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[41590] プロローグ
Name: まゆば◆ab9eb8f3 ID:803e0777
Date: 2015/09/27 23:30
第二渋谷高校に入学して以来、僕はずっとある女の子のことが気になっていた。

その子は何というか、不思議な子だった。
楽しそうに唇を綻ばせて鼻歌を唄いながら廊下を歩いているのを見たり。
灰色のようにも紫のようにも見える曖昧な色の髪を指にくるくると巻き付けていたり。
授業中も先生の話を聞いたりノートを取っている素振りも無いのに、成績は僕なんかよりもずっと優秀。
同じクラスメイトの女子たちの輪にも入ろうとはせず、まさしく高嶺の花と呼ぶに相応しい感じの女の子。

ある日、通学のための定期券入れが無くなっていることに気づいた僕は、慌てて放課後の教室へと戻った。
すると彼女は自分の机に座って足をブラブラさせながら、視線を少し上げて天井の方をじっと見ていた。
何か考え事をしているようにも見える。

僕はその時の彼女の顔に、思わず見とれてしまっていた。
彼女の横顔に浮かぶ、まるでアーモンドのような色の目。
その目にかかりそうなほどの長い前髪。
長い後ろ髪は濃い紫色の大きなリボンで束ねられている。

僕はこっそり扉の隙間から覗いていた。
向こうにはバレていないだろうと思っていたけど、彼女はふっと、僕の居る方に首を向けて言った。


「どうかしましたか?」


それが彼女ーー柊シノアとの初めての会話だった。

呼ばれた僕は、隠れたままでいることがすごく恥ずかしくなって、教室の中に入った。


「あ、いえ……ちょっと定期券入れをなくして、探しに来ただけです……」


普通に答えればいいのに、僕はものすごくおどおどした声で答えていた。
なんて格好悪いんだろう。
しかもバカ正直に、好きな子の前で物をなくしたなんて、かっこ悪すぎる。
そう思っていると、ふと彼女の口元がほんの少し笑ったように見えた。
柊シノアが、僕を見て笑ってくれた。


「あらあら、それは大変ですねぇ」


僕を心配してくれているのか、いつもよりもほんの少しだけ声色を変えてそう言った。
しかも柊さんは、教室の中を歩きはじめて床に落ちていないか探し始めてくれた。


「あ、柊さん……僕の席はここだから、多分この辺りを探したほうが……」


柊さんは僕の席とは全く違う場所を探し始めたので、僕はそう言った。
柊さんは言われた通り、僕の指示した辺りの椅子や机を動かしながら探してくれた。
僕は今、柊さんと二人きりだ。
その柊さんは、僕のためだけに定期券を探してくれている。
しかも僕と柊さんの距離はとても近くて……なんだか甘い香りすら漂ってきているような気になってくる。
柊さんの目が僕の目の前にある。
口元には、相変わらず茶目っ気のある微笑みを浮かべたまま、僕の顔だけをじっとみている。
僕は正直、定期券を探すことなどどうでもよくなっていた。
そして、もっと凄いことにーー。


「背中に埃が付いてますよ?」


柊さんはそう言うと、僕の背中を優しく撫でてくれた!
背中に一瞬感じる優しい体温。
僕の恋人の、柊さんの体温。
僕はありがとうと言った。
でも普通に言えたかどうかは自信がない。
僕は女の子と話す経験などほとんどしてきていない。
まして背中を撫でられるなんてーー。


結局、定期券入れは見つからなかった。
柊さんに背中を撫でてもらったのはとても良かったけど、定期が無くなってしまったのはすごくショックだった。


「ちゃんとポケットの中、探しましたか?」


もちろん探した。
無くなったと気づいてから一番最初に探したのがポケットなのだ。
僕はもう一度ズボンのポケットを調べる。
前のポケットにはない。
ポケットから手を出す前に、さりげなくパンツからはみ出しそうになっているアレの位置を戻す。
僕はやれやれとため息をつきながら後ろのポケットに手を入れたその時。
何かそれらしきものが入っていることに気づいた。


「あっ!」


さっき探したときはなかったはずなのにーー。
中から抜き取ると、探していた定期券入れがしっかりと入っていることに気がついた。


「あ、あれ、おかしいな。ポケットの中に入っていたよ、あはは……」


乾いた笑いを浮かべる僕。
腰に手を当てて冗談混じりの大げさなため息をつく柊さん。


「やれやれです」


その呆れた声も、僕にはとても可愛く思えた。
用事が済んだと見た柊さんは、僕に背を向けて離れた。
柊さんの長い髪と大きなリボンが目に入り、目線を下に降ろすと柊さんの脚が見えた。
膝の裏側がなんだかセクシーな感じに思えた。
突然、スカートがふわりと膨らみを見せて、僕は本能的に目をそらした。
あの中を見てはいけない。
柊さんは振り返って僕を見ていた。


「それじゃあ、私も帰るとしますか。戸締まり、しておいてくれる?」


足をじっと見ていたこと、ばれていないかな。
僕は心配だったけれど、柊さんの表情は普段通り穏やかだ。


彼女は帰ろうとしている。
しかし僕は、彼女を引き止めなければならない、と思った。
僕と柊さんが二人きりになれる状況なんて、これから先の高校生活では絶対に有り得ないだろう。
この瞬間を逃せば、もう二度と僕の本心を打ち明けることなんてできないのではないか?
返事をしないでいる僕を、柊さんは少し首を傾げて不思議そうに見ている。


僕は心臓の高鳴りを抑えながらーー決意を固めた。


「柊さん」
「なんですか?」
「僕は、あなたのことがーー」


すごくもじもじしている。
妄想でなら何度も経験したシチュエーション。
柊さんに告白する夢まで見た。
夢のなかの柊さんは、僕の名前を囁きながらぎゅっと抱きしめて告白の答えを示してくれた。


「あなたのことが……す、好き、です」







沈黙ーー。






さあっ、と背景が一気に遠のいたような気がした。ついに言ってしまったと、半ば後悔し半ば興奮しながら柊さんの答えを待った。

柊さんはーー。


「……ぷ、くくッ……」


柊さんは片手の甲を口元に当てて、なぜか笑いはじめた。
ずっと堪えてきた笑いが一気にこぼれ落ちてきたような感じ。
その笑いは徐々にエスカレートしていき、ついには両手で腹を抱えながらーー。


「あははははははっ♪」


可笑しなものでも見たかのように笑う柊さんの姿があった。
僕は柊さんの予想外の反応に呆然としていた。
僕がやっとの思いで絞り出した告白の言葉を、まさかそんな風に反応されるとは思っていなかった。
何がそんなに可笑しいのか分からなかった。
柊さんはひとしきり笑うと、目尻に滲み出た涙を指で拭い、普段通りの、飄々とした微笑みを浮かべた。


「あははっ♪ こんなタイミングで告白されるとは思いもしませんでしたよぉ」


僕はじっと固まったまま動かずに柊さんの声に耳を傾けていた。


「知ってましたよ? あなたが私のこと好きなんだってこと」
「えっ……?」
「だって教室に入ってきたところからすでに下心が丸見えでしたからねぇ。ええっと……ごめんなさい、私あなたの名前覚えてなくて」


えっ……? えっ……?
柊さん、僕の名前知らないの……?
同じクラスメイトなのに……?
そういえばさっき、僕の席がどこかも知らなさそうな感じだったっけ……。


「ま、いっか。それにしても、あなたって本当に面白い人ですね~。背中を撫でたらすごく反応したし♪」


柊さんは僕の前で、ケラケラと楽しそうに笑っていた。
背中を撫でたのって、もしかして柊さんがわざと……?


「後ろのポケットに入れておいたのに必死で探しているところも可愛かったし……」


え……?


「まあ、探しているというよりは、見ているほうに忙しかったのかな? あ、そうだ。せめて女の子の前でアレを触るのはやめておいたほうが良いと思いますよ?」


ば、ばれてた!?


「まあそれも可愛いとは思いますけどね~。 純粋で夢見がちな、いかにも童貞って感じがいいですねぇ……」


僕は柊さんの口から思いも寄らない言葉が出たのを耳にした。
童貞。
それは、僕の中にいる想像の柊シノアは決して言わないはずの言葉。


「あなた、女の子と話すらしたこともないでしょう?」


頭の中が混乱して僕は何も言うことができないでいた。
その間に柊さんは……柊シノアは、僕のすぐ側まで来ていた。
背がとても低い。
僕のほうが圧倒的に身体が大きいのに、主導権は完全に彼女に握られていた。
そして、柊シノアの言葉は、もちろん大正解だった。
今まさに、母親以外で女の人と会話した時間の新記録更新中だ。

ただ、はっきりと分かったことがある。
僕にとって柊シノアは恋人だ。
だけど、彼女にとって僕は何だ?


