おっす! おれ平賀才人! 別にガンダールヴとか伝説の使い魔とか全然そんな事ないただの元高校生だ!
元ってのはアレだ、死んじゃったんだよね、おれ。
修理に出してたノートパソコンを受け取った帰りに、いきなり目の前に銀の鏡が出てきたんだよ。
それに驚いてさ、うわあ!なんて情けない声上げちゃってさ、思いっきりすっ転んだ所為で車道に飛び出てそのままお陀仏だよ。もう困っちゃうね!
で、なんか気がついたらトリステインとかいう異世界っぽい国の貴族の三女に生まれ変わってんの。
そうだよ、三女だよ、女だよ! おれ別にTSとか興味ねーし。
しかも新しい名前が長ったらしいのなんのって、もういやになるね!
まあ、顔は良いし? 声もなんか可愛いし? チビで胸が無いのが難点だけど、下手にモテたくないもんね。子供産むのなんてヤだもん。
「どうしたのルイズ。ほら、次は貴女の番よ?」
「え、ええ、そうね。ありがと、キュルケ」
こいつはキュルケ、フルネームは長いから省略。おれの親友だ
お互いの家は代々仲が悪いらしいけど、俺たち自身はそんな事関係ないもんな。
キュルケも同じ考えだったみたいで、なんだかんだで仲良くなってた。
「我が名は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール―――」
な? 長ったらしい名前だろ? ったく、すげー貴族なのは分るけど、名前まで見栄張るなっての!
「―――5つの力を司るペンタゴン―――」
今日はおれが通うトリステイン魔法学院って学校の進級試験を兼ねた『使い魔召喚の儀式』って言って、文字通り使い魔を召喚する日なんだ。
ちなみにキュルケはサラマンダーっていうでっかい火トカゲ、もう1人の親友のシャルロットは風属性のドラゴンを召喚した。
さぁて、おれはどんなのが出て来るのかな!
「―――我の運命に従いし、“使い魔”を召喚せよ!」
おっす! おれ平賀才人! 別にガンダールヴとか伝説の使い魔とか全然そんな事ないただの元高校生だ!
元ってのはアレだ、死んじゃったんだよね、おれ。
修理に出してたノートパソコンを受け取った帰りに、いきなり目の前に銀の鏡が出てきたんだよ。
それに驚いてさ、うわあ!なんて情けない声上げちゃってさ、思いっきりすっ転んだ所為で車道に飛び出てそのままお陀仏だよ。もう困っちゃうね!
で、なんか気がついたらゲルマニアとかいう異世界っぽい国の貴族の長女に生まれ変わってんの。
そうだよ、長女だよ、女だよ! おれ別にTSとか興味ねーし。
しかもやけにスタイルいいの! なんなの? 前世でモテた事がないおれに対する宛て付けなの? もういやになるね!
「どうしたのルイズ。ほら、次は貴女の番よ?」
「え、ええ、そうね。ありがと、キュルケ」
こいつはルイズ。ちっこくてピンクで可愛い。生まれ変わるならこんな感じがよかったなあ。
ルイズの家とは代々仲が悪いらしいんだけど、おれ達にはそんなの関係ねーしな、勝手にやっててくれって感じだよ。
まぁそんな具合で気がついたら親友になってた。変に話が合うって言うか、共感できる所が多いんだよな。
「きゅいきゅい! あのおちび、凄いのを召喚しそうなのね!」
うおお!? ドラゴンがしゃべっとる!
こいつはもう1人の親友のシャルロットが召喚したドラゴンだ。
すげーな。ドラゴンって喋るんだな!
「我が名は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。5つの力を司るペンタゴン。我の運命に従いし、“使い魔”を召喚せよ!」
おれは火トカゲを召喚したし、ルイズだってすげぇのを召喚するに違いない。
どんなのが出てくるか楽しみだぜ!
おっす! おれ平賀才人! 別にガンダールヴとか伝説の使い魔とか全然そんな事ないただの元高校生だ!
元ってのはアレだ、死んじゃったんだよね、おれ。
修理に出してたノートパソコンを受け取った帰りに、いきなり目の前に銀の鏡が出てきたんだよ。
それに驚いてさ、うわあ!なんて情けない声上げちゃってさ、思いっきりすっ転んだ所為で車道に飛び出てそのままお陀仏だよ。もう困っちゃうね!
