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[22792] (ネタ)ナオが色んな世界に転生したようです
Name: 空の友人◆9f094b34 ID:8322036f
Date: 2011/01/23 13:54
注意喚起

この小説群はとらハ板で連載中の「リリカルなのは -希望の剣-」のオリ主が様々な作品世界に転生するというものです

上記の作品を読んでおくことが前提となりますのでご注意ください


プロット、及び構成適当。

文才に乏しいので文章も変かもしれません

なぜこんな事をしているかというと、おなじチラ裏の某氏の某小説群に刺激を受けたからです。はい



[22792] ウェントスウィッチーズ01
Name: 空の友人◆9f094b34 ID:8322036f
Date: 2010/10/31 17:44



     ま  た  転  生  か




この世界においての俺の第一声はこれであった

もっとも、まわりには「おぎゃあ おぎゃあ」としか聞こえていないだろうが

そして第二声が  

なんじゃこりゃぁあぁぁああああああああああ

これであった



順を追って説明しよう。
俺が今度生まれたのは「パンツじゃないから恥ずかしくない」世界の扶桑皇国であった
そして、女として生まれていた。(いや、なに言ってるのか自分でもわからないが超スピードとか(ry



故に"俺〟は"私〟になった(といっても猫を被ってるだけだが)



転生したのにも関わらず名前は変わらず、「風原 直」まあ、女の名前でも良いけど…


数年後、ウェントスの声が頭に響いた。念話だった。アイツはアイツで"なぜか〟人の身としてブリタニア連邦に生まれたらしい。もちろん女として。更にはデバイスとしての機能も生きてるそうだ(ちょうど心細くなっていた時期だったのでとても心強かった)

そして、更に数年後、ウィッチとして私もウェントスも覚醒し、私は(鳥類しておかないと動物耳とかいやなので)燕を、ウェントスは白猫を使い魔にしている


そして、私は海軍士官学校に入学後、三週目経験値引継ぎという超絶チートのおかげでなんなく卒業。15歳となった今では中尉までに昇進した




「ああ、やっぱり空は良い…」

俺はいま、ストライカーユニットで空を飛んでいる。哨戒飛行である

空を飛んでいる時とウェントスと二人だけのときがだけが俺の素を曝け出せる時だ

周りにはいわゆる「ハンドル握ると人格変わる」タイプの人種ということで通っている

今の身体は、完全な黒髪にロックマンZXの時のヴァンの髪型で、胸は解りやすく言うとエイラより少し大きいくらいである。あと声がなぜかCV小林沙苗っぽくなってるのはなぜだろう。ロックマンZX廃人だったからだろうか

ウェントスはリリカル世界においての姿と変わらず、胸はリーネよりほんの少し小さいくらいだそうだ

ちなみに、ズボンという名のパンツ(確かいらん子中隊では普通にパンツって言ってたな)一丁は嫌なので短パンをこさえた。え?なんでかって?そりゃあ元々は二週ぶんの経験値でずっと下は装備してましたから。二週分の経験値で男でしたから。恥ずかしいに決まってるでしょ。(キリッ

ウェントスも短パン装備してるって言ってたYO!(エール的な意味で。あれが一番チラリズムとは無縁の格好なんだYO)つーか「いらん子中隊」の智子だってミニスカだったやん(キリッ


……イカンイカン、女を演じてる過負荷が蒸し返してきたみたいだ。今は空を飛んでるんだから青空だ青空。Wild FlowersだWild Flowers。いつも心を満たすのは空の青さと風の声だ、風の声(RAMARとZOIDS的な意味で)



「暇だ………少しアレをやるか!」

今のこの身体で得た固有魔法、大気とエーテルの屈折率を弄くってジェフティのホーミングレーザーそのものを作り出すことが出来るのである。屈折率を弄くってるのでフェンリア化することも出来る(まあリンカーコアがあるので手間なだけなんだけどね)

「シュート!」

高町一等空尉よろしくシャウトすると、突き出した平手から16本の光が飛んで行き、複雑な軌跡を描き、立体のハートを描く

「ふふん、上出来だな♪」




今日のフライトを終えると基地指令から呼び出しが掛かった

「転属ぅ?」

「うむ。転属先は連合軍第501統合戦闘航空団。出発は明後日、空母赤城に乗船したまえ」

内心ガッツポーズである、正直、リリカル世界で結構大人しくしていたおかげで派手に暴れたかったのだ

相手はネウロイ、所詮は人外である。戦死者さえださなければどうってことない。(まあ、穏健派も居るみたいだけど、平行線だからね)そのうえ行き先はエース部隊である501