「こ、答えてください! 僕はあなたのことが、好きなんです。柊さんはーー」
「そういう、自分の気持ちだけを一方的にぶつけてくるような感じが、いかにも童貞っぽいんですよねー」


ずっと隠し通してきた僕の大事な心が、ガラガラと音を立てて崩れ落ちていくのが分かった。
もはや立っていることすらできない。
なんだか泣きたくなってきた。
目頭が熱くなってきた。
柊シノアは、すっと何も言わずポケットティッシュを差し出してきた。
駅前とかで配られているようなやつだ。


「っ……!!」


僕はそれを無視してガタガタと机に身体をぶつけながら教室に出ようとした。


「でも私、勇気を出して告白したことは、凄いことだと思います」


僕は扉の前で足を止めた。


「そうやって必死にがっついてくる心意気は、とても素敵なことです。そういうのは、嫌いじゃありませんよ」


嫌いじゃない。
それが柊シノアから聞けた言葉。


僕は早くこの場から逃げ出したかった。
でも、柊シノアと二人きりになれるチャンスは、もうこの先絶対に無いのだ。
僕は柊シノアと話がしたかった。
蔑まれても茶化されてもいいから、一秒でも長く彼女と同じ部屋の空気を吸いたかった。
柊シノアはポケットティッシュを、定期券入れのときと同じように僕の尻ポケットに入れて、尻を軽くポンポンと叩いてきた。


「もしかして、私の裸を想像したりとかしてました?」


柊シノアが、あくまで冗談と分かるような口調で、悪戯っぽく耳元で囁いてきた。
僕のことをからかっているようだった。


「してねぇし」


僕は強がってそう言った。
有りもしない男のプライドを守りたくてそう言っていた。
もちろん嘘であることなど、彼女にはお見通しに違いない。


「あはぁ、私って想像の世界でメチャクチャにされちゃってるのかぁ。恥ずかしいなぁ~♪」


結局、教室を先に出て行ったのは彼女の方だった。
カバンを腕に引っ掛けて、両手で頬を覆い隠し、いかにも大袈裟に恥ずかしがる素振りを見せながら、柊シノアは去っていった。

僕は馬鹿みたいに放課後の教室に一人突っ立っていた。




[41590] 1日目
Name: まゆば◆ab9eb8f3 ID:803e0777
Date: 2015/09/27 21:46
柊シノアの言うとおり、僕は想像の世界で彼女を滅茶苦茶にすることにした。
家に帰って自分の部屋に入り、尻ポケットに入れられた安物のポケットティッシュを全部使って、僕は自分の性器を擦りあげた。
今までの僕の妄想は、柊シノアとゆっくり愛を深めて分かち合う純愛妄想だった。
でも、今日になってはっきりした。
頭の悪い作者が描いた少女マンガみたいな僕の妄想など、現実では絶対に有り得ないことだったのだ。
絶対に有り得ないと分かり切っていることを妄想することなど無理な話だ。
彼女は僕の名前すら覚えていない。
眼中にすら入っていなかったのだ。


だから僕は違う妄想をすることにした。
柊シノアは最低の女だ。
あんな女、死んでしまえばいい。
クソ生意気な口を二度と叩くことがてきなくなるように、徹底的に犯し抜いて殺してやりたい。
あのヘラヘラした顔に僕の精液をべったりと塗りつけて、涙目になりながら許しを乞う彼女に思いっきり腰を打ち付けて、気絶するほど何度もイカせてやりたい。
もしそんなことになったら、彼女はどんな風になるのだろう? 
どんな乱れ方をするのだろう? 
どんな声で泣いて、鳴いて、哭くのだろう?
その姿は普段の彼女のイメージとはあまりにもかけ離れていて、僕には想像すら付かない。


「クソ、クソ、クソっ……!!」


僕は皮膚が擦り切れるんじゃないかと思うほど何度も激しく扱いた。


「何が嫌いじゃない、だ……俺のチンポのことしか考えられない身体にしてやる……!」


しこしこしこしこしこしこしこしこ


「ウッ……!」


ドプッ、ビュクンッ、ビュルッ、ビュルルルルルゥッッ……!





興奮が冷めてくると、僕はチンポを放り出したまま泣いた。
精液の量もめでたく新記録更新だ。
なんて無様なんだ。
柊シノアの言うとおり、僕はろくでもない童貞だ。

彼女はその年齢にふさわしい恋愛というものをよく知っているのだろう。
僕は、ヤって、終わり。
発情しだした中一の頃から何も変わっていない。
天と地ほどの差もあることもわきまえずに、彼女のような美しい花を手に入れようとした僕が馬鹿だった。
僕は泣きながら布団の中に潜り込んで丸まった。
明日も登校日だ。
これからも僕は柊シノアと同じクラスで授業を受けなければならない。
僕のことなんか全く目に入れることすらしない柊シノアに会うことになる。
辛い……もう学校に行きたくない……。







「本当に君は無様な男だねぇ」


ああそうだよ、それが悪いか。
柊さんは僕のことを何とも思っていなかったんだ。それ以外の女子なんかどうでもいいし。


「それで、君は柊シノアを諦めるのかい?」


そうするしかないだろうが、馬鹿。


「そうだね、わざわざボクが聞くまでもなかったね、フフフッ」


なんだよ、誰だよお前は。
もう放っておいてくれ、ひとりにさせろよ、クソが。


「ボクは悪夢の行商人でね……そうだな、繭悧(まゆり)と呼んでいただけると嬉しいかな」


どうでもいいわ、おまえの名前なんか。
さっさと消え失せろ。


「ひどいなあ。ボクは君と取引をしようと思ってきたのに」


何の話だ。うっとうしい。


「催眠術に、興味はないかい?」












目が覚めると、枕元に何か置いてあった。
それは透明なケースに丁寧に梱包されていた銀色のハサミだった。


「…………?」


僕は夢の中で聞いた少年の台詞を思い出した。それはこんな声だった。


「このハサミを使えば相手を催眠術にかけることができる」


悪い夢でも見ているのだろうか?
しかし僕はそのハサミを捨てる気にはなれなかった。
もし少年の言葉が本当だとしたら?本当にあの柊シノアを思い通りにすることができるのだとしたら?


「……」


僕はハサミをカバンの中に入れていつも通り登校した。
まずは彼女と自分が二人きりになれる場所を見つけなければならない。
僕は柊さんの机に、こっそりメモを入れておいた。
放課後に学校の屋上で待つ、という言葉を書き記した。


果たして彼女は来るだろうか?
あの性格では、もしかしたら……。
しかしそれでも良かった。
今日来なかったら何回でも何回でもメモを置いておくつもりだった。
どうせ僕は情けなくて気持ち悪い男だ。
いまさら失うものなど何も無い。
ストーカーみたいにずっとつけ回してやる。
このハサミの力が本当なのか試してみるまでは。


彼女はーー意外にも、時間ピッタリに現れた。
彼女以外に誰か連れてきている様子はない。
柊シノアは屋上に出て僕の待つところまでゆっくり歩いて近づいてきた。
相変わらずマイペースで口元にはニコニコと微笑みの顔を浮かべている。
時折風が吹いてきて、彼女は髪とスカートを慣れた手付きで抑えた。
こういうところだけは無駄に乙女らしい仕草を見せてくるから憎らしい。


「来てくれてありがとう。正直来てくれないかと思いました」
「ふふっ、どうしたんです? 急に?」
「昨日の返事、まだ聞いていないなと思ってさ」
「あれ、言いませんでしたか?」
「ちゃんと君の意思が聞きたいんだ。そうじゃないと諦めきれないんだよ」


柊シノアは片手で自分の頬に触れて、一瞬だけ明後日の方向を向く。
何だか分からないが考え事を一瞬したらしい。


「……そうですね、お気持ちは嬉しいですが」


憎らしいほど可愛い笑顔。


「あなたなら、他にいい人が見つかると思いますよ」


そんな顔して、よく平気で嘘がつけるな、この女は……
それで僕を慰めたつもりなのか?
そんなこと、これっぽっちも思っていないくせに……!



