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[22333] 記すこともはばかれる使い魔
Name: t◆a5c84342 ID:3b0d1cc6
Date: 2010/10/15 00:42
元ネタはゼロの使い魔。

ブリミル使い魔作る→使い魔で亜人沢山生み出す→人間と生態系の位置が近いので争う→四番目は無かった事に



[22333] 記すこともはばかれる使い魔
Name: t◆a5c84342 ID:1fbe0553
Date: 2010/10/04 10:08
失業者、田中一郎はその日もハローワークでジョブが見つからず気落ちして帰宅する途中であった。

「はあ、親も定年近いし仕事見つからねーとマジでバイヤー(ヤバい)だ」
信号待ちでぼやいていると進行方向に銀色の鏡が現れ、ゆらゆらゆらめいている。

「なんだこれ」
ハザードを付け、車から降りると後続車がクラクションをならす。
「なんだこれ?」
銀色の不思議な物体を横に押しのけようと手を入れるが
抵抗どころが猛烈な吸引力で体を引っ張られる。
「!」
奮闘むなしく田中一郎はこの世から消え
しばらくの間ワイドショーを賑わせることになるが別の話である。



[22333] 使い魔 誕生
Name: t◆a5c84342 ID:1fbe0553
Date: 2010/10/04 10:14
ゼロの使い魔といえばサイト サイトと言えばガンダールヴであるが
サイト以外の人物が召喚されたら どうなるのか
その答えの一端がこれだ

田中一郎は突如として見知らぬ場所に立っていたが
桃色のかわいい女の子がまくし立てながらキスをしてきたので
もうわけがわからなかった

そうこうしている内に胸に刺青を入れられるような痛みが彼を襲い
苦しくなって最近伸ばし気味の爪でルーンの一部をかきむしり、文字が一つおかしな形に固定されてしまった

本来であれば虚無の詠唱者を最優先に守る為の指令が消し去られたのは幸運だったのだろうが
ストッパーともリミッターとも言える主への臣従が無くなり
誰も止められない暴走特急となってしまった

それは誰にも責任が無いと言えよう



[22333] 第一の犠牲者シルフィード
Name: t◆a5c84342 ID:1fbe0553
Date: 2010/10/15 00:36
「あんた、名前は?」
「田中一郎です。ところでここはどこですか?」
「トリステインの魔法学院よ」
「はぁ」
これはおかしな事になった、いやおかしなところに来てしまったと
頭がグルグルする いや、ガイアが俺にもっと輝けと囁いている

「やらなくちゃ ブツブツ」
「ほら行くわよ」
「しもべを増やせとブリミルは言っている ブツブツ」
ルーンが思考に干渉すると正気を失い 目がギョロギョロ 何かを探し求めるように動き始める

その目はドラゴン、韻竜シルフィードを見つけるやいなや
瞳孔が開ききる

「うぉおおおおおおおおお」
突然奇声を上げ、田中一郎はシルフィードに猛烈な勢いで近づくと
ズボンを脱ぎ ガッチガチになったペスを
チョメチョメに入れた

ドラゴンと言えど鱗の柔らかいデリケートな部分であり、
入れようと思えば腕一本が入るくらいなので
人並みの大きさの田中一郎を受け入れるのはどうということは無かった

タバサは表情を消すのが習慣であったが、突然使い魔がプされているのを見て困り果ててしまった。

犬や猫がまぐわうのは見たことがあるが、ドラゴンのそれは見たことが無い
異種族姦など それなんてプレイ な超高等なネタである

それはルイズも同じであったが、毎年 使い魔がオイタをするのは
注意するよう指導されている もちろん 生物であるのでそういった
欲求はあるだろうが これはもう ダメだろう

ほとんどの生徒が帰ったとはいえ うちの使い魔はちょうど発情期でしてゲヘヘなどといって誤魔化すしか無い



[22333] シルフィード 卵を孕む
Name: t◆a5c84342 ID:1fbe0553
Date: 2010/10/15 00:38
シルフィードは困惑していた

幼年期を過ぎたばかりでそういう事は聞いただけであり
経験はしたことが無いのだ
「きゅきゅきゅいぃん」
体格差をものともせずに抱きついてチョメチョメに硬くなったぽこを入れ
一生懸命腰を打ち付けている人間
なぜか大いなる意思(ガイア)が産めよ増やせよと言っているような気がするがドラゴン形態で人間との間に子は出来るのだろうか

田中一郎は
突然、動物の声が聞こえ股間の武器の使い方が脳裏に浮かんだので驚いて居たがどうにもならないので流れに身を任せた

っはっはっは うぅう ドピュドピュドピュ

シルフィードがどうしようか考えている間に祭りは終わってしまった

「あ、あ、あ、あんたなんてことを! た、タバサ、ほら、あれよ、愛の季節よ」
「…」

「きゅいきゅい」
射精し力尽きて地面に倒れてしまった田中一郎を興味深げに見ていたシルフィードはお腹の中で命が芽生えた事に気がついた
タバサは感覚共有でそれに気がついたが復讐に役立つ事以外不勉強であった為にいまいち理解していなかったのでルイズを無視して帰った