「了解しました。風原 直中尉、明後日出発します!」

敬礼を決め退室する

(……って…赤城って……えーと日付は………)

日付を思い出す

(あ、アハハハハ。そうか、いよいよ、アニメ版始動か……)

ま、まあストパンはリリカルと違って干渉するところ無いんだよなぁ…アフ星以外は




明後日 空母「赤城」

「風原 直中尉。ただ今到着いたしました」

出航から数時間経ちもっさん少佐を前に私は敬礼している

「まあ、そう硬くなるな。これから行く501では煙たがられるぞ」

「は、はあ…」

どうも、ウェントスが隣に居てくれないと落ち着かない。どうしても硬くなってしまう。どうにかなんないのかこの癖は…

「坂本さん!この人は?」

お、御主人公のご登場だ。今のうちはできるだけ他人行儀でいよう

「ああ、宮藤。彼女は私の所属している501統合戦闘航空団へ転属が決まっていてな、この船で補給と一緒に行くことになっているんだ。風原、彼女は宮藤芳佳、わけあって私に同行している」

「宮藤芳佳です。よろしくお願いします」

「私は風原 直、これでも中尉でね。よろしく頼むよ」






そして一ヶ月後、ブリタニアを目前にしての敵襲。 

予測済み

今私は飛行脚を装備し、甲板で坂本少佐の隣に居る

「風原、私が先行する。援護してくれ。」

「了解です」

「ふっ、「蒼空の風"スカイウェントス〟」の力、期待してるぞ」

「蒼空の風」この世界での私の異名。大気の屈折率を弄くることによって光学迷彩効果を発揮し青空に溶け込み、
通った後のネウロイが一掃される様から付けられた仇名だ。私自身はフェンリアでも良いんだけど。この世界には存在しないからしょうがない

「戦闘機隊、出撃する!」

「「了解!!」」

今回は元々、わざと撃墜されないと芳佳の出番が無いので、とっととストライカーに被弾して帰還しよう




ええ、平気でしたよ。一応コア以外の部分をホーミングレーザーでボロボロにはしてやりました。

出撃早々やってやったが意味は無く回復されました

<<風原!コアを攻撃しなければ無駄だ!!>>

もっさんの怒号が飛んでくる

「分ぁってます!唯の小手調べだって!!」

弾幕が展開され、俺はわざとストライカーの先端に当てさせる

「ぐあッ!」

<<どうした!?>>

「ストライカーに被弾しました!いったん退きます!!」

んでもって数分後、主人公のご登場と501の援護でネウロイは撃退され、赤城は多大な犠牲を払いながらも入港
(と言っても結構私が裏でフィールドはってた上に身体回復の指向性を持たせた魔力を拡散させておいたけどね)





そして、下船。

基地に向かう。

正直言って、この身体は不便だ。もう、100年くらい以上前になるか……あのときの身体より筋肉つかないし。(あの時はまだウェントスも隣に居なかったなぁ…)
ミッド魔法も使えるけど周りがアレだから使わないでいるし(俺もバトルマニアだったのかもしれない)
私、いや俺にはケモ耳属性と尻尾属性は存在しない。というか、ウェントスLOVE☆それこそノウマンがディンゴに掛けてる以上の愛情である

ウェントスの猫耳、猫尻尾だったら、鼻血も出るかもしれないが。それ以外の女性など論外である。
たぶんウェントス消滅したらイドロと同化して脳内結婚式おっぱじめるんじゃないかな俺(I DOLO的な意味で)


とか言う事を移動中ずっと考えてました。はい




そして、基地に入る


「な~お~~~~~~」

?この芳野美樹声は……。

「おっ久~~~~~~!!」

こ、この魅惑的なADAボイスは……!?

「まってたよッと!!」

「うわブッ!?」

行き成り誰かに飛び掛られ押し倒される。


……こんな事する奴は一番最初から数えても一人しか居ない………


「…ウェントス!?」

首元で纏めた長いスカイブルーの髪。海より深い緑の瞳。

実際に会うのは約15年ぶりのはずなのに見慣れた感じがするのは、半生どころか一生分を(私にとっては実質半生か)共に生きたからであろうか?

