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No.313の一覧
[0] ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/01/15 16:34)
[1] Re:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/01/28 23:08)
[2] Re[2]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/02/10 21:07)
[3] Re[3]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/04/23 09:08)
[4] Re[4]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/02/17 09:05)
[5] ナデシコ・パニック外伝[KIKI](2006/02/21 12:40)
[6] 勘違いのサマーイリュージョン-1[KIKI](2006/02/21 12:43)
[7] 勘違いのサマーイリュージョン-2[KIKI](2006/02/22 23:45)
[8] Re[5]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/03/20 19:19)
[9] Re[6]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/03/21 15:11)
[10] Re[7]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/03/22 21:47)
[11] Re[8]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/03/25 14:59)
[12] Re[9]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/03/26 22:31)
[13] Re[10]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/03/28 08:41)
[14] Re[11]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/04/01 20:27)
[15] 設定資料(ネルガル兵器)と近況[KIKI](2006/04/09 21:20)
[16] Re[12]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/04/29 12:55)
[17] Re[13]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/04/29 12:56)
[18] Re[14]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/05/04 07:28)
[19] Re[15]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/05/13 20:59)
[20] Re[16]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/07/24 10:45)
[21] Re[17]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/08/11 17:07)
[22] Re[18]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/12/22 21:51)
[23] Re[19]:ナデシコ・パニック その2[KIKI](2006/12/22 21:52)
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[313] Re[2]:ナデシコ・パニック その2
Name: KIKI 前を表示する / 次を表示する
Date: 2006/02/10 21:07
??月??日 ????時
???


「結局ベヘモスはやられちゃったね」
「そうだな」
「いいの?」
「初めからベヘモスに興味はない」
「A21は?」
「アレは薬の実験場にすぎない」
「…前から思ってたんだけどさ、なんで先生役を買って出たんだい」
「学生の頃演劇部にいた。茶番とはいえ、役を演じるのはいい」
「君は面白いねぇ」
「ミスタ・Kの部隊にこの薬は使われるのか?」
「その予定だね」
「この薬は飽く迄きっかけに過ぎない。自由自在に操る、とはいかん。……Kには今度会ったら伝えておいてくれ」
「いいよ。そうそう、A21の一部がネルガルに就いたみたいだけど……」
「舞台は終わった。もう興味はないな」






7月25日 1000時(日本標準時)
ネルガル本社 会長室


「学校?」

 ユウジは怪訝な表情で聞き返した。

「何で今更」
「理由をお聞かせください」

 一方のイオリは冷静に質問をする。

「護衛任務だ……」

 ―――ラピス・ラズリの護衛
 順安の事件でラピスはウィスパードと思われ拉致されており、今後ラピスを狙う組織が出てくる。
 事件以降、明人はラピスに護衛を付けようと思っていたのだがそれが困難であることが分かったのだ。

「……現在ラピスの護衛はNSSを学校周辺に数人待機させているだけで学校内部にはいない。教職員に紛れ込まそうとも思ったが先方は間に合ってるらしい」

 なんでも元気な用務員がいるそうだ。

「教職員がダメとなると後は生徒に扮するしかない。しかしNSSには高校生の格好をできる人間がいないんだ」
「だから私達……ですか?」

 ミスリルでは相良という16歳のエージェントを使っている。明人はそれを真似ようと思ったのだ。

「どーして俺達なんすか?タクマかセイナさんに頼めばいいでしょ」
「あの二人は相良宗介に顔を知られてる。お前たちにしかできない」
「むう……」
「書類はこちらで何とかする。今日は転入の準備だ」
「わかりました」

 ユウジは納得のいかない顔をしていたがイオリは返事をすると会長室から出た。

「ダッシュ」
『ハイ』
「護衛にはバッタも三、いや四機つけろ」
『二人に昨日の出来事を話さなくていいのですか?』
「わざわざ話す事もないだろう、変な先入観を持たせたくないしな。それに護衛を増やす事は前から考えていた」
『わかりました。ところでラピスには何と言います?』
「昔のトラウマは克服したが、ラピスはまだ子供だ。俺から言うよ」






ネルガル本社 通路


 ユウジは通路を歩きながらイオリに話しかけた。

「学校か、お前覚えてるか?」
「全然」
「俺もだ」

 二人はかつてベヘモスのパイロット候補であった。そのためラムダドライバを扱うために専用の薬物を多量に投与されていたのである。
 ネルガルの医療用ナノマシンのおかげで中毒症状はなくなり、記憶障害もある程度治ったが完全にとはいかなかった。ユウジは50%、イオリは40%の過去の記憶が完全に欠落していたのである。
 現在二人にある記憶は<A21>時代のものでそれ以降の過去はまるで思い出せずにいた。

「たしかタクマも思い出せないんだよな」
「ええ、セイナ姉様が実の姉でないことは思い出したみたいだけど、それだけらしいわ」

 記憶の欠落はユウジとイオリだけではなくタクマも同様だ。
 タクマの場合はセイナとの関係が偽りのものであったことや実の姉が死んでいることは思い出したが自分が殺したという事実は思い出せなかった。

「私達もタクマと同じなのかな?」
「………」
「もしかしたら私も誰か…」
「どーでもいいよ、そんな記憶」
「ちょっとユウジ!」
「別にいいだろ。俺は未来しか見ないんだよ」
「貴方ね!」
「いいんだよ!!そんな記憶知りたくもない!!タクマだって知りたいとは思わないよ!!!」
「………」
「そうだろ!俺達はあんな所に居たんだぞ!!ろくな人生じゃなかったんだよ!!俺たちは!!!」
「ユウジ……」
「俺は思い出したくない……そうだ、思い出したくない!そんな記憶はいらない……」

 その後、二人は何もしゃべらなかった。
 そしてまだ気づいていなかった。過去を捨てることは大切な思い出を捨てることにもなることを…






あとがき(いいわけ)
久々の投稿。
リアルで忙しいです。

>Mさん
申し訳ございません。私の知識不足です。
そこまで細かい設定は考えておりませんでした。

>ざまーさん
>燃えるワンマンフォースのナミたすけてーーーーー
まだそこまで考えてません

>サザビーさん
いつも感想ありがとうございます。
>IFSでイメージすることに慣れてるアキトが使えば鬼に金棒のような気がする。
そうですね、ですので登場はまだまだ先です。

>ヤードさん
早速見破りましたね。そのとおりです。
武知征爾に関しては今考えてます。

>通りすがりさん
貴重な資料ありがとうございます。
今後とも感想などよろしくお願いします。

>カミナリさん
>千葉ユウジ、浅野イオリのオリキャラがどんな感じにかかわっていくのか
学校関係で色々と……詳細はまだ考え中。






修正後のあとがき
色々考えているのですが考えがまとまりません。
続きは少しばかり時間をください。


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