残されたのは突然発情した使い魔とその主人である
「…おら、起きろ!」
「げひ、いたた、なんだスースーするぞ」
「オラ、行くぞ」
ルイズは強引に行くことにした これも処世術である



[22333] フレイムも孕む
Name: t◆a5c84342 ID:1fbe0553
Date: 2010/10/15 00:40
連れて帰り説明するとルイズはふて寝した
説明されて自分の意思とは無関係にドラゴンをファしてしまった事に
衝撃を受け、月が二個ある事に驚き、明日から仕事の心配をしなくていいのかと不思議に安堵すると藁の寝床もいいものだと強引に納得すると目を瞑り寝た

シルフィードはその頃、だんだんと大きくなる卵(わが子)の為にお肉をパクパク食べていた

「グルるるる」
「よお、お前、こっちに来いよ」
ドアを開けてフレイムを見ると部屋に引っ張り込んで藁のベットで全身を撫でながらキスをする

「…それキュルケの使い魔じゃない」
「ハァハァ かわいいよ かわいいよフレイムたん」
フレイムのコはちょうどいいサイズだったのか仰向けにすると一気に突き入れる
同時刻、キュルケはルイズが出てくるのを待っていたが突然の下腹部の違和感にお腹を抑えて保健室に直行した

「う、で、出るぞ、受け止めろ! う」
ドピュドピュドピュ
「グルルゥ」
フレイムもまたポした
キュルケは未知の感覚に結露していた

「あんたご飯持ってきてあげるから部屋からでちゃダメよ トイレは一日くらい我慢しなさい」
「あ、ああ」
一発決めれば興味が無くなるのか、フレイムを解放すると
のたのた部屋から逃げていく
言葉が通じないが、それでもいきなりのポにビックリである
爬虫類なのであまり人間的な感情はないのだ ご飯を食べたら忘れていた



[22333] ギーシュ ヴェルダンデが襲われ激怒する
Name: t◆a5c84342 ID:1fbe0553
Date: 2010/10/04 10:55
そう言われたもののウンコは我慢すると痔になるので
トイレを探して出会うはしから使い魔をファックする

それはルーンがそうさせるので仕方が無いのだ
もちろん体の小さな相手は入り口に当てて射精するだけである

モンモラシーの使い魔にぶっかけたとして、ギーシュは怒っていた
怒っていたので愛しのヴェルダンデを連れて行き 目の前で
メロメロになったヴェルダンデのとろとろマンコに剛直なモノが突き入れられるのを見てうらやましてくてヨダレが垂れてしまった

それを見たケティが死ね!変態!と罵り、近くにいたマリコルヌが
思わず射精して モンモラシーはビックリゲロをギーシュの頭にシャワーしてしまった
「…使い魔君、お前が全ての元凶だぁああああああ校舎裏に来いやぁあああああああああああ」



[22333] ブリミルは変態
Name: t◆b6fb0cf5 ID:377f84b8
Date: 2010/10/06 04:02
ギーシュにひっぱられて田中一郎はなんとかの広場についた

「僕は君を反省させてやる!余りの所業にランクが一気にスクエアになってしまった」
そういうとブロンズ像を20ほど作り出すと攻撃してきた

肉を撃つ音が聞こえる
田中一郎は死にかけていた
ルイズは助けるべきか悩んでいた
タバサはシルフィードの卵が孵化しそうなので観察していた
キュルケもフレイムの卵が孵化しそうなので観察していた

「おい ギーシュもういいだろ」
「マリコルヌ 俺はこいつを許さへん 絶対に許さへん」
ピィーとクヴァーシルが一声鳴くと翼人の赤ちゃんが飛んできた
「おとん おとん」

ピシリ っパ
なんということでしょう シルフィードの卵やフレイムの卵 その他学院の使い魔が孕んだ卵などから亜人が生まれてきたのです

コルベールはそうか、始祖の使い魔が亜人を創りだしたのですねと一人で納得していた
学院長も鏡で様子を見ていたが頭を抱えてしまった
「コッペくんやロマリアがこのことをしったら学院ごと焼かれてまうやろ」
「・・・まさか始祖は関係ない?」
「平民がそこらで獣をレイプする、それだけでメイジを脅かす化物が生まれるこれはものすごくまずいぞぃ。禁書には微妙にぼやかした書き方で書かれていたがのぅ」

学院中から亜人の子どもが田中一郎をまもりに集結したのでギーシュは
あきらめざるを得ませんでした

こうしてルイズは扶養すべき使い魔の子供を沢山増やし、実家に連絡しようか悩んでしまいました
「ちぃ姉さまの動物たちも襲われたら大変だわね しかしお金が無いわどうしましょう」