「おうおう、胸もこんなに大きくなって……揉んじゃおっかなぁ…?」

「う、ウェントス…まずは状況の説明をしろ。あと俺の腹の上から退け、これはマスター権限による命令だ」

とりあえず、この身体になって手に入れちまった余計な部分を執拗に触ってくるウェントスを制止し、状況説明を求める

「はいはい、分かってますよ。私のご主人様♪」

ちっとも反省してない様子で渋々跨った状態から退くウェントス


とりあえず、埃を払う

「で?なんでこんな所に居るんだよ?」

「ん?数ヶ月前から私も501の所属になったのよ」

大した事でもないと言いたそうな口調で返される

「聞いてねぇぞ、そんな事!」

「言ってないからね♪」

どうやらこの15年で悪ふざけに磨きが掛かった様だ






「本日からこの部隊の所属になった風原直少尉よ。ほら、挨拶して」

「今日から連合軍第501統合戦闘航空団に配属になりました、風原直です。よろしくお願いします」

ほほう、やっぱ一部の連中は私にとっては邪魔なだけのあそこを狙ってやがるようだ…






「えいっ!」
イタリア娘が後ろから胸部を狙ってくる。だが無意味

直前で姿を消し、横にダッシュ。見事な回避行動である

「ほほう。固有魔法をストライカー無しで使いこなすか…なかなか有望みたいだね~」
アメリカ野郎がなんか言ってるが。実際には何のこともない、ウェントスがデバイスとしての力を発揮してくれただけに過ぎない。こっちに付いてくるとは半信半疑だったが

「どこでも、一緒だな。エース部隊は変人だらけ。とっとと」
またもふらりと避わす

「う~つまんなーい!。それなりに、大きそうなのに……ジュルリ」
あぶねえあぶねえ、男である以上胸を揉まれるなど屈辱以外の何者でもないのだ

「おっと、私の友人以上の存在に手を出すとは、どういうことでしょうね?ルッキーニ少尉…?」
ウェントスがルッキーニの腕を掴む

だが、ウェントス…目が、目がヤンデレ状態だぞ……

「ウェントス、知り合いなのか?」
エイラが聞く

「知り合いというか…うーん……少し昔話というか、御伽噺をしようかしらね?」
あごに手を当て考え込むウェントス

「聞かせて聞かせて!」
イタリア娘が無意味に飛び跳ねる

「昔ね、ある所に一人の少年と一太刀の剣があったの。その剣には少女の魂が宿っていてね。
様々な魔物と戦う内に少年と少女は恋をしたの。そして時が経った時、二人はそれぞれ少女に生まれ変わったらしいわ」

「……ブッハッハハハハハなんだそれ!」
シャーリーが大爆笑する

「ただの御伽噺よ」
ウェントスが普通に返す

「…ナルホドナ」
エイラの手にあるカード。その絵柄は見えないが、なにかを理解したようである

その隣でサーニャは眠りこけていた

「それッ!」
あいも変わらず掛かってくるイタリア娘を避けながらウェントスとの念話を行う

<<おい、どういうことだ>>

<<ただの御伽噺よ。だれも私達の事だなんていってないわ>>

<<この悪戯っ子が。まあ本質だけで全体のことは言ってないから良いけどな>>

「えいやっ!」
無意味、避わす。

「ね、ねえ…ルッキーニ……私も混ぜてくれない…?」

やべぇ……ウェントスの野郎。完全にムラムラしてやがる…言ってる事がさっきと逆だ…








どうにか、逃げおおせたと思った故に油断。見事に捕まり10分間揉まれまくった。実際には8割はウェントスによるものだが



[22792] VF〝ウェントス・フォルティトゥード〟01
Name: 空の友人◆9f094b34 ID:e583b721
Date: 2011/02/06 00:54


気まずい・・・実に気まずい・・・・・・甘味に例えるならリンディ茶くらいのレベルだ

なにが気まずいって?狭い教室に30人ほど、そのなかで男子は2名だけ。のこりすべて女子。うち一人はウェントス

酷い。酷すぎる・・・



女性しか動かせないパワードスーツIS,インフィニットストラトスが開発された世界。
さまざまな関係上、ウェントスもIS学園の試験を受けた
それに付き添った俺が迷い込んだ部屋で偶然ISを動かした事で、色々あり入学が決まってしまった・・・
ちなみに織斑一夏とは別の部屋で起こった事件だったりする

