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[10150] 月丘晶子の受難 X版 (花と乙女に祝福を)
Name: としあき◆31fa8600 ID:2bbe44ea
Date: 2009/07/08 17:48
これは、「その他SS投稿掲示板」の「月丘晶子の受難」の出張版です。



[10150] 第5話X版
Name: としあき◆31fa8600 ID:2bbe44ea
Date: 2009/07/08 20:15
第5話X版

 第5話の続きです。


 生徒会執行部役員について相談する為、美術室へやて来た晶子。
 志鶴は出かけているのか、美術室には誰も居なかった。
 手持ちぶさたに周囲を見渡すと、壁に展示さられた絵が一新されている事に気づく。興味を惹かれた。以前の絵は美術の教科書に載っているような、有名な作品のレプリカばかりだった。
 新しく展示された絵は、全て同じ作風なのだが、どこかで見たことのあるような気がした。何葉目かの絵を観た際にようやく、以前ニュースで見た絵である事に気づいた。
 展示されているのは志鶴の作品だった。
「うわー、志鶴さんは何かに受賞した事もあるって聞いてたけど、こんなにすごかったんだー」
 まるで空気までしっかり描かれてるような、不思議な印象を受ける。鼻歌混じりにじっくりと鑑賞してゆき、一葉の裸婦画が目に映った瞬間、思わず噴き出した。
「うわー、これがツリ目(仮)に盗撮されて掲示板に貼り出された兄さんがモデルの絵ですか」
 影武者の兄がモデルなのだが、対外的には晶子がモデルになっている。あまりに平坦に描かれた胸が原因で「晶子男性疑惑」に油を注いだ問題作だ。
「私、こんなにまな板じゃないし」
 己の胸を見下ろす。申し訳程度の膨らみはあるが、悲しいほどに平坦だった。
 自然と目が潤んでくる。考えるのを止め、当初の目的である志鶴を探す事にする。


 準備室の扉に近づくと物音がした。
「志鶴さ~ん?」
 そっと扉を開け、隙間から覗く。
「はぁ、はあ…、彰さん…」
 志鶴が異臭を放つゴスロリ衣装に顔を埋め、一人遊びに耽っていた。
 制服の上衣を首まで捲り上げ、ブラのフロントホックは外され、右手でゆっくりと自身の乳房を撫でている。
 ショーツは右足首にひっかけられて、左の人差し指と中指をクレバスに上下に這わせている。
 二本の指が動くたび、志鶴の口から甘い吐息が漏れる。
 ごくり。親友の一人エッチを見て思わず唾を飲み込む。
 見てはけない、そう思っているにも関わらず、目が離せない。
「ん、ふあ…、彰さん、彰さん…、ん、はあ」
 次第に這わせる指が早くなる。
 クリトリスを強く摘み、一瞬ぐったりと力が抜ける。
 花びらを広げ、右の人差し指を挿入する。第二関節まで、ゆっくりと、出し入れする。
 時折指を曲げ、中で引っかけて刺激を増す毎に嬌声をあげる。
「あ、二本も…」
 志鶴が挿入する指を二本に増やすのを見て、晶子も自然と自らの秘処をショーツの上からなぞっていた。
 次第に湿り気を帯びてくるのを気にしつつも、指を止められずにいた。
「だめ、もうだめぇっ、い、イクぅ~……」
 大きく声をあげ、脚をピンと伸ばし、ぐたったりとして余韻に浸る志鶴。
 反対に、声を押し殺してイク晶子。


