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[177]夜市よい◆f5500c7eID: 220e0cf8
本当に裏話の勇者たちが可哀想すぎて面白いです。

2022/Aug/25(Thu) 01:58 am

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[176]converse◆97ca617eID: fddb911f
久しぶりにこっち読みました。やっぱり何度見ても良いですね、最終話とエピローグで泣いてしまいます(笑)

スポコンの方の更新も、ずっと待っています!

2016/Apr/11(Mon) 12:50 am

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[175]あぶさん◆a021607eID: de479454
ありがとうございます。感想返しです
>ぬこスキー様
どうでもいい事ですが、ドラクエ3でキャットバットを倒したときに、宝箱に入っていたぬいぐるみ。着せたら猫になったのはびっくりしました。
>禁止蝶様
ありがとうございます。ダンジョンにとっては自分の事ですからね。やりたい放題してみました。
>一陣の好古様
確かに貴殿の好きそうな作品ですね。ようじょいるし。
いろんな作品があるのは、割と器用貧乏なところがありまして。
最近ようやく器用貧乏から少しだけ抜け出せたような気がしますなあ。

2014/Sep/30(Tue) 07:32 am

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[174]一陣の好古(お◆a956f5fdID: 8a02f889
実はこの作品が一番好きだったりするんですよねい。
いや「ラピ○タ」とかも好きだけどね(バカオロカ
なんだか「やる気」が出てきました。ありがとうございます。
もちろん。
これから長く続く学園祭や音楽祭、踊りの会とかの事じゃありませんよ?(笑)
とにもかくにも。
おめでとうございました。心からの祝福を☆☆☆

2014/Sep/29(Mon) 12:05 am

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[173]禁止蝶◆ad75da8cID: 03d20f5e
一気に読みました。おもしろかったです。ダンジョンやりたい放題だな

2014/Sep/18(Thu) 09:44 pm

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[172]ぬこスキー◆d8af2d33ID: 6d6628b7
黒にゃんこに和んだwww

2014/Aug/17(Sun) 03:20 pm

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[171]あぶさん◆a021607eID: de479454
三年ぶりの感想返しです。もう、こちらを見てくれている方はいないとは思いますが。

>アニゲラ聞きながら一気に読みました
ありがとうございます。気負わずに読んでもらえる作品にしたかったのですよね。

>そろそろ更新来るのかな? 楽しみに待ってます
ようじょんの方は、どうするか、考え中です。番外編を完結させることは簡単なのですが、納得出来る形で完結できそうにはないのですよ。すみません。

>面白い。凄く面白くて可愛くて面白かったです!
こういうほのぼのとした作品ですが、意外に皆さん、受け入れてくれたのですよね。
心に響く作品をかきたかったのですよ。ありがとうございました

>こっちも先に読んでやるもんね~いや、読まずにおられるか!
こちらはこちらで、ひとつの作品として完結しているので、なろうの方ではまた別の味を味わってもらえればよいなと思っています。
この作品は、一人芝居をイメージして書いた作品だったのですよ。

2014/Mar/18(Tue) 12:45 am

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[170]よしふる◆8a946512ID: e1de2eae
先制攻撃!
後手ばかり踏んでなるものか!
こっちも先に読んでやるもんね~いや、読まずにおられるか!
つか。こんな良作。ぜんぜん知らなかった自分を迷宮に突き落としたい!
やはりココは、過去の無知な自分を殴るために、机の引き出しに入るべきか!?(鹿馬)
これからも、よろしく楽しませてください☆

2014/Mar/13(Thu) 11:17 pm

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[169]べいろ◆dc9bdb52ID: 2ac1a8dd
面白い。凄く面白くて可愛くて面白かったです!
で、本編の最後にボロボロ泣きました。ガチです。

2012/Jun/28(Thu) 04:12 pm

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[168]ガイ◆189b020cID: 38158144
こんなに面白い小説を見逃していたとは
本編読んで笑わせてもらって、感想欄のおまけをよんで腹をよじらせましたw
最終更新からだいぶ経ってるので完結かと思ってたけど、まだ続くんですね
そろそろ更新来るのかな? 楽しみに待ってます

