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[43456] 石田家&結弦の3日間
Name: LOT◆e58f4088 ID:6f302ecb
Date: 2020/01/20 17:52
俺がテレビを見ながら貧乏臭く茶をすすっていると店の方から母さんの声がした。とぎれとぎれに聞こえて内容はよく入ってこないが、その文中に「結弦」という単語が出てきた。
結弦が来たのか?なんでまた連絡も寄越さずに。

結弦「よ、石田、」居間にのこのこと入ってきたのは一眼レフを首に下げた赤いパーカーの少女、結弦だ。
石田「どうしたんだよ結弦。なんかあるからメールの一つぐらいしろよな。」はっきり言って結弦が来たことに不満を感じたりとかそういうことは全くない。ただもう住んでる同然の結弦だとしても「連絡」はしてほしい。俺が気づかないで風呂から出たままタオルも巻かずに出てきたらどうすんだよ。銭湯以来そんなトラブルはなくしてほしい。ほんとにそういうこと合っちゃうかもだから。
石田「で、何なんだ?用があるんだろ?」
結弦「用ならおばさんに言っといた、」結弦はそれだけ言って俺の家の冷蔵庫を開け何かを探す。
結弦「冷蔵庫開けるねー」許可なしかよ。お前の場合言っても言わなくても変わらねぇ。
結弦は麦茶の入れ物とコップを持って俺の向かいに座る。
石田「お、おい、結局何なんだよ、俺には教えられねぇっつーのか?」別にそんなことじゃねぇよ、とでも内心思ってるような顔を浮かべて「しばらく泊まる」とだけ発した。
それは突然な事だった。



[43456] ばばーとねぇちゃん
Name: LOT◆e58f4088 ID:6f302ecb
Date: 2020/01/20 18:10
泊まる?いやそこまでは良し。俺の頭の中も追いついた。ただしばらくって所が気になる。もしかしてまた、、。
石田「西宮と喧嘩したのか?」結弦は違う違うと手をひらひらさせる。
結弦「ばばーとねぇちゃんで旅行だよ。たまには二人っきりででかけてみたいってさ。」西宮とその親は沖縄に旅行に行くらしい。今は夏ど真ん中だし、帰ってきた西宮がガングロになってたりして、、、。いやギャルかよ!←謎のツッコミ投入
石田「結弦は行きたいとか思わなかったのか?」
結弦「ばばーがいるし、二人っきりがいいって言われたから俺が変に駄々こねても迷惑だろ(ねぇちゃんに)?ま、俺的には二人っきりの時はないけど二人だけで話してたり同士で世界に入り込んでることなんかよくあるんだけどね。やっぱり俺ばばーにおせっかいって思われてたりして。」結弦にしては弱い発言。
結弦「あは、冗談だよ。」何なんだよ、調子狂うなぁー、、。でも良かった。元気っぽい。
石田「ほへぇ~、それでおれんちに押しかけたと。」
結弦「そんな無理矢理おばさんに頼んだわけじゃねぇしっ!」」はい結弦さんのり良すぎーと調子に乗ってみる。当たり前だけど怒られました。
結弦「一応聞いておくけど、俺がいて迷惑だったりとかない?」
石田「ないよ、あったら追い返してるし(笑)」
結弦「ソウダナ(笑)」ちょっと会話が弾み始めたところにマリアさん乱入。
結弦「おーマリアー。しばらく世話になるぜぇー、つったって3日間だけどな。」
マリアは結弦を見た途端飛びついて何か猫の様にじゃれあう。交尾?
にしても三日間か。今まで結弦が個々で泊まりに来たことはあるけど今回は連続ですか。



