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No.4647の一覧
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[12] テスト[kuro](2008/12/12 21:23)
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[20] ・・なんだと[kuro](2010/12/16 04:41)
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[4647] テスト
Name: kuro◆a667f2e5 ID:f696a119 前を表示する / 次を表示する
Date: 2008/12/12 21:23
テストは私だけのテストなんだから!(義妹?)






ある~~日~~~~
森の中~~~~

怖い着物女に~出会った~~~

目線が切れてて怖い。



昼間から、遣ることもなく散歩に勤しむ俺の前に。
馬鹿口と
地域が違うぞの着物女が話していた。

征伐のミト。
世直しと称して、その辺を放浪している。
おっさんの自慢話に
着物は喜び。
馬鹿口は不満そうだ。

最初は褒めていた馬鹿口もだんだん気を良くして
はしゃぐ着物に
面白くないような顔をしている、

「おーい、何してんの?」

「アンリさん、実はですね征伐のミトの活躍がまた新聞に・・」

長くなりそうな話は聞き流し。
新聞に目を向けると。

征伐のミトまたもや、悪徳魔法使いに天誅!!!
その煽り文句と共に見開きの紙面を埋め尽くす記事が書いてあった。

またか、の思いと共に
どこにでも、馬鹿は居るもんだと呆れてしまう。

「やはり、討伐のミトは正義の味方なのです!」

「そうだな、どこにでも居るんだなこんな偽善者・・」

ポロリと出た言葉に気づかず。


気づいたら目の前にガンくれる着物女が立っていた。

黒い瘴気を垂れ流すそれは、
どこの魔王なのかが気になる。

どうしよう、逃げられない。




俺のライフは限りなく少ない。
手加減してください。



「どう言うことです、世のため人のため動いているミトのどこが偽善なのですか」
微笑で覆わない、無表情な怒り。

横に居る馬鹿口が、
苛立ちを忘れて少しビビる殺気を受け流しながら。


その正義の味方に対して話してやることにした。

ファンだという、こいつに。
紙面上で語る。

正義の味方は、偽善しか語られないし、
善も悪もないということを。



はあー、変なのに係わっちまった。

「偽善って言っただけで、そんな怒んなよ」
てか記事に感じるもの何て、人それぞれなんだから
考えを押し付けてはいけません。

「ですから、なぜそんなことを考えるのか聞いているのです、
征伐のミトがそのような謂れを受ける必要はないはずです」

「見たまんまそうだろ?アンタもファンなんだから、極端な思考に囚われるのは
しょうがないとして、新聞に書かれる記事は煽り撒くって真実を一方的に変えるのは
当たり前、今読んでいるやつも魔法使いを嫌っている奴が書いたもんだしな」

「たしかに魔法使い側の新聞には良いことは書かれていませんが、
それを踏まえたって彼が遣っていることは称賛されるに・・」

「そう、アンタの言うように称賛されている偽善だ、悪徳魔法使いに捕らえられた二級市民を救う正義の行い。しかし、本当にそうか?
魔法使いは悪と断ぜられるべき証拠になるのか?
そう断ぜられた悪の総てを背負える高尚な行いか」

「確かに罰することで、その者の人生も家族も狂わすには十分な出来事でしょう、
しかし、そうしなければ採集され続ける人たちはどうなるのです」

「そう、結局正義を語る奴はそこに辿り着く、
私たちがしなければならないと、独善的な思考に囚われて自身の行為を肯定する」

「違います!あの方はその様な方では・・・」

「違わねーよ、本人がなに考えてるか知らねーが、
アンタが感じた正義は偽善だ。
救いようのねえ、一方的なエゴだ」

「・・では、魔法使いに市民はどうすれば良いのです、救いを求める者を見捨てろとでもいうのですか」

「いやそこは助ければ?
俺は偽善だって教えてやったに過ぎないし
この集団は魔法使いを殺すためじゃなく、二級市民を解放するためにやってんだろ?
俺はただ、あんたの言った正義の味方に対して説明してやったに過ぎない」

「・・正義の味方?」

「ああ、好きだろ正義の味方?
悪に対して正義を行う、都合のいい存在。

好意に感じようが反吐に感じようが偽善は偽善。
アンタも表面だけ見ないで、内面も見とけよ
それを真似する気なら理解しな
偽善で人は救えない
救うなんてのは唯のエゴだ」










否定したいのに返せる言葉が見つからない着物を置き去りに。
言うこと言ったので二人に背を向けて歩く。
少し早足なのは後ろからさくっと刺されるのを避けるためだ。

離れると後ろの方から

「・・・展開が急すぎて乗り遅れた・・」

そんな声が聞こえた。










〈ランス〉

面白くない。
機嫌をとって一気に押し倒そうと考えていたのだが、
俺様以外の男がモテるのは
ものすごく、気分が悪い。

ムカムカが噴出する手前で、
刺青がいつの間にか横に居た。

はしゃぐカオルの勧めで新聞を読み出すこいつに。

気に食わないが、こいつの空気の読まなさを期待した。

ふらっと現れて。
物事を煽り。
かき回し、勝手に帰る。

アジトの中を何時も散歩していて、
暇つぶしと称して。

アジトの中を荒らしに荒らしまわる。
こいつの来た場所では、
中途半端な結果はなく。

殺し合いになるか、和解か、再起不能か。

極端な結果を残すので。
いい加減ちゃんと首輪をしとけと。
爺に言われるほどだ。

男に首輪をしても気持ち悪いだけなので、放っておいたが。
この場をかき回すには、ちょうどいいだろう。


結果アレ、喧嘩になるなら俺が仲裁して高感度アップをしたが、
まさか口の達者なカオルが負け気味になるとは思わなかった。

あんな馬鹿の言うことなど気にするなと言ったが。

すいません、少し考え事をさせてくださいと背を向け歩いていく。

クソ!結局どちらも不愉快だった。
いや、刺青が来なかったほうがマシだったか。










〈カオル〉

なぜ、言い返せなかったのだろう。

ガンジー様の思いを踏みにじるあの言い草に怒りを覚えるのに、
言葉が出てこなかった。

まるで子供に言い聞かせるかのような、
真実だという彼に私の心が共感でもしたのだろうか。


有り得ないと首を振るが心に湧いた疑念に答えてくれる相手が此処にはいない。


ガンジー様、私はどうすれば?




その後。

アンリさんに会い、もう一度あの話を聞かせてくださいと言ったら。

え?
まだ、あんな事気にしてんの?

と爆笑された。



とりあえず、人体というものが、
どれだけ脆いかということを教え込んであげた。

ふふふふふ。
ほうら。腕が逆方向になるんですよ?





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