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原作ではほぼスルー状態の天子擁立イベントです。 曹仁はちょっと情けないですが、久しぶりに槍以外の武器の戦闘シーンを書けて個人的には満足(たぶん読者の皆さんには退屈なシーンでしょうが)。 この作品中では天子は割と重要な存在で、恐らく誰も覚えていないと思われますが、遥か昔に投降した2章4話のラストで思わせぶりに曹仁が天子との邂逅を振り返っております。 また幕間の白波賊でも、楊奉が天子に超常的な存在を感じるシーンが存在します。 徐晃こと華雄は、原作漢ルートとかコンシューマ版とかドラマCDから補完して最強クラスの武勇と董卓への忠誠心が強いキャラクターに肉付けしました。 次回はこの作品での天子や外史に関する設定語りになるので、退屈な話になると思いますが良ければお付き合い下さい。 追伸 今週は遂に戦国†恋姫の発売ですね。 鬼とかお家流とか斜め上の設定も多いですが、とりあえず史実でも好きでキャラデザも気に入った義輝に期待。 >TZRspRさん 感想ありがとうございます。 麗羽の試験結果は強運でというのも考えたのですが、今後の展開のためにもお気楽だけどちょっと深いキャラ付けにしたかったため、努力をしていることにしました。 >alcestさん 感想ありがとうございます。 いえいえ、この作品の曹仁は恋姫世界に放り込まれた一般人なので苦戦していますが、三国志での曹仁が最強クラスの武将なのは事実ですよ。 よく魏軍最強の武将として扱われる張遼も、正史では曹仁に次ぐという評価です(曹操の一族だから多少ゲタ履かせている感じはありますが)。 この作品では今回も情けないところを見せましたが、管槍と白鵠ありでなおかつ引き分け狙いなら恋とでも泥仕合に持ち込める実力者です。 >あああさん 感想ありがとうございます。 確かに派手な活躍はありませんが、恋を相手に愛紗以上に長くもったことを評価して頂きたいところ。 この作品では抑え目に描写していますが、原作恋は一人で三万人を蹴散らし、劉備に代わって趙雲が加わった三英戦を軽く流してしまうチートキャラということも考慮して頂けると。 2013/Dec/15(Sun) 01:28 pm
2013/Nov/27(Wed) 01:43 am
序文のそれは大ウソだったけど、非常に面白かったです。これからも頑張ってください。 2013/Nov/27(Wed) 01:26 am
袁家は本当にらしく描かれていますね、このグダグダっぷりが袁家なのですよね、この分ではこの作品でも袁家の負けは確実な様で…… にしても私塾で主席を努力で得ていたとは少し驚かされました、恋姫無双の袁紹はそういう事は想像出来ないキャラでしたのでw では、次回更新を楽しみに待たせていただきます。 2013/Nov/24(Sun) 03:34 am
袁家のお話。 華琳と麗羽の過去話は曹仁も絡めて本当は膨大な尺があったのですが、今回は華琳との人間関係だけに絞って大幅にカット。 三者の幼少時の関係についてはその内幕間で触れようかと思います。 それにしても麗羽は真面目な話と絡めにくい事この上ない。 それではまた次回更新で。 >TZRspRさん 感想有難うございます。 華琳と桃香の関係はこの作品のメインテーマの一つですので、今後も焦点を当てて書き込んでいきます。 呂布軍はまあ落ち着くところに落ち着いてくれたかなと。 自由に動かせて描写もしやすキャラなので高順は今後も便利に動き回ってもらうつもりです。 2013/Nov/23(Sat) 12:44 pm
今回は平和な日常と、久々にのんびりとした話でしたが、華琳と桃花の交わりを見る度にそう遠くないうちに別離がある可能性が高いかと思うと、じんわりと寂しさば滲んで来ますね、 まぁこの作品では華琳が桃花を受け入れるだけの器を持っている可能性が高くもあるのですよね、特に史実や演義に比べて仁の影響かゆとりがあると言うか寛容さを兼ね備えている印象がありますので、 個人的にはこのまま友誼を結んで行って欲しいものです。 史実での曹操は高い税を課し厳しく法を執行し、領内の治安を高める事で国を発展させましたが、この世界では冷血と言うほどの行いは為されていませんので期待を抱いてしまいますねぇw 呂家軍の三人には上手く行けば平穏に生活を送らせる事が出来そうで、何だかホッとしたのですが、呂布の身の振り方が定まらないところに一抹の不安感が…… では、次回更新を楽しみに待たせていただきます。 2013/Oct/22(Tue) 03:18 pm
