カチ・・カチカチ・・・・・
《私はあなたが好きなの》
カチッ・・カチ・・・
今俺は友人から借りてきた恋愛シュミレーションゲームとかいうものをプレイしている
《あなた・・・私のことどう思ってるの?》
カチカチッ
ゲームの内容は平凡な日常を過ごしていた主人公が突如転校してきた女の子をきっかけにドタバタな日常に巻き込まれて次第に惹かれあっていくといったストーリーだ
ハッキリ言って・・・・意味がわからない
カチッ
マウスをクリックしていくと画面が変わって先ほど会話していた女の子が下着姿になる
「・・・ふぅ、これ・・・面白いのか??」
一息ついて呟きをもらす
「う~ん・・・恋愛ってこんなんなのかなぁ」
画面を眺めながらクリックをしていると主人公と女の子が抱き合ってベッドで何かしている
「・・・何してるんだろ?」
とりあえず先に進むためにクリックしようとした時だった
「そうだね・・・・何してるんだろうね?」
不意に声が後ろから聞こえた
驚いて俺はマウスを握り締めたまま振り返る
「な、なのはママか・・・ビックリしたぁ~」
振り返ったそこにはなのはママがニコニコしながら立っていた
しかしながらどこかいつもと違う・・・何が違うかと聞かれたら答えられないけど・・・だけど決定的に何かが違っていた
・・・・・何故だか咽喉が渇く・・
「ど、どうしたのママ?あ、そろそろご飯だから呼びにきてくれたのかな?」
とりあえず声を出す
なのはママは表情を何一つ変えずに
「そうだね。ご飯だから呼びにきたつもりだったんだけど・・・」
だけど雰囲気はどんどん変わっていく
「な、なのはママ・・・?」
「どうしたの晶?」
なのはママは俺の言葉に応えながら近づいてくる
ママが俺に近づいてくるたびに全身の毛が立つ
・・・・マズイ
なんでかわからんがマズイ!!
よくわからない何かを察知して俺は握っていたマウスを手から離し、机から急いで離れる
「レイジングハート・・・セットアップ」
「Yes,My master」
・・・・・・は?
眩いピンクの光になのはママが包まれて・・・次の瞬間
「ディヴァインシューター・・・」
「Divine Shooter」
なのはママの声が聞こえた瞬間に俺はそこから飛ぶように床に伏せた
------------!! ----------!!!
俺は耳を塞い音を遮る
両手で耳を塞ぎながらシューターが俺のPCを完膚無きまでに破壊する姿を呆然と眺めていた
・・・・てか何で俺のPCが破壊されてんの!?
我に返った俺はなのはママを止めようとして立ち上がる
「な・・なのはママちょっとストップ!!なんでPCを「チュインッ!」・・・・ほえ?」
なんか・・・今、俺の頬の横を掠めたような・・・・・
掠めた先を見て俺は驚愕する・・・・壁に拳くらいの穴がきれいにポッカリ開いてました
嫌な汗が背中に伝う
それを感じながらなのはママにもう一度ゆっくり視線を移すとなのはママが俺に
「ねぇ晶、もう一度聞くんだけど・・・〝何をしてたのかな?〟」
そんなことをさっきと同じ表情で聞いてきた
ここまできて俺はある一つの事実に辿り着く
なのはママは・・・・怒ってる・・
それも・・・か!な!り!DA!
理由はわからん!
わからんがあれは間違いなくキレてる!!
「え、えとね・・・なのはママ?」
「何かな?」
「な、なんで怒ってるの?」
恐る恐る聞いてみる
「なんで怒ってるて思うのかな?」
・・・・・・知るわけないっす!!