(あ、このままじゃ見つかちゃう…)
 まだ余韻に震える躰をゆっくりと動かし、廊下へ向かう。
 注意力が落ちており、イーゼルを倒してしまう。
 ガタン。
 あっ、と注意を倒したイーゼルに向けていると、準備室から衣服が乱れたまま――自慰していた時のまま――の志鶴が異臭を放つゴスロリ衣装を持ったまま出てきた。
「あ、あの、私ナニも見てませんから!」
 慌てて逃げようとする晶子の肩が掴まれ、無理矢理振り向かされる。
「彰さん…」
 志鶴はゆっくりと晶子の首に手を回し、頭を押さえ、
 おとがいに指をあて、口づけた。
「んー、ひゃん」
「あぁ、彰さん…」
「ち、違います! 晶子、晶子ですってー!」
 否定は受け入れられず、再び口を塞がれる。
 口腔を舌で犯され、蹂躙される。
「はぁ、お、お願い、息させて」
 力一杯振り解こうとするが、すぐに口を塞がれ、舌を入れられる。
 歯茎を、歯を、舌を舐められ、顔の向き変え、口内のありとあらゆるものを吸われる。
 気が付くと、晶子は力が抜け、志鶴にしなだれかかっていた。
「っはあ…」
 何分口付けを交わしていたのか、口が離れると、二人とも大きく息をする。
 ようやく拘束を解かれ、晶子はぐったりと椅子に座る。
「ごめんなさい、晶子さん」
 吐息まじりに呟き、ゴスロリ衣装を鼻にあて、大きく息を吸い込む。
「あー、でも、晶子さんがいけないんですよ。こんなもの学校に持ってくるから」
 再び臭いを嗅ぐ志鶴。
「だって、こんなに彰さんの臭いの染みついた物を渡されて、帰宅するまで我慢できるわけないじゃないですか」
「な、なによそれー」
 志鶴は、未だに晶子の躰から力が抜けているのを確認すると、スカートを捲り上げ、ショーツの上から舌で舐めはじめた。
「やめて、ねえ、志鶴さん?」
 志鶴はわざと音を立て、ショーツ越しに愛液を吸い出す。
「ゴメンなさい、晶子さん。なんだか止まらなくて…」
「んふっ、晶子さんと彰さんは双子だけあって、臭いも似てますね」
 ジュルジュル音をたてて吸う。
「ふふふ」上機嫌にショーツを脱がし、直にヴァギナに口付け、舌を這わせる。
 そして、紐に気づくと、ゆっくりと紐をひっぱる。
「あぁ、タンポン抜かないで、お願い」
 晶子の懇願を無視し、少しづつタンポンをひっぱり抜く。
 志鶴は経血と愛液の染み込んだタンポンを顔の前に掲げ、臭いを嗅ぎ、恍惚を浮かべ、口に含んだ。
「ん~、彰さんには及びませんが、晶子さんの臭いも素敵です♪」
「そんなの食べないでください!」
 晶子の声を無視し、タンポンを口内で転がす。
 志鶴はどこからともなく絵筆を取り出し、晶子の花びら周辺を繊細妙なタッチで責める。
「んぁあ、ほん、本当にやめてください…」
「んふふ、まだ抵抗するんですか? 彰さんならもう私のなすがままになっている頃ですよ」
 クリトリス周辺を念入りに責める。
「あ……」
 小さく漏らし、晶子がイッたの確認し、志鶴は絵筆プレイに満足した。
「今度は、私の指でイッてくださいね♪」
 ぼーとする頭で呆然と志鶴を眺めていた晶子だが、晶子の指が挿入されると、ハッとし、志鶴を突き飛ばす。
「止めてください! わ、私の初めては兄さんにあげるって決めてるんです!」
「まぁ、残念です」


 晶子は、急いで着衣の乱れを直し、逃げ出した。
 志鶴は再び自慰に耽る。




あとがき

 この間、レズコーナーのAVを借り、わくわくして家路についたのですが、
 再生するとシーメイルが女を食べるものでした。
 絶望した―――っ!