「そうか、では次の質問だ」
「あれ? 話はまだあるのですか?」
「そうだ」
「ごめんなさい、この後予定が入ってて……急がないといけないの。手短にしてもらえますか?」
「ああ、すぐに終わる」


僕はポケットに入れていたハサミを取り出して、彼女にそれをちらつかせた。


「ーー!」


身の危険を感じたのか、彼女は一歩後ずさった。
冷静に考えればそうだ。
冴えない男が絶世の美少女にフラれて取り出したハサミ。
襲われるのではと身構えるのも無理はない話だ。
しかし彼女はそれでもいつもの態度を崩そうとはしない。
身の危険に晒されることも彼女は慣れているらしい。
シノアはあのジトッとした目で呆れ顔を浮かべた。


「妄想だけにしておいたほうがあなたの為だと思いますよ?」
「このハサミ、どう思う?」
「どう思う……どう思うといわれても……ねぇ」


本当にこのハサミは効き目があるのだろうか。
状況だけを見れば、もし不発に終わったら最悪の展開だ。
何せこの女のことだ。
僕の所行を言いふらして、僕を社会的に抹殺しにかかるに違いない。


「何の変哲もない、か……本当にそうかな」


僕はあの少年が夢のなかで言ってきた通りーー。
彼女と目を合わせながら、ハサミを鳴らした。





チャキィィィィィィンーー……ーー……ーー……。












僕の手には刃を閉じたハサミがあり。
僕の目の前には柊シノアが居た。
相変わらずジトッとした目を僕に向けているが……あの余裕に満ちた口元の微笑みは消えている。
直立不動のまま、無表情で、柊シノアは動かない。


沈黙が降りたーー。




「うわ!」


ひときわ強い風が吹いてきて僕は顔を片手で覆う。
しかし柊シノアは直立したまま手足を全く動かさない。
髪と制服のスカートがハタハタと靡いた。


「効いた………のか?」


僕はゆっくりと柊シノアに近づく。
もしかしたら、彼女はわざとこうしているのではないか?
彼女なら本当にそうしていそうで怖い。
僕はゆっくり、ゆっくりとにじり寄り、シノアとの距離をほんの数センチぐらいまで縮める。
彼女の背はとても小さい。
僕の背丈の肩ほどしかない。


僕はゆっくりと、彼女の周囲を一歩ずつ歩いていく。

じろじろと彼女の全身に視線を滑らせる。
僕はその目線で彼女の鉄壁のガードをはぎ取っていく。
正面からじぃっと、何を考えているのか分からないミステリアスな顔を見つめる。
横側に周りこみ、あまり主張していない胸元のラインを見る。
後ろがわに回り込み、彼女の長髪に隠れた首筋を見る。
さらに横に回り込み、ほっそりとした太ももとふくらはぎのラインを堪能する。




ーー成功した。




そう思った瞬間、僕の胸は噴き出すような歓喜と共に、股間が痛くなるほど膨らみ始めた。
あのミステリアスで生意気な柊シノアが、僕のモノになったーー!



「ふ……ふひひっ」



自分でもよく分かるほど気持ち悪い声を漏らした僕。


「柊さん?」


僕はニヤニヤしながら話しかける?


「はい……」


柊さんは魂を抜き取られたような虚ろで静かな声で答える。


「スカートをめくってパンツを見せてよ」


僕は決定的な台詞を吐いて、ドキドキしながら彼女の反応を待つ。彼女はーー。




「……はい」



そう呟いて両手を動かし、スカートの裾をつかむと。



ピラッ……♡



シノアは直立不動の姿勢を崩さずに、スカートをたくしあげて僕に見せてくれた。
何の疑問も持つことなく僕に下着を見せている柊シノア。
普段の彼女では絶対に見られない光景。
彼女が穿いていたショーツは、紫色のようにも桃色のようにも見える、色の薄いレース入りのショーツだった。
それを見ただけで僕はものすごく興奮したけれど、ショーツよりもさらにすごかったのが、彼女の腰回りだった。
スカートの中に隠されていたので気づかなかったが、彼女のショーツから伸びる太ももには程よく艶のある肉付きがあり、腰周りがとてもしっかりとしている。
あの生意気で小柄な柊シノアが、憎たらしいほどに性的魅力に溢れているのは、間違いなくこの腰のせいだったのだ。


僕はスマートフォンを取り出して、柊シノアのあられもない姿をしっかりカメラに収めた。


とりあえず今日のところはこれぐらいにしておいたほうが良いだろう。
ハサミが本物であると確かめることができただけで十分だ。
今夜はこの写真をおかずにしながら、何を命令するか一晩ゆっくり考えることにしよう。


「よし、スカートを降ろしていいぞ」


シノアはスカートから手を離し、再び直立不動の状態に戻る。


「もう一度パンツを見せろ」


そう言うと柊シノアは同じようにスカートをたくしあげる。
どうぞご自由にご覧になってください、とでも言わんばかりに、柊シノアは平然とした顔のままだ。
恥ずかしがることすらできずに、柊シノアは言われるがまま下着を僕に見せる。
こいつはスカートの下にこんなパンツを吐いていたのか。


僕は玩具で遊んでいるかのように何度もスカートをめくらせては離してを繰り返した。



「この後おまえには予定があったらしいが、それはキャンセルしろ」
「実はこの後、予定は特にありませんでした」
「なんだ、嘘だったのか。嘘は良くないな。お仕置きが必要だ」


そう言うと僕は落下防止用の金網が張ってあるところを指差した。
あの金網の向こう側から下を覗けば、学校の正門があるはずだ。


「あの金網の前に立ってスカートをたくしあげろ」


柊シノアは何も言わず、僕の言うとおりにした。
風が吹き荒れる屋上でシノアは金網の前に立ち、自分の下着を物言わず晒した。
金網を乗り越えなければ、正門に居る人間からシノアの姿は見えないだろう。
しかし、正門を出てさらにまっすぐ進み、学校から少し離れたところからであれば見えてしまう。
学校の屋上でスカートをたくしあげている露出狂の変態の姿が……。


「そのまま二時間立っていろ。二時間後、お前は操られた記憶を失ってしまい、何事もなかったかのように帰る」


僕は閉じたままのハサミをポケットに戻し、僕に言われるまま露出プレイをしている柊シノアの背中を見た。
その後ろ姿を見ているだけでとても気分が良かった。
好きな女の子を手に取るように操れるなんて最高じゃないか。


僕は下足ホールを出て、正門を通って学校を出て、屋上へと目を凝らして見た。
柊シノアは微動だにしないまま、自分のスカートをめくっている。
なかなか本音を掴ませてくれない彼女が晒す痴態。
あんなにつまらなかった学校生活が、一気に輝きを取り戻した。



[41590] 2日目(1)
Name: まゆば◆ab9eb8f3 ID:803e0777
Date: 2015/10/02 22:04
僕はあの魔法のハサミを部屋の蛍光灯にかざしながら、夢で見た少年の言葉を思い出していた。



~~~~

このハサミが刃を閉じる音を耳にした相手は催眠にかかる。
この時催眠された側は意識を失っている。
ハサミの刃を90°完全に開けば、相手は完全に覚醒し元に戻る。
半分の45°だけ開けば相手は半分覚醒した状態になり、意識を残したまま催眠にかけることができる。
ハサミの開き具合で相手の意識レベルは調節できる。

~~~~



すでに夜中になっていたが、僕は興奮で眠れなくなっていた。
僕は例の写真をじっと見ながら、柊シノアの全身を目で嘗め回していた。
今日は催眠にかけることができた驚きで何もできなかった。
あの意識レベル0の催眠状態であれば、身体を触っても大丈夫だったかもしれない。

まあいい、このハサミさえあれば柊シノアはいつでも僕の思うがままにできるんだ。
柊シノアだけじゃない。それ以外の女子だって全員僕の性奴隷にできる。
そう思うとまた僕は興奮してきた。
あの高校に通う女子はみんな僕のものになる。
女子たちはみんな、僕のものになるためにあの高校に通っている……。



「ふふっ……」



そう考えるととても愉快だが、まずは柊シノアが先だ。
彼女を徹底的に辱めて、虐めて……。
彼女の全てを僕のものにしてやりたい。
でも、ただ壊して辱めるだけだとつまらない。
思いのままにできるのだから、単に壊すだけならいつだってできる。


そういえば僕は、柊シノアと恋人になりたかったんだったっけ。


よし、じゃあ明日はーー。








柊シノアは次の日も登校してきた。
暗示をかけた通り、自分が操られていた記憶は残っていないようだ。
何も知らない、普段通りの彼女の姿がある。
相変わらずミステリアスでつかみ所のない、相手を食ったような雰囲気を漂わせている。
まったく馬鹿らしい。
屋上で二時間パンツを丸出しにしていたことも知らないくせに、よくそんな相手を見透かしたような目ができるものだ。
まあ、無理も無いことだけど。


もう柊シノアは僕の手のひらの上を転がっていた。
やろうと思えば、クラスメイトが居るこの場所であられもない露出プレイをさせることだってできる。
そうとも知らずに、柊シノアはにへら笑いを浮かべてクラスメイトと話をしている。
そんな風にいつもの日常を過ごすことができるのも、僕がそうしてあげているからなのにさ……。


「こほん、こほん」


柊シノアは時折、手で口元を抑えて咳をした。
その手をそのまま額に当てた。
自分の体温を計っているらしい。
風邪でも引いたのだろうか。
まあ確かに、風の強かった屋上で二時間も下着一枚で立っていたことを考えれば、体調を崩してしまうのも当然だろう。
結局、柊シノアは今日の授業を途中で休み、保健室で休養を取ることになった。


ちょうど良い。
保健室にはベッドがある……しかも僕と彼女の二人だけになれる……。







昼休み。
僕は保健室に入り、まず始めに保健室の先生を催眠にかけた。
先生は事細かに柊シノアの状態を教えてくれた。
体温は37度6分の微熱であり、腹が冷えたせいかお腹も痛いらしい。


