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No.4371の一覧
[0] ゼロの使い魔と炎の使い魔(ゼロの使い魔xデジモンシリーズ〈フロンティア中心〉)[友](2009/03/15 21:23)
[1] プロローグ[友](2008/10/07 18:36)
[2] 第一話[友](2008/10/07 18:51)
[3] 第二話[友](2008/10/10 19:17)
[4] 第三話[友](2008/10/13 16:12)
[5] 第四話[友](2008/10/20 17:57)
[6] 第五話[友](2008/10/26 04:02)
[7] 第六話[友](2008/11/01 17:51)
[8] 第七話[友](2008/11/08 17:50)
[9] 第八話[友](2008/11/15 12:02)
[10] 第九話[友](2008/11/22 17:35)
[11] 第十話[友](2008/11/29 14:53)
[12] 第十一話[友](2008/12/05 19:52)
[13] 第十二話[友](2008/12/07 21:43)
[14] 第十三話[友](2008/12/14 16:23)
[15] 第十四話[友](2008/12/21 12:18)
[16] 第十五話[友](2008/12/28 16:54)
[17] 第十六話[友](2009/01/01 00:05)
[18] 第十七話[友](2009/01/02 16:26)
[19] 第十八話[友](2009/01/09 00:29)
[20] 第十九話[友](2009/01/11 06:34)
[21] 第二十話[友](2009/01/15 20:24)
[22] 第二十一話[友](2009/01/18 17:32)
[23] 第二十二話[友](2009/02/01 11:52)
[24] 第二十三話[友](2009/02/01 11:54)
[25] 第二十四話[友](2009/02/08 22:23)
[26] 第二十五話[友](2009/02/15 11:45)
[27] 第二十六話[友](2009/02/22 20:46)
[28] 第二十七話[友](2009/03/01 13:24)
[29] 第二十八話[友](2009/03/08 19:44)
[30] 第二十九話[友](2009/03/14 00:18)
[31] 第三十話[友](2009/03/14 21:51)
[32] 第三十一話[友](2009/03/15 21:22)
[33] 第三十二話[友](2009/03/26 19:38)
[34] 第三十三話[友](2009/04/11 22:44)
[35] 第三十四話[友](2009/04/11 22:43)
[36] 第三十五話[友](2009/05/02 13:14)
[37] 第三十六話[友](2009/05/02 13:13)
[38] 第三十七話[友](2009/05/04 18:13)
[39] 第三十八話[友](2009/05/05 10:08)
[40] 第三十九話[友](2009/05/05 16:55)
[41] 第四十話[友](2009/05/31 14:53)
[42] 第四十一話[友](2009/06/21 11:00)
[43] 第四十二話 7/19修正[友](2009/07/19 20:21)
[44] 第四十三話[友](2009/08/01 12:23)
[45] 第四十四話[友](2009/08/12 13:39)
[46] 第四十五話[友](2009/08/31 23:37)
[47] 第四十六話[友](2009/09/12 20:57)
[48] 第四十七話[友](2009/09/13 16:58)
[49] 第四十八話[友](2009/09/19 00:53)
[50] 第四十九話[友](2009/09/27 10:46)
[51] 第五十話[友](2009/10/17 16:40)
[52] 第五十一話[友](2009/12/06 14:33)
[53] 第五十二話[友](2010/08/08 22:23)
[54] 第五十三話[友](2010/08/22 23:45)
[55] 第五十四話[友](2010/09/26 20:09)
[56] 第五十五話[友](2010/09/26 20:08)
[57] 第五十六話[友](2010/11/20 11:51)
[58] 第五十七話[友](2010/12/12 23:08)
[59] 第五十八話[友](2011/01/02 19:02)
[60] 第五十九話[友](2011/01/24 14:57)
[61] 第六十話[友](2011/02/13 19:25)
[62] 第六十一話[友](2011/02/13 19:22)
[63] 第六十二話[友](2012/01/15 20:45)
[64] 第六十三話[友](2012/01/15 20:39)
[65] 第六十四話[友](2015/02/08 17:28)
[66] 第六十五話[友](2015/03/08 21:45)
[67] 第六十六話[友](2015/05/03 15:33)
[68] 第六十七話[友](2015/06/07 21:34)
[69] 第六十八話[友](2015/10/18 17:11)
[70] 第六十九話[友](2016/02/28 20:03)
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[4371] 第四話
Name: 友◆ed8417f2 ID:11075f73 前を表示する / 次を表示する
Date: 2008/10/20 17:57
貴族であるギーシュの態度に我慢できなり、ギーシュを挑発したため、決闘をすることになった才人。

ルイズが止めようとするが、才人は聞かずにヴェストリの広場へ向かってしまう。

そんな才人を心配した拓也が後を追う。

才人と拓也の運命やいかに。


第四話  ヴェストリの広場の決闘! よみがえる2つの伝説!