[10150] 第7話X版
Name: としあき◆31fa8600 ID:2bbe44ea
Date: 2009/07/12 19:04
第7話X版

/ 1
 志鶴さんから頂いたコスプレ衣装の中から私服替わりにするものを選ぶべく、ダンボールを漁っていると、ノックと同時に扉が開けられました。
「晶子さまー、夕食一緒に頂きましょー」
 と元気な声が聞こえると同時に眞弥子ちゃんに飛びつかれました。思わずよろけて、そのまま押し倒されてしまった。
「あわわ、も、申し訳ありませんでした! 晶子さま、頭打ちませんでしたか?」
 眞弥子ちゃんは焦っているのか、私に乗ったまま声をかけてくる。
 この時、何故か悪戯心が沸き上がってきた。
 ―――最近何故か調子に乗ったり、悪戯したりする事が多い気がします。
 胸の前で祈るように両手を組み、「優しくしてね…」と言ってみました。
「ええ、ま、眞弥子でいいんですか!?」
 顔を赤く染め、狼狽える眞弥子ちゃんも可愛いです。
 そこへ祈がやってきた。
「晶子さま? 眞弥子さんも何やってるんですか!」
「い、祈さん。こ、これは違うんです!」
「眞弥子ちゃんに襲われちゃった」
 冗談っぽく言ったのに、眞弥子ちゃんは祈にこってりと絞られた。なんだか悪い事したような気がします。



/ 2

「もうすぐ夕食ですけど、何してるんですか?」
 ダンボールの中の衣装を覗き込み、引きつった顔で問いかける眞弥子ちゃん。
「私服や制服にほんのりと、良い臭いをつけたいな~って思って、少し芳香剤をクローゼットに設置したらえらい事になっちゃってね」
 とりあえず誤魔化してみます。
 興味を持った眞弥子ちゃんがクローゼットを開ける。
「失礼しま……、うえぇ、な、なんですかこれ――っ!」
 勢い良くクローゼットを閉めるが、動転してたのか、指を挟んでしまった。
「~~~~っ!」
 ちゃんと締めてから崩れ落ちる眞弥子ちゃん。
「被害を拡大させない為とはいえ、しっかりと閉めてから痛がるあたり、すごいねー」
「そ、そんなに酷いんですか?」
 眞弥子ちゃんにかけより、立たせてベッドに向かう。
「祈、ハンカチ濡らしてきて!」
 祈は返事をすると駆け出す。
 指を押さえ、ベッドに腰掛ける眞弥子ちゃんの隣に私も座る。
「ほんとは冷やした方が良いとは思うのですが、とりあえず応急という事で…」
 目を閉じ、眞弥子ちゃんの指をくわえる。
「えっ、晶子さま一体なにを!?」
「ふぇ? ほうきゅ~ほちはふぇふぉ?」
 指を口に含んだまま答える。
 目を開けると、眞弥子ちゃんは顔を真っ赤にしたまま驚きの表情を浮かべていた。
 構わずに舌を這わせ、指を舐め続ける。
「お、応急処置ですか…」
「ふぉうおー」
 肯定する。眞弥子ちゃんは翻訳能力が高いようです。
 わざとらしく音を立てていると、祈が戻ってきた。
「晶子さま、眞弥子さん、一体何をしているのですか?」
 祈にしては珍しく、怒っていることがよく分かる低い声でした。内心ビクビクです。
「見ての通り、濡れハンカチが届くまでの応急処置よ。祈、ご苦労様。早く冷やしてあげて」
 指から口を離し、笑みを浮かべて言う。
 納得してくれたのか、祈は何も言わずに眞弥子ちゃんの指を冷やす。



