<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

ナデシコSS投稿掲示板


[広告]


No.293の一覧
[0] 機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/08/31 11:53)
[1] Re:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/08/31 11:54)
[2] Re[2]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/08/31 11:54)
[3] Re[3]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/09/01 12:00)
[4] Re[4]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/09/01 12:03)
[5] Re[5]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/09/01 17:00)
[6] Re[6]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/10/23 19:22)
[7] Re[7]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/09/03 17:58)
[8] Re[8]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/09/03 17:59)
[9] Re[9]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/09/04 21:57)
[10] Re[10]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/09/04 22:17)
[11] Re[11]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/09/05 22:35)
[12] Re[12]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/09/06 23:36)
[13] Re[13]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/09/14 21:34)
[14] Re[14]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/10/24 15:15)
[15] Re[15]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/10/14 20:14)
[16] Re[16]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/10/24 19:44)
[17] Re[17]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~[MAD](2005/10/26 19:20)
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[293] Re[17]:機動戦艦ナデシコ~願わくば・・・~
Name: MAD 前を表示する
Date: 2005/10/26 19:20
第十七話 ムネタケの叛乱


ブリッジ


「あぁ、疲れた~」

そう言いながらミナトが席に座りながら体を伸ばしていた。戦闘が終わったばっかなので、本来ならブリッジはクルーで賑わう筈だが大変少なく、ミナトとルリとメグミとプロスとフクベとあとは・・・ジュンの六人だけであった
もう既にアキラの自己紹介した日から二日経っていた。それなのに未だ宇宙にすら出ていなかった。その間何をしていたかというとサセボシティを出て東シナ海に入り、北上し、日本海で木星蜥蜴と戦闘。その次に日本海よりさらに北上してオホーツク海に着き、太平洋に出てまた木星蜥蜴と戦闘した。サセボを出て一回目の日本海での戦闘は敵の数もそれなりに多く苦戦したがアキラが撃墜しながらバッタを追い込み、バッタを集中させたところにナデシコのグラビティブラストで殆どを撃破。その後アキラが残り物を殲滅。二回目の太平洋での戦闘は敵の数も少なかったので殆どアキラ任せだった。何故直ぐに火星に行かず、こんなことをしていたかというとサセボの戦闘ではナデシコの力を見せられなかったので、軍の評価がいまいちだったからだ。これではネルガルの製品が売れないと思ったアカツキが『何回か戦闘してから火星に言ってくれないかな』とプロスに連絡したのだ。その連絡を受けわざわざ木星蜥蜴と戦闘したのだ
そして現在に至る

「ねえプロスさん。何時までこんな事するの?」

ミナトがプロスに問う。因みに『こんな事』とは日本の周りを回って戦闘したりすることだ

「そうですね・・・もうそろそろ良いでしょう。メグミさん艦長と他のブリッジクルー、それとパイロットの皆さんを呼んでくれませんか」


食堂


「ア~キ~ト!」

「う、うわぁ!何すんだよ!」

食堂ではまたユリカとアキトの夫婦漫才(?)を繰り広げていた。それをショウは食堂の片隅でヒスイと昼食をしながら羨ましそうに眺めていた

(・・・はぁ、ヒスイも艦長みたいに積極的で自分にあーゆーのをしてくれたらなぁ・・・しつこ過ぎるのは嫌だけど・・・)

そう思いながらチラッチラッとヒスイの事を見ていた。流石に心の中まで年下や同年代に敬語を使うつもりは無いようだ
そこに何時の間に食堂に来たのか、ラピスがショウ達に向かって歩いてきた

「ねぇヒスイ。アキラは何処?」

ヒスイはそれを聞き、口の中の物を急いで飲み込もうとする。食べているのは塩ラーメンであった

「アキラ?さあ、私も知らないけど・・・ショウさんは知っていますか?」

「はい。でも今はたぶん仕事中ですから会えないかと思いますが・・・」

「仕事・・・ですか?でも今はパイロットは必要ないはずですが・・・」

「ええ。ですから今は違う仕事をしているんですよ。分かってくれますか?ラピスさん」

「・・・何時終わるの?」

「えっ?それは~・・・」

ラピスの言葉に返答に困るショウに救いの手がやって来た

「え~と、ラピスちゃんだっけ?何か食べに来たのかな?」

突然アキトがラピスに問いかける。それを聞き少しビックリするラピスだが直ぐに首を横に振った

「アキラに会いに来たけど居なかったの・・・」

「え!?アキラさん?ん~・・・そういや今まで一度も食堂で見かけたことが無いなぁ・・・」

アキトが呟いたとき艦内放送が流れた

<艦長、ブリッジクルーの皆さん。それとパイロットの人は至急ブリッジへ来てください。プロスさんから大事な話が有るそうなので>

「え~、そんな~。まだアキトとお話してないよ」

「いいからさっさと行ってくれ。は~、やっと静かに仕事が出来る・・・」

アキトの言葉を聴きユリカはぶぅ~と頬を膨らませて食堂を出て行った。ヒスイも昼食を食べ終わり、ショウやラピスと共に食堂を出て行った

「・・・ようやく静かになったねぇ・・・」

ホウメイがユリカが出て行った時にボソッと呟いたのは秘密だ


ブリッジ


「今までナデシコの目的地を明らかにしなかったのは、妨害者の目を欺く必要があったからです
我がネルガル重工がわざわざ独自に宇宙戦艦を建造した理由は、木星蜥蜴と戦うためではありません」

