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No.40912の一覧
[0] 俺は弱い。だけど、木の葉の忍だ![海坊主](2016/08/02 07:50)
[1] アカデミー[海坊主](2015/01/23 05:43)
[2] 卒業試験から忍へ[海坊主](2015/02/08 06:57)
[3] 演習[海坊主](2015/02/04 21:02)
[6] 12年前[海坊主](2016/07/21 05:49)
[7] 銅盤と嘘の約束[海坊主](2016/07/21 05:48)
[8] 強さと弱さ[海坊主](2016/07/29 02:27)
[9] 中忍選抜試験[海坊主](2016/08/02 07:47)
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[40912] アカデミー
Name: 海坊主◆49908de9 ID:8b6c9d00 前を表示する / 次を表示する
Date: 2015/01/23 05:43
「準備はいいか?ナルト。」
「いつでもいいってばよ!」

廊下に立つ二人の手には水の入ったバケツ。

「「せーのッ!」」

廊下に水をぶちまけた。

「ホースで蒔くぜ。」
「洗剤もぶちまけるってばよ!」
「スベる!スケートみたいだ!」
「競走するってばよ!」

「よーい、ドッぐはッッ!」

首根っこを掴まれた。恐る恐る振り向くと鬼の形相をした…
「「イルカ先生ー!!」
ゴゴンッッ!!

タンコブができた。

公園の一件以来、ナルトと居ることが多くなった。


そしてここは忍者アカデミー。俺達は入学して“忍”になるべく勉強をしている。

「何をやっているんだお前達!早く片付けろ!他の生徒が転んだら危ないじゃないか!」
この人はイルカ先生。俺達の担任だ。怒ると怖いが、たまにラーメンを奢ってくれるし、分からないことがあったら熱心に教えてくれる。

「まったく…。教室で遊ぶから反省の意味も込めて廊下に立たせればコレだ。」
イルカ先生が呆れ返っていた。
「まあまあ、イルカ先生。廊下がキレイになっていいじゃないですか。」
「お前は反省しろ!」
「ハハッ!オウギのヤツ、イルカ先生にまた怒られてるってばよ!」
「ハァー!そもそもナルトがちょっかい出してきたから立たされたんだろーが!」
「オウギだって、“水をぶちまけよう”とか言い出すからだってばよ!」
「んーだと!ヤんのかコラ!」
「上等だ!ボコボコにしてやるってばよ!」
「やれるもんならやってみろ!」
「ああ!やってやるってばよ!」

「うるさーい!!」
ゴゴンッッ!!

新しいタンコブができた。



廊下を片付けて教室に戻るとナルトと俺は離れて三人掛けの左端の席につくと後ろから
「またメンドクセー事しやがったな。お前ら。」
本当に面倒くさそうに話しかけてきた。
こいつは奈良シカマル。マイペースで“メンドクセー”が口癖なヤツ。いいヤツなんだけどな。
「面白かったからいいんだよ。」
「静かに。また先生に怒られるよ。」
シカマルの隣りから話し掛けてきた。こいつは秋道チョウジ。自称ポッチャリ系。見た目どうりで優しいヤツ。“デブ”は禁句だ。
「確かに面白かったぜ。特に先生に怒られている所はな」
前の席から話し掛けきたこいつは犬塚キバ。何かと俺に噛みついてくる。愛犬の赤丸といつも一緒に居る。男気はあるが、基本的に犬だ。
「うるせーよ。ってか、アカデミーが終わったら遊ばねえ?」

「お前がメンドクセー事しなければいいぜ。」
「僕もいいよ。」
「赤丸の散歩が終わってから合流するぜ。」
「よし。決まりだな!いつもの所に集合な。」
「おい。」ボソ
「うわっ!ビックリした。」
「そんなに驚くことはない。なぜなら最初から隣りに座っていたからだ。」
忘れてた。こいつは油女シノ。影が薄かったから気付かなかった。成績がいいし、頼りになるけど何かと忘れそうになる。
「そ、そうだな…。後何人か呼びたいな。」
まわりを見わたすと通路を挟んで左側の席に座っていたうちはサスケと目が合った。けどすぐに目をそらされた。

サスケは遊ぶどころかしゃべったことすら無い。成績がいつもトップで女子に人気がある。何かと話し掛けずらいヤツだけど…。

「サスケを呼ぶのか?止めとけ断られんぞ。」
「誘ったことあんのか?キバ。」
「無えけど、アイツは俺達と遊ぶタイプじゃねぇぜ。」
「メンドクセーけど、俺はどっちでもいいぜ。」
「僕はいいよ。誘ってみようよ。」
「うーん。どうしよう。」

答えは決まってるけどな!


