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No.37328の一覧
[0] もしもオレとお前が逆だったら[さしみ](2013/04/19 19:00)
[1] もしもオレとお前が逆だったら 2話[さしみ](2013/04/22 19:32)
[2] もしもオレとお前が逆だったら 3話[さしみ](2013/04/21 10:57)
[3] もしもオレとお前が逆だったら 4話[さしみ](2013/04/22 19:11)
[4] もしもオレとお前が逆だったら 5話[さしみ](2013/04/21 20:02)
[5] もしもオレとお前が逆だったら 6話[さしみ](2013/04/21 19:59)
[6] もしもオレとお前が逆だったら 7話[さしみ](2013/05/01 00:17)
[7] もしもオレとお前が逆だったら 8話[さしみ](2013/04/28 17:05)
[8] もしもオレとお前が逆だったら 9話[さしみ](2013/04/29 22:21)
[10] もしもオレとお前が逆だったら 10話[さしみ](2013/05/01 00:32)
[11] もしもオレとお前が逆だったら 11話[さしみ](2013/05/06 16:54)
[12] もしもオレとお前が逆だったら 12話[さしみ](2013/05/06 21:25)
[13] もしもオレとお前が逆だったら 13話[さしみ](2013/05/12 20:44)
[14] もしもオレとお前が逆だったら 14話[さしみ](2013/05/18 18:44)
[15] もしもオレとお前が逆だったら 15話[さしみ](2013/05/18 20:31)
[16] もしもオレとお前が逆だったら 16話[さしみ](2013/05/19 11:58)
[17] もしもオレとお前が逆だったら 17話[さしみ](2013/05/20 01:01)
[18] もしもオレとお前が逆だったら 18話[さしみ](2013/05/31 18:44)
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[37328] もしもオレとお前が逆だったら 10話
Name: さしみ◆cba47cda ID:a451a433 前を表示する / 次を表示する
Date: 2013/05/01 00:32




「久しぶりだな・・・12年振りといった所か」



薄暗い空間の中、仮面の男が語りかける。男の目の前には、巨大な鉄格子が。
鉄格子には[封]と大きく書かれた紙が貼り付けてある。
暫くすると、鉄格子の中の巨大な何かがピクリ、と動きを見せた。



「キサマは・・・」


巨大な物体が姿を現す。
その姿は、九本の尾を纏った狐・・・九尾の狐。



「あの時ワシを操った仮面のガキ・・・!!」



悍ましい程の殺気を身に滾らせながら、九尾は目の前の男を赤い瞳で睨みつける。





「あの時はワシが自由になれる絶好のチャンスだったものを、キサマの所為で台無しだ・・・!!

ナルトを眠らせてワシの目の前にノコノコと姿を現しおって・・・ワシを舐めているのか!!!

此方へ来い!!クソガキが、八つ裂きにして喰らい尽くしてくれる!!!!」




グァァアアアア、と九尾は怒り狂った様子で叫ぶ。
仮面の男は、圧倒的な九尾の圧力に臆すること無く、続けた。



「残念だがな、九尾。お前はあの時、オレが操っていなくてもどの道四代目の死鬼封神によって封印されていた筈だ・・・

むしろ、オレはお前が大嫌いな木の葉の里への復讐の手伝いをしてやったと言ってもいいのだがな・・・

まぁそんな昔の事はどうでもいい・・・九尾。オレは今日、お前に話があって此処へ来た」


「ワシに話だと・・・?クソガキめ、ワシがキサマの話を聞くとでも――――」



「聞かないというのなら!」



九尾の言葉を遮る。その眼には写輪眼が浮かび上がっていた。





「聞かないと言うのならば、12年前同様、お前をこの眼で大人しい純情な子犬として操ってやる事も出来るが?」


「―――――ッ!!キサマ・・・」


流石にもう操られたくは無いのか、怒り狂っていた九尾が少し冷静になる。
体中から目の前の仮面の男に向けた殺気を放ったまま、九尾は男に話し始める。





「――チッ!あのうちはマダラといいキサマといい・・・これだからうちはのガキ共は好かん!!