久しぶりに恋姫っぽいノリの話を。 ほんとはもっと地の文をがっつり削って台詞だけで回していきたいんですが、今後の課題ということで。 あと出さなきゃ出さなきゃと思っていた絶影と的盧をようやく登場させることが出来ました。 馬ですけどそのうちちゃんと見せ場がある二頭です。 それではまた次回更新で。 >TZRspRさん 確かに西涼が曹操軍と関わるのはもう少し先になりますね。 イベント的にもそうですし、地理的にも間に他勢力が存在しますし。 今の更新スピードからいくと下手すると二年以上先になりそうな。 2013/Oct/19(Sat) 02:12 pm
今回は西涼ですか、あそこは何というか日本史で言うところの九州に近い印象を受けますね、ヤクザの世界では60年代までの大阪なんかもそうですね。 内輪で頻繁に争っているのに他所から手が出てくると団結して対抗する、普段抗争しているから実戦経験豊富で大規模戦以外ではしぶとい強さを見せて粘り勝ちというパターンですね。 進出側に”大義”がないと地元勢には勝てないのですよね、歴史を振り返ると多くの国が同様の状況にあるのですが、大義を得て進出すると内部分裂で勝つ事があるのですよね。 そして基本この手の地域では外部の勢力を”大義”を与えて引き入れた家が残るのですよね。 ローマの様により安全な別の迂回街道を整備して干して滅ぼすなんて手もありますがw 基本この手の地域って地の利を生かせる辺鄙な地域に在るのでそんな手が打てるのですが。 実際西涼勢って外へ出て大規模会戦となるとそう大きな活躍は出来ていない印象があります、ゲリラ戦以外ではそれほどでもないと言うような、所詮ヤクザの延長線上でしか無い感じですかね。 まぁあくまでも私の拙い知識による印象ですが。 この世界では果たしてどう言う役割を果たす事になるのでしょうかね、ハッキリ言って西涼は無理して穫りに行くほどの地域ではありませんし、史実でもそう重視されていませんしねと言うか中国って辺境は結構放置しているのですよね、形だけでも恭順を示せば良いって感じでw まぁ西涼勢が本編に関わってくるのはまだまだ先でしょうから考えても仕方ないのでしょうがねw では、次回更新を楽しみに待たせていただきます。 2013/Sep/23(Mon) 01:22 am
西涼のお話。 基本的に各陣営一人ずつはメイン級の男性オリキャラを加入させていますが、西涼軍では無難に龐徳となりました。 真名は史実における人柄からそれらしい漢字を選んで人名っぽくしただけですが、我ながら結構お気に入り。 馬家に姉妹を追加している作品も結構見ますが、個人的には翠と蒲公英の掛け合いは二人だけで完成していると思うのでそれは無しで。 陣営的に原作では名前位しか出なかった馬騰もオリキャラといえばオリキャラで、韓遂、成公英は紛れもなくオリキャラと、ただでさえオリキャラ過多になってますし。 ではまた次回からの新章で。 >>TZRspRさん 感想ありがとうございます。 呂布陣営の扱いはどうあっても違和感が残る展開にしか持ち込めませんでした。 もっとも恋姫的、華琳的な展開は全員旗下に加えるというものでしょうが、さすがにバランスを考えると恋が武将として仲間に加わるのはその後の展開を壊しかねないと思い、こうした処遇となりました。 2013/Sep/21(Sat) 08:43 pm
何だか少し腑に落ちない様な感覚もしますが、落としどころとしては唯一といったところでしょうか、まぁ恋にはのんびり暮らしてもらってその上で今後を考えてもらうと言う事で。 今回の戦は収支的には微妙な気もしますが、長期的視点では大きな意味を持ちますね、人材的には内政向きな人物が居ませんのでそれを生かす事が出来るのは遅くなりそうですがw さてこの後はおそらく対袁紹となるのでしょうが、史実と違いこの世界では負ける姿が思い浮かびませんねぇ、史実では甘い点以外は曹操に負ける要素など無かったのですがねぇ。 ともあれ作風からしてそう簡単に行かない可能性が高いので、色々想像を巡らしておきますw では、次回更新を楽しみに待たせていただきます。 2013/Aug/27(Tue) 02:17 pm
