サモンナイト2 刻みの 第一話
「がああああああああ!!!!マ・ジ死ぬうううううううううううううううう!!!!!お願いだから、はさみで私の腹かっさばくのは勘弁してくれ!!!!」
私は必死に命乞いした。
うん、今日はとっても運が悪かったんだ。
俺、僕、などなど自分の一人称なんてどうでも良い!
自分、朱鷺村 刻 【ときむら きざみ】〈女〉はとっても不幸なんだ。
零崎さんちの人識君とお兄さんの双識君に缶コーヒーをぶちまけてしまった。
偶然の中の偶然、道ばたに転がっていた空き缶をけっ飛ばしたら、天文学率的に命中したというわけだ。
「ふふふふふ、君は不合格だよ、」
「・・・・・・・・殺す、普通に殺す」
そりゃ、流石にどんな狂人だろうがおこるわな・・・・・・。
納得と、「「零崎を開始します/するぜ」」なんですとおおおおおおおお!!!!!!
今日という今日に私は絶望します○マル
ちなみに朱鷺村は殺し名の匂宮の分家だったりしますが・・・・
普通に
死ねます。
「零崎に勝てるわけがねえええええええええ!!!!!!」
超ダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュ、キャプテン翼のOPの歌の様に逃げてます。
どうなるのでしょうか私、とゆうか・・・明日あたりにはわたしんち全滅でしょうか?
不詳な娘でごめんなさい、私の缶蹴りで親族一家皆殺しかもです。
ごめんなさい。
許してね。
「とか、考えるのは良いけど、どうしよ?潤ちゃんの処にでもかくまってもらうか~」
なにげに言ってる割には結構余裕な、刻みちゃん〈十四歳〉である。
「昔も結構色々やったけど、零崎さんに殺される事になるとは・・」
「数奇な運命辿ってるね、私」
とても自業自得を運命で片づけた。
どうしよっかな~と、悩んでると。
助けて・・・・・・・・と美少女ボイスが聞こえてきた。
「なんだろうこのアニメ声・・つーかさ、私が助けて欲しいよ」
陸上選手顔負けスピードで走りつつ。
助けて・・・・・・・・お願い。
「わ-かった!!!助けてやるからさ、私を助けろ!!!!」
その瞬間、私は光に包まれた。
「は・・・・・・・・?」
今日、私はこのせかいにさようならを告げた。