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No.2262の一覧
[0] ダーク・ランス(いいかげん)[ひから](2005/11/20 14:03)
[1] Re:ダーク・ランス(いいかげん)[ひから](2005/11/19 14:12)
[2] Re[2]:ダーク・ランス(いいかげん)[ひから](2005/11/19 18:22)
[3] Re[3]:ダーク・ランス(いいかげん)[ひから](2005/11/20 00:21)
[4] Re[4]:ダーク・ランス(いいかげん)[ひから](2005/11/23 12:22)
[5] Re[5]:ダーク・ランス(いいかげん)[ひから](2005/11/21 22:23)
[6] Re[6]:ダーク・ランス(いいかげん)[ひから](2005/11/29 00:41)
[7] Re[7]:ダーク・ランス(いいかげん)[ひから](2005/12/02 16:11)
[8] Re[8]:ダーク・ランス(いいかげん)[ひから](2005/12/02 18:35)
[9] Re[9]:ダーク・ランス(いいかげん)[ひから](2005/12/03 23:45)
[10] Re[10]:ダーク・ランス(いいかげん)[ひから](2005/12/03 23:36)
[11] Re[11]:ダーク・ランス(いいかげん)[ひから](2005/12/03 23:50)
[12] でーた戦闘力(いいかげん)[ひから](2005/12/11 14:44)
[13] でーた登場人物(いいかげん)[ひから](2005/12/04 16:02)
[14] Re[12]:ダーク・ランス(いいかげん)[ひから](2005/12/12 16:11)
[15] Re[13]:ダーク・ランス(いいかげん)[ひから](2005/12/12 16:12)
[16] Re[14]:ダーク・ランス(いいかげん)[ひから](2005/12/20 22:31)
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[2262] ダーク・ランス(いいかげん)
Name: ひから 次を表示する
Date: 2005/11/20 14:03
「…ふん、そろそろ、ヘルマンがリーザスに仕掛けてくるころか。」

ランスは東の、リーザス城があるほうをみやり、面白くなさそうに呟く。

自分の知る歴史どうりなら、まもなく、魔人と組んだヘルマンの
リーザス攻めが始まるだろう。

「俺様が、介入する必要は…ねぇな。」

自分がでしゃばらずとも、この時代の俺様が解決するだろう。
今の俺様が介入すると返ってややこしくなる可能性が高い。

ヘルマンの侵攻、魔人の参入、そして先代の魔王ジル。

かつての俺様が手にした奇跡の勝利。偉大なる所業。
すなわち、
俺様の指揮の元ヘルマン帝国の侵攻を食い止め、
ヘルマンの大将軍トーマを一騎打ちにて倒し、
さらには魔人を撃退、
そして極めつけは弱りきっていたとはいえ人の身で魔王まで倒した。

「…くく、さすがは俺様。」

自らが魔王の身になってはじめてわかる、無謀さ。ありえなさ。

人と魔王の力の差。それは絶対的なもの。
それを覆し
残酷で冷徹、最凶のジルを、御伽噺にも出てくる、あの元魔王を倒したのだ。

これら一連の所業は、しかし、実に多くの偶然と奇跡に助けられたもので
ふとしたきっかけで、それらが幻のものとなってしまいかねない。


ここは、ほおって置くのが賢明だろう。
いずれは関わらねばなるまいが、今の俺様に、魔人や魔王と戦うだけの力はない。

いや、俺様が負けるわけは無いがな。
うん、今は考え付かんが実際戦うとなればきっと
俺様の脳細胞が活性化して勝利の方程式を導き出す事だろう。
だが、

「…神の目に留まる危険もあるしな。」


くく、俺様も随分用心深くなったものだ。
これが歳をとったということか。

「ダーク、どうかしたのか?」

自嘲めいて笑っていると、赤いブルマをはき、尻尾を生やした女の子モンスター『やもりん』
が風にマフラーをはためかせながら声をかけてきた。生真面目な格闘家、数少ない戦力になる部下の一人だ。

「いやなに、祭りが始まるのだが、騒ぐ歳でもないか、と思ってな。」
「言いたいことがわからないが?」
「なんでもない、気にするな。」

そういい、『やもりん』のお尻をぺんと叩く。
ひっ、意外にも可愛い声が漏れる。
思わず声を上げてしまった『やもりん』は
恥ずかしさに顔を真っ赤にさせ、ランスをにらみつける。

「がははは、いまの声はよかったぞ『やもりん』」
「くっ、…セクハラはやめていただきたい。」
「まぁ、そういうな。耐えるのも部下の大切な仕事だぞ。」

悪びれた様子も無いランス。さらには『やもりん』にもたれかかり、
ブルマの上からお尻を執拗に蹂躙する。
これ以上、怒って文句を言っても、行為がエスカレートするだけであると判断した
『やもりん』は、相手にするまいと決め、
目を瞑り、屈辱に耐え、ランスが飽きるのをまつ。

無視していればすぐやむと思っていた『やもりん』
だが世の中そんなに甘くなかった。
それもそのはず、
顔を真っ赤にし、目を瞑りながら、恥辱に耐えるその姿は、
一般的な男でも十二分に劣情を誘う。

(むふふふ、なでなで)
「……くぅっ…あっ、……。」
(もみもみ)
「ふっ、……うっ。……」
(おや?どうしたんだ?今日はいつもの抵抗が無いぞ)

首をかしげながらも
抵抗しないことをいいことに、この行為は続く。

『やもりん』はうつむき、手を払いのけようともしない。
(ううむ、もしかして、これは誘っているのか?)

勘違いをしたランス。行為はエスカレートし、
ついにはブルマの中にまで手を突っ込める。

「ひぃあ!…くっ、この」

それまで耐えに耐えてきた『やもりん』だが、我慢の限界が来た。
ここにいたり漸く、
無視という、自分の犯した選択の誤りに気づいたようだ。
涙目でにらみつけ、一気にランスを振りほどく、
と同時に蹴りを一撃お見舞いする、
が、それはすんでのところでかわされた。

「おいおい、あぶねぇな。あとちょっとで大怪我するところだったぞ。」
「はぁ、はぁ、はぁ……。」

両手で身体をかばうようにして、ランスから距離をとる『やもりん』

「…全く、らしくなく哀愁を漂わせていたから声をかけてみたが、
 いつもとかわらんではないか、」
「ほう、心配してくれていたのか。」
「バカな、心配などではない。
 仮にも、私達を束ねる身、急に弱気になられては困るだけだ。」
「『やもりん』がエッチなことしてくれれば、すぐにでも元気になるぞ。」
「くっ、全く、あきれ果てて、もはや、何もいう気になれん。」

ぷんすかと怒って、去っていく『やもりん』

ん?なんかこの態度、誰かを想い起こさせる。
はて、誰だったか…。

しばし首を傾げていたランス、そしてそれに思い至り
ぽむ、と手を叩く。

「あー、そぉか。あいつか。今もリーザスにいるんだよな。
 もう副将軍になってるのか?
 そういえば、この対戦で、ヘルマン兵に捕って、処女奪われるんだっけ。
 …それはかわいそうだな。女なら初めは俺様に奪われるべきだ。」

うんうん、となにやら自分で納得してしまう。

「ようし、次の行き先は、リーザスだ。」

懸念材料などすべて忘れ、準備を始める。
ランスは、いつまでたってもランスであった。


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