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[11608] 【習作】梅子アフター?  6話更新  「真剣で私に恋しなさい!!」SS  梅子END後
Name: 犯人◆d1587eef ID:e9f2f629
Date: 2009/11/02 01:20
本作品は「真剣で私に恋しなさい!!」の二次創作です。

18禁表現を含みます。

クロスではありませんが、原作中に他作品との世界観の共有を示唆された部分に対して独自の解釈をしています。

以上の注意事項に納得して読まれる方は、本文へどうぞ。



[11608] 【習作】梅子アフター?  真剣で私に恋しなさい!SS  梅子END後
Name: 犯人◆d1587eef ID:e9f2f629
Date: 2009/09/05 11:18

昨夜の自分の行動が未だに信じられない。

自分は昨日まで、誰に恥じることない教師生活を送ってきていたはずだ。無遅刻無欠勤、どの生徒に対しても毅然としてあたり、ある程度畏怖されつつ頼られてもいたはず。部活動顧問としても熱心に指導し、その結果弓道部が出した結果に幾ばくか貢献していた自負がある。

そう、自分は立派な、とは自称できないが、真面目な教師だったはずなのだ。

だった、というのは…今、目の前にいる一人の生徒、直江大和と自分の間に結ばれた関係が教師と生徒の模範的な、常識的なものの範疇から大きく外れてしまっているからである。

具体的に言うと、つまり…下世話な言い方をすれば肉体関係だ。

昨夜、気のない見合い話を持ってきた母に、話を無かった事にしていただくべく、架空の恋人をでっちあげてそれをダシに断ろうとしたのだが…


先に先方から断られてしまったことを母に告げられたのであった。


理由を尋ねると、「28歳?ありえねー」と先方がのたまったとのこと。


親戚の世話好き婆さんが先方に見せようとした写真を開くまでもなくそう言ったそうである。あれか。28歳というのは既に女性ですらないということか。容姿や経歴をみる必要もなく年齢で拒否される、という、その域に達しているというのか。

私はあまり自分の容姿に頓着している性質ではない。華美な服装は好まないし、装飾品も身に着けない。だが、そんな私でも、「そんなに、捨てたものではない容色をしているのではないだろうか?」といううぬぼれが無くはなかったのだ。


それが、他のなにも省みられることなく、「28」という数字のみの元に斬って捨てられたのである。


私とて女である。その女としての自信を喪失しかねない事態に遭って、平静を保つため多少のアルコールの力を必要としてもしょうがないと言えよう。

そして程よく酩酊したところに、役目を果たす必要もなくなったくだんの恋人役こと直江大和が自分のことを「美しい」「女性としてこれからである」と褒めちぎってくれたとしたら、その言葉にすがりつきたくなったとしても責められないはずである。

そして酔いの力とその場の勢いを借りてラブホテルの一室へと二人で入っていったとしても…


良くはない。決して良くはない。聖職者の端くれとして許されることではない。


しかし、この上なく甘美な体験だったことは決して否定できない。あれはとても素晴らしかった。「女にされる」ことがこんなにも愉悦を伴うことだとは知らなかったのだ。何度も何度も若い情熱を叩きつけられ、注がれ、染め上げられてしまった。

百聞は一見に如かず。教職について以降、異性関係で問題を起こした生徒を何人も見てきた。そういった彼女や彼らの若すぎた故の過ちを自分は諌めてきたが、今なら分かる気がする。こんな素敵なことを我慢しろというのは拷問なのだ。

だが、それゆえにその行為に溺れることがあってはならない。それはあくまで生殖行為であり、社会的な立場と経済基盤がしっかりとしてから行うべきことなのだ。そのことをまず誰よりも聖職者たる自分が声高に訴えねばならない。


「分かってくれるか?直江。」


「うん。ご高説もっとも。ラブホテルまでホイホイついてきてから言ったんじゃなければ説得力あったけど。」


(はっ!?なんということだ!)

気付けば既にここは敵陣深く。己が力を発揮できる地形ではない。見事に誘い込まれてしまった。これが噂に聞く孔明の罠―――


「わけわからないこと言っていないで、こっちに戻ってきてよ、梅子。

今朝言ったでしょ?後でちゃあんと躾けてあげるからって。」

「あっ…」

いきなり直江の顔が眼前に迫っていた。腰の後ろに手を回すように抱かれ、片手は自分の多少大きさと張りに自信のある胸に添えられている。

「直江。だ、駄目だ。やはりこういうことは。あっ!」

胸を揉み上げられ、服の上からピンポイントで乳首の位置を探り当てられる。

「大和、って呼ぶように昨日言ったよね?」

「そ、そんなのは駄目だ直江。私は教師で、」

「大和。」

そう呼ぶように耳元で囁いて要求しつつ、耳たぶに唇を這わせた。

「あ…」

おかしい。自分はなぜ抵抗出来ないのだろう。いつの間にベッドの上に身体を横たえていたのだろう。なぜ直江が服を脱がすのになすがままになっているのだろう。

「全部脱がすよ、梅子。」「ん…」

そう言われて、普通に腰を浮かせて大和がパンティを抜き取るのに協力していた。

大和の手が露わにされた梅子の両の乳房を掴み、好き勝手に荒々しく揉む。まだ充分にこなれているとは言いがたい遅咲きの身体は遠慮のないその愛撫に少し痛みを感じていた。

しかし朝に「躾け」を施すと宣言されてから悶々と身体の奥に灯りっぱなしだったものと、教え子に自らの身体を蹂躙される背徳感が彼女の身体に痛みに倍する快楽をもたらしていた。

(!)

じわりと自分の中から染み出し、股間を濡らすものを感じる。

それを気取られないようにもじもじと内股を擦り合わせていたが、この悪魔のような少年には隠せなかったようだ。お見通しとばかりににやぁっと微笑みかけられる。

(こいつ、昨夜は自分も初めてだと言ってはいなかったか?なんで、こうもねちっこい。いや、これが普通なのか?)

余りにも経験値の低い彼女にはわからない。

まして目の前の少年の父親が、近隣の暴走族を束ねる女傑に一目ぼれし、陰謀を用いて無理矢理モノにして、完全調教して奴隷妻として現在も円満な家庭を維持しているようなとんでもない人間だなど、大和がそんな環境で育ち、その父親の血を色濃く受け継いでいるなどは知る由もなかった。

「あ、そ、そこは…あん…んふ、ふぅうん、」

17…もとい諸事情により18歳以上になったばかりの歳の少年のセックスなど、愛撫もそこそこにいきなり無理やり突っ込んでカウント3-2-1でフィニッシュが関の山だろう。などという青臭い通例は直江大和には当てはまらない。今も梅子の股に顔を突っ込み、蛞蝓のように舌を蠢かせ女の悦楽を引き出させ嬲っている。が、決して激しい動きは加えず、肉の真珠に触れようとはしない。

「昨日の今日だからね。舌先に膜の名残がぴろぴろと当たるよ、梅子。」

「あ、ああっ、ふ、あ…や、やまと…」

昨日まで男を知らなかった、一回り以上年上の女性から、あさましいおねだりの言葉を引き出したいのだ。

「お、お願い…もっと…」

その言葉を聞くと、大和は女の尻を抱え上げ、逆さまになった梅子の秘所に奥深くまで舌を捻じ込み、わざと大きく音を立てる。

「ひゃ、あ、ふぅ、あ、ああ、あはぁあああ!」

じゅる、ずち、しゅぶ、ずじゅるるる!

持ち上げられた両脚がふるふると震えながら虚空を掻く。両手が血の気が引き白くなるほどベッドのシーツを固く握り締める。

「は、はふ、んぅううう、はああああ、あぁあああああん!」

身体は全身すでに淫汗まみれになり、両脚を爪先まで真っ直ぐにピンと張り詰めさせたかと思うと、最後に一際大きい声を上げて梅子は絶頂に達した。

「ふふ。もうイッちゃったね。可愛いよ。先生。」

カーっと梅子の顔が紅くなる。自分を恥らわせるためにわざわざ先生という呼称を使うとは、この少年はどこまでイヤらしいのか。

「じゃあ、梅子。そろそろ、俺も我慢ができないんだ。」

「ま、待て…その、そのままでは、駄目だ。ひ、避妊をきちんと…」

「うん、わかった。避妊をきちんとすれば、していいんだね。」

言うが早いか、するっとコンドームを着けてしまう。梅子が息を整える暇もない。

「はあ、はあ、あっ、待って、や、やっぱり駄目…ふああああっ!」

昨夜、未開の地だったそこに強引に押し入り、その形を教え込んだモノが再び入ってきた。その雄の存在感が蹂躙する生殖器官を通じ雌の本能に大人しく従えと強制する。

が、すぐさま自分のオンナを貪りはじめるだろうと思われた大和は、自分の中を満たしたままじっと動こうとしない。

わかっている。そこまで言わせたいのだ。

「や、大和…動いてくれ。」

というと大和は胸に手を伸ばし、乳首を抓んで刺激を与えてくる。そして腰を微動だにさせようとしない。

「腰を…動かしてくれ。」

そう言ったら、腰を横に振ってきた。左右の肉襞に刺激を与えてくるが、焦らされている梅子の求める激しい快楽をもたらしてはくれない。半端な快感はさらなる渇望を生み出すばかりである。

「お、お願いだ!わ、私の…思い切り、突いてくれ!犯して!」

直接的な単語を引き出すことは叶わなかったが、それで満足したか、あるいは大和のほうこそもうたまらなくなったか、激しい掘削運動を開始した。

ぐっしゅ、ずっちゅ、ずっちゅ、じゅぷ…

はぁはぁという苦しげな甘い息遣いといやらしい水音が部屋を満たす。

「ああん、も、もっと、もっとだぁ!大和、大和…私のそこ、もっと突いてぇ、思い切り抉ってぇ!」

両脚で大和の腰を抱え込み、引き寄せる。

「あぁん!い、いい!気持ちいいの!はぁ、大和、やまとぉ!」

「ああ、梅子。俺も、俺も…最高だよ、梅子の中。」

梅子は、極薄のスキン越しに大和の分身がさらに充実度を増していくのをしっかりと感じていた。昨夜何度も同じ経過を自分の中で経験し、もうその一連の流れで自分の快感が高められていくスイッチが出来てしまっていると気付く。

「はぁ、はぁ、はぁ、んぅ、あああ、」

(嗚呼…もう、自分はこれ無しで生きていけない身体にされてしまったのかも…)

「ああ、もう、俺もいきそうだよ。」

「は、う、ああ、い、いいぞ、いつでも、あ、私、私ももう、あ、あああ、ああああああああ!」

どく!どく、とくん…とゴムの向こう側で大和のペニスが必死に精を放っているのがわかる。それを感じながら梅子もイッた。

「あ、ああ、んあああ…」

自分の胸の上に倒れこんでくる大和を抱きしめながら、梅子はたしかに充足感を感じていたが、物足りなさも感じていた。


(やはり、コンドームを着けていたからか…次は、直に大和そのものを感じたい…そして昨日のように中を精液で一杯に満たされたい…)


「はっ、私は何を!」

「どうしたの?梅子。」

「い、いや、なんでもない。疲れたろう、少し休め。その後でまた…って違う!」

梅子の内心の葛藤が手に取るように分かる大和は、ニヤニヤとそれを眺めていた。



結局その日、その後もさんざん大和に抱かれたあとで梅子はまた説得を再開したが、大和にとっては5回戦開始前の小休止としてのピロートークでしかなかった。



その晩。小島梅子は頭を抱えていた。


「だ、駄目だ駄目だ…このままでははまってしまう。生徒たちを導き育てていかねばならない私が…よりによって生徒相手に…


でも、本当に素敵だった…」

またうっとりとしつつ「ほうっ…」と桃色吐息をついてしまう梅子だった。その頃…




「あー、下北沢君?うんうん、下北沢くんの言ったとおりだったよ。教師って、タガが外れるとすごいんだな。

あ、下北沢君直伝テクニック、マジやばかったよ。うん、本当役に立った。感謝してるよ。

…うっわ、マジで!?そんなのが…ごめん、ちょっとメモメモ…へー、あー…あ、ごめんそれもっと詳しく!」



大和は順調に鬼畜な友人の手ほどきでエロ魔神としてのレベルを上げつつあった。




その二日後。


「だからさ~、やっぱ肌の露出面積は劣るとはいえ、ラインがくっきり出るレオタードのほうがエロいと思うんだよ。あ、レオパードとレオタードって似てね?豹柄とかのレオタードいいかも。」

「いや、やっぱりこれからの季節柄水着における生肌の破壊力は侮れないものがあるだろ。」

「ふん。しかしお前たちは肝心なことを忘れている。それは所詮それらが3次元にすぎんということ。2次元謹製の未来・異世界ステキ素材による衣装こそがパーフェクツであることは当然の摂理。これ以外の結論は許すことはできない。」

相も変わらず岳人、ヨンパチ、スグルの三人はリビドーの主張を熱く語っている。


「まーたキモいトークしてる。猿は猿山で群れて欲しいんですけどー。」

「うるせースイーツ。よーし、この!この!…どうだ、俺の頭の中じゃもうお前は調教済みお漏らし奴隷だぜ?」

そして千歌がそこに冷たい視線を向け、ヨンパチが空しいにも程がある復讐をするところまでいつも通りの日常風景が繰り広げられている。


「ふっ…何を着ているかなど瑣末な問題だろう。重要なのは中身が幼女であることに決まっているだろうが。」




梅子は廊下まで聞こえてくるその会話を聞きながらこめかみをひくつかせていた。

(全く…その情熱の1割でも己を高める方向へ生かすことが出来ないのか。何故かS組の井上まで参加しているようだな。)


「お前たち!いつまでくだらない話をしている!ホームルームを始めるぞ。」


「うおっと、退散、退散。」

「それでは井上ちゃん、早くクラスに戻ってくださいなのです。」

「イエスマム!井上準、また明日を生きる力を貴女から貰い、只今帰らせていただきます!」

「さっさと行け!」ピシィ!