[22333] ルイズ死す
Name: t◆b6fb0cf5 ID:377f84b8
Date: 2010/10/06 14:23
ルイズはいろいろ考えすぎて心臓発作で一分間心臓が止まり
田中一郎のルーンは消えた

「なんてことだ クリーチャーばっかりじゃないか」

ルイズの部屋には亜人の子供幼稚園状態であったが
ヤギ頭や豚頭や犬頭や牛頭や馬頭はまだいいが
背中から翼が生えているとか下半身が蛇とか
そういう生き物ばかりである

ルーンの強制力を失い正気に戻ったが後の祭りであり
知らない部屋にわけのわからない生き物と一緒
しかも懐いてくる

ルイズは保健室で蘇生されるともう一度使い魔を呼ぶ事にした
場所は学院の外である
「どこかにいる私の使い魔よ 略」
おきまりの爆発エフェクトの後に爆心地には我らが正規の主人公サイト少年が居た
「なんだよおまえ」
「この者を我が使い魔と 略」ぶちゅー

田中一郎は自分がお払い箱であることを言われ学院から追い出された
もちろん亜人の子供たちもである

「困ったなぁ…俺一人だけならどこかで雇ってもらえるかもしれんが、クリーチャー引き連れていたら迫害されかねん」
狩りや採集をしながらクリーチャーを自然に返しながら東方へと向かった



[22333] 瀕死
Name: t◆b6fb0cf5 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/08 11:36
サイトの代わりに田中一郎が亜人集団でフルボッコしたのが尾を引いていたのか、ギーシュは決闘はしばらくやりたくなかったので
素直にシエスタとモンモラシーとケティに謝った

しかしマリコルヌが何かに目覚めていたのでギーシュの代わりにワイン瓶で殴られ射精
驚いたケティが味見していた自作のクッキーの半消化物をゲロ
それをモンモラシーが巻き毛にぶっかけられて失禁
ギーシュはおしっこじゃないよ甘露だよと庇う

そしてモット伯は学院で幻獣で交わると亜人が生まれると聞いて
試してみたとばかりに十匹ほど孕ませると「もう人間のおなごじゃ満足出来ない!」とばかりに屋敷のメイド兼肉奴隷を解雇

フーケは電動バイブを破壊の槍として盗むが
オスマンが「わし一人でけしからん強盗を成敗してくれるわ!」と学院を飛び出しモートソグニルの親戚一同にお願いしてローラー作戦
フーケを眠りの霧で拘束しバイブを付けたまま王政府に突き出した

もちろん手足を拘束され地下牢で悶絶しているフーケを誘いに来た仮面の男は艶のある声にちょっと勃起したが 「仕事と趣味の区別が付かない痴女はちょっと・・・」と立ち去る



[22333] 渡世
Name: t◆b6fb0cf5 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/08 12:07
学院から放り出された田中一郎一行はというと
トリステインからゲルマニアに向かっていた
平民でも貴族になれると聞いたから当てもなく放浪するよりはましだと決断した

百匹近くいた亜人も盗賊に襲われ盾となり死んだり、報奨金目当てのハンターに狩られたり自然の食物連鎖で食われたりである

「なんというかお前らずいぶん減ったなぁ」
某ゲームの駒ではないが弱すぎである
「淘汰され残ったものは適応したものである、かぁ」
残ったのは俊敏なものや擬態の能力を持ったものや刃を通さない強靭な鱗や骨格で守られたもの達である

「しかしゲルマニアは恐ろしいな賞金目当てに襲ってきやがる ほぃっと」どちらに進むか棒を倒すとガリア方面を指した
「ガリアかいったいどんなところなんだろう」



[22333] 草食男子
Name: t◆b6fb0cf5 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/08 12:16
ゲルマニアからトリステイン、そして眼前に広がるのは大きな湖である

「そういえば初めての海だな、しょっぱいのだろうか」
湖に指を浸けるとスライム状のものが現れた
「置いてけぇ」

なんだか怪談のようだと思いながら、意志の疎通を図る
「何が置いてけなんだ」
「置いてけぇ」
話にならないが、なんだか大きくなっている
「そのもの達を置いてけぇ」
亜人たちは成長し大人になっていた、これはちょっとした傭兵団でも手こずるくらいの戦力だ
山で食べ物を取ってこさせたり
毛皮を付近の農民と小麦を交換するなどサバイバル生活は充実していたが、全部亜人におんぶにだっこであり 別れる=死 なのである

「それは困る、何か他の事でかんべんしてくれないか」
「しょうがない、盗まれた秘宝を奪還してこい それでかんべんしてやろう」
「秘宝だって???」最近、忘れていたファンタジーの匂いがプンプンする 危険な香りである