<<ナオ、安心して。貴方は他の女子には取らせないよ>>
<<あのなぁ、俺がお前以外の女に流れると思うか・・・?>>
馬鹿な念話を交わしてるうちに俺の自己紹介の番が回ってきた

「風原直です。よろしくお願いします。
先ほどからなにやら変な視線を感じますが自分には恋人が居るので無意味だと思われます。」
あくまで紳士的な口調を心掛ける。自信があるわけではない。むしろウェントス以外にモテるとは思っちゃいない
ベタな展開が嫌なのとウェントスの精神環境の為だ
アイツが暴れだすと、俺でも止めるのに1時間かかるからな・・・

椅子に座りウェントスに視線を送る。・・・ものすごい笑顔で返ってきた

「「「「・・・・・・ェエエエェェェェェエエエエエエエエ!?」」」」
クラス中の女子が叫ぶ


休み時間、満面の笑みで猫のようにじゃれ付いてくるウェントス。その姿は他の女子を近づけなくさせていた

一方、俺は万能アイテム〝紙〟を消費して紙飛行機を作っている
この時代になっても一部の人間に高い人気を誇るスポーツだ

もちろん教室では飛ばさない。室内でカーテン以外に向けて飛ばすことは自殺行為だ

しかし、なぜISを動かせたのだろう?やっぱりあれか、女性格であるウェントスと何度も融合してるからか?
正直言って、ISなんて要らないんだがなぁ・・・ウェントスの方が圧倒的にスペックは上だし、
サポートAIとしての機能が本来メインだし





授業中、とてつもなく厚い教科書だがもともとインドア派な俺は直ぐに読みきった。
頭に殆ど入ってる。ウェントスは一瞬で覚えたらしいが


その後の休み時間

おうおう、貴族の娘はなぜこうプライドが高いのか?
織斑に対してオルコットがまくし立てている。この世界、あんまり知らないのでウェントス頼りなのだ
殆ど放っておいていいとウェントスは言ってたし・・・まぁ良いか・・・
ちなみに俺も教官を倒している。当たり前だ突っ込んでくるだけだったからな

そうそう、自室はウェントスとの一緒だった。まぁそうなるだろうな











<<で?なんでこうなる?>>
<<さぁ?私は貴方の安全にしか興味はありません>>
入学から数日後
セシリア・オルコットと織斑一夏の決闘の場、そこには俺も加わる事になり、今はオルコットと向かい合って浮遊している
オルコットが織斑に決闘を申し込んだ際、ハンデとして織斑とコンビを組むことにされてしまった
だが俺には専用機は与えられず、量産練習機の打鉄が貸し出された。
いやまぁ織斑と違って基本知識、応用知識は〝しっかり〟頭に入ってるから扱えるけどさぁ・・・

お、白式があがって来た。だがいくらコンビを組んでも個人用チューンもしていない練習機では瞬殺される可能性がある。
・・・仕方ない、あれを使うか

「織斑先生!持参のサポートAIとパーソナルデータの一時的なインストールを行ってもよろしいでしょうか?」
ウェントスの仕入れた情報だと、あまり一般的ではないものの
AIによるサポートと長時間使うことによって量産機でもかなりの戦績を出してる輩もいるらしい
今回はそれをウェントスの蓄積データで時間短縮しようという魂胆だ
合否を担任に問うと直ぐに答えは返ってきた

「問題無いだろう。正直、練習機で決闘に巻き込まれたのはあまりに可哀想でな。それくらいは許そう」
「了解です。 ウェントス、行くぞ」
『はい、マスタ』
打鉄に、ウェントスとその蓄積されたデータをインストールする。
周囲からどよめきが聞こえる。機体が長期の共闘を擬似的に経験したため、各部装甲が変化を始めたのだ
ISの経験を食事に例えると、さぞうまいものを食ってることだろう

無骨な足は鋭利でスマートになり足首がなくなる
左右の浮遊ユニットは姿を変え、ジェフティの翼になる
右腕にはパドルブレードが生え、機体全体が薄いグレーに染まる
これらは本来、操縦者と長い時間を共にすることは無い練習機では珍しいことだ

