「宇宙の中で~~(省略)~~出てきなさいっ!」
春の使い魔召喚儀式。
何度目になるのかも分からぬほどに繰り返し、そうしてようやく手ごたえを得る事が出来た。
そうして現れたのは、艶やかな黒髪を肩の線で切りそろえた女性。
何やらお嬢様然とした雰囲気も纏っていたが、状況を呑み込めないのか、きょとんとした表情で周囲を見回している。
(やった……上手くいったのよ!)
そんな女性を見て、ルイズもまた現れた使い魔が人間だという事には驚いたが、とにもかくにも成功したのである。
人生で初めて、魔法を使って爆発以外の結果を出せたのだ。
(父様……母様……! 姉様にちい姉様も……! ルイズはやれば出来る子でした!!)
固く固く拳を握り締める。
今、まさに目の前に在る自らが成したその結果に、ルイズは思わず涙ぐみそうになった。
何だあいつ。
ゼロのルイズが人間を召喚したぞ!
いや、どこかから連れてきたんじゃないか?
そのような周囲からのはやし立てる雑音など、耳に届いてすらいない。
「え~っと~~? ここは~どこなのかしら~?」
感激に浸るルイズの胸中を露知らず、女性はひとしきり周囲を見回した後に、何やら酷く間伸びした声で尋ねてきた。
「ここ? ここはトリステイン魔法学院よ」
本来ならば、ルイズとしては一気に契約を済ませたい所であった。
しかし流石に向こうも状況を理解していないようだし、これから使い魔になってもらうのだから――と成功の余韻に浸り、ひどく寛大な気持ちでもってルイズは質問に答える。
「トリステイン魔法学院? それは~どこなの~?」
「どこって……トリステイン王国の中に決まっているじゃない」
ルイズにしていれば当たり前の答え。
このハルケギニアの中で、トリステイン魔法学院といえば、該当箇所などたった一つしかないのだ。
「え~?」
だが、女性は更に戸惑うばかり。
とりすていんってなに? ハルケギニアってどこの事?
そして更に、女性の口からは日本、東京、令子ちゃん、ごーすとすいーぱー等々……ルイズが全く聞いたことの無い名前が次々と飛び出てくる。
こと此処に至り、ルイズもようやく感激が落ち着き、状況のおかしさに気がつきはじめた。
そうして落ち着き、話し、互いの情報を交換してみるものの、お互いの認識が全くと言っていいほど一致しない。
「そんな~……。じゃあ私は~、もう令子ちゃんにも、お母様にも会えないの~?」
女性もまたその事態・現状をを理解したのか、目が潤んでいく。
「ぁ……」
歳としてはルイズよりも明らかにその女性は年上であった。
しかし言動は酷く幼く、そして涙ぐむその姿を見ると、むしろ年下の少女のような印象すら抱いてしまう。
慰めるべく、ルイズが反射的に一歩踏み出そうとした時――
「ふ、ふえ……」
小さく泣き出した彼女の周囲でパリパリ……と何やら弾ける様な音が響いた。
「――――?」
当然、それはルイズの耳にも届いている、しかし、その正体が何なのかまでは分からない。
……これが、彼女の世界、彼女の周囲に居た人間であったなら即刻退避していたであろう。
だが、ルイズは不審には思いつつも、とにかく目の前の女性を慰めようと歩み寄っていってしまう。
「ふぇ……ふえええええええええん!!」
――ちゅどどどどどどどおおおおん!!
