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No.24056の一覧
[0] 【アルカディア・オンライン・イン・ストライク・プリースト(現実→擬似RO世界に転移)】[Shinji](2010/11/06 21:29)
[1] ■第一章:エルフ族の女ハンターと、さすらいの殴りプリ■[Shinji](2010/11/08 03:20)
[2] ■第二章:試練に挑む王女と、金策に励む殴りプリ■[Shinji](2010/11/10 22:56)
[3] ■第三章:敵討ちを求める女魔術師と、列車がしたい殴りプリ:前編■[Shinji](2011/04/11 13:30)
[4] ■第三章:敵討ちを求める女魔術師と、列車がしたい殴りプリ:後編■[Shinji](2011/06/05 12:03)
[5] ■第四章:人間に憧れる管理者と、そろそろ身を固めたい殴りプリ:前編■[Shinji](2011/06/11 09:59)
[6] ■第四章:人間に憧れる管理者と、そろそろ身を固めたい殴りプリ:後編■[Shinji](2011/06/18 02:59)
[7] ■第五章:騎士を夢見て努力する少女と、常連客 獲得に必死な殴りプリ:前編■[Shinji](2011/10/22 04:01)
[8] ■第五章:騎士を夢見て努力する少女と、常連客 獲得に必死な殴りプリ:中編■[Shinji](2012/04/16 20:41)
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[24056] 【アルカディア・オンライン・イン・ストライク・プリースト(現実→擬似RO世界に転移)】
Name: Shinji◆9fccc648 ID:1391bf9d 次を表示する
Date: 2010/11/06 21:29
……平凡な生活を送り、ようやく大学を卒業した22歳の春。

厳しい就職戦線を潜り抜けて、実家を離れた場所とは言え晴れて内定が決まった迄は良かったけど。

明日から俺の社会人一年目が始まるんだッ! ……と一人で意気込んで寝て目が覚めた時。

何故だか知らないけど、地面に生える雑草を地面に寝巻き+スリッパ姿で立ち尽くしていました。


「???? はぁ~ッ? ……何処なんだよ此処」


寝ボケていた為かリアクションは乏しく、俺は夢だと思い込みペタペタと林を歩く。

そんな中 現れたのが、ドラクエのスライムみたいなポリーン♪とした可愛い生き物だった。

対して夢を素直に楽しむ事にした俺がペタペタとソレに触ると、何とアレは体当たりをして来るッ!

しかし楽天的な考えて受け止めようとすると、ソイツは俺の頭をスッポリと包み込んだ。


「うッ!? ぐぁ!! ぐおぇぇええええ……ッ! ゴボっ!」


ポリーンとしたのは、どうやら俺を窒息死させようとしているらしく必死に暴れる俺。

ソレと同時に今 経験している事は普通に苦しいので、コレは夢じゃ無いと判断した。

だとすれば死ねないので、俺は藁にも縋る思いで地面の石を掴むと自分の頭を強打!!