「あ痛!すんません!」


梅子は教壇の位置まで移動すると、鞭をこんどは床で鳴らす。

「お前たちはそういうくだらないことを話し合うより先に、進路について互いに相談しろ!なんだこの進路希望の内容は!女体カメラマンだ、私の夫だ、などと!島津、福本、…直江!お前たちは後で希望調査票を再度出すように!」


「ほぇ?他二人はわかるけど、なんで大和まで?」

「ワン子、それは決まってる。大和が進路希望先を私のヒモと書いたから。いやん。」

京がうっとりと目を閉じて両頬を手で挟む。

その京のとろけた表情が一瞬鋭くなる。

(!!これは、嫉妬の視線!しかも大和を狙うもの!永年この視線を使い続けた私にはわかる!誰、誰が私に嫉妬したの?)

京は直ちに己の潜在的宿敵をサーチする。

「それはないだろう、京。しかし、気になるな?大和、一体何と書いたのだ?」

が、クリスが振った大和に関する話題にすぐさま気を取られる。

「ヒヨコの雌雄判別をする仕事。」

「何だそれは!真面目に書け!」


無論、大和がこんなふざけたことを書くのは、あとで指導にかこつけて梅子との時間を作るための布石である。


(大和のやることはときに理解不能。

でもそんなところも素敵♪)

結局大和ならばなんでもいい京だった。





キーンコーンカーンコーン

放課後になり、生徒達はみな部活に帰宅にと思い思いの場所へ散って行く。

金曜なので大和たちメンバーはいつもの通り廃ビルへ。


「ねー。そういえばクリは進路どうするの?」

「私は、大学まで卒業後、軍に入ろうと思っている。マルさんとともに父上の補佐だな。」

「へぇー。あ、じゃあ、あたしと近いのかな?あたしもお姉様の補佐に付きたいし。お姉様のお役に立つの!」

そう言うワン子の後ろから百代が抱きしめてくる。

「んー、ワン子はかわいいなあ。ハグする。ワン子分を吸収させろー。」

そのまま全身を撫で回し、かいぐりかいぐりしてくんかくんかされる。

「あははー。」

「ついでにまゆっち分も摂取しちゃうぞー。ハグハグー。」

「あああ大変です松風!私スナック感覚で襲われてます!」
「落ち着くんだまゆっちー。すぐにメインターゲットに矛先が向くさ。貝のごとく嵐の過ぎ去るのを待つんだー。」

だが百代はメインターゲットこと大和にロックオンすると、はっと何事かに気付きそのまま動きを止める。腕の中に収められたままの由紀江は硬直しっぱなしである。

「そうだ弟よ。おととい言っていた痴話喧嘩はどうなったんだ。姉の言いつけどおりきっちりこじれて別れてきたんだろうな?」


「!!?!?世界を揺るがしかねない大異変!そのときカメラは何を捉えた!?」


興味無さ気にそれまで読書に勤しんでいた京がいきなり食いついてきた。


「一体どういうこと!?私聞いてないよ!ここにある要素じゃ賄いきれないものがあったの?まさかロリなの?駄目だよ、大和を冥府魔道に堕とさせはしない!」

「いや、なーんか年上らしいぞ。」

「そんな、もっとアダルト方面を強化する必要があったの?傾向と対策を練り直す必要がっ!」

「何だと、大和に急にそんな話が!?キャップはまだしも、大和にまで置いていかれるとは。このナイスガイの俺様にもまだ彼女がいないっていうのによぉ!」

「いや、京がいた時点で既に僕らとは大きく開けられてたよ、ガクト。でもほんと、どうしたの?大和。」

ガクトとモロも食いついてきた。


「ちょっと、姉さん。こんなところで言わなくても…」

「未来の妻として詳細な説明を要求するッ!」

「そうだー。お前は私のなんだぞ。余所の女になんかくれてやらん。早く姉の胸に還って来―いーよー。別れろ別れろー。」


その後ご飯をもって乱入してきたキャップのいつものとっぴな言動でその場を誤魔化すことに成功したが、大和は密かにこの展開に頬を緩めていた。

(やば。マジで俺今、モテ期に入った?ひょっとしたら、姉さんもいけるのかもしれない!京も…ここまで来たら、いっていいんじゃね?)



明らかに調子をこき始めていた。








まじこいが面白かった…そして一番気に入ってしまった梅先生シナリオがあまりにも短すぎた。それだけで書いてしまった。

ネタが湧いたら続くかもしれない。辰子も好き。

書いていて思ったけど、梅子という名前は本当にエロ向きじゃありませんな。



[11608] 第2話
Name: 犯人◆d1587eef ID:e9f2f629
Date: 2009/09/07 00:07

「Hello? this is Naoe speaking.」

元伝説の暴走族の女総長、現専業主婦の母の英語が受話器から聞こえてくる。

「あ、母さん?大和だけど。父さんと話したいんだ、今話せる?」

「ああ、なんだい大和じゃないか。元気にしてるかい?お前のほうから電話してくるなんて、珍しいねえ。ちょっと待ってな、今お父さんに代わるから…」

受話器越しに両親の電話向こうでの仲むつまじいやり取りが聞こえる。


ご主人様、お電話でございます。あの子からですわ。

ふむ、ならばそこで待っていなさい。そのままでね…

ああ、そんな…早く、早くお戻り下さい…

ふふ、全く我慢の効かない雌犬だ…


相変わらず両親とも元気なようだ、良かった。

「ねえ父さん。」

「なんだ?大和。」

「父さんは母さんよりも喧嘩は弱いんだよね。」

「うむ。直接的な戦闘を含む身体能力なら、私は決して母さんに敵わないな。治安が悪い地域で荒事に巻き込まれたときには、いつも母さんのチェーン束縛技がものを言うのが常だな。いつも私はその後ろに隠れている。それがどうかしたのか?」

臆面もなく女の尻の陰に隠れると豪語する大和の父。父も母もその息子も、そのあり方をまるで恥じていない。

「そんな強い母さんを、どうやってそんなにベタ惚れにさせたの?」

「ああ、お前も女性を愛するような年頃になったのか…。子供の成長とは本当に早いな。それぞれにやり方はあるだろうが、父さんの場合、まずは良好な関係を構築するために邪魔なものを取り払ったな。相手のプライドとか立場とか頼れる仲間とか。」

「へえ。」

「そして母さんを物理的にも精神的にも丸裸にしたあと、どちらが上でどちらが下かを教え込んだ。まず苦痛を、そしてその何倍もの快楽を…それから…」

父の語る母との馴れ初めに話の花が咲く。いつまでも話していたい気分だったが、何やらお預けを食わされているらしい母のことを思いやって、ほどほどのところで話を切り上げて電話を切った。


「愛し合う関係を長続きさせるのって、難しいんだな。」

愛は押し付けるものだが一方的な従属ではないとか、不安定でも安定でもいけないとか、父の話を聞いて大和は考えた。

上辺だけの付き合いが多く、その他は風間ファミリー以外のコミュニティを今まで持たずまた必要としていなかった自分が、ある意味でファミリー以上の関係を結ぼうという相手が初めて現れたわけだ。

「気合を入れて頑張らなきゃな。待っててね、梅子!幸せにしてあげるから!」

その結果、無理やり相手に及ぼす変化については頓着しない。それが直江の男たちのはた迷惑な愛である。





7月13日(月)


その日、小島梅子は仕事帰りに買い物を済ませると、いそいそと家路を急いでいた。



マニキュアを買ってしまった。

いや、今までマニキュアを塗ったことがないわけではない。ただ、化粧目的でそれを付けることがなかっただけだ。弓道をたしなむ者として、爪を割ることがあっては不都合なため、透明の保護用のマニキュアを付けていたのだ。

しかし、化粧のためにこれを付ける日が来るとは夢にも思っていなかった。

いや別に、特定の誰かに容姿を褒めてもらいたくてするわけではない。これは、嗜みなのだ。女性としての嗜み。それ以外の意味など…


「あ…。」


気付いた。自分のドングリのような短い爪に。

自分の受け持ちの生徒である小笠原などは綺麗に爪を伸ばし、色鮮やかに化粧を施している。高校生の節度として思うところがなくはないがそれは置いておいて、

実用一点張りの人生を自分とともに送ってきた我が指の短い爪を見る。


「馬鹿馬鹿しい。私がこんなことをして何になるというのだ。」


そう独り言を言って、テスト問題作成に戻った。






7月14日(火)

次の日。何だかんだで梅子は少しメイクに気合を入れていた。しかし、

(誰も私のことになどふれないか。当然だな。私がマニキュアをしたからといって、世界が変わるわけでもない。)

何を期待していたのだか、ため息をついていると、

「おや?小島先生。今日は…今日も、お化粧が決まってらっしゃいますね。」

同僚の宇佐美巨人にそう声をかけられた。ああ、一応見るところを見てくれたのだな、と感心し、少し嬉しかったが、それだけだった。続く毎度のお誘いも断って、朝のホームルームのために教室へと移動する。

いつもの通り毎朝の行事をこなす。島津岳人や福本育郎にいつも通り鞭による指導を与えつつも、ちらちらととある生徒―直江大和に目を向けてみるが、何の反応も見られない。

(だ、だから何だというのだ。別に私は何もショックを受けてなどいない。ああそうだとも!)

マニキュアの付いた紅い爪の色も鮮やかな手を、ぎゅっと握り締めつつ教室を出て、かつかつと靴音を立てつつ職員室へと向かうのだった。




「なんか、今朝の梅先生、不機嫌じゃなかった?」

「そうだろうか?小島先生はいつもあのようではなかったか?」

ワン子がクリスに話しかけるが、要領を得なかった。

「お子ちゃまたちにはわからない。」

(あれは、女の目…中一から自分のオンナを自覚した私にはわかる…)






放課後。直江大和が職員室に来たとき、小島梅子の胸は音を立てて鳴った。少なくとも主観的には。

「直江、何の用だ?」

「ああ、ちょっと放課後、進路の相談に乗って欲しいんですけど。」

(なんだ、そんなことか…い、いや、そうではない!それが私の本分だろう!何を考えている!)

「わかった。先に指導室へ行っていろ。」

ふぅっ…

「小島先生。お疲れですか?」

同僚の女教師が声をかけてくる。

「いえ。大丈夫ですが。」

「よかった。このごろよくため息をつかれていらっしゃるものですから。なにか思い悩んでいらっしゃるようにも見えましたし…」

自分は、最近そんなにも内心の葛藤を表に出していただろうか。このようなことではいけない。もっと、内心はどうあれ毅然としていなくては。頼りなげな態度では生徒達も不安になるだろう。特に自分のクラスには問題児も多いことであるし、弱みなど見せられない。

そう、生徒に自分の弱いところなど…弱いところも恥ずかしいところも全てさらけ出すなんて、そんな…

「先生?小島先生?」


はっ!


「やはり、お疲れなんじゃないですか?もう帰られては?

よろしければ、大和くんの指導、代わりに私が行っても…」

ぴくっ。

女教師のその呼び方を梅子は聞きとがめた。

やまと、くん?

「いえ。これも担任としての務めですので。」

「すいません。差し出がましいことを言ってしまったようで。まああの子ならスムーズに行くでしょうし。うちのクラスの子も大和くんくらいそつがなければいいんですけどね。」

担任の私が苗字で呼んでいるのに、大和くん…

「いえ、結構です。やはりここは担任として私が自ら行かなくては。」

梅子から放たれるプレッシャーに女教師は引いた。

「そ、そうですか?すいません。新任が生意気言って…。」

「お気になさらず。では。」


かつかつとヒールを鳴らしながら、梅子は反省していた。

ああ、大人げないことをしてしまった。いかんいかん、これは小島梅子のあり方ではない。よし、指導室に着いたら、あいつにバシっと言ってやらねば。

変なことになる展開を期待して私を呼びつけたのではないだろうな、恥を知れ!俗物が!と。うむ、よし、これだ。




「ん、んんっ。直江、進路について相談があるとのことだが。」

「梅子はいつ見ても美人だけど、今日はいつもよりも美貌に磨きがかかっているね。綺麗だよ、梅子。」


どきん!!   …ぽわわ~ん……


化粧が~と言わないのは妙齢の女性に対して「化粧してキレイ」と褒めるのは「化粧しないともう見れたものじゃない」という発言にも取れるからだろう。あの先生も言っていた通り、全くもってソツがない。

そんなとこにも魅力を感じているあたり、梅子はもうすっかり大和に嵌り始めていた。

「そ、そうか。だが今はそんなことは関係ない。お前の進路についての相談を、」

「そんなことについて言って欲しくて来たくせに。」

「な、何を言っている。私は、」

「ここは進路指導室。使用中の札がかかっている限り、誰も入ってこないよね。プライバシー保護の観点からも、ウチの学校のこの手の部屋は、完全防音。」

「だから何だと、…あっ…むちゅ…ふん…む…」

「梅子。俺梅子のことが欲しい。」

「こ、この俗物が。こんな所で…」

梅子は、「こんな所」と言った。つまり場所以外について異議を申し立てなかったことになる。自分との関係を受け入れつつある梅子に大和は内心ほくそ笑む。

「な?いいだろ?ね?ね?」

耳元で囁きながら胸を揉み尻を撫でる手を止めない。

「ほら、梅子。俺梅子と愛しあいたくてもうこんなになってるんだ。」

ズボンの上から、熱を帯びて怒張している男根をその手に触らせる。

(あ…熱い…それにもうこんなに固くなって…少しびくんびくんとしてる…)

「梅子…これ、梅子の手で愛して。」

「なっ!」

身を離そうとする梅子を抱き寄せ、大和はジッパーを下ろして勃起を取り出した。

「そ、そんなものをここで出すな!早くしまえ!  ひゃ!  あ……」

その手に握らされたものの感触に一瞬我を忘れる。

(こ、これがあの時私の中に入ったモノ…直接触ると、燃えるように熱い…こんなものを入れられてしまったら、私どうなるの…)

思わず、擦り上げるように手を動かしてしまった。その瞬間、

「うっ。」

と、大和が声を上げ、腰を少し振るわせたのを見たとき、梅子の中にぞくりと湧き上がるものがあった。思わずそのまましゅ、しゅ、と連続して擦る。


(ああ、あんなに気持ち良さそうな顔をして。ふふ、そうか。こうされるのがいいのか。)

「な、直江。いいのか?こ、これが、いいんだな?」

「あ、ああ、うん、そう。も少し続けて…。」

梅子の顔の真横で、大和がはぁはぁと荒い息をつく。

(直江が、興奮している。いつもさんざん私を苛める直江が。)

