マチェーテ・キルズの続編でマチェーテが宇宙に行くらしいので、デュマ様も復活させることにしました。
「幸福な・・・」は完全停止中っぽいので、デュマ様の復活で新しい風が吹けばと、そんな気持ちで一杯です。
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ムカデの代わりの男 -revenge-
ラリカの前に突如現れたグッドマン人形。
よく見れば確かに不気味な人形であるものの、こんな祠に祀られるほどのものとは思えない。
「・・・何で人形が?」
ラリカはそう呟き、目の前のグッドマン人形に手を伸ばす。
その時だった。
グッドマン人形の首が、なんの前触れもなく回転を始めたのだ。
「っつ!?」
伸ばした手を、とっさに背にある矢へと移す。
「あばばばばばば!!」
首の回転だけでなく、グッドマン人形から奇声が発せられる。
男とも女ともとれない奇怪な声に、ラリカの背筋が凍りつく。
射るべきか、射らざるべきか。
彼女は自然と弓を構えていた。
「ウヘヘヘ・・・。弓を引く手が震えてるずぇ?」
首の回転を止めたグッドマン人形から、奇声ではなく明確な言葉が発せられたことに驚くラリカ。
更にグッドマン人形は続ける。
「ちゃ~んと狙えよ?一発で仕留めねぇと大変な事になるずぇ!?」
グッドマン人形は話終えるか終わらないかで遂に足を動かした。
ひゃはっ、という叫び声と共にラリカへ一直線に飛びかかる。
「いっ、いやっ!!」
ガシッ!!
乾いた音とともに、グッドマン人形は勢いよく後方へ吹き飛ばされる。
「ぎぃやあぁぁぁぁああ!!」
矢が丁度脳天に突き刺さった形で数メートル飛ばされるグッドマン人形。
ラリカはその姿を見ながら、地面に膝をつく。
恐怖と安堵の込み上げる中、考えを巡らせる。
この人形はなんなのか?何がしたいのか?
ドサッとグッドマン人形は地面に落ちる。
「・・・。」
沈黙。
奇怪なグッドマン人形は、ラリカの疑問に答えることなく絶命したかに見えた。
「おぉ~ん。おぉ~ん。」
沈黙は一時的。
そう、グッドマン人形からすすり泣くような、それでいて妙に恐ろしい呻き声が発せられ始めたのだ。
「っ!!何なの!?」
膝をついたまま、毅然と弓を構えるラリカ。
その彼女の目は、更に奇怪な現象を見つめていた。
倒れたグッドマン人形の頭から、どす黒い煙が立ち込め始めたのだ。
黒い煙は拡散せず、ゆっくりと人の形を作っていく。
そして・・・
故)ウサギさん 談
ええ、目を疑ったかどうか聞かれたら、そらもう疑ったと言いますよ。
もうこの話をするのは何回目かすらも覚えてないんですけどね?
いまだに信じられないですよ。
あっ、信じられないウサよ。
ちょっと今のカットでお願いしまウサね。
語尾に「ウサ」って付けとかないと格好つかないウサからさ・・・。
ウサギさんはそう言うと、目の前にある人参を一口だけカジる。
そして軽く咳き込んだ後、続けた。
戦慄って言うんですかね?ボクもウサギ界では結構長めに生きた方だから、何度か味わったことはあるんですが、あんなのは初めてウサよ。
全身の毛が45°くらい逆立つヤツ。
島の野良猫にばったり遭遇してしまった時だって、「5°」くらいしか逆立たなかったウサよ?
それだけ尋常じゃあなかったウサ・・・。
そこまで言って、ウサギさんはその時のことを思い出すように、鼻をヒクヒクさせた。
唐突ですけど、闇の帝王の話知ってます?
こことは違う次元の話なんウサけどね、ヤバい世界があるらしいんウサ。
ウサギさんの口から語られるのは、人から人へと伝えられる古い物語。
記されることなく、ただ言葉のみによって語り継がれた物語。
要約すると、この世界とは違う次元に平和な世界があったけど闇の帝王が出てきてヤバいことになったというような話。
その闇の帝王っていうのが、もう「ヤベェ」としか言えないくらいしかヤバいヤツだったけど、そいつには息子がいたらしく、その息子に手を焼いて、息子を別次元に封印したみたい。それが、もしかしたらここかも?みたいなヤツ。
ちなみにその息子は闇の帝王よりもヤバいらしい。
ふぅと一息吐くと、ウサギさんはようやく続きを語り始めた。
そうなんですよ。
その闇の帝王の息子が復活したんウサよ・・・。
「どこから?」
ええ、あのグッドマン人形ですわ・・・。
「なぜ闇の帝王の息子だと分かったの?」
だって自分で言ってましたもん。
闇の帝王の息子「デュマ」様復活って。
つづく