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[31423] 【ネタ】WHITE ALBUM2 かずさtrueアフター 【冬馬曜子オフィス欧州支部の日常】
Name: 御崎竜王◆cdbd2512 ID:100759bb
Date: 2012/02/04 23:58
前書き

・基本的に春希とかずさのイチャラブな二次創作です
 エロなし、鬱なし、雪菜なし

・曜子は健在、むしろ少し元気になった
 でもウィーンには気軽に来れない
 そんな感じ

・短編中心
 ネタが思い浮かんだら書き足していく感じで

2/4 誤字修正 指摘感謝です



[31423] こちら株式会社冬馬曜子オフィス欧州支部の北原です
Name: 御崎竜王◆cdbd2512 ID:100759bb
Date: 2012/02/14 23:44
ヴヴヴヴヴ ヴヴヴヴヴ ヴヴヴヴヴ・・・

・・・んん・・・電話・・・か?
ふあぁ・・ん、よく眠ってるな・・・よし
んしょ、と

「はい、こちら株式会社冬馬曜子オフィス欧州支部の北原です」
「開桜社・・・?日本の?」
「あぁ、日本語で大丈夫・・・」
「ところであんた新人か?今何時だと思ってる?」
「そっちではな。でもこっちは夜中の2時半だ」
「さっき眠ったばっかなのに、そりゃ不機嫌にもなるだろ」
「いいよ、もう。起きたし。で、用件は?」
「・・・来月出るブルーレイの特集?・・・あぁ、そういえばそんなもんも出るんだったな。そういうのは日本にいる・・・」
「え、インタビュー?・・・はぁ、冬馬曜子がこっちに直接聞けと・・・まったくあの女は・・・」
「・・・いいよ、受けるよ」
「あぁ、いいって言ったんだ。ただし条件がある」
「そう、条件。一つ目、取材は必ずこっち、欧州支部で受ける。日時はこっちの時間で1週間後の正午」
「そういう問題じゃない。動くのが面倒なだけだ」
「二つ目、手土産にラスカルのなめらかプリン10・・・12個」
「三つ目、取材に来るのは、なんてたっけなぁ・・・なんとか麻理って人で」
「そうそう、風岡麻理。新人でも知ってるんだなぁ」
「そんなのは知らん。そっちの都合だろ」
「ダメだ。あそこのプリンが久々に食べたいんだ・・・と、冬馬かずさが言ってた」
「そうか。じゃあこの話はなかったということで」
「あぁ、あと最後の条件。今後この件についてはこっちへの電話やメールは禁止。
 確認したい事なんかは冬馬曜子へ聞いてくれ。冬馬曜子へは内容を伝えておくから」
「そうそう、やっぱりキャンセルとか、当日風岡麻理以外の記者が来たら、今後開桜社からの取材は全部断るから」
「じゃ、そういうことで」
ピッ

あー・・・勝手に取材受けちゃったけど、来週なんかあったっけ?
自分のスケジュールなのに全然覚えてないや
まぁいいや、春希に頼んで一日オフにしてもらおう

「もしもし、母さん?頼みたいことがあるんだ」

春希は怒るかな?
何で起こさなかったって、何で勝手に電話に出たって、何で勝手に取材を受けたって
だってしょうがないだろ?
さっき寝たばっかなのに
気持ちよさそうに寝てるのに
その寝顔をずっと見ていたいのに
起こせるわけないだろ?

「そう風岡麻理、だったっけ?春希に仕事を教え込んだ人」

真面目で堅物で説教くさい春希に仕事中毒を追加した人
合ったらまず文句を言ってやろう
あんたのせいで春希が家にまで仕事を持ち込むようになったんだぞ、って

「あのときみたいにさ、今度は逆に春希を驚かしてやりたくて」

あたしはさ、やっぱり春希の役に立ちたいんだ
この安らかな寝顔を守るくらいは、許してくれるよな?
なぁ、春希

「うん、ありがとう。じゃあまた連絡するから。無茶しないでくれよ」


・・・


「お前本当に北原、なのか?」
「お久しぶりです・・・麻理さん・・・」
「冬馬かずさの担当マネジメントで北原って言うからまさかとは思っていたけど・・・」
「その『まさか』です。俺もビックリしてます・・・まさか麻理さんが来るとは・・・」
「え、だって今日は北原の方からの逆指名だって聞いてるわよ。しかも手土産まで指定して」
「え、俺のほうも先週冬馬かずさがいきなり今日を一日オフにしろって、さらに昨日になって今日取材受けてるからって・・・」

作戦成功
生で見られない母さんには悪いけど、さっさと元気になってこっちに来ない母さんも悪い
でもこのビデオはしっかり取れてるのか?
春希の顔は映ってるけど、うーんわからん
まぁいいか

「あ、おいかずさ!どういうことなんだよ、これ!お前が仕組んだ事か?」
「北原ちょっと待って。初めまして冬馬かずささん、開桜社の風岡・・・」
「違う」
「えっ」

そうだ、あたしはこの人に言ってやることがあるんだ

「『冬馬かずさ』じゃない、『北原かずさ』だ」

北原春希の妻として、この人にまず文句を言うんだ



[31423] 魔法の呪文
Name: 御崎竜王◆cdbd2512 ID:100759bb
Date: 2012/02/08 01:26
「あぁ・・・んちゅ、んあ・・・ちゅ・・春希ぃ・・・」
「ちゅ・・・かずさ・・・」