保健室の先生に、僕が保健室を自由に出入りできるよう催眠をかけておき、僕は一度柊シノアのベッドに入った。
彼女はすやすやと静かな寝息を立てて眠っていた。
相変わらず憎たらしいほど可愛い顔をしている。
僕のことを茶化したりしなければ、もう少し可愛がってあげたのに……。


こいつは僕のことを馬鹿にした。
確かに僕は童貞だし、恐らくこの先の人生で一生女の子に恵まれることはないだろう。
だから、今のうちにこいつで童貞卒業させてもらおう。




チャキイィインーー……ーー……















放課後。
刃を閉じたハサミをポケットに入れてもう一度保健室に入る。
柊シノアはベッドから身体を起こして、帰る支度をしていたようだったが、僕の姿を見た途端に――



「あ…………」



両手に力が抜けて直立不動の状態を維持したまま動かない。
昨日と同じ無表情を浮かべたままじっと立っていた。



「柊さんは、僕のことが好きになる」



これはまず初めに試したい催眠だった。
柊シノアは生意気でお調子者だけど、僕の初恋の人であることは事実だ。
しばらくは、僕のことを好きで好きでたまらない、ということにしよう。
柊シノアは、こくり、と小さく頷いた。
彼女に拒否権などあるわけがない。



「だから僕がお見舞いに来てくれたことがとても嬉しくて嬉しくてたまらない。僕のことを、とても優しいご主人様だと思いこんでしまうよ」



柊シノアは、もう一度頷く。



そして僕はハサミを開き、直角になるギリギリのところまで刃を広げてみた。
すると……。



「ん……?」



柊シノアの眼に光が戻る。
見た目は覚醒したように見えるが、ほんのわずかだけ催眠が効いている状態のはずだ。



「どう、身体の調子は?」



僕は馴れ馴れしくシノアに話しかけてみる。
シノアはいつも通りの、あの眠たそうな微笑みを浮かべて僕を迎え入れた。



「あら、わざわざ見舞いに来るなんて珍しいですね」
「邪魔したか? だったらすぐに帰るよ」



シノアは窓の外を見て、すっかり夕焼けに変わった空を一瞥すると



「もっと一緒に居たい…………って、顔に描いてありますよ」



僕が聞いたことのない声で。
優しい声で。
うっかり本音が出たのをごまかした風にも聞こえる声で。
本当にあの憎たらしい柊シノアなのかと思うほど、今の彼女の声にいつもの刺々しいものはなかった。



「違いますか?」



シノアは僕の方を振り向いて、小首を傾げて人差し指を立てながら問いかけてきた。

そう。
僕は柊シノアと……いや、柊さんとこういう会話をずっとしたかったのだ。
二人きりで恋人どうしが交わしあうような、優しい言葉の遣り取り。
僕はシノアの恋人役に徹することにした。


「バレてしまったか」
「あははっ、図星ですかぁ?」


あの生意気な上目遣いを僕に向けてくるシノア。
しかしその目の色もどこか違う。
口元が笑っている。
僕と話をすることを嬉しく思っている……僕には分かる。



「仕方がありませんねぇ、あなたが居たいと思うのでしたらー、居てくださっても構いませんよ?」



まったく、催眠で操られているとも知らないで、ぬけぬけと……。
だがそれがいい。



「じゃあお言葉に甘えて、そうさせてもらうとするか。まったく、おまえが珍しく身体の調子を壊すなんて……心配かけさせやがって」
「おおげさですねぇ。ちょっと熱が出ただけじゃないですか」
「熱、測ってみてもいいか?」
「えっ?」


驚いた様子の柊さんの額に、僕は自分の額を押し当ててみた。
ほとんどキスをするのと変わらないぐらい顔を近づけた僕は、柊さんが微かに、しかし間違いなく、ハッと息を吸い込んだ声を耳にした。


「うん、確かに熱は下がったらしいな」
「び、びっくりするじゃないですか」


柊さんは目を逸らしながら、いつもよりも早口でぼそりと呟く。


「なんで? 熱を測っただけじゃないか。そうだろ?」


僕は柊さんの顔にそっと触れて、頬を優しく撫でてあげた。
柊さんの肌はとても肌理が細やかで潤いがある。


「触られるの、いや?」


僕がそう尋ねると、シノアは何も言わずに、はぁ、とため息をひとつついた。
しかし嫌がる素振りは一切見せない。
催眠にかかっていなければこんなことは絶対にさせてもらえないはずだ。

彼女の性格上、嬉しさを面に出すことはないだろう。
でもそれで良かった。
彼女の中で僕という存在が着々と大きくなっていくのならそれだけで嬉しかった。


「まぁ、ご主人様が触りたいのでしたらー」
「ご主人様?」
「え……あっ!?」


思わず口に出してしまった柊さんは、しまった、と言わんばかりに慌てて口を閉じた。
僕はここぞとばかりに、柊さんを茶化すことにした。


「へえ、ご主人様と呼ばれるとは思わなかったなぁ。柊さんは僕に仕えてくれるの?」
「い、いや、今のはちょっと、変な夢を見ていたせいですよっ」


柊さんが困っている。
顔を紅くして目が泳いでいる。
普段生意気なだけにとても可愛い。
もうご主人様以外のことを考えられなくなるぐらい、心をドキドキさせてやろう。


「柊さんの本音、聞かせてくれて嬉しいな」
「えっ……?」
「僕なんかが主人で良いのなら、歓迎するよ、シノア」


シノアの耳元でぼそり、と囁く。
僕はテーブルに置いていたハサミの刃を少し閉じた。
これで、さっきよりも深い催眠にかかるはず。


「……あ」


シノアは恥ずかしそうに顔を俯かせて、片手で口元を隠しながらぼそりと呟いた。


「ありがとう……ございます」


一丁前の女の子らしく恥ずかしがるシノア。
こんな彼女の姿を見ることができるのも催眠のおかげだ。
僕は俯いたシノアの顎にそっと触れて、ゆっくりと持ち上げてみた。
いつもと違う輝きを秘めた彼女の瞳と目が合った。


「バカは風邪を引かないと思っていたんだけどな」


僕の冗談に、シノアはいつもの調子で言葉を返す。


「こう見えてもお利口さんなのです♪」



嬉しいからか、照れているからか
柔らかな頬に笑みを浮かべたシノアが、僕の目の前に居た。






[41590] 2日目(2)
Name: まゆば◆ab9eb8f3 ID:803e0777
Date: 2015/10/02 22:21
僕はシノアの背中に片腕を回して、ゆっくりと引き寄せて抱きしめてあげた。
身体が小さいこともあり、シノアはベッドから足を下ろして、すらっとした両足を地面に着けて、僕のところに寄り添ってきた。
シーツが擦れる音が甘い調べのように心地よく耳に入ってきた。
ふわふわした灰色がかった薄紫の髪が僕の首筋を撫でる。
ベッドを仕切るカーテンに、僕とシノアが身を寄せあっている影が浮かぶ。


そろそろ、良いだろう。
僕はハサミを完全に閉じた。
すると、シノアの身体がぐっと重くなった。
彼女からあらゆる力が抜けていったのが分かった。






「柊さんはオナニーをしたことがある?」





僕は心臓が高鳴るのを感じながらその質問を投げかける。
シノアの答えはーー。




「……はい」




何の恥じらいもなくシノアは答えた。
その恥じらいのなさが逆に僕を興奮させた。



「いつ? どこで? どうやって?」
「夜……ひとりになったとき、ベッドの中で……布団に……押し付けて」
「へえ、柊さんは押し付けてオナニーするんだ。じゃあ……」



ベッドに腰掛けている僕は片膝を少し前に突き出した。
こうすることで、僕の膝の上にシノアが跨ぐこともできる。



「僕の膝の上でいつもみたいにオナニーしてよ」
「……わかりました」



シノアはゆっくりと立ち上がると、肩幅に足を広げて、ちょこん、と僕の膝に座った。
制服の長ズボン越しに、柔らかくて暖かい感触が伝わってくる。
恥ずかしいことに、僕はもうその感覚だけで勃起し始めた。
僕は昨日見たシノアの下着と、あの肉付きの良い腰つきやお尻を思い出す。
あのいかにも柔らかそうな下半身が、僕の膝の上に乗っかっているんだ……。
そしてシノアはずりずりと背中を僕の方に密着させてきた。
シノアはもう膝の上に跨がっている。
シノアのあそこが僕の太ももに密着して……シノアは僕の言うとおり……。


ズリッ、ズリッ、すりっ


「んぅ……」


布を擦り合わせる音が聞こえた。
動きは何だかぎこちなかった。
催眠にかかってはいるものの、異性の前で痴態を晒す恥ずかしさに戸惑っているのだろうか。
しかし、その腰の動きも、身体が高ぶっていくにつれ……。


