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No.4647の一覧
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[4647] テスト
Name: kuro◆77050d7b ID:fbbd0cb3 前を表示する / 次を表示する
Date: 2008/11/11 19:11
テストである




顔に書き込まれた、紋様。
それは決まった形をもたず、まるでのた打ち回った蛇のように
黒い後を残した。


油性マジック。
まあ、其のうち落ちるだろう。




小屋から出て、なぜここに来たのか聞かれたので。
正直に暇だったと答えたのだが、家に帰って欲しいと言われた。

何でも、馬鹿口に毒針を吐いたのは、ムシ使いの一族の生き残りらしい。
それも、そのおっさんがもうすぐ死んでしまうかもしれないそうだ。

ムシ使いに操れる虫の量は限りがあり、それを超えると身体に異常を来たし。
最終的には人を止めることになる。


もうアレは後戻りできないまでのムシを、身体にぶち込んだらしい。
異常を来たす直前、
もはや壊れるカウントダウンは始まっている。


それを、止めたいそうだこのガキは。
同じムシ使いとして
人としての一生を迎えてもらうために。
人をやめる前に。



「だからね、帰って」

「やだ」

「・・・・帰って」

「あー、はいはい」

「帰る気まったくないね、アンリ」

「暇だからな」

カロリアを気にしないで
歩き出す。

そろそろ、金巻きが帰ってくるだろうし、
適当に見物してくか。


金巻きとおっさんの前に出てきたカロリアの後ろのほうで
足をぶらつかせながら、
三人の様子を見ている。

馬鹿口の毒の件がカロリアの仕業だと分ると。
カロリアにムシ使いの子供を産せるという話になった。

懸命に説得しようとしているが、
男は女の命令に逆らえないらしく、無理やり連れてこうとする。
それを横目で見てるのだが、

「・・・ちょっとまちなさい、今更ですが誰ですか、この者は」

「ただの見学者だ」

「・・・・ドルハン、片付けときなさい」

「わかりました」


のっそりと歩む寄る男。
出された手を切断するように、歪な剣を振るい、そのまま首を薙ぐ。
決められた道を歩くように、最短での殺しができるはずだった。

しかし、腕も首も健在。
鋼鉄を叩く音と共に腕が痺れる。

「チッ!硬てーな、おい」
まだ、カテゴリー的には人間らしいが、ムシの侵食が激しく。
外皮は硬質かして切り裂けない。


もとからムシ使いとは相性が悪い。
人に分けられるが、こいつらはムシを身体に入れることで
少しだけ人間の枠組みからずれる。

ムシを自分の身体として扱い、ムシに身体を食われないようにする。
それが守れているうちはいい、

しかし守れない奴は、人を辞めてしまい。
目の前のおっさんのように半分以上蟲に侵食される。


「まあいいや、喧嘩売るなら買ってやるぜ」

「怨みはないが、自分の不幸を嘆いてくれ」
完全に異形に変わることで、臨戦態勢に移る。


こちらもザリチェとタルウィを両手に持ち。
本来の剣の形を逸脱した形、ソードブレーカーにも見えるそれを
握り、前傾姿勢のまま駆け出した。









殺戮衝動に任せた戦い方。
獣が二本足で暴れているというのが
この動きの簡単な説明だろう。

切り裂こうとするが。
外皮に拒まれ出来ない。
なら、もっとやわらかい所を刺そう。
首、腹、目、間接。
急所を狙え。
できない?
なら、殺せるまで動け。
動いて刺さるまでやり続けろ。


最初っから全力な動きで、ペース配分を考えずに動いてきたツケか。
狂った犬のように、舌を出し息を吐き続ける。
しかも、限界に近づけば近づくほど、
かえって早く動こうとするオマケつきで。

「ひゃは!!」

眼前に飛び込み、腹にぶち込んだのだがやはり外皮が硬く、剣が途中で止まる。

戦っているうちに毒針が体中に刺さり。
手足が痺れ、力がなくなる。

通常なら体の異常に恐怖するはずだが、
それさえ、無視して動き続ける。
最後には口でのど元を食いちぎりそうな目をしながら。


ドテッ!

力尽き、地面に顔から倒れこむ。
それを、見ている勝者。


「惜しかったな、もう少しだったのに」

「・・・・・」

「いや、本当に惜しかった、最初にコケなかったら俺の方がやばかった」

「・・うるせーー」



前傾姿勢取りすぎて、初っ端からコケました。
その隙に毒針出されて、
動きが鈍った。
運動不足がここに出てくるとは、



「アンリ、大丈夫?」

慰めるな、悲しい。


「それに何時まで時間を割いてるのですか、早くその娘を犯しなさい」

「・・・わかりました」

ドルハンがカロリアに手を出そうとすると。


「がはははは!!ランス様参上!!」

馬鹿口が出てきました。

意識が途絶える前の様子が、あれだと夢見が悪そうだった。

















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