呂布編はこれで終わりとなります。 恋達の処遇は結局実に恋姫らしいところに落しました。 恋に表舞台から退場してもらうのは変わりませんが、プロット段階では以下のどちらかの展開を予定していました。 ①恋と高順は討死。音々音は意識を取り戻した曹仁と会話の後、二人の後を追って自刃。 ②高順討死。恋も致命傷を負うが命を取り留める。表向き恋は戦死、音々音は自刃として二人は放逐。曹仁には表向きの事情(三者とも死亡)だけを教えて甘えを払拭する。 こっちの展開でもいくらか書き溜めたシーンがあったのですが、あまりにも暗くなり過ぎるので軌道修正しました。 >TZRspRさん 赤兎隊に関しては個人的にもちょっとやり過ぎたかな、と思う部分も多々あり。 曹仁の白騎兵を調練で鍛えられる軍の限界として設定していますので、恋の赤兎隊はそれを越えた脅威を持ちつつ騎兵とはまた別の強さを、と考えた結果、何だか化け物じみた存在になってしまいしました。 それだけに赤兎隊が敵兵を蹂躙するシーンは書いていて楽しくもあったのですが。 >匿名希望さん というわけで、三者とも生き残る展開にさせていただきました。 まあ恋姫ですし、華琳なら捕えた者をあえて処刑はしないでしょう。 史実の曹操でも裏切りを繰り返してない呂布だったら殺さず旗下に加えた可能性もありますし。 2013/Aug/26(Mon) 04:51 pm
結局寝込んだままと今一締まらない仁でしたが、何とか曹家軍が勝利を収めましたね。戦巧者や地力の勝利と言うより泥縄式に運に頼った、かろうじての勝利といった趣ですが、だからこそ楽しませて頂いたとも退屈だったたも取れる戦場でした。 赤兎隊に関しては通常では戦いにすらならない国力差を、見れる物にする為に良いスパイスだったとも取れますが、文体や描写の重厚さから受ける印象と合わさるとしらける要素と取る方も多いのでは無いでしょうか。これが漫画チックな文体でしたらソレは無かったのでしょうが。 総評としては客観的には絶妙なバランスからほんの僅かマイナスに傾いていた様に感じました。 主観的には少し冗長に感じましたが、通して考えると存分に楽しませて頂きました。惜しむらくは少し中弛み感があった事でしょうかね。 では、次回更新を楽しみに待たせていただきます。 2013/Jul/31(Wed) 03:46 am
当人の気質としてはけして戦には向かないのに、天与の武威と乱世という時代が合致してしまった為に戦う事を余儀なくされる。 また自身の望みを伝えようとしない為に、武威に酔った者によって担がれてしまう。 その意味では、結局のところ陳宮も高順も見ていたのは無双の飛将軍「呂奉先」という神であって、動物好きの少女「恋」という人間ではなかったということでしょう。 そして、だからこそ「恋」は陳宮や高順の為に「呂奉先」として戦い続け、そしてこれから死んでいく事になるでしょう。 人の世に「神」はなく、またあってはならないと思いますから。 「恋」を死地に至らしめたのが陳宮と高順である一方、この二人を死地に追いやるのは「呂奉先」であるのは何とも皮肉だと思います。 ……もし呂布がただ一言、「もう戦いたくない」と「恋」としての意志を示していれば、きっと誰も死なず、傷つかずに済んだでしょうに。 自らの意志を周囲にはっきりと伝える事をしなかった以上、この末路は憐れな一方で自業自得とも言えるでしょうね。 2013/Jul/29(Mon) 06:38 pm
呂布戦決着。 恋大暴れのお話で、やっぱり主人公は見せ場無し、というか出番すら無し。 ちょっと最後はくどいくらい恋に奮戦してもらいましたが、恋姫にせよ演義にせよ、やっぱり用兵や策だけで決着を付けてしまうのは寂しいジャンルと思うので。 次回で6章終了です。 TZRspRさん 曹仁の槍も中国で取れる柳の白蝋をイメージ(作中でも触れたかな?)していますので、本来はしなりを使って戦う武器です。 ただ本質的に恋姫のキャラクターに対しては身体能力で大きく劣り、ただし白鵠のお蔭で機動力だけは勝る、という主人公なので、間合いの長い突き一点突破で戦うキャラにしました。 鈴々みたいな間合いが広すぎる得物持ちには、たぶん手も足も出ないでしょう。 搾れる手管があるのですね、それはまったく知りませんでした。 2013/Jul/29(Mon) 02:49 pm