「……っ、……はぁ……ぁはっ……♪」


腰の動きも慣れたものらしく、僕の脚を使ってあらゆる角度から性器を押し付けたり、ズリズリ擦り合わせたりする。


「ぁはぁ、はぁっ……はぁっ……」


ズリっズリッ、ぐにぐにぐにっ


「ぁはぁぅっっ♪ はんっ……♪」


自分が一番気持ちよくなれるところを知っているらしい。
その部分を太ももに押しつけてきたときには良い反応を見せる。
普段のあの人を食ったような態度は消えて、すっかりその気になって女の子の声をあげはじめている。
これだけ腰の動きが慣れているということは……。


「柊さん。オナニーは先週何回した?」
「えぇっとぉ……いち、にぃ、さぁん……んっ、んっ♪」


柊さんは両手の指を折って数えだす。
その間も腰の動きを休めることはない。
太ももに密着したシノアの局部。
そこから、じわぁ、と滲み出したように熱いものが太ももの上に広がる。
摩擦熱によるものだけではない、シノアの体温で暖められたものが伝わってくる。


「十回ぐらいっ……しました……」
「ははっ、一日一回どころの騒ぎじゃないな」
「そう、です……ひゃうんっ……♡」


シノアは片腕を口元にやりながら腋を締めて、どんどん高ぶっていく身体を強ばらせる。
スカートに隠されたショーツが湿っていることも、押し付ける音で分かる。


ズちッズちッズちッ♡


「今当たっているところが良いんだ?」
「え……?」
「一番良いと思うところを思い切り擦り付けてみて」


僕はそう言うと、ハサミを手にして大きく広げた。
意識レベルを0から半分以上に戻すーー。


「はい……ぁ、ぁんっ♡ ぁんっ、ぁんっ……ぁっ、あ……えっ?」
「柊さん。僕の膝の上で何をしてるの?」
「え、な、何って……?!」


顔がにやけてくる。
柊シノアは自分の痴態に今頃気が付いた。
しかし気づいたとしてもまだ催眠はかかったままだ。
一番良いところを僕の膝や太ももに押しつけるのをやめることはできない。


「う、嘘っ……! なんで私、こんなことっ……!?」
「どうしたの柊さん。珍しく慌てた声なんて出したりして……」
「なんでっ、なんでっ……ゃ、あっ♡ こんなことをしてるのっ、わたしっ……わたひッ、ヒんっ♡」


慌てているのに足腰は相変わらず楽しそうに跳ね回りながらいやらしく擦り付けてくる。
しかも自分が一番弱いところを刺激しているから、自分の意思に反して甘い声が漏れてしまうシノア。


「なにって、オナニーでしょ? 先週は十回ぐらいしたオナニー中毒の柊シノアさん」
「なっ……!」


窓ガラスに映る柊シノアの顔が、みるみるうちに真っ赤になる。


「ぃ、言いがかりですっ……んっ、勝手なこと、言わないでくださいますっ……?」
「柊さん? 自分で白状したんだよ。私はオナニー中毒だって」
「何を言って……!」


僕は片膝を思い切り突き上げた。
その時に鳴いた柊シノアの声。


「ゃ、ぁふぁあんっっ♡」


ずんっ、ずんっ、ずんっ
僕はシノアの身体を上下に揺さぶるかのように持ち上げる。
そうしてやると、柊シノアは今まで誰にも聞かせたことのないであろう喘ぎ声を喉から出して、背中をびくりと震わせた。


「お前こそ何を言ってるんだ? さっきから俺の膝の上でエロ声で鳴いてるのはどこのどいつだよ」
「だっ……だ、メッ……! あぁあっ……ん!」
「すげえな。膝を動かすたびにあはんあはんと鳴きやがる。まるで楽器みたいだな」
「ん、うっ、ぁ、んひゃあ♡」


全く余裕のない柊シノアの引きつった声に、僕は言い知れぬほどの征服欲が背筋を駆け抜けて燃え上がる。
主導権を握られっぱなしだった柊シノアを、僕は膝だけで屈服させようとしている。
そう、柊シノアを屈服させるのだーー。


「っ、っ、んくっ、くぅうんっ……!」


柊シノアは恥ずかしさにせめて声を抑えようとしているのか、口を噤ませて全身を固く強ばらせる。
その懸命な抵抗も可愛い。
彼女ができる精一杯の抵抗。
本当に可愛いものだ。
そんな抵抗、何の意味もないことを思い知らせてやるとするか。


「はは、今更声を我慢するなんて、シノアは可愛いね。もっと可愛くしてあげるよ」


そう言うと、僕は再びハサミを閉じて、意識レベルを0に戻す。すると……


「っ、っんふっ、ふっ……ぅ、ぅんっ、あ、あ、ァあっ、あっ、アッ! アンっ! ふぁああぁっ♡」
「ほーら、可愛くなった。シノアのエロ声♪」


夕方の保健室が、少女の嬌声に満ちていく。
意識レベルを無くしてしまえば、羞恥心も消えて素直に喜びの声をあげてくれる。
あまりにも大きな声をあげるものだから、僕はシノアの口を片手で抑えた。


「んぅ、んぅぅっ、ぅうんっ………!」


ズチッズチッズッズッズッ
ズンッズンッズニュッ!


「んふんンンっ!」


小柄なシノアが僕の太ももの上でビクビク身体を震わせている……。
あの生意気なシノアが、いまやこのザマだ。
僕が足を動かしてやるだけで……。


「なんだ? あまりに気持ちよくてもう泣きそうになってるのか?」
「はぅ……あぅぅ……」


両目に涙を溜めているシノア。
早くイきたい、イカセてほしい。
何も言わずともそう思っているのだということが、シノアの涙目を見ればはっきりと分かる。



僕は大きく突き上げる膝の動きを止めてーー



ブルブルと小刻みに震わせるような動きに切り替えてやった。



そうすればシノアは簡単に……。





「ぁ、ぁうぅううぅうんっっ♡」



ガクガクガクガクガクガクッ



「はははっ、涙をボロボロ流して、そんなに良いのか?」
「ぁはぁあぁあうぅうぅんっ♡」




どうやら弱いエクスタシーを長い時間味わうようにイっているらしい。
口を抑えられて、ヒクヒクと泣きながら全身を小刻みに痙攣させる柊シノア。
窓ガラスに映っているその彼女の顔に、僕のほうも我慢できなくなりーー。




ビュクビュク、ビュクビュクビュク!




シノアがイクのと同時に、僕もパンツの中に射精してしまった。











シノアはゆっくりと潮が引いていくように絶頂から戻ってくると、くたりと上体の力を抜いて僕に背中を預けてきた。


「はぁ……はー……はあ、ぁはぁ、ぁ」


シノアの汗ばんだ首筋が僕の肩の辺りに触れる。
僕はひとまず満足したので、腕を回して後ろから片手で抱くようにしながら、シノアの胸を撫でた。


柔らかな感触があった。
少し貧相な胸かもしれないけど……これぐらいのほうが可愛げがあるというものだ。
僕はほとんど天にも昇るような喜びを感じながら、そのとても柔らかなものを軽く揉んでやった。
シノアの荒い呼吸で、胸の辺りが上下に膨らんだり萎んだり……。
このまま胸に吸い付いてやろうかと思ったけど、今日はここまでにしておこう。
このハサミさえあれば何時でも彼女の思うがままにできるのだ。
だから、急いでがっつく必要もない。
彼女の口も、胸も、脚も、アソコも……。
これから一つずつゆっくり味わうことにしよう……。


とりあえず今日の思い出写真を撮るとするか。
僕はそばに置いていたハサミを広げて意識レベルを大きくしていく。
もちろん完全には解かない。


「ん……?」
「シノア、立てる?」


シノアは何度かまばたきをすると、意識がだいぶ回復したのか、いつも通りの彼女に戻った。


「ん……くぁ、あ……」


シノアは片手で口を抑えながら欠伸をすると、ゆっくりと立ち上がって伸びをした。


「ごめんなさい。いつのまにか、寝てしまっていたみたい」
「あぁ、そうだな」


シノアが立つと、僕のズボンの膝に、ねっとりとした透明な液が染み付いて、彼女の股間へと糸を引いた。
彼女はそのことに気づいている様子はない。


今日の写真は……


「ねえ、シノア。お願いがあるんだ」
「はい?」


大きなリボンをつけた頭が振り返って僕の方を見る。


「どうしましたか?」
「うん……パンツを脱いで僕に見せてほしいんだ」
「あらあら、何かと思ったらそんなことですか」


シノアは、お安い御用と言わんばかりにパンツを脱ぎ始めた。
ベッドに片手を置いて片足をあげて、もう片方の手でするりと下着を抜き取る。
僕はスマートフォンを用意して、ファインダーに彼女の顔を収める。
相変わらず、彼女は何が可笑しいのか微笑んだ顔を浮かべている。


「ねえシノア」
「ん?」
「もしかして、恥ずかしかったりする?」
「え? これのどこが恥ずかしいのですか?」
「そうだよな。変なこと聞いちゃったよ」


よし、バッチリだ。
柊シノアは馬鹿みたいに小首を傾げて不思議そうにこっちを見ている。
自分が今何をしているのか全く分かっていないらしい。
何も知らないバカそのものだ。