「諸君、決闘だ!」

才人が広場に来たとき、そう言ってギーシュが薔薇の造花を掲げた。

周りからは歓声が沸き起こる。

「ギーシュが決闘するぞ!相手はルイズの使い魔の平民だ!」

ギーシュは腕を振って歓声に答えている。

そして、それから才人の方を向いた。

「とりあえず、逃げずに来たことは褒めてやろうじゃないか」

「誰が逃げるか!」

「さてと、では、始めるか」

その瞬間、才人は駆け出した。

(先手必勝!)

ギーシュまでは焼く10歩の距離。

だが、ギーシュは才人を余裕の笑みで見つめると、薔薇の造花を振った。

花びらが一枚、宙に舞ったかと思うと、それは、甲冑を着た女戦士の形をした人形になった。

大きさは人間と同じぐらいだが、金属で出来ていた。

「な、何だこりゃ!?」

「僕はメイジだ。だから魔法で戦う。よもや文句はあるまいね?」

「て、てめぇ・・・」

「言い忘れたな。僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュだ。したがって、青銅のゴーレム、『ワルキューレ』がお相手するよ」

「え?」

そのワルキューレが才人に向かって突進してきた。

ワルキューレの右の拳が才人の腹にめり込む。

「げふっ!」

才人は呻いて地面に転がった。

「なんだよ。もう終わりかい?」

ギーシュが呆れた声で言った。

「才人さん!」

人ごみの中から拓也が飛び出し、才人に駆け寄る。

見れば、ルイズも飛び出してきていた。

「ギーシュ!」

「おおルイズ!悪いな。君の使い魔をちょっとお借りしているよ!」

「いい加減にして!大体ねえ、決闘は禁止じゃない!」

「禁止されているのは、貴族同士の決闘のみだよ。平民と貴族の間での決闘なんか、誰も禁止していない」

ルイズは言葉に詰まる。

「そ、それは、そんなこと今までなかったから・・・・」

「ルイズ、君はそこの平民が好きなのかい?」

ルイズの顔が怒りで赤く染まった。

「誰がよ!やめてよね!自分の使い魔が、みすみす怪我するのを、黙って見ていられるわけないじゃない!」

その時、才人が腹を押さえて立ち上がる。

「・・・だ、誰が怪我するって?俺はまだ平気だっつの」

「才人さん!大丈夫なんですか!?」

「サイト!」

拓也とルイズが心配するように才人の名を呼ぶ。

「拓也・・・心配するんじゃねえ。俺は大丈夫だ。・・・・それにルイズ。お前、やっと俺を名前で呼んだな」

ルイズは震えていた。

「分かったでしょう?平民は、絶対にメイジに勝てないのよ!」

「ちょっと油断しただけだ。いいからどいてろ」

才人がルイズと拓也を押しやる。

「おやおや、立ち上がるとは思わなかったな・・・・手加減がすぎたかな?」

ギーシュが才人を挑発する。

才人は前に歩き出そうとする。

その肩をルイズが掴んだ。

「寝てなさいよ!バカ!どうして立つのよ!」

才人は肩に乗せられた手を振り払った。

「ムカつくから」

「ムカつく?メイジに負けたって恥でもなんでもないのよ!」

才人はよろよろと歩きながら呟く。

「うるせえ」

「え?」

「いい加減、ムカつくんだよね・・・・メイジだか貴族だか知らねえけどよ。お前ら揃いも揃って威張りやがって。魔法がそんなに偉いのかよ。アホが」

そんな台詞を聞いて、拓也はため息をついた。

「はあ・・・・・ルイズ。こうなったら何言っても無駄だ。こうなった才人さんはテコでも動かないから」

「へっ。よく分かってるじゃねえか。流石は俺の弟だな」

才人は痛みを我慢しながら笑みを浮かべる。

「才人さん、最後に確認しますけど、本当に続けるんですね」

「当たり前だ!」

「分かりました。ただ、ちょっとだけ口を挟ませてもらいます」

「え?」

拓也はギーシュの方を向いた。

「なあアンタ、一つ言いたいことがある」

「ふむ、君はアイナの使い魔の平民だったね。特別に聞いてあげようじゃないか」

ギーシュは相変わらずキザったらしい仕草で答える。

「この決闘だけど、フェアとは思えない」

「ほう。何がだい?」

「アンタが魔法を使ったことだ」

「魔法?メイジが魔法を使って何が悪いんだい?」

「別に魔法が卑怯だとは言わない。けど、才人さんは丸腰だ。その丸腰の相手に魔法という“武器”を使って戦うのがフェアとは思えない」

「なるほど。じゃあ、君はどうして欲しいんだい?」

「アンタも素手で戦う。もしくは、才人さんに武器を持たせるかだな」

ギーシュは顎に手を添えて、考える仕草をする。

「確かに・・・君の言う事にも一理ある」

以外にも、ギーシュは背定の意を示した。

だが、