「きゃーーーーー!?」
「ぬおおおおおおお!?」
ルイズはもとより、側でルイズと同様に彼女の魔法の成功に感動していたコルベールも、突如現れた十数体の幻獣らしきものにぶっ飛ばされた。
「何だなんだ?」
「ラッキーが!? 俺のラッキーが食われた!!」
「うわあああああ来るなあああああ!?」
その局地的な嵐の被害は、ルイズがコルベールのみにとどまる規模のものではなかった。
とーぜん周囲で成り行きを見守っていた他の生徒にまで波及していく。
先に召喚された使い魔を貪り食おうとする幻獣。
所構わずその鋭利にして長大な耳で周囲を切り刻んでいく幻獣。
辺りに炎を撒き散らし、微細な体毛を硬質化させて飛ばし、他の人間に化けて等々……
その後、数十分間に渡り、召喚の儀式、その現場は大混乱に陥った。
◇
「ゴメンなさい~。私、式神のコントロールがまだまだ未熟で~」
周囲の地形を変え、もうもうと砂塵や煙を上げ、ボロボロになった者達の中心で一人、怪我一つ無いままに気持ちを落ち着けた女性が申し訳なさそうに謝罪する。
「み、みすた……みすた・こるべぇる……!」
自慢のピンクブロンドをぼさぼさにし、そして魔法学院の制服も埃だらけにしながらルイズがよろよろと立ち上がった。
「な、何かね……?」
そして教師のコルベールもまた、膝の笑いを抑えこみながら立ち上がる。
「召喚を、やり直させてください」
私だって命は惜しいんじゃあ――とでも言わんばかりに恥も外聞も無く、ルイズは目を血走らせてコルベールに迫る。
「だ、だが……この儀式は神聖なモノだ。例外は認められないのだよ」
「それで私に、あんなのと契約しろといいますか!?」
冗談ではない。あんな者が側にいては、命がいくつあっても足りやしない。
視線だけではない。態度、雰囲気、仕草。その全身を以ってルイズはやり直しを要求する。
しかし――コルベールも気持ちとしてはルイズに同意しているのか――どこか目を逸らしつつも、言葉を続ていく。
「だ、だが……彼女は君が召喚した使い魔だ。何かしらの意味はあるのだろうし、その……言いにくい事だが、このまま使い魔契約をしないとなると、君は留年という事に……」
「う、うぅ……」
留年。
ただでさえ魔法が使えず、ゼロと蔑まされている上に、更に留年のレッテルを貼られてしまう。
そうなればもう、この学院に留まることも出来なくなるだろう。
即刻父に帰省を命じられ、下手をすれば一生日陰者として生きていかなくてはならなくなってしまう。
「どうしたの~?」
「う~~~~~っ!!」
ルイズの葛藤を全く知る由も無いような暢気な声。
唸り、悩み、女性と大地と天と……しばし視線を回転させたルイズは、やがて腹を括って女性へと話しかけた。
「あ、あの……貴女の名前は?」
「私~? 私は~六道冥子よ~」
名前を尋ねられた事が余程嬉しいのか、にこにこと満面の笑みを浮かべて女性――冥子は名を名乗る。
「で、では……ミス・メイコ」
先までとは違い、僅かにでも機嫌を損ねるまいと非常に改まった態度でルイズは交渉に臨む。
「何かしら~?」
「私と、契約をしていただきたいのです」
「けいやく~? でも、勝手に書類に名前をサインしちゃいけませんってお母様が……」
「? よくは分かりませんが、サインは必要ありませんわ」
「そうなの~?」
「はい、すぐに済みますので」
「わかったわ~。じゃ、いいわよ~」
サインをしなくて良いと分かった途端に、冥子は気軽に了承する。
「我が名はルイズ(省略)」
で……呪文を唱えて冥子の唇にぶちゅっと口付けをかました。
「これが~、契約なの~? え~と、ルイズちゃん~」
「え、ええ……」
何とか上手くいったのだろうか。
僅かに安堵しかけた時――突如冥子が蹲る。
「ど、どうしました? ミス・メイコ?」
「お手てが……お手てが痛いの~~~~~~~!」
――ちゅどどどどどどどど!!