「な、なんですの!?その姿は!!?」
オルコットが叫ぶ

『当機は、インフィニット・ストラトス打鉄改め、ジェフティです』
「あ、貴方は?」
『私は、この機体に先ほどインストールされたサポートAI、ウィンドです』
ウィンドというのは、彼女がウェントスであることを隠すための偽名である

「風原!どういうことだ、形態移行を引き起こすなど聞いていないぞ!?」
あちゃー、やりすぎたかな?先生からも怒号が飛んできた

「言ったでしょう?AIとデータをインストールすると。この機体は実質俺の専用機になりました。それを許可したのは貴方です」
「グッ・・・。し、仕方が無い、好きにしろ」
なんとか先生を黙らせてと。

機体のスペックに一通り目を通す。
名称:打鉄第二形態〝ジェフティ〟
ウェントスに似たのか燃費はトップクラス。
各種装備はウェントスのものを呼び出すことできる。
機動性の変わりに速度をあげるか、逆に速度を犠牲に機動性を上げられる特性を第二形態の状態で使用可能。初速は速め

ウェントスに蓄積されたとてつもない情報量を得た打鉄はキャパシティを越えるどころかまったく別物に進化している
正直、ここまでとは思わなかった。あとで色々面倒なことになりそうだ

「と、とりあえず・・・。最後のチャンスを上げますわ」
「チャンスって?」
織斑が聞き返す
「私が一方的な勝利を得るのは自明の理。いまここで謝るというのなら許してあげないことも無くってよ?」
完全に自惚れてる台詞だな。俺なんか少し油断しただけでウェントスに怒声を浴びせられるのに・・・
「そういうのはチャンスとは言わないと思うぞ?」
俺も一応会話に加わっておく
「そう。残念ですわ。それなら・・・」
オルコットの腕に力が加わる。警報が鳴り出す。
「お別れですわね!」
ブルーティアーズのマニュピレーターがライフルを構え、織斑に狙いを付ける
「そうはさせるか!!」
瞬間的に最大速度を発揮させ織斑の前に割ってはいる。
直撃。シールドエネルギーが5分の1ほど削られる。機体が弾かれ、後方へと吹っ飛ぶ
その隙に再び織斑へ狙いを付けたオルコットはライフルを連射。織斑は高い機動性で回避するものの機体に振り回されている
「クソ!俺が白式の反応に追いつけない!?」
「さぁ踊りなさい!わたくし、セシリア・オルコットとブルーティアーズが奏でるワルツで!!」

俺はどうにかフィールドに復帰してブレードライガーのものを模したレーザーブレードを抜く
「織斑!ISを自分の体と思って動かせ!!たいていの機械はそれで動かせる!!」
攻撃を受けながらも必死に回避行動を行おうとする織斑にアドバイスを飛ばす
「ッ!そうか!自分の体・・・!!」
一方俺は飛んでくるビームを回避しながら突撃する
「遠距離型のわたくしに格闘装備で挑もうなんて・・・(文句を言うのはこいつを見てからだ!真空刃!!」
ジェフティのダッシュ斬りの要領で件をふりエネルギー波を射出する
エネルギー波は向かってくるビームを打ち消しながら直撃。
ビームを弾いていたので攻撃力は多少落ちたが体制を崩させることに成功する
「クッ・・・。このブルーティアーズを前にして初見でここまで戦えたのは貴方たちが始めてですわね・・・。
褒めてさしあげますわ」

「そりゃどうも」
距離を取り投げやりな返答をしてやる
「では・・・そろそろフィナーレと参りましょう!!」
ブルーティアーズの羽からなにか射出された!?台詞からして織斑は戦力外と見たのか!?
『マスタ!回避を!!』
「ッ!?だめっぽいわ・・・織斑。後頼む・・・。グワッ!?」
ウェントスが警告するもビームが集中して俺を直撃。シールドが掻き消え残量がゼロになる
「風原!?チクショウッ!!」
俺の後方から、どうにか前線に復帰した織斑が突撃する。それ手には大振りの刀剣が一振り

俺は後方に下がり一対一になった戦いを傍観することにする

機体操作をモノにしたのかキレのある動きでファンネルもどきの攻撃を次々と回避する織斑
だが一瞬の隙に付け込みオルコットがライフルを構える
「右足!いただきましたわ!!」
痛恨の一撃を剣で弾いた織斑は一度地上に降りてランダム回避で全てのビームを捌いて接近する
「うおぉおおおおおおお!!」
大きく振った一撃をギリギリで回避したオルコットは後方に下がりファンネルもどきを展開する



