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[41492] こんにちは松下です
Name: ミルミルキルキル◆b4e25724 ID:a4cec5cb
Date: 2015/08/25 01:10
久々のアルカディア…だらだらと書いていきます。
オリキャラ男の勘違い妄想劇です。
原作キャラとの絡みあります。



[41492] 殉職なう
Name: ミルミルキルキル◆b4e25724 ID:a4cec5cb
Date: 2015/08/30 23:44
こんにちは松下です。
ピチピチの25歳職業は自宅警備員(テヘペロ)
はい、ただいま殉職しそうです。




「くっそぉぉおおまた死んだ!!!何なんだよここ絶対クリアさせねぇつもりだろ!!」


僕が最近ハマってるのはスー〇ーマリオブラザーズだ。
何度てれっててれっててを聞けば気が済むのだろうか。
いっそ着信音にでもしてしまおうか。そんな事を考えながら今日もリアルから目を背けています。


どうせ居ても居なくても変わらない存在…そうさ僕は空気だ。
「うん…僕が居なくちゃみんな死んじゃ『さっきからうっせーんだよ!!クソニート!!!』
妹がドアを壊す勢いで開けて罵声を浴びせかけてきた。
お口が悪いよ!
僕は妹と違って優しいから
「ごめん」
としか言わない。言えない。


『働かないなら早く死んでこの部屋頂戴よね』
そんな僕の優しさなんて微塵も伝わらなかったみたいだ。
お前にはバファリンを処方してやろう。


ピンポーン
家のチャイムがなった。
『おいニート出てこい』
自宅警備員である俺は職務放棄する訳にはいかない。
ここは妹の言う事を大人しく聞いてやろう。


階段を降りてリビングを抜け玄関を開ける。
「はーい、新聞なら足りてまー」
パンッ
乾いた音が鳴り響いた。
なんだこれ…サプライズパーティーかな?クラッカーかな?
男が走り去っていくのを見ながら倒れる僕の体はなんだか赤く染まっているようだ。


リビングからテレビの音が聞こえる。妹が付けっぱなしにしていたのだろう。
滑舌の良いアナウンサーの声を聞きながら俺は目を閉じた。
『臨時ニュースです。〇×市△□区で猟銃を持った男が逃亡中です。近隣住民の方々は警戒してください。繰り返します…』



[41492] ピンク髪のあの子
Name: ミルミルキルキル◆6b7608af ID:aed5b654
Date: 2015/08/30 23:30
再び目を開けるとそこは白い天井…ではなく青い空だった。
体を起こして周りを見渡せば


『ゴミだらけじゃねーか!!!』


どこを見てもゴミ、ゴミ、ゴミ。
何、天国ってこんなハードモードなの?


というか状況が理解出来ない。
確かいきなり撃たれて…
頭をかきむしりながら悶々とした。


…頭が小さい。手も小さい。
そこで僕は自分の体の異変に気がついた。俯けば地面までの距離が近い。


近くにあるカーブミラーの廃棄?
をのぞき込んでみる。
どこからどう見ても子供。


ピチピチの25歳とか言ってた冒頭はどうした。
大丈夫これは悪い夢。
きっといつものように妹が『寝るなら永眠しろクソニート』って起こしてくれ
るはず。
僕は再び目を閉じた。


くせぇ。寝れたもんじゃない。
ものの1分も寝付けず再び起き上がる。
とりあえず、この夢の中楽しもう。
もしかしたら明晰夢ってやつかもしれないしそれなら空を飛べるかもしれない。オラなんだかワクワクすっぞ!!
「ここは僕の世界だ!!!」
僕の世界がゴミだらけなんてことは今更気にしねぇ!!


とりあえずゴミの山を駆け上がると…落ちた。5mくらい落ちた。
痛いです。流血しました。
それがまたやけにリアルで…
幸いテントの上に落ちたみたいで骨折とかはなさそうだけど僕今怖い人に囲まれてます。


『坊主てめぇどっから湧いて来やがった!!ここは俺らの縄張りだぞ!!!』
『きっとまた捨てられて来たんすよ。
兄貴こいつにここでの生き方教えてやりましょうよ。』
『…いいだろう。おいガキ。てめぇいくつだ?』


どこからどうみても悪役AとBみたいなやつがニヤニヤして僕を見下ろしている。
いや年齢とか知らないです。はい。


「お兄ちゃんたち怖い!!僕目が覚めたらここにいっ『質問に答えろ!!』バキッ(悪役Bが僕を殴った音)