「しかし、僕は貴族だ。素手の殴り合いなどという野蛮なことはしたくない」

「なら如何するんだよ?」

「なに、心配しなくていい」

ギーシュはそう言うと、造花の杖を振る。

花びらが一枚舞い、才人の目の前で剣となり、地面に突き刺さった。

それを見て、拓也は失敗した、と思った。

拓也の狙いはギーシュに魔法を使わせずに、素手の勝負に持っていかせようとしていた。

素手同士なら、才人にも十分勝ち目がある。

だが、ギーシュは錬金で剣を、才人の『武器』を作ってしまった。

平和な日本で暮らしてきた才人だ。

武術を習っていたなら未だしも、ごく一般の高校生が武器を持ったとしても、先程のゴーレムには到底敵わない。

拓也は、命がけの戦いを幾度も乗り越えてきたので、否応無しにその実力差を感じてしまった。

そんな拓也の心の内などいざ知らず、ギーシュは才人に話しかけた。

「君。まだ続ける気があるなら、その剣を取りたまえ。そうじゃなかったら、一言こう言いたまえ。ごめんなさい、とな。それで手打ちにしようじゃないか」

「ふざけないで!」

ルイズが怒鳴るが、ギーシュは気にした風もなく、言葉を続ける。

「分かるか?剣だ。つまり平民の『武器』だ。平民どもが、せめてメイジに一矢報いようと磨いた牙さ。まだ噛みつく気があるのならその剣を取りたまえ」

才人は、その剣に迷いもなく手を伸ばす。

その手が、ルイズによって止められる。

「だめ!絶対にだめなんだから!それを握ったら、もうギーシュは容赦しないわ!」

「俺は、元の世界にゃ、帰れねえ。ここで暮らすしかないんだろ」

才人は独り言を呟くように言った。

「そうよ。それがどうしたの!?今は関係ないじゃない!」

ルイズは才人の手を握り締める。

才人は力強い声で言い放った。

「使い魔でいい。寝るのは床でもいい。飯は不味くたっていい。下着だって洗ってやるよ。生きるためだ。しょうがねえ・・・・・でも・・・・」

「でも・・・・何よ?」

「下げたくねえ頭は、下げられねえ!!」

才人はルイズの手を振りほどき、地面に突き立った剣を握った。

その時、才人の左手に刻まれたルーンが光りだした。



所変わって、学園長室。

コルベールは、才人の左手に刻まれたルーンが気になり、それを調べたことを説明していた。

その結果、

「始祖ブリミルの使い魔、『ガンダールヴ』に行き着いた、というわけじゃな?」

オスマンは、コルベールが描いた才人の左手に現れたルーンのスケッチを、じっと見つめた。

「そうです!あの少年の左手に刻まれたルーンは、伝説の使い魔『ガンダールヴ』に刻まれていたものと、全く同じであります!」

「で、君の結論は?」

「あの少年は、『ガンダールヴ』です!これが大事じゃなくて、何なんですか!?オールド・オスマン!」

コルベールは、まくし立てた。

「ふむ・・・・確かにルーンが同じじゃ。ルーンが同じという事は、ただの平民だったその少年は、『ガンダールヴ』になった、という事になるんじゃろうな」

「どうしましょう?」

「しかし、それだけで、そう決め付けるのは早計かもしれん」

「それもそうですな」

その時、ドアがノックされる。

「誰じゃ?」

「私です。オールド・オスマン」

扉の向こうから、ロングビルの声が聞こえてきた。

「なんじゃ?」

「ヴェストリの広場で、決闘をしている生徒がいるようです。大騒ぎになっています。止めに入った教師がいましたが、生徒たちに邪魔されて、止められないようです」

「まったく、暇をもてあました貴族ほど、性質の悪い生き物はおらんわい。で、誰が暴れておるんだね?」

「一人は、ギーシュ・ド・グラモン」

「あの、グラモンとこのバカ息子か。オヤジも色の道では剛の者じゃったが、息子も輪をかけて女好きじゃ。おおかた女の子の取り合いじゃろう。相手は誰じゃ?」

「・・・・それが、メイジではありません。ミス・ヴァリエールの使い魔の少年のようです」

オスマンとコルベールは顔を見合わせた。

「教師達は、決闘を止めるために『眠りの鐘』の使用許可を求めております」

オスマンの目が、鷹のように鋭く光った。

「アホか。たかが子供の喧嘩を止めるのに、秘宝を使ってどうするんじゃ。放っておきなさい」

「わかりました」

ロングビルの足音が遠ざかっていく。

コルベールは唾を飲み込んで、オスマンを促した。

「オールド・オスマン」

「うむ」

オスマンは杖を振った。

壁にかかった大きな鏡に、ヴェストリ広場の様子が映し出された。





才人は驚いていた。

剣を握った瞬間、殴られた腹の痛みが消えたからだ。

(それに体がメチャクチャ軽い!まるで飛べそうだ!)