「だ、だって・・・俺のパソコン「それで何をしてたのかな?」・・・げ、ゲームです」
そう答えるとなのはママは俺から目を離して近くに転がっている何とか原型を留めていたゲームソフトのパッケージに手を伸ばす
なのはママは〝表のパッケージ〟から手を返して〝ゲーム内容が書いてある背表紙〟へと目を向ける
それから数秒・・・もしかしたら数分だったかもしれない
「・・・・・・ッ!」
ガンッ! と、なのはママはゲームソフトのパッケージを床に叩きつける
最早その行動だけで俺は戦慄した
〝あの〟なのはママが本気で怒っている・・・それも物を床に叩きつけるほどにだ!
しかも・・・ワナワナを肩を震わせるほどにだぞ!!??
ヤバイヤバイヤバイ!!
マズイマズイマスイ!!
(レナ!セラス!聞こえるか!?聞こえて無くてもいいからとりあえず助けてくれ!!!!)
((頑張ってください))
そっこうで冷たい返事が返ってきたきた挙句に・・・・念話を一方的に切られた・・
(ちょっ!おまっ!?)
((・・・・・・))
なんとかもう一度助けを乞うために念話をしてみるが帰ってきたのは沈黙のみだった
チクショウ!冷たすぎんだろ!?
ありえねぇよ! 俺ピンチですよ!? 凄くヤバイような気がするんですよ!? かなりマズイ気がするんですよ!?
くそったれ!こうなったらルナに頼むしかねぇ!!
(ルナ!)
(嫌です)
(即答速攻かよ!)
(わたしに〝あんなもの〟見せておいて今更なんですか!?)
(なんでお前にまで俺は怒られてんの!?)
(マスターのバーカバーカ!!セクハラマスターはお仕置きされてください!)
ブツンッ
・・・・うっそ!?ルナまで念話切りやがった!?
・・・・・・・・・・だがわかった事が一つだけある
ルナは俺に〝お仕置きされろ〟と言った
つまりこれは俺が何かしでかしたって事だ
だが俺はそれが何かまったくわからないときている
だから選択肢はただ一つ!
・・・・・・逃げる!!
なにか知らんがとりあえず逃げる!!
逃げながら何が悪かったのかとりあえず考えるしかねぇ!!
幸い俺はなのはママより扉が近い場所にいる
そしてなのはママは現在・・・・・・先ほど床に叩きつけたパッケージをシューターにて粉々に破壊中
逃げるなら今しかない!
「遊びにいってきます!!!」
その一言を残して全力で部屋のドアを潜り抜ける
「っ!?待ちなさい晶!」
なのはママは急いで手を伸ばしてくるがそれは俺に届かない
俺は階段を飛ぶように降りてリビングの前を走り抜けようとして・・はやてママとフェイトママを横目に見かける
「少し散歩してくる!」
「気ぃつけてな~・・・・て・・・今からかいな!?」
「晶!?」
ママ達の反応を確かめる暇などもなく・・・・全力で外に飛び出した
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「はやてちゃん!晶は!?」
なのはちゃんがうちの肩を掴んでガクガクと揺さぶって聞いてきた
「な、なんや散歩してくるゆうて走っていったで・・」
うちの言葉にフェイトちゃんが続く
「なのは、何があったの?」
なのはちゃんはフェイトちゃんの言葉が聞こえていないのか・・・突然通信を開いて
「第二中隊、及び第五小隊は至急出撃用意をしてなの」
・・・・・・あの子は・・・・また何をやらかしたんや・・
《こちら第二中隊了解です高町隊長。しかし穏やかじゃないですね・・どうされました?》
