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No.40529の一覧
[0] 【 】Fate/stay morning[アサヒスーパドライ](2014/09/28 03:27)
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[40529] 【 】Fate/stay morning
Name: アサヒスーパドライ◆aa613ec8 ID:8a388b8d
Date: 2014/09/28 03:27
後悔先に立たずと言うことわざがある。
すでに終わったことを、いくら後で悔やんでも取り返しがつかないから諦めて腹をくくれという意味だ。
考えればセンター試験当日に「忘れ物は無いかい?”後悔先に立たず”だよ」と、息子に問いかける母親の言葉の様な温かみを持ち。
その言葉にうるせぇーババァと言い返す。
そして案の定、気苦労が多そうな母親に声を掛けられたにも関わらず試験会場で受験票を忘れてしまった事を気が付いた時、彼は真の意味での”後悔後先に立たず”理解するのだ。
ああ、何故自分は母の言葉を蔑ろにしてしまったのだろうか。
後悔したときには手遅れとは正にその通りである。

つまり俺が何を言いたいかというとだ。
それはだから、俺は。あの女、そうあの女、遠坂凛。
あの女にさえ関わらなければ、まだもう少しマシな学園生活と言う物を送る事が出来たのでは無いか。
そう、今でも思う。


第零話 ぷろろーぐ


初めて俺が遠坂凛と関わりを持ったのはつい先日の事だった。
前日夜遅くまで鍛錬したからなのか目覚めがとても良く、時計を見ると四時。
太陽が昇り始め体も軽く、最近は連日の様に姿を現す桜が家に来るのにも時間が有る。

「少し外でも走ってくるか」

得に意味は無かった。
最近魔術の鍛錬が失敗ばかりで流れを変えたかったのかもしれない。
偶然にも早くに目が覚め、寝不足でテンションが上がっていたからなのか
俺は家を飛び出していた。


~~~


手始めに家の周りを三週した後、商店街に足を向ける。
そのまま新都方面へと駆け抜けまたその足で家へと帰るのがいつものコースだ。

規則正しい呼吸音が二つ。
いつからだったか、俺の少し後ろに同じく走っているのか小刻みに呼吸音が聞こえる。
左に曲がる時に視線を向けると赤いタンクトップとジャージが目に入った。
後ろで上げて結んでいるのだろうか、長い髪が風で揺れている。

このルートを走っているって事はご近所さんだろうか。
男としてのプライドが体に鞭を打ちペースを上げる。
すると後ろを走っていた女の子も負けずとペースを上げた事が伺えた。
なんの此れしきと更に自分もスピードを上げる。
そしてこれは家に帰るまで続いた。

~~~~

「あ…あぁ…はっはぁ…あっ…はぁ……」

妙に何かが高ぶる声を出しながら座り込んでいる少女に目を向ける。
俺はそれなりに走り込みをこなしているので少し息が上がる程度だったが。
目の前の少女はそうでは無いようだ。

(まさかここまで付いてくるとは思わなかったが)

「お疲れ。」

気の利いた声の一つ掛けられない自分に歯噛みをする。
が、生憎ともこれが性分なので変える事が出来ない。
座り込んでいた少女は目を見開いたかと思うと、まるで親の仇に対して向けるかのような眼光をチラつかせながら

「み、見つけた」
そう呟いた。


はて、彼女は一体何を見つけたと言うのだろうか。
視線を辿り、当たりを付けて目を向けてもそこには消火栓しか無い。

「見つけた?何のことだ」
顔に?マークを浮かべ立ち尽くす。

「あ、あああ…

「あ?」

「あんた私と一緒に聖杯戦争に参加しなさい!!」


まだ時刻は早朝と言っても良い時間。
声が辺りに鳴り響いた。


そう、俺は今後悔している。
何に?
それは俺にも分からない。





あとがき

こんばんは。
健康なFateを書きたくて投稿させて頂きました。
更新ペースは健康を保ちたいと思っています。

コンプセントは健康なFateです。
注意事項として三点書いておきます。

①登場人物が健康になっています。
②大体健康な話になります。
②原作とは色々乖離しています。

こんな健康なのがFateじゃない!
と言う方はブラウザバックを推奨します。


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