なんとなく精神的優位に立った梅子は、さらに大和を激しく責める。抱きしめられるような体勢から、いつの間にか大和の股間の前に顔を持ってきて跪くような構図になっていた。

目の前にある陰茎の亀頭がぶわっと大きくなってくる。それが意味するところを理解して、梅子自信の息遣いも荒くなり、陰茎を擦るスピードも増していく。

「はぁ、はぁ、う、梅子、もう、」

「あ、ああ、もう、出るのか?射精するんだな?私の目の前で、これが。」

初体験のときからずっと、大和にリードされっぱなしだった梅子である。年長者として内心面白くなかったことも確かにあった。それに遥かに勝る被虐的な快楽と愉悦を与えられていたのも事実だが、それはそれである。

しかるに、今の状況はどうみても自分が主導権を文字通り握っている、と彼女は考える。このまま大和を果てさせるも、手を止めて、大和の口から手淫の続行を懇願させるも、極端に言えばこの勃起した陰茎を握り締めて大和を痛みにのた打ち回らせることすら梅子の気分次第だ。初めて自分が大和というオスの上位に立った快感に、梅子は打ち震える。

もっともこれは梅子の主観の話で、実際には大和が子犬をたなごころで遊ばせる如く自由に纏わりつかせているに過ぎない。犬を躾けるには時に主導権を相手に渡す形でのスキンシップが必要だと父に教えられたことを実践しているのだ。大和の心の目には自分の股間の前にしゃがみこんでいる梅子の尻に、千切れんばかりに振られている尻尾が見えていた。

「うん、うん、もう、俺、イクから―」

「ああ、見せて、お前がイクところを私に見せてくれ!」

梅子は必死に大和を愛撫する。と、亀頭が今まで以上に膨張して、そのまま勢い良く梅子の顔に向かって精を噴き上げた。

「あ、ああ…すごい、熱い…」

それに、なんて匂いだ、指導室中に一気にこの香りが立ち込めたようだ。これが射精―

うっとりと、まだ少しづつぴゅっ、ぴゅっとしゃくりあげながら吐精するペニスを優しく撫でながら梅子は大和を絶頂に導いた快感に酔っていた。


(ああ、やっぱり梅子はかわいいなぁ。愛してるよ。あ、顔にあんなに精液が。雌犬が逆にマーキングされちゃったみたい。あはは、化粧が台無し。いや、これが雌犬流の化粧なのかな?マニキュアした指に白い精液が絡みついてるのもエロいなぁ。)


「はぁ、はぁ、や、大和…」

思わず男根に頬擦りをしそうになったところで、梅子ははっと気付く。

(わ、私は何をしているのだ!神聖なる学び舎の中で受け持ちの生徒と、こ、こんな淫らな行為を!しかも私のほうから一方的に!)

かーっと頬が熱くなる。

「ん、んんっ。ど、どうだ?直江。満足したか?では改めて進路を、」

なんとかして空気を変えようと話を振るが、はたから見てもわかるぐらいてんぱっている。

「顔中べたべた。」

「!!」

臨界点を突破したらしく、ついに停止する。

「ほら拭いてあげるから、動かないで。」

洗顔ペーパーを取り出し、拭き取る。梅子は真っ赤な顔のままそれに身を任せていた。

「うーん、今日はいっぱいいっぱいみたいだし、ここまでにしておこうか?」

コクコクと頷く。

「じゃ、また明日…ちゅ。」



ばたん、と音を立てて指導室が閉まっても、梅子は立ちつくしていた。





「小島先生?指導室から戻ってきてから、変ですよ?」

「え、ええ。私は、おかしくなってしまったのかもしれません…。」

「先生…やっぱり、疲れてらっしゃるんですよ。今度、一緒に飲みにでも行きましょうね。」


梅子は上の空で頷いていた。








続いてしまった。ハーレムルートより梅子一本ルートの希望が多かったので、試しに梅子先生一筋の続き。

こんな感じで、大和が梅先生をピンク色の牢獄に閉じ込めて行く話しにしてみようかな、と思います。





[11608] 第3話
Name: 犯人◆d1587eef ID:e9f2f629
Date: 2009/09/10 11:20
※今回、他作品とのクロスのようにみられる部分がありますが、「真剣で私に恋しなさい!!」本編中にも該当するクロス先の作品との共有世界観を示唆する表現がありましたので、クロス作品表記は致しません。









7月17日(金)


恋は盲目。 Love is blind.

異なる文化圏で発祥したフレーズだが、和文のほうを英訳しても、英文を和訳しても、まあ大体同じ文で同じ意味である。

つまりは洋の東西を問わず、恋というものに落ちた時の人間の反応は大体同じだということだろう。

ならば、今私が直面している問題は、


いやいや、これがそもそも恋だと決め付けるのも早計だ。あくまで仮定である、仮定。


今私が直面している問題も、人類開闢以来何万何億となく繰り返されそのほとんどに何らかの解決がみられてきた、極々ありふれた問題に過ぎないということだ。

そうとも、難しく考える必要はないのだ。

小島梅子は直江大和に、こ、こ、恋、

いやいや落ち着こう。

小島梅子は直江大和を女性として好ましい男性であると認識しているか否か?

…何か違う。もう少し端的なほうがいいか。

小島梅子は直江大和に抱かれたいか―――


「わああああ!」

梅子は頭を抱え、悶えた。


カキーン。

「外川打った!抜けた、抜けた!センター前ヒット!」

ナイターの実況の声ではっと我に返る。初回から観ていた筈の試合は、もう既にラッキーセブンを過ぎていた。ずっと手に持ったままの煎餅が汗でじとじとしている。

ため息をつきつつ指を拭いて、急須からお茶を次いで飲む。ぬるくなった上に濃く淹りすぎたお茶はとても飲めたものでなく、梅子は顔をしかめた。


(久しぶりに、みっちりと修養でもするかな。)








梅子を悩ませるその男は、今日も集会で皆とまったりしていた。


「あ、今日、「風の谷のウマシカ」ですね。」
「さりげなく万人が食い付ける話題を振れる今のまゆっち、輝いてるぜー。」

「あー、夏になると毎年あるよなー。飽きもせずに観てしまうけど。」

「ミヤザキはドイツにいた頃にも観ていたぞ。あれもまた日本の誇る文化だな。」

「やっぱり見所は奥義ゲージが貯まりきる前に奥義発動しちゃう「豪炎見てから猛進号令余裕でした、早すぎたんだ。」のところだよね。」

「あのゴツトツコツの象兵の群れが突撃してくるシーンは燃えるよなっ。」

「僕はまだ造られたばかりだからね。観た事ないんだ。楽しみだなあ。」


夏になるといつも流れるアニメの話で盛り上がるファミリーの仲間達を、大和は年長者が無邪気な子供を微笑ましく見る目で見ていた。

「ふふっ。アニメかぁ。うん、そうだね、アニメは楽しいよね。」

「何言ってるの?大和。」

気色悪くアンニュイさを醸しだす大和にワン子は変なものを見る目を向ける。

「汚れて…いや、もう大人になってしまった僕には、君たちのように楽しく観ることは出来ないけど…。僕はもうあの頃の黄金の時代のままでいられないんだね…うん、君たちはゴツトツコツに乗れるといいね…」

「何だ?大和。変なものでも食ったか?」

「僕のデータバンクにも登録されているよ。中二病というらしいね。」

ガクトの生暖かい視線やクッキーの辛辣な言葉も気にせず、大和はなおも芝居がかったポーズで自己陶酔する。

「いや、いいんだよ君たちはそのままで…今の僕にはその穢れなき純粋さが愛しい…。失ったものは眩しく見えるものさ…」

「なんかムカつくからとりあえずこの弟しめとくか。」

「しょーもない…どこかで女を知ったからって調子こきすぎ。でもそんな大和も好き。」

京はぽっと頬を赤らめ、いやんいやんと身体をくねらせる。

「私は大和の嫁、異論は認めない、きりっ。」


結局百代のオモチャにされ、そのあとにハイエナのようにたかる京に弄ばれる大和だった。

直江大和という人間は、外に対しては決して油断をせず隙を見せないが、身内に対するガードはすこぶる甘い。

梅子も、いずれ大和の懐に完全に引きずりこまれてしまえば、無防備になった大和に対してはいくらでも反撃できる隙があることに気付くだろう。

もっとも、その時の梅子に大和に逆らえるような骨がまだ残っているかどうかはわからないが。既にして梅子は大和のあばたもえくぼに見える域に入りつつあるように見える――


「生意気な弟にはお仕置きだー!」

「ちょ、姉さん、ギブギブギブ!」

「んー、すりすりすり。」












7月21日(月)


朝の多間川河川敷。梅子はそこで朝の鍛錬をしていた。

「はああああ!」

ヒュンヒュンと音を立てて梅子が振るう鞭の先端が絡まりつつ形を変え、犬の形になる。

「小島流鞭術、犬神!」

鞭の犬が突進し、川面の上を疾走する。川が一瞬割れた。

「ふっ!」

ひゅるるる、と鞭が梅子の手元へ戻る。

「…うむ。」

己の腕がなまっていないことに満足し、鞭を懐にしまう。武器の収納の関係上、夏場には少々きつい服装に見えるが梅子は汗もかいていない。そんな柔な鍛え方はしていないのである。川神鉄心や百代、黛由紀江といった化け物クラスには及ばないが、彼女もまたこの国にいまだ息づく武家の、現代のサムライの系譜なのだ。

そろそろ登校してくる生徒達の姿がちらほらと見えてきたので、梅子はそれら全てに挨拶をする。

「お早う!皆。」

「お早うございます。」
「梅先生、お早うございまーす。」
「お早うッス。」


川神学園の朝のいつもの光景である。梅子の凛とした声で出迎えられると、生徒達もみな朝から気合が入るのだ。

(うむ。身の引き締まるやりとり。そうだ。これこそが小島梅子のあり方であったはず。思えば先々週のアレ以降がおかしかったのだ。

私はかつての揺るぎない私を取り戻した。これでこそ週末を己を鍛えなおすことに費やした甲斐もあったというもの。今なら直江がまた私に不埒な誘いをかけてきたとしても惑わされることもないはず!さあ来い!直江!)



「あ、梅せんせー、ハザーッス。」
「お早うございまーす!」

(む、来たな、風間達。さあ、直江、どこからでもかかってくるがいい!)


「な、なんか梅先生からただならぬ気迫を感じるわ。どうかしたのかしら。クリ?」

「わ、私に訊かれても。」



「ほーらほーら。」

「ちょっと、姉さんさすがにお姫様抱っこは恥ずかしいよ。」


(!!?)


揺るぎない梅子は早くもどこかへ行ってしまっていた。


「いいんだ。お前は私の所有物なんだからなー。」

「姉さんってばもう…」


「んんっ!お早う、直江、川神。」


「ああ、お早うございます、小島先生。」
「小島先生、お早うございます。」

(「小島先生」…週末ずっと会えなかったのに、週明けに初めてかける言葉が他人行儀……)

風間ファミリーの前で「梅子」と呼び捨てにするわけにいかないのはわかっているが、それでも寂しさを感じてしまう。

「川神。朝からそういう風紀を乱すような行動は慎め。」

「いやだなぁ、スキンシップですよ。親愛の情を示しているだけです。

ん~っ、今朝も大和ホルモン充填完了!」

などと梅子のプレッシャーを面の皮で受け流しながら、百代は大和の首筋を甘噛みする。


「ああっ!」

それを見て梅子は思わず声が出てしまう。


「どうしたんです?小島先生。」

百代がきょとんとした目で梅子を見る。


「あ、あ、あーあー。ちょっと用事を思い出した。で、ではな、お前たち、遅刻するなよ!」

そういってパンプスとは思えないスピードで走り去っていく。が、その前に梅子が見せた表情を大和は見逃していなかった。


(政治家でもできる愛犬のしつけ方、143ページ。

犬は時に自分の飼い主と他の犬のコミュニケーションに疎外感を味わい、嫉妬してストレスを感じます。そんな時、犬は自分からあなたに擦り寄っては来ず、部屋の隅などへ移動し、あなたの様子をちらちらと窺ったりするでしょう。

きちんと後で愛犬とのふれあいの時間をとってあげて、愛犬の不安を取り除いてあげましょう。犬は素直な生き物です。愛情をちゃんと表現してあげれば、必ず応えてくれます。)



「初代犬、お前をしつけたときの経験が生きた。」

「?」

いきなりわからない話を振られて、ワン子はつぶらな瞳で首をかしげる。

「ほら、キャラメルをあげよう。」

「わーい、なんか知らないけどありがとー。ぐもぐも。」

キャラメルを嬉しそうに食べる無邪気な犬を見て、大和は和んだ。



「わんわん。くーんくーん。」

「……京。俺はお前を飼った覚えはありません。」

「誰か拾って下さい。大和限定で。」

「全然「誰か」じゃねーし。」










その日の授業中も、梅子は上の空だった。

ガクトとヨンパチの馬鹿コンビが珍しい梅子の様子に驚きつつ授業中の私信を続ける。

(なぁなぁ、今日、梅子先生ぼーっとしてね?)

(ああ…梅先生の授業中に私語ができる日が来るとは思ってなかったぜ。)

(でも、なんか最近梅子先生きれいになった気がしないか?)

(あ、お前も?なんつーか、こう、柔らかくなったというか、匂い立つような色気が出てきたというか…)

(ぷ、何お前似合わねーブンガクテキな表現してんの?)


「私語を慎め!」ピシッ!

「「すんませーん!」」

さすがに怒られた。さらにクマちゃんにも鞭が飛ぶ。

「熊飼!授業中にドネルケバブを食べるな!」

「すいません。我慢できなくてつい…」







放課後。未だに不機嫌なままの梅子は職員室で煎餅を貪っていた。

ぼりぼりぼり。

(何だというのだ、何だというのだ、何だというのだ!)

ばりばりばり。

(そりゃあ、私との関係などおおっぴらにできるものではないことなどわかっている。だが、アレはないのではないのか?その後も、授業中にも廊下ですれ違ったときにも、何のフォローもないし!)

ばりっばりっばりっ!