《第五小隊了解!出撃内容の提示をお願いします》
「任務内容は子供の保護を最優先、それとBブロックからFブロックにかけて網を引いて」
《了解しました。・・・・サンドロ、これはもしかしていつもの〝アレ〟か?》
《どうやらそうみたいだなインノ・・・年三回のお祭りだな》
「二人とも何か言った?」
《《いいえ》》
「それと子供は抵抗するかもだけど絶っっっっっ対に傷つけたりしちゃダメだからね?」
《わかってますよ》
《つまりいつも通りですな》
「お願いね。私もすぐに行くから」
なのはちゃんはそう言って通信を切った
「はやてちゃん、フェイトちゃん、私も少し散歩してくるね」
「あんま無茶したらあかんでぇ~~~」
うちが言うとなのはちゃんは超特急で飛んでいった
「え、えええ!?止めないのはやて!?」
「触らぬ神に祟り無しや、好きにさせたげ」
「で、でも!・・・なのはは明日から・・・」
「だからや、ちょっとくらい好きにさせてあげぇや」
「・・・そうだね、少しくらいなら」
フェイトちゃんは少し笑ってなのはちゃんが飛んでいった方向を見た
「あんたらも別にかまへんやろ?」
うちは向かいのソファーに座っているレナとセラスに声をかける
「一向に構いません」
「晶ちゃんにも良い薬になるでしょう♪」
二人もちゃんとわかってくれているようだ
「そんじゃうちは部屋の片付けでもしてこよかな」
さっきの音からするとめちゃくちゃになってるやろうし
「あ、私も」
「では我らもお手伝いいたしましょう」
「そうですわね♪」
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「はぁ・・はぁ・・・・くそっ!まだ追っかけてきてるし!!」
現在俺はミッドの街中を爆走中である
「てか何で逃げてるのかもわかんないし!・・・はぁ・・・はぁ・・・・なんで怒ってるかなんてもっとわかんないし!!」
なのはママのサーチャーがずっと追いかけてきてる
「このままだったらいつか追いつかれてしまうし・・・郊外に出て一気に飛んで逃げるしかないか」
俺は街中を抜けて郊外に出るために何度か角を曲がる
そのまま少し走ると人通りが少なくなっていき街を出るための橋が見えてくる
「よし!ここを渡って一気に振り切る!」
そう口にした矢先にー
「こちらB班!目標を肉眼で捉えた!これより保護に移る!」
《HQ了解。油断しないでください、対象はSSS魔力保持者です。どんな手を使ってくるかわかりません》
「「「「「了解!」」」」」
・・・・・うっそだろ!?何で部隊まで出てきてるの!?
なのはママ怒りすぎ!!
捕まったらどんなお仕置きがまってるか検討もつきません!
「くそっ!とりあえず・・・・・Uターンしかないし!!!」
来た道を急いで戻る
「居たぞー!こっちだ!」
やば!道が封鎖されはじめてる!?
「おら〝アキ坊〟!おとなしく捕まってくれ!!」
「サンドロさん!?いーやーだー!!」
なのはママ・・・まじで部隊動かしてるし!!
「っ!?」
上から嫌な気配を感じて顔を上げる
「アキ坊!逃げても良いことなんかないぞ!」
「空戦部隊!?インノさんまで!?」
ホールディングネットが俺の上空から辺り一帯にかけて降ってくる
「ありえねぇから!俺一人捕まえるのに部隊動かすとかねぇよー!!」
ネットから逃げるために全力で脇道に駆ける
っ・・・・間に合うか!?
このままでは間に合わない・・・・一人草野球で鍛えた俺のスライディングなめんなぁぁぁぁぁぁ!!!
