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No.4647の一覧
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[12] テスト[kuro](2008/12/12 21:23)
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[19] あれ?[kuro](2010/12/15 15:48)
[20] ・・なんだと[kuro](2010/12/16 04:41)
[21] テスト[kuro](2010/12/16 04:44)
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[4647] あれ?
Name: kuro◆fc4a2ba8 ID:77755e35 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/12/15 15:48
そんな更新で大丈夫か?
テスト版だから、忘れていて完結できるか判らんが
どうにかする!!









何日か、ガンジー達と行動を共にして。
アンリの傷が癒えた頃
三人はアイスフレームの隠れ家の密林に到着した。

「ほれ、付いたぞその先に進めば付くはずだ」

「へいへい」

手を頭に組みながら、適当に話していくアンリ。
その様子にガンジーはしょうがなさそうにしているのだが。

ウィチタは不満一杯の顔をしながら。
魔法剣の柄に手を置いていた。

それに、苦笑をしながらガンジーは話しかける。

「お主のペンタゴンの話とカオルの情報は役になった、感謝しているぞ」

「そりゃどうも」

「ああ、さらばだ」

アンリの後姿を少し眺めて少し考え深い顔をしていたガンジーは
ウィチタを連れて去っていった。



〈ガンジー〉


琥珀の城から救い出した。
アンリマユという男と何日か旅をしたが、
最後までアンリという存在は理解できなかった。


一日目の朝を迎えて、様子を見に行くと。
アンリは暢気に寝ていて。
その態度には前日に返すわけにはいかないと
情報漏えいのために脅しをかけられた、捕虜の自覚は感じられない。

その姿に、随分と肝が据わっていると感じたガンジーは
中々にいい青年だと思っていた。

その後の、ウィチタが口を滑らせ、私がゼスの王だとわかっても一向に態度を変えない
その豪胆さにも驚いたが。
それは、好ましい方だろう。

前日に拷問を受けたにも係わらず、仲間に恨み言を漏らすこともない。
そんな人が思う感情さえも押しとどめて。

元凶でもある私を責めるわけでもない。

そのことに、申し訳なさが出てくるが
ガンジーはそれ以上にアンリマユという、
青年の底の深さに感動していた。


しかし、それはガンジーの感じた勝手な印象でしかない。

三日目

歩きを進めて、
周りが黒く染まる頃。

疲れたと文句を言うアンリの言葉を無視して。

私とウィチタは取り囲んでいる、
者たちと話していた。

ミトである私が邪魔なのか、
王である私が邪魔なのかは言わなかったが。

魔法使い五名
警護の者二十名
浮浪者四十名
ハニー十体が襲いかかってくる。

ダルそうにしている、アンリの警護はウィチタに任せて
拳と魔法で蹴散らす。

一瞬の隙。

なるべくアンリを守るようにしていたのだが、
私が魔法使いたちを。
ウィチタがハニーと浮浪者を担当していると。

戦意を喪失していると思われた者に、意識を割かなかったツケか
アンリに群がっていく浮浪者たちを見逃してしまう。

その様子をぼけっとして見ていたアンリには、武装はおろか、
護身用の短剣さえ与えていない。

しまったと思う直後。

邪魔くさそうに
アンリの手には見慣れない歪んだ短剣が握られ。
切りかかったものは、首を落とされていた。
その雑草を刈る動作にはこれといった感情は感じない

歩き出す。

まるで、散歩のように前に進んで。
ウィチタの前にいる。
浮浪者と護衛の者が。
一瞬で命を断たれる。

それが理解出来ない者達は、自分たちの最後を理解できぬまま。
容赦なく赤くなっていた。

そして、呆然とした私を横切り。


慌てながら、詠唱をしているそれに。
アンリは歩みを変えず、

首を裂き、腹を抉り、決められた結果を作っていく。

少し離れて、様子を見ていた魔法使いに
投影という言葉を唱え。
串刺しにして。

一方的な斬殺が起きた、
後には逃げ出してしまったハニーたちの声しか響かない。

アンリはダルそうに、剣を消して。
死体の上に座り込んでいた。




一方的な死。
人が抵抗の意思を示そうとも、それすら凌駕して死を迎える。

ガンジーたちには彼ら殺す気はない。
しっかり更正もらい、新しい生活を送ってもらう気だった。
しかし、その思いは一匹のケモノによって簡単に潰される事となった。



死体を埋葬して。
その後、焚き火に当たりながらアンリに少し前の事を問いただすが。
それを、耳を掻きながら無視。

ウィチタも喋るように言っているが、
それすらも流して、
要していた携帯食料に味付けが濃いとしか真面目な答えを出さない。


その後も、
まるで、進展もなく
三人は歩を進めるしかなかった。

変わらない朝。
ガンジーが起きると、すでにアンリは目覚めていて、
食料の入っている袋を漁りながら、
どこからか、出した料理器具と鍋。
そして、ウィチタの魔法剣である炎剣で料理をしている。

匂いにつられて、起き出したウィチタが
自分の剣が無残にも料理に使われている事に気がつき怒り出すが。
自分の剣は、
目覚めた時に確認していた事に気がつき混乱を深くしている。

朝食が出来上がり
アンリの性格からは予想できないほどの、
しっかりとした、料理の数々に
ガンジーが驚いているうちに、
朝っぱらから、この数日で見慣れた喧嘩が繰り広げられていた。