[22333] ゼラチン怪獣
Name: t◆b6fb0cf5 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/08 12:40
「わかった、その指輪を探そう」
「アンドバリの指輪と言って水の力が篭っている、絶対に見つけてくるんだぞ頼んだぞ」

「お前らの中で水の力が判る奴はいるか?」
「俺にまかせろケロ」
頭が蛙で体も緑色の気持ちの悪い蛙頭が手を挙げる
「よし、取り敢えず付近を聞き込み調査だ」

湖の周りに住んでいる水没しかけた村の農民が言うには
二人組のメイジが何やらスライムと戦って負けたけど
大貴族さまが探してくると約束したらしい

「なんだあいつ、痴呆なのか」
「なんだと!」
鼻の穴からゼリーが飛び出し怒声を発する
「念のために分身を体に植えつけた 逃げたら破裂する」

脳裏に 過去に起きたと思われる 脳みそ爆破 の映像が流れる
「よいな」
逃げられない恐怖にガクガク震えるがどうしようもない
「なにやらあちらの方角に強い水の力を感じる」
スライムは人間不信なのかバカでも探せるように補助してくれているが
たまったものではない

蛙頭もなんとなく上空から水の力を感じると言っている
「これは空に昇るしかないケロ」



[22333] 鯉が竜になった
Name: t◆b6fb0cf5 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/08 12:51
「なんだか体に力が漲るコイ」
魚頭がいつもより口をパクパクしている
「指輪に近づくほど力が上昇するケロ」


あちこちでちまちま金を溜める時間が無かったので船に密航したが
いつのまにか空賊に捕まり城に来てしまった
「あ、あ、あんた、なんでここにいるのょ!」
「なんでそんなに怒っているんだよルイズ」
「だ、だって」
「君が噂の…どうみても普通にしか見えないんだが」

「べろーん」
蛙頭が擬態したままワルドの帽子を食べた どうやら羽飾が虫に見えていたらしい
「な、なにやつ!」
エアハンマーで吹き飛ばされるが、凄い跳躍力で回避する
「プシャー」体の中の水分を圧縮してワルドの足にぶち当てる
ウォーターハンマーによりワルドは骨折

「まぁまぁ落ち着いて」
ワルドは治療室で添え木を付けて治癒の魔法を受けているが
戦争で精神力が尽きかけたメイジは気絶してしまった

と、ウェールズがラブレターをルイズに返し かっこいい死に様だったと伝えるように言っている
空気を読まずにヤギ頭がラブレターをむしゃむしゃ食べてしまった
「ウメェー」
「なんてことだ、国書ではないにしろ大切な手紙じゃないか!」
「いや、いいんだ 燃やさなかったのは僕の未練なんだ 本来焼いている筈だったんだ」

アルビオン側は最後の晩餐でみなテンションが高まって
ものすごい豪華なディナーを用意された



[22333] 出世
Name: t◆a5c84342 ID:3b0d1cc6
Date: 2010/10/12 01:08
コイは滝を登ると竜になるという
アルビオン大陸の下半分は雲に覆われている
雲は雨を降らせる これは滝のようなものではなかろうか

田中一郎はそんな事もあるかと思ったが、その変態を見ていた
アルビオン貴族は千年に一度くらいしか起こらない慶事だととても喜んだ

コイ頭改 竜人、名前は滝竜太朗となった
「おい、竜になったはいいけど空は飛べるのか」
「なんとなく飛べる気がすリュウ」
「亜人が韻竜になったわ」
「ハルキゲニアの進化ってファンタジィだなぁ」

ウェールズは恋文を燃やされてしまったのでオルゴールに指輪、さらに
髪の毛を一房渡してくれと頼んだが

蛙頭が髪の毛を虫と勘違いしてぴょローンと食べてしまった
おや、なんだかようすがおかしいぞ とでも云うのか

蛙頭はめきめき骨格を変形させながら名状しがたいものに姿を変えた
二足歩行は変わらないが鱗を生やし乾燥に強くなったようだ
「すまんケロ 返すケロ」
粘液でベトベトになった髪の毛のボールを吐いたが
さすがにアンリエッタ姫も受け取らないだろう
ファイアボールで燃やしてしまった

「・・・なんとも悪食な亜人なんだ」ウェールズはもう笑うしか無かった



[22333] 指輪が大変なことに
Name: t◆b6fb0cf5 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/08 13:02
王様が逃げろといったが皆無視して王様は泣いてしまった

なんだか悲しくなってバルコニーで明日の戦いに慄いていると
コイ頭が変態していた

「こここコイ!」
ずりゅん 全身が鱗に覆われ クビが伸び 手足の爪は大きくなった
「あのスライムから力を分けてもらって進化したリュン」
「指輪の方角は本当に反乱軍なんだな?」
「そうケロ」「そうだリュン」

