前回のあらすじ
自己紹介をしていたらなんか厨二臭くなっていた。自分で言っといて恥ずかしい。あと神様にナニカサレタ。轢かれた乗用車に「彼ら」が乗っていたのが原因だったのだろう。
気がつくと、俺はベッドの上で横になっていた。なんだこの状況。
野良猫に引っ掻かれMK-Ⅱに轢かれた後、神様に出会った時にナニカサレタ気がするんだが思い出せない。思い出さない方がいい気がする。
そして俺は神様に「様」と付けるような殊勝な人間ではなかったと思うんだが・・・なんだか尻も痛いしいやそれはこの冷たいベッドの上で寝ていたからなんだそうなんだよ。というかこれよく見たら手術台だ。まわりにマッドっぽい科学者が一杯だぁ。アハハ。
そうして記憶から目をそらしつつここはどこだ、と周りを観察して「なぜ被検体が起きているんだ!」へ?被検「ですが、確かに麻酔をして眠っていたはずです!」
麻酔?そういえばなんだか体が重いような。なぜ寝ていた?なぜ麻酔?分からないことばかりだ。
「大事なAMS手術なんだぞ!」「分からない、さっぱり分からないぞ!」あぁ、イライラする・・・ちっ、しょうがないな、あの唯一落ち着いてそうな若い兄ちゃんに聞いてみよう。
「これどーいう状況なんか、説明してくれへんかな?」「僕にもサッパリだよ、全く。そういえば気分はどうだい?」なんか異様だ、この兄ちゃん、周囲の環境と対比して、焦らなさすぎ。
「失敗なのか?この私の手がけたリンクス候補生が?ありえない!」誰かなんか言ってるけど聞こえんなぁ。あれ、近くに矛盾が潜んでる。
「うるさくて頭ぐらぐらするわぁ。静かにならへんか?この状況」「簡単だよ。手術はすぐに終わるから今は眠るといい」
そういってその兄ちゃんは俺に注射器を刺すと、なんだか眠たくなって・・・
・・・
「どうすればいいんだぁ!」「落ち着け、眠ったよ」「・・・へ?」「ほら」そういって僕は喚き散らしていた今回のAMS手術の担当をなだめる。
まったく、あのぐらいで慌てるなんて。彼は当初実績が良かったから一人担当させてみたけれど、ダメだね、こんなでは。
後でクビにして・・・いや、被検体自体は良好に「機能」していたみたいだし・・・別のリンクスの担当にしよう。
それにしても驚いたね。僕もさすがに慌てることはなかったけどビックリしたよ。まさか麻酔して5分で目を覚ますとは。それになんだか言葉使いも変だったな。記録しておこう。
・・・さて。彼にはすぐ終わると言っちゃったし、早速『AMSプラグ』作りますか。
いや簡単じゃないんだけどさ。首筋に2,3穴を開けるわけだし。
・・・
次に目を覚ましたら、ベッドは普通のシーツのに変わってた。
ふう、これでグッスリ眠れる、と思った矢先に、首筋に異様なナニカを感じた。触ってみると・・・
わお☆なんか堅いし☆人体にあり得ない機械的な感触やな☆
「・・・ちょっと待てやぁ!これどういうこっちゃねん!なんで首の後ろに金属部品ついてんねん!」ん?金属なのか?これ。風呂入れるかな、錆びひんよな「ってそういう場合じゃない!」
「目が覚めたみたいだね」・・・あれ、あの時の兄ちゃんだ。「なぁ、さっそくで悪いんやけd」「気分はどう?」
あの時と同じ質問された、ってか俺の話聞いてるのかな。最近そんなやつとばっか会話してる気がする。
「まだちょっと頭ぐらぐらするわ。むしろ酷なったんちゃう?」
・・・あれ?俺関西弁しゃべっとらん?嘘、マジ?よし、3分間待ってやる!・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふう、なおった。これで大丈夫だ。
「分からないことだらけだから、とりあえずここはどこか教えてくれないか?」最近同じ事ばっかり言ってる気がする。
「場所?記憶に障害が?しかも口調も普通になってるな、検査する必要がありそうだな・・・ブツブツ」人の話を聞かない人だね全く。
「・・・ウィルだよ」
「へ?」
「君が場所を聞いたんだろう?レイレナード本社、エグザウィルの地下施設だよ」
へぇ、エグザウィルといえばあの姉歯建築の・・・あれって地下施設あったんだね「ってえぇぇぇぇぇぇぇぇ「何を驚いてるんだい、No,44-4、通称オービエ君」ぇぇぇぇってオービエェェェェェェェェ!?」・・・って誰やっけ?
それよりもNo,44-4とか不吉すぎるわ!どんなや!・・・また関西弁が、なおさないと・・・
どうも、作者です。短いですが、なんとか二話が投稿できました。どうも一話がぐだぐだすぎるな、と思いつつ書いてみた二話もぐだぐだでしかも短い。
憑依先(?)はリンクスNo11、オービエでした。両手にマシンガン持って張り付いてくる(らしい)彼です。いえ彼女だったかもしれませんがこのSSでは男という設定です。
アーマードコアシリーズは声がないモブキャラだと性別の判断すらできませんからね。そのあたりも面白いんですが。某「神威 瑞穂」みたいに人々の期待をブッチギル人もいましたね。
主人公が関西弁をなおす理由は次回くらいに。