「アマゾンキィーク!!」
【FINAL ATTACKRIDE、DEDEDE、DECADE・FAKE!】
赤と黒そして色々混じった緑の色の仮面を被った者たちの強力な必殺技がぶつかり合い衝撃波を生み、その衝撃波は爆発を生む。
ドサ!ドサ!と二つの影は落ちそして再び影達は立ち上がる。
赤き瞳の怪物は起き上がる、周りには鬼達も集まってきた
「うぉーーーーーー!!!」
仮面の怪物は叫ぶ、至高にして最高の獲物に出会えた事に。
「…流石、ファーストオリジンライダーの贋作か…そう簡単には倒れてくれないか」
私の目の前に居る、赤の色をメインにし頭に黒いギザギザの様なせり上がった黒のラインが七つ、青い瞳肩から腰の近くの部分に掛けて白いライン、腰には中心に赤のボタンらしきものが有る白のベルト右肩にはベルトの装置を小さくした物みたい奴を付けている。
彼は小声で呟くように言う。
彼の名は偽りの仮面ライダーと彼は言った。
事は20分前に遡る
「雷鳴剣!!」
雷撃が魑魅魍魎の鬼達を吹き飛ばす。
麻帆良学園の裏山の草原にて今日も侵入者狩りをしている…少女、名は桜咲刹那。
今夜は満月の夜…しかも赤い色不吉な事が起こる前触れのように輝く。
「くそ!今日はやけに多いな」
今のでかれこれ30体目であるだが、まだまだ余裕で有る。
そう敵に文句をいいながら次の場所に行こうとした瞬間である。
目の前の景色が突如揺らめく。
「な!なんだこれは!?」
敵の転移魔法か!!だが何の魔力感じないどころか気すらもない!?
そして、揺らめいた景色が後退する、その後退した景色から何かかが出てくる…人?
いや違う!?人じゃない!?月が照らされてよく解るそいつは獣みたいな赤い瞳の仮面の様な物を被り、色の選別が解りづらいが緑をベースに色々ごちゃ混ぜした様な仮面と同じライダースーツを身に纏い、白いスカーフ首に巻き付けている、手の横にギザギザに尖っていた。
「貴様何者だ!?」
奴からにも何の魔力も気も感じられないだが、私の妖の部分の本能は叫ぶ、あれとは戦うなと…。
「アマ、ゾーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」
行き成り腕をもがく様に動かしながら裏山全体に聞こえるほどに叫ぶ。
アマゾン、それが奴の名だと言うのか!?
「!」
一瞬……そうその言葉が正しかった、怪物は何の予備動作も無しで私の懐に飛び怪物の手刀が飛ぶ。
「ぐ!」
何とか夕凪でガードするが、その衝撃で吹き飛び森に吹き飛ばされ木にぶつかる。
「あり得ない、驚きはしたが油断も甘えも無かった!」
奴は気も魔力も無しで気の強化を受けた、人間を吹き飛ばした。
もし、一瞬の判断が間に合わかったら今の攻撃で胴体とおさらばしていた。
私が化け物なら…あいつは怪物だ、世界の常識から反した怪物がいる。
サァッと一瞬にして目の前にあらわれる。
パンチの連続攻撃が私を襲う
「雷鳴剣!」
雷の柱が怪物を捉えるが…
「ギィ!!」
片手でけし飛ぶ何のダメージも負っていない
「化け物め!!」
自分は態勢を立て直すため更に森の奥に入る
「ウォーーーーーーーーーーー!!!」
奴の遠吠えが聞こえる近い!
態勢を立て直し、気を張り巡らせる…
「馬鹿な!?奴の気配がないだと!?」
さっきまであったあの独特な獣の気配が無く成っている。
だがすぐに彼は現れる
(スパン)
彼女の木の後ろから…
後ろの木事私の背中は斬られる。
「え…!?」
ゆっくりと真っ二つに切られスローモーションで木が割れて行く風景、その向こうは怪物アマゾンが居た。
生物の中には狩猟の際一切の気配を殺して獲物をとる物が居ると言う…だが、それでも刈り取る一瞬だけ殺気が出る…筈なのだが…怪物はその攻撃する瞬間の殺気さえ押し殺し、私を切り捨てたのだ…驚嘆に値する。
「ガハ」
吐血をする木越しで切られたから傷はそれほど深くは無いが、かなりのダメージだこれでは羽は広げれない…。
でも、立ち上がれねばこいつは恐らく西のまわし者ではないそれ所かこの世の物でさえ疑いたくなる位の物だ、こいつをほっとくのは危険だ、自分の親友もクラスメイトも危険にさらす、魔法先生が来るまで時間稼ぎかあるいは…
「相討ち狙いか!!」
傷を無視して掛け斬空閃を連打する。
接近戦は危険だ。
「オォォォォーーー!!!!」
蹴りとパンチで次々と撃ち落としてゆく、そんなものは聞かないのは百も承知。
「これならどうだ!!神鳴流秘儀!百花繚乱!!」
桜の花びらの刃が怪物を覆う…
「更に続けて!!神鳴流奥義!桜花乱舞!!」
先に撃った百花繚乱と今撃った桜花乱舞達の桜の花びらは相乗し群は竜巻を起こし怪物を押しつぶす。
「神鳴流決戦奥義…千本桜」
(チン)と夕凪を鞘に戻す。
「これで幕だ」
まだ止まない桜の竜巻を背にする。
「アマ、ゾーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」
今の咆哮で切られた私の背筋が凍る。
恐る恐る、咆哮のした方に向く、其処はさっき自分が撃った渾身の奥義の桜の竜巻…!