その頃ワルドは結婚しようというが
「怪我して弱気になっているのよ」
「そんな事はない この思いは本当なんだよ」
「ま、お上手な人」

サイトはいたたまれなくなってデルフ相手に愚痴っていた



[22333] 複雑骨折
Name: t◆a5c84342 ID:3b0d1cc6
Date: 2010/10/12 01:16
ワルドはレコンキスタとしての任務を果たすべく
ルイズにもう一度結婚しようと言って見事に玉砕していた
「まずはケガを治してからだろう」
「そうよ」

ワルドは添え木で大変そうにそこらを歩いている
(偏在を出せばいいんだが、今このタイミングでは疑われてしまう ムゥ)

「よう大変そうだな 肩貸してやるニョロ」
蛇頭が腕を掴むとひょいと持ち上げるが バキボキボキと鈍い音が
「悪いな、力入れすぎちまったニョロ」
ワルドは片足と片腕を負傷してしまった
「もう君たちは僕に近寄らないでくれ」

水メイジが居ないので土メイジが石膏で固めて応急処置をしたが
この分では船に載せて帰らせたほうがいいという事で
民間船にワルドは載せられて一足早くに帰ることになった

「ワルド様、体が弱いのかしら」
「なにかフラグをへし折ったような気がする」
「なんだそれ」

その日の昼、ギーシュともぐらとキュルケとタバサが穴を掘ってやってきた



[22333] 命を掛けた戦いは
Name: t◆a5c84342 ID:3b0d1cc6
Date: 2010/10/12 01:44
田中一郎はアルビオン貴族の皆に「指輪を取り返しに行く」と告げると
「なぜそんな死に急ぐ」と聞かれ「取り返せないと死ぬんです」と答えた
「そうか我々も国を取り返すつもりだ」覚悟を感じさせる言葉だった

指輪は軍の中枢にあるとわかったが
見つからないように筋力を開放し凄い速度で撹乱しながら
中枢に近づいていく

城が燃えて王党派が負けたとの知らせを聞いたが
なんとか隙を伺ってゲリラ戦を始めた

しかしなかなか上手くいかない
そんなこんなでウェストウッド村に辿り着いた

「あ、あなたたち何者!」
エルフは迫害されるとはいえ、亜人の混成集団はエルフに取っても
恐怖を覚えるらしい
「ワタシら水の精霊に頼まれて捜し物してるニョロ」
「そうケロ」
「アンドバリの指輪と云ってそれが取り返せないと頭が破裂してしんでしまうんだよ」

田中一郎の鬼気迫る顔に説得されたのか空き家を借りる事が出来たのだった
ウェストウッド村を中心に行動するが
指輪は飛行船に乗ってしまった

「わーいおもしろーい」
「小さな子供は苦手ニョロ」
亜人の外見に反して性格は田中一郎に影響されたのか
優しいので村の子供達と打ち解けた

「このまま居ても亜人狩りが来たら皆殺しにされてしまう、こうなったらいちかばちかで軍港に忍びこんで戦艦を乗っ取ろう!」
だんだんと酷くなる頭痛に命の危険を感じて、大胆な作戦を取る事にした



[22333] 羊が一匹二匹三匹 いっぱい
Name: t◆b6fb0cf5 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/14 23:16
さて 強そうな子は一緒に連れて行って弱そうな子はウェストウッド村に残してきたが警備は厳重だな

田中一郎は諦めかけたが、鼻の右穴と左穴からスライムが出てきて意外な事を告げる「打丈夫だ怪我でもすぐに直してやろう」
そんな事を言われても兵士は皆よく切れそうな剣を腰にぶら下げている

そんな時、ヤギ頭ではなく羊頭がやってきた
「おとうしゃん 羊はぎょーさんおるでのう 犬頭が誘導すればいいけんね」
なんという鬼畜 仮にも母種族なのにそれはどうなんだと聞くと
「戦争にうつつを抜かして毛を刈り取らないので暑くてイライラするからこの鬱憤をぶつけてやりたいメェ」と羊は怒っているそうだ
そうか、でも俺が毛を刈ったら問題が解決してしまいそうなので数を聞いてみた
「たくさん」

数時間後の軍港付近
羊壱萬頭が集結している、それを率いる羊頭は全体的にもこもこした二足歩行のプードルのような外見である
もちろん数十頭ずつ分散して集結した アルビオンではごく当たり前の光景だから警戒されなかった

馬車に羊を多頭引きさせて突っ込んで後は船長をふんじばるだけである

「よし 準備はいいな いくぞ!」
メェーといううごめく大地が軍港に向けて静かに進んだ



[22333] 船を拝借
Name: t◆b6fb0cf5 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/14 23:36
名もなき兵士
「おい羊津波が来たぞ!逃げろ!」
名もなき船長
「なんだとぅ!羊津波?」

羊津波とはアルビオンに残っている伝説で
始祖ブリミルが板にのって、羊の波に乗ったという
異常気象などで草が無くなったら腹をすかせて大移動するというのが
最近の見方である