するとポリーン(命名)はバラバラに弾けたので、其処には奴の体液を吐き出す俺が残された。




……




…………




……十数分後。


「はぁ……はぁ……居ないな? ……良し……」


呼吸を整え周囲に同じようなモノが居ない事を確認すると、俺は自分の昨日の事を考える。

すると段々と思い出して来た。現代日本での自分の命は……アパートの火事で終わったと。

恐らく何処かの部屋のバカがトラブったらしく、慌てて逃げ様としたが間に合わなかったのだ。

特に苦しんで死んだ覚えは無いので、一酸化炭素中毒あたりで死んだってのが妥当な所だろう。

しかしだ。何故俺は逝ったと言うのに上下黒のパジャマ姿で此処に居るんだろう? 意味不明だ。

人生が遣り直せるのなら嬉しいんだけど、出来れば赤ん坊な状態でタイムスリップが良かったぞ。


「それにしても……さっき襲ってきたヤツって……"アレ"だよなぁ?」


とりあえず俺は死んだのだと結論付けて、適当な木に背を預けながら今の世界の事を考える。

何せ先程 俺を窒息させようとして来たのは……学生の頃に遊んでいたネトゲの魔物だったのだから。

奴を倒して"コレ系"のモンスターのコアとも言える収集品をドロップしたので、間違いは無い。

だったら先程の様に触ったりしなければ襲われないと思って同じヤツを探して眺めてたら的中。

やはりゲームの設定と同様にノン・アクティブ・モンスターだった様で此方を無視して消えていった。


「ま、マジかよ……ハハッ。卒業と同時に引退したってのに……」


もう少し何処かで見慣れた気がする雑木林を歩いていると、ポリーンっとしたの以外にも魔物を発見。

やはり見た事が有りノン・アクティブ・モンスター。手を出さねば攻撃をして来ないのも一緒だった。

よって其の時点で俺は辞めたハズのネトゲの中に死んだと同時に転移してしまったのだと理解した。

正直 普通に"あの世"に送ってくれた方が嬉しかったが、人間一度 死んだと思えば開き直れるモノだ。

あのネトゲには相当ハマってたし、折角だから楽しんでみようと考え……俺は街をペタペタと目指す。

知識が無ければ餓死でもしてるだろうが、マップは殆ど頭に入っているので特に迷う事は無かった。








【アルカディア・オンライン・イン・ストライク・プリースト(現実→擬似RO世界に転移)】








……大陸一の大都市プロンテラ。


「ご苦労さん。ほれッ! 今日分の給料だ」

「有難う御座います!!」


"この世界"の中心に位置する王都であり、殆どのプレイヤーが此処に集まっていると言って良い。

"こちら"でも当然10万人以上の人間が暮らしているが、違うのは やはり冒険者が少ないという事。

ゲームでは目に入る全ての人間(プレイヤー)が必ず一匹の魔物を倒した経験くらいは有るだろう。

だが戦いとは無縁の生活を送っている住民達が大半で、モンスターを倒し生計を立てる人間は少ない。

大都市だけで有って戦わずとも生計を立てる方法は幾らでも有り、俺は暫く日雇いの仕事を続ける。

少なくとも最下級の魔物を容易く倒せる"武器"が必要であり、ようやく中古のブレイドを購入した。


「ふ~む、コレだけ有れば"この程度"は出すが……どうする?」

「其の値段で十分です。今度も宜しく御願いしま~す」


1ヶ月働いて攻撃手段を手に入れると、俺はノン・アクティブの敵を狩りまくってレベルを上げる。

其処で気付いたのは、此処の人間達は魔物を倒す事で強くなるって事を重要視していないと言う事だ!