仁の手札は管槍でしたか、確かに日本にしか無い武器ですから初見では相当有効ですね、しかし中国に管槍が無かったのは中国で槍とは柳の木などしなる柄を使ってしなりで攻撃する武器だからです。 日本で武器の王者と槍が言われるのは、室町時代に槍が日本に入ってきて突く打つ払う切るが一本で出来るからで、それまでの最強武器だった薙刀に取って代わりました。 竹や樫などの堅い柄を使う日本の槍では手管を使う余地が有り、中国式の槍ではその必要が無かったからです、折角のしなりを完全に殺してしまいますからねぇ。 そのしなりを使った変幻自在で高速の攻撃速度と、扱いの難しさから中国においては槍(花槍)は兵器の王を評されています。 また実のところ中国でも明代まで槍は廃れており、この時代に槍を仁が使った時点で実は未知の高性能武器になったりします、 まぁ恋姫世界ですから普通に柄の堅い槍は存在していますがw そして管槍が邪道と言われるのは、道場での立ち会いでしか活躍できないからです、先に述べた日本の槍の利点の内打つ払う切るが手管を付けた時点で充分に発揮出来なくなる為戦場では活躍できなくなってしまうのです。 その点を克服する為に搾れる手管も開発されたのですが今度は滑りが衰えてしまいますので、手で扱く方がましだとも言えますので。 と色々書きましたが、今回の勝ちを捨てての呂布の足止めには最適な武器と言えると思います、条件を整え自分の土俵で戦う事で呂布を縛り付ける、久々の活躍でしたね…… 最後が締まらない感じでしたがまぁこれはいつもの事ですのでw では、次回更新を楽しみに待たせていただきます。 2013/Jun/24(Mon) 03:44 am
久々の曹仁活躍回です。もっとも余り格好良い形ではないですが。 急に曹仁が強くなったと感じた方も多いでしょうか? 一応反董卓連合で春蘭と戦わせた時から、足止め的な戦いは得意という書き方をしてきたつもりなのですが、相手が恋ですからね。 天心飯がセルを新気功砲で足止めしたようなものとお考えを。 あといつもはほぼ完全に時系列に沿って書いていますが、今回2箇所回想を入れてみました。 読み辛いと感じた方は今度の参考になりますのでご指摘ください。 今回登場した管槍は、重火器や弓の類を除けば武器としての性能は最高だと個人的には思っております。 私の力量不足でイメージが上手く湧かない方は「尾張貫流」で検索して動画などを御参考ください。 あと最近では我間乱という剣術漫画にも登場しています。 この作品を書き始めた当初から呂布戦で出す予定だったので、漫画に出て来た時は新鮮味がなくなってしまうなとちょっと焦りました。 それではまた次回。 TZRspRさん というわけで曹仁がやっと活躍したお話でした。 恋姫の世界だともっと有り得ない武器も出て来ているので有難味はあまりありませんが、一応曹仁だけが持つ未来知識を使っての活躍……でしょうか。 三大老害ですか。 他の二人と比べると孫権には若いうちから華々しさが欠ける気もします。 2013/Jun/22(Sat) 12:13 pm
おや今回は孫家の話ですか、ふむ意表を衝かれたと言うよりは少しばかりの消化不良を感じてしまいますねぇ。 仁が曹家に帰参してからは仁が存在する必要性や意義が皆無な状態と言うフラストレーションが溜まる一方な展開でしたので、そのままこちらに流れてしまうともう物語を楽しむ上では仁の存在が邪魔にしか感じませんねぇ。 書き手が仁を持て余している様に感じられてしまいます。 孫家の人々の描写に関しては定番の物ばかりで安心して読めるのですが、これいって見るべき所無いとも言えますし、難しいところですねぇ。 今までと同じタイミングで挿入している思うのですが、タイミングが悪かったとも言えると思います。 盛り上がって来ている時か、一区切り付いた時に挿入する方が良かったのではないでしょうか。 それはさておき孫呉の人間はなんだか矢でサクッと死んでいる印象が強いですよねぇ、 孫権に関しては老害と言う極端なことになりますがw 個人的には徳川吉宗・東郷平八郎と並んで三大老害だと思っていたりします。 では、次回更新を楽しみに待たせていただきます。 2013/Apr/28(Sun) 02:08 am
ところ変わって孫呉の話。 延々戦場描写ばかりだと皆さんも私も飽きそうですので。 太史慈の性格が落ち着いているというか地味なので、小蓮とペアで動かすことで何とか恋姫っぽさを注入しました。 太史慈の真名は史実の彼の有名な遺言の「天子の階」から、高い所、高台、高楼という連想で。 真っ先に台(うてな)を思いついたのですが、男なので。 次回はまた戦場に戻ります。 TZRspRさん 感想ありがとうございます。 確かに華琳の見せ場というか器量を見せるようなシーンがこれまでありませんでした。 赤兎隊に関しては斥候が捉えきれない、と私の中では設定していたのですが本文中に描写をしていませんでした。 どうしても自分では客観的に見れない部分がありますので、ご指摘参考になります。 ところてんさん 感想ありがとございます。 どのご指摘もごもっともで、参考にさせて頂きます。 原作キャラとの交流に関してはオリ主ものであることもあってあえて自重気味にしていたのですが、今後もう少し増やしていきたいと思います。 史実なぞりに関しては、歴史上の書きたいエピソードがありますのでどうしてももう暫く歴史沿いで話が進みますが、最終的には異なる結末へ行き付くことと思います。 2013/Apr/27(Sat) 11:50 am