剣を握った才人を見て、ギーシュは冷たく微笑んだ。

「まずは誉めよう。ここまでメイジに楯突く平民がいることに、素直に感激しよう」

そう言って、才人に向かって造花の杖を振る。

ワルキューレが、先程と同じスピードで才人に襲い掛かった。

だが、

「トロいんだよ!!」

才人の剣の一閃によって、ワルキューレの上半身と下半身が分断される。

「なっ!?」

驚愕するギーシュ。

才人は、ギーシュに向かって疾風のように駆ける。

ギーシュは慌てて杖を振ると、新たに6体のワルキューレが現れた。

全部で7体のワルキューレがギーシュの武器、なのだが・・・・

瞬く間に、5体のワルキューレが才人によってバラバラにされる。

ギーシュは咄嗟に残った1体を自分の盾に置く。

しかし、それも一瞬で切り裂かれた。

「ぶはっ!」

ギーシュは顔面に蹴りを食らって吹っ飛び、地面に転がった。

ギーシュの視界に、自分目掛けて跳躍してくる才人の姿が見えた。

「ひっ!」

ギーシュは、思わず頭を抱える。

――ザシュ

ギーシュが恐る恐る目を開けると、才人がギーシュのすぐ横の地面に剣を突き立てていた。

「続けるか?」

才人にそう問われたギーシュに、戦意は全く残っていなかった。

ギーシュはフルフルと首を横に振る。

「ま、参った」

ギーシュは震える声で降参した。

その瞬間、見物していた生徒たちがざわめいた。

「へ、平民がギーシュに勝った!?」

「ギーシュが負けたぞ!」

などという声が飛び交っている。

この決闘を見て、驚いたのは拓也も同じであった。

ごく普通の高校生の筈の才人が剣を取った後、ヴォルフモンには及ばないものの、それでも常人離れした身のこなしと剣技でゴーレムを圧倒したのだ。

むしろ、拓也の驚きは他の生徒よりも大きかった。

ギーシュが立ち上がり、才人に向かって話しかける。

「君。君は一体何者なんだい?この僕のワルキューレを倒すなんて・・・・」

それを聞くと才人は、剣を肩に担ぐような仕草をして、

「俺は、ゼロのルイズの使い魔。平賀 才人だ!」

そう言い放った。

才人が剣から手を放し、拓也とルイズがいる場所に向かって歩き始めて数歩、

「ぐっ!いててて・・・」

才人は腹を押さえて蹲る。

「才人さん!大丈夫ですか!?」

拓也は才人に駆け寄った。




決闘の様子を遠見の鏡で見ていたオスマンとコルベールは、顔を見合わせた。

「オールド・オスマン」

「うむ」

「あの平民、勝ってしまいましたが・・・・」

「うむ」

「ギーシュは一番レベルの低い『ドット』メイジですが、それでもただの平民に後れをとるとは思えません。そしてあの動き!あんな平民見たことない!やはり彼は『ガンダールヴ』!」

「うむむ・・・・」

「オールド・オスマン。さっそく王室に報告して、指示を仰がないことには・・・・」

「それには及ばん」

オスマンは、重々しく頷いた。

「どうしてですか!?これは世紀の大発見ですよ!現代に蘇った『ガンダールヴ』!」

「ミスタ・コルベール。『ガンダールヴ』はただの使い魔ではない」

「その通りです。始祖ブリミルの用いた『ガンダールヴ』。その姿形は記述がありませんが、主人の呪文詠唱の時間を守るために特化した存在と伝え聞きます」

「そうじゃ。始祖ブリミルは、呪文を唱える時間が長かった・・・・その強力な呪文ゆえに。知ってのとおり、詠唱時間中のメイジは無力じゃ。そんな無力な間、己の体を守るために始祖ブリミルが用いた使い魔が『ガンダールヴ』じゃ。その強さは・・・・」

オスマンの言葉をコルベールが続ける。

「千人もの軍隊を一人で壊滅させるほどの力を持ち、あまつさえ並のメイジではまったく歯が立たなかったとか!」

「で、ミスタ・コルベール」

「はい」

「その少年は、本当にただの人間だったのかね?」

「はい。何処から如何見ても、ただの平民の少年でした。ミス・ヴァリエールが呼び出した際に、念のため『ディティクト・マジック』で確かめたのですが、正真正銘、ただの平民の少年でした」