/ 3

「そういえば、何であんなに芳香剤を使っていたんですか。あんあに置けば臭いが混ざり合って大惨事になるの当たり前ですよ」
 少し落ち着いたのか、眞弥子ちゃんが質問する。
「あんあ事になるなんて分からなかったから…」
 少し俯いて言いつつ、内心ではバカップルに対する怒りが再燃します。
「でも、眞弥子さんはどうして芳香剤が原因だって分かったんですか?」
 眞弥子ちゃんは明後日の方向を向き、乾いた笑いを浮かべた。
 祈も私もそれで理解し、問い詰めるのを止めた。
「それで、指はもう大丈夫?」
「えっと、さっきよりは少しましになっているのですけど、まだヒリヒリします」
「病院で看護師さんに、こういう時は痛みとは別の感覚を与えると良いって聞いた事があるわね」
「別の感覚、ですか?」
 祈がハッ、とした表情を浮かべる。
「晶子さま、私に良い考えがあります!」
 祈は眞弥子のシャツのボタンを外しにかかる。
「な、何をするんですか、祈さん!?」
 狼狽える眞弥子ちゃんに構わず、祈は笑みを浮かべて眞弥子ちゃんのシャツをはだけ、ブラを外す。
「先日のおっぱいを大きくする方法です! あの時、眞弥子さん感じてましたよね?」
「た、確かに少し気持ち良かったですけど……」
 眞弥子ちゃんの返事を聞き、満面の笑みを浮かべた祈が私の手を引く。
「晶子さま、胸が大きい人のを揉んだり吸ったりすると、小さい人は大きくなるらしいです!」
「眞弥子ちゃんは痛みを紛らわせ、祈と私は悩みが解消できると?」
 祈と私は頷きあい、眞弥子ちゃんのロケットに襲いかかる。
「あの伝説は迷信だったじゃないですかー!」
 叫ぶ眞弥子ちゃんに唇を重ねて黙らせる。
「ん…」
 舌を入れると、眞弥子ちゃんから舌を絡めてきました。
 濃厚なキスをしている間も、祈はロケットおっぱいに夢中になってます。
 あまりの真剣さに、そこまで貧乳を気にしていたのかと不憫に思えてきます。
 とはいえ、やはり私もまな板なのを気にしている為、例え迷信だろうと縋りたい!
 あ、この迷信を教典として新興宗教立ち上げたら合法的なおっぱいパブができて儲かるんじゃないかな~って考えが浮かびました。
 信者(貧乳に悩む子)とエロオヤジから搾取してウハウハです!
 教祖は志鶴さんか聖佳さまでしょうか?
 なんてバカな事を考え、唇を離す。
「はぁ、はあ、キスって、こんなに凄かったんですね……」
 桜色の突起を口に含み、舌で転がす。
 先に舐めていた祈の唾液と私の唾液が混ざり合う。
 先端を舐めながら乳房を揉む。相変わらず、掌に吸い付くような感触が素晴らしいです。
 口を離し、指で乳首を掴み、押し、引っ張る。その度に眞弥子ちゃんが軽く甘い吐息を漏らす。
「眞弥子ちゃん痛みはどう?」
「き、気持ち良すぎ、て…、痛みはもう分かりません…」
「そう、それじゃ、もうお終いにしましょうか」
 この問いかけをしてる間にも、祈は真剣にロケットおっぱいを吸い続けている。まるで授乳プレイだ。
「え、や、やっぱりまだ痛いです…」
 恥ずかしそうに眞弥子ちゃんが言う。
「えー、でもー、さっきはもう痛くないって言ったよねー?」
「あ…」
「祈、もう止めなさい」
「はいです」
 名残惜しそうに、おっぱいを見つめたまま祈が口を離す。
「眞弥子ちゃんは何をして欲しいのかな~?」
「もっとしてください」
 眞弥子ちゃんは消え入りそうな声で言った。
「もっと大きな声で言ってごらんなさい」
「もっと気持ちよくしてください!」
 あぁ、羞恥に顔を染めてる眞弥子ちゃん。ゾクゾクしちゃう。
「もっと具体的に言ってごらんなさい」
「ま、眞弥子の胸をさっきみたいに吸ったり、揉んだりしてください!」
「はい、良くできました」
 再び口付けを交わす。祈は再びロケットおっぱいを貪る。
 唇を離し、胸に吸い付きながらショーツに手を伸ばし、ゆっくりと脱がす。
 ヴァギナに指を這わせると、既に愛液があふれ出していた。
 ゆっくりと指を挿入する。眞弥子ちゃんの嬌声が大きく、外に聞こえるのではないかと心配になってくる。
「祈、ちょっと、こっちを代わってくれないかしら」
「わ、分かりました。巧くできるか分かりませんが、がんばります!」
 祈が眞弥子ちゃんのクレバスに舌を這わせ、子猫のように溢れる愛液舐める。
 私は再び唇を重ね、眞弥子ちゃんの嬌声が外に漏れないようにする。
 キスしながら胸を責める。
 再び胸を吸い、乳首を軽く噛むと、三点責めされていた眞弥子ちゃんの躰が震える。
「ああ、も、もう…、ダメですぅ」
 眞弥子ちゃんは、叫ぶと同時に黄色い液体を漏らしてしまった。
 祈は叫びに驚き、顔を上げていたが服にかかってしまった。
 眞弥子ちゃんはスカートがびしょびしょになり、私のベッドは死亡した。
 なんだってこんな事に……。
 神はどこまで私に試練を与えるのか……。