「親父にも殴られたことな『二度言わせるな』バキッ(悪役Bが僕をry)
もういいです。


「…いたぃいうっうぅっぐすっ」


涙が止まらない。
25だぞ?いや違う僕は今子供なんだ。
体だけじゃなくて精神までかよ…。
悪役を睨みつけたいところだが涙が滲んで明日すら見えない。
目の前が暗くなって…悪役A.Bが倒れてきた。


『大人2人で何やってんだ恥ずかしい。…あんたも捨てられてきたの?』


この人を見たことがある。
キツイつり目にピンクの髪
ただ僕の知識と違うのは髪はポニーテールじゃないし和風の服装でもない。
それになんか…若いです。
「マチ…」
女が目付きを鋭くした。


瞬間頭がフル回転した。
ゴミだらけの世界、捨てられた、マチ…この三単語が示すものは一つしかない。流星街だ。
流星街があるのはハンターハンターの世界。
幻影旅団と関わったら必ず死ぬ。
さらに名前も知ってる僕は完全に怪しまれる。
どうすれば生きられる?


この間わずか二秒。
マツシタはこの異常な状況下においても人間の本能を発揮した。
生きるためにどうすればいいか。

「マチ…待ち合わせをしてたんです。」



[41492] 鬼モードだどん!
Name: ミルミルキルキル◆6b7608af ID:aed5b654
Date: 2015/08/31 00:24
「マチ…待ち合わせをしてたんです。
お母さんが来るからって。でも来たのは知らないおじさん達で…それから記憶がなくて…うっうぅっ」


嘘です。元々記憶なんてありません。


『そっか…。(捨てられたのね)』
そういうとマチは僕の頭をナデナデしてくれた。


「あ…りがと…(なんか良いニオイするぅぅううう!!!マチたんハァハァ)」


今のマチたんは女神のようだ…
しばらくするとマチたんは僕の目を真っ直ぐ見て言った。


『あたしと一緒に来るか?』


いやです。
幻影旅団てあれでしょ?人殺してたまに慈善活動するNPO法人もびっくりな団体でしょ?
そこに入団フラグとかないない。
トリップだからとか割り切れない。
よし逃げよう。


「お、お腹痛い…トイレ行ってきます!!!!」


そういって走り出す。
見え見えの嘘かもしれないけどとりあえずこの場を離れたかったんです。


『おっおい!!トイレならこっちにあるぞ!!!』


後ろからマチたんの声が聞こえるが振り向かない。
マチたん大好きだったよ!!
ありがとうさようなら!!!
最後に抱きしめてもらえばよかった!!!!


それから僕は走って走った。
ゴミだらけだけど道やテントなど人が住んでいる跡がいくつも見られた。
もちろんたくさんの人も。
そして走ってるからぶつかる。
みんなちゃんと下見て歩けや!!!


…ちょっと待て状況を整理しよう。
ナチュラルにトリップとか言ってたけどこれほんとに夢じゃないんですね!!
夢だけどー!!!夢じゃなかったぁあ!!!!……あ、流星街からどうやって出るんですか?


とりあえず今は知らないおじさんたちと食事してます。
ぶつかった際に声をかけてれた。
もちろん罵声ではなく救いの声だ。
捨てられた子どもってのは沢山いてその子たちを拾って育ててくれてるみたいだ。
幻影旅団よりもずっと安心で安全…マチたんに多少の罪悪感を覚えながら僕はパンを頬張った。
パンを一口かじると腹が減っていたことに気がついた。
そういえば目が覚めてから何も口にしていなかった。


これからどう生きていこうか…どうせなら念を覚えて強くなって天空闘技場で荒稼ぎがしたい。
どうせなら主人公組にも会いたいし、でも死亡フラグ立つような真似はしたくない。
よし。念を覚えよう。


その日から暇な時は瞑想をした。
おじさんや他の子ども達は不思議がったし茶化されたけど僕は原作知識というチートを生かさずにいられなかった。


1ヶ月2ヶ月と時は経ちトリップしてから半年くらい経った。
…精孔が開く気配が見られない。
センスなさ過ぎですかね?
ここの世界にきて念能力が使えなかったらモブZ以下の何かだ。
このまま一生流星街で暮らす?
第2の人生ペラっペラだね!!
こんなの同人誌にもできねぇ


「諦めたらそこで試合終了…」


僕は今日も瞑想を続けるのであった…。









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