「そんなただの少年を『ガンダールヴ』にしたのは、誰なんじゃね?」

「ミス・ヴァリエールですが・・・・」

「彼女は優秀なメイジなのかね?」

「いえ、というか、むしろ無能というか・・・・・」

「さて、その2つが謎じゃ」

「ですね」

「無能なメイジと契約した、ただの少年が何故『ガンダールヴ』になったのか。まったく謎じゃ。理由が見えん」

「そうですね・・・・」

「とにかく、王室のボンクラ共に『ガンダールヴ』とその主人を渡すわけにはいくまい。そんなオモチャを与えてしまっては、また戦でも引き起こすじゃろうて。宮廷で暇をもてあましている連中はまったく、戦が好きじゃからな」

「ははあ。学園長の深謀には恐れ入ります」

「この件は私が預かる。他言は無用じゃ。ミスタ・コルベール」

「は、はい!かしこまりました!」

オスマンは一息つくと再び遠目の鏡に目をやった。

その瞬間、

「いかん!!」

目を見開き、叫んだ。





腹を押さえつつ何とか立ち上がった才人に向かって、三角錐状の岩が撃ち出された。

土と風のラインスペル、『ロック・ニードル』だ。

「才人さん!!」

それに気付いた拓也は叫ぶが、才人は反応できない。

その時、

「危ない!!」

一発の火球が、ロック・ニードルを相殺する。

才人が無事なことに拓也は安堵の息をつくと、先程の火球の出所に顔を向けた。

そこには、杖を構えたアイナがいた。

「はっ・・・はっ・・・はっ、よ、良かった」

極度の緊迫からか、激しく息をついている。

「た、助かった・・・・・」

突然のことに呆けていた才人だが、状況を把握すると、安堵の余り、また座り込んでしまった。

「全く、もう少しでその無礼な平民を始末できたのに」

その声に振り向くと、観客の一人が前に出てきた。

「グラン!君は一体何をするんだ!?」

そう言ったのはギーシュ。

「何を?決まってるじゃないかギーシュ。君の汚点を消してあげようとしたまでだよ」

そうのたまう、ギーシュにグランと呼ばれた男子生徒。

「やめるんだ!たとえ彼を殺したとしても、僕が彼に負けたという事実は消えない。これ以上僕の顔に泥を塗るんじゃない!」

「君が負けた?それは違う。あの平民が勝つことが出来たのは、君が作った剣があったからだ。あの平民の力じゃない」

「それは決闘を公平にするためのものだ。その結果、僕は負けた。だから、その事を負けた言い訳にするつもりは無い!」

「いいかい?そもそも武器を与えること自体が間違いなんだ。権力や財力も実力の内さ。あの平民は剣を持ってなかった。それが、あの平民の実力だよ」

「そんなの、敗者の言い訳に過ぎない!いいから止めるんだ!」

「やれやれ・・・・」

そう言って、グランは杖を振る。

ギーシュの足を地面から生えた岩の手が掴んだ。

「なっ!?」

「ギーシュ、君は黙ってみていたまえ。あの平民は、僕が消しといてあげるよ」

「グラン!!くっ・・・・」

ギーシュは造花の杖を構えるが、

「無駄なことは止めておきたまえ。ドットメイジであり、先程の決闘で精神力を消耗した君に、ラインメイジである僕の魔法は破れないよ」

グランは才人に向かって歩いていく。

だが、その前にアイナが立ち塞がった。

「なんだいアイナ?君も僕の邪魔をするのかい?」

グランの問いかけに、アイナはか細い声で反論する。

「ど、如何見ても、貴方は間違ってる。平民だからって殺して良い訳じゃない」

そう言うアイナの肩は震えていた。

アイナは争いを好まない。

まだ1日だけの付き合いだが、拓也にもその事は理解できていた。

「ふう・・・君は貴族らしくないな。わかるかい?貴族は選ばれた存在なんだよ。平民はその貴族に仕えさせて貰えるだけでも光栄なことなんだ。けど、あの平民は貴族に楯突いたんだ。選ばれた存在である貴族にだ!そんな平民なんて、死んで当然なんだよ」

「ち、違う・・・・貴族も平民も、同じ人間だよ。貴族と平民の違いなんて、ただ、魔法が使えるか使えないかだけ。だから、貴族は平民が出来ないことをやる。その代わり、平民は貴族の為に働いてるだけだよ」