まぁ、良い。キサマはナルトをワシ好みの憎しみの化身へと仕立て上げてくれそうな事もあるからな・・・

話だけは、聞いてやる・・・だがな、下らない話ならキサマをなんとしてでも殺してくれるぞ」



―――やはり、と仮面の男はニヤリとした。

やはり、この九尾の化け物は憎しみの塊で出来ているようだな。だからこそ、自分の母体であるナルトが憎しみに染まる事はこの化け物にとっては都合の良い話なのだろう。
写輪眼をかなり警戒している事もあるが、これは思ったよりも簡単に計画が進みそうだな・・・。



「話というのは他でもない。九尾・・・お前に取引がある。オレとお前、そしてナルト。全員にメリットがある取引だ」


取引、と聞いた九尾はさらに男へ対する殺気を増幅させた。


「取引だと・・・!?笑わせてくれる!!」



九尾は高笑いする。体からとんでもない量の殺気と赤いチャクラを放出しながら。


「クッハッハッハ!!!!キサマ、いつからワシにそんな事を持ちかけられる身分になったというのだ!

やはり所詮は身の程知らずのただのガキだったという事か!!」




どいつもこいつも、オレの周りには話を聞かない奴ばかりだ、と仮面の男はげんなりしながらも語り続ける。



「―――話を最後まで聞け、九尾。お前の目的はなんだ?」




「ワシの目的、だと・・・!?そんなもの、決まっておる!ワシをずっとこんな所へ閉じ込め続けた憎き木の葉の小僧共を片っ端から喰らい尽くす事!!

それと・・・もう1つ、このナルトをもっとワシ好みの憎しみの化け物として狂わせてやる事だ・・・!!!」



―――やはりな・・・!この化け物は思った以上に今のナルトを気に入っている。これならば話は早い・・・!




「そうか・・・やはりお前は憎しみの塊の様だな。オレもお前と同じ、憎しみに囚われた亡霊だ・・・!

オレの目的はな、このクソの様な今の世界を破壊し尽くし、一尾から九尾までの尾獣の力を使い、十尾を復活させる!

そして、オレは復活した十尾の人柱力となり、世界を征服する・・・!」




九尾が一転、驚愕の表情を浮かべた。




「十尾復活だと・・・!?キサマ、六道のジジイと同じ力を手に入れるつもりか」



「そうだ・・・オレは、六道の力を手に入れ、月にオレの眼を投写させる。

そして、月から[全世界の人間へ向けて幻術を掛ける]・・・!

今の腐れ切った世界をオレが新しく作り直してやる。これが、オレの・・・」














―――――――――――――――月の眼計画だ――――――――――――――――










「この計画達成の為には九尾、お前とナルトに協力してもらう必要がある。

取引と言うのはその事だ。オレの計画に力を貸せ。その代わりとして、木の葉を潰し、

お前を夢幻の幻術の中で永久に自由な身にさせてやろう」



話を聞き終えた九尾は暫くの間、沈黙を続けていると。


クックック・・・・・・・・と、静かに笑い始めた。


「ククク・・・ハッハッハ・・・ハーーーーーーーーーーーッハッハッハ!!!!!!!!

面白い!!!面白いぞ小僧!!!こんなに狂った小僧を見るのは久しぶりだ!!!!

面白いぞォ!!キサマはただのガキでは無かった様だな!!

フッハハハハハ!!!いいだろう!!!退屈ばかりの毎日だったが、久しぶりに面白い事になりそうだ!!

キサマの言いなりに成るのは腹が立つが、まぁいい!!ワシの力をお前に貸してやろう!!!!」








―――――勝った。









勝ったぞ。







オイ、ジジイ。否・・・[うちはマダラ]。








この計画、オレ達の勝ちだ――――――――――――

















あとがき


原作スタートと言ったな、あれは嘘だ。
すいません、先に書きたくなってしまったので・・・(汗)
原作でもキラービーと滝で修行した際のもう一人のナルトは九尾に気に入られていたので、こっちの九尾もナルトにデレデレ状態に
しようと思います。


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