再び暴走。
(ああ、そういえば契約すると、使い魔にルーン刻む時にかなりの痛みが走るんだったっけ)
散々に頭に叩き込んでいた使い魔契約儀式のはずなのに、なんで忘れちゃってたんだろうなぁと、そんなことを思いながらルイズは空を舞っていた。
で、どーなったかとゆーと……それからが、大変であった。
「ぐすん……お母様ーーーー!!」
――どーーーーーん!!
二つの月を見て、異世界に来た事を改めて認識したホームシックにかかって冥子が泣く。
「さあ、この石を『錬金』してごらんなさい」
BOMB!!
「きゃーーーーー!?」
――ちゅどーーーーーん!!
翌日の授業にて、ルイズの爆発魔法に驚いて冥子が泣く。
「ケーキが…………ふええええええええええん!!」
――ちゅどどどっどどどどどーーーーーん!!
食堂にてギーシュと肩がぶつかってしまい、余ったために自分が食べていいと言われたショートケーキを落とされ、冥子が泣く。
その度に、トリステイン魔法学院は多大な被害を被っていた。
もはや一人の生徒に扱いきれる使い魔ではないと学院長オールド・オスマンも動き出し、前代未聞の『使い魔を送り返す魔法』を学校を上げて探しだす事になったのだ。
何しろ本人に悪気が無いのである。
悪意を持って暴れまわるわけではなく、驚いた拍子、泣いた拍子に彼女が従える十二体の使い魔が暴れ回るのだから……ハルケギニアの者には理解されないだろうが、その存在感は正しく『地雷』に等しかった。
運悪くそれを踏みつけてしまえば、途端に十二体の使い魔に蹂躙される。
他の誰かが踏んでしまっても、被害に遭う。
他でもない彼女が踏んでも、こっちに被害が来る。
冥子の暴走に巻き込まれた被害は語るにも恐ろしく、被害が無かった者らも明日は我が身と血眼になって探していた。
だが、ルイズの責任問題は波及していない。
何故なら『使い魔は主人と一心同体』という言葉を伝えた後、健気に冥子がルイズの側につくようになり――つまりは冥子が暴走すれば、常にその渦中に置かれるという、そのあまりにも悲惨な状況に同情こそ集まれど非難する者はいなかったのだ。
ルイズを馬鹿にしていた太っちょの風使いでさえ悪口を言わなくなり、それどころか哀れみを込めた視線すら送るようになっていたのだから、周囲のルイズに対する評価は推して知るべし。
そして件の魔法だが……一ヶ月くらいの不眠不休・全校あげての涙ぐましい図書館内の捜索の末、なんとか見つける事ができた。
何でこんなモンが今まで見つからなかったんだとツッコミを受けそうな代物だが、とにかく、見つかった。
「ルイズちゃん~本当に、ありがとう~~~」
宙に浮かび、不思議な光を発する鏡を背後に冥子は微笑む。
「いえ、いいのよ、メイコ」
「でも~せっかくお友達になれたのに、お別れなんて寂しいわ~」
「そっ……そうね。でも、いつかまた、きっと会えるわよ!?」
そしてそれに応えるルイズはというと、頭には包帯、腕には三角巾を吊り、体中が擦り傷だらけであった。
それでも浮かぶ顔は笑顔――ただ、口の端が若干引きつってはいたが。
ここで残るなどと言われてはならんと、必死に冥子を帰るように促す。
その背後ではキュルケ・タバサ・ギーシュを初めとする生徒一同。
そしてオールド・オスマンや秘書のロングビル。そしてコルベール。果てにはマルトーやシエスタといった平民までもがその場で似たように引き攣った笑みを浮かべていた。
「ルイズちゃん……」
ルイズの言葉に感動したのか、冥子の目の端に涙が滲む。
「なっ泣いちゃダメよ、メイコ!」
パリパリ……と何やら彼女の周囲で弾ける様な音が走る。
既に経験則的に、それがあの『暴走』の前兆と理解していたルイズは慌てて声をかけた。
「別れに涙は不要なのよ! メイコ、笑いなさい!!」
――泣くな! お願い泣かないで!!
