第四十話 第1次査問会会戦
前回までのあらすじ
同盟軍はイゼルローン要塞に撤退した。
以上、あらすじ終了
チョナチョナチョ~ナチョ~オナ♪ ラッコを乗せて~♪
チョナチョナチョ~ナチョ~オナ♪ 荷馬車は揺れる~♪
どうも、ペトルーシャ・イーストです。アムリッツァ星域から撤退し、イゼルローン要塞に戻って来たと思ったら早速、首都星ハイネセンからの呼び出しが来た。
緊急の呼び出しとの事で、『艦隊の事後処理など放って置いて直ぐに来い。』と有り難いお言葉を頂戴奉ったので、キャゼルヌ君に事務処理仕事を丸投げし
巡航艦『ブルータス』でハイネセンに向っている所です。
フック・カーン大尉は俺の代わりにキャゼルヌ君と頑張って貰ってます。
「イースト提督、その歌は何ですか?」
歌を歌っていたら、ブルータス艦長のオーマ・エモカー中佐が喰い付いて来た。
「これか?この歌は『チョナチョナ』だ。水族館に売られて行く、可哀相なラッコの心情を歌った歌だ。
正しく、今の現在の自分の立場を表現するに相応しい歌だとは思わないか?。」
「はぁ。」
呼び出しの理由は『査問会』を開くとか開かないとか。
まあ、軍法会議じゃなければ特に問題無いでしょ?ゆっくり休ませてもらいます。
俺は無事にハイネセンに到着した。
が、到着した後は無事とは言えないかもしれない。
空港までワザワザ軍のお迎えが来ており、そのまま査問会場?まで護送されて査問会を受ける事になった。
ヤンの査問会と同じ様な感じだ。
で、俺の目の前には獲物を見る様な目でコッチを見ているウィンザー議員がいる。
「今更名乗るまでもありませんが、私が当査問会を招集しました交通情報委員長コーネリア・ウィンザーです。これより、イースト提督の査問会を開催します。
イースト提督、着席して下さい。この査問会はイースト提督、貴方に掛かっている様々な疑惑を晴らす為の機会であると私は考えます。
その為には、私達は努力を惜しみません。ただ、それには提督の協力も必要になります。」
それにしても白々しい事を言ってる。
ヤンなら足を組んで座ったりするだろうが、俺は空気の読める人間だからそんな事はしないで普通に座る。
ウィンザー議員の他の参加者は・・・人的資源委員長のホアン・ルイ議員にハイネセン自治大学のオリベイラ学長、
軍人からはロックウェル大将にアンドリュー・フォーク准将?嫌な奴が居たな。
後は良く知らない連中だ。つまりはその他大勢って事か?
流石に此処にいる全員が敵って事も無いだろうし、とりあえず査問を受けながら敵味方の判別をして置こう。
最初は俺の経歴の確認から始まった。自分の経歴なんか見ても面白いわけが無い、適当に流して聞いて置く。
経歴確認中に誰も何も言わないので、沈黙に耐え切れなくなったオリベイラ学長が俺に当たり障りの無い質問をして来た。
「すると、イースト提督、貴方は三歳の頃にフェザーンの両親の元からハイネセンにいる祖父母に引き取られたと云う事なのかね?」
「記録上はそれで間違いありませんが、引き取られた本人としては若干の修正を望みます。」
「と、言うと?」
「引き取られたと云うより、実際は襟元を摘み上げられて貰われて行ったが正しいと思います。あくまで主観的立場から言わせて貰うとですが。」
特に問題も無く経歴の確認が終わると、待ってましたとばかりにウィンザー議員が口を開いた。
「誰であれ我が民主国家に置いては規範を超えて恣意的に行動する事は許されませんわ、その点に関する疑問を一掃する為に今日の査問会と相成りました。