「げほげほ。」

むせてしまった。


「小島先生、お茶を…」


(お前は、私が好きなのではなかったのか?あんなに何度も「愛してる」だの「かわいい」だの囁いておいて、その私の目の前で、あんなことをしなくてもいいではないか…)

涙が出てくる。これはむせたせいだ。そうに決まってる。


「あの、お茶…」

「え?あ、ああ、すみません。…ありがとうございます。」

気付けば、同僚の女教師が梅子に湯飲みを差し出していた。今年川神に来たばかりの新任なのだが、梅子がその指導に当たって以来、何かと慕ってくれている。


「いいえ。その…元気を出してくださいね。私でよろしければ、いつでも力になりますから。」

気遣いがじーんと胸に沁みた。少しだけ余裕が出た気がする。

「お気遣い有難うございます。その時には頼りにさせていただきます。」

梅子はなんとかいつもの凛々しい顔をつくってみせた。

「はい。お待ちしてますね。では、今日はこれでお先に失礼させていただきます。お疲れ様でした。」



職員室の中、一人残った梅子は再び考える。


(全く、いつもならこういう時に気遣いを真っ先にみせに来るのが直江大和の役どころではないのか?何をボケッとしているのだ。言い訳の一つもしようとせずに私を放っておいて。

…それとも、あいつの中で私はそんな重きを置く存在ではないのだろうか。

28にもなって今まで恋の一つもしたことのなかった女が、ちょっと構ってもらえたからといって舞い上がっていただけなのだろうか。


ひょっとして、もう、私に飽きたのだろうか…


以前、ヒモなんぞを自分の家に住まわせているかよ子のことを叱咤したことがあったが、彼女のことを笑うことはできんな。弱きもの、汝の名は女なり、か。ははっ。


煎餅…煎餅はどこだ。)


机の上で空っぽの煎餅の袋が手に振れ、がさりと音を立てた。




「梅子。」


最近耳慣れた呼ばれ方に、ばっと後ろを振り返ると、そこに彼女の胸中を占める男が立っていた。


「今朝はごめんね。あ、これ、この前梅子に教えてもらった煎餅。買って来たんだ。」


じわっ。

煎餅を受け取りながら涙がにじむ。思わず大和に抱きついた。










このホテルを利用するのも3回目になる。

(今回は前みたいにボーッとしてなかったのに、素直について来たな。「ちょっと突き放して、あとで優しくしてあげよう」作戦恐るべし。立案者の下北沢君にはあの雀荘のガン牌の情報をまわしてあげよう。)

ちなみに、立案時は「しばらく突き放して、携帯にも出ないで、一月放置して絶望させてから優しくするフリをしよう」作戦だったのだが、修正した。所詮大和は調教師になることはあっても鬼畜にはなることはできなかったとも、なんだかんだで大和自身が我慢できなかったとも言う。


「んっ…んん…大和…」

梅子のほうから情熱的に舌を絡めてくる。

「今日は積極的だね、梅子。」

「………」

そう言うとまだ真っ赤になって押し黙ってしまう。まだラブラブには遠いが幾分素直になってきているなと大和は現状での進行度を確認していた。

(やばい今すごい楽しい。父さんの言う通りだな。このもどかしさはきっと今しか堪能できない楽しみだ。)

大和が手早くブラウスとスカートを脱がしてしまうと、梅子は上下おそろいのベージュのブラとショーツだけになった。

「ま、待て、なんで私だけ脱がすんだ。恥ずかしいじゃないか。」

「俺が、恥ずかしがる梅子を見たいから。」

しれっとそんなことを言う。

「お、お前、それは不公平だぞ。」

「俺、梅子のきれいな身体が見たいなあ。」

「そうやって、こういうときに言う男の好きとか綺麗とかは信用ならないと聞いたぞ…」

なんだかんだ言いながら梅子は下着を取る。もじもじと腕で胸と股間を隠す仕草に大和は興奮する。

(ああ、大和のやつ、ズボンの上からでも大きくしているのがわかるぞ…そ、そんなに嬉しいものなのか。)

くいっと身体をひねると、大和がまた興奮したように見えて、少しいい気分になる。

もっとも、大和は

(こうして、男にアピールする快感を教え込んで、いずれは目の前でオナニーさせよう。今回はその布石だ。)

などと考えていたが。

やがて大和も服を脱ぎ、一緒にベッドに倒れこむ。大和が梅子の背中に手を回すと、もうたまらないといった風情で梅子がしがみついてくる。

「……あ、……」

大和が触れる手が下腹部のほうへ移動していくと、梅子はさりげなく脚を開こうとする。当然その動きはさりげなくなんかではなく、ぎこちなくて大和にバレバレだったりするがそこは空気の読める男としてスルー。

「んふっ、…ふぁ、あぁん…」

今日は羞恥に関する仕込みはもう切り上げて、快感を教え込むことに徹しようと思った大和はひたすら優しく愛撫する。股を割り広げて間に身体を滑り込ませると、両手を梅子の豊満な胸に添えてゆっくりと指を動かす。

掌に包まれた乳房の中心で、敏感な部分が自然にぷっくりと自己主張してくるのを確認すると、そこに舌を這わせた。

「ああっ!や、大和、そこは…」

梅子は、大きな赤ん坊のように自分の乳房に吸い付く大和の頭を抱え込む。ちょうど、大和の男根と自分の太陰唇がぬるぬると擦りあわされるような形になった。

(あ、当たっている、大和の熱いのが。)

そのまま大和が押し付けてくる先端が、梅子の中に潜り込みそうになる。

「あ、駄目、大和、」

避妊を、と言いかけて、そのまま口ごもった。ゴム一枚といえど、何者にも邪魔されずに今日は愛しい男と触れ合いたかった。

梅子の乳房の中で大和はほくそ笑み、そのままずずっと梅子の中を侵略していく。奥まで辿り着き、鈴口と子宮口をキスさせると梅子がぶるっと震えるのがわかった。

「はあっ…し、しょうがない奴だな。今日は特別だからな?生でさせてあげよう。」

梅子が精一杯年上の女性の余裕を演出しようとしているのが微笑ましかった。

「うん。じゃあ、目一杯楽しませてもらうね。」

ぬっ、ぬっ、と恥骨を擦り合わせながらのピストン運動を開始する。

「あ、あっ、そ、そんな、いきなり、」

たちまち梅子の汁気が増し、結合部が奏でる卑猥な水音がより大きくいやらしくなる。

「あ、ああ、はふ、い、いい、あ、ああん、そこ、いい、ああああ!」

随喜の涙を流しながら、ぎゅっとしがみついて離れない。

「ああ、好き、こうされるの、好き…もっと、もっとしてくれぇ…やまとぉ…」


「俺に抱かれるの、好き?」

大和に激しく突き上げられながらうんうんと頷く。

「じゃあ、俺のことが好き?」

そう訊ねられると、梅子は少し躊躇いながらも、頷いた。

「じゃあ、好きだって口に出して言って。」

梅子がもごもごと口ごもってしまうと、大和の腰の動きが止まった。


「え?あ…な、なんで?」

「ほら。続けて欲しかったら、ちゃんと質問に答えなきゃ。」

「う…」

また真っ赤になった梅子は大和の耳元に口を寄せ、ぼそぼそと呟く。と、大和が激しい掘削運動を再開した。


「あっ、ああっ、はぁあん、ひぃ、あああん、ふ、ああああ!い、いい!」

梅子の脚が大和を抱え込む。

「ああ、それいい!いいの!お願いもっと、もっときてぇ!」

さらに大和の動きが激しく、早くなる。絶頂が近いことを察した梅子は、膣外射精の注意を促す。

「あ、や、大和、中は…」

が、止まらない。

「あ、そんな、駄目、駄目。それはだめぇ…」

かまわず大和は腰を最奥まで打ちつけ、そこで固定させると、ビクンビクンとうち振るえながら吐精を開始する。

(ああ、だ、駄目だ、そんなことをされたら、身体が悦んでしまう、大和の精液を覚えてしまう、大和から離れられなくなってしまう―)

「あああああああっ!」



はぁ…はぁ…はぁ…
ふぅ…ふぅ…


暫くの間、お互いに声を発することができなかった。

ようやく一息つけて、梅子が大和に中出しの抗議をしようとすると、大和は全く衰えない剛直を再び梅子に突き立て、責め立て始めた。


「お、おい、待て、お願い待って、少しでいいから休ませて、」

「この前は抜かず3発まではやったから、今日は4発いこうか。」

「そ、そんなぁ、だめ、だめぇ…」

抵抗する間もなく、早くも甘い声を奏で始めた。
















「ああ、かよ子か?久しぶりだな…ああ、元気そうで良かった。

いや、特に用があって電話したわけではないのだが…その、あのレッドとかいう男は元気か?

…そうか。いや、なんというか…すまなかった。あ、いやいや、急にこんなことを言われても訳がわからんとは思うが…男と女の間には色んな事情があるとわかったんだ。

い、いやいや!そういうことではないんだ!決してない!あ、ああ、そういえばヴァンプさんはどうしている?いやいやいや!」
















甘あまにはなるけど、まだ梅先生がデレてくれない。ようやく先生の口から「好き」と言わせるところまで行きました。あまり長編にするつもりはないんですけどね。

「風の谷のウマシカ」は、タカヒロ先生お得意の「三国志大戦」ネタのつもりです。続く大和のセリフも「君が主で執事が俺で」の未有のセリフのネタだったり。


梅先生の友人かよ子は、某人気作品のアレです。って、モロバレですね。本編中であの部分を読んだときには、マジで吹きました。川神院とフロシャイム仲良いのかよ!って。



[11608] 第4話
Name: 犯人◆d1587eef ID:e9f2f629
Date: 2009/11/02 00:51
今回は「焦らし」です。エロはありません。



7月22日(火)


大和による梅子の調教(大和の言うところによると二人の幸せのための意識改革)は順調に進んでいた。

(次は何を教えようかな。お口でのご奉仕も結構上手くなったし、そろそろ後ろのほうを開発してもいいかな~♪)


「~~♪~~♪♪~~」

「大和、最近上機嫌だね。」

鼻歌混じりにヤドンとカリンにイカの切り身をあげている大和の背中に、京が背中に胸を押し付けつつもたれ掛かる。今更大和も驚かない。

「梅先生のおかげ?」

やはり京には気付かれていた。

「うん。」

「……はっきり言うなぁ。」

「そういうところはぼかさないでおこうと思ってる。」

「私じゃだめなの?」

少し考え込んで、はっきりと告げた。

「正直、このままずっと続いていれば、俺の天秤が京に傾くことがあったかも。でもその前に俺の中で大きな変化が起きちゃったんだよね。」

「そっか。タイミングかぁ。ちなみに大和にどんな化学反応が起こったの?」

「…触媒はアルコール。」

「大和を活性錯体にするにはエタノールが必要だったのか。私も早く一服盛っておけばよかったなぁ。」

ため息をつきつつ不穏な発言をする京。

「一杯じゃなくて一服かよ。」

「いや待てちょっと考えよう。今からでも遅くはないかも。」

考え込む京。具体的な寝取り作戦を考え始める前に大和は釘を刺す。

「ないから。ていうか、それに酒が入ってたの梅子先生のほうだし。今更だよ。

俺を異性と見るのはもう、な?これまで通りお友達で。」

「それは私の自由と言いたいけど…考えてみるよ。」

そう言って大人しく部屋を出て行ったが、





(そんなわけないけどなッ!!待てば海路の日和あり、鳴くまで待とうホトトギス!)

京は諦める気など毛頭なかった。



(…とか絶対考えているだろうな。まあ、暫くはしょうがないか。)

大和はそれを骨身に沁みて理解していた。










(さてと。明日の準備をしなくては。)

作成中の書類、筆記用具、手帳、名刺入れ、財布、化粧品…


「はっ!?」


自分の手がいつの間にか無意識に替えの下着の上下ひとそろい(黒い、レースをあしらったもの)を、「明日の準備」の中に極めて自然な動作で加えようとしていたのに気付いて、梅子は驚愕の声を上げた。

「いっ、いやいや。ちょっと待て!明日もどこに寄ろうというのだ私は!」


自分は大和が好きだ。

もう、それは認めよう。だがしかし、これは少々まずい…というかいけないだろう!?一体私は何を期待しているのだ!?猿ではあるまいし!

事あるごとに性交渉という爛れた付き合い方には問題があるのではないか?教師と生徒の交際―この時点で既にいろいろとまずいが、もうそれはいい(梅子意識改革30%完了)。

そう、自分は経験豊富な年長者(しかし恋愛経験はゼロということは梅子の頭から抜け落ちている)なのだ。若人たる大和を導いていかねばならない立場にある。将来有望な若者を堕落させて良いわけがない!わ、私の将来にも密接に関わるかもしれないことでもあるし!


よし、こんどこそガツンと言ってやらねば!

お前の年では、恋に夢中になってしまうのも無理からぬことだろう。身体を求めるのもわかる。だが、お前にとっては今の時期、己を高めることこそが大事なんだ。肉欲に捕われて人生を誤るようなことがあってはならない。わかるな?

と、うむ、よし、こうだな!

大和、お前は私が決して堕落させない。私がお前を立派な人物にしてやるからな!










7月23日(水)



…私は駄目な女だ。

いや、でも、アレは大和だって悪い。

そういう流れに行かせないために換えの下着を持っていかなかったのに、何故「じゃあ、今度着るための下着を今から二人で買いに行こうよ」とかいう流れになるのだ。

何故、その下着売り場で、男女が一つの試着室に入って、小一時間試着室を占領していても誰も文句を言ってこないのだ。(当然大和の知り合いの店)音や匂いが外に漏れていなかった筈がないのに。

殊の外興奮した…って、そうではない。

そしてなんだ大和が買わせたこの下着は。まっ、まるで下着の用を成していないではないか。このブラ、ハーフカップですらないぞ。それになんだこのパンティの穴は。こんなものを着て、何をさせる気なんだ…。

どきどき。

ま、まあ、下着に罪はない。大和がこういうのが好きだというなら、たまに、本当にたまにならこんなのを着てサービスしてあげないことも…


そうではない!!肉欲に流されるな小島梅子!このままでは二人とも駄目人間街道まっしぐらだ!お前の愛する直江大和を更正させて真人間に戻せるのはお前だけなんだぞ!