流石に発展途上の村や集落では、魔物を倒すのが適した鍛錬だと教えられている らしいのだが……

プロンテラの教育(常識)では"無駄に戦いに赴くは無謀、訓練に励み友と挑め"と教え込まれていた。

何故なら人間同士で訓練しても僅かな経験値は入るらしいので、国が其方を推奨しているらしいのだ。

だがソレも正しい。ゲームと違って雑魚は即 湧きでは無く一匹を狩るのに少なくとも15分掛かる。

運が悪いと1時間掛かる事も有り、そう言う時に限って倒した際に何も落としてくれないのである。

されどレベルアップと小遣い稼ぎが両方出来る為、学校に金を払って訓練など遣ってる暇は無いのだ。

命の危険が無いのが利点なんだろうけど、狩をしてギリギリで黒字なのでハナから選択肢すらない。


「ようこそ大聖堂へ。武・盗・技・聖・魔・商……汝の心を声に」

「自分は"聖"の道を選ぼうと思います」


……そして更に王都の周辺の最下級モンスターを地道に狩り続ける事1ヶ月。

俺は王都に幾つか有るウチの1つの大聖堂に向かった。目的はゲームで言う"転職"をする為である。

本来ノービスっぽい位置付けから一次職である6つの職業に成るには、各ギルドでクエストを行う。

されど"そんなモノ"は無くプロンテラに限っては義務教育でノービスを卒業する経験値が溜まる。

よって中学卒業の年齢辺りで学校の"イベント"として全員が儀式を行い6つの進路を選択するのだ。

此処で選べる許可が神父から得れなかったら留年。得れれば卒業となり、成人となるのである。


「その言葉しかと神に届いた様です。道を踏み外す事 無きよう」

「分かりました。有難う御座います」


されど儀式を終えたダケで実際ゲームで言う"冒険者"になるにはギルドに登録する必要が有る。

例えば"剣士"になりたいのなら、更に鍛錬or狩りしてレベルを上げ、次はスキルを習得するのだ。

"スキル"とは先程の儀式で"道"を選んだ後にレベルアップ後に頭に浮かんで来るモノである。

ゲームではスキル・ツリーと言うモノが有って覚えたいスキルをレベルアップごとに選んでたんだが、
イキナリ頭から強制的に浮かんでくるとは驚きだった……一週間後に回復魔法(Lv1)を覚えたしな。

さて置き。話を戻すと……剣士に成って"バッシュ(強打)"を覚えたら一段階 進んだ事になり、
更なる経験値で"マグナムブレイク(範囲攻撃)"を覚えたら剣士と言う職でギルドに登録できる。

何故なら命の危険性が伴う"ギルド"に登録するには、剣士なら最低でも"●●を一撃で破壊"したり、
"一撃で複数の的を破壊する"と言う試験が存在し……ソレが出来なければ落とされるからだ。

つまりレベルアップをして"其のスキル"を覚え、試験で使用せねば通る事は不可能なのである。

だったらレベル上げさえすれば簡単……なんだけど、実際に遣ってみるとレベルアップは遠い。

理由はノービス卒業の経験値を得た直後 必要経験値が倍増する為に、一筋縄ではいかないのだ。

よって義務教育が終了して儀式を終えたにせよ……冒険者ギルドに登録する"物好き"は少なく、
武を選べば畑を耕し・盗を選べば飛脚をし・技を選べば料理を作り・聖を選べば教師を目指し・
魔を選べば本を書き・商を選べば実家の店を継ぐなど……様々な普通の生活を続ける者が殆どらしい。

しかしながら。俺は冒険を楽しみたかったので、更に一ヶ月掛けて更なるレベルアップを目指す。

回復魔法を覚えてからは、狩場を危なくない程度に上げる等して無駄に時間を過ごそうが我慢した。


「おめでとう。アンタは見事"聖職者"の試験に合格した! ……ホレ、コレが証明書だ」

「どうも……って、このアルファベットは何ですか?」

「お前さんの"ランク"だ。Eから始まってランクが高いほど金になる依頼を受けれるぞ」

「ほほ~ッ」

「最低でも二次試験を受けるにはC以上が必要だ。だがEランクの仕事は取り合いだから頑張れよ?」

「はははッ。まァのんびり上げますよ」

「しかし野郎サンなのに"聖職者"を選ぶのは珍しいな。最初は間違えたかと思ったぜ」

「確かに全然少なくて驚きましたね……でも自分は適職だと踏んでるんで問題無いですよ」


晴れて俺は"聖職者"として冒険者ギルドに登録されたワケだが、オッサンの言う通り女性が殆ど。

何故なら女性は男性と違って精神力(MP)が設定として高いので、支援職や魔法職が向いているのだ。

逆に言えば剣士を始め王都に就職も可能と言う二次職の"騎士"は男性が95%を占めているとの事。

つまり男女の体力は現実に忠実で、100メートル走を同Lvの女性が男性より速く走れる事は無い。

しかし……やはりファンタジーと言う事も有ってか、初期パラや英才教育の影響で天才も存在する。

どうやら"この世界"ではゲームの様にパラメーラー振りも出来ない様であり大体 決まっている模様。

ちなみに俺は聖職者の平均と比べると、体力的には150%以上有るが精神的には75%程度らしい。

されど後者が50%と言われなかった時点で適正は有ると思うので、ポジティブに考える事にしました。


「ホレ。この土属性のメイスで良いのかい?」

「こんダケで足りますか?」

「この品は結構 出回ってるからな。構わんよ」

「助かります」


……さて此処で何故 俺が聖職者(アコライト)を選んだのかと言うと、理由は極めて簡単。

先ず聖職者は消耗品が必要だが街に直ぐ帰還できる"ワープ・ポータル"と言う魔法を使う事が出来る。

またスキルに直ぐ様 逃げれる"テレポート"と言う魔法が有るからだ。此処じゃ死んだら終わりだし。

しかもゲームと違ってマップの何処かにランダムに飛んでしまうと言うワケではなく、
半径500m以内の予め脳内でメモして置いた場所に飛べるというスキルだから儲けモノである。

