こんにちは カニ魂です。
これは銀魂×エヴァのクロスオーバーとなります。
様々なSSを見て感化されて書いたので「あれ?これあのSSと似てね?」とか「エヴァってそんな設定だっけ?」っていう場面があるかと思いますがご了承くださいm(__)m
今回はこの掲示板のみに投稿する作品となります。
下手ですが頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします。
ではどうぞ
侍の国
そう呼ばれたのは今は昔。
宇宙より来襲した宇宙人(天人)によって突如価値観が変わってしまった町、江戸。
宇宙人、高層ビル、バイクに電車などなど何でもあり
の世界で、変わらない“魂”を持った最後の侍がいた。
「ウップ...あ~気持ちわりぃ~...」
男の名は坂田銀時。
金さえ払えば何でもやる何でも屋、万事屋 銀ちゃんのオーナーである。
いい加減で無鉄砲な性格だが己の魂のルールを突き通す生き方をする義理人情?の男である。
「流石にハメ外しすぎたなこりゃ...おかげで久々のフィーバーマネー全部オヤジにくれちまったよ...」
「その分酒飲ませてやっただろ」
銀時はいつも通うパチンコ店で大当たりしてその打ち上げをしたところだった。
だがその金は打ち上げで使いきってしまい、銀時の財布はパンパンボディからいつも通りのスリムボディに戻ってしまった。
「あ、そういや明日家賃の納期じゃねーか。ヤベーな~確かババア来るんだよな~」
「そうだよ?だからサッサと出てくれよ旦那。このまま酔いつぶれちゃ困るんだよ」
銀時はたまには取り立てにくるスナックのママ、お登勢に家賃(6ヵ月分)を返そうとしたが打ち上げでその分の金を消費したので返せない。
「...ま、いっか。新八にでも任せりゃ」
「人任せはよくねーぞ。ホラ早く起きて」
そしてこの態度。
家賃が返せないだけでなく、その対応を志村新八という自分の従業員にやらせるのだからこれを侍とは中々言えない。
「じゃ、また明日~」
「いや人の話聞いてた!?お願い起きて!?地の分ずっと俺のこと無視するから言いづらってちょ、寝ないでそんないい顔して眠りにつかないでェェェェェェェ!!?」
そして銀時はカウンターに突っ伏した状態で眠りにつく。
それが最後のかぶき町光景だと知らずに。
銀時が眠りについたころ
「どうすんだよコレ...表に投げとくか?いやでもこの人だから何かやらかされると後が...」
カウンターに突っ伏した状態で寝る銀時に居酒屋の亭主は困り果てていた。
「誰か引き取りにでも...」
と、そこで店の扉が開いた。
「ん?なんだい、今日はもうお終いだよ」
亭主が見ると一人の男が入ってきていた。
男は銀時の傍まで寄ると銀時を指差す。
「ん?ああ引き取りに来てくれたのかい。そりゃ助かる、とっとと持ってってくれ」
亭主が言うと男は銀時を背負い、店を出た。
「いや~良かった。たくあの人にはあーいう奴がいねえとダメだな」
やっと厄の原因が去ると亭主は身体を伸ばして愚痴を言う。
と、ここで気付く。
「そういやあんな奴って万屋にいたっけか?」
この日を境に
坂田銀時はかぶき町から姿を消した。