それで第一の疑問ですが、貴方は先日行われたアムリッツァ会戦に置いて巨額の国費を投じて配備された艦艇5000隻を無造作に敵に突入させましたわね。
その結果、貴重な艦艇を失う事になりました。幾ら無人の艦艇と云えども、この様な運用をした事について一部では懸念の声があがっていますが
イースト提督はどの様にお考えですか?是非聞かせて頂きたいですわ。」
「お答えします、ウィンザー議員。そもそもは人員不足が原因で無人艦隊を暫定的に設置する事になりました。
無人艦ですと如何しても有人艦よりも単調な動きしか出来ず、その運用も限られてしまいます。
小官としては、『人間の乗っている艦』を守る為に『人間の乗っていない艦』を効果的に使ったつもりですが
『人間の乗っていない艦艇』の方が『人間の乗っている艦』より貴重であったとするならば、小官の考えは間違っていた事になります。」
「では、そもそもの原因となった人員不足を未然に防ぐ事は出来なかったのですか?」
「人員不足といっても主に民間での人員不足とは違います。民間での人員不足の主な原因は徴兵ですが
今回、アムリッツァで起こった人員不足は帝国領侵攻時の戦闘、つまりはアムリッツァ会戦の前哨戦で発生した負傷者が原因です。
帝国領侵攻作戦を行わなければ今回の負傷者は発生しなかったのですが・・・。
確かに、『帝国領侵攻作戦を阻止できなかった』という事については小官にも責任はあると思います。
『アレ』さえ無ければ人員不足など起きなかったのに、残念です。」
おっ、ウィンザー議員の顔が引き攣って来た。アンドリュー・フォークもプルプルと震えてるし。
まあ、当然だろ。今俺が言ったの事は要約すると
『帝国領侵攻作戦を提出したバカ(アンドリュー・フォーク)と、帝国領侵攻作戦を採択したバカ(ウィンザー議員と不快な仲間達)が悪い。』
って事だしな。
「・・では、この件は置いておき、次の件に移りたいと思います。」
逃げたな。
「帝国領に侵攻する直前、貴方は全将兵に向って『勝つ必要など無い』と仰いましたね。
複数の人物からこの発言を聞いたとの報告がありましたが間違いありませんか?」
あの演説の事か?
「正確には『勝つ事ではなく、負けない様に戦え』との意味で使いました。」
「これはこれは、高名な閣下の仰りようとは思えませんな!!軍人が勝利を求めずして何を求めると云うのですか。
小官だったらその様なマネは致しません。常に勝利を目指して邁進するのみです。」
フォークのヤツが乱入してきやがった。
ロックウェル大将やホアン・ルイ議員だけで無くオリベイラ学長まで『空気読め』って顔をしてフォークを見ているが
当のフォークとウィンザー議員は気付いて無い。
なるほど、この査問会の主催者はこの両名か。他の人達もこんな茶番劇に付き合わされ事になって可哀相に。
実際は俺が一番の被害者か?取りあえず俺はフォークを黙らせる事にした。
「戦いには勝因は無くとも、敗因は必ず存在します。故に、小官はその敗因を減らす事に意義があると考えます。
負けなければよし。更には、敵の敗因を見つける事が出来ればなおよし。これが小官の考え方です。
もっとも、この場はお互いの戦術論を展開する作戦会議ではありません。査問会です。
これ以上の戦術論の展開は無用だと考えます。」
「ぐっ!!」
「おほん!!次の質問に移りたいと思います。イースト提督、貴方には特定企業との癒着疑惑が存在しますが
この疑惑についてはいかがお考えですか?」
フォークが劣勢だと思ったウィンザー議員が無理やり話題を切り替えてきた。
それにしても癒着?どっからそんな話しが出たんだ?