そんなルイズの願いが通じたのか、冥子は手の甲で目元を拭う。
「ルイズちゃん……私……私……!」
そんなルイズの言葉を受け、冥子は無理やりにでも笑顔を作ろうとする。
「それじゃあね。帰っても元気でね、メイコ!!」
「ルイズちゃん……っ! ありがとーーーー!!」
――ちゅど(以下略)
「なんでこうなるの~~~~?!」
そして……既に恒例行事の如く、十二神将は暴れまわり、ルイズは眼の幅の涙を撒き散らしながら空に舞う。
――宙に浮かぶ送還の鏡の側で。
「な、なによこれえええええ!?」
「わ゛ーーーー、吸い込まれるううううう!?」
「解析不能・九十九・九九九八%の確率で・これは・地球上の現象では・ありません」
「ンな事ぁ見りゃわかんだよっ!!」
「ひーーーーーん! 横島さはーーーーん!!」
「なんと! 超合金のマリアですら耐えられん吸引じゃと!? 一体これは……」
「いや~~んピート~~~~。エミこわ~~~~~い♪」
「え、エミさん、そんな引っ付かないで……ってカオスさんも暢気に分析なんかしないでください!」
「あ、あ……やめてくれ……。この勢いは頭に、頭によくない……っ!」
そのころ、地球。
六道母によって集められた、美神をはじめとする冥子捜索隊の面々。彼女らは冥子の行方を求め続けてはいるものの、全く見つからない手がかりにどう動いたものか――と、美神の事務所で会議を開いていた。
議論を繰り返そうとするものの、有効な案が出ない閉塞した空気の中、突如目の前に鏡が現れ――ものすげー勢いでその場にいる全員を吸い込んだ。
――で、結局どーなったかとゆーと。
「をををををビデオではなく、生、生の魔法少女!? 制服にマントおおおおお!! そこのおじょーさん、よろしければボクと熱い一夜をーーーー!!」
「あら? そうね……じゃ、少し暖めてあげようかしら?」
「おおおおおつまりそれはオーケーって事!? 苦節十七年、ついに……ついに大人の階段をををををってああああああ熱い!! 何だか愛があついいいいいい!?」
キュルケに迫った横島は、背後からフレイムによって焼かれていた。
「な、なんと……あなたはそのようなモノを作り出したというのですか!?」
「ワハハハハハ! まあ、このドクター・カオスにかかればその程度は軽いものよ! だが、この世界のオカルトも大したものじゃな……」
「ええ、ええ! そもそも私が今研究しているのが――」
「おお、ならば良い理論があるぞ! ワシも一度試してみたかったんじゃが――」
コルベールの賞賛にドクター・カオスが高笑いを返し、次第にメカオタク同士の熱い議論へと取って代わっていった。
「…………」
「…………」
「…………きゅい?」
何か通じるものでもあったのか、マリアとタバサが無言のままにじっと見つめ合い、それを見たシルフィードが首を捻っていた。
「私もね……私も苦労しているんです……。でも、その人には逆らえなくて、泣く泣くこのような仕事を……」
「ええ、凄く分かりますわ、その気持ち。私もスケベジジィの下で、いらん苦労があってねぇ……」
唐巣神父がロングビルに涙ながらに愚痴を吐いていた。
受けるロングビルも思うところがあるのか、しきりに頷いている。何故かロングビルの口調が普段と違っていたが。
「おう! お嬢ちゃんトコじゃその食材はそんな風に料理するのか!?」
「え、ええ……。あ! 後、他にも――」
「それって、私の故郷の料理で『ヨシェナベ』っていうのに似てますね……」
マルトーに迫られ、腰が引けつつも、おキヌもシエスタを交えてどこか楽しそうに料理談義を繰り返していた。