されど消耗がゲームより高く、犯罪で使えばギルドから追放されるから扱いは計画的にって感じだ。

また聖職者に成るに当たっては、決まりとして刃物が持てず鎧さえも着れず装備の制限が有る。

そう考えれば"聖職者"は前衛向けでもないし一人での旅はキツそうだけど、男の俺なら大分マシだ。

よってプロンテラの市場では土の属性を持った結晶が良く仕入れられる事から、俺は属性武器を購入。

更なる狩場での経験値効率の上昇と、ドロップ品での収入を狙って主に"風属性"の敵を狩りに行く。


「ご苦労さん。コレでアンタはDランクだ!」

「ようやく一段階ってトコですね」

「しかし良くあんなアイテムを直ぐに持って来れたな。随分なモンだからランク制限を解いたんだが」

「たまたま狩った魔物が落としてくれたんですよ。運が良いとしか思えません」

「じゃあそのモンスターを教えてくれる……ってワケには いかね~んだよなァ?」

「アハハハ。ソレを教えちゃ冒険者ってのは成り立たないッスから」


此処で新たに学んだのが、ゲームでは常に誰かが狩っている狩場に人が全然居ないと言う事。

つまりゲームの市場ではバカみたいに出回ってるアイテムが此方では何十倍もの値段になっている。

何故なら殆どの冒険者が、ギルドから仕事を請けて報酬を貰って生計を立てているのが常だから。

その際 プロンテラに近付いてきた魔物討伐の任務で多少の敵を倒してもドロップは高が知れている。

また大規模な魔物の侵攻ともなると、王都の騎士団が動くので流石に冒険者ギルドの出番は無い。

即ち俺の様に馬鹿の一つ覚えの様に同じ魔物を狩りまくる事でドロップを売り捌く事はしないのだ。

だが其処まで しない限りは"ゲームでは相場が安くても此方では高い"アイテムが落ちる事は無い。

よって……俺はゲームより経験値効率は悪けれど、レアドロップの収入効率は相当な高さなのだ。

コレはモチベーションの維持にも繋がり、この世界に来て半年も経つとレベルは微妙だが小金持ち。

……かと言って"この世界"では半年で叩き出せる経験値効率では無く、俺は今日も明日も敵を狩る。

どの狩場を試してもライバルは全く居ないし、強いの相手は無理だがレア・モンスターも独占し放題。

それらは俺が"此処しか湧かない"と知ってるから見つけれるが、誰も知らぬ存在も沢山 有ると思う。

勿論 レベルが低いので殆どのボス・モンスターは余程の事が無い限り見に行く気はしないけどね。


「やったなッ! コレでアンタもCランクになったぞ?」

「長かったですね~」

「全くだ。最近 見ないから何処かで死んじまったかと思ってた位だ」

「そりゃ縁起でもない(……此処で依頼を受けてもランク上げ以外は色々と効率が無いからな)」

「悪ィ悪ィ。ともかく二次試験も受けるんだろ?」

「是非とも御願いします」

「試験は厳しいが……アンタなら"覚えた"っぽいな。以前と比べたら大分 立派になってやがるしな」

「えぇ。でもコレからが本番ってヤツですよ」


そして1年が過ぎた時。ようやく俺は一次職・ラストのスキルが脳内に浮かんだので歓喜した!