2012/Feb/10(Fri) 11:45 am

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[167]fafd◆3c80cb32ID: e158a83a
アニゲラ聞きながら一気に読みました
面白かったです

2011/Dec/03(Sat) 01:12 pm

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[166]あぶさん◆e0235c0cID: 9f632b24

みなさん、いつも感想ありがとうございます。いつもたくさんの感想を頂いて、本当に恐縮なのですが、少し思うところがあり、しばらく番外編の投稿をお休みさせていただこうと思います。

次の投稿は、一ヶ月後ぐらいになるのではないかと。書き溜めてから連続投稿する形になると思います。・・あ、ちなみに番外編はあと2・3話で終わる予定です。

お詫びといってはなんですが、もう一話裏話を追加しておきます。



「いらっしゃい、今日はリリーシャの為に来てくれて本当にありがとう。さ、上がって上がって。」

俺達4人はアンナさんに案内されて部屋に通される。台所から俺達を歓迎する声が聞こえる、どうやら今手が離せないらしい。

今日はロリッ子ちゃん・・・もといリリーシャの誕生日だそうだ。先日、誕生日パーティーに来て欲しいと俺達のパーティー全員が誘われた。仲の良い武道家だけならともかく、なぜ俺達まで誘うのだろうか、正直面倒くさいともおもったが、リリーシャがアンナさんと同居していることを思い出し、二つ返事で了承した。

騎士もあーだこーだといいながらも、結局行くと返事をしていた。というか、あれはああ見えてかなり嬉しそうだった。今日もかなり気合のはいったプレゼントを用意している。相変らず面倒くさい性格だ。

俺達4人とアンナさんは、居間でテーブルを囲んでケーキが焼きあがるのを待つ。リリーシャは先ほど「ちょっとまってね、もうすぐできるから。」と言ったっきり再びキッチンへ引っ込んでしまった。というわけで、リリーシャの代わりにアンナさんが俺達の相手をしてくれる。
美人な上に、気が効いて、スタイルもよくて、すこしは騎士にもみならってほしい。・・そういえば、爪の垢って本当に効果があるんだろうか。


「えーと、盗賊君に、騎士さん、武道家さんに、神官君だったよね。今日は来てくれて本当にありがとう、・・・そしてごめんなさい。最初に謝っておくけど、別にリリーシャには悪気はないの・・・。せめてこれを飲んでおいて、胃の痛みが大分和らぐ筈だから。」

そういって俺達に薬草を渡してくるアンナさん。アンナさん曰く、リリーシャの料理は料理とは呼べない壊滅的なものらしい。オリジナリティーをだそうとして必ず失敗するそうだ。

「別に食材が腐っているわけではないのでしょう?だったら、そこまで心配するほどのものではないでしょう?」

アンナさんの謝罪にこう答えたのはおれの幼馴染の騎士である。彼女の疑問はもっともだ。毒がはいっているわけでもないのに、薬草は少し大げさ・・・

「昨日見てしまったの・・、リリーシャの買ってた食材の中にね、紙粘土が入っていたわ。」

アンナさんの言葉に戦慄する俺達4人。食材ですらないとは予想のナナメ上すぎた。たしかに白い外見はバタークリームに見えないことはないが。それは料理ではない、工作だ。

「ま・・、まあ、紙粘土は体に害はないはずだし、・・・ないよね?」

パーティー唯一の良心武道家もさすがにフォローしきれない、というか、それはフォローではなく願望だ。

「普段ならリリーシャに絶対に料理はさせないんだけど、誕生日だけは別なの。誕生日は祝われる側が祝う人に料理を振舞うのが、うちの故郷の風習でね・・・。」

どうやら、アンナさんは毎年、お誕生日会という名の罰ゲームに参加しているそうだ。アンナさんが用意していた薬草はロリっ子ちゃんの家の庭に生えていたものらしい。
昔、ロリっ子ちゃんの料理を食べて、死に掛けたアンナさんが、落ちてきた葉っぱを食べて一命を取り留めそうだ。