う~~ん書き手が曹操と荀彧を好きなのは大変伝わって来ているのですが、曹操の出番が増えるほどに小物っぽさが累積加算されている様に感じます。 防衛を任せたにも拘わらず打って出て敗走したのにそれを咎めない、これは些事を気にしないと言うよりも物事が見えていない様に見えますし。 ”勝つ為に”動かず余裕ぶって損害を被った呂布軍戦でもそうですね。 斥候を放っているにもかかわらず赤兎隊の動向をチェックさせていない部分も目立ちますし、戦場での自軍の情報統制を行っていない事もそうですね。 仁に呂布一派の取り込みを提示するならそれこそ連合解散時にすれば良かった訳ですし…… まぁこれは史実の”人材マニア”っぽさが出ていて味とも言えますがw まぁこれらは作り物ではなく”人間”として描く為には有効に働いているとは思いますが、主人公の仁以上に力を入れて書かれている曹操がこれでは、読み手としてはフラストレーションが溜まってしまいます。 連載故に細切れで読まざるを得ず、連載故それぞれで起承転結を有る程度は入れざるを得ない故の弊害とは理解して居るのですが、今回はえらくぼやけてしまってりる印象を受けました。 今回が”溜め”の話である事は理解しているのですがどうにも…… といいつつ次回で評価が一転して大絶賛になる事は往々にして有る事なのですがw では、次回更新を楽しみに待たせていただきます。 2013/Apr/01(Mon) 01:02 am
それなりに面白くはあったのですが、総評としてはやや微妙な感がありました。 一旦読み止めたのもそれと無関係ではありませんが…… 以下、思ったところを記載です。 良いところ ・文章力がしっかりしており、戦場描写等のディティールが素晴らしい ・話のテンポが良い 悪いところ ・主人公がダメ。 小物っぽいところもそうだが、言動的に「我や意思の強い人物」であるはずなのに、全体的な行動に主体性が感じられない。 それなりに大きな決断(コウホスウに師事する)をしてはいるが、心理描写が薄いことも相まって、総合的には状況に単に流されているだけ、という印象を受ける。 個性にしても、武に優れるとはいうものの、”普通の”一流どころ程度であるし、機略縦横というわけでもない。トリップものの強みである原作知識や史実知識もほぼ皆無と言ってよく、現代から来た主人公という設定が空気になってる。 無理にチート能力を持たせて八面六臂の活躍をさせるべきとまでは言わないが、主人公として読者を牽引していくだけの”華”がなく、要は影が薄い。 ・心理描写が薄い。 各人の決断や行動だけが描かれれて、主人公を始め登場人物たちが”なぜそうしたか”という掘り下げが足りてない。なのでドラマが薄っぺらく感じてしまう。 ドラマや情景を羅列描写してるだけというか、悪い意味で脚本的な印象。 ・ぶつ切り感がひどい 山場を越えたら即次のシーン、という手法が多用されすぎていて、その度に状況や時系列が混乱し、物語への没頭を度々妨げる。 行間・章間は読者の想像力で補完するものだが、ギャップの程度が過ぎれば白けてしまい、読欲を削ぐ結果になるかと。 ・原作改変、史実改変要素があまりない。ストーリー的なオリジナリティに欠ける。 話の大筋(≒歴史の流れ)が原作と大差ない印象。 個人的にSSに求める最大のカタルシス要素が足りてないのは大きなマイナスかと。 ・原作キャラとの交流が微妙 原作キャラとの交流エピソードが薄すぎる。あっさり出会い、さして惜しまず別れる、の繰り返しな印象。 心理描写に欠ける事と、一部原作キャラの存在感が強いことが相まって、主人公との関係性が非常に薄っぺらく感じる。 登場キャラを皆主人公にくっつけるべきとは思わないが、せめて再会への期待感が持てるくらいには交流させるべきだし、別れの前後を描写すべき。 悪い点を多く書きましたが、文章力や描写力は素晴らしく、構成力も十分なだけに、ストーリー展開が少々牽引力に欠けるというか、空疎な印象なのがもったいないと思いました。 大上段な批評になってしまい申し訳ありません。一読者の戯言程度に思ってくださいませ。 今後も執筆、頑張ってください。ではでは。 2013/Mar/30(Sat) 11:09 pm
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