ウェントスによるとその後の結末は正史通りらしい。
罠に引っかかった織斑の機体がぎりぎりで最適化を終了したものの
バリア無効化攻撃の使用でシールドエネルギーが尽きて試合終了
ぎりぎりで一撃を加えていたので引き分けだったが





問題はこれからだ

「どういうことだ。形態移行を引き起こすほどのデータをなぜ持っている!?お前はISの起動は数回しかしていないはずだ」
織斑先生に問い詰められる俺。

「・・・答えを聞いても何にもなりませんよ?」
「何?」
俺の真剣な表情にどもる織斑先生
「俺は、前世の記憶があります、ウェントスもです。そして彼女は人間じゃない。
異世界の技術で造られたデバイスという機械のAIで、使用してるエネルギーを応用して人間を模した体を纏っているだけです。
俺はその開発者で使用者ということです。
あの打鉄があれ程の形態移行を起こしたのは前世の俺の戦闘経験を一気に流し込まれたせいです」

「どういうことだ・・・?」
それでも尚、怪訝な表情の織斑先生

「つまり俺とウェントスは異世界の知識を持っています。
ちなみにウェントスは並列コンピューターなのでスリープモードのボディがあと20ほどあります」

「そんな話信じられるか!もしそうだとしてもお前たちの身柄は・・・」
「ええ、各国から追われるでしょうね。でも無駄ですよ。この世界の人間にはその異世界の技術を扱うために必要な
リンカーコアという生体器官が存在しません。たとえ技術を知ったところでなんにも・・・」

「はぁ・・・」
俺の真剣な表情に観念したのか、ため息を付く彼女。
「・・・わかった。お前達の事は一応上に伝えておく。無意味ということも添えてな」
「そうしていただけると助かります。証拠にこれを持って行ってください」
ポケットからこの世界におけるUSBメモリに当たるものを取り出す
「・・・これは?」
「異世界の技術の基礎部分のデータが入っています。
これを解析してもらえばこの世界の技術には応用が利かないことがわかるでしょう」

「わかった。それとお前の専用機を用意するように上に掛け合っておく。
向こうもデータ取り目的と説得すれば首を縦に振るだろう。いいな?」
「はい。おねがいします」







==============

転生の事がバレたナオ。ですが、オリジナル設定でこの世界の技術に魔法は応用できないことにしてあります
リンカーコアが無い上に応用が利かなければ別に意味はありませんからね

実はハーレム物に正統派カップリングを放り込んだらどうなるんだろうと思ったのがこれを書こうと思ったきっかけです
稚拙な文章ですがお付き合いいただければありがたいです。



[22792] 【嘘予告】風の使い魔【10年以内に太陽が燃え尽きる可能性くらい続きはありえません】
Name: 空の友人◆9f094b34 ID:5ea4a263
Date: 2011/07/09 22:32
「我が名は風原直。五つの力を司るペンタゴン、我の運命に従いし、"使い魔"を召喚せよ・・・」


光が爆発する。


周りの人間達があまりの爆光にたじろぐ。その中、ナオは笑みを浮かべる。

アイツは、来る。絶対に。確信があった


「久しぶりにこの名前を自分で呼んだよ。会いたかったんだぞ」

この世界での既に死んだ両親からもらった長ったらしい名前を呪文で唱えていたら、

絶対にこの結果は起きなかっただろう。


光が収まる。

現れるは、翠と赤に輝く二つの矢を模した水晶。

『お久しぶりですマスタ。私が居なくても・・・大丈夫じゃなかったみたいですね』
『マスター、そんなに泣かないでよ。あたしも悲しくなるから・・・』

ナオは、涙を流していた。

――また会えたなウェントス、ウィンド

「お前等が居なくて、寂しかった・・・死にたいと思った・・・。でもそれも今日で終わりだ」

『マスタ、どうやら契約の必要があるようですね』
『じゃ、いっぱついっとく?』

「ああ、やるぞ・・・」

「我が名は風原直。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」

そっと口付けをする

喜びの光が、世界に満ちた・・・

希望の剣と、風の勇気は、再び、一つになった。


風の使い魔、(作者が原作を知らないため)はじまりません。


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