<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

ナデシコSS投稿掲示板


[広告]


No.297の一覧
[0] 機動戦艦ナデシコ~PROMISE~[マドロック](2006/01/03 00:23)
[1] 機動戦艦ナデシコ~PROMISE~[マドロック](2005/12/27 12:43)
[2] 機動戦艦ナデシコ~PROMISE~[マドロック](2005/12/27 12:20)
[3] 機動戦艦ナデシコ~PROMISE~[マドロック](2006/01/03 00:31)
[4] 機動戦艦ナデシコ~PROMISE~[マドロック](2005/12/26 14:54)
[5] 機動戦艦ナデシコ~PROMISE~[マドロック](2005/12/27 23:39)
[6] 機動戦艦ナデシコ~PROMISE~[マドロック](2005/12/29 00:51)
[7] 機動戦艦ナデシコ~PROMISE~[マドロック](2005/12/30 23:55)
[8] 機動戦艦ナデシコ~PROMISE~[マドロック](2006/01/04 04:21)
[9] 機動戦艦ナデシコ~PROMISE~[マドロック](2006/01/03 04:00)
[10] 機動戦艦ナデシコ~PROMISE~[マドロック](2006/01/07 22:17)
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[297] 機動戦艦ナデシコ~PROMISE~
Name: マドロック 前を表示する / 次を表示する
Date: 2005/12/26 14:54
―佐世保ドック―
「これが我が社,ネルガルの新造戦艦ナデシコです!」
「・・・・・変な形をしてますね・・・・」
「お厳しいですなぁ~」
プロスの隣で間抜けな返事をしている青年
名をテンカワ・アキトと,云う。

「さて艦内を案内します,着いてきてください」
「プロスさんがですか?」
「えぇ,出航するまでやることがないので私が案内役をさせて頂きます」
「はぁ,ではよろしくお願いします」
「では,参りましょうか」

―ナデシコ内 ハンガー―
アキトは物珍しそうに,ハンガー内を見渡している。
さすがに戦艦だけあってハンガーは全体的に大きくネルガルの試験場とは訳が違う・・・・。
そこには2機のエステバリスが,有った・・・・が・・・。
アキトは何かに気づいたようで,プロスに尋ねる。(まだ,ヤマダ・ジロウは搭乗していない)

「プロスさん,ちょっと良いですか?」
「はい?何でしょう?」
「俺のエステって何処っすか?」
「えぇっと確か・・・・」

と,プロスがハンガー全体を見渡すがやはり・・・・無い。

「おかしいですなぁ,確かに届けるようにと云っておいたはずなのですが・・・・」

プロスがそう云いつつ考えていると
pipi,pipi
と,コミュニケの音が鳴る。
プロスがアキトから少し離れ,それに応え何かを話している。

話が終わったのだろう,プロスがアキトの所に戻ってきた,すると
「申し訳ありません,テンカワさん,一度支部に戻って頂けますかな?」
「はぁ,それは構いませんがどうかしたんですか?」
「えぇ,どうやら,IFSがおかしいらしく,テンカワさんに来ていただきたい,と云うことらしいのですよ」
「解りました」
「車をまわしますので,それに乗ってください」

それに返事をし,アキトはナデシコから出て行った。
ドックのすぐ近くにそれほど経っていないにも関わらず,ネルガルの車があった,プロスが回したのだろう。
(相変わらず良い仕事してるよ,プロスさん)
と,思いつつ車に乗った。

―ナデシコ ブリッジ―
「ちょっと!私が要らないってどういう事よ!?」
と,キノコ頭の軍人がオカマ口調でプロスに怒鳴っていた。
中間管理職は大変である。
「ですから,我々がお呼びしたのはフクベ提督だけで,あなたはお喚びしていないのですよ・・」
プロスは云うがキノコ頭の軍人,ムネタケ・サダアキはその言葉が頭に来たのか,顔を真っ赤にして居る。
ちなみに数十分前からこの二人は同じような会話をしている。
会話中に出てきたフクベ・ジン提督は二人の後ろでお茶を飲んでいた・・・。

「あの人達ですよね?火星にチューリップ落としたのって」
「まぁ,煩くなるのは解るけど,もう少し音量小さくして欲しいものよねぇ~」
「バカバッカ」
上の二人の会話を聞いていた三人は三者三様のコメントをしていた。
上から,メグミ・レイナード。ハルカ・ミナト。ホシノ・ルリである。

「彼らは各分野のエキスパートです,艦長は連合の大学在学中に無敗を誇っている,逸材です」
いつの間にか,ゴートもその会話に加わっていた,フクベ・ジンは我関せずを貫いている・・・。
「それでその逸材は何処にいるのかしら?」
「そ,それは・・・」

