?月?日
カカシが子供を拾ってきたそうだ。なんとも珍しいこともあったものだな。その子供は四代目であるミナトとその妻のクシナが預かることとなった。大方クシナが言い出したのだろう。まったく、危険要素であるかも知れぬのに不用心な夫婦だ。明日、色々と調べさせてもらおう
?月*日
驚いた、まさか自我を持った赤子とはな。日向ヒアシにより、術を使っていない事もわかったのだが、まさか意思を持っているとは思わなんだ。話す事は出来ぬし書く力もないが、文字を指さして考えを伝えることは出来るようだ。それによると、あの赤子の名前は「ななやしき」というらしい。どう書くかはあやつが成長してから聞けばわかるだろう。だが、自我があって赤子の身とは随分と不憫だな。
?月☓日
あやつには驚かされる。まさかもう歩けるようになるとはな。なんでも暇があれば歩こうとしていたそうだ。やはり、他人に色々なことを任せるのは不満だったのだろう。これなら、話すことはすぐ出来るかも知れぬな
?月+日
隠居した筈なのに仕事をしなければならぬとは、これ如何程に
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!月?日
四代目火影波風ミナト、その妻波風クシナ、その他大勢の者の葬儀が終わった。彼らが守ったのは里であり、ある子供だ。その子供の今後をどうするかがよく議題にあげられているが、いい加減腹が立ってきたので儂が預かるといった。しかし、里の者としては面白く無いようで金銭面の面倒は見るが、ある程度成長すればそれ以外は関与しない事となった。四代目火影の守ったものをそう扱うのは納得はいかぬ。
!月*日
あやつがとうとう言葉を口にした。「ななやしき」とはっきりと口にした。格好つけたのか立ち上がってそう言ったのだが、その後コテンと転んだのは中々に滑稽だった。あやつも九尾襲来には思う所があるらしく、ナルトの頭をよく撫でていた。それは傍から見れば兄弟のように見えるのかもしれんな。
!月☓日
正式に儂が火影の座に戻ることが決まった。これまで以上にナルト達の面倒を見ることができなくなってしまうが、仕方あるまい。一刻も早く里の復興を急がねば。
しかし、あやつのいうあんぱんとはそこまで美味しいものなのか。是非食べてみたい
!月+日
今日は、帰ったらあやつの姿が無かった。心配していたが少ししたら帰ってきた。その手に大量の団子を抱えて。どうやら、里で会ったくの一に買ってもらったそうだ。赤子が一人で歩いていたなら声をかけるのは普通か。そう考えていたら、団子を3本差し出していた。普段世話になっている礼らしい。ありがたく受け取った。その後、ナルトの目の前まで行き、「お前にはまだ早いな。話せるようになるまで我慢しろ」と言い隣りに座って団子を食べていた。ナルトの事をよく思ってくれているのは安心できる
!月・日
あやつはいつの間にあれほど動けるようになったのか。火影室で仕事をしていると、里の屋根を跳んでいるあやつの姿が見えた。あの身体で下忍レベルに動けるとはな。一度誰かに修行付けさせてみるのもいいかもしれぬ
後書き
ふと思いついたネタ。