今日はいつもより早く仕事が終わった
いつも通りかずさと一緒に風呂に入り、上がったら体を拭いてパジャマを着て即ベッドへ
最初は「どうせ脱ぐんだから、着る時間がもったいない」とかずさは文句を言ったが、
俺が「脱がすのがいい」と言ったらそれ以降文句は言わなくなった
風呂も「シャワーの方が早い」と言われたが、「湯船の中でイチャつきたい」と言ったら以下略

「春希ぃ・・・春希ぃ・・・」
「かずさ・・・んちゅ・・・」

お互いの服を脱がしあい、肌の温もりを確かめ合い、下着に手をかけようとした所で嫌な事を思い出した
今日中の電話を一件し忘れていた
普段ならこんなミスは絶対有り得ないが、急に舞い込んできた仕事に気をとられ記憶の奥へ仕舞い込んでしまったようだ
なんとか『今日中』に思い出すことができたのはよかったが、問題が一つ
それはこんな遅くに電話をしようとする相手への配慮ではない
今から電話しようとしてる相手の職種には理解があるし、それはつまりこんな時間でも大丈夫ということで

「・・・ちゅぅ・・・んん・・んぁ・・・」

まぁ問題というのは、今まさに俺のトランクスを脱がそうとしてるかずさであり
仕事を思い出し冷静を取り戻した俺と違い、かずさは完璧に出来上がっている

「ちゅ・・・悪い、かずさ・・・んちゅぷ・・・ちょっと、待ってくれ・・・ちゅぁ」

わかっている、こんな言葉じゃかずさは止まらない
というかそんな事言ってる間にトランクスは脱がされ、宙を舞い、俺は全裸になった
仕方ない、こんな時俺はどうすればいいかを知っている
かずさの目を正面からじっと見つめ「魔法の呪文」を口にする
そうすると、あら不思議

「かずさ、『待て!』」
「っ!」

かずさはパッを手を離し・・・何をからは言わないが
というかむしろその「ナニを」からなのだが

『おあずけ』状態になったかずさから離れ、俺はベッドから立ち上がり、テーブルの上に置いてある携帯電話を取りにいく
そしてその場では電話をせずにベッドへ戻る
俺が全裸で寒いからというわけではなく、この場で電話を始めると、かずさもベッドから出てきて俺に抱きついてくるからだ
来月もコンサートが控えているのに今風邪を引かれたらたまったもんじゃない
俺がベッドへ入るとかずさはすぐに俺の首に手を回してきた

「まだ『待て』だぞ、かずさ。まだ我慢してくれ」
「うぅ、春希ぃ・・・」

えぇい、そんな目で俺を見るな!
誘惑に負けそうになる気持ちをグッと堪えアドレス帳を開く

「夜分遅くに申し訳ありません。私、冬馬曜子オフィスの北原と申しますが・・・」
・・・
・・・・・・
「はい、ではそういうことでよろしくお願いします。では」

通話を切り、携帯電話を閉じ枕元に置いた
これにて本日の業務は完璧に終了、お疲れ様でした
と言いたい所だが、この後俺は先ほどから泣きそうな顔で俺を見つめるこの忠犬に言わなければいけないことがあるわけで
それは「解除の呪文」であると同時に新しい「魔法の呪文」でもあるわけで
つまりそれは「まだまだ俺は頑張るぞ!」という覚悟でもあるわけだ

「かずさ、『よし!』」
「っ!・・・春希ぃ・・・春希ぃ!」

この新しい呪文の効果は「『おあずけ』した分激しくするぞ」
通常業務よりはかなり激しく、いつもの夜の営みからはちょっと激しく
そろそろ明日になりそうな時計を横目で確認してから俺はかずさと愛し合う
朝起きれるかとかそんな心配はしない、いやできない
なぜならこの『よし!』状態の忠犬は、そんな事を気にしてる暇さえ与えてくれないから



[31423] 糖分摂取
Name: 御崎竜王◆cdbd2512 ID:100759bb
Date: 2012/02/08 01:30
「かずさ・・・重いぞ・・・」
「失礼だな。あたしは重くないぞ」

いや、そういう意味じゃ・・・と、言いかけたがやめた
俺は今、テーブルの上に置いたノートパソコンに向かい合っている
そして俺の頭の上に重なるようにかずさの頭
つまり俺の頭の後ろには豊かな二つのふくらみが・・・じゃなくて

「今日はフリューゲル氏のところに行く日だろ?俺もこれが終わったらすぐ向かうから先に行っててくれ」

これ、つまり来週に迫ったコンサートのインタビューへの返信メールなのだが・・・
一応かずさにやらせてみたら項目の半分が「わからない」「知るか」、残りの半分が未回答という予想通りの内容
仕方ないのでいつも通り俺が手直しという名目で捏造をしてるわけだが、これの返答期限が今日の正午
ちなみに忘れていたわけではなく、朝一からやれば余裕で間に合う仕事なのだが、その朝一から別の事を頑張ってしまった為ギリギリになってしまった