「えぇっとここかな?」
プシュッ
ゴートが言葉に詰まると見計らった様なタイミングで,この艦の艦長ミスマル・ユリカと,息が途切れ途切れのナデシコの副艦長,アオイ・ジュンが入ってきた。
すると・・・
「みなさぁ,私がナデシコの艦長ミスマル・ユリカです!!V!!」
「「「「「ブイィ!?」」」」
「またばかぁ?」
この会話を聞いているプロスは胃が痛くなる思いだった・・・・。

―ネルガル支部 試験場―
「やっと終わったぁ~」
アキトが疲れたように嘆く。
まぁ実際に疲れているのだろう,途中車が渋滞に巻き込まれ全力疾走でここまで来て,休憩をせずに,IFSの調整をしていたのだから・・・。

アキトがそろそろ,ナデシコに向かうか,と思ったところで技術者が駆け込んできた。
「大変ですテンカワさん!ナデシコが木星蜥蜴に襲撃されているそうです!!」
(来たか!)
「急いで予備バッテリーをこいつに,付けられるだけ付けてください!!
「解りました!」

数分後,バッテリーの取り付けが終わり・・
「テンカワ・アキト,プロトエステ!でるぞ!!」
黒い機体は試験場から飛び出していった・・・。

―少し戻ってナデシコ―
ドカーン!!
と轟音があたりに鳴り響く。
「これは,敵襲?!」

―ハンガー―
『現在敵機動兵器と地球軍が戦闘中!!』
轟音とともに聞こえてきた,その放送。
その放送は整備士と暑苦しそうな青年が聞いていた・・・。

―所戻ってブリッジ―
そこでは作戦会議をしていた。
「敵の目標はナデシコですか・・・」
「だったらすぐさま反撃よ!」
「どうやって?」
「この艦の主砲を地上に向けて敵機動兵器ごと焼き払うのよ!」
「地上の軍人さん達はどうするの?」
「もう,とっくに死んでるわよ・・・・」
「それって非人道的って云いません?」
話が平行線を辿っていると・・・フクベ・ジン提督が口を開いた。

「艦長の何か意見がないのかね?」
「はい,海底ゲート抜けて海上に浮上,敵の背後からグラビティブラストで一掃します!」
「でも,敵も一点に集まってないよ?ユリカ」
「うん,だからね囮を・・・」
と,ユリカが言葉を発した時・・・

「そこで俺の出番さぁ!!」
暑苦しい男,ヤマダ・ジロウが現れた。

「俺様のゲキガンガー(※エステバリスの事です)が地上に出て囮をし,研究所(※ナデシコの事です)の特殊攻撃(※グラビティブラストです)で敵を殲滅する!クゥゥ!燃えるシュチュエーションだぁ!!

ヤマダの通信により少し放心していたブリッジだが,意外にもフクベ・ジンがいち早く意識を取り戻した。
「パイロットが何を云っているのか解らず,少し不安だが,やってみた前艦長」
「あ,はい!」
ユリカも意識を取り戻したらしい。

「では,えぇと・・・」
「俺の名前はダイゴウジ・ガイ!」
「ヤマダ・ジロウに成ってますけど?」
「ちがぁう!ヤマダ・ジロウとは偽りの名,ダイゴウジ・ガイは魂の名前さぁ!!」
「では,ヤマ「ダイゴウジ・ガイ!」ダさん,至急エステバリスに搭乗,出撃してください!」

「エレベーター移動中・・・・」
「「「「「へ?」」」」」
「私たちと会話をしながら搭乗していたようです」
「ハッハッハァッ!待ってろよ!!キョアック星人!!(※恐らく木星蜥蜴です)」
(人選を間違えましたかなぁ)と思いつつ胃が痛くなるプロスで有った・・・。

「ダメージ率60%を突破!」
「フィールド出力30%を切りました!」
(まずいですなぁ・・・テンカワさん速く来てください・・・)

しかし,やはりと云うべきか,何というか,ダイゴウジ・ガイことヤマダ・ジロウはすぐに窮地に追い込まれていった・・・・。
プロスがスカウトして来たのである,腕は悪くはないのだろう。
だが,その直線的な攻撃とラピッドライフルを使わない,多勢に無勢,色々あり,ヤマダ・ジロウ人生最大級のピンチに陥っていた・・・,まぁ,最初の二つは自分のせいなのだが。
そのとき・・・・プロスの思いが通じたのだろうか?

「レーダーに感・・・」
「それってやばくない?」
と,ルリの声にミナトが応える。
確かに,この状況で敵の増援だったならば,ミナトの言葉通りである。だが・・「いえ,これは・・・」
「ネルガル実験部隊所属のエステバリスです」

黒い機体がナデシコのモニターに姿を現した。

―エステバリス内―
「一応,間に合った・・と言えるのかな?これは・・」
アキトが眼にしたのは,バッタとジョロに袋だたきにされている,藍色のエステバリスだった。

「ナデシコ?聞こえているな?こちらネルガル出向社員テンカワ・アキトだ!これより援護する!」
その言葉に,ブリッジで二人の人物が反応した・・・・。


前を表示する / 次を表示する
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.022583961486816