その後、少女とジュエルシードを探すが特に見つからず、そのまま時間が過ぎて行った。その後連休になり、すずかとアリサとなのはの家族、皆で温泉に行ったのだった。ユーノも垣根もなのはも、この時ばかりは羽目を外して温泉をエンジョイして気分をリフレッシュしようと考えた。
温泉に着きみんなで早速温泉に入ることにしたのだった。
「・・・なあ、恭也。」
「・・・なんだ垣根?」
風呂に入っている時、垣根から何時に無く真面目な顔をした垣根から話しかけられた恭也は警戒しつつ垣根の話に耳を傾ける。
「・・・なぁ、俺って冷蔵庫じゃん?」
「・・・そうだな。」
「法律ってさ、人間を裁く物だろう?」
「・・・まあな。」
「って事はさ、俺・・・」
そこで垣根は言葉を区切り、一瞬溜めて語りかけてきた。
「俺ってつまり、風呂覗き放題じゃね」
そこまで言った所で、恭也と士郎が静かにそして、だが激しく立ち上がり垣根に立ち向かう。
「だったら、俺が冷蔵庫を壊しても問題ないよなぁ!!!」
「ウチのなのはと美由紀に何をするだぁー!!!許さん!!!!」
「はっ!!!やっぱりそう簡単には天国(パライソ)には辿りつけねぇか!!!上等だよ、かかって来いやー!!!」
今ここで、とある世界の超能力者と達人の剣士二人が激突する。
一方なのは達は三人が死闘(バカ)を繰り広げている内に風呂からあがり、今は宿の中を探索中の所だ。三人が宿の中をぶらついていると、オレンジの髪の女の人が疲れた顔で通り過ぎて行ったけどなんなのかな?
その後ようやく風呂から出てきた三人(二人と一台)は、なぜか風呂に入る前よりもボロボロだったが、なんとなく聞くのはやめておいた。
恭也と垣根がなぜか始めた卓球は、まずプロでも敵わないであろう内容だった。(垣根が球を打てば垂直にカーブしたり、行き成り球が消えたりし、恭也はそれらの球をほとんど打ち返し、目にも止まらぬ速度で打ったりしている。)そんな無駄に高レベル過ぎる卓球を見ながら、なのはの頭ではあの少女の事を考えていた。
そして夜、ユーノに揺さぶられ起きたなのはは申し訳なさそうな顔をしているユーノの方に向き話を聞く。
「この近くでジュエルシードが覚醒しそうだ。そしておそらく・・・あの少女も居る可能性が高い。」