※当然ですが、この後書きは全ての話のネタバレを含みます。
※本作品を読了後に見る事をお勧めします。
※また作者の独り言の性質が強いので、作品の余韻に浸りたい方も読まれない方が良いと思います。
まず始めに、沢山の方の閲覧と感想、有難う御座いました。
PV数も5万を越えて、感想も40名を越える方から頂けました事、とても嬉しく思っております。
イザヤ様、しにに様、3様、コハナ様、くぁwせ様、
ユイ様、リョウ様、Kou様、マルム様、ぬこ様、
混沌様、気になる樹様、五月病様、慎様、Tanuki様、
モリケン様、マチ様、な!様、柘榴様、bla様、
うぃる様、瓶様、ひめり様、夜の砂様、みゃま様、
melf様、koyama様、ヒーヌ様、ジルヴァ様、めそ様、
かっぱっぱー様、禍様、ate様、山椒魚様、こぶ茶様、
エッジ様、lulu様、ぴっく様、しんおう様、str様、
20円均一様、いささかさん様、XXX様、SNMAGN様、st.knell様
良い国作れず鎌倉幕府様、鈴藤さりま様、流れ人様
以上初出順では御座いますが、沢山の方の感想を頂けまして有難う御座いました。
それぞれの方への個別返信と成ったのが[32](感想対象としては[30])からでした。
それ以前となるモリケン様から前の一部の方への返信が無かった事をお詫びします。
正直個別返信をしていては感想が長くなり冗長かな、と思ったのです。
ですが自分が感想を頂いて嬉しい様に、感想を下さる方もそれに返信が有れば嬉しいだろう事を後に成って気付きました。
無精者で申し訳有りませんでした。
誤字・脱字報告、とても助かりました。自分で読み返していても気付かないものが多い事に吃驚しました。
裏読み・先読みをして頂いた方、とても楽しく見させて頂いておりました。
中には言い当てられてしまったものもありましたが、それも楽しかったです。
それに様々な作品への解釈は作者自身も思わなかった部分も有り、作品の後半に影響したご指摘も有りました。
文章に対するお褒めの言葉も有難う御座いました。
本人としては小説を書く事からして初めてだったので、大変励みになりました。
一部の方は原作を買って頂けたとかで、1ファンとして非常に嬉しく思っております。
PV数が全てでは無いとは思いますが、それでも沢山の方に読んで頂きまして有難う御座いました。
これにて本作品は終了と成ります。
後するとしても台本形式の座談会くらいでしょうか。
蛇足なので必要無さそうですが、要望が有れば書いて見ます。
これ以下更に独り言風味が増しているので、嫌いな方はお戻り下さいませ。
『書き始めた切っ掛け』無事?終了致しました、この話。
最初に遊び半分でExcelにプロットを立て始めたのは9月21日、発売から丁度1月経った時です。
切っ掛けは簡単な事で、BBSなどで話の有った「最大何名が生存可能か?」からでした。
私が見た中で一番多いのは10名でした。
これは「外れた首輪が作動しない」事を前提にしたものだったので、無難な数です。
もしこれが可能なら11名に成るだけです。但し生き残れる番号が変わりますが。
10番の解除条件もJとQを対象外とする様に見せ掛ける事で、10番に安心感を与える為の可能性も有りました。
後で外れた首輪が作動しない事を知った10番は、それ以上他者に外させ無い様に、外れる前に作動させようとする。
数名が外れているので数は減り、余計に血みどろの争いに発展する。
そういった「組織」の思惑が無いとも言えませんでした。
今作品では「外れた首輪も作動する」にしましたが、これは公式見解では有りませんので御注意下さい。
10番が解決すれば、残りはA、3番、9番の3つです。
この内原作では9番は作動しても死にません。
残りはAと3番。
そしてAは3番にQを持たせて殺せば解決です。
結果3番の長沢が死んだ後に生き返れば皆がハッピーですっ!
