※没企画だが、別に投稿してしまっても構わないのだろう?
そんなやらないA's編の触りだけのものです。
[七ツ夜と魔法 Another-after]
~extra stage「終焉を防ぐ者」~
空に浮かぶ闇の書という絶望を前に、誰もが諦めまいとする。
I am the bone of my sword.
―――――― 体は剣で出来ている。
けれども、世界はいつだって残酷だ。
Steel is my body, and fire is my blood.
血潮は鉄で 心は硝子。
聞こえてきたのは終焉を告げる声。
I have created over a thousand blades.
幾たびの戦場を越えて不敗。
この世界は違う理を認識し、胎動した魔術基盤、根源への道が並行世界へと繋がる。
Unknown to Death.
ただの一度も敗走はなく、
現れたのは、抑止の守護者。
Nor known to Life.
ただの一度も理解されない。
だけど、正義の味方(そいつ)は僕たちを救わない。
Have withstood pain to create many weapons.
彼の者は常に独り 剣の丘で勝利に酔う。
ああ、そいつの在り方に僕は憧れ――――――――同時に嫌悪したさ。
Yet, those hands will never hold anything.
故に、生涯に意味はなく。
だからこそ、目の前の赤い……無限の剣が突き刺さる荒野の世界に、たった一人で立ち向かう七夜志貴(殺人鬼)の姿が――――――
So as I pray, unlimited blade works.
その体は、きっと剣で出来ていた。
―――――とても、人間らしかったんだ。