/ 4

 その後、アクシデントを好機に変え、祈と眞弥子ちゃんを道連れにした。
 修道女衣装の私と祈。
 巫女装束の眞弥子ちゃん。
 ルピナスの生徒が神道の巫女装束はどうなのか、と思いましたが、可愛は正義なのです!
 さぁ、いざ食堂へ!
 運動した後のご飯は美味しいのです。




あとがき

 都議会議員選挙の投票所は時間帯のせいか、ガラガラでした。



[10150] 第9話X版(7/19 本文追記、誤字修正)
Name: としあき◆31fa8600 ID:2bbe44ea
Date: 2009/07/19 21:01
第9話X版

/ 1

「そうね、1・2年生で生徒会について最も理解してるのは綾音かしら」聖佳さま談。
「綾音なんてどうだい?」薫さま談。
「そうですねぇ、やはり綾音さんではないでしょうか」志鶴さん談。
 生徒会に携わった経験のある方に、即戦力になる人について訊いた時の回答です。
 生徒会の職務遂行に於いて、自分ほど信頼できない人物はいません!
 志鶴さんのような天然の変態にもまともな事ができるとは思えません!
 祈と眞弥子は可愛いので、共に過ごす時間を増やす為、執行部に入ってもらいますが、実力は未知数です
 最低一人は戦力として期待できる人が欲しいのです!
 さらに、自分で言うのもなんですが、聖佳さまからは「仲の良い友人でも見繕って適当に執行部の人員を揃えなさい」と言われてますが、昨年度、半年近く休んだだけあって、都さんと志鶴さん以外に同級生の友達なんて居ないのです!
 どれだけ人間関係終わってるんでしょうか……。
 祈、眞弥子、聖佳さま、薫さま。私の一年よりも、兄の約一月の方が友達(恋人?)増えてるという事実に絶望させられます。
 とりあえず、生徒会のお手伝いで実績のある天法院綾音さんに副会長を依頼してみましょう。