[43456] あの時があって
Name: LOT◆e58f4088 ID:6f302ecb
Date: 2020/01/21 17:07
石田「あ、そうそうお前今日は服持ってきたか?」
結絃「おうよ!今回はしっかり持ってきたぜ!」結絃は大きめの花柄の手さげを上に抱えながら俺に返事をする。
今回は、との言葉はまあそのまんま。結絃はよく俺ん家に泊まりに来るんだがしょっちゅう着替えを忘れる。わざわざまた家に帰って着替えを取りに行ってたこともあった事だし、今回は、今回こそは反省を活かしたってところだな。
(ちなみに歯ブラシとかはもう俺ん家においてある。次回も泊まりに来いよっ的な感じだ。)
結絃「もう初めて泊まらせてもらった時みたいに貸してもらうこたねぇぜ〜♬」結絃が言う。そう言えばそんな事あったな。あの時は俺の事をネズミとか思ってて警戒心が強くてぎこちなかった。
石田「懐かしいなぁーそれ」言葉に出てた。まあ対して聞かれて困ることではないけど。
2人「でもあの時があってよかったよ。」ハモってしまった。
結絃「え!?あ、えと、その石田が言うそれってどーいう意味?」
石田「えっとぉー、、。あれが無かったらもしかしてだけど未だに結絃と西宮がそういう関係だったって勘違いしてたかも知んないし、あれがあったから結絃とも友達的な、、そのよくお泊まりしに来るようなくらい親近になったわけだし、、、。」何焦ってんだよ。俺は。
石田「ゆ、結絃は?」
結絃「俺は最後の石田と同じだよ。あとあれがあって石田とかうんこ頭とかとも話せるようになれたし。中学になってあんなに他人と友達関係になれたのは完全にこれがきっかけだから。」そっか。遠まわしに言うとそれも学校に行ける理由の一つだもんな。運命のつながり方って複雑。



[43456] 静けさからの頼み
Name: LOT◆e58f4088 ID:6f302ecb
Date: 2020/01/22 17:50
あれから3時間ぐらいだったかな?今はもう誰も言葉を発さずにテレビを見ながらポテチバリバリ食う俺とマリアと西宮の妹。強いて言うなら聞こえるのはテレビの中の人たちの笑い声とポテチを食う音だけだ。あ、ポテチもうねぇや。
石田「ねぇねぇ結絃?お願いなんだけど、、、。」
結絃「ん?なぁに?出来る事ならやるけど。」おっまじで!?
石田「ポテチの袋台所に捨てて新しく買ってきてくんね?」俺が結絃に言うと結絃がこれ以上ないくらい嫌そうな顔をする。
結絃「え?何、まだ食うの?」
石田「や、そうじゃぁーなくてね?これ実は母さんに承諾なしに食っちまってさぁ、、、。これ母さんが食いたいって言ってた新発売の味で、、、。買わねぇと母さん激おこプンプン丸だから、。お願い、、!このとおりです!結絃様ぁっ!」
ここまで頼めばいけるかって思って結絃と目を合わせると次は嫌そうな顔を浮かべて居る訳でもなく仕方ないなぁ、、。みたいな萌えゼリフ行ってくれるかと思いきや真顔!何を考えてるのかも解らない!感情が表に出ていない!
石田「えと、、、結絃さん?」
結絃「え、おまえが行くっていう選択肢ねぇのかよっ?」
石田「ないっ!( ー`дー´)キリッ」
結絃「ざけんなよ、、、、。」なんだかんだ言って結絃ねぇさんは行ってくれたとさ。嗚呼楽できてよかったぁ。



[43456] (結絃視点)モテる秘訣
Name: LOT◆e58f4088 ID:6f302ecb
Date: 2020/01/24 21:10
俺は今、石田に頼まれてコンビニに向かっている。何故かって?俺が聞きたい。
なんか、ポテチ食ってたんだよ。それが石田のおばさんが買ってきてたもんだったのよ。石田のおばさん楽しみにしてたらしくて食ったことばれたら叱られるのよ。だから俺が買いに行ってる。わかったか?俺にはさっぱり分からん。石田がかいにいきゃーいいじゃん、とも反抗したけど、余りに強引に頼まれたもんだから押されて自負した。
しばらくそんなこと頭のなかでぼやいていたらコンビニについた。中にはいるとうんこ頭がいた。
長束「おー結絃っ!どーしたんだ?買いもんか?」
結絃「あーうんそんな所。石田に頼まれてさぁー、、。」
長束「なんでヤーショーに?」
結絃「俺が聞きたい。」
長束「あ、、、そうか、、。」
結絃「うんこは何買いに来たんだよ?」
長束「嗚呼、色々。」
結絃「ふーん、、。じゃ、俺アッチの棚行くから。」俺はそう言い長束に背中を向けスナック菓子の棚に向かう。


