ー幕開けー
・とある通学路
男「ハックショォォォォォイ」
友「っ!?花粉症かよ、、、春だからなー気をつけろよ」
男「いや、これはきっと誰かが俺の噂してるんだな…」
友「なんじゃそりゃ…」
男「今日から高校二年目かー実感わかねーなー」
友「まぁ、学年が上がるだけだからなー
後はクラス替えのワクワクにかけるしかないな」
男「クラス替え?気になるやつでもいるのか?」
友「ばっかおまえ!知る人ぞ知る我が校の美少女!女ちゃんと同じクラスになることは俺らの学年の男子全員の願いだろ!」
男「俺そんなこと願ってねーよ…」
友「男はそういう欲がないからなー…もっと欲を出してけよなー」
男「ねーんだから仕方ないだろ。」
友「それはそうと男よ。今日学校の後、みんなで飯行くんだが来ないか?」
男「あー、悪いけど俺はパス。そういうとこ好きじゃないの、知ってるだろ」
友「そう言うと思ったぜ…やれやれ、俺がいなかったらお前今頃ぼっち確定だぜ?」
男「ああ、一緒にいてくれて感謝してるよ。」
友「ったく、少しは友達つくれよな笑」
男「うるせーよ、別に友達作りに興味なんてねーよ。」
友「はぁ、もっと欲を出してけよなー」
・学校
友「お、もう新しいクラス表貼り出されるt...」
俺「お、おい友、、、どうした?」
友「……ゃんと……だ」
俺「…なんて?」
友「女ちゃんと一緒だぁぁああああああああ!!!!!!!」
俺「うるせぇよ!」
友「だってよ!?女ちゃんと一緒なんだぜ!?あ、ちなみにお前も俺と同じクラスだぜ?」
俺「探すのはえーよ」
友「愛故に♡」
俺「キモ…」
キュイーーーーン!!
俺「ッ!」
俺(まただ、またこの頭痛…!この頭痛は決まって何かしらの事件が起きる前に起こる。つまり、この頭痛がするってことは近くで何かが起こる…!)
友「おい、どうした?顔色悪そうだぞ?そんなに引いた?」
男「おまえはそのネタから離れろ…!ちょっとトイレ行ってくる…!先に教室いっててくれ」
友「お、おう………なんでトイレ行ってくるって言って校舎裏行くんだ?」
・校舎裏
男「ハァハァ、いったいどこで何が起こるんだ…?」
男(ここなら誰かに見られる心配もないな。よし、やるか)
男「………捜索(サーチ)!!!」
男(捜索…この単語を唱えると頭の中に自分の周りの状況を地図みたいに映し出すことが出来る。今誰がなんの服を着て何を話しながらどこを歩いているかまではっきりと見ることが出来る。自分が見ていないものまでもを何故か見える。俺はこの力を、小さい頃から使えていた。なんで使えるかは今では覚えてもいないが…そして、この力の強みはここだけじゃない。探したいものを頭に浮かべるとそれの場所が脳内地図に映し出される。これは探したいものが正確なものでなくても、なんか事件を探そうとしても反映される…。)
男「っと、体育館裏か…これは…犬?って!女子生徒が犬に襲われてる!?」