「はあ?寝言は寝て言いたまえ」

アイナの必死の反論もグランは、全く聞く耳を持たない。

遂に拓也は我慢の限界に来た。

拓也は歩いて、アイナの横に立つ。

「おいテメエ。一つ聞きたい事がある」

「やれやれ、また礼儀の知らない平民が出てきたな・・・・おや?よく見れば君は、僕の大切な使い魔であるスネークを蹴っ飛ばした平民だね」

どうやら、このグランは、錬金の授業中、ルイズの爆発魔法で驚いて、拓也に襲い掛かってきたヘビの主人であるらしい。

「それは正当防衛だ。それよりも、お前は、力は何のために在ると思ってるんだ?」

「何のために?ふっ、愚問だね。力は、力無き者、つまり平民を従わせるためにあるのさ」

「・・・・・お前は力の向けられる方の気持ちを考えたことがあるのか?」

「何でそんな事を考えなければいけないんだい?僕は貴族、つまり力を持つものだ。力の無い平民は貴族に従う。それが当然なんだよ」

拓也はグランの答えを聞き、これ以上は無駄と感じ、今度はアイナの方を向いた。

「アイナ・・・・・アイナは、力は何の為にあると・・・いや、何の為に使いたい?」

拓也は真剣な表情でアイナに問いかけた。

「私・・・私は・・・私は、守るために使いたい。友達を・・・・力の無い平民達を・・・・・そして、私を愛してくれるお父様やお母様、それに妹達を」

拓也はアイナの答えを聞くと、自然に笑みがこぼれる。

「そうか」

拓也に、もう迷いはなかった。

「はははっ!守るため?平民を守るだって!?平民なんて、戦場では貴族の盾になることぐらいしか役目はないさ。そんな平民を守るなんて、本当に笑ってしまうよ」

大笑いしているグラン。

「五月蝿い!!」

拓也の一喝に、グランの笑いが止まる。

「テメエみたいなクズ野郎に、アイナを笑う資格は無い」

拓也はグランに向かってそう言う。

その一言で、グランの怒りも一気に頂点に達した。

「いいだろう。君の態度には我慢ならない。ここで処刑してやろう」

グランは杖を振ると、岩が集まっていき、ギーシュのワルキューレと同じぐらいの岩のゴーレムとなった。

「グ、グラン、止めて!」

アイナが慌てて止めようとするが、

「それは出来ないよ。彼は僕を侮辱しすぎた。それでも止めたいと言うのなら、君が僕の相手をするかい?」

「え?」

グランの脅しに震えてしまう。

拓也はそんなアイナの肩に手を置き、

「俺なら大丈夫だ。それよりもアイナは本当に優しいんだな。・・・・今感じてる恐怖だって、自分が傷つくことだけじゃない。相手を傷つけることも怖いんだろ?」

優しく言葉をかける。

「タ、タクヤ・・・」

「そんなに心配するなって。俺は、君が呼び出した使い魔だぜ。それに、言っただろ?アイナは俺が守ってやるって。その時の言葉が嘘じゃないって証明してやるよ」

昨夜と同じく、何気に恥ずかしいことをさらりと言ってのける拓也。

アイナが顔を赤くして固まっている間に前に出る拓也。

「別れの挨拶は済んだかね?」

グランは、そう拓也に言う。

「・・・・・・」

拓也は無言でグランを睨みつける。

「では、処刑を始めようか。・・・そうだ、冥土の土産に教えてあげよう。僕はグラン・ド・アース。『岩石』のグランだ。さあ、地獄で後悔するといい!」

グランは杖を振る。

それと共にゴーレムが動き出す。

と、同時に拓也もポケットからデジヴァイスを取り出し、構えた。

拓也のデジヴァイスの画面に光が走り、スピリットの形を描く。

前に突き出した拓也の左手に、光の帯――デジコード――の輪が発生する。

そのデジコードの輪に、右手に持ったデジヴァイスの先をなぞる様に滑らせる。

「スピリット!エボリューション!!」

拓也がデジコードに包まれる。

その現象にざわめく周囲の生徒たち。

デジコードの中では、拓也がスピリットを纏っていく。

顔に。

腕に。

体に。

足に。

拓也の身体にスピリットが合わさる。

そして、

デジコードが消えたとき、

このハルゲギニアの地に、

異世界の伝説が、

降臨した。

「アグニモン!!」

デジコードの中から現れたのは、拓也とは全く違った姿をしていた。

赤き鎧に身を包みし、豪勇なるその姿。

いきなり姿の変わった拓也に、周りの生徒たちは唖然としていた。

驚きの余り、静まり返っている。

才人にいたっては、開いた口が塞がらない状態だった。

比喩ではなく現実に。

「タ、タクヤ・・・・?」

辛うじてそう声を出したのはアイナ。

周りがそんな状態にも関わらず、グランは吼える。

「それが、どうした!!」

グランは、ゴーレムで攻撃を仕掛ける。

岩のゴーレムが右手を振りかぶる。

だが拓也、いや、アグニモンは避けようともせず、その場に立ち続ける。

ゴーレムの右の拳が繰り出される。

それをアグニモンは左手で受け止めた。

多少足を踏ん張り、その影響で、地面に僅かにくぼみが出来る。

だが、それだけだった。

アグニモンは、片手でゴーレムのパンチを完全に受け止めた。

更にアグニモンは、ゴーレムの拳をそのまま掴み、右の拳を握り締める。

「はあっ!!」

――ドゴォ

ゴーレムの腹部に強烈なボディブローを叩き込む。

それでゴーレムの胴体は砕け散る。

残った下半身と上半身の一部はガラガラと崩れ去った。

「なっ!?」

グランは驚愕した表情を浮かべる。

アグニモンはそんなグランに視線を向けると、

「どうした、これで終わりじゃないんだろ?次は本気で来い!」

その言葉にグランは気を取り直すと、

「その言葉!後悔させてやる!!」

再び杖を振る。

すると、先程よりも大量の岩が集まっていく。

そして大きさが5メイルほどの岩のゴーレムとなった。

「見たか!これが僕の本気だ!ギーシュのワルキューレなんか足元にも及ばないぞ!!」

騒ぐグランを尻目に、アグニモンはゴーレムの力を分析する。

「量より質ってことか。確かに一撃の威力は重そうだな・・・・けど・・・」

(精々、成熟期クラスってところか)