「・・って、よくみたらこれ聖トネリコの葉じゃないですか!なぜこんなものが家庭の庭に!?」

驚く神官。毒や麻痺などさまざまな状態異常を治療する万能薬らしい。「仲介料を合わせて一枚500ゴールドで売れば・・。」とブツブツいっている神官はさておき、どうやら命の保障だけはされているようで安心はした。不安はぬぐえないが。


その時だ、「やっと焼きあがったよー」といいながら、リリーシャがケーキ(?)を運んできたのは。それは、真っ白くて、丸くて平たい、円盤のような物体だった。表面はカリっと焼きあがってあり、多数のひび割れが確認できる。・・まちがいない、これは紙粘土だ。下手をすれば100パーセント紙粘土かもしれない。


その巨大な物体を前にして、アンナさんは一度天に祈った後、工具箱からのこぎりをだしてきてきっちり6等分した。誰が最初に食べるか、俺達4人の間に不穏な空気が流れる。しかし・・、

「じゃあ、最初に私が食べるから・・。みんな、食べられないと思ったら遠慮なく私に言ってね、私が残った分も食べるから。・・残しちゃうとリリーシャが悲しんじゃうし」

そういって紙粘土を食べようとするアンナさん。やはりこの人は女神なのではないだろうか?しかし、こんな役目を麗しのアンナさんに任せるわけにはいかない。俺はアンナさんを押しとどめる。

「まってくださいアンナさん。ここはこの不肖盗賊めおまかせあれ、なーに、こう見えても胃は子供の頃から丈夫なんですよ!」

願わくば高感度アップ、願わくば高感度アップ、願わくば高感度アップ。
おれは心のなかでお祈りしながら、アンナさんが手に持っていた紙粘土を奪ってたべる。表面はガリガリと、なかはもっさりと、・・それは、まぎれもなく100パーセント紙粘土であった。

その時だ、両手に大きな物体をかかえて再びロリっ子ちゃんが入ってきたのは。


「あー、盗賊君!!いくらおなか空いたからってお皿たべちゃだめだよー。せっかくこのケーキの為に紙粘土でお皿やいてみたのにー!」


・・・こうして、俺の決死の努力も高感度アップの願いも全て無駄になった。その後ロリっ子ちゃんの作ったケーキ(本物)にとどめをさされることになるのだが、・・まあ、そのことは語るまでもないだろう。



【以下、レス返しです】


[165]がお〜様

>ところでラストダンジョンで今回の話みたいなマナー違反したら、冒険者はどんな仕打ちを受けるんだろうか?

<普段はその辺りのマナーはしっかり心得ているはずの勇者パーティー、しかし、僧侶さんの作ってきた弁当にあったってしまい。穴を掘る暇がなかった勇者。突然水攻めトラップ発動で、便と一緒に流されました。

>この感想返しの一文が何故かとても嬉しかった。
実はあの一文が、真エピローグ。

2011/Sep/30(Fri) 08:19 pm

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[165]がお〜◆dbaa7527ID: a69fb242
今回裏話も含めて幼女は本当にいいことをやりました。

ところでラストダンジョンで今回の話みたいなマナー違反したら、冒険者はどんな仕打ちを受けるんだろうか?


あと、
>あと、余談ですが、幼女は死んで世界樹に還ったあと、ダンジョンに思う存分甘えます。そういう意味では、永遠の幼女の婿なのかもしれません。もちろん幼女は本当の旦那のことも愛していましたよ。

この感想返しの一文が何故かとても嬉しかった。

2011/Sep/24(Sat) 05:06 pm

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[164]あぶさん◆e0235c0cID: 9f632b24


感想ありがとうございます。
今回の話は裏話が2本あります。1本目はレスの【160】です。まだ読んでない場合は、そちらからお読みください。

それでは、まずは裏話から。




【3話の番外編その2、アンナの休日】



6時、私はいつもどおりの時間に目を覚ます、休日だからといって眠りすぎるのは体によくない。そっとベッドから抜け出し、顔を洗って、歯を磨いたらいつものとおりに朝食の準備を始める。昨晩用意しておいたパン生地がいい具合に膨らんでいる。石釜オーブンに火を入れる。小さいものだが、家庭用としては十分なサイズだ。オーブンがあたたまるのを待つ間に付け合せのコーンスープとサラダを用意する。
ほどなくして部屋に香ばしい香りが満たされたとき、後ろから突然抱きつかれる。誰?という疑問などない。ここには私ともう一人しか住んでいないのだから。