考えろ、考えるんだ…自然な流れで大和からのセックスのお誘いを断る方法は…



既に確固たる意思で頑として跳ね除けるという選択肢が頭から消え、確実にヘッポコ駄目女への道を歩んでいる梅子だった。












7月24日(木)



週3のペースでホテルを利用していてはホテル代だって馬鹿にならないだろう、そう言った私が馬鹿だった。


「お邪魔しまーす。へー、ここが梅子の部屋か。きちんと片付いてるじゃない。」

「や、大和、そんなにじろじろ見るな。見られて恥ずかしい部屋のつもりはないが、どうも落ち着かない。…テレビでも観ながら待っていろ。」

やかんを火にかけ、お湯が沸くまでキッチンに立ちながら梅子は考えていた。お湯を沸かすだけなら別にそこで待つ必要もないのだが。


…どうしたものだろうか。


今日は安全じゃない日だと言えば、

…笑顔でコンドームを一箱出してきそうだ。あいつなら、その手の逃げ場を封じる準備くらい絶対にしている。


生理だと言えば、

新しいプレイの境地を切り開こうとしてくるに決まっている。


毅然として拒絶する、ただそれだけのことがどうしても出来ない。

なぜあのような男に夢中になってしまったのだ。今日は、私はどんなことをされてしまうのだ。ああ…

ああ、お湯が沸いてしまった。もうお茶を淹れなければならない。またこうして、お茶と煎餅と一緒に私を美味しくいただかれてしまうのか…



一時間後。

「それでさー、その動物園の雌のゴリラからガクトが熱烈に求愛されて、みんな爆笑だったんだよ。ガクトが「ゴリラにもててもうれしくねー!」とか涙目になって、」

「………」

「梅子?聞いてる?」

「え…?あ、うん、そうそう、マジ超ゴリラだな!HAHAHA!」



待て。なぜ普通に煎餅をかじりながら談笑しているのだ。

ここはそういう流れではないのではないのか?「それより俺は梅子が食べたいな!!」とか言って、ガバっと、その、ごにょごにょがあったりしないのか?

こう、生徒が学校に持ってきていたから没収したいかがわしいビデオの裏に書いてあった煽り文句のように、「十代のはちきれんばかりのリビドーが熟れた女教師にべっとりと叩きつけられる!」な展開ではないのか?


「何がべっとりなの?」

「え、あ、い、今私は何か口走っていたか?」

「いや、なにかよくわからないことを…あ、もうこんな時間か。そろそろ帰ろうかな。」


えっ?


「ま、まだ早くないか?」

「でも、そろそろ帰らないと晩飯食いっぱぐれちゃうし。」

梅子は焦って、なんとか大和を引きとめようとする。

「だ、だったら、うちで食べていかないか?今から何か作るから。」

「あ、そう?じゃあ、お言葉に甘えて、梅子の手料理をご馳走になっちゃおうかな♪」

「じゃあ、今からそこのスーパーへ行って来る。だから、ここで待っていろよ?私が帰るまでちゃんとここにいるんだぞ?」

本当は二人で晩御飯のお買い物♪をしてみたくもある。しかし自分の家の近所でそれはさすがに見つかったら言い訳できない。


大急ぎで梅子は買い物に出かけていった。バタンと梅子がドアを閉めた瞬間、


大和は邪悪な笑みを浮かべる。


「計画通り。」ニヤリ。


「ふふふ。梅子がこの3日間弁当を持参していないのはリサーチ済み。一人暮らしの弁当は8割がた昨日の残り物…すなわち、梅子が3日以上忙しくて料理する暇がなかったのは当然。ならば冷蔵庫も突然の料理に耐えられる備蓄がないのも当然。将軍の読みどおりだったな。

ま、ここのところ、のべつまくなしに俺がセックスに持ち込んでたから時間がなかったのは当たり前なんだけどね。」


限られた時間を有効活用するべく家捜しをする大和。

「ほう。これはバナナの皮。しかも結構な量。…練習したな、梅子。くっくっく。

そういう知識の出所はどこかな~っと。お、やっぱり、女性週刊誌。…ほうほう、これは。梅子は生真面目だなぁ(笑)。わざわざこんな記事に蛍光ペンなんか引いちゃって。

よし、これは使える。メモメモ…」





「今帰ったぞ!」

息を切らせて梅子が帰還する。大和は探索を終えてそ知らぬ顔でテレビを観ていた。

「あ、お帰りー。」

「お帰り」というその単語に、思わず頬が緩むのを梅子は必死に堪えた。しかしバレバレ。嬉々として調理に取り掛かる様子もしっかり見られていた。





「あ、これ美味しい。」

「うむ、それは、二子玉丼といって、知り合いのカリスマ主夫から教わったものなのだが―」

「川神院でも、これに似たものを食べたことがあるような…」

しばし歓談しつつ料理に舌鼓を打つ。幸せな時間が流れた。





「ご馳走様。美味しかったよ。さてと、それじゃあそろそろ夜も遅いし、俺今日はもう帰るよ。」

「え?も、もう少し居てもいいのではないか?」

さっきからことごとく肩透かしをくらって、梅子は焦る。

「明日も学校があるじゃない。」

「そ、それはそうだが――」

まだ肝心のコトを終えていないではないかなどと、はしたないことを梅子のほうからおねだりすることはまだできない。

「じゃあね。また明日。」

「あ…。」

行ってしまった。

今日は木曜。大和はいつも金曜日は集会のほうへ行ってしまう。かわいいそして若い女の子が4人もいる集会に。

自分の恋心を自覚した梅子にとって、自分が大和よりかなり…それこそ10歳以上も年が上だということはかなりのコンプレックスなのである。はっきりいって大和を他の若い女に会わせたくないくらい。


「そ、そんな…」


また金・土・日と大和との逢瀬ができないことに悶々としていた。ほんの2日前まで大和が迫ってきたらどうしようか、とか大和に堕落の道を歩ませてはならないなどと考えていたのと同一人物の思考とはとても思えない。


「や、大和…私は、どうすればいいのだ…。」









帰り道、大和は考えていた。

「うーん、ちょっと今日は梅子がかわいそうだったかな?でもここは心を鬼にしてちゃんと梅子を躾けなきゃ。自分から素直に俺のことを求めるようになってもらわないと。

くっくっく、でもそれも間もなくだな。今日の買い物の袋、しっかりと避妊具を自分で買ってきてたのが見えてたし。潤んだ眼でちらちらこっち見てたのがバレバレで、もーかわいいったらないっての。俺のほうも辛かったぜ。愛してるよー梅子。

おっとそうだ、将軍に結果報告しておかねば。」


携帯を取り出し、どこかへかけると、数コールで相手が出た。

「あ、もしもし、大和です…ええ、やはり将軍の仰るとおりでした。将軍の洞察どおりに事が進みまして。

俺はまだ早いと思っていたんですけどね。まだ将軍の域に達するまで先は長いようです。今後とも、ご教授下さい。では。」


電話を切る。相手は、父のほかに大和が心から尊敬し、教えを乞うている数少ない人物だった。


「さすがは恥将…じゃない、知将ヘンゲル将軍…あの人のレベルに達するには、まだまだ長いようだ…。」











やっとデレ梅子まで持ち込みました。ここからデレのターン!


大和が尊敬する将軍とか梅子の知り合いのカリスマ主夫は当然あの方々です。大和がヘンゲル将軍と出会ったのは川神院で、です。恥と知と智と痴に生きる者同士、惹かれあい通じ合うものがあったのでしょう。

登場の予定はありませんがこうして名前はちょくちょく出ます。



[11608] 第5話
Name: 犯人◆d1587eef ID:e9f2f629
Date: 2009/11/01 23:35
8月1日(土)


「わー、もうすぐ着きますよ。楽しみですね、海。」

列車の窓際の席で、開け放たれた窓から見える海原に目を細めつつ委員長こと甘粕真与がはしゃぐ。

「つーか、アタイも結構楽しみ系かもー。エグイ水着も持ってきたしー。うるぁ待っとれよ男ども!入れ食いしてやんよコラァ!」

「アンタは一体何しに行く気よ。つか誰の目の前か考えて欲しいんですけど。」

「メンゴメンゴー。」

早くも暴走しかかる羽黒を千歌がたしなめるが、羽黒の目は既に狩猟者のそれになっていた。色の黒さも相まって、皆の脳裏に「…ブッシュマン?」というフレーズが浮かぶ。


「羽黒。引率の教師の前で堂々とそういうことを宣言をするな、俗物が!」


パァン!と座席に座った姿勢のまま一瞬で取り出した鞭を床で鳴らしてみせるのは当然、小島梅子(28)独身・彼氏いない歴28年最近ピリオド、だった。

「楽しみだなぁ…海の家…イカとうもろこしアイスキャンデーかき氷…」

「熊飼、お前もわざわざ海まで何をしに行くつもりなんだ、全く…」

一癖も二癖もある連中の担任を引き受けてしまった若さゆえの過ちを時折梅子は呪いたくなる。しかも一番の問題児軍団は別にいるのだ。本日はその軍団は同行していない、いや、


「梅先生、そう怒らずに今日は楽しくいこうよ。せっかくなんだしさ。」


問題児軍団の司令塔のみ、同行していた。今一番梅子の心を悩ませる問題児が。

「う、まぁ、直江がそういうのなら…」

伏せ目がちになり、頬を染めて俯く梅子。

「へぇー、梅先生もナオっちの言うことは素直に聞くんだー。」

「な。べ、別に私はそういうわけでは…」

「直江ちゃんはいつも真面目な子だから、先生たちの覚えもいいのです。チカちゃんも品行方正に頑張っていれば、こうして信頼してもらえるのですよ?」

(委員長ナイスフォロー。でも俺はもう少し慌てる梅子の姿が見たかったぞ。)

「へー嬉しいなー。俺、梅先生に信頼してもらっちゃってるんだ。だよねぇ俺真面目に頑張ってるもんね。色々と。」

「お、お前のどこが真面目だと…」

最近不真面目なことばかりに頑張ってもらっている身の梅子としては、異議を唱えたいがそうもいかない。またまた真っ赤になるばかりであった。

「あ、みんな、着いたみたいだよ。」





夏休みに突入していた本日、F組の珍しい組み合わせの集団はなぜか梅子による教師引率の元、海へ遊びに来ていた。

中心にいるのがこの男である以上、「なぜか」なわけなどないが。





「よーし、行こっか。あ、先生、荷物お持ちします。」

「あ、ありがとう…」







梅子調教開始前のとある夜。大和は敬愛するヘンゲル将軍との電話中、足元が崩れ去るような衝撃を受けていた。

「そ、そんな将軍!では、我々がこんなにも恋焦がれる、理想の女というものは現実には実在しないというのですか!」

「うむ大和よ。残念ながらな。女が望む、こうあるべき、という男などどこを探してもいないように、我らが考える理想の女という生き物も男の頭の中にしか存在しておらぬのだ。それが現実である。」

「う、嘘だ…将軍!なぜ、なぜそれを俺に教えるのです!女を知り、目覚めて…幸せを感じ始めたばかりのこの俺になんで…こんなに苦しいのなら…悲しいのなら…愛などいらぬ!」

(スグル…今の俺には二次元に走ったお前の悲しみがわかるかもしれない…)



「お前にだからこそ教えるのだ。将来ワシに比肩し得る智謀と絶倫を誇るお前にだからこそ。

聞くがよい大和よ。たしかに我らが欲する理想の女は存在していない。だがそれは負け犬の思考だ。逆に考えるのだ。「自らの手で造り出しちゃえばいいさ」と考えるのだ。」


その瞬間、大和の中にピシャーンと稲妻の如き衝撃が走った。


「将軍!」

「うむ!やるのだ大和!」

「さすがは将軍!まことに好色であらせられます!」

「大和。物事は正確に表現すべきだな。私は、ドスケベだ!」

「将軍!」

「大和!」

「将軍!」

「大和!」

・・・・・・・・・・・・



愛と感動に満ちたやり取りのあと、大和は将軍の助言の下、梅子育成計画の一環としての海水浴の計画を練り、そして実行に至ったのである。今回はファミリー抜きでだ。特に百代が絡んだら色々目論見をご破算にされそうな気がするから。

「ところで計画の前、何話してたんだっけ。記憶に残ってないや。」

ノリと勢いだけの会話とはそういうものである。






「ビーチパラソルはこんなものでいいかな。」

「上出来上出来。ん~、来てよかった~。」

水着に着替えてきた女性陣を迎える。委員長の未成熟なボディに別に興味はないし、その横で鼻息を荒げているガングロの狩人は論外だ。しかし、小笠原千歌のフェロモン溢れる肢体にはやはりこう…くるものがある。

おっと熱視線。

「んんっ!」

わざとらしい咳払いに振り返ると、そこには当然水着姿の梅子がいた。以前にもプール掃除の時に披露していたものと同じなので残念ながら新鮮さはないが、何度見たっていいものはいいに決まっている。

「梅先生、お綺麗です。」

やはり最初の褒め言葉は彼女に言ってあげなければ。お、もじもじとそれとなくボディラインが強調されるような立ち方をしようとしている。

「ぷ。リップサービスちょーうけるー。若い子とは肌の張りがちがうっつー系。」

台無しにする奴もいるけど。てかお前の肌のがガサガサだ。梅子のほうが百倍コラーゲンぷりっぷりだっての。

「ほらほらナオっちにクマちゃん、ちゃんとあたしたちも褒めてくんなきゃ。」

からかうように言ってくる千歌たちのことも褒める。こっちは半分だけリップサービス。

「ごめんごめん、もちろんみんなも綺麗だよ。」「うん、すごく似合ってる。」

「ふふん、お姉さんの魅力に参ってしまったみたいですね、直江ちゃん、熊飼ちゃん。」

「うっそーやっぱし?でもごめーんアタイ今日は遠洋漁業なの、近海の獲物ですます気ないっつーの。」

おめーは褒めてねーよ。

「ぅお、イケメン発見!ヘーイそこのカ・レ・シ~?アタイと下半身の安保条約結ばない系?」

ハンターが獲物を追って走り出した。

「どういう逆ナンだよ!っつーか、安全保障どころか相手の下半身の平和がもろ危ないっての。

ナオっちー、あたし泳いでくるね。荷物番お願い。」

「いえここはみんなのお姉さんであるところの私が。」

「いいじゃん、ね?」

留守番を申し出る委員長を千歌が引っ張っていく。

「いいっていいって。行ってらっしゃい。クマちゃんも海の家、行ってきなよ。俺は先生ともう少しのんびりしてるからさ。」

「そう?ありがとう、直江君。じゃあお言葉に甘えて。」


みんなを送り出して二人っきりになる。予定通りだが、

(夏の海はやっぱり気持いいなあ。梅子の教育のためのつもりだったけど、こうしてのんびりもやっぱいいかも。)

