<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

チラシの裏SS投稿掲示板


[広告]


No.4647の一覧
[0] テスト?黒い犬がアリスの世界に迷い込みました[ランス6×fate][kuro](2009/02/28 19:56)
[1] テスト[kuro](2008/11/02 01:49)
[2] テスト[kuro](2008/11/03 11:13)
[3] テスト[kuro](2008/11/05 19:52)
[4] テスト[kuro](2008/11/06 19:42)
[5] テスト[kuro](2008/11/08 20:24)
[6] テスト[kuro](2008/11/11 19:12)
[7] テスト[kuro](2008/11/11 19:11)
[8] テスト[kuro](2008/11/16 11:05)
[9] テスト[kuro](2008/11/23 16:21)
[10] テスト[kuro](2008/11/28 22:09)
[11] テスト[kuro](2009/05/16 18:24)
[12] テスト[kuro](2008/12/12 21:23)
[13] テストからチラ裏[kuro](2009/02/28 19:53)
[14] チラ裏[kuro](2009/04/25 01:30)
[15] チラ裏[kuro](2009/05/16 18:21)
[16] チラ裏[kuro](2009/06/05 07:04)
[17] チラ裏[kuro](2009/06/10 19:13)
[18] チラ裏[kuro](2009/06/20 10:42)
[19] あれ?[kuro](2010/12/15 15:48)
[20] ・・なんだと[kuro](2010/12/16 04:41)
[21] テスト[kuro](2010/12/16 04:44)
[22] チラシ[チラシ](2010/12/29 22:36)
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[4647] テスト
Name: kuro◆77050d7b ID:fbbd0cb3 前を表示する / 次を表示する
Date: 2008/11/08 20:24
テストなんだぜ。





お腹が痛いのはカロのせいといったら。

すごい顔された。
その後に、腹痛に悶えていたが。

自分のせいで、こうなってるのは分かっているのだが。
どこかゴハンをお預けされて、困っている犬に見える。
絶対、八の字になったマユが似ていると思うのだ。


待てを。してくれなそうだけど。



〈アンリマユ〉

糞苦い。

口に未だある苦味と青臭さ。
こんなもん飲んだら返って腹壊しそうだ。

薬が苦いのは、気持ちの面でこれだけ苦ければ効くはずだと。
気持ちが身体に働きかける意味もある。

精神と肉体に綿密な関係があるということで。
ただのビタミン剤で病が回復したことさえあるしな。


このちっこいのが家に来たときは、毒見させてたのがバレたかと思ったが。
実は俺が毒殺されそうになってたらしい。

ご近所付き合いがうまくいってると思っていたが。
やはり、きちんと挨拶周りしないと、
新参者の風当たりが悪いらしいな。


「で、俺を毒殺しようとしたお前が、何しにきたんだ」

「あの、あのね」

「弱ってるからって、勝てると思ってるんじゃねえーだろうな」


「えーとね」

「なめんなよ、こちとら人間と戦って負けたことないぞ、偶にしか」

その後、一方的な愚痴タイム。
「・・うーー」

「というか、あれはもう人間じゃないから除外しても良いと思うし」
人間凶器、赤い悪魔、黒桜。
人に付いていい称号じゃない。

「すん・・」

「兎に角、用がすんだら俺の家からさっさと出てけよ」

「誰が俺の家じゃーーー!!」

少女の前に甲虫の外皮の盾が出てきて、こちらに怒鳴りだす。
トーテムポール模様のようなそれは、
じーさんぽい口調で喋りだしてきた。

「聞いておれば言いたい放題、勝手にこの子の家に着いた分際で、よくもそのように言えるもんじゃ」

「うっわ、なんだこれ」

口もないのに喋る爺盾。
頭からにゅーとでる、ムシ。
腕に出るトゲトゲ。

人の肉体にあるはずのない器官。
異様なその姿は自分たちに近いからこその怖さがある。

人は自分と違う物に恐怖し、それを自分から遠ざける。
未知なものに対する情などあるはずもない。
原種的なものだからこそ、
傍目からみたこの光景は、より心に深く刻まれ恐怖に彩られるだろう。
ムシ使いという、昔から伝えられし異形の名とともに。

まあ、それは良いとして、頭から出てるあの虫。
卑猥だと思うのだがどうだろう。

触手なんだろうか?
チンコ蟲の一種だな。
勝手に認定していると、これまた勝手に悲壮感に包まれている少女が変な顔をしていた。

「あの、薬が効いてくればお腹も治るから、じゃあね」

頭で変なこと考えているうちに、出て行こうとする少女。
謝罪だけで済まそうとするなんて。

「おい待て、卑猥少女」

「?」

「お前な薬くれたくらいで、全部解決したみたいに出てくなよ」

なぜか、自分の後ろを探す動作をしてるのは無視して。


「そう簡単には帰らせねーよ。
悪いと思ってるなら、菓子折りと慰謝料も用意するべきだろ」

少女だけど、18歳。
二つとも用意できないなら、身体で払え。



「もしかして、カロに言ってるの?」

「お前意外に誰がいんだよ」

そんな、ぶっといの持ってていまさら女の子しても無駄だ。

いや、実は出て行ってもらったほうが良かったか?
受けはやってないぞ俺。



〈カロリア〉

「うっわ、なんだこれ」


その言葉は拒絶に聞こえて、
怖かった。
自分達の習慣は、外からは異様に映る。
自分の普通をすることで、他者からは怯えられる。

その、怯えからムシ使いの虐殺が始まったのだから。
自分に対する拒絶は何時も心に寂しさが襲う。

やはり、自分は受け入れられないと思ってしまう。


早く出てこうとすると、後ろから卑猥少女と呼ばれた気がした。
卑猥。
それはえっちだということだ。
そんな人、他に居たっけ?


その後三十分に亘る口論。

私だったらしい、カロはそんなことないといったのだが。
この触手!うたまろ!後ろは絶対守りとうすと話を聞いてくれない。

そして、卑猥扱いのアゲハはへにょっとしていて、二人とも私同様掛ける言葉がない。

「この野郎俺を視犯し終わって、ぐったりしてやがる」

ますますへなへな。
可哀想だからよしよしすると、少し元気になった。

「やっぱり、卑猥だ!」

喧嘩になった。

グダグダになりながら最終的には日を改めて謝れだって。
話の中に家に関する話も合ったが、
それはそれ、これはこれだそうだ。
一度、話し合うために日時を言うと。
私の家の場所を聞いてきた。
自分の居場所ばかり分ってると卑怯だそうだ。
皆、怒鳴りすぎて考える気力もなく答えると。

今の家の場所を教えて。
バイバイする。




アンリマユと名乗ったその人は。
変な人だ。
話してる内容から、ムシ使いに対する嫌悪はないようだが。
卑猥、えっち、等。
ムシ使いに対する変な認識がある。

チンコ蟲なんてそんなのあるわけないし。
養子が黒くなるとか。
長男がヘタレとか。
爺にヘルパー付けとけなどなど。
変なことばかり言ってくる。だから変な人だ。

話していると、総ての物事を認めているようにも感じるし。
総ての物に喧嘩売ってるようにも見える。

人との久しぶりの会話。
それも拒絶ではなく、自分をそのままに認識してくれる
その人は。


やっぱり、変な人なんだと思う。









前を表示する / 次を表示する
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.022733926773071