<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

チラシの裏SS投稿掲示板


[広告]


感想掲示板 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[27101] 【ネタ】ドキッ? ●女だらけのIS学園
Name: 電波◆f61e3906 ID:c207c9dd
Date: 2011/04/10 12:53
織斑一夏、健全な“高校生”。何かの間違いでIS学園に入学してしまった男、今は教室で副担任の指導によりSHRを受けている途中なのだが居心地が悪い。

何故か? 簡単だ。彼の周りにいるのは皆……

「わぁっ、格好いい!」

「お兄ちゃんって呼びたい!」

幼女ばかりなのである。

IS、通称インフィニット・ストラトスと呼ばれる兵器は当初宇宙を自由に飛びたいなー! と考えたウサギ耳の天才幼女が開発したマルチフォーム・スーツ。だが誰もが注目しなかった、むー! とウサギ耳の幼女は唸りじゃあイタズラしちゃおうとハッキング。各国のミサイル二三四一発、それらが発射された。

イタズラってレベルじゃない、誰もが絶望した中。颯爽と白銀のISを纏った幼女が現われ、えいやぁっ! とぶった斬った。刀一本で。

世界は仰天し直ぐ様ISを捕獲しようとした、若しくは撃滅。だがしかし、命令を受けた彼らは。

「うぅ怖いよぉっ」

『ぐはぁっ!?』

バイザー型のハイパーセンサーで顔を隠し中世の騎士を思わせる出で立ちの幼女に思わず吐血、任務失敗。

これが白騎士事件の顛末でありISが有名になった切っ掛け、ISは幼女にしか反応しない兵器となる。

その装着者を教育する機関がIS学園、そこに一夏が居る理由は彼もISを使えるから。
そう世界で唯一人ISを使える男として……とはいえ。

(これは想像していたよりキツい……弾が同情の目をしてきた意味が分かった、今すぐ変わってくれ!)

脳裏に中学時代の親友、五反田弾を思い浮べる。爽やかな笑顔でサムズアップしていた。

ともかく一夏がそんな風に頭を抱えていると教壇からあわあわと、眼鏡をかけている幼女が声を掛けてきた。小学生にしか見えないが何処かの世界の担任もいるので問題ない、彼女の名は山田真耶。元代表候補生である。

「あのっ、あの織斑一夏くんの番です、自己紹介してくだ……ひゃい!」

噛んだ、泣きそうになる山田先生。一夏は慌てて宥め自己紹介しますから! 泣かないでください! と超必死。そんな一夏をぶすぅっと見つめる目、鈍感な彼は気付かない。

「えー、織斑一夏です。よろしく……」

お願いしますは心の中で、本心は無論お願いされたくない逃げたかった。幼女だらけの学園から、此処にいたら何かに目覚めてしまいそうで。思い返す、過去に戻れるのなら戻りたい。受験を間違えたあの頃へ。

しかし。

がらっと扉が開き一夏にとっての救世主が現われる、黒いスーツにタイトスカートを着こなした幼女。似合わないが雰囲気が似合っている、彼女こそ世界最強の……

「山田ちゃん、クラスの挨拶を押しつけてすまなかったな」

「い、いえっ副担任ですから当然の事です! 会議は終わったんですか?」

「ああ」

とても小さい女の子の会話に見えない! それでも一夏は突っ込まなかった、黒い幼女こそ彼にとって姉の織斑千冬。よく妹と周りから間違われるが。

「しょくん、私が織斑千冬だ。君たち新人を使い物になる操縦者に育てるのが仕事だ、私の言う事はよく聞け、理解しろ。逆らうものにはあんぱんちだ、分かったか」

……。

あんぱんちって、くっ突っ込んだら負け突っ込んだら負け! と自分に言い聞かせる一夏、教室に幼女の黄色い声援が響いた。

果たして一夏はこの学園生活を生き残る事が出来るのか、とある性癖に目覚めてしまうのか?

答えは闇の中である、世界はいつだってこんな筈じゃない事ばかり。

窓から太陽の日差しが差し込む、一夏は遠い目をして人生を振り返るのだった。まだ十代のくせに妙に年寄りぶる若者である。



感想掲示板 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.03058910369873