/ 2

 六月とはいえ、例年真夏のような暑さを記録するだけあり、もう体育の授業はプールなのです。
 ルピナスはお嬢様学校だけあり、室内プールが完備されています。
 でも、何故か今いるのは屋外プールだったりします。
 まだ退院したばかりなので、念の為、見学する事にしたのですが、陽射しに灼かれて、まるで灼熱地獄です。
 ああ、目の前で気持ちよさそうに泳ぐクラスメイトが羨ましいです。
 例え、室内プールが消毒中で2クラス合同で屋外プールを使用する事になり、芋洗い状態に近くても、灼熱地獄で滝のような汗を流しながら見学するよりは……。
 見学者は私と綾音さんの二人だけ。せっかくなので、この機会にお願いしてみましょう。
 綾音さんの隣に腰を下ろす。
「晶子さん、何故こんなに暑いのに近寄るんですの?」
「綾音さんとお話したかったんです」
「私には用はありませんわ」
 綾音さんは一人分隣に移動する。
「あ、どうして離れるんですかー」
 綾音さんの隣に移動する。
「見学者は私と晶子さんだけですのよ。わざわざ隣に座らなくてもよろしいと思いますの」
 綾音さんはプールの端から端まで続くベンチに、首ごと視線を走らせると、また移動した。
 再び、綾音さんの隣に腰を下ろす。
「え~、いいじゃないですかー。お話しましょうよー」
 無言で移動を繰り返し、ベンチの端まで来てしまいました。
 ようやく諦めたのか、綾音さんが口を開く。
「次々と学園の生徒を毒牙に掛けてゆくと噂の晶子さんが執拗に接触してくれば警戒もしますわよ」
「なんですかそれ!」
 きっと、『毒牙』とゆうあたりは、兄さんが影武者をしていた頃の話しだと……。
 ―――思って良いのでしょうか?
 なんだか自分の行動を思い返すと自信がなくなってきます。
「生徒を毒牙にかけているのは薫さまであって、私ではありません」
「……」
 何故、綾音さんにまでじと目で見られるのでしょうか。
「晶子さん、聖佳さまファンの代表である、この私に喧嘩を売っているのですか?」
「ごめんなさい、綾音さん。本当に何の事か分かりません」
 綾音さんは青筋を浮かべ、を開く。。
「お話って、なんですの?」
「天法院綾音さん、生徒会副会長をお願いできないでしょうか」
 綾音さんは、大きく吐息した。
「前にもお話しましたけど、私にはそのような資格ありませんわ」
「資格が無いって、どういう事ですか。以前はよく生徒会のお手伝いをしていたじゃないですか」
「晶子さん、私に対する嫌がらせですか?」
 突如、怒る綾音さん。
「え、ど、どうして怒ってるんですか?」
 まさか、兄さんがこの件で何かやらかしたのでしょうか。
「惚けないでくださる? 私に資格が無い理由はご存じでしょうに!」
「そんなの分かるわけないじゃないですか!」
 立ち上がり、詰め寄ろうとしたのですが、ちょうど濡れている場所を踏んでしまい、滑って綾音さんを押し倒す形になってしまいました。
「きゃっ」綾音さんが小さく悲鳴をあげる。
 右手が偶然、綾音さんの股間に触れたというか、掴んでしまいました。
「むにむに?」
 好奇心旺盛すぎる時に、兄さんが寝ている時に悪戯で触った事のあるモノと同じ感触です。
「き、きゃ――」
 予想外の事態に思わず悲鳴をあげてしまいました。
 プールで泳ぐ生徒の視線が集中する中、綾音さんに口を塞がれ、更衣室に連れ込まれてしまいました。