毎日毎日 属性武器で適正階級の2ランクくらい下の雑魚を、事故死をしたくないので狩ったのだ。

よって随分と時間が掛かってしまったが、合格して二次職(プリースト)にさえ成れば更に上に行ける。

ギルドより更なる儀式を受ける事で、次のLvアップで新スキルを思い浮かぶと言う"フラグ"を貰い、
冒険者ギルドと連携している"カプラサービス"の支援をも受ける事ができ 冒険の幅が広がるからだ。

特にカプラサービスから受け取れる4次元ポケット(重量に限り有り)みたいなアイテムは必須。

鎧を拾ったとしても続けて戦えるし、度々500ゼニーくらいの青石を使って街に戻る必要も無い。

つまりプリーストから俺はスタート地点に立つと言っても良く、気合を入れて二次試験に臨んだ。




……




…………




……此処"アルカディア・オンライン"の世界に来てから2年後。

安全な狩りとは言え戦いを重ね、俺は最低限の装備と道具を全て揃えプリーストとしても成長した。

相変わらず一人な上に攻撃スキルを持たない為、自分に支援を掛けて敵を殴り続けるダケなので、
本来のプリーストと比べれば何か間違ってるけど……"殴りプリースト"としての実力は自信が有る。

カプラサービスから受け取ったポケットから、直ぐに敵の相性と合った武器を取り出せられ、
危機(湧き)に備え数百の青石(ブルー・ジェムストーン)を入れて置き、場合によっては惜しまず使う。

また俺の精神力が尽きた時の為にMP回復の"青ポーション"を馬鹿みたいに買う事も忘れなかった。

この武器の取替えや青石の貯蔵などは俺の知る限りは、どの二次職の人間も行っては居ないと思う。

だがコレが俺は普通だと思う。最初から生きて帰る つもりじゃないと実際には遣ってられない。


「……良しッ!」


ともかく。ゲームでは一ヶ月の筈が2年も掛かったが、コレで本当の冒険の準備はバッチリだ。

されど俺が考えている旅の期限は一年間。この期間で極力 資金を溜めて後は落ち着いて暮らしたい。

つまりプロンテラの隅でも良いから家を構えたいのだ。其の頃には25歳に成ってるだろうが……

聞いた話だとプロンテラじゃ"この歳"での結婚は当たり前らしく、それに肖ろうとしたのも有る。

勿論ずっと冒険者でも良いんだけど、俺は英雄に成るつもりで遣ってるワケじゃないだよなァ~。

最初は楽しそうだから頑張ったってのも有るけど、遣ってるウチに命を賭けたく無いと思い始めた。

しかし。此処まで来てサヨナラは勿体無いから、装備に金を叩き一文無しから始める事にしたのだ。

コレで赤字だったら泣けてくるが、職やランクは残るのでその時は其の時で低級狩場で稼げば良い。




「ワープ・ポータル!!」




――――そんなワケで。予め予習した上にメモって置いた"狩場"への転移門を魔法を詠唱し開くと。




「速度増加!!」




――――取り合えず素早く移動する事が出来る支援ダケを掛けると、俺はポータルへと走り出した!!




「葛城 綾人……行くぜッ!」




――――この一年後 俺はプロンテラの隅に酒場を構えるのだが、道中 様々な出会いが待っていた。








■プロローグ・完■








■次回:エルフ族の女ハンターと、さすらいの殴りプリ:世界樹■








■補足■


○アヤト・カツラギ(葛城 綾人)○
何処にでも居る中肉中背の普通の(元)大学生。物語当初は22歳だったが、現在は既に24歳。
其の2年間で肉体的にも成長しているので多少はカッコ良くなっている。(あくまで多少だが)
聖職者時代は鈍器持った普通の人ですが、24歳の姿はROの男プリと全く同じ服装をしています。
ですがアルカディア・オンラインでは存在せど"作中"では彼がデザインした事になっています。


○ラグナロクオンライン○
言わずと知れていた大規模オンラインゲーム。作者はAGILKとADSクリエを持っていました。
けど数年前にとっくに引退。でも姫狩りダンジョンマイスターをやってたら無性に載せたい衝動に。
本作はこのゲームの二次創作SSと言えます。以前の管理はともかくスキルやバランスは逸材でした。


○大聖堂○
一次職予備軍の儀式を行う場所。王都プロンテラでは義務教育の最後に行う事が決められている。
それなのに22歳だと言うアヤトが今頃になって儀式を受けに来たと言う事で白い目で見られた。
だがこの儀式は比較的楽に行えるので何処にでも有る施設です。王都プロンテラは大聖堂に有り、
集落や村などでは村長や其処の神父様などが村人に儀式を行ってくれる。でも無いと色々と不便です。


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