「初耳です、そんな話は根も葉もない噂です。」
「ですが、火の無い所に煙は立たないといいますでしょう?」
「確かにそうですが、人類は百万年前に火を使い出しました。」
「ええ、そうですが。それがどうかしましたか?今の質問とかみ合ってませんが?」
「つまり、何も無い所に火をつける事が出来る様になったと云う事です。そして、火が付けば煙も発生します。」
「なるほど、企業との癒着は捏造だと言いたいのですか?」
「はい。」
「しかし、証拠が存在しますが?」
「証拠?」
「失礼だと思いますが、イースト提督の口座を調べさせて頂きました。その結果、フェザーンの某商会より多額の金銭が振り込まれていたのが確認されましたが?」
したり顔のウィンザー議員とフォーク。
「フェザーンから?それは何処の商会からですか?」
「ブランドー商会から、時期は10年以上前です。」
「これはこれは、高名な閣下ともあろうお方がこの様な金銭を貰っていたとは小官は失望いたしましたぞ。」
駄目だコイツら、早く何とかしないと。
さっきの俺の経歴確認を見てなかったのか?俺も見てなかったが。
「先ほどの経歴確認を見ていた方はご承知と思いますが、ブランドー商会は小官の父親が経営している商会です。
商会といっても実質は小官の両親のみで他の従業員は居ない小規模な商会です。
十年以上前との事でしたが、恐らく小官の養育費、あるいは生前分与のつもりで振り込んだものと思われます。
確か、配偶者及び親子間の金銭贈与は6万ディナールまでは税金が掛からないハズでしたが、
不安なようでしたら、財務委員長のジョアン・レベロ議員に尋ねてみては如何ですか?」
「イースト提督、あなたは口先だけはよく回るらしい。流石はフェザーン人の親を持つだけはありますな。」
「・・・・・フォーク『予備役』准将、貴方には敵いませんよ。一層の事、軍人を辞めて商人にでもなったら如何ですか?
貴方ならフェザーン人と対等に渡り合えると思いますが?」
「小官はもう予備役准将ではありませんぞ!!」
「ああ、それは失礼しました。フォーク『退役』准将閣下。」
「なっ!!」
「・・・只のフェザーン・ジョークですよ。そんなに怒らないで下さい。
小官からも疑問があるのですが、企業癒着等の疑惑があるのでしたらこの様な査問会を開かずに
司法機関に任せるなり、軍法会議を開くなりやり様があったのでは無いですか?
そもそも、何故『国防委員長』では無く『交通情報委員長』のウィンザー議員が軍人である小官の査問会などを招集したのですか?」
ガンッ!! ガンッ!! ガンッ!!
「イースト提督、口を慎んで下さい。査問を受けるのは貴方であり、質問するのは私達です。」
かなり頭に血が上って来たウィンザー議員が木槌(ガベル)を打ち鳴らしながら、俺に警告してきた。
アレを打ち鳴らしている所を始めてみた。
「なるほど、その点は了解しました。ちなみに、先ほどからウィンザー議員しか質問をして来ないのですが
他に質問のある方はいらっしゃいませんか?答えられる限りは答えますが。」
ウィンザー議員とフォーク准将を視界に入れ無い様に査問会メンバーズを見回しているが、誰も質問しようとしない。
そんなにウィンザー議員達に巻き込まれるのが嫌か?
しばらく経つと、沈黙に耐え切れなくなったのか、俺の視線に耐えられなくなったのかは知らないが、オリベイラ学長が質問してきた。
「えーと、イースト提督。君は今回の敗戦の責任は一体誰にあると思うのかね?」
「前線の司令官達にも多少の責任はあるでしょう、その点では小官にも責任はあります。
更に小官は第11艦隊の司令官と云う地位だけで無く、作戦参謀代理も兼ねておりました。
ですので、他の司令官達よりは小官の責任の方が多いと考えます。」
「なるほど。」
「ほほぉ!!つまり、イースト提督はご自身の責任を認めたと云う事ですね!!」
「ええ、その通りですわ。」
またコイツらか。俺がオリベイラ学長に返答するとフォーク准将とウィンザー議員が鬼の首を取った様な勢いで乱入して来た。
「はい、小官にも作戦参謀『代理』としての責任はありますが、この『帝国領侵攻作戦』を作成し私的なルートを通じて最高評議会に提出した作戦参謀や
その『帝国領侵攻作戦』に賛成した御方の責任の方が遥かに大きいと考えますが?」
俺の返答を受け、フォーク准将とウィンザー議員の機嫌が一層悪くなる。
「多大な損害を出しておいて、よくもその様な事を言えますわね。」
「これはこれは、『全同盟市民が死に絶えても成すべき事がある』と仰られたウィンザー議員の発言とも思えませんね。」
「なっ!!その様な事は・・。」
「言っていませんか?」
俺が確認する様な意味で、チラッとホアン・ルイ議員を見ると
「そう言えば、最高評議会でウィンザー議員が言っていた気がするね。」
と、賛同してくれた。
このホアン・ルイ議員の発言を受けて、出席者がザワザワと騒がしくなる。
あれ?フォーク准将が居ない。
「それより、この辺で一旦休憩しては如何かね?イースト提督も疲れただろうし、私も呆れ・・いやいや、疲れたし
フォーク准将など眠ってしまったでは無いかね?」
いやいや、それ多分寝てるんじゃないと思いますがホアン・ルイ議員?