「わー にげろー」「あー 神様たすけてー」「うわぁあああああ」

勇気のある兵士は剣を抜いて羊を殺そうとするが
刈り取られなかった毛が刃を跳ね返す
プリョンという擬音が聞こえてくるようだ
「メェ」
圧力に流され、転倒し羊に踏まれてケガをした兵士が痛い痛いと泣いている声がする

混乱に乗じて羊車が空船の入り口に突っ込んだ

ばきゃん
「どうした!」「船に侵入者です!」「よくわからんが捕まえろ!」「へい!」

「あっちの陽動作戦は上手く行ったな」
風石の搬入口を開け、内部に降り立ち様子を伺う田中一郎と亜人チーム

「ウッキー!」「シー!静かにしろ」「ウッキィ」猿頭が早くも興奮している
「擬態していくニョローン」カメレオン頭が光学迷彩で一人先行している
そして殿は韻竜シルフィードの子 略してシル子である
「シギー」

数分後 カメレオン頭が船長室を乗っ取り伝声管を使って兵士に降りるよう伝えた
羊がそこらでフンをするので対処していた大変である

そしてアンドバリの指輪をしたクロムウェルを縛り上げると田中一郎の鼻からスライムが出てきた



[22333] 誠意
Name: t◆b6fb0cf5 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/14 23:44
「こいつは指輪泥棒した奴ではないな、まあ戻ってくるならば問題ない」
鼻の穴から現れた水の精に恐怖し失禁するクロムウェル
「私は指輪をあの女から借りただけだ!どうか平に容赦を!」

「さて、指輪を取り返した事だし俺の体から出ていってくれよ」
「そうかではそうしよう」
田中一郎から出た水の精は
クロムウェルの鼻の穴に入った
「うぅ なぜ私が」
「おい ラグドリアン湖まで船を飛ばせ」
「わ、わかりました」

クロムウェルは貴族派の兵士に追ってくるなと伝えた

田中一郎一行は羊たちに礼を言うと空路で湖に向かうのだった



[22333] 水没都市
Name: t◆b6fb0cf5 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/15 00:03
水の精はガンダールヴとの約束でアンドバリの指輪を取り返すから
水量を減らすと約束したが

田中一郎が奪還したので水量増やしていた

指数関数的に増えた水はトリステインはもちろん、ガリアの肥沃な穀倉地帯を水浸しにして甚大な被害を与えていた


「なんだか大きくなってないか」
「そうだメェ草が水浸しメェ」
「自然破壊ニョローン」
「水の力を感じるケロ」
「湿ってる方が好きリュン」

そうしている内に船は着陸し、湖畔までやってきた

水の精inクロムウェルの鼻の中「真犯人を連れてきて泣くまで謝らせるまで水増やす」
「これで私は解放して貰えるのでしょうか?」
湖から水の精が現れる
「それまでは乗り物がいる」そう言われそれが意味するところを理解しクロムウェルは絶望し肩をがっくり落とした

貴族派の首領も大変なんだなぁ、早く仕事見つけないと、その前に帰らなければならないがどうしようか 田中一郎は今後が不安になった

死を操っていたクロムウェルは水の精に操られ
アルビオンに帰っていった



[22333] 教皇正気を失う
Name: t◆b6fb0cf5 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/15 00:16
「うわぁあああああああ」

ロマリア教皇が水位が上がってトリステインとガリアとゲルマニアが
甚大な被害を受けたと聞いてプッツンしてしまった

「大陸大隆起の前に水没しそうだなんてもうどうしたらいいんだよ!ブリミルさま助けて!」

平民には理解しづらい隆起よりも怒った水精霊の水没のが
リアルに恐ろしいらしく、
各地で祈祷が行われているが水の精霊は聞いてくれない

アルビオンはガリアが援助をしてくれなくなったので貴族派は
内乱に悩まされていた
トリステインやゲルマニアやガリアから大量の難民が押し寄せている

ガリアでは政変が起こった



[22333] 自然が味方した
Name: t◆b6fb0cf5 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/15 00:23
ガリア宮殿も水浸しで、宮廷貴族も大変だと騒いでいた

「ジョゼフよシェフィールドを渡せ!」
「これは神聖アルビオン皇帝陛下ではないですか」

タバサは水没した実家の恨みが篭っている
「このフィールドは私の領域」

ジョセフは加速を使ったが水の抵抗で足が動かない
「しまった!」
タバサはウィンディアイシクルをいくつも作り出すとそれを打ち出した

ドス ドス ドス

シェフィールドはマジックアイテムでは間に合わないと判断し
身を呈して氷の矢を受けた

そしてクロムウェルの鼻の穴から水の精が現れた



[22333] 説教
Name: t◆b6fb0cf5 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/15 00:34
「単なるものよ、お前は人の物を盗んだ なのでお前の大事なものを取り上げようと思う」