/ 3

 綾音さんが更衣室の鍵を閉め、ようやく解放されました。
「綾音さん、あなた……!」
「晶子さん、あなた…」
「ずいぶん手慣れてるんですね、人さらい」
「晶子さん、巫山戯ないでくださる? 立藤の会と同じように強請る気ですの?」
 綾音さん怖いです。まさか、密室に連れ込まれるなんて、私はどうなってしまうのでしょう!?
「何の事ですか?」
「また私の性別をネタに強要しようというのでしょう!?」
 これはつまり、綾音さんが模範解答を教えてくれたわけですね。
 それにしても、兄さんはこれほど重要な『綾音さんが男性だった』という事を教えてくれなかったのでしょうか。
 生徒は皆スカート膝上なのに、なんで足首まで届くようなロングスカートを履いているのか疑問でしたが、性別がバレないようにする為とは予想できませんでした。
 ハッ、まさか聖佳さまも男だったりしないでしょうね?!
 もし、そうなら、また兄さんと入れ替わった方が良いのでしょうか。
「そんな訳ないじゃないですか~」
 綾音さんに無言で睨まれてます。
 ここで、また悪戯心が沸いてきます。
「綾音さん、わざわざ女装して此処に居るのは、貴方が『女の子』だから、ですよね?」
「あ、当たり前です! 前にも言いましたが、私はただ生まれてくる体を間違えただけで、心は女の子ですわ!」
 綾音さんの発言でハッキリしました。やはり、兄さんは綾音さんの事を意図的に黙っていたようです。今度帰ったらお仕置きですね。
 生徒会に綾音さんが欲しいので、ここは交渉してみます。
「綾音さんが本当に心だけでも女の子か、確かめてあげます」
「な、晶子さん、一体何を……」
 綾音さんの顔から険が取れ、不安を浮かべる。
 綾音さんの胸を制服越しに触る。正直、パッドなのかどうか分かりません。
「ん~、これじゃ~分かりませんね~」
 綾音さんは無言で耐えています。面白くないので、上衣を脱がしましょう。
「ちょ、や、止めて…」
「ん~、秘密をバラされても良いなら、止めてもいいんですよ~」
 綾音さんは観念したのか、抵抗をやめました。
「……」
 綾音さんに無言で睨まれてます。
「自分で脱げます」
 ゆっくりと、自ら脱いでゆく綾音さんは、とても女の子らしい仕草でした。
「うわー、すっごい肌ツルツルねー。女の子にしか見えない!」
 綾音さんがブラを外す為、背中のホックをに手をかけている間、背中に指を走らせる。
「ひゃんっ、く、くすぐったいですわ」
 すべすべツルツルの肌が羨ましいです。
 ブラが外れたようなので、正面に回る。男らしい、平坦な胸かと思っていたら、ちゃんとおっぱいついてました。
 ショックです。男の方が私よりも胸が大きいなんて詐欺です!
「シリコン?」
「いいえ、女性ホルモンを注射し続けてたら、自然と大きくなったのよ」
 自分の胸を見下ろし、ストーンと足下まで障害物が無い事に絶望する。
 一瞬、私も女性ホルモン注射を試してみようかと思いましたが、やったら負けのような気がします。
「あははは」
 笑いながら綾音さんの胸を揉む。眞弥子ちゃんに比べると劣化しますが、それでも揉み応えあります。
 悔しくて思わず笑いが止まりません。
 男よりも胸小さいってなんですか!
「あ、…ん、」
 男でも胸に性感帯があるとは聞いた事がありましたが、ちゃんと感じてるのを見るとさらに悔しくなってきます。
 もう、八つ当たりだとは分かっているのですが、綾音さんを悔しがらせたくなってきました。
 改めて綾音さんを見ると、胸をもみくちゃにしたので興奮したのか、勃起している事に気づきました。
 あまり触りたくありませんが、こんなにされても尚、私を睨みつつ、感じて喘ぎ声を漏らす綾音さんを悔しがらせたいというか、屈服させたい衝動に駆られます。
 綾音さんのペニスを手でさすってみます。
「ん、…はぁ、晶子さん、な、何をするんですの?」
「言ったでしょ、綾音さんが女の子か試すって!」
 先走りが指に付着してしまいました。
「綾音さん、指に何か付いてしまいましたので、綺麗にしてください♪」