「そうだな、疲れたし休憩しよう。」「疲れた、疲れた。」「・・・飽きた。」
いや、飽きる言うなよ。
まあ、結局最後はこんなグダグダな感じで初日の査問会は終了した。
一方、ペトルーシャ・イーストが官舎に軟禁されている頃
「なるほど、ウィンザー議員とアンドリュー・フォーク准将がペトルーシャ・イースト提督の査問会を開いていると」
「はい、国防委員長閣下。」
「分かった、君はもう下がって構わない。ベイ中佐。」
「はい。」
(ウィンザー婦人がなにやら企んでいたのをあえて放置していたが、まさかここまで都合良く動いてくれるとは
恐らく、イースト提督個人に責任を押付ける事で責任逃れをするつもりの様だが。)
「まずは、マスコミにこの話をリークするか。明日の見出しはウィンザー議員の事で持ちきりだな。ふふっ、羨ましい限りだ。」
国防委員長ヨブ・トリューニヒトは自分の最高評議会議長への昇進を確固たる物にする為に暗躍していた。
・・・・つづく。
以下、どうでも良いおまけです。
即席で作りました。本当はこれを第40話にしようとしましたが流石に不味いですね。
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『ここでは謝罪の勉強をして行きたいと思う。まずは、謝罪の中でも最上級である土下座を学んで行こうと思う。
中には土下座より上の、土下寝なる物があると主張する不届き者が存在するが、当組合では土下寝については一切認可しないものとする。
土下座には幾つかの形分けがある。
先ず、通常の一式。
/ ̄ ̄ ̄ \
/ :::::\:::/\
/ 。<一>:::::<ー>。
| .:::。゚~(__人__)゚ この通りだお、どうか国家の対面を傷つける事だけは黙っていて下さいだお。
\、 ゜ ` ⌒´,;/゜
/ ⌒ヽ゚ '"'"´(;゚ 。
/ ,_ \ \/\ \
と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;._
_,.、-‐''''"""""""'''ー- 、
,、-''゙ ヽ
/ ,へ ____..:.::l
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l ,.-'゙、 、 ゝ、` 、` `、 ゙:、
゙、_,.-'゙ ,小、ミミ、'ー゙ニ'ー`ー`:::`ヾ:ヽ,::';
リ, r<,'_゙、`` _ッ=,ニ,、`゛`!::::,:- 、:::::l
'ハ、、ト (で!>i ´ 、:゙‐'::' リ ,!/'i l:::::/
. l ´ノ 、 ` ノリ > !:::i゙
l i.. ,...': /゙,ニ-'゙::::ト、 止めて下さい、人が見てるじゃないですか!?