と成りまして、この作品の核と成ったのでした。
『製作過程について』最初のプロットは今考えれば酷いものでした。
主人公は日本刀とアサルトライフル果てはスナイパーライフルを駆使し、撃てば百発百中、斬れば様々なものを一刀両断すると言う化け物でした。
話の流れも誰の助けも要らず全員を自らは無傷で救出して、傷を受けるのは御剣からの死亡用の一撃だけと言う有様。
正に俺様ヒーローでした。
このプロットが第二版に成ったのは10月末でしたが、化け物振りは変わらないまま進行過程と意外性を追加しました。
Ep1準拠だったのをEp4にして、登場人物の改変と解除条件の変更です。
ただ意外性を追加しても主人公が化け物ですから、全く緊張感がありません。
文を起こしてみようとしても、文才が無い為中々進みませんでした。
それでも第6話くらいまで書いていたのですが、やはりしっくり来ないので11月頭くらいにプロットを再度見直しました。
これが第三版であり、現在の基礎と成っています。
主人公は大幅に弱く成りましたし、構成もかなり変更されました。
1階で落ちて来るのも優希1人から渚が追加され、途中で文香にも会う事に成りました。
5階で会う2人も高山と文香から高山と麗佳に変更。
そしてその後彼等と別れる筈が、同行する様に成りました。
かりんの首輪も4階(3階では無かった)で他の者達に会った時もスルーされていました。
最終的にJOKERが確認出来た御剣達との合流時に外れる筈だったのが、高山が合流している所為で改訂版ではかなり前倒しに成りました。
9話ラスト付近まではこの第三版プロットと成っています。
更に感想でも明言しましたが、この第三版を11月末で一度執筆完了していました。
ただこの週頭に挿入話を書き始めたのと、感想を頂いて行く中で自分自身で納得行かないものが有った事に気付きました。
第三版では結局原作と同じで文香に流されて「エース」の思惑通りに色条良輔を捕縛する為に優希を確保し続ける。
そんな流れだったのです。
全体の流れよりもまず全員生存有りきだった為でした。
しかし挿入話で「組織」側や他のプレイヤーの話を書いていく内に、これで良いのかと思い直しまして。
第四版への後半大改訂に踏み切ったのです。
この時の落とし処は何処にするのかが一番問題でした。
何度も第10話を書き直している時に、手塚が回収部隊を拘束する時の描写不足で追加していた時です。
やっとジャマーマシンと通信機に気付きました。
そして「組織」との交渉が選択肢に入りました。
プロットを建て直し、今の形まで試行錯誤しながら組み立てて行ったのです。
本来第Q話のラスト付近に置いていた姫萩がPDAを破壊するシーンも大分前倒しに成りました。
6階で1度落ちて手塚と合流し、再度皆と合流して文香が真相を話した時にPDAを破壊され、そして強襲部隊との最終決戦に出掛ける。
こんな話だったのが無理が有る感じがしていたので、丁度良く収まる様に各シーンを調整し直しました。
そして「組織」側に成った事で途中無理に御剣達と合流する必要性が無くなり、話がスムーズに成ったのです。
その際に原作未登場の者達をどうするかを考えました。
出来れば出して上げたいが、出番は無いだろう。
それでも出してみようとやってみた所、本作品ではあの様に成りました。
また第K話での本編唯一の他者視点ですが、候補は他にも居ました。
高山、麗佳、文香、御剣が候補に挙がっていましたが、どれもインパクトが足りません。
その点、渚の視点はどう考えても他者を圧倒して都合が良かったのです。
以下の事柄は主人公が認識出来ない裏側の話と成ります。
彼は元の世界では完全に死んでますから、元の世界に帰りたくても帰る事が出来ません。
肉体ごとの世界移動ではなく魂の移動後の再構成(物質)化と成っています。
最初からこの様な設定だった為、彼がこの世界で死んだ場合はこの世界に死体が残ります。
だから必要最低限の服(これも再構成されてます)以外、持っていた筈の財布や携帯電話などが最初から無いのです。
単なる肉体転移なら、ポケットの中のものも一緒に移動しますから。
後付と言われても仕方の無い事ですが、以上の様に成ってますので戻れません。
更に裏の話。先輩は殺人罪、教授は殺人幇助罪で逮捕されております。
『エピローグについて』この形は最初のプロットから決まっていましたが、主人公の名前とは全く関係ありませんし気付いてもいませんでした。
エピローグを11月末に書いていてこれに気付いたので、本文内容を名前に掛けてみただけで御座います。
またプロット改訂時に他の形のエピローグも候補に挙げていました。
1.麗佳の家でお茶(コーヒー)会。
2.主人公が各地の元参加者(GONZO☆含む)をストーカー気味に、その後を解説。
3.やっぱり夢だった。
どれもしっくり来なかったのです。
特に2番は書くと1話では終わらなさそうです。
結局最初のプロット通りのものと成りましたが、改訂した事で各人物の立ち位置が変わったのでそれに少し悩んだくらいでしょうか。
最後、主人公のその後が無いですし彼の戸籍についても説明をしていませんが、それは読者の想像にお任せします。
『執筆を終えて』完結をする事が出来てホッと一安心です。
後はもし誤字報告などがあったら直すだけです。
修正だけで上がってしまう仕様なのは恥ずかしい限りですが、出来るだけ直していく様に致します。
思えば本格的に公開すると決めたのが約1月半前の11月15日であり、此処まで頑張って書き続けて来ました。
描写不足の場面も有りましたが、一仕事終えられた事は私自身感無量で御座います。
内容に関しては物申したい方も居られるとは思います。
主人公マンセー物と見られる方も居られるかも知れませんが、それもある意味では合っています。
ですが、主人公が全てを救ったなどと思っては居ません。それは作品内の主人公も思っています。
彼が居ない所で、そして居る所でも、登場人物は殺し合いを行なう事は有り得ました。
実際に男性半分は殺すつもりで攻撃していましたし、命に係わる重傷を負った方や、死んだ方も居ます。
腕が吹き飛んだ事もそうですが、「エース」の各拠点襲撃の際には沢山の死傷者が出たでしょう。
それでも館内では皆で生きて返ろうと一人一人(一部違うが)が頑張って為した成果です。
最終的には温い話に成ったとは思いますが、これも1つの終わり方であります。
また別のストーリーやエンディングは原作をお読みに成るか、又は他の二次創作をお待ち下さい。
私も他のこの題材を扱った作品を読んで見たいですし、誰か書きませんか?
『最後に』長いのか短いのか判らない長さですが、この辺で締めさせて頂きます。
もし、万が一、また何か書く事が有りましたら、その時はまた宜しく御願いします。
御読み頂きました皆様、更には感想まで残して下さいました方々。
そしてこの作品を世に出して下さった同人サークルFLAT様。
またコンシューマに移植して出されたイエティ/レジスタ様。
これらに係わられたスタッフの方々の全てに、感謝致します。
最後にこの場を提供下さいました管理人・舞様に厚く御礼申し上げます。
それでは皆様、御愛読有難う御座いました。
2008年12月24日夜 全話掲載終了