昼ごろ。

なぜか、やる気になっているウィチタに料理を任せながら。

アンリが喋りかけてくる。

そちらからの、初めての会話。
どんな言葉が出て来るかと思えば。

あんたら魔力余ってそうだから、くれ。
だそうだ。

こちらの知りたい情報を喋ってくれるなら良かろうと、
交渉すると気軽に、いいぞと返された。

基本的に等価交換なんだろ?魔術師はと返され。
どうやら、魔法に詳しいか、あるいは魔法使いだと考えられた。

うむと、立ち上がりそのパスとやらを繋ぐように、
言えば。

いや、あんたはかんべんと返され。

ちょうど出来た、料理を食べ。
アンリが料理に評価を付けるのを見ながら。

考えを纏めていく。


食後。
ウィチタに事情を説明し魔力の補給の話を進める。

最初は渋っていたウィチタだが、
カオルの安否も気になり了承していた。

ウィチタの前に、出てきて。
いつの間に手に持った簡素な短剣で自分の指に傷を付け、
血を滴らせる。

驚いている、ウィチタを無視して
パスの説明をしていく、

ぶっちゃけ体液交換だが、簡易なやつだから血でも出来るだろうと。
指を口に突っ込んだ。

最初に、驚いたウィチタが指を噛み千切ろうとしていたが、
それを、アンリがこれで成功しないと。
俺とやることになるけどいいのか?としゃべり
前の言葉に体液交換という、文字を見つけて嫌々ながらそれに従う。


ちゅぷ、ちゅぷと響く水音。
指が口内を蹂躙する。

ウィチタの少し、艶のかかった、吐息がなにも遮ることのない
荒野に響いていた。

少し、調子が出てきたのか、
楽しそうに、にゅるにゅると動く舌と格闘している
アンリは指を増やして、攻め立てた。

ウィチタはガンジーの前で行なわれる。
変態ちっくな行為に少し酔ったのか、アンリの思うがままになっていた。

「・・・んっ」

その後、やっと思い出したアンリが呪文を唱え、
指を抜き出すと、指はふやけて白い湯気が立っている。

終わったのか?
と聞かれ、確認してみるとどうにもまだ繋がっていない。
少し考えウィチタの頭を引き寄せようとしたが
それは、途中で止まっている。

その後でアンリはガンジーの前に出て結果を話しだした。



「うむそのパスとやらは出来たのか?」

「うんにゃ、やっぱり知識はあっても、俺自身へっぽこだからな、
ピクリとも流れてこない」

「そうか・・・では聞きたいことは・・・」
ほんの少し残念な顔をしてしまった

「いや、それはちょい待って」

振り返り、ウィチタの前に行くアンリは
楽しそうに話しかけ。

赤い顔をしているウィチタに
その様子に、にやっとしとしながら

「案外、いい具合だったぜお前」
と楽しそう話しかけ。

それに

「この変態が~~~!!」

と叫んでいた様子が面白かったのか
さらに笑みを深くケタケタしている。




その後、ひと騒動あったが
ウィチタをそのままにガンジーは喋りかけた。

「笑わせて貰ったから、少しはしゃべってやるぜ?」
その時は何を考えていたのだろう



ガンジーから聞かれたのは、アイスフレームの状況。カオルの生存確認。
そして、アンリマユという個人の説明だ。

他何個か聞かれたが、気にせず答えていく。

はっきりいって、アンリのこの世界での始めての
自身に対する説明であろう。

その説明に耳を疑うガンジーだが、
それすら今まで見たアンリの異常性で信じてしまいそうだ。

現に、投影も傷の修復も背中のチャックの存在も教えられて。
納得するしかなかった。


ガンジーは
余りにもあっけらかんと自分の事を言った、
アンリに対して。
自分の事に対して質問があるかと聞いた。

アンリマユは
たいした、感想は抱かなかったのだろう。


精々、働けよ、王様くらいだ。

ガンジーはアンリにとって面白みのない存在だった。
例え、王としてのあり方も、ゼスのあり方に対しても
全部含めて認めていて、それすらも許容している。

もはや完成している、馬鹿な王様。

進むこともないが、下がることもない。
ゼスの衰退がこの男の、現実だ。


理想を目指して進み、国が衰退した王。
財を求めて国を滅ぼした王。

それと同じ。

王は王として、国を蝕んだ。

それすら、認めて受け入れるこの男には。
ゼスが滅んだとしても、それを認めることを止めない。


王の存在の意味なんて、高尚な考えはないが。
完成してしまった王に
進み出した、崩壊の音は止められない。

さあ、足掻いていこうぜ。
終わりの時まで、アンタは完成された王様なのだから。






そして、今アンリに背を向けて歩いていく。

ガンジーはこの数日間を思い出していく。
アンリマユは、少年との会話は私という存在を
再確認する、機会になった。



投影や考え方、未だに判らない正体。
その異質なあり方は。

私が考えている以上に暗く深い。

アレは鏡だ。
自身を写す鏡。
より、鮮明に写すことで自分の醜い所まで見させる鏡。

そして、どん底に落としたにも係わらず。
気まぐれに助ける。
ひねくれ者。

落ちた者を救い出す。
都合の良い、存在。
総ての生贄

人の悪。









〈ランス〉

最近視線が刺さる。

刺青を置いてきてから、
カロリアの訴えかける視線が絶えない。

本当に嫌だが。
カロリアの高感度を上げるため。

これから、刺青の救出作戦をすることとなった。

カロリアに助けたら、一発やらせろと言っても
他のムシ達が邪魔をして、それすらも出来ない。

しょうがないので、渋々隊を編成して向かおうとしたのだが。
その助ける、馬鹿は普通に帰ってきた。

その姿に、

はあ~~~
とため息がでた。


こいつが来てから、碌なことがない気がする。

やる気のない体を動かしながら。
ランスはシィルを連れて帰っていった。








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