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゙、 l,Z二ノ / ノ;''"^:、
゙、 `二´ / ,.r'゙..:.:.:.:::::::゙:、
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ー''" '''"´ l ハ ! l::::゙:、 ':;:::::::::::::::::::::
l,' ヾー- ..,,,.. -‐'゙::::::>;'/`ー-- 、,,_
斜め上から相手を見下ろし、体を左右に揺らす二式。
i三i
〃 ヾ、
〃 ヾ、
〃 ヾ、
〃 ____ ヾ、
〃 / 連年 \ ヾ、
|| / _ノ ヽ、_ \ || 下級兵士ならともかく、上級大将ともあろう者が不名誉な捕虜に甘んじてしまったんだお。
|| / o゚⌒ ⌒゚o \ || ここは、死んでカイザーにお詫びするしかないんだお。
ヾ,| (__人__) |//
. (⌒)、_ ` ⌒´ _,(⌒)
/ i `ー=======一'i ヽ
l___ノ,、 ,、ヽ__i
トイ
トイ
トイ
i三i
〃 ヾ、
〃 ヾ、
〃 ヾ、
〃 ____ ヾ、 チラッ…
〃 / 連年 \ ヾ、
|| / ⌒ ⌒\ ||
|| / (● ) (― )\ ||
ヾ,| ::::⌒(__人__)⌒:::::|//
. (⌒)、_  ̄ _,(⌒)
/ i `ー=======一'i ヽ
. l___ノ,、 ,、ヽ___i
. l l
レ/ ,、r,r'゙Yx'、'゙ _,-'゙ >、≧三シ'゙ !l ,! i
リf゙ ノ ,r,r'゙`~-ニ==三'',";' ッイノ/ / ,i ,! ヽヾ、/;' ;' |
、.__」レ'゙ 〃 _,、-‐'''" ̄ '';';'_,:ィ'゙ '゙,/,イ,ィ N ト;、ヾ '; ;'; l
> /ィ'" _,,、、ァ=テ、_ェニ-‐'゙ /イハ い,゙!、 ノ lト,ヾ!'; ';';';';'; i
/゙/ 〃 //,、-''"」「 i゙ i゙ ;'゙  ̄``''-、_゙!、ヾ、`ー''",ノノ ゙!ll ';';'i, ;';': `:、
. l/゙/; ' //,;、-^、 、ヽ_ト、! '"~`T''ァッ'ミ=、ニヽi「´,´ ,ィ リ ヾ, ゙i、「i`ー'
!/ l l , ; /rィ"i゙ ⌒、゙、゙'tーゝ `''ー゙-` `i「 リノィノ'゙レ「 !、 ヽ,il ;!|
Y l i f゙ff ;';| リ´,ハ ゙! ヾ; ` -'"彳テミ,_トミ,_ヽ ゙いリハ!
ヾ i ! || !.!| ヽ(. ! ;l゙'| | ``゙ー ノ,:ンラ | l'′
`ー'゙,、 , ゙!゙!゙!\`ヾ、| ,ハj l ーデ-彡ィ'゙リ ・・・・・・・。
>'゙ ,r',,r'゙ ゙ 〃:、゙リ/ ソ i, ,「" '"´ '゙
, ィr'゙ィ'゙ , // | ,〃 フf '゙¬,r'" /ト=‐'
ダィ'゙ , /// ,;! ;l ハ| l゙、 ,、<`ー-ニ、 /リノ
f゙///// ,;'タ,ハ!゙:! ! \ !、_  ̄`¨`/ /ノ'′
/! ,r' ,、-'ノィ゙`''-、_ i \  ̄`¨`''′ /
`L/!/-‐''"`'-、_ `'-、!i \ ,:'
ミ\ _`'-、_ `'-、_ `'-、_ /
`、\ '" ̄`ヾ`-、_ `'-、 `'-、__ /
-' \ |l _....`-:、_`'-、_ /゙ ト「 ̄
\ -‐'ン゙",、--、,_ `'-、_ Y`iノ、`ヽー-、
寒地迎撃用の三式。
/ ⌒`"|⌒`ヽ、
/,, / ̄ ̄ ̄ ̄\ オンドゥルルラギッタンディスカー!
/,//:: \ ウゾダドンドコドーン!
;/⌒'":::.. |⌒ヽ
/ /、:::::... /ヽ_ \
__( ⌒ー-ィ⌒ヽ、 /⌒`ー'⌒ )
━━━`ー──ゝィソノー‐ヾy_ノー─"
そして、これが奥の手。焼け焦げた鉄板の上で十秒間土下座する。
土下座零式。
/ ̄ ̄ ̄ \
/ ::::\:::/::::\
/ <●>::::::<●> \
| (__人__) | 本当に申し訳ない気持ちで…
\ ` ⌒´ / 胸がいっぱいなら…!
, /l ̄ '-~三~-'  ̄h
. / | レ兮y′ / l どこであれ土下座できる…!
〈 く ∨ / ,イ
\_,.>、 /,L..]]_ たとえそれが…
. 0ニニニ)而}ニニニニニ),リリニニ)
. L| |_____|____| | 肉焦がし… 骨焼く…
l | |._______| | ,:
, l \ヽ l | , '/ ;' 鉄板の上でもっ………!
:, ____l_|_|_;_|_|___|_|__ ;
|\゙;三三゙';三三三,;゙三三\ ;'
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