などと、少し休憩モードに入ってしまった。


が、気付けば、敷物の中央と端で離れて腰を降ろしていたはずの梅子が、すすっ、とすぐ横に移動してきていた。

「どしたの、先生。暑いのにそんなにくっついてきて。」

「ふ、二人きりになったな、大和。」

「すぐみんな戻ってくるかもしれないよ、先生。」

あくまで「先生」と呼び、いつものように名前で呼んでくれない大和に梅子は不満げな顔を見せる。

「そ、そんなつれないことを言わないでもいいじゃないか。こうやって二人きりになるのは久しぶりなのに。

…少しくらいいちゃついても。だ、だがいやらしいことはいかんぞ!衆目というものがある!」

(積極的になったなぁ。随分ハードルが下がったもんだ。)


「梅子、お肌曝して大丈夫なの?」

それとなく誘導してやる。

「あ、ああそうだ!忘れていたな。大和、さ、サンオイルを塗ってくれないか?」

いそいそ、ウキウキとバッグを漁り、中からサンオイルを取り出すと、満面の笑みで差し出してきた。

「お願いできるか?」

「オーケー。」

こういう時に梅子が見せる花が咲くような笑顔が好きだ。…キツイ表情がデフォルトな女だもんな。モロやスグルが言っているギャップ萌えというヤツだろうか。

まぁ、笑顔を独占できるのが俺一人ってのは悪くない気分だ。


「じゃ、塗っていくよ。」

「ああ、頼む。」

掌の上にたらーっとオイルを垂らし、両手で梅子の背中に触れる。「ん。」と小さく声を漏らし、ぴくっと反応した。

そのまますーっと伸ばし、撫でさするように触れていくと、んふーっと気持ち良さそうな声が漏れた。梅子も幸せそうな顔をしているが、何だかんだで俺も梅子に触れるのが久しぶりなので、お互いにこのスキンシップを堪能する。

「あっ。」「ん?どしたの?」「い、いや。」

背中に回っているビキニの紐を解いたとき、梅子がちょっと驚いていたが、サンオイルを塗るんならこのくらい当たり前だろ?ふふん。

「ひゃっ。」

太ももに触れると、今度ははっきりと声を漏らした。もみもみと刷り込むようにオイルを塗りこむ。もじもじと内腿を擦り合わせ始めた。

調子に乗って、内腿のほうに手を突っ込むフリで指を股ぐりのところに這わせてすーっと撫で上げる。

「あ…やめ…」

さすがにやめさせようと身じろぎしたが、ここで抵抗したらかえって注目の的だ。

というか、初めから梅子は注目を集めている。俺が傍から見て彼氏のように(実際そうだが)振舞っているために誰も声をかけてこないだけで、そうしていなかったら既に悪い虫の1~2ダースはまとわり付いて来たに決まっている。そのくらい魅力的なのだ。

この水着姿を以前にも俺は目にしていたが、その時に比べ、梅子は何というか…匂い立つように色気が増しているように見えるなぁ。さっきは新鮮さが薄れたとか思ったが、それは馴染んだだけで、美しさは増していくばかりだと思う。陳腐な言葉だが、やはり男を知ると女は変わるのだ。梅子が28年間自分のために美しい蝶へと脱皮せずに待っていたくれた(大和の思い込み)ことに感謝する。

そう変えたのが自分だと思うとまた、感慨深いものがあるなぁ。うん、あれだ、女性の身体は男性の愛撫によって、主にこう乳房を刺激されることでオキシトシンを分泌し、それが子宮に届くことで幸福を感じ、自分に快感という幸せを与えてくれる男性との間の愛が深まっていくんだ。そしてそれにより愛を求めて女性ホルモンの分泌が盛んになり、魅力的になっていくんだ。同様に子供を産むときにも子宮収縮ホルモンであるところのオキシトシンが分泌されるからオキシトシンたっぷり脳で赤ちゃんと挨拶するので赤ちゃんにラブラブになるわけでその時に旦那が立ち会っていればまたオキシトシン漬けの母に父への愛情を高めさせて植えつけることができるからやっぱ俺も梅子の出産の時には立ち会おうそしてさらに産後の梅子のおっぱいもさらにこうこうこうして刺激してさらにさらにおきしとしんだこのこのこのこいつがおっぱいがおれをくるわせやがる―――


「だ、だめ、これ以上は、ここじゃ、本当にだめだ、あ、あぁん、」


はっ。

気付けば俺はうつ伏せの梅子の身体の下に手を滑り込ませ、熱心に乳房にオイルを刷り込んで揉み解していた。

羞恥と快感に耐えかね、梅子ははぁはぁと熱い吐息を漏らしている。

カップごと手ブラして身体を起き上がらせると、怒りと快感と羞恥で上気した顔でビキニのヒモを結びつつ怒鳴る。

「こ、この、やりすぎだ!…こ、こういうことは時と場所を選べ!」

小声で怒鳴る。

「やー、ごめんごめん、夏の陽気と梅子の色気に当てられて。」

「そ、そんな言葉で誤魔化されると思うのか!」

語気は荒いがまんざらでもない顔をしている。充分誤魔化されてくれそうだ。


「ただ今戻りましたー!」

「ふー、泳いだ泳いだ。」

「ふわっ!?」

委員長と千歌の仲良しコンビが戻ってきたのに気付いて、梅子がばばっと跳びずさって離れた。

「ナオっちたちも泳いで来ればいいのに。あれ?梅子先生ナオっちにオイル塗ってもらってたんだ。じゃ、ついでにあたしにもやってもらおうかな。」

それを聞いた瞬間梅子の顔が強張る。縋るように大和のほうを見ると、

「ん、わかった。」

いとも簡単に同意していた。

(そ、そんな…)



目の前で大和が千歌にオイルを塗っていく。梅子は当然それをやきもきしながら見ていた。

「んー、ナオっち上手。脚のほうもお願いー。」

気持ち良さ気にそれを受け入れる千歌の表情に、梅子のジェラシーは最高潮に高まっていた。

(ああ…それは、それは私の特権だったのに。大和の手が、大和が私以外を可愛がっている…。やっぱり、若い子のほうがいいのか?)

「はい、終わり。」

「ナオっちサンキュー。喉渇いたし、あたしたちも海の家いこっか、マヨ。」

「今度は私たちが荷物番するべきだと思うのですよ、チカちゃん。」

そこにクマちゃんが戻ってきた。手に焼きそばやらイカやらを山ほど持って。

「ただいまー。いつも厳選品の発見に一生懸命になっているけど、あまりいいものとはいえないものでも、こういうところで雰囲気と一緒に味わうのもいいもんだね。

あ、直江君、小笠原さんたちも、留守番は今から僕がやるから、まだ遊んでおいでよ。」

「あ、じゃあお言葉に甘えるわね。」

「熊飼ちゃん、どうもなのです。」

「じゃあ俺は―」


いい終える前に梅子が大和の手を掴んで走り出していた。


「…行っちゃった。」
「何だったんでしょうか?」
「焼きそば美味しいなあ。」





大分スピードは落ちたが、それでも早歩きで梅子はずんずんと大和を引っ張って行く。

「ちょっと、梅子、痛いってば。そんなに強く手を握らないでよ。」

岩場の陰になる場所に着いたところで、いきなりキスされた。

「ふむっん…………んん………ぷはっ。

大和。ひどいじゃないか……私の、私の目の前であんな…」

「あんな、って何さ?」

百も承知ですっとぼける。

「他の女に触ってた。百歩譲ってそれだけなら許せるが、すごく嬉しそうだったのが悔しいんだ!」

「頼まれて、サンオイル塗ってただけじゃない。」

梅子は「う~」と恨みがまし気な顔をすると、抱きつくように大和に身を預けながら訴えてくる。

「やっぱり、若い女のほうがいいのか?こんなお前よりもかなり年上の女じゃ満足できないのか?それなら私はどうすればいいんだ。なぁ…大和…」

放っておくと、「何でもするから捨てないで」とまで言い出しそうだったので、大和は今度は自分から梅子の唇を塞ぎ舌をねじ込んで口中を蹂躙する。

真面目な梅子のことである。一度「大和のためなら何でもする」と口に出して誓ったなら、その通り自分を奴隷に貶めてどこまでも大和に従順になるだろう。

ここで突き放し、絶望させてから改めて拾いなおせば、下北沢が言うところの、大和にとって都合のいい、何でもしてくれる「メス」の出来上がりだ。だがそんな存在に興味はない。

大和が好きなのは、ピンシャンキリリと凛々しくもかわいいところがあり、強く優しくも厳しいそのままの小島梅子なのである。大和にとって何より大事なそれを彼女から失わせる気はなく、ありのまま共にありたいのだ。



ただほんの少し、そう、ほんの少しだけ大和の好みに意識改革して、エッチなことに積極的にしたい、そして一緒に色々楽しみたいだけなのである。

梅子を端女に貶めてもいいのは自分の腕の中にあるときだけ、ベッドかそれに類する大和のプレイスポット限定で、である。



あくまでも直江家の男の遺伝子レベルを基準においての「ほんの少し」であることを強調しておきたい。

そして「自分の腕の中」なら梅子を際限なくド変態に仕込む気満々であることも付け加えておく。




絡めあった舌を梅子の唇から抜き、大和は囁いた。

「馬鹿だなぁ、俺が梅子に飽きるわけないじゃないか。」

「ああん、大和ぉ。」

胸をもみもみと揉みしだかれながら蕩けきった様子で大和の背中を抱く。が、大和の指がビキニの紐を引いて解いたのに気付き、慌ててカップを手で押さえた。

「大和、まさか、ここで!?」

「梅子が連れてきたんじゃない。」

「わ、私はそんなつもりで来たのでは…」

戸惑う梅子に落ち着く暇を与えず、ブラを抜き去った。

「あっ。」

トップレスにされてしまい、さっきまであんなに積極的だったのに急に羞恥心が復活したらしい梅子は、慌てて周囲を確認する。手ブラ状態でをきょろきょろと見回すと、幸いにも見ているものは誰もいないとわかった。

「だ、駄目だ大和。こんなところじゃ…誰かが来るかもわからないし…」

居心地悪く体をくねらせる梅子を抱きしめて、耳元に息を吹き込む。

「来たら見せ付けてやればいいじゃない。」


「そんなぁ。」

大和はしゃがみこむと、今度はパンティを引き締まった太ももまで下ろしてしまう。そのまま梅子の叢に息がかかるほど顔を近づけ、舌を伸ばしてちろちろと陰唇を嘗め回し始めた。

「んー、やっぱ今日は汗の味が強いね。」

「やぁ、こんなことやめて、お願い。後で、ね?後でにしてくれ、じゃないと、私…」

手ブラを解けないので抵抗できず、なすがままになる。本気で梅子が抵抗するつもりがあるならどの状態からでも大和など一撃で沈んでいるだろうが。

大和の舌に感じる味に、梅子の汗以外の分泌物の味が混じりだした頃合を見計らって、するりとパンティを脚から抜き取ってしまう。

「あっ、いやぁ、返してぇ。」

太ももを押さえるものが無くなった梅子の脚を開かせ、片足立ちにさせて両手を岩場に付かせる。股間に顔を突っ込んだ大和はさらに激しい愛撫を加え始めた。

「あぁっ、だめ、だめぇ、だめなのぉ。」

がくがくと腰が砕けはじめている梅子から体を離すと、大和は自分の肉棒に奉仕するように要求した。

「えっ、そ、その…そんなゆっくりとしているわけにいかないだろう?は、早くしないと、」

まだ周りが気になって仕方ない梅子の前で、梅子から奪った水着をぶらぶらとちらつかせる。

「じゃ、これを返してあげるのやめようかな~」

「うう…」

うっすらと涙ぐんでいる。もう半泣き状態だった。

仕方なく(繰り返すが梅子が本気で嫌だったら腕力でもって水着を取り返して大和をぶん殴るくらいのことは造作も無い)仰向けに横たわった大和の横に膝立ちになり、人工呼吸のような体勢で大和にむかって顔を近づける。人工呼吸と違うのは、口付ける場所が口よりもかなり下であることだ。

「んんっ、んんふぅん、んむっ、んむっ、んむっ…」

発見される危険性を減らすために、少しでも時間を短縮しようと懸命に奉仕する梅子のお尻を大和はナデナデと撫で回す。

不意にお尻に這わせていた指をその谷間に滑り込ませ、つぷっと差し込んだ。

「ふんんんっ!」

いきなり襲ってきた快感に、歯を立ててしまわないよう必死に堪えつつ愛撫を続ける。

「ふん、ふん、ふん…」

もう完全に梅子は泣いていた。なぜ自分はこんなことをしているのだろう。衆目がないとはいえ、公衆の場で、一糸纏わぬ姿にされて恥ずかしいポーズで奉仕することを強制されて。これはサムライのすることではない。娼婦だって今の自分を見たら指を指して笑い者にする。余りに情けなかった。何が情けないといって、今の自分が、この男が満足ならこんなことをされても嬉しいとどこかで思ってしまっていることだ。

「ふんんん…んぐ、」

懸命な努力が実ってか、男の亀頭が口の中でぷっくりと膨れてくるのを感じる。目をやると、陰嚢がきゅっとしまり、睾丸が持ち上がってくるのが視認できる。射精が近いとわかった梅子は、もうそのことしか頭にないといった勢いで回転を上げはじめた。