「ふっふーん♪」



挙げ句の果てに、シノアは楽しそうに鼻を鳴らしながら、ショーツを自分の人差し指に引っ掛けてクルクルと回して遊びだした。
平然とバカっぽいことをしている彼女だが、これがなかなか見ていて可愛く思えてくるのだから、僕はなんだか笑えてくる。
つい数分前まで涙をぽろぽろ流しながらヒクついていたことも、彼女は知らない。



「よし、じゃあパンツを持って……クロッチの内側の部分がよく見えるようにちゃんと広げてね……そう、オッケー、じゃあ撮るよ。はい、チーズ!」
「あはっ♪」


ピピッ、と電子音が鳴る。
スマホに映し出されたのは、自分のオナニー済み下着を両手に持って、いつもの彼女らしい、悪戯っぽい笑みを浮かべる彼女の姿。
ちょっとドヤ顔っぽい笑顔だけど、それは恥ずかしさを隠すための裏返しの表情だと思うと興奮する。
シノアの頬はほんのり色づいていた。
彼女の肌は普段から陶器みたいに白いから分かりやすい。


そしてシノアが手に持つパンツは、クロッチの内側に付いたシミまでバッチリ写っていた。
薄桃色と薄紫色の中間色のショーツは、シノアのぐちょぐちょになったアソコの愛液をたっぷり吸い込んで、彼女のワレメと同じ形のシミがついていた。


オナニーばっかりしているシノアか……。
こんなヘラヘラした奴でも一丁前に性欲たっぷりという訳か。
そうだ。
良いことを思いついたーー。
次はこいつの秘密を丸裸にしてやろう……。


僕はハサミを閉じて意識レベルを0にする。
シノアは眠たそうな顔を浮かべながらじっと僕の方を見た。
手に持っているショーツが床にパサリと落ちた。
オナニーで汚れたショーツは、床に落ちるとしわくちゃな布の固まりになった。


僕はシノアの肩に手を置いた。
シノアは何の反応も示さない。
僕は軽く肩を後ろに押してやると、シノアはゆっくりと倒れて……どさり、と上半身をベッドに寝ころばせた。


僕は無表情のシノアに顔をゆっくりと近づいてーー。





「次の命令だよ、シノア」






僕は彼女にある命令を囁いたーー。





To Be Continued……



[41590] 3日目(1)
Name: まゆば◆ab9eb8f3 ID:803e0777
Date: 2015/10/17 21:42
あの日からしばらく経ったーー。
あの保健室での記憶は彼女には残っていない。

授業中、先生に指名された柊シノアは、爪先立ちをしながら黒板に数式を書いていった。
柊シノアは頭が良く、黒板の問題を難なく解いていく。
カツカツとチョークの音が鳴るなか、僕は柊シノアの足に目をじっと向けていた。
少し意外な気もするが、柊シノアはきちんと学校指定通りの制服で過ごしている。
スカートの裾は膝下まであるし、校則通りの黒い靴下を穿いているし、上靴は履き古した相応の汚れが付いているだけで落書き一つ無い。
見た目で目立とうとする中身の薄っぺらい女子のような真似はしない。
彼女はお調子者だが、真面目と不真面目の境界線をきちんとわきまえているのだ。

ふふん、と唇を綻ばせながら、手に付いたチョークの粉をパンパンと両手で叩いて払い落とした。
もちろん答えは正解だ。

僕は授業などまともに耳に入れることなく、たどひたすら、柊シノアの身も心も自分のものにしていくためのプランを練っていた。
彼女はいまだになにも知らない。
すでに僕の手のひらの上で転がっているということが……。


まず初めに、僕に生意気な態度で接してきたことを謝らせて、どんなことであっても僕の言うとおりにするよう、深く心に刻みつけてやらねばならなかった。
僕は前と同じように柊シノアを手紙で屋上に呼びつけた。
催眠にかかっていない彼女は、きっちり時間通りに僕の前に現れる。







「なんだ。誰かと思ったらあなたじゃないですか」
「そうだよ。柊さんが来てくれてうれしいよ」
「ちょうど良かったです。私もあなたに話をしたいことがあるんですよねぇ……」


柊シノアは僕に詰め寄ってきた。
その目は相変わらず僕のことを小馬鹿についてした目だが、いつもと様子が違う。
いつもより目を細めて、微かに鼻を鳴らした柊シノア。
明らかに敵意と軽蔑の色を含んだ目だ。


柊シノアはポケットから何か取り出す。
ビニール袋のようなものに包まれた何か。
彼女はそのビニール袋を開けると、爪でつまみ上げるようにして中身を取り出して僕に見せた。



僕はそれが何なのか知っている。
それは、あの時の柊シノアのオナニー済下着だった。



あれから僕は柊シノアにある暗示をかけた後、彼女を下着を脱がせた状態のまま帰らせた。
彼女は床に落とした大事な物を忘れて帰った。
僕はあの下着を拾って、催眠が解けている彼女に返してあげたのだ。
こっそり机の中に入れておいた。

彼女の目には、低劣な悪戯だとしか映らないことだろう。
人に頼まれて自分から脱いでオナニー後のパンツと一緒に撮影されたことなど覚えているはずもない。
そして僕は、そのパンツのお尻の部分にーー黒い油性マジックで僕の名前をひらがなで書いたのだ。
小さい頃、自分の持ち物には名前を忘れずに書くように、先生から注意された。
彼女は僕の「持ち物」だから、何ら不思議なことでもない。



「やれやれ……とんだ災難ですね。私のクラスメイトに変態下着泥棒さんが居たとは……」



柊シノアは顔をしかめて、床にその下着を落とした。クロッチの部分が微かに黄ばんている。



「私のアソコが当たってる場所がなんか汚れて黄ばんでいるし……しかもご丁寧にあなたの名前まで書いてわざわざ私に返すとは……ぁ、あははっ、もうなんて言えば良いか分からないんですけど」



柊シノアは目に見えて分かるほどドン引きしていた。
柊シノアに振られた僕は、まだ彼女への想いを止めることができず、やがてその欲望が歪んでしまって下着を盗んでしまう。
そして僕はその盗んだ下着で口に出すのもはばかられるような慰みの行為をする。
そしてその犯人である僕は、ご丁寧にそのパンツに自分の名前を書いて持ち主に返すという、意味不明なことをしてきた。

さしずめ僕は変態行為がバレた変質者。
いや、自ら変態行為を働いたことを告白してきた、得体の知れない奇矯な人物。
彼女の頭のなかでは、完全にそういうストーリーができあがっているに違いない。




――残念ながら、それは何もかも間違っているのだ。
なにも知らない彼女に、僕はたった一つの「真実」を教えてやることにした。





「なんて言えば良いか分からない? じゃあ教えてあげるよ」






チャキーーーンーー……ーー……







柊シノアはその音に肩をびくりと跳ねさせると、みるみるうちに表情が変わっていく。
への字に曲げた軽蔑の唇が開いてわなわなと震えだし、目を見開いて一歩後ろにたじろぐと、慌てて僕の前で正座をした。
立場が逆転した。
今度は僕がシノアを蔑んでやる番だ。


「ほら、こういうときはなんて言うのか分かっただろう?」
「はい♡ 私が脱いだままなくしてしまっていたパンツを、わざわざご主人様がお返しくださって、とても嬉しいですぅ」
「そうだよな。主人が落とし物を拾って返してやったのに、どうしてすぐにお礼を言うことができないんだ?」


僕がそう責めると、シノアはまた肩を跳ねさせて身を強ばらせた。


「も、申し訳ございませんっ」
「少しお仕置きが必要だな。舌を出せ」
「こっ……こうえふか?」


だらりと犬のように舌を垂らして、僕に気に入ってもらおうと上目遣いを向けて媚びてくるシノア。
僕はその生意気な口にお仕置きをしようと、その舌を指でつまんでギュッと引っ張ってやった。
この減らず口に一度お仕置きをしたくてたまらなかったんだ。


「ぇうぅうっ」
「この舌でおまえは生意気な口を叩いていたんだな。だらしない舌だなぁおい」
「ひゃひぃ、ほっ、ほへんははひぃっ」
「もう二度と僕に生意気な口を叩くんじゃないぞ。おまえがそういうことを喋っていいのは、僕が許してやっているときだけだ。分かったか?」
「ひゃひぃっ」
「おまえは僕のことが好きで好きでたまらない。たとえ僕に悪口を言われても嬉しくてたまらない。分かったな?」
「ひゃひぃ……っ♡」


シノアは口の端から唾液を少し滴らせながら頷いたので、僕は舌を離してやった。


「シノア。そこに落ちているパンツは何か言ってみろ」
「はい♡ これは私がご主人様の目の前ではしたなくイっちゃったときに穿いていた、私の愛液がたっぷり染み付いた激臭パンツです♡」
「はははっ! 激臭パンツか。さては自分でも臭いを気にしていたんだな?」
「は……はぃっ……あの……じつは……」