「はいはい、もうすこしだからちょっとまっててね。まずは顔洗ってきなさい。」

そういいながら、彼女の口の中に少し大きめのトマトをほうりこむ、口をもごもごいわせながら、彼女は洗面所へと向かっていった。これが朝のいつものやり取りだ。口に入れるものはきゅうりだったり、ハムだったり、卵だったり、その日によって変わるけど。こうして私とリリーシャの朝ははじまる。


7時、朝食の時間。焼きたてのパンは外はカリッと、中はふんわりと、我ながらいいできだった。リリーシャに「どう?」ときくと。満面の笑顔で「とってもおいしい。」という返事が返ってきた。彼女はこう見えて料理の判定はきっちりとしてくれる。それが私達二人のルール。おかげで私の料理の腕はめきめきと上がっていく。


8時、食後の後片付けの後、洗濯と掃除を始める。今日は天気がいいから洗濯物もよく乾いてくれるはずだ。リリーシャはいつも来ている冒険着を丁寧に洗っている。この冒険着、リリーシャが着ているときはそうでもないんだけど。リリーシャが脱いだ途端に、なんだか神々しいまでの輝きを放つんだよね。リリーシャにエリクサーを分けてくれた冒険者からもらったらしいけど、あの杖といい、水でできたパジャマといい、本当に気前のいい冒険者だと思う。この子の恋が実ればいいなと私は思う。・・・本当は少し寂しいけど。


10時、今日は二人で買い物にでかけることにした。休日は図書館行って勉強したり、湖までピクニックにいったり、公園で軽くスポーツしたり、エトセトラ。今日は買い物の気分だったから。ショッピング街に向かうことにする。


11時、大型服飾店の敷居をまたいだところで、「あー、武道家ちゃんだー!」とリリーシャが大きな声をあげる。

向こうもこちらに気づいて手を振る。私は初対面だから彼女と自己紹介をする。わたしも相当に背は高いが、その私よりも更に一回り身長が高い。また、武道家らしくその肉体は引き締まっている。少し話しただけですぐに彼女の人となりが理解できた。とても気持ちのいいさっぱりとした性格だ。

私とリリーシャは学校が別々なので、どんな学生生活を送っているか心配だったのだが、こんないい友達がいるのなら、心配する必要もないだろう。彼女はトレーニングウェアを探しているそうだ。私たちは特に欲しいものがなかったので、彼女の買い物に付き合うことにした。

程なくして、リリーシャが「これなんてどう?」と武道家に差し出したのは、ピンクの生地に、ウサギの顔が大きくバックプリントされたジャージだった。

・・こんなものどこからみつけてきたんだろうか。実はリリーシャのファッションセンスには壊滅的なものがある。だから、彼女の服はいつも私が選んでいる。彼女が服飾学校や料理学校に行かなくて私は本当にホッとしている。リリーシャの作る料理や服は罰ゲーム以外のなにものでもないから。

「いや・・、さすがに・・、それはちょっと・・」とわたしの方を懇願するような目でみる武道家さん。

「ねえリリーシャ、武道家さん大きいしスタイルもいいからきっとこっちの白に紫のラインの方が大人っぽくていいとおもうな。」

そういって、私は彼女に、スタイリッシュなジャージを差し出す。武道家さんは助け船とばかりに、私のジャージがきにいったことをアピールする。リリーシャもそれには反論しない。自分の服を選ぶときでも、「こっちの方が大人っぽいよ」といえば、だいたいリリーシャは納得する。伊達に10年以上幼馴染やっていない。

買い物のあと、こちらに向かって何度も頭を下げる武道家さんに手を振って、私たちは昼食へと向かうことにする。それにしても本当に気持ちのいい人物だった。「いい友達だね、大事にするんだよ、リリーシャ」わたしの言葉に、満面の笑みで彼女は「うん!」と頷いた。


13時、今流行のイタリアンレストランに昼食を食べに行く。こうやって、色々な店にご飯を食べに行くのも私にとっては勉強。ご飯を食べながら勉強できるなんて、我ながらいい職業を選んだものだと思う。