「ううっ、う、梅子。で、出る、そのまま、そのまま…」

「んっ!んんんん!」

熱く粘ついた液体に突き上げられ、奥を叩かれる。えづきそうになるがそれを我慢し、しゃくりあげるように何度も注がれるそれを口と喉で全て受け止めた。

「ふぅ。」

「んん、んうう…」

頭をふらつかせながら持ち上げる梅子の目に理性の光は無かった。

「梅子…そのまま乗って。」

「う、うん…」

言われるがままに大和の体を跨ぎ、右手で陰唇を開いて、左手で全く萎えない大和の男根に指を沿え、ゆっくりと腰を下ろしていく。もう、誰が見ていても構わない、という心境に達していた。

「あ、はぁ、あああ…大和が、大和が入ってくるぅ…」

ぬぬぬ、と飲みこまれたペニスの先が、子宮の頚部にこつっと触れた。

「ほら、動いて。」

「ああ、はい…」

大和の胸板の上に手を付き、腰を上下に動かしだす。意外に鍛えられている大和の胸の筋肉に触れていると、そこに雄の逞しさを感じられてその感触に夢中になっていく。

「あっ、はっ、はぁっ、あああっ、」

ぷるんぷるんと乳房を振り乱しながらずちゅずちゅと腰を動かしつつも大和の胸を撫でる手を止めない。大和のほうも梅子の胸に手を伸ばしてきた。揺さぶりあげるように揉み、既に硬く屹立して飛び出してきた乳首をきゅっと抓るように刺激され、思わず軽く絶頂に達してしまう。

「あひぃ!ひぃ、ひぃ、ひぃ、あ、ああ、い、いい、気持ちいい!もっと、ああもっと、やまとぉ、もっと頂戴ぃ!」

下からもぐっ、ぐっ、と腰を使われ、自分でも前後に揺するように腰を蠢かせて乱れる梅子の下の口からは、とめどなく愛液が溢れ出していた。

「ああ、もう、もういくよ。梅子、どこに出して欲しい?」

「ああん、このまま、このまま中に、ああ、欲しいんだぁ、お願い中にきてぇ!」

その言葉が合図だったかのように、大和は梅子のお尻を抱え込むと引き寄せ、鈴口と子宮口をかっちりとキスさせて揺する。両手で自分の乳房をつかむ梅子が一際強く締め付けると、大和が精子を吐き出し、注ぎ込み始めた。

「あ、熱い、熱いのぉ、あああああ!」

どきゅ、どきゅ!と信じられない勢いと量で精液が膣を埋めつくした。。ひくひくと陰唇が痙攣するたびに結合部から少しづつあふれ出してきた。

力が抜けてしまった梅子は、大和の胸の上に倒れこむ。そのままの体勢でしばらくの間びく、びく、とおこりのように体を震わせていた。

(ああ…もう、見られても構わない、もう少し、こうして繋がっていたい…

でも、こうして見られるかもしれないと思いながら外でするの、とても刺激的だった…)


また一つ、梅子の中で何かのイケナイ扉が開かれてしまった瞬間だった。









「ナオっちたち、どこ行ったのかな?」

「小島先生と泳いでいるんじゃないでしょうか?先生も、待ちきれないみたいな感じで走っていきましたし。」


再びクマちゃんと交代してパラソルの下で休憩していた千歌と委員長の所に、近づいてくる男たちがいた。

「ねぇ、女の子だけ?それじゃ退屈でしょ、こっち来て一緒に遊ぼうよ。」
「そうそう、何か奢っちゃうよ?」

「ごめーん。連れがいるからさ。」

あしらおうとする千歌だったが、男たちは食い下がる。

「いいじゃん、女の子たち残して暇させてる奴らなんかさぁ。」


「お断りしているのです。どうか引き下がってくださいなのです。」

「ああ、お子ちゃまは用ないからさ。」

「きゃ!」

引き下がらない男を押しやろうとした委員長を、男のほうが押してしまう形になり、よろけて尻餅をついた。

「マヨ!ちょっとあんたたち!間に合ってるって言ってるんだから、さっさと次に行きなさいよ!」

「ちっ…めんどくせーな、いいから来いよ!」

いきなり態度を豹変させて千歌の手をつかんだ男に、千歌は軽く恐怖する。

「な、何よ!ちょっと、誰か助けてよ!」



「何をしている。」

「あ、先生、直江ちゃん!」

梅子が男たちの前に、腕組みしつつ水着姿で、でんと立ちはだかった。千歌の手をつかんでいた男の手首を大和が持ち上げるようにひねると、悲鳴を上げながら男は手を離す。

「てめ何しやがる!お、よく見りゃこっちのお姉さんもなかなかじゃねえか。あんたもこっち来、ぐべ!」

最後まで言い切る前に梅子は貫手を相手の喉元に突き込んだ。声も出せず男は倒れる。


「私の生徒たちに手を出そうとして、徒で済むと思うな!恥を知れ、この俗物どもが!」


瞬きする間に距離を詰め、二人目にミドルキックを叩き込み「く」の字に曲げつつ吹っ飛ばし、三人目の手を小手返しに掴んでそのまま背負い投げる。四人目の鳩尾に肘を叩き込んで、逃げ出した最後の五人目の走るその先に一瞬で回りこんで、脚払いをして仰向けに倒れたその股間に踏みつけを食らわせた。周りで見ていた男たちはみな前かがみになり、ほんの少しだけ男に同情した。


「ふん。思い知ったか、ケダモノども。」

「あ~ん、先生~。ありがとうございます~。あ、ナオっちも。」
「とても危ないところだったのです。」

へたり込んでいた二人がお礼を言ってくる。そうとう怖かったらしく、まだ立つことができないようだ。


「大丈夫だったか?全く、夏になるとこういう度し難い輩がぼうふらのごとく湧くから…」

「きっと、この変態たちあたしたちを岩場の陰とかに引きずり込んで、いやらしいこととかしようとしてたんですよ!」

横で、ぴしりと梅子が固まったのがわかった。

「全く、本当にいけない人たちなのです!こういう人がそういう信じられないことをするから、若者の性は乱れているなんて言われてしまうのですよ!ぷんぷんです!」

「ホントよね!全く信じられないわ!なに考えてこういうバカはそんなことするのかしら!恥知らずにもほどがあるわ!」

うーん、恐怖の反動で、なのかわからないけど、怒りに燃えた二人が饒舌になってるなあ。ああ、梅子がだらだらと嫌な汗かいてる。くっくっく、そりゃそうだよな。さっきまで自分がまさにそういうことをヤッてたんだから。

「う、うむ、そうだな、全くもってけしからん。だが、まあ、きちんと制裁もくわえたことでもあるし、もう、な?」

思わずぷっと吹きだした俺をきっと睨んだ。おおこわ。


「あっれー、なにこの男ども。なんで転がってんの?アタイが拾って食ってもいい系?」

「ただいま。いやあ満足したよ。そろそろ替わろうか。」


「んん、もうそろそろいい時間だし、帰りの準備にかかろうか。」

「そ、そうだなぁー。うん、今日のところはみな十分に楽しんだことだし、そろそろ帰るとしようじゃないか、うむ!」

「小島先生、なんで声が上ずってるのですか?」

未だ汗をだらだらと流しつつ、決して皆と目を合わせられない梅子だった。





帰り道、女性陣と彼女らを送り届ける役を申し出てくれたクマちゃんと別れた二人は、肩を並べて家路についていた。

「岩場の陰でいたしたりしてる人は変態なんだってね。」

「………」

「「いけない人」で「恥知らず」でもあるらしいね。」

「う、ううううるさい!お前だってそうではないか!」

「うん、俺は自分で変態だしいけない人だって自覚あるもん。」

「ぬぬぬぅ~。」

「大丈夫。俺、変態な梅子でも好きだからさぁ。」

「そ、そんなことを言われても嬉しくない!」

ぽかぽかと叩かれる。ナンパ男どもに容赦ない鉄槌を下したのと同じ手とは思えない様子で。

「梅子は俺が変態だったら嫌いになるの?」

「う。…そういうわけでは…。」

「じゃあ、俺、今度からもう少し変態チックなことするけど、いいね。」

「ま、待て!それとこれとは話が違うぞ!わ、私は、」

「声、大きい。」

帰り道にする会話ではない。はっと気付いて梅子は真っ赤になって、そのまま黙って歩く。



次は何をされるのか、実は期待してしまっていることはまだ自覚していない梅子だった。

















第5話、海へ行くの巻でした。屋外羞恥プレイの次は何をやらせてみようかな~。リクエストとかあったら聞いてみたいかもです。

あ、リンカーンとかMC、NTRはリクエストされてもお応えできないと思うんですけど・・・。



[11608] 第6話
Name: 犯人◆d1587eef ID:17280dfd
Date: 2009/11/01 23:30

艶かしい熱気と汗の匂い、そして精臭が漂う部屋の中。

「………」

胡坐をかいて下卑た薄ら笑いを浮かべる男が見下ろしている女は、白いものをべったりとはりつけ、淫らな汗に濡れた裸身を隠すことすらせずにただ焦点の合わない目で虚空を見据えながら横たわっていた。


「酷い…うう、あんまりだ。無理やり、無理やりこんな…酷すぎる…。」




この男女の間で何があったのか?それを話すにはしばらく時間を巻き戻さねばならない。







「お邪魔しまーす。やっほー、梅子、こんちわー。」

「おお、来たか、大和!さ、さあ、あがってくれ!」


本日、大和は梅子の部屋にお呼ばれしていた。島津寮に今、麗子さんがいないため、「お前のような男子が一人で食事を用意しようとすると栄養が偏りがちに~」とかなんとか理由を付けて、ご飯を名目に引きずり込まれたわけだ。


ちなみに、麗子さんの不在をわざわざ知らせたのはお誘いを引き出すための意図的なリークだ。梅子の部屋にあった女性週刊誌の、「彼氏を誘う方法特集」の中の「手料理を作ってポイントを稼いじゃおう♪精の付く料理を作って、それとなくアピールしてみるのも◎」の項目に蛍光ペンが引いてあるのを知っていたからである。


(というわけで情熱が溢れて有り余っている男子高校生としてはその申し出に応え、まずはご飯を美味しくいただいた上で、しかるのちに飢えた女教師に美味しくいただかれてしまわねばなるまい。いやいや、今日は一日忙しくなりそうだなあ。)

「お前のために心を込めて準備したんだからな、存分に食べてくれ!」

そして振舞われたのは…ウナギに自然薯にゴーヤにニンニクにオクラに島ラッキョウに…ここまであからさまだといっそ清々しい。


(しかしもちろん俺は全部平らげた。そして梅子があの週刊誌どおりに行動してくるなら、飯を食った俺に対するリアクションは予想できている!)


「おお、よく食べたな。これだけ食ってもらえると、ふるまい甲斐があったというものだ。

と、ところで、その、あの、だな…や、大和…あ、あの…デ、デ、デデデザートに、わ、私は、どう?…だ?」


(来た。来よったでこの女。くくく、真っ赤ぁになりながらどもりどもりゆうて、ごっつぅかいらしなぁ。おいちゃんもう辛抱たまらんでぇ、ほんま。おっと、なにかエセ関西弁が出てしまった。自重、自重。)


「本当に?わーい、俺も梅子が食べたーい。」

そう言いつつルパンダイヴ。ここはノリノリで返しておくが吉、だと大和は判断した。

「わぁ~。」

すごく嬉しそうな悲鳴だった。





「あ、あぁん、やまとぉ、そんな、そこばっかり、ひぁん!」

「デザートなんだろ?じゃあ、残さず全部美味しくいただかなきゃ。」

その場でひん剥いた梅子を寝室に拉致し、やたら気合の入ったランジェリーを剥ぎ取り、まろび出た乳房に大和はさっそく吸い付いて、飽きもせず延々と舐めしゃぶりデザートの味を堪能していた。

両方の乳房に乗ったチェリーをを食べつくしたあと、既に息も絶え絶えな梅子の体を転がしてベッドの上にうつ伏せにさせる。

「んー、さくらんぼはもういいかな。じゃあ、次はピーチをご馳走になろうかな。」

「はぁ…はぁ…えっ?も、桃って?」

「ここに美味しそーな桃があるじゃん!」

言うなり梅子のお尻に文字通りかぶりつく。いきなり臀部をあぐあぐと甘噛みされて、梅子は痛気持ちいいという未知の感覚に戸惑った。

「やっ、だめ、そんな…」

自分の体の、自分が見えない部分に攻撃されるというのは結構怖いものである。歯医者でのあの感覚を想像するとわかりやすいかもしれない。

「んー、でりしゃす。」

「や、やだ、そんな、食べないでぇ。」

うつ伏せの状態に後ろから圧し掛かり、臀部に噛み付いてしとめるというのは自然界において獲物と肉食獣の構図で頻繁に見られるカタチである。梅子はまるで本当に今から自分が食べられてしまうような感覚に酔った。

直接そこに触れていないというのに、すっかり準備ができてしまっている梅子の様子に、大和は今回はもうこのままこの路線で突っ走ろうと決め、梅子の腰を掴んで持ち上げるとそのまま己の獣を突き込んだ。

「ひ、ひぃああ?ああん、大和、まるでケダモノみたいだ…あぁん!」

後背位、まさしくケダモノの体位で大和は梅子を責める。ぱちゅ、くちゅんと結合部が水音を立て、乳房がぶるんぶるんと弾む。

「あ、あふ、ふぁん、あはぁあ!ひぃ、ひぃ…ひゃ!?」

背中になにか冷たいものがかかった感触がする。おそらく大和が垂らした涎だろうと気付き、自分を犯すこの獣は今、どんな顔をしているのかと想像して梅子は悦に入る。

「あ、あひ、ひぃ、ひぃ、ふあああ!」

爪を立てそうなほど強く指を尻に食い込ませて腰を打ち付けられる梅子の表情は完全に被虐的な快感に染まっていた。大和が腰のスピードを上げ、もっと奥に、もっと奥にとさらに侵入してこようとしているのが梅子にもわかる。