「戦ってたじゃないですか?」

プロスの話を聞き呟いたメグミ。それが聞こえたのか、プロスが「いやはや、手厳しい」と言いながらハンカチを取り出した

「それじゃあ何のために作ったの?」

「我々の目的地は火星だ!」

話を進めようとしたミナトの質問をフクベ提督が答えた

「火星?それでは地球の戦況を見過ごすと言うんですか?」

「ええ、そうなりますね。連合宇宙軍は前線とも言うべき地域、コロニー、月、火星を見捨て地球周辺にのみ防衛ラインを引きました。では、見捨てられた火星の人はどうなったのでしょう?
そういうわけで我々は以降、軍とは別行動を取り・・・」

「そうはさせないわよ」

プロスの言葉を遮り、ブリッジに入ってきたムネタケが言う。ムネタケが手を上げると同時に数名の軍人がブリッジに侵入し、それぞれブリッジクルーの背後に一人ずつ付いた。どの軍人も手には機関銃や銃を所持している

「ムネタケ!これはどういうことだ!?」

「あ~ら、提督。ごめんなさいねぇ、これは軍の意志なの。だから大人しくしてくれないかしら」

「分かったぞ!てめぇら木星蜥蜴のスパイだなぁ!!」

ヤマダ-ダイゴウジ・ガイだ!-が叫ぶが銃口を向けられて押し黙る

「おや、おかしいですね~。軍とはもう話が付いてる筈ですが・・・」

「残念ね。軍はこんなに優秀な艦とパイロットを手放す余裕はないの」

「何!?やはり軍は俺を手放せないのか?すまん皆、俺はどうやら此処でお別れのよ・・・」

「アンタじゃないわよ。まぁそういう訳だから大人しくして頂戴。ふふ、もうじきあの黒い男アタシの部下に連れて来られるわ。そうそう、他の所はもう制圧したんだから抵抗は無駄よ」

そう言いながら通信機に話しかけるが応答が無い。おかしいと思い他の所にも通信するが応答が無い。ムネタケが焦り出したその時、ブリッジに軍人とは違う者が入ってきた

「アキラ!!」

そう言ってラピスがアキラに駆け寄ろうとするがヒスイがそれを止める

「!?なっ、なんでアンタが一人でここに来るのよ!?」

ムネタケが手に銃を持ち叫びだす

「何故って、他の軍人を始末したから最後に此処の軍人を始末しようと思ってな」

「ハッタリ言うんじゃないわよ!!そんなことがある訳・・・まさか、さっきから通信しても応答が無いのは・・・」

そう言い顔が青ざめていくムネタケ。その様子を見て口の端を吊り上げながらアキラが

「今さら気付いたか・・・無能な親の七光りが」

挑発するようにムネタケに投げかけた言葉はムネタケの頭をプッツンさせるには十分であった
銃の安全装置を外したかと思うとそれをヒスイに突きつけた

「今すぐさっきの言葉を撤回しなさい!!でないとアンタの大切なこの子が如何なっても知ら・・・」

銃をヒスイに突きつけながら叫ぶが言い切る前にムネタケは誰かに銃を弾かれ、そのまま関節を極められ、さらにそのまま盾にされた

ショウはムネタケがヒスイに銃を突きつけた時、背後の兵士に迷わず右手で裏拳を鼻っ面にかました。その一撃で兵士は何が起こったか理解出来ない状態であったが、さらに追い討ちをかけるべくショウは裏拳の勢いを殺さずにそのまま右足を軸に体を捻り左足で兵士の首筋を蹴り上げる。それを喰らった兵士は少し滞空した後地面に倒れそのまま気絶した。ショウはそれに目も向けず、ムネタケに接近し、銃を叩き落としそのまま関節を極め、兵士の武器から身を守るためムネタケを盾にした。これだけの動作全てを、ショウは兵士に反応しきれないスピードでやってのけた

「つぅ・・・!ちょっとアンタ、何すんのよ!!」

後ろで自分の右肘の関節を極めてるショウに向かって叫ぶ

「何って、アンタを助けてやったんだよ。キノコ」

ショウは敵、又は自分の嫌いな奴に対してはとことん冷たい態度をとる人間だった(もっとも、幾ら嫌いで気にくわなくても護衛対象や自分の上司に対する人に関しては冷たい態度は取らない)

「キノコって、アンタ・・・
それよりもアタシを助けたって、どういうこと・・・!!」

ショウに聞こうとするが、言い終える前にムネタケは気付いた。いつの間にか倒されている自分の部下。さらに自分のコメカミにはアキラが銃を突きつけているという事実を・・・


あとがき


うちの学校の定期テストは基本が十教科、今九教科返っていますがそのうち既に四教科が赤点・・・うわーー!!補習決定だ~~!!

今回はショウがちょっぴり活躍。殆ど笑うのが役だったショウでしたが今回はかなり目立っております。それにこれは結構強い。私も頑張って書きましたが皆さんから見てどんな感じでしたでしょうか?
それではまた、会いましょう


前を表示する
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.043738842010498