桜の竜巻に影が見える!
「馬鹿な!自分も回転しながらガードしているだと!?」
そう奴は竜巻の逆方向に回転をしている、そのスピードは落ちる所か、上がってきている。
「ウォオーーーーーーーーーーーーーン!」
二回目の咆哮した瞬間、桜の竜巻千本桜は破られ解放される。
「無理だ、勝てる訳が無い。」
さっきの攻撃が全力だった、あれをほぼ無傷で、破られると後が無い。
諦めが体を支配したその瞬間
「…さっきから、野犬がうるさいと思ったら、野獣と美女を発見」
(パシャ。)私の後ろからそう言いながらカメラを取る男、その男は学ラン姿に髪は白く首にアナログのカメラを付けている。
「学生が何でここに!?」
此処には人よけの結界が張られて居て普通の人間は入れない筈!?
「…いやー…何て言うのかな…簡単に言えば…二日この山をさ迷っていた?(パシャ)」
男は答えながらカメラを撮り続ける、その答えを聞いてガクっとこけそうになる。
この間3日は戦闘は無かったが、二日さ迷っているって、重度の方向音痴かこいつは!?
「なら、逃げろ!私が時間を稼ぐ、その間に先生達を呼んで来てくれ」
戦う意思がまた蘇るが、男は去る所か、私達に近づいてくる。
「明らかに、君より実力が上なのに良いのかい?そんな事言っていいの?」
な!?こいつさっきの戦いをみてたのか!?
「お前何者だ!?今さっきまでは此処の生徒かと思っていたが、違うな?」
「僕に名前は無い、ねー君、取引だ。僕は其処の仮面ライダーアマゾン・フェイクを倒さなければいけないあいつを倒し…オマケに今ここの山に出てる魔化魍みたいな奴らも倒してやる…その変わりだ…」
男はそこで言葉を切る。
「その変わりって何だ?」
奴の願いは何だと、息をのむ
「飯奢ってくれないかい?、四日ほど何も食べていない…んだ(グキュールルル)」
大きな腹の音を聞いて本当にこけた、本当にまじめにしてほしい。
「お前本当に何者だ!?」
私がそう言うと男はポケットからカードを取り出し。
「…僕は偽の仮面ライダーだ、覚えておかないくていい」
そう言いその男の腰から白いベルトが現れ、
「変身!」
カードをベルトに居れ両手でベルトの機械の部分の横物を指し込む。
【KAMENRIDE、DECADE・FAKE!】
ベルトからの音声がなり男の周囲は九つにぶれ割れる、その中心に赤い何かが居た。
「僕は仮面ライダーディケイド・フェイク、偽りで偽物でマガイ物の仮面ライダー。」
ディゲイド・フェイクそれがその姿の名だろう
「ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!
ディケイドーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」
怪物は初めて言葉らしきものを発するディケイド?さっきの音声音そして男が言った、この男の名を叫ぶ…。
アマゾンは跳躍しディケイドを襲う
「僕が狙いだと思っていたが、狙いは先輩か…。だけど先輩には合わせない君を倒すのはこの僕だ、偽物は僕一人で十分だ」
そういい腰の物取り出すしもう一枚のカードを取り出しベルトに差し込む。
【ATTACKRIDE・SLASH!】
剣に代わりアマゾンに叩きつけその衝撃で火鉢がでてアマゾンは後方に飛ぶが
また一気に飛んでくる
今度はディケイドも前方に飛び
ザッとお互いが跳躍し、ぶつかり合う。
鉄と鉄のぶつかるような音が響きあう。
「フン!」
ディケイドはアマゾンに蹴りを入れ吹き飛ばすが、一瞬で態勢を立て直し予備動作無しでまたもや跳躍をする。
「大切断!!」
さっきの手刀が唸るがディケイドは冷静に剣からカードを取り出す。
【ATTACKRIDE・BLAST!】
剣が行き成り銃に代わり、銃を持っていた手がぶれた瞬間ものすごい速さで連射をし、手刀の腕の関節部分を的確に撃ち抜く。
「グガー!!!!!」
銃弾を貰い落ちる必殺技を不発に終わった、アマゾン。
だが、まだ立ち上がりディケイドに突っ込みに行く
「フン!とことん付き合ってやる」
またぶつかり合う。
アマゾンは蹴りをディケイドの顔に入れ、ディケイドは剣でアマゾンの体に叩き込む。
蹴りとパンチ手刀と剣の攻防が3分続く
これでは、決着がつかないと踏んだ両者は一瞬で間合いを図り距離をとる
「アマゾンキィーク!!!」
最初に動き出したのはアマゾンだった、アマゾンはまた跳躍し蹴りの態勢に入りディケイドを襲う
「フン、これならどうだ?」
また、カードを取り出し差し込む。
【FINAL ATTACKRIDE、DEDEDE、DECADE・FAKE!】
音声が発した瞬間ディケイドの前に黒いディケイドの様な絵柄のホログラムか?
現れ、ディケイドもアマゾンに向かって跳躍し飛び蹴りをする、ホログラムを通過しながら…。
冒頭に戻る。
「ちっ、…足をやられたか!」
右足を上げる。
「だが、今さっきの戦闘で魔化魍もどき共も来た…彼女…僕の後ろにいな…死にたく無かったらね!」
そうアマゾンの周りに鬼どもが集まってきた、数がケタ違い多いが。
「さーて、ショーはクライマックスだ…変身」
またカードを取り出し差し込む。
【KAMENRIDE、ZORUDA!】
空間がぶれディケイドに重なると其処には姿が変わったディケイドがいた。
今のディケイドは体が深緑色で胸と頭はメタルの様な装飾に成っており手には緑の銃を持っている。
「姿が変わった…?」
今さっきのディケイドとは明らかにちがう
「跡形も残さない…来い!鋼の巨人マグナギガ!」
カードを銃に差し込む。
【FINALBENT】
さっきとは違う音声流れる、そしてディケイドの前方の地面が揺れ現れたのそうロボット…その表現が正しい。
ディケイドはそのロボットに近づき銃を指し込むと同時に、ロボットの胸が開かれ、物凄い数のミサイルが露出する。
まさかあんな物を此処で撃つ気か!?
「止め…!」
それを止めようとした瞬間。
「…エンドオブワールド」
ディケイドはトリガーを引きアマゾンと鬼達はミサイルやレーザーの雨に襲われ、麻帆良の山全体が大きく揺れ動き豪雷の様な音が鳴り響く。
煙が覆い尽くす
そして、煙がはれると其処にはでかい穴が点々と出来ており、そしてその中心地点には一枚のカードが落ちていた。
「アマゾンのフェイクカード、確かに貰った」
そのカードの絵柄はさっきまで戦っていた、アマゾンが描かれていた。
「戦闘終了だ…」
男は普通の人間の状態に戻る。
「さぁ、約束通り飯を奢ってくれないか?」
「ああ、それならまず最初にお前を有る場所に行かなければいけない。えーと…ディケイド?」
名前はこれでいいのだろか?と言う疑問が出る
「ああ、えーと、ディケイドじゃなくて…こっちの状態の時は…光でいいよ…」
そう男…光と名乗る物は言う。
「なら、光お前を学園長に…ちょ!お前!?」
ふらっと、光は体が傾き倒れる…
これが光…偽りの仮面ライダーディケイド・フェイクの最初の出会いだった。
「プロローグ・Ⅰ・始まり何時も突然に」
次回、仮面ライダーディゲイド・フェイクは
「君はいったい何者じゃ?」
謎の少年・光と麻帆良学園の学園長の出会い。
「僕は並行世界を渡り歩く者です。」
異界を旅をし続けると明かされる
「ライダーの世界は滅んだ、フェイクの登場によりね。そして、全ての並行世界はフェイクライダー達が蝕み崩壊させていく。」
そして彼から語られる衝撃の真実。
「だから、僕がぶっ壊す、全てのフェイク達をね。」
偽りの仮面ライダーディゲイド・フェイクよ全てを倒し全てを救え!
後書き――――
全ては映画が悪いあんなかっこいい物を見せるから書いてしまったではないかwww
彼は偽・ディゲイドなので所々オリジナルが入っています。