「はぁ、ああ、や、大和ぉ、そのまま、きてぇ、全部、私の中に、ああっ、ぶちまけて!」

その言葉に応えるように大和が今までで一番奥に自分の先端を押し付け、勢いよく梅子の中を自分の遺伝子で蹂躙していく。

「うぐっ!!」
「あ、あぁああぁああああ!」

びくびくと中で震える大和に連動するかのように梅子の体もびくんびくんと痙攣する。ケダモノに自分を隅々まで美味しくいただかれてしまった梅子は身体の奥底まで満足した。

まだ噴出の治まらない肉棒を引き抜き、勢いの衰えない吐精を梅子の上気した肌に浴びせていく。その様子を梅子はうっとりと見ていた。

「はぁ、はぁ、はぁ、や、大和…とても、よかった…。

お、お前は、私で満足してくれたか?」

「うん。勿論。あ、でも、もう少し…」

そう言って再び萎えることを知らない大和が梅子に抱きつき、あちこちに手を伸ばして愛撫を再開しようとする。

「あン。もう、本当にお前は仕様がないなぁ。あっ、あはっ、す、少しだけだぞ?あぁン。」


そのまま第2ラウンドに突入するかと思われたが、


そのとき「ソレ」が大和の眼に入った。

「お?これは…」

そちらに興味を引かれた大和は結合をとき、それを手に取ろうとする。

寝室にある本棚の中から大和が発見したものに気付いた梅子は大和がそれを取り出すのを止めようとしたが間に合わなかった。

「!?や、大和!ちょっと待ってくれ!それは!!」

「んっふっふ~。アルバムはっけ~ん♪」

「まっ、待ってくれ大和。それを観るのは待ってくれ頼む待ってくれお願いだから待ってくれ待てといっているだろうちょっと待て!」

悲痛な叫びを上げる梅子を横目に、大和は表紙を開く。

「おっ!七五三か。子供の頃から梅子はかわいいなあ!」

「うっ。い、いやその…」

「こっちの泣いているのは…出た、定番のおねしょ写真!」

「ひぃいいいいー!」

メフィストフェレスの笑みを浮かべる大和の横で、梅子はムンクになった。


「半ズボンが多いな。やっぱり子供の頃はお転婆だったか。」


「お!それでも頑張って精一杯おしゃれしてみたのがあるな!あはは大きなリボンかわいー!」


「あー、だと思った。バレンタインに女の子からチョコいっぱい貰って困り顔!」


「あ、またまた定番!文化祭でウェイトレス姿!恥ずかしそうにしているのが萌えるなぁ!」


・・・・・・・



大和による梅子の魂の陵辱はそんな感じで続いた。

結果、未だに放心している梅子とそれをニヤニヤしながら見下ろす大和。そして話は冒頭に戻る。


「うう、あ、あんまりだ…心を犯された…」

「梅子の過去がいろいろ見れて嬉しかったよ?」

「全然フォローになっていない!うう、もうお嫁にいけない…」


「お、また何か発見!「梅子ポエム集」!こ、これは期待できます!」

「いーやぁーっ!!」








「ごめん、ごめんって。調子に乗りすぎた。謝るからさぁ。もう許してってば。」

「………」

湯船の中で体育座りする梅子を後ろから包むように抱きしめながら、大和は梅子を宥める。

肩口に顔を乗せて囁く大和に梅子はつーんとそっぽを向いた。


つい調子に乗って梅子が泣きそうになるまで虐めてしまったが、やり過ぎたかと気付き、とりあえずべとべとに汚れた身体を洗うべく梅子を抱えて風呂に移動したのだった。

そして身体を洗ってあげながらいろいろとご機嫌を伺ってみたがずっとこの「つーん」のままである。


(うーん、やり過ぎたか。こういうとき父さんはどうしてたっけ?前に寝室から聞こえてきた会話では…



「あ、あんまりです!大和だって、もう私たちがやっていることがわかるような年なんですよ!?なのに、なのにあんな時にスイッチを入れるなんて。ううっ…。(泣)」

「…いつからお前は私の言うことに逆らえるほど偉くなったんだい?」

「そ、そんな、逆らうなんて。私は、ただ…(焦)」

「そんなことを言いながらも、ここはもうこんなになっているじゃないか。」

「あっ、そんな、いきなり、はぅ…(陶然)」

「とっくに準備ができていたくせに何を言うのかな。」

「あ、あぁん、ご、御主人様…(完全調教済)」



(駄目だまだ父さんの技は俺にはレベルが高い。ここは少々の力技も止むを得ないか。)

「梅子~♪」
「ひゃっ!?」

梅子の脇から手を差し入れ、おっぱいを揉みしだく。

「こ、こらっ!私は今怒っているんだぞ!…あん、ちょっと、あ、や、やめ…」

「ふふん、身体は正直だね(一遍このセリフ使ってみたかった)。ここはもう硬くなっているじゃないか。」

「あ、いや…。」

乳首をコリコリと抓み上げられ、首筋に舌が這う。狭い湯船の中で抱きかかえられている状態では、逃げ場もない。

「!」

自分の尻に後ろから当てられていたものがむくむくと大きくなるのを感じ、びくりと身体を震わせる。お尻の谷間に滑り込むように密着してくるモノの温度を感じ取り、また自分の身体の奥がじわりと潤んできてしまうのを自覚した。

それを見計らったかのように大和の手が股を割ってさぐってくる。

「あ…」

「あれぇ、なんかもう、ここもお湯以外で濡れてる気がするな。」

「や、大和。お前、女がいつもこんなことで誤魔化されると思ったら、」
「じゃ、湯船から出よっか。」

真っ赤になり異議を唱えようとする梅子の言葉にかぶせてざばりと立ち上がり、洗い場に立ってニコニコと梅子の手を引く。

もう何を言っても無駄だと悟った梅子は無言で従った。





「こ、こうでいいのか?」

「ああ、うん、最高だ。」

プラスチックのイスに座る大和の後ろから、ボディソープを塗った自分の胸を背中にぬるん、ぬろんと押し付けながら上下させる。とても恥ずかしい行為なのだが、これで大和が悦んでくれていると思うと梅子も嬉しくなる。

「あ、熱い…ひくひくしてる…。」

大和は急に自分の胸板にまわされている梅子の右手を掴むと、自分の肉棒をその泡まみれの手で握らせた。

命じられるまでもなく、胸で背中を擦るのに合わせて右手で大和を扱きあげ始める。左手の指は自分の性器を弄っていた。

はぁ……はぁ……

風呂場の中、互いの吐息だけが反響する。

(あぁ、大和のこれ、もうすぐいきそうになっている。わ、わたしも、もう、もう…)

もう、いきそう、というところで、大和に手を止められた。

「えっ、なんで…?」

「いや、このままだと俺、自分にかける羽目になるし。」

ほぼ90度の角度で扱かれているためである。セルフ顔射は御免こうむりたい。

「じゃ、じゃあ、私が全部受け止めよう。お前はじっとしていればいいからな。」

大和をイスから下ろすと、梅子はもう堪らないといった感じで大和を風呂の床に仰向けに寝かせ、跨ってきた。

(あれ?今度は俺が食べられちゃう番?)

発情しきった獣になってしまった梅子が、止める間もなくぬぶりと大和を飲み込む。捕食する側にまわった梅子は猛然と獲物の肉体を貪り始めた。

いわゆるアヒル座りと半膝立ちとを繰り返すような動きで、背中を反らせて梅子の体が上下する。

「ふっ、あぁあ、い、いい、いいのぅ、あ、ああああ!」

ぷるんぷるんと乳房を揺らし、梅子は大和の上で淫らに踊る。

「あぁっ、ふ、ああ、き、気持ち良い。

や、大和、お前も気持ち良いか?わ、私はお前を悦ばせられているか?どうなんだ、お、教えてくれ!」

(ここで全然気持ちよくない、って言ったらどんな顔をするのかな。)

愉悦の表情から一転して悲しみに落ち、必死になって大和にどうすれば良いのか請う梅子の姿を見てみたくもあったが、そこはぐっと我慢した。虐めるのはさっきしたばかりである。今は褒めてやるターンだと判断し、絶賛してあげる。

「梅子、すごく良いよ。」

「あぁ、本当?本当に気持ち良い?私は、ちゃんとお前のことを気持ち良くさせているんだな?」

心の底から嬉しくてたまらない、といった表情をする。

「あぁん、やまと、やまとぉ、んちゅ、んむむぅん、んふぅンン…」

熱心に口付け、舌を絡めてくる。大和がそれに応えてやると、ミルクを前にした子猫もかくやといわんばかりに夢中になって大和の唾液を啜り、嚥下していく。

そんなことをしているうちにもうどうにも堪らなくなってしまったのか、梅子の動きがより激しく、快楽の頂を一心に目指すことだけを考えているものになる。

「あっ、あっ、あっ、あっ、大和、私、もう、あはぁあん、い、いきそうなの。もう少しでいけそうなの。あぁっ!お願い、ねぇ、大和もうごいてぇ、あっ、あっ、わ、私をいかせてくれ、あぁん、おねがいぃ。」

「しょうがないなァ。」

ぐっ、と一度大きく突き上げてやる。

「あはぁああっ!そ、それ、いい、すごくいい!お願い、もっと、もっといっぱいしてぇ!」

もみもみと乳房を下から揉みながら梅子の子宮口と大和の鈴口とで何度もキスをする。そのたびに梅子は軽い絶頂を迎えながら仰け反った。

「あっ、あっ、あぁあああ!い、いく、イクイク、も、もう、いく、今!

あぁぁああああイクゥうううううう!」

絶頂に達した梅子が一際強く締め上げると同時に大和も達した。どくんどくんと精液が注ぎ込まれると梅子はまたそれにも呼応して何度もいく。

びくんびくんと体を痙攣させ、膣で大和の精液を思う存分に受け止めながら梅子は大和の上にゆっくりと倒れこんでくる。乳房が二人の間でむにゅんと潰された。


はぁ…はぁ…はぁ…


バスルームの中で二人の荒い息遣いが響く。二人とも苦しげではあったが幸せそうに笑み崩れていた。



(ああ、幸せだ…。わ、私はもう、大和から離れられない…大和が喜んでくれるなら、どんなことでも受け入れてしまいそうだ…。)

(次までに、風呂場のマットを買っておこうっと。あ、ローション使ってソープごっこもいいな。)


その思考には若干の温度差があったけれども。









お風呂でのイチャイチャですっかり機嫌が直ってしまった梅子は、そのあともしばらく大和といちゃついた後、うきうきと今度は晩御飯の準備を始める。

「大和、待っていろよ。夕食も栄養満点の食事を出してやるからな。」

そう言い残して梅子がダイニングに立とうとしたとき、大和が梅子の手を引く。

「なんだ?」

ぼそぼそと耳打ちする。

「!や、大和、その、本当にそんなことを?で、でも、そんな…は、恥ずかしい…」

「俺、梅子のそういう姿が見たいなぁ、すごく見たいなぁ。」

(そ、そんなに見たいのか…ふふ、しょうがない奴だな。

わ、わかった。だったら、恋人として、この私が一肌脱がぬわけにはいくまい!)

「そ、そうか。わかった。今、準備してくる。だから、私が、いいと言うまで、絶対見ないでくれ。

いいな!ぜっ、絶対だぞ!」

「うん、わかった。」

大和の素直な返事に満足し、梅子はいそいそと自室へ移動した。大和はニヤリと笑うとその隙に自分の鞄を引き寄せるとビデオを取り出して起動させ、鞄からレンズだけ覗くようにセットする。


「二人の記録はきちんと残しておかないとね♪」


「や、大和、これでどうだ?」

セットが終わった瞬間、梅子が声をかけてきた。もじもじと体を落ち着かなく動かしながら。

一見したところ、梅子はこれから料理をするにあたってなんの変哲もない格好に見える。

前から見た限りでは。


ととっ、と大和が梅子の背後に周ると、きゃっ、と梅子が小さく声を上げた。

後ろからみると梅子のハート型のきゅっと締まったお尻が丸見え。そう、梅子は大和のリクエストで裸エプロンの格好にさせられていたのである。

「や、やだ、そんなに見ないでくれ…。」

「いや。じっくり見たいからこのカッコになってもらったんだもんね。ささ、早く台所へ。」

「ああん、もう…」

耳まで真っ赤になったのが背後からでもわかった。





「うーん、なんでこんなにやらしく見えるんだろう。」

「………」

「やっぱり、日常の中でいやらしいことを行っている、というのが否が応でも感じられるからかな。」

「………」

「こう、ギャップって言うのかな?やべえこれすげぇくる。」

などと、ひっきりなし大和に後ろから声をかけられる。しゃがみこんで、お尻の真後ろ15センチに大和の顔があるような位置から、である。

「う、うう…」

大和の息遣いがお尻に感じられる。本当に興奮しているようだ、といやでも理解した。何かくんくんと匂いをかがれているような音すら聞こえてくる。


「あ、どうぞ気にせず、続けて、続けて。」

そんなことを言われても、この状況で落ち着いて料理を続けるというのはどんな苦行だ。




それでも何とか梅子はそれをやり遂げてみせた。

「よし。大和、で、できたぞ。」

料理が終わる頃には梅子のお尻の向こう、前からはエプロンによって見えなくなっている部分がうっすらと潤みだし、てらてらと光っているのが大和にバレていたが。



大和も、こう見えても無茶はしないタチである。火や刃物を扱っている人間を驚かせて手元を狂わさせるような愚は犯さないのだ。

じっくりたっぷりねぶるように視姦はするが。

とにかく、準備が出来たというなら大和がするべきことは当然一つしかない。


「それよりも先に、俺は梅子が食べたいな~!」

「ああ、そんな、だめぇ~♪」


形ばかりの抵抗の声は、すぐさま甘い喘ぎに変化していった。

二人の長い夜は、まだまだこれからのようである。
















第6話投稿です。

最近忙しく、さらにメインで書いているクイーンズブレイドの投稿のほうが大詰めに入っていたのでえらく間が開いてしまいましたが…。(よろしければそちらも読んでいただけると大歓喜です。)

今回は、daiさんのリクエスト、「休日に二人きりで甘えまくる梅子先生」のつもりで書いてみました。あんまり甘えまくりでもなかったかな?

他の方のリクにもあった、学校で見つからないようにやらしいことを、とか第3者視点もいずれ書いてみたいです。視点としてはモロか京あたりかな…。

雨後の筍のごとく出現していたマジこいSSも、だいぶ落ち着いてきた感じですね。そろそろみんなの中でブームが過ぎ去ってしまったのでしょうか。

とはいえ、書きますがね!俺の梅先生は始まったばかりだ!誰も読まなくても書き続けるとも!読んでくれたらもっと嬉しいけど!


でも最近辰子も書きたい今日この頃…。



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