「んー、春希分の充電完了まであと10分ー」
「お前、ついこの前も同じことを言って遅刻して怒られたろ」

しかもそんな使い古された言い回しを・・・

「じゃあ糖分摂取完了まであと10分ー」
「俺の体は砂糖でできて・・っひぅ!」

俺の首をやわらかく、そしてしっとりとした何かが這った
や、やばい!これは洒落にならん

「や、やめろ・・・集中できん!」
「やーだ。あたしは甘いものが大好物なんだ」

かずさの舌が首、首筋、耳、頬と這い回り、そしてついに甘い蜜の元へと辿り着く

「ゴール・・・んちゅ・・・ぴちゃ・・・んく・・・」

俺の口の中をかずさの舌が蹂躙する
もっと蜜を出せ、もっと蜜を出せと催促をしてくる

「かずさ・・・んん・・・ぁあ・・・ちゅ・・・」

そしていつしか俺の舌もかずさの舌を求めて、かずさの口の中を這い回ってた
俺の手は完全に止まり、そのままキスに夢中になってしまった

・・・

「んちゅ・・・はい摂取完了」
「んぅ・・はぁ・・・あ、あれ?」

かずさの口が遠ざかっていった
唇に物寂しさを感じながら時計を見たらさっきから30分経過していた
俺、そんなに長い間キスに没頭してたのか・・・

「これで完全に遅刻確定だな、春希」
「・・・はぁ、10分でこれ仕上げるから待ってろ。一緒に怒られてやるから」

俺はノートパソコンに向き直りさっさと仕上げに入る
実は仕上げも何もとっくに終わっていたのだが、ギリギリまでかずさと触れ合っていたかったから終わってない振りをしてたのは内緒だ

「やっぱり春希は甘いなぁ。だってさっきからそのインタビュー終わってただろ?」

はは、バレてたか
じゃあさっさと返信して怒られに行くか



[31423] いつもより甘い朝
Name: 御崎竜王◆cdbd2512 ID:100759bb
Date: 2012/02/14 23:44

ピピピッ ピピピッ

ん~、朝か・・・
えーと、今日はなんもなかったよなぁ・・・
朝食作って、かずさ起こして、スタジオ連れてって

「んん、とりあえず起き、んぐっ!」

「起きるか」まで言いかけたところで何かに口をふさがれた
そしてそのまま口に何かドロりとしたもの流し込まれる
生暖かくて、甘くて、とにかく甘くて・・・何だこれは・・・
たっぷり1分くらいかけて俺の口をふさいでいた何かは、俺の口から離れて

「春希、おはよう」

と言った
口元から、先ほど俺の口に流されただろう液体を垂れ流しながら

「おはよう、かずさ。ところで『これ』は何だ?」

俺は口の周りについた液体を拭って聞いた
大体わかってたが、一応お約束だからな

「今日は2月14日だからな。
 ・・・あーあ、もったいない、もったいない」

そういうとかずさは、拭った俺の指についた『これ』舐めはじめた
『それ』はもともとそんな量がついていたわけでもなく、とっくになくなってるのにも構わず、かずさは延々と俺の指を舐めまわす
その光景はひどく扇情的で、今が朝だと言うことを忘れてしまうくらいに色っぽくて

「ほら、ここにも・・・」

かずさは指から口を離すと、まだ俺の口の周りにかすかに残ってる『これ』にも舌を伸ばし舐め回す
こんなことされて俺が冷静でいられるはずがなく、俺からもかずさの口元に残る『それ』に舌を伸ばす
そしてそのままの流れで、お互いの口の中に残る甘味を求め合う
それはいつもよりも数倍甘美な、そして濃厚な唾液の交換

「ちゅぷ・・・ふぅ・・・ごちそうさま」
「それは俺のセリフだろ・・・」

しばらくしてかずさは満足したのか、俺の口から遠ざかる
正直俺は物足りなかったが、いつまでもこうしてるわけにもいかないしな

「さてと、朝飯はまだだけど、先にシャワー入るか?」
「うん」

とりあえず昨日の夜かいた汗を流すのと、今朝ベトベトになった口周りを洗うためシャワーを浴びないとな
ちなみに「先にシャワーに入るか?」の「先」は「俺より先に」ではなく、「朝食より先に」の「先」だ
基本的に朝のシャワーは一緒に入るものだと、いつの間にか決まっていた
・・・いや、もちろん夜もだけど

(今日はシャワー浴びながら、また汗をかきそうだな・・・)

さっきのキスの興奮が体から全然抜け切っていなかった
そしてそれはきっとかずさも・・・

結局今朝の『あれ』に関しては明確な答えは得られなかった
こっちにはそんな風習はないのに、わざわざかずさが俺より早く起きて準備して、俺が起きるのを待っていたのかと思うと自然と顔がにやけてしまう
そんなにやけ顔をかずさに悟られないように、俺は先行して風呂場へと向かう


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