 綾音さんの目の前に指をかざし、親指と人差し指をくっつけ、ゆっくりと離すと糸がひきます。なんだかこういうのって、ちょっとドキドキします。
 綾音さんは喉を鳴らして唾を飲み込むと、覚悟を決めたのか。ゆっくりと私の指に口付け、ぺちゃぺちゃと音を立てて綺麗に舐め取ってくれました。
 舐めとる綾音さんはとても色っぽく、思わず見とれてしまいました。
「ありがとー。綾音さん、ちょっと床に座ってくださいな」
「分かりましたわ、晶子様」
 何故か呼び方が変わってますが、どうしたのでしょうか。
 しかも、先ほどまでの険も、不安も完全に取れています。
 椅子に腰掛け、いきり勃つ綾音さんのペニスを脚でしごきます。
 脚の指で挟み、爪を立て、脚の指で抓ってみたりしてみましたが、いじめればいじめるほど綾音さんのペニスが脈打ち、甘い吐息を漏らします。
「綾音さん、踏まれて喜ぶなんて、とんだ変態ですね」
 ただ感じて嬌声を漏らすだけの反応に飽きたので、竿と袋を同時に踏みにじると、綾音さんが先程とは比べものにならないほどの嬌声をあげました。
「どうやら、綾音さんにマゾみたいですねー。踏まれて喜ぶなんて、信じられません」
「…はあ、…ちがあ、ん、違います!」
「あははー、喘ぎながら言われても説得力ないですよー」
 袋を足指でいじっていると、嗜虐心が高まってきました。
 睾丸を足の指で軽く挟む。
「嫌あ、痛い!」
 綾音さんの顔が歪みます。指を離すと「あ…」と声をあげ、残念そうな表情を浮かべました。
「綾音さん~、その何か言いたげな表情はなんですかー? はっきり言って貰わないと分かりませんよー」
 綾音さんは俯き、膝の上に置いた拳を奮わせています。
 怒って暴力を振るわれたらどうしよう、という不安も少しありましたが、心のどこかではそうはならないだろうと思えるが不思議です。
「晶子様、私に慈悲をください。お願いです、イかせてください!」
 綾音さんが口の端から涎を垂らしながら、祈るように手を組んで言う。
「綾音さんって、もっとプライド高いのかと思ってました」
 綾音さんのペニスを再び脚でしごくと、恍惚を浮かべて喘ぎはじめた。
 綾音さんの喘ぎ声が大きく、間隔が短くなってきたので、睾丸を軽く踏みつけながら、足の指で裏筋あたりをいじると、綾音さんが多量の精液を放出した。
 脈打つ度に溢れる白い液体を脚に絡ませ、潤滑油がわりにさらにペニスを刺激する。
 出し切って疲れたのか、綾音さんがぐったりとしています。
「あ、晶子様…」
「脚に綾音さんの出したのがついちゃいましたので、綺麗にしてください」
「はい、晶子様」
 音を立てながら、舐め取る綾音さんを見ていると、征服欲が満たされます。
 綾音さんは綺麗に脚を舐めてくれました。
 床にも精液がいっぱいです。
「綾音、床もちゃんと綺麗にしてね」
「はい、晶子様」
 うわー、ただ綺麗にしろと言っただけなのに、自分の出した精液を脚、床ともに舐め取るって……。





/ 4

「綾音さん、貴方は間違いなく女の子よ」
 再び制服に身を包んだ綾音さんに、とってつけたように声をかける。
「女性に責められて射精してしまいましたのよ?」
「私、綾音さんに此処に連れ込まれた時、レイプされてバラされたくなければ黙っていろ、って事になったらどうしようって内心すごく怖かったんですよ」
 綾音さんが驚いている。
「私がそんな事するわけありませんわ!」
「ええ、ごめんなさい。それに、綾音さんの反応は可愛かったわよ。間違いなく女の子してたわ」
 綾音さんが顔を赤く染める。
「天法院綾音が女の子である事を、私、月丘晶子が認めます」
「晶子さん!」
 綾音さんが私の手を取る。
「もう資格が無いなんて言わないでね」
「分かりました。僭越ながら私、天法院綾音が副会長を務めさせて頂きますわ」




あとがき

 ず~れが書きたい。

 7/19
 本文追記、誤字修正。


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