「と言う訳で、これより本艦の任務はロストロギアの回収とその捜索となります。そして特例としてロストロギアの発見者であり結界魔導師の」
「はいっ!ユーノ・スクライアです!!」
「そして、その協力者でもある現地の魔導師さんの」
「たっ、高町なのはです。」
「そして最後に冷蔵庫の国からやって来た」
「垣根帝督だ。ていとくんでいいぜ。宜しくな!!」
「以上、二人と一台が協力者と任務に参加します。」
次の日、リンディを説得した後皆に紹介されたなのは達だが、案の条垣根を紹介した瞬間(紹介する前から、冷蔵庫が置いてある時点で目立っていたが)会議に参加している局員達はざわめいた。なぜ冷蔵庫が話しているのか?そういえばあの冷蔵庫クロノ執務管を一撃で倒したらしいとか、というよりも冷蔵庫の国ってどこだよ?などとぼやいていたが直接垣根に質問をするような猛者は居ないようだ。そのまま会議は終りなのは達はアースラのコックピットまで連れて行かれた。
「それじゃあ、ジュエルシードの特定はこちらがやるからあなた達は場所が判明したら出撃してもらうわね。」
「艦長、お茶をどうぞ。」
そう言ってエイミィが出したのはなんの変哲もないただの緑茶。しかしその隣にはお菓子でも無く、意外!!!それは砂糖だった!!!そしてリンディはその砂糖を緑茶に入れ始めたではないか!!!
これにはお菓子屋の娘のなのはも開いた口が塞がらない!!!
「こいつに、俺達の常識は通用しねぇ・・・」
流石の垣根も驚いているようだ。クロノの方を見てみると、疲れた顔をしていた。どうやら彼も苦労しているらしい。
なのは達は現在、鳥に憑代にした暴走体と戦い終わった所だった。この暴走体は素早くなかなか手強かったがユーノがバインドで暴走体が見えなくなる位縛り付けなのはの砲撃でとどめをさした(垣根は見ていただけ)
「凄いわねぇ~。このまま家の部隊に入ってほしい位だわ。」
「どうだ!!!家のなのははすげぇだろ!!!」
「・・・君は何もしていないだろう?」
賞賛するリンディに、なにもしていないのに偉そうな垣根、そして冷静に突っ込みをいれるクロノ。なんだかんだで、意外と皆垣根と打ち解けてきたみたいである。そして艦に戻ってきた二人にリンディはねぎらいの言葉をかける。
「ご苦労様。二人とも休んでて「艦長!!あの正体不明の少女です!!!」なんですって!!??」
また二人の魔法少女は会合することになる。そしてこの出来事がジュエルシード事件の終わりの始まりだった。