レストランは昼ということもあって、ほぼ満席。「合い席でもよろしいですか?」と聞かれる。断る理由はない。座れるだけでもありがたい。そして席に案内されたとき

「あー!盗賊君と騎士ちゃんだー!!」っと、リリーシャの声をあげた。席に座っていた二人組みの女性の方は、驚いたのか飲んでいたレモネードをブッと噴出していた、・・・連れの男性にむかって。顔にかかったレモネードをハンカチでふき取りながら、男性のほうがリリーシャに答える。


「おう、ロリっ子ちゃ・・じゃなかった。リリーシャちゃんか。そっちもメシか?」


レモネードを吹きかけられたことにはさしたる疑問も感じていないようだ。ひょっとして、こういうことが日常茶飯事なのだろうか。

盗賊とよばれた男は、私達ににこやかに席を勧める。騎士と呼ばれた女性の方は、「ち、ちがいますわよ!これは別にデートとかそういうのではありませんから!!」と、聞かれてもないのに言い訳を始める。

お互いに自己紹介をする。どうやら向こうも幼馴染同士らしい。なんだかみていてほほえましい。向こうは私とリリーシャが同じ年だということに驚いていた。・・まあ気持ちはわかるけどね。身長も30センチ差あるし。第二次成長など見る影もないリリーシャに比べ、わたしは出るとこしっかり出ちゃってるし・・・。まあ、こんなもの男の視線を集めてしまうだけだから、なんのメリットもないのだけど・・・。

盗賊くんもさっきからこの胸をチラチラとみている。別に強調してる服を着ているわけじゃないんだけどなあ。それにしても隣に美人の彼女がいるのにその視線はどうかとおもうぞ、盗賊君。

・・案の定その視線に気づいた彼女によって、目潰しを食らった盗賊君。あんなためらいも慈悲もない目潰しは生まれて初めて見た。ご飯を食べ終わった後、二人と別れる。別れ際にも、


「別に盗賊とはなんともないんですからね!ぜっっっったいに、他の人に言わないでください!!」


と、騎士さんは顔を真っ赤にしながらリリーシャに念を押していた。

二人を見送った後、私はリリーシャにこういった。「・・・まあ、ああいう友達も一人か二人ぐらいなら、いても楽しいかもね・・・、リリーシャ。」リリーシャも、少し躊躇いながら「うん」と答えた。


15時、噴水のそばのアイスクリーム屋に行くことにする。噴水をはさんでアイスクリーム屋のちょうど向かい側に人垣があった。どうやら一人の神官が説法をしているようだった。

説法が終わり人垣が次第に消えていくと、その神官はどうみても11、12歳の少年だった。


「あー、神官くんだー!!」そういいながら、かけていくリリーシャ、どうやら彼はああ見えてリリーシャと同じ年らしい。二人並ぶとどうみても小学生にしかみえないが・・・。

彼もリリーシャに気づき手を振る。「こんなところでなにしてるの?」と問うリリーシャ。彼はそのにこやかな笑顔を崩さないままこうこたえた。


「ああ、自作の免罪符売ってたんですよ、定価の半額で。みなさん大喜びでしたよ。あ、そうだ、わたしが免罪符売ってた事は教会には内緒にしておいてくださいね。」


そういって、彼は手を振りながら去っていった。ずっしりと重そうな小銭袋を抱えながら。その顔にはやはりにこやかな笑顔を浮かべながら。

彼を見送った後、私はリリーシャにこういった。「・・・リリーシャ、友達はちゃんと選ぶようにね。」リリーシャは、しばらくの無言のあと、「うん」と小さく頷いた。




【レス返しです】

[161]くらん様
>うわ~w どれもダンジョンじゃありそうな話www ダンジョンに意思があったら確かに微妙だわな。

というかモンスターたちがお行儀良過ぎるw

<まずは誤字の報告ありがとうございました。修正しました。
だれかが掃除をしないと、悪臭とかひどいと思います。きっと他のダンジョン物の話でも実はモンスター達が頑張ってるんだと思います。


[162]gagaga様
>おい、ようじょんw
それは教育のためにならないぞw

<なんだかんだと言って、しょせんはラストダンジョンの娘。そこまで気が回っていません。卒業式を前に進路に悩む幼女ですが、じつはその原因はここにあったのじゃなかろうか。


[163]ゴリアス様
>お初です。
今回初めて感想を書かせていただきます。

ようじょん、それじゃ幼女が強くならないよww
でも装備品でスーパーチートだからいいかww

未来の婿(嫁)も着々と幼女の外堀を埋めているようなのでよき哉よき哉。
しかしラストダンジョンは永遠の幼女の婿だぜ! そこだけは譲らねぇ!!