休み時間

サスケが次の授業の準備をしていた。
今しか無い。

「オス!」
「あっ。お、おう。」
「俺、竹取オウギってんだ。」
「うっ…うん。」
「さっきの話し聞いてただろ。」
「な、何のことだ。」
ちょっとキョドってる。友達いないのかも。
「とぼけんなよ。さっき目が合っただろ。今日、俺達と遊ばねえか?」
パッと嬉しそうな顔をした。意外と話してみると面白いヤツじゃねぇか。弄りがいがある。
「ダメだよ。今日、兄さんと修行をするんだから。」
「ホントは遊びたいんだろ。」
「べっ、別にそんなことねえし。それに兄さんみたいな凄い忍になりたいし。」
このお兄ちゃん大好きのツンデレ王子。顔に遊びたいって書いてある。
「そうか分かったよ。じゃあな。」
誘えないなら仕方無い。そんな悲しい顔するなよサスケ。




「また誘うからその時は遊ぼーぜ!」
またパッと嬉しそうな顔をした。やっぱり面白れぇ。普段はそんな顔するんだな。


なんだかんだで毎日楽しかった。
充実はしていた。


だがこの日、サスケの運命を変える出来事が起こる。

うちは一族殺害事件

生き残りがいた
犯人の“うちはイタチ”
そして、弟の“うちはサスケ”の二人だ。


里で大きな話題となった。エリート一族の壊滅状態で犯人は同じうちは。衝撃的な事件だった。
アカデミーでも話題になり、しばらくサスケは休んでいた。

サスケはどうしているんだろう?
事件からしばらく経ってしまったが俺は気になって、サスケの居る木の葉病院に向かった。

すると、もう退院しているとのことだった。


どこに行ったんだ。けど多分行く所は一つ。
里の外れにある元うちは一族の集落に向かった。
集落に向かうと閉鎖されていた。仕方ないから閉鎖区のまわりを探してみる。すると湖を見つけた。
湖の中央に向かって足場がある。その先に誰かいる。

サスケだ。


ゆっくり近づくとサスケの服が濡れているのが分かった。湖にでも飛び込んだのか?
「誰だ。」
「俺だ。オウギだ。」
「何の用だ。」
用という用はなかった。ただ心配になったからだ。
「特に何もないけど…。そうだ、今から遊ぼーぜ。みんな読んでさ。
「そんな暇はない。やらなければいけない事ができた。」
「やらなければいけない事?」
「兄を、うちはイタチを殺すことだ!」
サスケが振り返ると前に話した時からは想像の出来ない顔をしていた。
顔はやつれて、目は疲れて切っていた。俺は言葉を失った。

「用が無いなら帰れ。目障りだ。」
「そこまで言うことねえだろ!俺はお前を心配して…。」
「必要無い。帰れ!」
胸ぐらを掴まれ凄い剣幕にまた言葉を失った。
「お前なんかにオレの何が分かる!一番尊敬していたたった一人の兄に親を殺され、一族を殺され、何もかも失った。いつもヘラヘラしているお前に何が分かる!」
サスケからそう言われた時、初めて言葉が出てきた。
「確かに、確かに分からねえ…。けど俺は…。俺はサスケを見ていると悲しくなってな、ほっとけねぇよ。前に同じような顔していたヤツがいてな、ケンカをしたけどいつの間にか一緒に遊ぶようになってそいつはよく笑う所を見るようになったんだ。」
「だからなんだ。」
「サスケ。お前だって笑える。初めてしゃべった時はいい顔してたぜ。もう一度笑う所が見てみたいし、お前と遊びたいんだ。アカデミーに来いよ。すぐにとは言わないが、待ってるぜ!」
言いたい事を素直に言えた。
「じゃあ帰るわ!早く着替えろよ。風邪引いてアカデミー休みましたじゃあカッコ悪いからな。」

俺はその場を去った。



「…フンッ。ウスラトンカチが…。」




次の日

サスケは学校に来た。

────────────────
あとがき

サスケのキャラを崩さないのは難しい。エピソードも思い通りに書けない。もどかしい。
そろそろ原作に入ります。ストーリーと術はうろ覚えです。
ただ頑張ります。作者もオウギも。


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