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No.27492の一覧
[0] とある家電と魔法少女 (なのは×禁書目録)[冷蔵庫](2011/08/03 23:16)
[1] 第一話[冷蔵庫](2011/05/02 00:01)
[2] 第二話[冷蔵庫](2011/05/01 19:55)
[6] 第三話[冷蔵庫](2011/05/27 18:07)
[7] 第四話 無印突入[冷蔵庫](2011/05/04 10:52)
[8] 第五話[冷蔵庫](2011/05/05 00:08)
[9] 第六話[冷蔵庫](2011/05/06 00:25)
[10] 第七話[冷蔵庫](2011/05/06 16:21)
[11] 第八話[冷蔵庫](2011/05/07 23:14)
[12] 第九話[冷蔵庫](2011/05/09 11:40)
[13] 第十話[冷蔵庫](2011/05/09 12:26)
[14] 第十一話[冷蔵庫](2011/05/09 14:06)
[15] 第十二話[冷蔵庫](2011/05/10 13:48)
[16] 第十三話[冷蔵庫](2011/05/12 17:01)
[17] 第十四話[冷蔵庫](2011/05/12 23:53)
[18] 第十五話[冷蔵庫](2011/05/15 23:50)
[19] 第十六話[冷蔵庫](2011/05/16 23:43)
[20] 第十七話[冷蔵庫](2011/05/18 16:36)
[21] 第十八話[冷蔵庫](2011/05/18 23:56)
[22] 第十九話[冷蔵庫](2011/05/20 01:11)
[23] 第二十話[冷蔵庫](2011/05/21 00:52)
[24] 第二十一話[冷蔵庫](2011/05/22 00:54)
[25] 第二十二話[冷蔵庫](2011/05/22 12:00)
[26] 第二十三話[冷蔵庫](2011/05/24 00:16)
[27] 第二十四話[冷蔵庫](2011/05/24 13:58)
[28] 第二十五話[冷蔵庫](2011/05/25 00:58)
[29] 第二十六話[冷蔵庫](2011/05/26 00:38)
[30] 第二十七話[冷蔵庫](2011/05/27 00:09)
[31] 第二十八話[冷蔵庫](2011/05/27 18:02)
[32] 第二十九話[冷蔵庫](2011/05/29 10:48)
[33] 第三十話[冷蔵庫](2011/05/29 15:42)
[34] 第三十一話[冷蔵庫](2011/05/31 00:35)
[35] 第三十二話(無印完結)[冷蔵庫](2011/06/01 00:38)
[36] A’S第一話[冷蔵庫](2011/06/02 00:37)
[37] A’S第二話[冷蔵庫](2011/06/04 23:11)
[38] A’S第三話[冷蔵庫](2011/06/05 01:01)
[39] A’S第四話[冷蔵庫](2011/06/06 23:25)
[40] A’S第五話[冷蔵庫](2011/06/08 23:38)
[41] A’S第六話[冷蔵庫](2011/06/09 23:28)
[42] A’S第七話[冷蔵庫](2011/06/11 13:21)
[43] A’S第八話[冷蔵庫](2011/06/23 21:31)
[44] A’S第九話[冷蔵庫](2011/06/24 00:18)
[45] A’S第十話[冷蔵庫](2011/08/03 23:15)
[46] A’S第十一話[冷蔵庫](2011/08/07 23:35)
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[27492] 第一話
Name: 冷蔵庫◆17606d94 ID:e853a10f 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/05/02 00:01
 
 「お父さん、お願いがあるの。」

 なのはの父、高町士郎は耳を疑った。
 お願いがある、普通ならば別になにもおかしくない言葉だろう。
 だが自分の娘なのはは昔、とある出来事によって常にいい子であろうとするようになってしまい家族などにあまり甘えてこなくなってしまった。
 故にお願いなど、ここ数年された記憶などなかった。

 「ん?何だい?言ってごらん」

 数年ぶりに、された「お願い」 ここは多少無茶をしてでも叶えてあげたかった。

 「欲しいものがあるの」

 よし!!それを聞いて士郎は心の中でガッツポーズをした。
 ふざけた値段がするような物でなければ買ってあげられるだろう。
 
 「何を買って欲しいんだい?」

 しかしいったい何が欲しいのだろう?
 お人形さんかな? いや、かわいらしいワンピースかもしれない。
 しかし、なのはは首を横に振り、
 「ううん。ちがうの。ちょっと違うの。外で拾ってきたんだけど・・・」

 拾ってきた? という事は犬か猫か何かか?
 とりあえず見てみることにしよう。

 「わかったの。入ってきていいよー。」

 結論から言うと、それは犬でも猫でもそもそも生物ですらなかった。
 真っ白な長方形のボディに、ドアが二つ。後ろから見えるコンセントが実にキュートだ。
 どうみても冷蔵庫です。ありがとうございました!!
 しかも冷蔵庫が後ろから誰も押していないのに滑るように移動しているのが輪にかけてシュールである。
 そのありえない光景に呆然としていると、どこから声を出しているのか、さっぱりわからないが自分に話しかけてきた。

 「自己紹介は・・・ 必要か。 俺の名前は垣根帝督。 見ての通り冷蔵庫をやってる。よろしくな。」

 自己紹介の意味が全く分から無いし冷蔵庫がなぜしゃべるのかも全く分からないが、なんとなくだが一つだけ分かった事がある。
 こいつに常識は通用しなそうだ、という事だけである。



   
                 _______
                 i´ ̄ ̄ ̄`ii  i
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