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No.37328の一覧
[0] もしもオレとお前が逆だったら[さしみ](2013/04/19 19:00)
[1] もしもオレとお前が逆だったら 2話[さしみ](2013/04/22 19:32)
[2] もしもオレとお前が逆だったら 3話[さしみ](2013/04/21 10:57)
[3] もしもオレとお前が逆だったら 4話[さしみ](2013/04/22 19:11)
[4] もしもオレとお前が逆だったら 5話[さしみ](2013/04/21 20:02)
[5] もしもオレとお前が逆だったら 6話[さしみ](2013/04/21 19:59)
[6] もしもオレとお前が逆だったら 7話[さしみ](2013/05/01 00:17)
[7] もしもオレとお前が逆だったら 8話[さしみ](2013/04/28 17:05)
[8] もしもオレとお前が逆だったら 9話[さしみ](2013/04/29 22:21)
[10] もしもオレとお前が逆だったら 10話[さしみ](2013/05/01 00:32)
[11] もしもオレとお前が逆だったら 11話[さしみ](2013/05/06 16:54)
[12] もしもオレとお前が逆だったら 12話[さしみ](2013/05/06 21:25)
[13] もしもオレとお前が逆だったら 13話[さしみ](2013/05/12 20:44)
[14] もしもオレとお前が逆だったら 14話[さしみ](2013/05/18 18:44)
[15] もしもオレとお前が逆だったら 15話[さしみ](2013/05/18 20:31)
[16] もしもオレとお前が逆だったら 16話[さしみ](2013/05/19 11:58)
[17] もしもオレとお前が逆だったら 17話[さしみ](2013/05/20 01:01)
[18] もしもオレとお前が逆だったら 18話[さしみ](2013/05/31 18:44)
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[37328] もしもオレとお前が逆だったら 4話
Name: さしみ◆cba47cda ID:a451a433 前を表示する / 次を表示する
Date: 2013/04/22 19:11


行ってきます、と言うと
ああ。また後でな。と返ってくる。

こんな他愛も無い言葉のキャッチボールが出来る事が堪らなく嬉しい。


「よっしゃあ!さっさと面倒事を終わらせてしゅぎょーしゅぎょー!俺ってば強くなっちゃうもんね!」

・・・ヘンな口調はもう諦めよう。
そう決めたナルトだった。





――明け方になり少しずつ昇り始めた朝の光が、優しくナルトを照らしていた。









―――――――――――――――――――――――――――――――――――







「今まで何処におったのじゃナルトォォォォ!!朝になっても戻らなかったら、捜索隊を組むつもりだったのじゃぞ!!」


「ごめんなさいってばよじっちゃん・・・オレってばミズキ先生に凄ェ術教えて貰えるって事で、ミズキ先生に教わった巻物を
ちょーっとだけ借りちゃっただけなんだってばよ~・・・おねがい!ゆるして!!このとーり!!!!ね??」


努めて明るく、今まで道理振舞う。三代目火影は安心したようにすると、直ぐに暗い顔に戻った。


「・・・ミズキの件はイルカから聞いた。それに、ミズキから・・・お主の中に九尾が封印されていると知らされてしまった事も」

三代目は辛そうな表情のまま続ける。


「済まなかった・・・ナルト。お主に隠し通すつもりは無かった。今のナルトはまだ幼ない、故にこの事を知ってしまうとショックを受けてしまうと
思ったのじゃ。だから、もう少し大人になってから教えるつもりだった」


「だいじょーーぶだってばよ!!」

オレが可能な限り明るい笑顔で答えると、三代目は驚いた表情に変わる。


「オレの中に九尾が封印されてたって、オレはオレ!他の誰でもないってばよ!!!
いつかオレがオレの中の九尾を従えて、里の皆の前で九尾をドゲザさせてやるってばよ!!
だーから!!じっちゃん!楽しみにしててくれってばよー!!」

じゃ、そういうことでねーーー!と言い残し、凄いスピードで屋敷から飛び出して行った。


―――ナルト。いつの間にか、お主も成長しておったのじゃな。
自分の中に自分の里を壊滅させた化け物が居ると知って、ショックを受けていないハズは無いのだ。
それでも、ナルトは前を向いている。
赤子の頃からナルトを世話してきた三代目は、熱い感情が込み上げるのを感じた。


「やれやれじゃわい・・・ワシも歳をとるわけじゃのう」

あの子が、あんなにも明るいのだ。
この里の未来もきっと明るいものに違いない。


―――ミナトよ。お主の子供は真っ直ぐに成長しておるぞ。

三代目は、今は亡き四代目火影にそう語りかけた。



ナルトは一人、暗い顔をしていた。







ありがとう。じっちゃん。この里でオレの事を分かってくれるのは、ちっちゃい頃から
ずっと世話をしてきてくれたじっちゃんただ一人だろう。
お世話になったじっちゃんを裏切るのは心が痛む。
でも、オレはもう・・・








―――――もう、木の葉は信用できない――――――







先を急ぐオレの前に、一人の男が立ちはだかった。
・・・イルカ先生だ。


「ナルトォ!!!今まで何処にいたんだ!!心配したんだぞ!!!!」



「イルカせんせーー!!そっちこそ何処にいたんだっての!オレだってさっきじっちゃんと話し終わってイルカせんせーを探してたんだってばよ!」

「オレを・・・探してた?」

「そー!!昨日は話も聞かずに居なくなっちゃって悪かったってばよ!オレってば昨日びっくりしちゃって!!」

ニコニコした顔でそう言う。

「そうか・・・ナルト。昨日は言いそびれちまったが、オレはお前を憎んでなんかいない。むしろお前は俺にとって弟の様な存在だ。
オレが憎んでいるのは九尾で、九尾はナルトじゃないからな!お前は木の葉の里のうずまきナルトだ!」




・・・よく言うってばよ。イルカ先生だって、本当はオレのことが憎くて仕方ないんだろ?
あんたにとってオレは、両親を殺し里を滅茶苦茶にした化け物なんだ。

だったら。

里のみんなみたいに、オレに辛くあたってくれればいいんだ。暴力をふるってくれればいいんだ。
自分の本当の気持ちを隠してオレに優しくなんかするから。

・・・だから、以前のオレは簡単に信じまったんだ、あんたの事を。


イルカ先生。もう・・・



「えっへへへ・・・イルカせんせー、オレの兄ちゃんにしては歳をとりすぎだってばよぉ・・・あっははは!!!」

「あーっ!!ナルト!お前!人が折角慰めてやってんのに!な・ん・だ・と・ぉーー!!」


「だーーーっはっはっは!!ごめんってばよーーー!!!じゃあねーーーーーーーー!!!」




もう、オレの事は放って置いてくれ。





――――良かった。ミズキの話を聞かせてしまった時はどうなるかと思ったが、ナルトはオレが考えるような弱い子じゃ無かった。
里の人たちに疎まれても、あんなにも真っ直ぐに育っている。イルカはたまらなく嬉しくなった。


――――四代目、ナルトは・・・強くなりますよ!!アナタを超えるくらい!






















あとがき


原作のナルトの性格とは真逆の路線を突っ走ります。
サスケやサクラはもう少しで出せるかなー?


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