<こちらもはじめまして、感想ありがとうございます。
御察しの通り、幼女の装備はチート仕様のため、モンスターもトラップも意味はなし。生来の運のよさも高いので、仮にようじょんの助けを借りなかったとしても、彼女の1位は揺るがなかったことでしょう。ぶっちぎりトップでは無理ですが。

あと、余談ですが、幼女は死んで世界樹に還ったあと、ダンジョンに思う存分甘えます。そういう意味では、永遠の幼女の婿なのかもしれません。もちろん幼女は本当の旦那のことも愛していましたよ。



2011/Sep/23(Fri) 10:03 pm

編集削除 Pass:

[163]ゴリアス◆b147bc52ID: c8dc2962
お初です。
今回初めて感想を書かせていただきます。

ようじょん、それじゃ幼女が強くならないよww
でも装備品でスーパーチートだからいいかww

未来の婿(嫁)も着々と幼女の外堀を埋めているようなのでよき哉よき哉。
しかしラストダンジョンは永遠の幼女の婿だぜ! そこだけは譲らねぇ!!

次回もお待ちしてます。がんばってください!
感想板の外伝も楽しみにしてます!

2011/Sep/22(Thu) 11:45 pm

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[162]gagaga◆9c0dd862ID: be8ab0f3
おい、ようじょんw
それは教育のためにならないぞw

2011/Sep/22(Thu) 09:18 pm

編集削除 Pass:

[161]くらん◆8a6fbe10ID: 52505daf
誤字

最新話
>ほうが経験地も多いし
→ほうが経験値も多いし


裏話
>不純同姓交遊
→不純同性交遊
まぁまとめて本文に上げる時があったらどうぞです。


うわ~w どれもダンジョンじゃありそうな話www ダンジョンに意思があったら確かに微妙だわな。

というかモンスターたちがお行儀良過ぎるw

2011/Sep/22(Thu) 06:13 pm

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[160]あぶさん◆e0235c0cID: 9f632b24


再び1週間以上空いてしまって申し訳ない。

本当は先週末に投降するつもりだったんだけど、チラ裏で、ハンター×イカ娘や、ハンター×どうでしょうを書いてたら、こっちまで手が回らなかった。
もし、興味のある方はそちらものぞいてみてください。どうでしょうクロスはもうかきませんが、イカ娘は今週中に別のクロスネタを上げるつもりです。

今回はダンジョンの日常的な謎についてのお話でした。本編の夏休みの自由研究と合わせて、これでダンジョンの色々な謎がとけたとおもいます。それでは、いつもの通りの、裏話、今回の裏話は幼女の学園生活中のライバルパーティー(幼女は別になんとも思っていない)についてです。



【裏話・よくある勘違い系の物語】




「・・4時間50分、二位の僕らのおよそ6分の1の時間か・・、まさか5階層までを日帰りとはね、このタイムどう思う?盗賊君」


「まあ、5階層まで、一度も回り道せず、一度もモンスターに出くわさず、一度もトラップにかからなきゃ、4時間も不可能じゃねーさ。」


「つまりは無理ということだね・・。」


神官の問いに俺は皮肉交じりに答える。掲示板には2年生になってから始まった初めてのダンジョン実習の成績順位が張り出されていた。平均タイムはだいたい3日から4日、長いもので1週間。地殻変動の直後だったからマッピングや情報収集も意味がない。俺達のタイムが30時間だったことを考えても、あきらかに異常だ。しかも・・