アグニモンにとって、大きさなど大した問題ではなかった。

同じ土属性でも、こんな岩のゴーレムより、グロットモン、ギガスモンの方がよっぽど威圧感がある。

そんな事を思っている間に、ゴーレムが腕を振り上げ、アグニモンに狙いを定める。

腕を振り下ろしてくるが、アグニモンはその場を飛び退き、危なげなく避ける。

腕がたたきつけられた地面は小さなクレーターのようになっていた。

「ははは!如何だ!当たればぺちゃんこだぞ!!」

いい気になって笑い出すグラン。

だが、ゴーレムを見ていたアグニモンの評価は、ハッキリ言って遅い、だった。

折角巨大化させても、そのパワーを活かせるスピードが伴ってなかった。

どんなにパワーがあっても当たらなければ意味は無い。

こんなものだったら、先程のギーシュが操っていたワルキューレの方が、よっぽど手ごたえがありそうだ、などと考えていた。

再びゴーレムが腕を振り上げたため、飛び退くアグニモン。

だが、今度は腕が振り下ろされた瞬間、地面を蹴ってゴーレムの懐目掛け飛び込んだ。

更に、炎を纏い、回転を始める。

「サラマンダーブレイク!!」

その炎はアグニモンの体全てを包み、更に大きく燃え上がる。

それはさながら炎の竜巻だった。

「ト、トライアングル!?いいえ!スクウェアに匹敵する炎だわ!」

観客の一人だったキュルケは、自身の炎とは比較にならぬ炎に驚愕する。

その炎の竜巻が、ゴーレム目掛け突っ込んでいく。

誰もが、炎に包まれ崩れ去るゴーレムを想像した。

だがそれは間違いだった。

炎の竜巻の先がゴーレムの胴体に命中すると、その炎の竜巻はそのままゴーレムの胴体をぶち抜いたのだ。

その光景に再び誰もが言葉を失う。

胴体に大きな穴を開け、立ち尽くすゴーレム。

ゴーレムを貫いた炎の竜巻はやがて収束し、アグニモンの姿が見えた。

アグニモンは空中で体勢を立て直し、見事に着地を決める。

その瞬間、崩れ去るゴーレム。

「そ、そんな・・・・僕のゴーレムが・・・・」

目の前の現実を受け入れられないグラン。

そんなグランに向かって、ゆっくりと歩いていくアグニモン。

アグニモンが一歩近付くごとにグランは一歩下がる。

その繰り返しの末、グランの背中が塀の壁に当たり、それ以上下がれない。

「く、来るな・・・・」

それでもアグニモンは近付いてくる。

「来るなぁ!」

グランは杖を前に突き出して魔法を唱えようとする。

だが、

「ファイアダーツ!」

アグニモンの左手の甲から炎が発し、それを右手で手裏剣のように飛ばした。

その炎は、グランの杖に当たり、杖を焼き尽くす。

「ひっ・・・ひぃ!」

怯えるグラン。

「つ、杖がなくなったらメイジは魔法を使えないんだ。だ、だから、い、今の僕は無力なんだ。も、もう止めてくれ」

降参の意を示すグラン。

「お前の力の使い方は、力無い者を従わせるために使うんだったな」

グランの哀願をその一言で切って捨てる。

「そして3つ、お前は許せないことをした」

グランまであと10歩の距離。

「1つ。才人を不意打ちしたこと」

グランまであと5歩。

「2つ。潔く負けを認めたギーシュの心意気を踏みにじったこと」

グランの目の前で止まるアグニモン。

「そして、3つ目」

アグニモンは右腕を振りかぶった。

「お前は!アイナの想いを嘲笑った!!」

――ドゴォン

言葉と共に繰り出された拳。

それはグランの頬を掠め、後ろの壁を陥没させていた。

「ひっ・・・・・・」

グランは腰が抜けて、その場に座り込んだ。

「力を向けられる者の気持ち、少しは分かったか!?」

そう言うと踵を返し、アイナの所へ歩いて行く。

周りの生徒たちは先程の才人の時以上に騒ぎ立てていた。

アイナもアグニモンに駆け寄り、

「えっと・・・・タクヤ・・・・だよね?」

アイナは確認するように尋ねる。

「ああ。今は進化して、炎の闘士、アグニモンだけどな」

「アグニ・・・モン?」

「後で、説明するさ」

その時、才人が腹を押さえながら、駆け寄ってくる。

「た、拓也!な、何だよその姿は!?」

才人は無理しながらそんな事を聞いてきた。

「後で説明する。とりあえず才人は無理するな。アバラ折れてたら、どうするんだ?」

「く、口調も変わってるな・・・・」