シノアはとても気まずそうに、顔を背けて頬を朱に染めた。


「どんな臭いがするのか僕に説明してくれないかな」
「え、えぇえっ……!?」


シノアは肩をびくりとさせて、目がしどろもどろに揺れ動き始めた。
戸惑っている様子が見ていてとても可愛い。


「ど、どんな臭いって、言われても……その……」


みるみる声が小さくなっていくシノアに、僕はさらなる追い討ちをかける。
もっとも、シノアをいじめすぎるのも可哀想だから……僕のこと以外何も考えられなくしてやろう……。


「僕はシノアのこと、愛してるんだ」


シノアは何も言わなかったが、代わりに彼女が息を呑む喉の音が聞こえた。
まったく、ここまで分かりやすい反応を示すなんて、単純な奴だな。
まあ素直なのは良いことだけどな。


「だから僕はね、シノアが気にしてるおま○この臭いも好きになりたいんだ。シノアの隅から隅まで、何もかも全部、僕が受け止めてあげたいから」


このセリフを言いながら、パンツの中がガチガチになっていくのが分かった。
シノアはそれ以上に可愛い反応を見せた。



「ぁ……ぁ……、っ……♡」



ぴくぴく、と唇と首筋が反応を見せた。
僕の言葉だけでシノアは軽くイってしまっているようだった。
正座もいつしか足が崩れて女の子座りになっている。
そしてシノアは今日穿いてきた新しいパンツも激臭ぐちょぐちょパンツにしてしまったようだった。
女の子座りになってシノアの股間が床に密着し、小さな水たまりができているのが見えた。



「ねえシノア……シノアは僕のことが好き?」



シノアはとろけた表情のまま、何度も首を動かして頷く。
頷いただけで背筋をぞくぞくとさせているシノア。



「じゃあ僕の命令もきちんと聞けるね?」



お安い御用だと言わんばかりに、シノアは何度も首を振る。



「じゃあそのパンツを被って、僕にその臭いを説明してごらん」



僕の命令を受けたシノアはすぐさま床に落ちていた自分のパンツを拾おうとするが、僕がそれよりも早く拾って、遠くへポイと放り投げた。
するとシノアはすぐさま立ち上がって、ほとんど転がり込むような動作で、まるで犬のボール遊びのように、自分のパンツを拾いに行った。
シノアが座り込んでいた床は透明な液体でぬるぬるしていた。




シノアはうずくまって自分のパンツを拾うと、いそいそとパンツの裾を持って被り始めているようだった。
うずくまっているから、愛液で内股が濡れた太ももが丸見えだ。
そして被り終わると、シノアはすぐに僕の側に戻ってきた。
それを見て思わず僕は腹を抱えて笑ってしまいそうになった。
あの柊シノアが、テレビのコント番組並みにカッコ悪くてバカっぽい格好をしているのだ。
何処からどうみてもただの変態だ。
普段のイメージとのはあまりにかけ離れたギャップに、笑いが止まらない。
シノアの臭くて黄ばんだクロッチの部分がしっかり鼻を覆い隠しており、シノアの額には僕が書いたひらがなの名前が、ゴムが伸びて歪んだ文字で書かれている。



「えっと……えっとぉ……す、すごく、臭くってぇ……ぇ、へははぁ……♡」




両目をピクピクと白眼を剥きかけているシノアの顔。
シノアはその賢い頭で自分の臭いを何とか表現しようとしているけど、その言葉は僕の耳にはあまり入ってこない。
それよりも僕は、この目の前にいるシノアの恥辱を写真に収めようと、スマホを取り出した。


ピピッ、と一枚写真を撮る。
シノアの痴態がどんどん増えていく……僕はポケットの中の閉じられたハサミを手にしながら、更なる欲望を膨らませ始めていた。





[41590] 3日目(2)
Name: まゆば◆ab9eb8f3 ID:803e0777
Date: 2015/10/17 21:43






いつのまにか校舎の中もほとんど人が居なくなっていて……。
僕とシノアは一緒に下足ホールを出た。

ハサミの角度はかなり大きく広げてある。
僕が好きになる催眠はまだ残っているので、僕とシノアは手を繋いで運動場に出た。
手のつなぎ方も所謂恋人繋ぎだ。
指と指の間を絡めさせる握り方。


運動場そばに備え付けられたら水道でシノアは立ち止まった。


「ちょっと、顔を洗ってもいい?」


数分前まで自分のパンツを被っていたのだ。
さぞかし気持ち悪いことだろう。
僕はそれを許可した。
ちゃんと許可をもらってから、シノアは顔を洗い始めた。


僕の中には、相反する二つの感情があった。


柊シノアを愛したい、喜ばせたい、という気持ち。
柊シノアを壊したい、悲しませたい、という気持ち。


もちろんこのハサミがあれば、どちらの願いも叶えてくれるだろう。
僕は柊シノアに復讐したくてこのハサミを使い始めた。
そして僕は、僕の目の前で無様な姿へと変えてやった。
僕はスマホで今撮ったばかりの、パンツを被った変態シノアの写真を見た。
彼女をもっと悲惨な目に遭わすこともできる。
例えば、意識を残している、ちょうど今のシノアに襲いかかったらどうなるだろう。
彼女は死に物狂いで抵抗するけど、催眠にかけさえすればそれもできない。
彼女は何の抵抗もできないまま僕のレイプを受け入れなければならない。
いくら飄々とした柊シノアでも、そうなってしまえば……。





ーー「ぁ、ぁあぁ……ぃ、いや……ぃやっ……ぃやァあ……っ」




シノアは目を見開きながら涙を流し、何度も首を力無く横に振りながら懇願するだろう。
あらゆる少女にとってもっとも深くて圧倒的な絶望と恐怖ーー。
女の意志は何もかもが無視されて、ただ男の暴力と欲望だけが全てを包み込む世界ーー。
レイプされるというのはつまりそういうことだ。
それはあの柊シノアも例外ではない。
いつも飄々として妙に自信ありげに振る舞う彼女だって、自分が望まぬ男に犯されるとなれば、到底あんな顔はできまい。


『ねえ、どんな気分かな? 今から君は、何も抵抗できないまま僕に犯されてしまうんだよ』


シノアは声を失ったように、口を開いては閉じを繰り返した。


『ははっ、いつものように鼻笑いする余裕も無いわけか。いいザマだな』


どす黒い欲望がみるみるうちに膨れ上がり、目の前の少女を完膚なきまで犯し尽くす危険な衝動が背筋を貫く。


『おまえを終わらせてやるよ……二度と笑うことのできない身体にしてやる』


シノアは泣きながら歯をカタカタと震わせる。
あの柊シノアが恐怖に震えている。


『ははっ、クソ生意気女のマジの泣き顔最高だわ』


そして僕が腰をたった一回前に突き出すだけで、シノアはーー。
「もしもしー聞こえてますかー?」





はっと気がつくと、目の前に柊シノアがいた。
顔を拭き終えたハンカチを軽く折りたたみながら、少しうつむいていた僕の顔をのぞき込んでいた。


「何の妄想をしてたんですか?」
「ふふ……シノアのことを考えていたんだよ」
「本物が目の前に居るのにまだ妄想するなんて……本当にあなたはダメダメですねぇ」
「じゃあ妄想してたこと、今してもいいかな?」


そういって僕は、柊シノアの背中から腕を回して、僕のそばに引き寄せた。
冗談混じりでそう言ってみた。
シノアはーー。




「無理でしょうねぇ」




そう答えた。
あの、人を小馬鹿にしたような口調だった。




「なんでそんなことを言うのかなぁ、シノアは」




僕は相変わらず冗談じみた声を出しながら、ポケットの中にあるハサミに手をかけた。
勝手に手が動いた感じだった。
シノアは僕の手から離れて、数歩前を歩きだした。
何が楽しいのか鼻歌を唄っている。
僕は……。





「妄想は、それをする勇気がない人がするものですからね」




シノアはそう言って、ぴょんと飛ぶようにして僕が居る背後に振り返った。
そしてシノアは、いつも通りの、鼻を鳴らすような見るだけで腹が立ってくる笑顔を向けた。

ーーとはいえ、その顔を見るのもなぜか嫌な気分にはならない。




「ま、私はいつでもウェルカムなんですけど♪」




ちらり、と一瞬だけスカートをめくってシノアは僕の目の前でおどけてみせた。



「はぁ……」




僕は深く息を吐いた。
本当にコイツは呆れるほどのバカだ。
自分の立場を全く理解していない。
まあそれは無理もないことだけど……。
でも。
僕の内側に広がる、赤く灼けたような衝動はもう収まっていた。



僕はポケットから手を抜いた。
そして無邪気に笑うシノアの両肩に手を置いた。
肩に手を置かれたシノアは、ゆっくり顔を上げて僕の顔を見た。


「ねぇ、シノア」
「なん……ですか?」


僕はもう何も言わず、この生意気な口を塞いでやることにしたーー。



「……んっ……ぅ」




………………………………………



あれだけ童貞だの何だのと口にしていたシノアだが、舌の動かし方が随分たどたどしい。
でもそれでいい。
僕だって始めてすることなのだ。
お互い初めてなら、うまくできなくても恥ずかしいことはない。