で、なんか気がついたらガリアとかいう異世界っぽい国の貴族の長女に生まれ変わってんの。
そうだよ、長女だよ、女だよ! おれ別にTSとか興味ねーし。
しかもなんか王族らしいんだよね、おれの親父。明らかに死亡フラグじゃん! もういやになるね!
まあ、顔は良いし? 声もなんか可愛いし? チビで胸が無いのが難点だけど、下手にモテたくないもんね。子供産むのなんてヤだもん。
むかし叔父が親父を殺そうとしたらしいけど、なんか知らんが和解したらしい。貴族ってよくわかんねーよな。
「どうしたのルイズ。ほら、次は貴女の番よ?」
「え、ええ、そうね。ありがと、キュルケ」
目の前の赤い巨乳はキュルケ、おれの大親友だ。
おれが留学生ってのもあっていきなり絡んできたんだけど、まぁなんか色々あって仲良くなった。
その隣のちっこいピンクはルイズ。こいつも大親友だ。
なんかお互い通じ合うものがあって仲良くなったっつーか、変に趣味が合うんだよな。
「きゅいきゅい! あのおちび、凄いのを召喚しそうなのね!」
こいつはシルフィード、さっき召喚したばっかのドラゴンだ。
よくわかんねーけど竜のクセに喋るんだよなこいつ。
周りにばれたら面倒だから魔法で声が漏れないようにしてるけど、まぁなんとかなるだろ。
「我が名は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。5つの力を司るペンタゴン。我の運命に従いし、“使い魔”を召喚せよ!」
おっす! おれ平賀才人! ちょっとばかし出会いが無いだけの普通の高校生だ!
そんなことより聞いてくれよ! 今目の前にすげー美少女がいるんだよ!
修理に出してたノートパソコンを受け取った帰りに、いきなり目の前に銀の鏡が出てきたんだ。
それに驚いてさ、うわあ!なんて情けない声上げちゃってさ、そのまま鏡に突っ込んじゃったんだよね!
で、なんか気がついたら魔法使いっぽいのに囲まれてたの。意味わかんねぇ。
なんじゃこりゃ、ドッキリ? いやいや、おれなんかドッキリにはめてどうすんだよ。
しかしまあ、何処だよここ。今まで東京に居たのに、突然ヨーロッパ? レンガ造りの建物なんか始めてみたよ。
「な……な……なんで……」
なんか目の前の美少女がおれを指差してぷるぷる震えてやんの。
ははあ。一目ぼれか? いやあ、おれにもようやく春が訪れたってか!
「「「「「「なんでルイズがおれを召喚するんだよ!!」」」」」」
は? 何言ってんだこいつら。
おっす! おれ平賀才人! 別にガンダールヴとか伝説の使い魔とか全然そんな事ないただの元高校生だ!
なんか異世界に転生したと思ったらいつのまにか頭が寂しいことになってた!
昔は色々やんちゃしたけど、今は前世であったエンジンとか飛行機とかそういうのを頑張って作ってるところだ。
そんな事よりびっくりしたよ! ルイズっていうおれの生徒が、高校生のおれを召喚してんの!
なんだこれ! どうなってんだよ! おれって死んだはずだよな?
おっす! おれ平賀才人! 別にガンダールヴとか伝説の使い魔とか全然そんな事ないただの元高校生だ!
普通に生活してたらなんか薔薇持ったナルシストになってた! どうしてこうなった!
おっす! おれ平賀才人! 別にガンダールヴとか伝説の使い魔とか全然そんな事ないただの元高校生だ!
食っちゃねしてたらピザってた! なにが風上だよ!
おっす! おれ平賀才人! 別にガンダールヴとか伝説の使い魔とか全然そんな事ないただの元高校生だ!
気がついたら縦ロールのお嬢様っぽくなってた! なんかツンデレっぽい!
おっす! おれ平賀才人! 別にガンダールヴとか伝説の使い魔とか全然そんな事ないただの元高校生だ!
死んだと思ったら王族になってた! しかも弟がやけに魔法が上手い! ぶん殴ってやる!
おっす! おれ平賀才人! 別にガンダールヴとか伝説の使い魔とか全然そんな事ないただの元高校生だ!
死んだと思ったら王族になってた! なんか兄貴が殴りかかってきた! なんのぉー!
おっす! おれ平賀才人! 別にガンダールヴとか伝説の使い魔とか全然そんな事ないただの元高校生だ!
よくわからんがブリミルとかいう男になってた! サーシャってエルフが可愛過ぎて生きるのが辛い!
おわり
続かないもん。誰得だよまじで。思いつきって怖いね。