拓也の変わりように驚いている才人だが、アグニモンの指摘でとりあえず大人しくなる。

「ん?」

アグニモンは何かに気付いたように、虚空の一点を見つめた。

「どうしたの?」

気になったアイナが尋ねる。

「いや、気のせいかもしれないが、視線を感じたからな」

「そっか。誰かが遠見の魔法を使ってたのかもしれない」

「遠見の魔法?」

「うん。風系の魔法で、遠くの様子を見たり、映し出したりすることが出来る魔法」

「なるほど」

アグニモンは、虚空の一点から視線を外す。

すると、アグニモンは再びデジコードに包まれる。

そして、デジコードが消えると拓也の姿に戻っていた。

「さてと、とりあえずは才人さんの怪我の手当てをしないとな」

周りの騒動など気にも留めず、拓也はそんな事を言った。






再び学園長室。

「ううむ・・・凄まじい強さじゃ」

「はい。オールド・オスマン。彼の強さは、少なく見積もってもスクウェアクラスの力を持っています。しかも、あの炎は魔法ではないようです」

「うむ、それは分かっておる。魔力を感じなかったからの。最後はこちらにも気付いておった」

「はい、ディティクト・マジックを使った様子もありませんでした。彼の言葉からすると、気配だけでこちらを感じ取った模様です」

「彼を召喚したのは誰じゃね?」

「はい。ミス・シンフォニアです。12歳という若輩ながら、ラインメイジという中々優秀な生徒です」

「ふうむ・・・」

オスマンは何か考える仕草をする。

「どうかされましたか?オールドオスマン」

「あのレベルは、ラインメイジに召喚できるレベルでは無いと思うのじゃが・・・・・」

「し、しかし、ミス・ヴァリエールが『ガンダールヴ』を召喚したことを考えれば、おかしくは・・・・」

「いや、ミス・ヴァリエールについては仮説じゃが、理由は思い当たる」

「なんですと!?それは一体!?」

「これは、私の当てずっぽうじゃが、ミス・ヴァリエールは『虚無』の系統かもしれん」

「な!?なんですと!?」

驚愕するコルベール。

「じゃから、まだ仮説じゃ。根拠がないわい」

「ですが、それが正しかったとすれば、『ガンダールヴ』を召喚できたことに納得できます」

「うむ、言い伝えでは、『虚無』は王家の血筋に現れるという。ヴァリエール公爵家にも、王家の血が流れておったはずじゃ」

「なるほど、可能性は無いわけでは無いと・・・」

「そうじゃ。そして、ヴァリエール家とは違い、シンフォニア家にはそういった特殊な事情は無かったはずじゃ。ならば、使い魔を召喚するのはそのメイジの実力そのものなのじゃが・・・・」

「ラインでは、あのレベルの使い魔を召喚するのは難しい、と?」

「難しい所か、不可能と言っても過言ではないわい」

「・・・・・・」

オスマンの言葉に唖然とするコルベール。

「よいか、この事についても他言無用じゃ」

「承知いたしました」

オスマンは窓際へ歩いていき、

「このことが、何かの前触れでなければよいのじゃがな・・・・」

そう呟き、空を見上げた。




オリキャラ説明


グラン・ド・アース

土のラインメイジ。

んで、ぶっちゃけかませ犬。

出番は恐らくもう無いです。

このキャラを作ったのは、アグニモンの相手をさせるためです。

土属性なのは、ゴーレムを作ってもらうため。

デジモンと言ったらやっぱり必殺技です。

ですが、人間相手だと、必殺技=死、ですので、どうしてもゴーレムの相手が必要になります。

よって、このキャラを作りました。

性格はとことんムカつく性格に、んで、あっさり負けるベタなかませ犬。

名前も安直。

土だからまんまですね。







あとがき


第四話完成しました。

前回よりも、長くなりましたね。

さて、初のバトルシーン如何だったでしょうか?

才人の方は原作を元にしましたが、アグニモンは如何ですかね。

因みにアグニモンのサラマンダーブレイクは、映画バージョンの方です。

何故かは、2つの理由があり、1つはこっちの方が強そうだから。

もう1つは、1話か2話ぐらい後で分かります。

では、次も頑張ります。


10月20日 進化シーンに少し追記


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