「すっげーなー、あいつ魔法使いでソロだろ?レンジャーも前衛もなしでこのタイムかよー。アタシも負けてらんねーなー。」


武道家は素直に感心する。人を決して妬まない、妬む前に努力する。それが彼女の生き方だ。我がパーティーの唯一の良心にして、頼りになる前衛。その素直な性格を反映してか、胸も素直にたくましく育っている。俺の心の女神様です。


「ソロで魔法使い、高い身体能力に加えて化け物じみた魔力量・・・。『帝国の魔導兵姫』の再来と言われるのも無理はないですね。」


神官が思わず「禁句」を口にする。バカかお前は!そんなこといったらまたアイツが・・


「だれが「帝国の魔導兵姫」の再来ですか!!あんなポーッとした子があのお方の再来だなんて私は認めていませんわ!!」


・・ほら来やがった。うちのパーティーのリーダーにして、とある有力貴族の一人娘、ひねくれて育ったせいで、胸までひねくれて薄いままの騎士(女)、そして非常に残念なことに、俺とは幼馴染の腐れ縁だ。こいつは昔盗賊に襲われたことがあり、その時偶然通りかかった「帝国の魔導兵姫」に助けられて依頼、彼女を殆んど崇拝の対象の如く慕っている。
だから、あのロリっ子ちゃんが、魔導兵姫の再来といわれることが気に食わないらしく、事あるごとに彼女と対立している。・・まあ、対立といっても、うちの幼馴染がかってにつっかかってるだけで、向こうはなんとも思ってないんだが・・。


「ポーッしてるのはただの演技だよ。あの子の底は知れないよ。本当は騎士だってわかっているんでしょ?」


神官の言葉に黙りこむ騎士、コイツだって本当はわかってる。あのロリっ子ちゃんが自分よりはるかな高みにいることぐらいは、しかしそれを認めてしまえば努力する力を失う。こいつはあくまであの子のライバルで、そうあらんがために努力し続けるのだろう。・・まったく、ひねくれたやつだ。すこしは武道家の素直な性格を見習って欲しい。ついでに胸の大きさも。

・・と、その時だ、うわさの渦中の人間が丸めた大きな紙ようなものをもってやってきた。団子状態だった掲示板前だったが、彼女の前の道が自然と開く。彼女はつま先立ちで、紙を画鋲で貼り付けてそのまま去っていった。その紙には数行の文字が書かれていた。
全員の視線がその紙に集まる、学年ぶっちぎりのトップの人間が一体何を掲示板に張っていったのか。興味がわくのも当然だ。ちょうどそのまん前にいた神官がその文字を読み上げる。


「えーと、『よりよいダンジョンを作るための4つのお願い』ですか・・。
1ゴミ箱を設置したのでちゃんと分別すること。エコロジーなダンジョンを心掛けましょう。
2まだ子供のモンスターは襲わないようにしましょう。キャッチアンドリリースの精神です。
3ダンジョンでトイレをする場合は、穴をほってそこにしましょう。使用後はちゃんと穴を埋めるように、また使用済みのトイレットペーパーは燃やすかきちんと持ち帰りましょう。アウトドアの常識です。
4ダンジョン内で不純異性交遊ならびに、不純同性交遊は控えましょう。誰にも見られていないと思ったら大間違い、壁に耳あり障子に目ありです。
・・・・なんですか?これは????」


読み終えてこちらを振り返る神官。掲示板の前にいた連中のなかにちらほらと頬を赤く染めるやつらがいた。心当たりでもあるのだろうか・・。そして頬を赤く染める人間の中には俺の幼馴染もいた。


「お前・・まさか・・。」


幼馴染と目が合う、彼女の顔は一層赤く染まっていき、耳の先まで真っ赤になった。


「ち・・ちがいますわよ!!べ、別にそういうことを望んで貴方とパーティーを組んでいるわけじゃ・・」


「おまえ・・、魔法使えるんだからちゃんと紙は燃やせよ。・・いや、それとも穴をほってなかったのか?」


「死になさい!!!!!!」


炎を纏ったレイピアが俺のあごを跳ね上げる。レイピアだったからよいものの、もしこれが剣ならいくら俺でも死んでいる。・・いや、これでも十分に重症だが・・・。


「・・っぐ・・し・・神・・官・・。」


「はいはーい、ダンジョン以外での治療は一回10ゴールドですからね、まいどありー。それにしてもあなたも学習しない男ですねー。」


こうして俺のなけなしのお小遣いは、再び神官の懐へと消えていくのだった。



【人物紹介】

騎士(女)
どこぞの伯爵の娘。幼い頃、魔法使いさんに助けられた過去を持つ、テンプレツンデレ。盗賊とは幼馴染。昔は素直な女の子だったが、憧れの魔法使いさんに「男の操縦の仕方」なるものを教え込まれ、一晩でこうなってしまった。学生としては、かなりの腕前の魔法剣士