「んんぅ……ぅん……んっ♡」



じゅる、じゅるるっ
僕はシノアの舌をゆっくり絡ませて、肩に置いた手を動かして背中と後頭部を撫でた。
唇は、顔を洗ったばかりだからか、少し冷たかった。
でもシノアの舌や唾液ですぐに暖かくなった。
小柄なシノアは時折背伸びをしながら、僕の舌をゆっくり味わってくれている。


「ぷはぁ……っ♡」


少し息継ぎをしようと、僕とシノアは顔を離した。
唇と唇の間に、ひとつに溶け合った唾液の糸が繋がっていた。

シノアは……ちょっと笑ってしまいそうなほど、完全に女の子の顔になっていた。
ふざけた態度をとることはあっても、自立していて責任感も強いシノア。
そんな彼女が、静かな瞳を潤ませながら僕の顔だけをじっと見ている。
僕のことを信じて、身も心も僕に預けようとしてくれているのが分かる。
両頬を指で引っ張ってからかってやりたくもなったけど、この雰囲気を台無しにするような真似はしない。



「いつでもウェルカムとは言いましたけどぉ……心の準備が、まだ……っ」
「そんな準備なんてさせるかよ」


僕はもう一度シノアの口に舌を差し入れた。
背中を撫でている手に、シノアの身体がピクピクと震えているのが感じられた。
ちょっと緊張しているのかな。
でもそれは僕も同じーー僕はシノアと同じ感情を共有しているんだ。
そしてシノアの方も、次第に僕の背中へと腕を回し始めた。
僕の身体の方へ、ぎゅっとシノアは身を寄せてくる。


僕はさらにシノアを感じさせようと、片手で頭を優しく撫でながら、背中に回したもう片方の手を滑らせて尻の方を撫でた。
スカートの中は……実は何も穿いていない。
ノーパンのまま家まで帰るように支持したのも、催眠の力があるがゆえのこと。


柊シノアのスカートの中を、僕は自由に触ってもいいのだ……。
その喜びを噛みしめながら、僕はそっとスカートをめくった。

……そしてシノアの少し大きめのお尻を撫で回しはじめた。



ムニュウ……ムニッ♡
ムチムチっ♡



普段はスカートに隠れて見えないが、しっかりと肉が付いて形の整っている腰回り。
何も身につけていない、滑らかな素肌に覆われたシノアのお尻。
ちょっと恥ずかしい目にあわせてやろう……。
そう思った僕は、弱い力で優しくシノアのお尻を叩いてやった。


ぺち、ぺち、ぱち


ふるんと柔らかな弾力を感じさせながら、たたくたびにシノアの尻が手のひらに吸い付いてくる。
シノアの尻がたたかれるたびに音が鳴り、シノアは恥ずかしそうに、キスしたまま首を少し横に振っていやがる。
尻を叩かれた音が聞こえてくるたび羞恥心が芽生えるようだ。
しかし、そういいつつも嫌がっているばかりではなく、ある種の快感も生まれているのだと僕には分かる。
シノアのすらっと伸びた両足の膝から次第に力が抜けて、背伸びしていたシノアのかかとが地面に着いた。


ずじゅるるっ、れるっ、
くちゃくちゃ、ぴちゃ……


僕とシノアの唇の距離が少し離れる。
僕は舌を伸ばしてさらに舌を絡め合わせた。
シノアの口の中から暖かい唾液が次々と溢れ出してきて、彼女の口の端から滴り落ちた。


「ぉ……っ」
「うん?」
「ぉ……ひり……ゃ、めぇ……♡」


ぺちっ、ぺちっ、ぱちんっ


僕はわざと尻を叩く音を少し強くしてやった。
恥ずかしい部分を手で叩かれる屈辱が癖になってきたのか、全く説得力の無いトロけた表情を浮かべながら、シノアはいやいやと首を横に振った。


「ふぅん、やめてほしいんだ? だんだんお尻が後ろに突き出してきてるんだけど」
「ひ……ひがぅのおっ……」


パンっ!!


「あ”はぁ♡」


さらに力を入れて叩いてやると、シノアは両膝を内側に曲げた。
シノアの股間から、滲み出してきた愛液が滴って、ぽたりと地面に落ちた。
僕はシノアの陰部に手を伸ばし、指を撫でるような柔らかな茂みの感触を味わいながら、彼女の割れ目に指を差し入れて、そっと愛液を掬い取った。
その瞬間、シノアは僕の身体に擦りよって甘い声で鳴いた。


「やぁああぁあん……っっ!」
ゾクゾクッ……ピクピク、ピクッ……



当たり前ではあるが、シノアみたいな奴にも女の子の部分はちゃんとあった。
彼女の肌の体温と同じぐらいの、粘っこい愛液が僕の指につく。


僕は尻を叩きながら、普段のシノアの姿を思い出していた。
あの飄々として抜け目がない性格の彼女。
本気なのか手抜きなのかよく分からない思わせぶりな態度。
今、そんな彼女の尻を叩いている。
そして尻をたたかれるたび感じてしまうシノア。
そして僕が指で愛液の壺からこそげ取ったのが……


「柊シノアの本気汁か……フフフッ」


普段からあんな調子でいる彼女の本気汁。
僕は指に付いたその淫らに絡むものを見つめて、僕は彼女が僕の手によって陥落しつつあることを確信した。



「シノアってさ……おまえ本当はドMなんだろ?」
「ぁはっ……もぅ、そんなことないれすよぉ……」
「見た目はSっぽいけどさ……それっておまえがそう振る舞いたいだけなんだよな。本当のおまえはどんな奴なのか、もっと見せてみろよ」



僕はそう言うと、シノアの後ろに回って羽交い締めにするように彼女の背中から正面へと腕を回す。
そして僕は、彼女の片足の膝裏に二の腕を引っ掛けて、思い切り足を持ち上げた。
片足を振り上げた格好になったシノア。
振り上げられた方の脚は、太ももがすごいことになっていた。
内股に付いた愛液が夕日に照らされてぬらぬらとした輝きを放った。


そして僕は、スカートの中にある無防備なシノアのあそこをーー。



くちゅ、くちょ、ねちょっ、クチョオッ……
チュクチュクチュクチュクチュク……



今度も恥ずかしい水音をわざとシノアに聞かせるように指で愛撫した。
シノアの下半身の肌やあそこが熱くなっているのが手に取るように分かる。



「シノア……これは何の音だ?」
「……は……はず………か、ひぃ……」
「そうだな、シノアの身体が恥ずかしい音を立てているんだな。シノアの身体のどこが恥ずかしいことになっているのかな?」
「そ、それわぁ……んっ、んぁああっ♡」



ビビクッ、ビクッ、クンッ



「ーーーっっっ♡ っ♡ っあっ♡」



シノアは僕に答えを教えてくれたかのように絶頂し、割れ目とその内に潜む肉の芽を膨らませたと同時に、小さく潮を噴いた。
シノア汁が地面に斑点を作ったように染み込んだ。
私はここを征服されてしまいました、とわざわざ告白してくれたかのようだった。


振り上げた方の脚は快感が残ったままなかなか引かず、柔らかな肉で張りつめた太ももをピクピクさせ続けていた。


シノアを解放すると、彼女は腰から下の感覚がなくなったかのようにへたり込み、先ほど顔を洗った手洗い場に捕まるようにしてなんとか立ち上がった。


尻を突き出したような格好のシノア。
僕は彼女の制服スカートを思い切りめくりあげて、真っ赤に腫れあがった尻を間近で観察した。
シノアのぷりぷりしたお尻に僕の手形がついていた。
僕の物である証を付けてやったみたいで、僕はすごく興奮した。


僕はスマホを手にして……その真っ赤になったお尻と、肩で息をしているシノアの後頭部とリボンが写り込むようなフレームを探し、シャッターを切った。



ピピッ……



最高の一枚がまた一つ増えたのだった。



[41590] ふりーなぺーじ(10/24)
Name: まゆば◆ab9eb8f3 ID:d9ee05bb
Date: 2015/10/25 13:33
安心してください、穿いてますよー
柊シノアです♪

このSSを応援くださっている方々、いつもありがとうございます。
このXXX板で反響が良かったので、pixivで公開を始めてみました。こちらでも良い評価をいただいているようです。
皆さん私のえっちなところが見たくてたまらないんでしょうね~♪(あははっ)


それはそうと、今後の展開が少し悩みどころです。
ラブラブなえっちを希望する方もいれば、ハードな内容を希望される方もいますし
どちらの童貞さんにも満足してもらえるような展開になれば良いのですけどねー。(にやにや)

更新はまだ続きますが、ゆっくりのんびり待っていてくださいね
ではでは~♪




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