんだと思いますよ」
「……そうなんですか」
(へえ)
「そして、第三教義は教皇猊下だけが知ることができるそうです。……それらを定めたのが、皇国の建国者にして初代法王たるファラザスです」
「ファラザス……」
「彼は、『剣の法皇』と呼ばれています。武人としての側面を強く持ちながらも、現代にまで続く法術の基礎を築いた魔導師でもあります」
ルドクの声はかすかな熱を帯びている。
ファラザスもまた、ルドクの好きな英雄の一人なのだろう。
「ティシリア聖教は、その成立当初から、神官と武官とが存在していました。彼はそのどちらにおいても類稀な才を発揮したと言われています。
動乱の時代と言われる皇歴前……ファラザスの前に教皇と定められている人々は、ただの集団の指導者でしかありませんでした」
「集団の指導者というのはどういう意味ですか?」
アルフィナにしてみれば『教皇猊下』は大陸中の信徒の頂点に立つ人物だ。集団の指導者と言われてもイメージできない。
「えーとですね、皇暦以前の教皇とされる人々は、故郷を同じくする異能を持つ一氏族の長であった人たちなんですよ。
もちろん、当時は『教皇猊下』と呼ばれてなどいませんでした。ティシリア聖教は今でこそ世界的な……大陸最大の信徒を抱える宗教ですが、当時は一氏族が奉じる……ごく局地的な宗教にすぎませんでしたから」
(イノウって何?)
聞きなれない言葉に、イリが首を傾げる。
「異能というのは、一般の人が持たない力です。
彼らは、その異能と女神への信仰ゆえに故郷を失い、迫害を受け、そして、流浪する間に同じ様に異能を持ち迫害されてきた多くの人々をその集団の中に受け入れるようになりました」
皇国の民には異能を持っていた民の血が流れています。だから、皇国の民には魔力を持つ者が多いといわれています、とルドクは優しく教える。
(僕もイノウ?)
「さあ、それはわかりません。でも、イリには強い魔力があるのだとシェス様はおっしゃっていました。
魔力もまた今の世では異能とされるのかもしれません。……皇国ではこの上なく尊ばれる力であるようですが」
(あのバカ君が言ってたもんね)
イリが思いっきり顔をしかめる。
「あー、イリ、イシュラさんの真似はやめておいたほうがいいです。きっとシェス様もそう言います」
(でも、あいつ、嫌い)
シェス様を狙ってる!とイリは口を尖らせる。
「あー、確かに狙ってます。狙ってますけど、相手にされてませんから」
(でも、ベタベタしようとする)
「どうせイシュラさんに阻まれます」
(嫌いなものは嫌いなの!)
イリがこんなにも頑固に意思を示すことがあるのかと感心したくなる反面、厄介なことになりそうでルドクは軽い頭痛を覚える。
「あのですね、イリ。あの人はシェス様にまったく相手にされてない可哀想な人ですから、僕らはもう少し慈愛の気持ちで接してあげなきゃダメですよ」
哀想な人なんです、とルドクは言い諭す。だが、そういうルドクの表情もにこやかな笑顔だ。
ルドクはいつも笑みを浮かべていることが多いのだが、何というか……晴れやかなのだ。
「……ルドクさん、表情が裏切ってます」
「いや~、だってほら、僕だっていくら大司教様とはいえ、シェスさまに邪な思いを抱いているような方は気に入りませんから」
ざまーみろと思うんですよ。ルドクは、ニヤリとイシュラに影響されたような人をくったような笑みを重ねた。
「まあ、そう思う反面、小心なので少し機嫌をとっておかなきゃいけないかなとか思って日和見な行動をとったりするんですがね。
……僕は、シェス様の将来がすごく不安にもなります。イシュラさんにあそこまで徹底的に阻まれたら、シェス様の周囲にはどんな虫もいっさい入り込めませんよ」
「…………そうですね」
「適度に虫は必要だと思うんですよね。ほら、言葉は悪いですが、シェス様には顎で使える下僕だって必要だと思うんですよね」
それには少しくらい隙がないとうまくできないと思うんですよね、と溜め息をつく。
「……下僕だなんて、言葉が悪すぎます、ルドクさん」
「あー、失礼。言い直しますね」
こほん、とルドクは咳払いを一つして、真面目な顔で言い直す。
「シェス様には、崇拝者くらいいてもいいと思うんですよ。むしろ、シェス様だったらそういうのをうまくあしらってちゃんと思い通りに扱うというか……」
「……ルドクさんの言う意味だと、ちょっと嫌な感じがします」
潔癖な年頃の少女らしく、アルフィナは顔をしかめた。
「でも、あの美貌は武器だと思いますよ。『幼いこと』と『美しいこと』、この二つは、今のシェス様の最強の武器です」
もちろん、それはシェス様のあの中身があってこそですが。とルドクは言い、そして、親身な様子でアルフィナに言った。
「だから、アルフィナさんは充分注意するんですよ」
アルフィナは軽く目を見開く。
「私、ですか?」
「ええ。アルフィナさんはとても美しい年頃の少女です。その上、シェス様のように自分の身を守る力もありません」
「……はい」
自分が無力であることならば、アルフィナはよく知っている。
これまでの旅の間でだってさんざん思い知ったのだから。
「それを知ってるということは大事です。アルフィナさんにとって、その美貌とちょうどいい年頃であるということは武器にもなります」
「はい」
アルフィナにあるのは、この身だけだ。知識豊かとはいえぬし、お嬢様育ちでできることも少ない。
でも、国を捨てた今、この身一つが、アルフィナの全てだ。
「だが、同時に狙われやすくもある。いいですか、何かあったら誰かに助けてもらうことを躊躇ってはだめですよ。頼りすぎてもいけませんけど、頼らなすぎることもダメです」
「どこらへんが境界かよくわからないです」
「……具体的に言うと、貞操や命がかかってるときに躊躇ったらダメです」
「わかりました」
「そういう時はなりふりなんてかまわなくていい、とにかく逃げなさい。逃げて誰かに助けを求めるんです。美しい女の子に頼られて嬉しくない男なんていません。あなたが必死で縋れば、大概の男が喜んで助けてくれます」
「……ほんとですか?」
アルフィナは疑わしげな視線を向ける。
「ええ」
ルドクはうなづいた。
アルフィナは、本当に美しい少女なのだ。傍らにシェスティリエという強烈な光がなければ、もっとずっと人目を惹く事だろう。
「……でも、イリとイシュラさんを除く、ですよね」
「アルフィナさん、それを大概の男の中に入れてはいけません」
ルドクは首を横に振り、嘆かわしげに言った。
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2011.02.14 更新
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今日、明日はちょこちょこ修正かけるかもしれません。
今月はもう一回更新します。