クロムウェルの鼻の穴から伸びたスライムがジョセフの鼻に入る

「うわぁやめろぉよせぇ、ひぃいいいいい」
王として余り見せられない痴態を見せた
「ジョセフ様、ああなんていうことを・・・」

クロムウェルはもう隠居しようと思った

タバサは憎き仇が水の精にお仕置きされたのでこれでよしとすることにした
「母が毒を飲んでおかしくなったので直して欲しい」
「よし、ではこれを呑ませるとイイ」
ジョセフの鼻から出たスライムがみるみるうちに固まり、ビー玉のようになる
「…」
「なんだ不服か?」
何も言わずにタバサはその場をさった

数日後、何事も無かったかのように水位は元に戻った

「ああジョセフさま・・・お痛ましい」
王妃が話しかけると明るく朗らかに人当たりのいいジョセフがいた
シェフィールドはハンカチを噛んでいる
「お父様がおかしくなった」イザベルはまるで人が変わったかのようなパパンに唖然



[22333] 帰る方法を探して
Name: t◆a5c84342 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/16 23:52
田中一郎はガリアからなんとなくエルフの里を目指した
ビダー猿という耳の長い猿人がジョセフがまともになったので報告に帰るといったのだ
「それにしても珍しいな」
亜人は大抵アホなのでは珍しいようだ

道中、獣と変わらない亜人をぶん殴って仕付けたので
トリステインやらガリアやらは亜人が人里に降りてこなくなった

ジョセフはわるいことをしましたと言ってオルレアン派の名誉回復をした
しかし殆ど粛清されている為に関係者に年金支給する程度であり
独裁体制は磐石である

トリステインにはウェールズの遺体が返還された
クロムウェルは僧侶であったので葬式は何回も取り仕切ったことがある
ブリミル教の正式な作法で執り行なわれ アルビオン王朝の終了を
平民に印象づけた

アンリエッタはしばらく塞ぎ込んでいたが夜な夜な固定化を掛けた
人形にライドオンしては奇声を発し、ストレスを解消している
それを見たマリアンヌは王位に付くことを決意した

「ルイズ、結婚しよう」
「ワルドさま…」

ケガが治り王が決まりお祭りムードだったので
雰囲気で行けると思ったワルドが猛烈なアタックをしていた



[22333] エルフの里についたが渡し賃一億万円
Name: t◆a5c84342 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/17 00:02
エルフの里についた田中一郎はビダー猿に礼を言った
「水の力を感じ無いケロ」
「オアシスに飛び込みしたいリュン」
「牧草は無いのかメェ」

食べ盛りの亜人ばっかりなのでまずは食料の確保である
魔法で過ごしやすい環境を作ったエルフだったが
食べ物はパンというかクレープに野菜くらいであり
タンパク質に乏しかった

よっぽど暇なのかエルフの総統が大いなる意志がどうたらこうたら
悪魔の門には近づくなと教えに来たが
東方への道は無いのか尋ねると
ラクダ頭で構成されたキャラバン隊を紹介された

「それでおまえさんは東に行きたいんか」
「そうだ、連れていってくれないか」
「何が出来るのよ」
「この子たちはよく働く」
「なんだじゃあお前だけ役に立たないのか じゃあ連れていけないな」

何故か自分だけ置いて行かれそうになったので諦めた その前に一応聞いたが金貨の山を積まないと連れていけないという
現実の厳しさをしった田中一郎だった



[22333] 驚くほど増えていた
Name: t◆a5c84342 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/17 00:12
心を折られ、ガリアに戻ると
オルレアン派が盛り返そうと頑張っていた
ジョセフの変わり様に北花壇騎士は仕事が減ったのでタバサは解雇された
もちろん封鎖されていた金融資産が使えるようになったので
魔法学院の学費はなんとかなった

敵討ちしなくてもよくて母がまともになり 燃え尽き症候群になっていたタバサはキュルケによく付き合っていた
ルイズはサイトと仲が良くなっていた

モンモラシーの実家は水の精に誠心誠意平身低頭で謝ったので
トリステインの一番高い山から水を魔法を使わず自力で汲んでくる試練を与えられた それで水位はもとに戻された

そんな平穏をよそに
トリステインのあちこちに話された田中一郎の亜人たちは勝手にじわじわと増えていた



[22333] ロマリアからの使者
Name: t◆a5c84342 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/17 00:25
水害からの復興需要でメイジが足りていないのを見かねて
田中一郎の亜人たちは親切で力仕事を手伝った

それは評判となったが人語を話す亜人たちが居るとロマリアの教皇まで
情報は伝わった

「あー疲れたニョロ」
「お駄賃でご飯買ったら帰るモー」
「藁ウメェ」

「なるほど確かに喋っている、君たちは一体何者なんだい?」
知らない人間に問われ正直に田中一郎の子だと話すとジュリオは田中一郎を探すことにした
しかし流れ者は沢山おり見つからないのでロマリアに一時帰ることになったのだ