ズザザザァァ・・・・・
「・・・・なんとか間に合った・・・かな?」
ネットは俺からわずか数センチのところに落ちていた
「よし!こまま逃げ「おかえり晶♪」・・・た、ただいま・・・・なのはママ・・」
スライディングした数メートル先に・・・なのはママが居た
「あ、サンドロくん、インノくん、お疲れさま。ここから先は私がやっておくから部隊は引き揚げちゃって」
「はっ!それではこれで失礼します!」(アキ坊・・・骨は拾ってやるからな・・・だから)
「自分も失礼します!」(安心しろアキ坊・・線香の一本くらいはたててやる!・・・だから)
((頼むからなのは隊長の好きにさせてあげてくれ))
サンドロさんとインノさんが去り際に小声でそんなことを言ってきた
それに何か感じて俺は二人に聞こうとするが既に撤収するために飛んでいってしまった後だった
コツッ、コツッ、と足音を鳴らしてなのはママが近づいてくる気配がする
俺は後ろに向けていた顔を元に戻す
するとそこには先ほどまで数メートルは離れていたなのはママが既に手の届く距離まで来ていた
スライディングした格好のまま俺は近づいてくるなのはママを見上げるように見ている
なのはママからは何故か怒っている感じがしない・・・
その代わり・・・どことなく悲しい感じがした・・
なのはママが遠くに行ってしまう・・・そんな風にさえ感じてしまう
「・・・・晶・・」
「なのはママ・・どうしたの?・・・なんか今日はおかしいよ?」
「晶・・・肘が擦り剥けてる・・」
「え?」
あ、ほんとだ・・・さっき滑り込んだときにやっちゃったのか
それを確認して目をそらしている時だった
ぽふっ
「ほえ?」
柔らかくて良い匂いがする
何に包まれているかすぐるにわかる
「なのはママ?」
「・・・」
「なのはママ・・どこにも行かないで・・・」
ぎゅっと抱きしめ返す
「っ・・・晶」
何でそんなことを言ったのかはわからない
でも・・・そうでも言わないとどこかに行ってしまいそうな気がした
「すぐに帰ってくるからね・・・」
「いやだ」
「少しの辛抱だから・・」
「いやだ」
「ママを・・・困ら・・せ・・・・・ない・・で・・っ」
「いやだ!」
「・・・・晶っ!」
「ママを泣かせた奴のこと絶対に許さない!」
「ママを泣かせたのは晶だよ・・」
「なら俺は俺を絶対に許さないっ」
「・・・・バカ・・」
「バカでいいもん」
「そんなこと言われたら行けなくなっちゃうでしょ」
「行かなくていいもん」
「もうっ!晶は・・・」
「えへへ」
なのはママはぎゅっと力いっぱい・・・でも優しく俺を抱きしめてくれた
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まるで恋人のように抱き合う二人を通信モニターを通じて、うち、こと八神はやては見ている
《それで八神・・・わしに〝これ〟を見せてどうしようというのだ?》
別の通信モニターに写る老人が聞いてくる
「別に・・・なんとなくジッチャンにこれ見てほしかっただけや」
《抜かせっ・・・・お嬢の考えてることなんぞわかっておるわ》
老人はクツクツと笑いながら・・・しかし鋭い眼光を向けて続ける
《〝星〟の代わりになるような人物を用意できるのか?》
「・・・一人だけ」
一呼吸いれて答える
「ほぅ・・・・言ってみろ」
老人は白い顎鬚を触りながら聞く
「うちの右腕〝鋼鉄の処女〟を向かわせます」
《・・・》
老人は何も答えない
「この件に関しては〝星〟よりも遥かに頼りになるとおもいます」
《お嬢・・・貴様は家族の為に部下を売るつもりか》
老人の眼光が先ほどより鋭くなる
だがそれは・・・老人の放った言葉はうちに火を点ける
「あんまりふざけたこと言いなやジッチャン・・・家族の為に家族を売るどあほうが居るか?」
うちは今この場に老人が居れば間違いなく殴っていたろう
それほどにムカツク一言だった
《・・・謝罪しよう》
「ごめんジッチャン・・・うちも熱ぅなってるみたいや・・」