盗賊(男)
しがない商人の息子、子供のとき迷子になって泣いていた騎士(5歳)を面倒みたのが彼の運の尽き。盗賊になったのも「あなた、戦士とか魔法使いとか無理そうだから盗賊になりなさい、冒険者学校入学の手続きは済ませておきましたから」と、幼馴染の騎士に無理矢理盗賊にさせられた為。本当は商人学校に通うつもりだった。あまり裕福ではない家族の為にも伯爵の娘に逆らう事はできない。盗賊としては、可もなく不可もなく。おさない頃から騎士(女)に理不尽な暴力をうけているため、耐久力だけは異常に高い。

神官(男)
腹黒神官。口調こそ丁寧だが、お金が好きな毒舌家、でも治癒の腕前は相当なもの。背丈は低く女の子と見間違われることも多い。姉の大神官は勇者パーティーの一員だとか。

武道家(女)
竹をわったような気持ちのいい性格で幼女とも仲がいい。背は高いし、出るとこもでているため、14才(番外編3話時点)にはとても見えない。体育の授業中、男子生徒の視線は彼女のものだ。武道家の腕も歳の割には結構なもの。黒髪のポニーテール。



【以下、レス返しです】

[156]マイマイY@様
>もうやだこのだんじょん

<いやだいやだといいながら、こうしてまたクリックしていただける貴方に感謝です。


[157]ぽむ様
>さくっと読むには丁度良くて、ちょっとほんわかさせられる
そんな感じのいいお話でした。
<本編はまさにそれを目指していたお話でした。ありがとうございます。

>これ以上のエピソードはあまり想像付かないですが
次回作なり番外編なり期待しております。
<蛇足にならないように、本編を補完できるようなエピソードを目指しています。あとは作者はチラ裏でクロス作品をよく書いているので、よろしければそちらもどうぞ。


[158]夢現様
>つまり髪飾り効果で処女懐妊とかありえるのだろうか
もしくは覚えはないがダンジョンに頻繁に出入りしてたことでダンジョンのアイテム発生効果的に子供ができてしまってたとか

<いや・・、流石にそんな里見八犬伝なことは・・・。
幼女MKⅡの父親は秘密というのが公式ですが、相手は人間で幼女は幸せな結婚をしたというのも公式です。ダンジョンはダンジョン、人間は人間。これがこの物語の一つのテーマですから。


[159]凡士様
>違う意味で、精神力に+がついても、いいんじゃないかと…。
 伝統になったのは、説得という名の脅迫もしくは呪いを学園ようじょんもかけられたせいですね。

<学園ダンジョンにまでかけたかどうかはわかりませんが、京極さんなら、確かにそのくらいの呪いをかけることができてもおかしくない。
あと、あのアイテムを纏って壇上にたてば、確かに精神力が底上げされれるでしょうね。同時になにか別のステータスも下がる気がしますが。

2011/Sep/22(Thu) 06:40 pm

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[159]凡士◆7ccb0eeaID: dbf076ce
 違う意味で、精神力に+がついても、いいんじゃないかと…。

 伝統になったのは、説得という名の脅迫もしくは呪いを学園ようじょんもかけられたせいですね。

2011/Sep/20(Tue) 11:20 pm

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[158]夢現◆fbd8dee5ID: 7fd573b9
つまり髪飾り効果で処女懐妊とかありえるのだろうか
もしくは覚えはないがダンジョンに頻繁に出入りしてたことでダンジョンのアイテム発生効果的に子供ができてしまってたとか

2011/Sep/19(Mon) 09:28 pm

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