帰ったジュリオは教皇に指示を仰いだが
「動物と人間が交わると亜人が生まれるのは今まで隠されているが、そうして生まれた亜人は攻撃性の高いまさに害獣となる。しかしその人間が特別な因子を持っているとなると処分しなければ後々邪魔になるだろう」
「…わかりました 見つけ次第処分いたしましょう」
ジュリオは竜にまたがると関係各所に教皇からの指令を出した



[22333] 帰還
Name: t◆a5c84342 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/17 01:04
田中一郎抹殺の指令を知ったマザリーニはオスマンにその事実を伝えた

元使い魔とはいえコロされては堪らないとルイズは憤慨し
同じ日本人が殺されるのは容認できなかったサイト少年は
ゼロ戦で空から探すことにした

一日空を飛んでみたが地上は広い
学院を中心とした半径千キロを虱潰しにするのは大変である
四時間+四時間のフライトを終えるとサイトは疲れて倒れてしまった

田中一郎はラグドリアン湖のほとりで魚を釣っていたが
鷹頭が鳥から変なのが空を飛んでいるとそれを伝えてきた

「なんだろう」

学院から追い出されたが、召喚地点に何か手がかりがあるかもしれないと数日後戻った

戻ると孕まされた使い魔が出迎えてくれたが
オスマン校長が深刻な顔で伝えた
「どこか遠くに逃げなさい」

しかし「ここであったのも運命だろう田中一郎お前を成敗してやる!」
「やめてワルド」
「田中逃げろ!」

隠れて見張っていたワルドの偏在が他の偏在を呼び集め
田中一郎を襲った

しかし学院の使い魔達がその能力を奮ってワルドを撃退した
鳥は目をつつき 四足の猫だの犬系のものは爪や鋭い牙を振るう
火をはくものや 電気を流すもの 石化するもの
あらゆる攻撃がワルドに集中しずたぼろになった

それを止めようと生徒たちが牽制で杖を振るったが

駆けつけた教師やたまたま近くにいた生徒の魔法が複雑に絡み合い、時空を歪め
召喚された地点に見覚えのある鏡を創りだした
「あれに入れば帰れる気がする!」
田中一郎は全力で鏡に飛び込み、その姿が吸い込まれた後
膨大な魔法の力がはじけ、大きな大きなクレーターだけが残された



[22333] 現実から逃げんな
Name: t◆a5c84342 ID:a44b04b0
Date: 2010/10/17 01:45
ブッブー クラクションの音で気が付き辺りを見ると
道路で車から降りて立ちすくんでいた

信号は青である
車に乗り込むと気持ちを切り替え家に帰った

「あれは夢だったのだろうか」
突然変な世界に呼び出されたが、今無職である現実は変わらなかった
さて明日に備えて寝るか テレビを観終わると電気を消して布団に入る
「それにしても初体験が竜なんて、フロイト先生だったらどういう夢判断をするだろうか」
それから数分後玄関のチャイムが鳴っていた
こんな時間になんだと開けると
そこには現実には居ない、夢の中で見た竜が居た

「あ」
その竜が何やら唱えると視界が歪み、そこに裸の美女がたっていた
「追いかけて来たのね きゅるきゅる」
天真爛漫なチャーミングな笑顔で言われると怒れなくなる
あの瞬間シルフィードが空から猛スピードで田中を拾おうとし勢い余って飛び込んでしまったらしい
「韻竜は番となったら死ぬまで一緒なのね」
ぷるるんとおっぱいを弾ませ抱きつかれながらそう言われ「無国籍の密入国者が嫁とかハード過ぎる人生だ」と思っていたら
鼻からスライムが出てきた
「本体との連絡が途絶えた、どこか大きな湖に連れていけ さもなくばわかるな?」
「あんたもかよ・・・」



数年が経ち、水の精が入った水はなんとかミネラル水として
売れに売れまくった。お米を炊けばふっくらまろやか、肉を茹でればジューシー、血液はさらさらになった。
インターネットのお取り寄せ健康食品では第一位であり、検査機関が何度検査しても単なる水である事しかわからなかったがブラインドテストでも確かな違いがあった。担当者はわけがわからなかったが
ただの水を薬だとするのも法律上出来ないので飲料水として扱った。
パッケージを真似した業者は軒並み頭が破裂したが怪事件として一時話題になったくらいだ。

自然の浄化能力を超える汚染を引き起こしていた地域では頭の破裂した死体が量産され国連で水を汚さない宣言が出されるまで続いたため、地球意志(ガイア)が怒っているとタブロイド紙に載るくらいであった。

そしてシルフィードは行方不明だった小学生がずっと山で暮らしていた野生女、それが人里に降りてきた事になった。

そして田中一郎のワイフとして今日も夜の運動会なのである。

お わ り


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