とあいつに思わせてっ!
なんとなく好奇心が働き出したのであいつが何を買うのか見てみることにした。
長束が棚から取ったのは、「モテる秘訣」とどデカく表紙に書いてある本であった。
ふぐっ、、、、www。持てたいんだろうな、、wwwバレンタインデーから誰にももらってないって言ってたもんなwww。がんばれ、効果あるといいな、、。
そう陰ながら応援し、あいつに見つからないようそっと目当てのもん買ってコンビニから出ることにした。あービデオ撮っとけばよかったぁー、、。



[43456] (結絃視点)テンション高いな
Name: LOT◆e58f4088 ID:6f302ecb
Date: 2020/01/27 21:34
その後家(正確には石田ん家)に帰ると石田が飛びついてきた。
石田「うえーいっ!結絃サンキュー!」
結絃「おっわ何だよっ!?テンションたけぇなおいっ!何があったんだっ!?」
俺が半強制的に石田を自分の体から離し落ち着かせる。赤ん坊じゃねぇんだからよぉ、、。
結絃「んで、何があったのかね石田くん。」俺が尋ねると今日一番の笑顔でスマホを見せてくる。ニッコリしたねぇちゃんと冷めた顔のばばーが写っている写真。うしろには海が見える。沖縄ついたよーの報告か?石田に旅行行くって言ったの知らないのに?
石田のスマホを取りあげメールを開くと「西宮沖縄行くらしいなっ!楽しんできて!」「!?なんで知ってるんですかっ!?」「結絃から聞いた。」「、、、、そうですか。」という文が。

( / Д`;)Oh no...

これ帰ってきたら詰問されるタイプじゃん、、、。「石田くん家行ったのっ!?」とか。お土産は多分石田のほうが多いんだろうな、、。仕方ないよな、、。両思いなんだもん。
結絃「えっと、これ、、だけか?」
石田「(★*゚ェ゚))コクコク」
結絃「そんなテンション上がる事?」
石田「(★*゚ェ゚))コクコク」
結絃(ソーかよリア充)



[43456] 二人のおかしいツボ
Name: LOT◆e58f4088 ID:6f302ecb
Date: 2020/02/01 21:38
石田「アーッははぁっ♪」
結絃「いやきんも」シンプルにキモい言われた。
石田「なぬっ!?ど直球!?」
結絃「オメーの髪は?」
石田「ど直毛!え?違くね?」
結絃(やべー間違えちった)
それからテレビ見たりマリアの本を読んでやったりして夕方になった。
美也子「あ~つかれたぁ~」店の方から母さんが出てきた。
結絃「あ、おばさん、お疲れ様です」
美也子「結絃ちゃ~んありがと~。石田そういうの全ッ然言ってくれないのよねーーwww」なぬっ!?そんなこと結絃の前で言わなくたって、、。
石田「えっと、その、お、お疲れ。」
二人「ぶっ、、、うっははwww」なんだよぉ!?!?嗚呼うぜぇ、、、、。
てか二人仲良くね?めっちゃ話すやん!?
前から仲良くしてて気が合うのかなーとか考えてたらそれ以上じゃん!?次元が違う!!
美也子「w、、ゆ、結絃ちゃん、、、wwwお、お風呂入って、、wwwキナ、、うっははwww」母さんツボりすぎ!?
結絃「あ、、wは、はい、、フグッwww」オメェもかよ!!
そんな面白かったかな、、、。
結絃「じゃ、じゃあ石田、俺、、、w風呂入ってくっから、、www」



しっつこ!?ツボりすぎ後!!
その後しばらくしてシャワーの音が止まって多分湯船に浸かるときにも思い出し笑いなのか「、、フフwww」と聞こえた。
嫌ツボるツボらない通り越して怖いんだけど!?


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