「あの人ってカッコいいよね!?」
「ピートさんって言うんですって!!」
「あ、ケティに声かけた!?」
「けどさ……あの人、バンパイア・ハーフなんですって。吸血鬼の仲間らしいわよ!」
「嘘ーーー!? ああ……でもあんな人になら私、血を吸われたーーーーい!!」
「キュっと締まったお尻が素敵ーーー!!」
「ざけんじゃないワケ小娘ども! ピートは私が目をつけてたワケ! あれは私の尻なワケーーーーー!!」
そして遠目にピートにはしゃぐ女子生徒へとエミが噛み付いていた。
「だ、大丈夫ですか?」
「はい……すみません」
近くで転んだケティに、ピートは手を貸して起こす。
その際にケティが顔を赤らめ……
「きっ……キミ! 決闘だ!!」
ケティに手を貸そうとして、先にピートにその役割を奪われたギーシュは、伸ばしかけた手をそのままにピートへと突きつける。
「え。ぼ、僕ですか?」
「きっ……キミは薔薇の名誉を傷つけたのだ! ……相応の報いは受けてもらおうっ!!」
「え、あ、あの……一体!?」
やられ役イベントがプッツンで消滅していたため、香水の一件がケティにまだバレていなかったのだが……ピートに手を取られて赤らめたケティを見て、ギーシュが決闘を申し込む。
「待て待て待て! 喧嘩なら俺も混ぜろ!!」
――が、ピートを押しのけるように戦いの気配を察した雪之丞が、魔装術を展開して乱入した。
いきなりの乱入者に驚きつつもワルキューレを展開するギーシュだったが、むしろ雪之丞は的が増えたとばかりに嬉々として次々と薙ぎ倒していく。
「ケッ……もう終わりかよ」
一分とかからず全てをスクラップにし終えた後は、ワルキューレの質の低さに不完全燃焼だった雪之丞がギーシュをもボッコボコにした訳だが……殆ど逆ギレで決闘を申し込んだギーシュに、成り行きを『全て』見守っていたモンモンは冷めた視線で見下ろすだけであった。
「つーまーり! コレはあんたの所の不手際でしょ! 私には慰謝料を受け取る権利があるわ!!」
「じゃ、じゃがのう……なんぼなんでも、その額は……」
美神がオールド・オスマンにこの一件に関して慰謝料請求をしていた。
被害者だとか加害者だとか以前に、その美神の金に対する妄執に近い執着に、さしものオールド・オスマンもすっかり押されていた。
決して、話を引き伸ばしてボディコンスーツの胸の谷間を少しでも長く見たいわけではない。
「よかったわ~……やっぱり皆と別れるのは寂しかったし、しかも令子ちゃん達が来てくれてとっても嬉しいわ~」
そんな混沌たる光景を、冥子はニコニコと見守っていた。
送還の鏡は何故か都合よく地球の面々をハルケギニアに連れ込んだ後には、役目を終えたとばかりに忽然と消えてしまっている。
もう一度この魔法を使う事も出来なくは無いが……補助に貴重な秘薬を使いまくるため、それらを再び集めるのにどれほど急いでも一年はかかる。
一年。
また冥子に加え……このようなワケの分からない連中と過ごさねばならないのだろうか。
「は、はは……あははははは………」
それを思うと……ルイズは、口を半開きにしたまま、薄ら笑いを浮かべるしかない。
(何で……ねえ、何で皆こんな連中と和気藹々と出来るの?)
決してそうでは無いのだが……お祭り騒ぎに等しい目の前の光景は、ルイズの眼にはそう映っていた。
「お願い……! 夢なら覚めて……っ!!」
そう願いつつ――現実に耐え切れなくなったルイズは、その場に倒れこんでしまう。
……なお、残念ながら彼女の悪夢は一年間きっちりと続いたという事を、ここに明記させていただく。
『GS美神』より六道冥子を召喚