《構わんよ。それより本当に良いのだな?》
その問いに対して腹の底から捻り出すように
「良いかと聞かれたら悪いにきまってる・・・でも〝今は〟これが精一杯なんや・・」
答えた
《・・・・・》
「・・・・・」
しばらく沈黙が支配する
沈黙を破ったのは老人の方からだった
《お嬢達にはすまんかったと皆思っておる・・・・だがこれは失敗するわけにはいかんのだ・・》
「・・・わかってるよ・・この作戦に星間戦争の有無がかかってることくらい」
現在、管理局は管理世界19【ガルーデ】と一触即発状態にある
この状況を打開すべく和平の使者として誰かを送らねばならない
そしてそれに白羽の矢が立ったのがなのはちゃんやった
和平の使者と言えば聞こえが良いが・・・実のところ脅迫しにいくようなものだった
ガルーデは軍事国家だが、その技術は地球のよりも遥かに古い
もし戦争になってしまえば・・・いや、もはや戦争とは呼べないものになってしまうだろう
本局の本隊が動いてしまえば一ヶ月ほどで制圧してしまうことになるのは火を見るより明らかだった
だから使者を送り〝あなた達は私達に勝てません。だから武器を下ろしてください〟と言いに行くようなものだ
ただし・・・使者は無事に帰ってこれる保障などどこにもない
当たり前だ。一触即発状態の国に使者を送るなど普通はしない
しかも圧倒的に有利な側が不利にな側に送るなど・・・向こうからすれば馬鹿にしている以外何者でもない
だからこそ腕利きで頭の回る人材が必要だった
・・・・もしものときに逃げれるように・・少しでも生還率を上げるために・・・
《この件の人選に関してはお嬢・・・・お前に任せよう》
「ありがとうなジッチャン」
《礼なんぞ言わんでくれ・・・・恨まれこそすれ礼を言われるような立派な人間ではない》
老人は、ふっ、と柔らかい笑みを最後に通信を切った
それを確認してうちはもう一つの通信を開ける
「ティアナ・・・・聞いてたな」
《はい》
「この件、あんたに全て任せる」
《了解です》
「・・・・・」
《・・・准将?》
「・・・ほんまにええねんな?」
《私の望んだことです》
「今ならまだ引き返せるで?」
《無理ですよ・・・もう決めちゃいましたし》
「・・・ほうか・・」
《ええ》
「ティアナ」
《なんですか?》
「ほんまに・・・ほん・・・ま・・・に・・・・・ごめ《ねぇ准将》・・・」
「・・・・・なん・・や・・・?・・」
《あの子は・・・晶は笑ってます?》
「知ら・・ん・・・わ・・・・自分で・・・見てみぃ・・」
うちは目から出るそれのせいでまったくというほど何も見えなかった
けどティアナのそれに応えるべく通信ウィンドウをなのはちゃんと晶が映っているほうへ向ける
《そっか。晶が笑ってくれてるならそれでいいです》
「・・・・っ」
《それじゃ明日から忙しくなりそうなんで私はそろそろ寝ます》
「ティアナ・・・」
《はい?》
「絶対に・・・帰ってきぃや・・」
《当たり前じゃないですか》
ティアナは当然とばかりに笑いながら言ってのける
「嘘ついたら許さへんで・・・っ!」
《はいはい。ちゃんと帰ってきますよ》
「帰ってこんかったらシバクからな!?」
《帰ってきてないのにどうやってシバクんですか!?》
「ええから約束しぃ!」
《約束しますよ・・・・絶対に帰ってきて准将の狸顔シバクために》
「なんでうちやねん!」
《なんとなく?》
「なんとなくで上司をシバクんかい!?」
そんな感じで言い合っていると
《ふふっ》
ティアナが笑う
「・・・ぷっ・・あっははは」
それにつられてうちも笑う
だけどそれも長くは続かない
《それじゃ・・行ってきます》
「気ぃつけてな」
お互いそう言って通信を切った
うちは天井を仰ぐように椅子に体重を預ける
そして目を閉じてうちは祈る
----------なぁ神さんがほんまに居るんやったらお願いや・・・うちの腕の一本や二本あげるさかいに・・うちの子の・・・晶の為に命を張ってくれてるあの子を頼むさかいに見ててやってな----------